2023年12月26日火曜日

タクティクスオウガ リボーン

  ストラテジーRPG「タクティクスオウガ リボーン」をクリアした。
 オリジナルはスーパーファミコンで発売されていたもので、何度目かのリメイク作品。兄弟作である「ファイナルファンタジータクティクス」をクリアしたことがあり、その頃から遊ぼうと思いながら未プレイだった。

 初プレイ時、難易度が高いなと思いつつ第三章まで進んだが挫折。彼システム上のレベルキャップだったり、ヒールの弱さ、攻撃力の低さに愕然。彼我の戦力差に投げ出す。ストーリーも思っていたほどハマれず。
 しかし投げ出してしまうには惜しいし、と思って攻略方法を調べると、ドラゴンやグリフォンを使ったプレイが強いという。試しに第二章へ戻して数体のモンスターをゲット。HPの高いこれらを盾代わりに進めると思っていた以上にサクサク進む。
 残念なのは出撃定数が決まっている中で、半分くらいがドラゴン・グリフォン枠となってしまうため、結果残りの枠に主人公と定番キャラが入るという風になってしまい、チーム編成の自由度がかなり減ってしまった。
 またボス級キャラはあらかじめバフが掛かっており、一撃で瀕死級のダメージを与えてくるだけでなく、それが範囲魔法だとエリアダメージと複数人が対象となり、一瞬にして全滅必至の攻撃となることしばしば。この辺かなり大味というかストレスのたまるシステム。これくらい下駄を履かせなければAIと人間では太刀打ちできないためか。

 最後の戦いは初見殺しのオンパレード。偵察不可、敵は自分の分身、途中で急に復活禁止とかいう反則だらけ。HPを削られると当然のように第二形態に移行。大打撃の魔法連打、テレポートによる移動であっち行ったりこっちへ行ったり。当然のようにHPはけた違いと、やる気をそがれる展開。
 さすがに心折れてやり直そうと思ったものの、このままAIに任せて放置したらどうなるのだろうと思ったら意外な善戦。HPを半分以上削るという奮戦ぶりにやる気復活。三名の犠牲者を出しつつ倒すことができた。
 しかし理不尽な敵の攻撃とステータスにゲームとしてはどうでもよくなっていたので、感動するはずのエンディングもまったく感慨を覚えなかった。
 というか感情起伏の激しすぎる主人公にはついていけないし、わがまま言い放題のヒロインに全く魅力を感ぜず。義理とは言え姉弟の愛情関係ってのが気持ち悪くて吐き気がしてしまった。
 他にも聖騎士ランスロットの結末なんかも道中はしょり過ぎで別に何の世話にもなっていないイメージだったし、序盤の主人公=英雄から落ちていく様についても同様。もう少し英雄らしいエピソードで持ち上げておいてからの転落ならまあ。友人の変節については何の救いもなかったが、そこはあっさりとして良かったな。

 やり込み要素が解放され、さらに遊べるようになったが、ストーリー含めてまったく興味なし。二度とやらん。

2023年12月7日木曜日

Kindleを買った

 前々からKindleが欲しかったのだが、同じAmazon商品でもFire Stickやタブレット、アレクサなどに比べて元値が高くセール時の割引も渋い。なのでスマホでも読めるし、タブレットもあるし・・・と自分に言い聞かせてきたのだが、ここ数日の療養生活を機に購入を決めた。

 Kindleにはいくつか種類があるが、一番小型のいわゆる「Kindle」と容量とサイズが大きくなった「Paperwhite」とで悩む。スタンダードなKindleは小型軽量な利便性の高さが魅力で、Paperwhiteは漫画を読むのに適している。
 今回Kindleの購入動機はこれを機会に活字に触れ合いたいということもあり、であればシンプルなスタンダード版がベストチョイスか。

 届いたKindleは思っていた以上に小さく、薄く、軽かった。確かにこれならいつでもどこでも持ち運んで文庫本のように読書体験ができる。文章の表示に特化したシンプルなモノクロディスプレイも柔らかな光源が優しく読みやすい。

 しかし動作がかなり緩慢で癖があり、慣れるまではかなり使くかった。またむき出しのままだと画面に傷がついたり、電源が勝手に入ったりしそうなので、別途手帳型のケースを追加購入した。

 どこにでも持ち運べることで、本を読むハードルが下がったのは予想以上に大きく、それまでなかなか読み進められなかったKindle Unlimitedの無料小説を、一冊また一冊と読破しつつある。Fire HD 10に比べて画面が眩しくなく、その軽さから色んな体勢で読んでも疲れないのも利点。さすが電子書籍に特化しているだけはある。なかなかいい買い物が出来た。

2023年12月5日火曜日

ナポレオン

  リドリー・スコットの新作「ナポレオン」を観て来た。北野武による日本史「首」とリドリーの世界史「ナポレオン」ということで、今冬の新作映画としては期待していた一作。
 ナポレオンとジョゼフィーヌの恋愛を主なテーマに、有名な戦いでつなぎながらその一生を語るもの。2時間30分超えの超大作なれど、ナポレオンの一生を語るには尺が足りないか、駆け足で進んでいく。


 世紀の英雄「ナポレオン」。その業績は実はあまりよく知らない。フランス革命の時代に頭角を現し、皇帝に上りつめるもロシア遠征の失敗で失脚したというくらい。その程度の知識しかない自分にとってはわかりやすく生涯が理解できて良かった。偉人伝を読んだ気分。
 上映時間の関係上ストーリーの展開が早いのに加え、ナポレオンが終始しかめっ面なので、その本心を慮ったり感情移入したりできず。そのためジョゼフィーヌとの愛憎劇も心に響かなかった。

 大群による戦闘シーンは大迫力だが、「ザ・ロード・オブ・ザ・リング」以降、こうした映像にどうせ CG だしと冷めた目線でしか観れなくなって残念。素直にすごいと感動できない。兵士を鼓舞するシーンなんてまんま「王の帰還」。これが欧州の戦いにおけるスタンダードなのだろうけど。
 壮大な高原で天候が様変わりする中行われる大合戦。その美しい描写はリドリー映画の真骨頂に感じた。

2023年12月4日月曜日

Honda Racing Thanks Day 2023

  脚のリハビリを兼ねて久しぶりにバイクで遠出。調べれば丁度「Honda Racing Thanks Day」開催。茂木は遠いが丁度良い機会。
 開場は8:00。茂木までは3時間以上掛かることを考えると、4:30くらいに出発しなければならないが、なかなか起きることが出来ず結局出発は5:30頃になってしまった。それでもあたりは真っ暗で寒い。ここ一か月家のなかで安静にしていたから、季節がこれほど進んでいることに気が付かなかった。

 給油後、小田厚に乗って出発。圏央道から東北道経由で茂木を目指す。ゴリラナビは地図が古く首都高経由を提案してくるが、Googleによればこちらのが早いらしい。
 前日CTX700のステップを交換。乗車姿勢はかなり楽に自由になった。これでリアブレーキが左手にあれば完全にスクーター。これならいくらでも走れるな、とも思ったが何しろ寒い。6:30頃日の出。日が射せば暖かくなるかと思ったが、逆に冷え込みが増した。霜が蒸発するため周りの熱を奪っているのだろう。耐え切れず狭山PAへピットイン。
 7:00前だったので売店は開いておらず。しかたなく休憩スペースでホットコーヒーを飲むがまったく体が温まってこない。そばで談笑していたコルベット乗りの人たちが「売店は7:00に開く」なんてことを言っていたので待つことにした。
 お店が開いてカップ麺でもすすろうかと思ったが、せっかくなので食堂で蕎麦を食べることにした。狭山といえばお茶が有名なので茶蕎麦にし、ついでに秩父B級グルメのワラジカツをあわせた。朝から豪勢。だいぶ温まってきたので出発する。

 圏央道久喜JCTで東北道へ。今日は事故・渋滞もなく順調。栃木都賀JCTで北関東道に乗り換え真岡ICで高速から降りた。この辺で出発時給油したばかりのメモリが点滅。リザーブが3リットルほどあることを考えればまだまだ余裕だが、250kmくらいで点滅し始めるのは精神衛生上よくないな。現地到着してから給油所をさがすのも嫌なので再び給油。
 モビリティリゾート茂木到着は10時前となった。244kmを4時間以上も掛かった計算。

 南ゲートは満車となっており北ゲートへ誘導される。前回もそうだった記憶が。北ゲートがどこだかわからぬまま道なりに進むと誘導員がいた。しばらくパトカーが後ろを走っていて嫌な感じ。二輪の駐車場はエントランス近くがまだ空いていたので、去年のように延々歩かされることもなく良かった。・・・つーか、園内巡回無料バスが出てたのね。
 入ってすぐのチケットショップで前売りで買えなかった指定席を購入。去年は座る場所を確保できずウロウロしたし。

 中央エントランスにはすでに人が集まっていて、売店が立ち並んでいる。去年はホンダの帽子が欲しいなんて思ったが今年は特に欲しいものなし。めぼしいものがあればとも思ったが、売店をのぞくとやはりブランドグッズは高いものだらけ。購買意欲をなくす。
 辺りを見回すが今年は寒さからかお客さんが減った感じ。あるいは初めて来たときは2019年とコロナ前だったからか。
 受付そばにチャンピオンマシンとなったレッドブルF1が置かれていた。過去のF1カーと比べてヌメッとした外観で空力への考え方とそれを実現できる製作能力の進化が見て取れる。ドライバーとコンストラクターのダブルチャンピオン!と言っても、「ホンダ」の名はなく虚しい。

 昨年は Fit RS や Civic のあった場所に N-BOX とアコードが展示されていた。
 アコードは国内で販売される数少ないセダンということもあり、セダン好きな自分にも興味深かったが、内外装を見る限りやはりカムリクラス。高級車には一歩及ばないというか、そういう作りをしていない。ホンダにとってはフラッグシップかもしれないが、500万円では高すぎる。
 N-BOXにはやはり興味を持てず。広い広いといっても車幅は狭い。シートも厚みが足りないから重厚感がない。広さを重視した結果ペラペラな車体もどうなんだろう。軽自動車を買うとしても人気のトールタイプは買わないだろうね。んでアルトとかN-Oneなどは狭いから使いにくいとなって結局満足できなくなるだろう。そう考えるとなんでFitが売れないのか理解できない。世間が正しいのか俺が異端なのか?
 他にN-WGNが流行りの車中泊モードを紹介。確かにフラットスペースが用意でき、ここで寝ることが出来れば旅も快適だろうし宿泊代も浮くだろう。しかし車の旅は快適すぎて面白くないからな、なんて独り言つ。辛いことがあっての旅。いやわざわざ辛いことをするといのも本末転倒してないか?なんて自問自答してみたり。

 プログラムを見ると、現在開催中のストレート解放が間もなく終わってしまう。サーキット内を歩けるのはあまりない機会なので、痛む脚を労わりながら長い階段を下りてストレートへ。オーロラビジョンでは別ブースで行われている四輪ドライバーや二輪レーサーによるカートレースが実況されていた。
 コースのゴール地点ではデモンストレーションを行っている車両へのスタート合図、いわゆる「ピッ、ピッ、ピッ、ピーーン!」と繰り返していてムネアツ。サーキットに来たんだなぁと実感しつつストレート上に置かれたCBR1000RRRなどを見ていると、カートレースではフェルスタッペンの優勝で幕を閉じ、次のイベントのためストレート解放もお開きとなった。

 お昼を買いこんで、後は指定席でのんびりイベント観戦することに。再び苦労して階段を上がり、エントランスの物販ブースへ。お昼時ということもありどこも行列を成しているものの、それほどでもないように感じる。やっぱり動員が減ってるのか。
 穴場のカレー屋を発見。カツカレーと飲み物を買い込んで指定席へ。オールカテゴリーデモンストレーションランと題して、MotoGPやF1、その他グループの二輪&四輪がデモ走行を実施。その後スーパーフォーミュラの各マシンが6週程度のミニレースを行った。
 デモ走行にて現役インディカーにはスクリーンがついていることを知る。フォーミュラカーとプロトタイプカーのあいの子みたいだった。またデモの途中で現役ドライバー&ライダーが二階建てバスにのって手を振るパレードランが行われ、近くを通ったフェルスタッペンにはチャンピオンのオーラを感じた。

 いったんプログラムが終わり1時間ほどした14:30からの再開。この後どうしようかと考えていたら来るときの寒さが思い浮かび、この辺でおさらばと会場を去ることに。
 せっかくなので行と別コースである常磐道~首都高経由で帰ろうとしたが、三郷あたりで渋滞発生。GoogleによればつくばJCTで圏央道経由にした方が30分早いと言われ変更した。家に帰るころにはすっかり日も暮れ寒かった。もう完全に冬だね。
 ノンストップで帰ったので3時間30分ほどで帰宅。帰りは300kmほどの道中となり、大磯あたりで給油ランプが点滅しはじめたが、残りは20kmほど。精神的には気もそぞろなれどそのまま自宅直行した。燃料タンクの容量がもう少し多ければいいのだが。
 また3時間以上の長旅をノンストップで帰れるくらい乗車姿勢は楽になった模様。そう考えるとステップ変更は良かったか。
 一年ぶりのサンクスデイだったが、やっぱり茂木は遠い。次に来るときは周辺のツーリングも計画してから来ようと思った。

 本日の総走行距離540km。ほぼ高速移動だったので走った感は薄いなぁ。

CTX700 ステップボード取付け

  CTX700に初乗りした瞬間感じたことは「ステップが遠い」ということだった。
 ただでさえ慣れないフォワードコントロールに加え、身長170cmの自分には若干遠めのステップ位置に感じた。
 またバー状のステップなので足を置く位置も限定されることから、乗車姿勢が楽なはずのクルーザーなれど、下半身はほぼ定位置を余儀なくされてしまう。
 ホンダの新世代クルーザーとして開発された先輩格の「DN01」と後輩にあたる「NM4」はどちらもフロアボードを採用。スクーター的に足を降ろすことが出来る。また現在絶好調販売中の「レブル」はミッドコントロールとなっており、一般的なネイキッドなどのバイクと似たようなポジションだ。
 CTX700もミッドコントロールであればニーグリップもしやすいし、乗りやすかったろうにと残念な部分である。

 そう言いつつ蔵王や高山などロングツーリングをした結果、まあこのままでも乗れないことはない。しかしハーレーなどのアメリカンバイクで良く見る「ステップボード」に取り替えたらどうだろうか?と思った。
 ステップを取り換えるだけなので難易度も低そうだし、amazonでパーツを検索したところ激安ステップがいくつか見つかった。だいたい5千円~1万円という感じ。Youtubeにもカスタム動画が上げられていたので参考にしながらステップを取り換えてみた。

 今回購入したのは「ブルース&シャーク」というメーカーのステップ。鷲をデザインしたようなカバーはダサいが安いので我慢する。
 既存のステップはボルトが10mm径だったのに対し、こちらの留め具は6mmとなっていたためスペーサーと別途ボルトを購入して径を合わせた。また角度を調整後ネジで止めて固定するようになっているが、噛み合わせの部分が弱く締め付けても動いてしまう。調整できなくなるが力の掛かる部分でもあり、パテで固定することにした。

 取り換えた結果、既存に比べ足を置く位置が自由になった。ただしブレーキペダルとの関係上あまり変な位置に置いておくととっさの動作が出来なくて焦る。それでも高速道路などの巡行時はペダルの後端に足を置いておくと楽な姿勢を取れる。
 取付位置の関係上、ボードがこれまでと比べて若干上に付いた為、すねの部分がクランクカバーに当たっていたのが干渉しなくなったのは嬉しい誤算。この位置にクランクケースが飛び出しているのはDCTの設計ミスだと思っていたが、これで違和感なく乗れる。
 残念なのはブレーキペダルとの兼ね合いでボードを水平に設置せざるを得ず、足を乗せる際に若干違和感がある。これがスクーターのように斜めに配置できれば足も乗せやすい形状となるが、ブレーキペダルの動作範囲を取れなくなってしまう。ここは後付けカスタムなので致し方ないか。
 また関連として足でのホールドがし難くなった。前述の取付形状からステップを力強く踏ん張ることが出来ないのが原因。これはニーグリップのできないクルーザー独特の乗り方を覚えるなど何か対応が必要かもしれない。

2023年12月2日土曜日

ゼノブレイド3

  発売して一年半ほどたつが、やっとゼノブレイド3をクリアした。いろいろ考察の行われる奥深いゲームで、熱烈なファンにとっては謎ときや明かされない伏線などでやきもきしているようだが、一介のゲーマー程度には面白かったなぁで終わった感じ。

 発売後すぐに手をつけなかったのは同シリーズがとっつきにくいシステムをしているため。始まってすぐはストーリーや新しいシステムを半ば強引に覚えさせられる。特にストーリーはムービーで説明されるためゲームをやっている感はない。

 これも登場人物への思い入れやストーリーへの理解が深まってくると気にならないのだが、序盤は拒絶感が先に立ってしまい、なかなか進めることが出来なかった。特に今作の主人公パーティは6名という大所帯。そこへヒーロークエストの新キャラがどんどん加わり、話がどんどん広がっていく第三話までは進めるのが苦痛だった。
 またゲームシステムもひとつ覚えたら次、また次と矢継ぎ早に新しいルールが提示され、落ち着くことも出来ない。過去作に比べ分かりやすいシステムだが、アクセサリー、ジェム、アーツなど覚えさせらるものが多すぎる。
 恒例の多すぎるアイテムと使いにくいソート。能力毎の並べ替えができないから「防御〇〇%向上」というアイテムの性能が低いから売りたくてもバラバラでどれだかわからないという始末。最後は思い切って能力アップのアイテムを自動的に売却してしまった。

 しかしこれはすべて「ゼノブレイド」シリーズ共通の問題。つまり問題はなんら解決されることなく今作が出来上がっているということ。要するにこうした問題を帳消しできるくらい中盤以降の盛り上がりが面白いのだ。
 前作「ゼノブレイド2」が「同1」とまったく異なる世界だったことに少し残念だったが、今作は「1」「2」を結びつけるストーリーとなっており、三部作としてうまくまとまった。神を殺す、少年の出会いと挫折と成長といった過去作のテーマを引き継ぎつつ、今作は「思いはつながり引き継がれていく」「たとえ成功と呼べずとも達成できれば満足」というもの。他からの評価、承認を求めず、自らが満足できればそれで良いという、少し後ろ向きにも感じるが幼児的万能感からの脱却を感じた。
 Youtubeでの考察でこのテーマをニーチェの超人指向であると看過しているのはうならせるものがあり、惹かれる由縁かと納得。

 「1」のメリア(シュルク)、「2」のニア(レックス)が登場して二つの世界が重なり合うというストーリーだけで個人的には十分。ノアとは何だったのかとかトリニティプロセッサーとは?というコアな部分はマニアの解説を読んでへぇと言うくらい。このくらいのゆるいファンには十分面白かったな。

2023年11月23日木曜日

 今日、車の修理と歯医者を終えた後、微妙に時間が残った。そこで本日から上映となった北野武の最新作「首」を観ることにした。
 TOHOシネマズ、コロナワールドとも大スクリーンのフロアは他映画に抑えられてしまっていたものの、複数のスクリーンをあてがわれ、観客動員を増やそうと努力しているようだった。
 残念ながら予約時に埋まっている席が初日、祭日にしては少なめで、前回の「ゴジラ-1.0」と比べるとさみしく感じた。

 「首」は戦国期の本能寺の変頃を題材としている。明智光秀の謀反によって天下統一目前だった信長が討たれるという日本史きってのミステリー。人と違った独特の切り口を持つ北野武が原案・脚本を務め、どういった料理になるのか興味深かった。
 また本映画が発表された当時から北野映画でヒットしたやくざ映画「アウトレイジ」の戦国版といった紹介がなされていた。血なまぐさい暴力表現と血で血を争う抗争が繰り広げられることなどが理由だ。
 自分は「アウトレイジ」を一度しか見たことがなく、面白さもあまりわからなかったので、暴力的な刺激については興味を惹かれなかった。

 物語は史実3割、空想7割くらいの感じで進む。時代考証はきちんとしていたし、登場人物も理にかなった配役となっていて違和感は少ない。ビートたけしの秀吉が浮いていたが、これは動員の都合など諸事情から仕方なかったか。
 荒木村重の謀反というニッチな物語をきっかけに、「本能寺の変=家康暗殺」説をとるのは面白い。ただしその動機が跡目問題(家臣に継がせると思ったが、実子に継がせることにした)や「男色のもつれ」となっており、これはちょっと弱かったか。
 当時は衆道が一般的で信長と前田利家、武田信玄と高坂昌信など有名な故事もある。しかし正面切って取り上げた映画は記憶がなく、センセーショナルである。ただし惚れた腫れたを原因として謀反する、謀反人を匿うというのは突飛な気がしてはまれなかった。

 息抜き的にギャグシーンがちりばめられ、いわゆるビートたけしのドタバタ的ギャグなのだが個人的には大好きで笑えた。客観的には臭すぎてシラケるのだろうな。
 またバイク事故以降のたけしは活舌が悪くてセリフは聞き取りにくいし、年齢的な問題をクリアすることもできず残念。集客の目玉として外せないキャスティングだったのだと思うが、他の誰かを配役することはできなかったか。この映画で一番つっ込まれるだろう。
 さてどうやって物語を終わらすのかと思っていたが、首実検の件に映画のタイトルを絡めた痛快なオチとなっていて面白かった。主演の北野武が秀吉を演じているがあくまで傍観者に徹し、天下獲り物語になっていないのも良かった。

2023年11月17日金曜日

外付けCD/DVDドライブ

  谷山浩子のデビュー50周年イヤー記念CDが発売されていたので amazon にて購入。いつものようにPCへ取り込もうとした所、はたと困った。先日買い替えたミニPCには光学ドライブがついていないからだ。

 問題解決にはいくつか方法があり、
 ① 使っていないWindowsPCを引っ張り出してきて取り込みを行う
 ② 快活クラブなどのネットカフェへ行き、取り込みを行う
 どちらも取り込み後のデーターはUSBメモリなどで以降すれば良い。と考えたが、今後も同様に取り込みが必要になった場合や、DVDメディアなどを取り扱いたいと思った際、やはり光学ドライブがないといのは不便。そこで、
 ③ 外付けドライブを購入して取り込みを行う
という、第三の選択肢を選んだ。

 30年近く前、まだDVDドライブが存在しない頃、マッキントッシュ用に外付けCD-Rドライブを買った記憶がある。おぼろげな記憶では3万円くらいだったか。マッキントッシュはカラークラシックIIだったので対応ソフトはあまりリリースされず、ほとんど役に立たなかった。
 ちなみに現在いくらくらいなのだろう?と amazon にて調べると思いのほか安かった。
 普通のBlu-rayドライブが6千円くらい。UHD対応ドライブでも1万円ちょい。まあUHD対応はいらないから普通のBlu-rayドライブを買おうかと思ったが、ちょっと待て。このPCでBlu-rayソフトを使用することがあり得る?
 という訳でソフトのインストール専用、リッピング専用と割り切り、更に安いDVD/CDドライブを検索すれば、タイムセールで3千円を切るものを発見。さっそくポチろうと思ったが、もっと安い2千円の商品を発見。こちらに決定。

 メーカーもよくわからない商品。届いた箱によれば「aelrsoch製 External optical drive」となっている。2千円というめちゃ安の割に梱包はちゃんとしていて、外箱の中には透明プラの内箱があり、ご丁寧に日本語のマニュアルまでついていた。
 商品自体は最低限の代物となっており、イジェクトボタンを押すとガシャンとトレイが半分開き、あとは自分で引き出して使うというのは完全にノートPCについてくるドライブと同じ乗り。接続ケーブルもコネクタ部分をコストカットするためかドライブ直結。これはこれで使うときケーブルを探す心配がなくていい。

 使用に関しては全く問題なし。予定通り「谷山浩子」のCD取り込みが成功した。メディアプレイヤーで取り込んだが、終了時「正常な取り込みが終了できませんでした」と出ることだけ気になる。憶測だがトレイが排出されないことと関係あるかも。ファイル自体はきちんと取り込まれていた。
 なおUSBケーブルから電源供給される関係上、USBハブに差さないよう注意があった。その通り使用したのだが、何故か別のUSBスロットに差していたUSBハブが正常に動かなくなり、キーボードとマウスの挙動がおかしくなった。キーボードとマウスのレシーバーを両方とも生かすにはUSBスロットが足りないため、ハブを外してマウスのレシーバーをセット。キーボードの方は、昔買ったELECOMのキーボードを引っ張り出してBluetooth接続した。これでスロットにひとつ余裕が出来た。

 なおこのELECOM製キーボードはPS3と同時期に買った年代物。複数のBluetooth機器をスイッチひとつで使い分けられると便利仕様だったが、何故か使わなくなってしまっていた。理由を忘れていたが、使ってみればすぐに納得。キーの反発力が強く強めに押す必要がある。長時間このキーで打つと疲れてしまうかも。またページアップやダウン、Homeキーなどが独立しておらず、ファンクションキーと同時押しする必要がある。これはのんびりネットサーフする時不便だろうね。
 この辺りの使いにくさで別のキーボードに乗り換えたのだろう。今回はどれくらいもつか。

2023年11月4日土曜日

ゴジラ-1.0

  ゴジラ映画の新作「ゴジラ-1.0」を観てきた。
 日中はツーリングに出掛けたため、初日のレイトショーを予約。祭日にあたる11月3日ということもあり、割とお客さんは多く感じた。前作「シン・ゴジラ」や海外のモンスターバースでゴジラシリーズが復権したということもあるのだろう。

 鑑賞後の感想としては、微妙に残念な感じ。特にドラマシーンに燃えなかった。
 そもそも終戦直後を舞台として、生き残ってしまった特攻隊員が罪悪感を感じて過ごしていくというテーマに乗り切れず。何で今、戦後?と時代錯誤感甚だしい。主人公の葛藤も偶然の出来事で生き残ってしまったというならまだしも、「生きたい」という衝動から特攻回避、ゴジラへの攻撃を躊躇。そもそも生への渇望が強く、生き残ったことへの罪悪感とは矛盾を感じてしまう。
 こうした矛盾感は主人公の生き方だけでなく、ヒロインや近隣住民の気持ちの変遷が描かれないこと、とってつけたようないい人ばかりということなど、ありがちな人ばかりが登場してこうなるだろうな、という展開で話が進んでいく。人間ドラマ部分はつまらんなぁと思いつつ見ていた。
 また太平洋戦争は山崎貴監督の得意分野なれど、邦画の戦争映画にありがちな暗い雰囲気とお涙頂戴展開はどうも好きになれない。

 ゴジラの銀座襲撃シーンは第一作をオマージュしながら、最後には原爆を思わせる大爆発に黒い雨といったここまでやるかと感心した。GMKで見たきのこ雲を越えた。ただし日劇前でひと暴れしてうやむやのまま終了というのは物足りない。
 とは言えここまで破壊の限りを尽くした厄災に対して、最後の幕引きはどうするのかというのは興味深く、まさか超兵器を出してしまうのか?と思ったら、水圧を利用して退治するという実現できそうなアイデアだったのは良かった。
 戦闘機の特攻や生き残ったヒロインなど、陳腐で蛇足的な展開は辟易。最後の再生する細胞というのもゴジラは死にませんと言いたげな東宝上層部の頭の固さを感じさせた。

 ゴジラのシーンは〇。それ以外の陳腐な戦後ドラマには乗り切れずという感じ。

2023年10月27日金曜日

2023秋 ビーナスライン~高山~裏木曽路

 10月のショートツーリングに飛騨高山方面へ出掛けた。
 100名城もあらかた行き尽くし、先日蔵王の御釜を見に行ったばかりと行きたい場所が思い浮かばない。紅葉シーズンでもあるし、ビーナスラインから松本でもと思ったが生憎宿が取れない。
 最近コロナ禍が収まったことによる旅行客の増加が原因か、週末のホテル予約が一杯になることが多い。周辺を…と探せば高山にて宿が取れる。天候に少し不安があるが久しぶりにせせらぎ街道でも走ろうかと目的地に設定した。


一日目

 思い立ってすべて下道で高山を目指すことにした。距離は300kmほどなので、一日のロングツーリングにはちょうど良い長さ。CTX700をのんびり堪能するにもぴったり。
 6:00頃家を出て三国峠から山中湖畔をへて精進ブルーラインで甲府方面へ。国道20号を経て県道17号岩七里ラインにて茅野ビーナスラインへ。少し寒さを感じるためワークマンで防寒着を買う。

 久しぶりのビーナスラインは紅葉色づき始めという感じ。白樺湖あたりでは目の覚めるように真っ赤となった木々も見掛けた。お昼頃、美ヶ原高原に到着。晴天なれど雲は多め。展望台は工事中で立ち入りできなかった。

 気温は低く風も強いためかなり寒い。もう秋を通り越して冬が近い感じ。アモーレの鐘を聞いて下山。さらばビーナスラインまた来年。扉峠からアザレアライン経由で松本市街へ。

 松本から国道158号線にて高山を目指す。前日車で同線を走る動画を見たが、動画で見る景色と実際バイクで走る景色は全く異なる。安房峠付近で雨。峠でありがちの雨雲レーダーに映らない霧雨のような感じ。元々の予定では旧道を走ってつづら折れを楽しむつもりだったが、ちょっと行く気がしない。バイパスのトンネルにて安房峠通過。少し残念。
 北アルプスに位置することから標高の高い地域。乗鞍平、上高地と行ってみたい場所も多いがバイク通行不可というのが悩ましい。

 かくして高山到着。名物高山ラーメンを食す。味はよくある醤油ラーメン。極細ちぢれ麵が特徴的。高山市街は軽井沢のような観光地となっており外国人も多い。時折案内看板でも見る「古い町並み」とは何ぞや?と思ったら、旧家造りの家屋を集め、土産物屋、料理屋などの並んだ観光スポットだった。


 初日走行距離338.6km。下道だけで結構走れた。ホテル着も17時前と余裕あり。今後も高速なしツーリングいいかも。


二日目

 7時頃出立。近くに世界遺産たる白川郷というのがあるので第一目標とする。下道で向かうと天生峠という標高高めの峠を通るため凍結が怖い。
 飛騨を超えて国道360号線へ。ちょうど分水点となっているのか、干上がった箇所を通り南北に川が流れていく。白鷺の一群。水清し里山の風景に旅情を感じた。

 下調べせずに走った国道360号は思っていた以上の酷道。感覚的にはヤビツ峠に似ている道の狭さと、高低差のあるヘアピンカーブ。途中ワイヤーロープのみの路肩では眼下に広がる谷底を見て高所恐怖症を発症してしまう。凍結していなくてなによりだった。

 天生峠は有名な湿原があるため登山客の車で満車状態。この辺りには雪も積もっていた。

 雲上にある白山を眺めつつ下山。木々に囲まれ眺望悪し。せっかくの風景がよく見えないのはとても残念。ほどなくして白川村へ到着。
 白川郷は合掌造りの家々が世界遺産として認定されているそう。ふもとに降りるあたりでそんな民家を発見。道の駅で情報を仕入れると萩町地区にそうした家が百棟も現存しているとのこと。興味を惹かれたが、家族連れ観光客多しで駐車場満車。とても立ち寄る気になれず。先を急ぐことにした。

 白山を縦断するホワイトロードは二輪通行不可。国道156号へ。庄川沿いに進むこの道は打って変わって走りやすいワインディング。ツーリングのバイカーともすれ違いヤエーの交換。御母衣湖を超えて久しぶりの国道158号。再び高山方面へ走って行って道の駅ななもり清美へ。今回の目的地その2「せせらぎ街道」の起点である。
 せせらぎ街道を走り始めてすぐ、前方のバイクが無理な追い越しを掛けて車を抜いていく。ちょうど見張っていた白バイがわき道から出動。あえなく御用となっていた。観光スポットでネズミ捕りというのは感じ悪いね。
 前回四年前にCB1300で通った同じ場所で記念写真。

 のんびり走って郡上八幡へ。ツーリング仲間多し。道の駅もあって走りやすい。せせらぎ街道は良いツーリングコースだと思った。
 最後に到着した郡上八幡も観光客多くスポット化していたが、何か名物でもあるのか?

 さて時刻はまだお昼を回ったばかり。このまま岐阜・名古屋方面へ降りていくのは物足りない。市街地は信号も多く、渋滞も発生しそうだし。というわけでノープランのまま中津川を目指すことにした。下呂温泉までは交通量もほぼ無し。さみしい山道を孤独に走る。そこから中津川までは交通量もあれど信号のない快速路となっていた。
 この辺りは不案内で位置関係も良く分からず。後で調べれば飯田や岩村城がほど近いようだった。もう一時間ほど走って長篠方面まで出ても良かったか。今回は中央自動車道から東海環状線にて新東名に乗るルートを選択した。

 21:00帰宅。本日の走行距離621.7km。中津川までが300kmほど。
 暗くなるまで現地で走って20時過ぎに山北~御殿場を走るように調整。渋滞を回避するというのは久しぶり。ラッキーなことに予定通り事故・渋滞にあわず大井松田まで走れた。初日は下道のみで岐阜県高山まで、帰りは遅くまで現地で知らぬ道をさまようと、バイクに浸りまくったよいツーリングになった。

 二日間の走行距離は960.3km。道中測った燃費は平均30km/lと優秀だった。
 またカーナビ「ゴリラ」の優秀さ見やすさを再認識。国道、県道が色分けされているので一目でわかりやすい。ゴリラを固定して動く地図として利用し、必要であればスマホでナビるというのが最良だな。

 

2023年10月15日日曜日

CTX700 ロングスクリーン換装、USB電源追加

 今週の日曜日も生憎の雨。毎年秋シーズンは平日秋晴れからの週末雨を繰り返しているように感じる。遠出することも出来ず悶々とするわけだが、せっかくなので買い集めているパーツを取り付けることにする。
 今回取り付けるのはロングスクリーンとUSB電源。ロンスクは購入時ホンダ純正が取り付けられていたのでそのままに。USB電源についてはダミータンク内にアクセサリーソケットがついていたので、ここから電源を取り出せると後回しにしていた。
 そのままでも支障ないことから生来の面倒くさがりが出てしまっていたが、せっかくの雨休みなので暇つぶしも兼ねて重い腰を上げる。

 プーチ製スクリーンはCTX700の購入予約をした際、Amazonで安く売られていたので衝動買いしてしまった。通常2万円以上する商品が1万円と半額以下になっていたので何も考えずポチった。
 後になって予約したCTXにロングスクリーンがついていたら必要ないことに気づくが、自分が購入予約した中古バイクサイトの商品ページは当然ながら売却済みで閉鎖されてしまった。
 お店に確認しても良かったが、Amazonの商品コメントを見ると純正ロングスクリーンより性能が良いらしい。1万円なら失敗してもいいかと、そのまま購入することにした。

 スクリーン換装について作業手順を紹介しているYoutube動画があったので、参考にしながら作業する。ちなみにこの動画は海外ユーザーのサイト。CTX700の動画は国内はほぼ無く、海外のものばかり。ここでも人気薄だったことがわかる。
 フロントカウルのスピーカー装着部分を左右外し、正面のマスクを固定しているスナップピンを取れるようにする。あとはフロントマスクを外せばスクリーンを固定しているボルトにアクセスできるというもの。
 換装したプーチ製スクリーンは純正ロンスクに比べ2センチほど高くなっており、左右はフロントカウル全体に引き伸ばされており、一目大きくなったと感じる。デザインもマッチしていてグランドツアラー感マシマシで良い。

 USB電源はデイトナの2ポートタイプを購入した。スリムタイプのものを紹介する動画が盛んにアップされていたが、ポートを1つしか使わない場合も二つのポートが露出してしまう作りとなっており、また蓋の耐久性に疑問を感じたため、場所はとるもののオーソドックスな形の製品にした。ついでに通電テスターも購入した。

 先日NAPSでUSB電源をつけてもらおうとしたが、カウルをばらすのに時間が掛かると言われた。その日は用事があったためキャンセル。しかし前述の紹介動画によればデイトナの商品はブレーキスイッチから割り込みできるため、見た目にこだわらなければ手間は掛からないそうだ。
 今回スクリーン換装のためフロント周りのカウルを脱着することもあり、ならばついでに自分でやるか、ということに。

 ブレーキスイッチからの分配は、元の配線を抜いて新しい配線を割り込ませるだけ。接続部の加工もギボシが用意されているので加工不要。接続もハーネスを抜き差しするだけで作業は確かに簡単だった。
 配線が簡単な分、見た目は工夫しないといけないが、結局これを気にするのは自分だけなので黒テープでカモフラージュしてインシュロックでまとめる程度にした。
 アースはステアリングトリムの固定ボルトから取る。カウルが外されていたため作業しやすかった。


 作業後さっそく試乗。USB電源は何度も通電確認しながら作業したので問題なく使えた。ダミータンクから充電用ケーブルが出てくるよりスマートだし、蓋もきちんとしめられるのが良い。見た目についても上手く隠せているかな、こんなもんかなという感じ。
 ロングスクリーンについては感動できるレベル。高速道路へ行くまでもなく、一般道を走るような速度でも防風効果が段違い。スクリーン自体が大型になっていることと、幅広になっていることから巻き込み風による乱気流が減り、うまく整流されているようだ。
 高速走行時これまではフードの紐がバタバタと風で飛ばされヘルメットに当たっていたが、新スクリーンではまったく風の影響を受けず。ここまで変わるものか。見た目の押し出しも強くなって格好いい。純正のロングスクリーンから換装した甲斐があった

2023年10月9日月曜日

CTX700 ホンダの赤いエムブレム

  CTX700は廉価バイクなため、白一色のシンプルな外観。購入前はなんだかのっぺりとして味気ないと思っていたが、実車は白バイのようでアリという感じ。それでもワンポイント欲しいと思い、ホンダの高級バイクによくつけられている「赤いホンダマーク」のエムブレムを試してみる。

 バイクを紹介するHP「バイクの系譜」によれば、ホンダの二輪車につけられている赤いエムブレムは高級車の証。フラッグシップであるゴールドウイングを始め前愛車CB1300にも貼られていた。兄弟バイクであるCTX1300も200万円近い高級バイクなので、ホンダ謹製赤エムブレムがついている。
 今回購入した赤いホンダマークは amazon にて700円程度で売られており、安価なのでただのステッカーかなと思いきや、缶バッチのようなアルミ製の台座にプリントされていて割と立派。純正感がある。

 貼り付ける場所を検討。CTX1300を参考にすると装着場所はフロントサイドカウルのエアインテークを模したモールド部分だった。カウルの中央部分にどーんと貼られていて誇らし気。しかし弟分のCTX700はその個所に「CTX」というモールが装着されているので、同じ場所には貼れない。
 他の装着場所を探せば、モールの後端上あたりしか空きスペースがなく、まあここが一番しっくりくるかなと試しもせずにお気楽な一発貼り。

 やっぱり違和感あるなぁ。当たり前だが後からつけました感ありあり。赤が主張しすぎているのだろうか?白黒二色のモノトーンボディの中で明らかに浮いてしまっているし、カウルの先に貼られているのがとってつけた感を醸し出している。

 結局、考えた末はがすことにした。TypeRじゃないのにホンダの「H」マークを赤くするような見栄っ張りを感じてしまった。全体的なデザインに違和感がなければそう感じなかったのだろうけど。
 CTX700の購入を決めて実車に乗るまでは、白一色の車体が地味で気になっていて、レース仕様のようにスポンサーステッカーを貼りまくろうとか、前愛車CB1300SPのようなトリコロールはどうだろうかなど妄想を働かせていたが、実際の車体を見るとシンプルな所が気に入り始めた。結果このまま触らない方がいいのかな。

 ちなみにこの日は10月の三連休。土曜日は仕事になってしまったので、貴重な二連休だったが、あいにくの雨予報。それでも日曜日だけは大丈夫なはずが、お昼からパラパラ雨が降ってきた。もう本当最悪。千葉方面へ行こうと思っていたがキャンセル。すぐに帰れる富士方面を走ったが、まさか半日で引き返すはめになるとは。
 道志みちを走って走行距離215.6kmほど。

2023年9月28日木曜日

新PC購入

 まったくの不意に使用していたデスクトップPCが壊れた。
 使っていたのはDELLのリサイクルPC。Amazonで3万5千円ほどで購入。Windows10とSSDが搭載されていることで起動は素早く満足していたが、実は10年以上前のCPUを使った古物であった。

 前PCで使用していたGTX1050Tiを流用して軽いゲームは遊べたがものの、ほぼ性能は変わらず。それでも使い勝手の満足感が高く、恐るべしSSDということ。

 とはいえ年代物CPUと脆弱な電源のため性能向上した現役グラボは使えず、いずれゲームPCに買い替えたいと思ってる矢先の出来事だった。

 この所何度かHDMIケーブルの接続が甘く、表示が消えてしまうということが頻出していたが、ただの接触不良と甘く見ていたのが悪かったか。お風呂に入って部屋へ戻ると画面がブラックアウト。HDMIケーブルを差し直し、何度も再起動を掛けるも復旧せず。
 BIOS画面~Windows起動画面まではいくのだが、その後のローディング画面で画面が落ち、起動音は鳴るものの画像は映らないまま。
 グラボを交換すれば直りそうだが、ぶっちゃけそれほどのPCではなく、またデータも基本外付けのHDDに保管していたため、本体への執着はほぼ無し。結果このままご臨終へ。

 これをきっかけにゲームPCを購入しようかと思ったが、本命たるGTX4070以上のPCは30万円コース。CTX700を買ったばかりの身には買えない。
 とは言え現状では不満のないGTX3060Ti搭載PC(20万円コース)は、2~3年もすれば性能頭打ちになるのは目に見えている。それにせっかくの4kテレビを使っているのだから、4k画質で遊べるPCを…となるとやはり70シリーズ必須。
 しかし冷静に考えて現状PCゲームなどほぼノータッチ。ただの無駄金使いではなかろうか?今PCでやっていることと言えば、Youtubeなどの動画やまとめサイトなどの閲覧とエクセルやワードを使った簡単な仕事程度、幾十万円も出して高性能PCを買う必要はない。
 ただし日々こうしたネット閲覧や仕事での使用はしているためPC無しには出来ず。

 検討の結果考えたのが、前回同様安いリサイクルPCを購入するというもの。MS Officeも同梱されるので使い勝手は良い。しかしネット閲覧と簡単な仕事程度の使用と割り切った時、古いため拡張性がない割に図体が大きく音の煩いのデスクトップPCを導入するのもどうかと思った。

 そこで選択肢に上がったのが最近注目を浴びているミニPC。中でも高性能と評判のインテルの新CPUであるN100を搭載した商品。お値段2~3万円程度で購入できることから、ネットブログでも値段対価に優れるとの声。これまで使っていたのが年代物PCだったし、使用目的を考えれば十分な性能なのでは?
 こうして今回のPC買い替えは、将来的にはゲームPCを別途購入予定で、SkyBariumのミニPCを買うこととした。Amazonで購入。クーポン利用で2万5千円ほどと格安。

 外付けHDDより小さいくらいのサイズ感。まあノートPCやタブレットPCがありふれている世の中なので、このサイズのPCが出ても驚きはない。SSD起動でメモリは16GB搭載しているのでサクサク感は十分。前PCと遜色なし。
 立ち上げ時キーボードを上手く認識してくれなかったことと、日本語キーボード設定の仕方に手間取った以外は問題なく移行できた。グラボは無いのでゲームは無理だが、通常の運用にまったく支障がない。
 これまでPC買い替えといえば20万~30万円を考えていたこれまでの有り様は過去のものとなったなぁと感慨深い。

CTX700 オイル交換と箱根

  先日の山形磐梯ツーリングにて慣らし1,000km走行達成。オイル交換をすることにした。これまでオイル交換は自前でやってきたが、最近廃油問題が生じてしまっている。
 ポイ捨てパックで集めて燃えるゴミで捨てたいが、パックで油を吸いきれず廃油が漏れてしまい、ごみ業者が回収してくれないというもの。気にしてゴミ出しを見送ってきた結果、かなりの廃油が溜まってしまった。
 新バイクCTX700はDCTということもあり、オイル交換の際に4L近い廃油が発生するため、ごみの量はかなり多くなってしまう。
 こうして考えた結果、割高なのは承知だが、2りんかんのオイル会員となり、オイル交換を今後はお店に頼むことにする。マジェスティも同様(あと1回分オイルが残っているので、その次からという予定)。

 オイル会員は年間1,650円。5台まで登録可能。会員にならないと1回1,100円だが、マジェスティとの二台持ちで年に2回以上×2台のオイル交換をするので、会員になった方がお得なのは言うまでもない。
 オイル代金は2りんかんでは下から二番目のランクとなっているMOTULが1,780円/L。化学合成オイルなのでいつも使っているホンダのG1(=1,200円/L)より性能は良く、同等の化学合成オイルであるG3(=2,100円/L)より安い。価格だけ見れば両者の中間にあたるG2(=1,680円/L)と同等だが、前述のとおり100%化学合成ということで性能は上。MOTULというブランドオイルなので一定の品質も保証されよう。
 これなら廃油処理を考えても2りんかんに任せてしまったほうがお得かも知れん。
 なお慣らし後初オイル交換時の走行距離が1,515km。オイルエレメントとDCTのエレメントも交換した。

 せっかくバイクを出すということで、ピット入庫の予約時間待ちでプチツーリングに出掛ける。箱根新道~箱根峠~関所~大観山~ターンパイク、というルート。下は暑かったので半袖で出発。服装の自由度の高さがクルーザーの利点?しかし箱根を登っていくにつれ少し寒さを感じる。暑い暑いと言っても暦上は秋なのだな。

 久しぶりのターンパイクを堪能したが、本当このバイクは飛ばす気になれんね。あの超ハイスピードコースであるターンパイクで60km/h巡行が苦にならない。素晴らしい。

 なおオイル交換作業があるからとパニアケースをすべて外したが、シュッとしてはいれどやはりこのバイクはサイドパニアを装着した姿がデフォだなと感じた。

2023年9月23日土曜日

CTX700 サイドパニアケースのカスタム

  CTX700についているサイドパニアケースは同時期のホンダ車で汎用的に採用されていたもので、CB1300時も同じケースだった。
 一式6万円近くするのに真っ黒のプラスチック一色というそっけないもので、かなりぼったくりだなと思ったが、ケースを装飾するパネルが1万5千円とべらぼうな値段で更なるぼったくり価格となっている。
 バイクは趣味の乗り物とは言えここまで金を出せるか・・・などと買うのを渋っている間にメーカー欠品となってしまった。
 手に入らなくなると欲しくなるもので、アマゾンやヤフオク、海外サイトなども探したものの見つからず、結局CB1300時代は黒一色のままだった。

 今回CTX700を購入。付属のパニアケースは残念ながらパネルがついていなかった。オプション満載だった前オーナーもパネル1万5千円には躊躇いを感じたのか。
 派手な車体色だった前車CB1300SBspでは黒一色のまま諦めたが、白黒で地味な現車CTX700ではいささか寂しい。ケースは車体下部の黒い部分に装着されるので、気にしなければ気にならなくもある・・・が、装飾をしてみることにした。

 装飾にはいくつか候補があり、ひとつは旅行先でステッカーを購入し、ペタペタと貼るというもの。たまに見掛ける。カブで日本一周している人に多い気がする。しかし少量ではみっともないし、かと言って最初から貼りまくっては増やしていく楽しみが失われる。
 二つ目の候補は「HONDA」や「HRC」などの企業ロゴを張るというもの。F1やSSの感じ。こちらは少しづつ増やしていく必要はなく、デザインを考えて貼る場所を考えるのだが、適当乱雑に貼ることで味の出る旅先ステッカーと比べセンスが問われる。

 最後に考えたのが大きいカッティングシートを貼って、パネルをつけたような感じに仕上げるというもの。カッティングシートは千円程度で手に入ったので失敗しても諦めがつくとさっそくチャレンジ。
 シリコンオフで全体を綺麗にし、大まかにシートを貼る。あとはモールドに合わせて切り抜き後、皺や気泡を除去しながらケースの形状にあわせてぴったりと貼りつけ。

 結果大満足!

 こんなにうまくいくとは思わなかった。つーかこれだったらCB1300時代にもやっておけば良かった。素人仕事だし貼り方も良くわからず一発勝負。それでも皺はあまり出なかったし綺麗に貼れた。見た目の印象が変わって地味だったケースが華やかに。あとは耐久性がどんなものかという所か。

 

2023年9月19日火曜日

2023秋 蔵王~磐梯

  今年の9月連休ツーリングは、一週間前に購入したばかりであるCTX700の慣らし運転ならびに慣熟走行を兼ね、今夏行く予定だった「蔵王御釜」見学を第一目標とした。次いで昨秋プログレで走った「磐梯吾妻スカイライン」を今度はバイクで走るのが第二目標。

 はっきりしない天候。三連休で観光客増加の為かBooking、楽天トラベルとも格安宿がとれず。いったん予定を白紙にしようかと思ったが、ホテル「ルートイン」のホームページから検索した所宿を確保できた。テントを張って野営することもできたのだが、最近テントを張るのが億劫に・・・。
 しかし紅葉シーズンにはまだ早いが何でこんなに予約が埋まっているのだろう?山形、福島だけでなく、仙台の方まで予約は一杯だった。
 天候は不順で曇りがち。時刻によっては雨もありそう、そんな感じの三日間。


【初日】

 NEXCOのホームページから二輪定額料金を設定。深夜割引を利用するため、眠いのを我慢して未明に出発!なんてことをしなくて良いのは嬉しい。
 6時過ぎに家を出たが、圏央道八王子JCTで大渋滞。中央道が混んでいて合流できず、渋滞のお尻が圏央道まで伸びている感じ。15km=90分と地獄の長さ。トンネルも多くて狭く、フルパニア状態のCTXでは気を使ってすり抜けしにくい。なかなか進まない。
 さらに鶴ヶ島付近でも渋滞。こちらはそれほどでもなかったが、東北道へ入って羽生PA付近で事故渋滞。15km=80分の表示だったが実際はそこまで混雑しておらず、三車線ということもありすり抜けしやすかった。それにしても渋滞多すぎで辟易とする。
 最後は国見SA付近で工事渋滞。さくっとかわしつつSAにて昼食。せっかくなので喜多方ラーメンを食べるがまずかった。SAクオリティだから仕方ない。

 白石ICにて下車、蔵王エコーラインにて「御釜」を目指す。大きな鳥居で立ちごけしそうになるも踏ん張る。買って一週間で傷つけるわけにはいかない!
 空は曇天。山頂付近は雲で覆われ、こりゃ無理かなぁと思いつつ登って行くと滝見台を越えた辺りから霧雨。さらに酷くなりそうだとカッパを羽織る。遠くの景色が見えない中、山頂付近の蔵王ハイラインまで到達するがとても「御釜」巡りをするコンディションにない。残念ながら御釜巡りを断念。無理は禁物。CB1300で思い知った。

 山を降り、蔵王坊平高原あたりで雨雲から抜ける。過去にこんなこともあった。鳥取の大山、北海道の摩周湖など。旅の第一目標だったので悔しいし、天気予報をもう少し吟味するべきだったが、また来る機会もあると言い聞かせる。
 蔵王猿倉あたりまでくると天気はかなり良くなり、ワンチャンス再チャレンジあるか?なんて思ったが、ライブカメラ見る限り状況変わらず。目視でも山頂には雲が掛かっているので今日はもう諦めよう。
 あとから知ったが御釜付近は霧が発生しやすく天候も不順。しっかり見れる確率は低く、30%とか言われていた。摩周湖や根室半島みたいな感じか。

 本日の走行距離473.6km。小田原から山形まで走って、渋滞と雨に濡れただけの一日となってしまった。まあCTX700で初のロングツーリングが出来て良かったと思おう。


【二日目】

 朝食バイキングを食べ、8時ごろの出発。天気予報では山形・福島全域曇り。濃霧注意報のおまけつき。しかしホテルから見る蔵王方面は雲もまばらで山頂が見える。ワンチャンスあるんじゃないかと思いつつネットのライブカメラを見れば・・・晴れてるじゃん!急いで出発!!

 蔵王ハイラインから見る山下には雲海。山頂駐車場到着。ついに来た!この為に来た!その想いが報われるような雄大な風景。感無量。

 噴火の名残を思わせる馬の背。辺り一面開けていて高い樹木もない賽の河原のような光景。そこへぽっかりと口を開けた火口湖が蒼い湖面でたたずんでいる。
 何も知らない山伏がこれを見たらどう感じただろうか、縄文人もこの同じ風景を見ただろうか。などと過去の記憶に思いを馳せる。
 旅をしていて時折りある心振るえる景色のひとつ。生でしか味わえない感動。昨日の屈辱をリベンジできた。嬉しい。

 御釜を後にし蔵王エコーラインを下る。雲海の中を降りるため辺り一面濃霧に覆われ、まさに五里霧中。山頂での晴天が嘘のよう。下山できれば天気も回復するだろう。そう言い聞かせながら降りていくも、結局宮城側は平野部も曇りだった。
 エコーラインから別れ、国道457号~113号にて七ヶ宿方面へ。峠を幾つか越え、トンネルを抜けると天気は再び回復。晴天。山を挟んで東側が曇りということか。若干東寄りの磐梯吾妻スカイラインは大丈夫だろうか?

 七ヶ宿ダムは荒々しい作りのロックフィルダム。全体が見えないのが残念。ダムの事務所には自販機もなく、道の駅「七ヶ宿」へ寄ると駐車場には大量のバイクが止まっている。この辺りでは有名なライダースポットなのかと思えば、日本二輪車普及安全協会がイベントを開催。コーヒーやウェットティッシュなどのおみやげを配っていた。ラッキー。
 年老いても承認欲求強めの連中が必要もないのにエンジンを吹かす。「俺カッケー」ですか。どこにでも馬鹿はいる。

 米沢の道の駅にて米沢牛を食べようと思ったが、行列が出来ていて断念。

 いよいよこの旅二つ目の目標磐梯山ツーリング。西吾妻スカイバレー~桧原湖~磐梯会津スカイラインへ。
 裏磐梯にあたる西吾妻スカイバレーは交通量もなくのどか。白猿が名物とのこと。偶然にも道中一匹の白猿を見かけた。幸運の予感。ここは元々有料の観光道路だったそうだ。標高1400mとかなり高いので、ガードレールの無い道端から見る景色は高所恐怖症にはちょっとビビってしまうほど。
 峠の駐車場にはバイカーやスポーツカーの愛好者たちが休憩をとっていた。走りやすいし交通量も少ないので穴場的存在なのかも。

 スカイバレーを下山。桧原湖からレイクラインへ向かうも、昨秋同様中津川渓谷あたりで通行止めとなっていた。迂回して磐梯吾妻スカイライン~浄土平に向かう。
 浄土平へのルートとしては南から上がっていくのが正しい気がする。しかし二度目のスカイランは道中はそれほど感動できず。センターラインもない狭い道路だからか、木々に阻まれ眺望が良くないからか。バイク雑誌で九州「やまなみハイウェイ」や信州「ビーナスライン」と並び称され上位にランキングするツーリングスポットだが、ちょっと格落ちするように感じる。
 ただし磐梯エリア全体を見渡せば、前述の西吾妻スカイバレーや去年走った磐梯山ゴールドラインなど、多くのツーリングルートがあり、それらをつなぐ幹線道路も広く走りやすい。磐梯山、安達太良山、五色湖、猪苗代湖といった雄大な景色。少し足を伸ばせばラーメンで有名な喜多方、白虎隊の会津など観光地としても見所多し。一日中走っても走り切れないボリューム。これらをあわせての評価ということか。

 浄土平も大混雑。付近の大穴火口(?)では噴煙が上がっていた。去年は気付かなかったな。今回は吾妻小富士のお鉢巡りはしないので、お土産だけ買って後にした。

 福島方面へ降りていく下山ルートは急坂でヘアピンカーブも多くどうしても渋滞気味。しかしCTX700は乗りやすく、加えて疲れもあって眠くなってしまう。一瞬寝落ちしたかも・・・。最後は磐梯方面ツーリングの締めくくりとして国道115~459号で安達太良山の尾根を走り、二本松の宿へ。

 本日の走行距離295.0km。走行距離以上に見所多いツーリングだった。お腹いっぱい。


【三日目】

 旅の最終日。今日は午後から雷雨警報。特に福島、栃木方面で夕方はにわか雨が発生とのことで早々に帰宅する。この時期の東北地方は雨が多いのか。というか東北道を走っていて、那須~福島あたりは雨にうたれることが多く感じる。地政学上の問題なのだろう。

 最後に猪苗代湖を見たいので寄り道。天候不順のニュースがなければ磐梯山ゴールドラインから喜多方へ出て、本場の喜多方ラーメンでもと思ったが、それはまたの機会に譲ろう。

 琵琶湖があるため日本一ではないことは分かっているが、それでも広い。対岸が目視出来ない。海と違って波が打ち寄せない静かな水面に心が落ち着く。
 湖沿いに走っていると湖畔道路という看板が出ていたのでそちらへ。しかし湖側は森や私有地となっていて湖畔沿いは走れず見通せず。湖畔道路というのも名ばかりで何だかなぁという感じ。
 道路沿いは自由に車が停められるスペースがあり、仮設トイレも立ち並んでいる。湖水浴客向け?車であれば車中泊に便利そう。テントを張れるようなスペースもあるが、野営するには不用心かな。

 Googleマップにあった猪苗代湖ビューポイントはイマイチ。湖畔を通る道がなく、木々が邪魔して眺望が悪い。芦ノ湖もそんな感じだよな。防災上や土地の権利関係で湖畔に道路を敷くのは難しいのかも・・・なんて思っていたら、湖を半周した辺りで一瞬湖畔沿いを通るポイントがあった。運良く雲間から顔を出した磐梯山と共に撮影。これで思い残すことはない。

 かくして猪苗代湖を後にし帰路につく。さらば蔵王、磐梯!

 国道294号をずっと南下して白河中央SICへ。信号のほとんどない快速路。立派な道多し。土地はいくらでもあるもんな。冬は雪に埋もれて使えないのだろうけど。

 ここから小田原までは300km程度と4時間弱の距離。四日市や鈴鹿あたりとさほど変わらず。イメージとしては遠いが実は近くまた来ようと思った。
 帰りは早目の帰宅だったからか三連休の最終日にも関わらず渋滞皆無。圏央道で「事故注意」の表示があったが、単独事故で車線への影響もなくラッキーだった。

 本日の走行距離384.6km。三日間走行距離1,153.2km。


 走行距離1000km越えてCTX700の慣らし運転終了。フォワードコントロールも大分慣れて来た。でもステップボードに替えて足裏全体で支えた方が乗りやすかろう。
 燃費はリッター28Lくらい。満タン法なので正確な所は出ず。25~32kmとバラついた。だいたい250km走った辺りで残り1メモリ点滅開始といった所。リザーブが3Lということなので、計算上はそこから70~100kmくらい走れるが、点滅するメモリを無視して100km走るのは精神衛生上良くない。あと2Lほどタンク容量が大きければ。

 DCTは思っていた以上に使いやすい。スクーターと良く似ているがスロットルオンからの反応で大きな違いがある。機構上CVTは加速までにどうしてもラグが生じるが、DCTは普通のバイクと同様きびきびと加速できる。エンジンブレーキが効くのもCVTとの違い。また低速、カーブなどでギアチェンジを気にせずハンドルに集中できるのも楽ちん。
 ただし下り坂のカーブなどバックトルクが欲しい場面は自分でギアを落とす。そうでないとニュートラルでカーブに突っ込むような怖い目を見ることになる。また峠道や高速という頻繁に加減速が必要な時や馬力が欲しい時はSモードやMTモードも積極的に使用すると良い感じ。

 その他、取り回しや乗り降りについては文句なし。乗ったままの前進後退も楽々。積載性もフルパニアで問題なし。衝動買いだったが満足満足。

CTX700 1stインプレッション

【購入時感想と装備】

  実物も見ず、ネット情報だけで購入したCTX700。実車の具合はどんなもんだったか?

 今回購入した車体色は白。できれば赤が欲しかったが中古車なのですべてを満たすのも難しい。パニアケースにパネルがついてないのも残念。店頭での第一印象は結構でかい。
 走行距離「7km」ということもあり綺麗な車体。CTX700の中古を探すとアンダーカウルあたりに傷がついている物が多いが、この車両は傷一つない。フューエルリッドがピカピカで使用感が全くなく、10年前のバイクではあるが新車同様。走行距離詐欺ではなさそう。無理して契約したが大満足。新車を買った気分。

 白い車体も実物は間延び感がなく、白バイっぽくてこれはこれで良い。フェイズ、マジェスティと白いバイクを乗り継いできたので親近感はある。パニアケースパネルがなく黒一色だが、カラーデザイン的には割とマッチしている。
 店頭でバイクの説明を受けた時に思ったのは、メーターが割と見やすいというもの。液晶の濃さ(?)が丁度いい。同時期のバイクでCBR400R(2013)に乗っていたが、こんなにハッキリクッキリだったっけ。

 次に装備。これが充実していてほぼフル装備。ないのはセンタースタンドくらい?
 ・リアキャリア
 ・サイドパニアケース(パニアステー付き)
 ・アクセサリーソケット
 ・ETC
 ・ロングスクリーン
 ここまでは良くある装備だし、ついてなければ即取りつけ必須の物ばかりだが、
 ・グリップヒーター
 ・チェンジペダル
 ・アラーム
 ・パニアケースバッグ
 上記装備はどれも「マジで!?」と言う豪華装備なのでびっくり。あれば嬉しいが無くても不満の出ない贅沢品ばかり。
 使って便利だったのがパニアケースバッグ。ホンダのパニアケースは形状が悪くて使いにくかったが、バッグを使用して積み荷をまとめると普通に使いやすくなった。ホンダのパニアには必須かも知れん。

 チェンジペダルもあれば試したいレベルだったが、まさか装備されているとは。つーかバイク屋の店員も後付け装備だったことを失念していた(?)レベル。購入時説明がなかった。使ってみた所「こんなもんか」という感じ。手元ボタンでのシフトチェンジで十分だと思った。シフトダウン時は使いやすいかな。

 グリップヒーターは標準装備だと思っていたが、当時は贅沢オプションだったのね。ちなみにETCも後つけだった。アラームはむしろ邪魔かなぁ。

 こうしたオプション品だけで30万円くらいすることを考えれば、乗り出し100万円も安かったかな?不人気車種の割にぼったくられている気はするが。
 実走行距離「7km」にオプション盛り盛りって、どっかの展示車両だったのだろうか?それが10年近く放置されていたというのは不思議だし、謎は深まる。


【乗り出す】

 初DCTということでその走りが気になったが、シフトチェンジのショックもほぼなくスクーター感覚で扱える。エンストの懸念が無いこと、特に低速時に半クラをする必要もないなど慣れてしまうと手放せなくなりそう。
 2千回転くらいでどんどんシフトアップしていくので、トルクはあまり感じられないし、エンジンブレーキも効きにくい。これは自分の乗り方と合ってない。4千回転くらいまでギアを引っ張るSモードの方がしっくりくる。ただし低回転で唸る「ドコドコ」音を楽しみながら、のんびりクルーズするというのがこのバイクの特性なんだろう。

 高速走行時、3千回転で100km/h。120km/h巡行は問題なさそう。ただし前述の通りすぐにシフトアップしていってしまうので加速感に乏しい。元々馬力の低いバイクだし、前バイクがトルクの鬼CB1300だったので猶更そう感じる所もある。ここは積極的にシフトダウンを併用するべきなのだろう。

 そのCB1300を降りるきっかけとなった重さ、足つきと乗り降り。重さは低重心のためか230kgを感じさせない。取り回しもマジェスティとあまり変わらないレベル。足つきは当たり前ながら両足べったりでまたいだまま車体を動かせる。タンデムシート含めて低いので、乗り降り時に足を跨ぐのも楽勝。これについては大満足。クルーザーを選んでよかった。レブルに人気がでるのも分かるというもの。


【不満点】

 大体予想通りのバイクだったが、ひとつだけ慣れなかったのがフォワードコントロール。ハーレーの代名詞のような足を前へ投げだす乗り方。クルーザーだから当たり前のように思っていたが、レブルはミッドコントロールなのね。
 当然ニーグリップはできないし、ステップにつま先を乗せるとクラッチカバーがふくらはぎ部分に来て乗りにくい。基本かかとを乗せるのが正しそうだが、そうなると結構足を持ち上げなければならない。また足裏で体重を支えることが出来ないので、腰への負担が大きい。特に段差の乗り越え時、構えていないと腰をやっちゃいそうなレベル。
 ぶっちゃけここは慣れが必要。ステップをボードに変えることも検討。


【カスタム】

 さて9月の三連休にツーリングへ出掛けるべくプチカスタム。

 まずはスマホホルダー。スマホホルダーはハンドル直付けせず、カエディアのクランプバーを使用。ハンドルブレースをつけるつもりだったが、ハンドル径が太くて装着できなかった。クランプ上に設置することでスマホが近づき、見やすい操作しやすい。
 ホルダーは夏ツーリング用にマジェスティへ装着したデイトナの物を流用。マジェには昔つかっていた樹脂のやつを取り付けるか。

 次にリアボックス。これもフェイズ、マジェスティと代々使用していたものを流用。ボックスが白いので白いCTX700にぴったり。容量51Lとビッグサイズなので後ろから見ると存在感ばっちり。少しハーレーっぽくなった。

 今後のカスタム予定としては、
 1.ステップボード
 2.センタースタンド
 3.ロングスクリーン(プーチ製)
 4.エンジンガード
 5.ヘッドライトのLED化
 6.USB電源をハンドルにつける
 7.マフラー交換
 8.カラー変更
 などを検討中。

CTX700 購入

  今年に入ってからのツーリングでCB1300を持て余し気味に。ついに立ちごけ後、引き起こし出来ずで降りることを決めた。高価ではあったが長く愛着持って乗ろうと思っていたが駄目だった。
 夏のロングツーリングはマジェスティで行き、250ccスクーターの手軽さを再確認。長時間の高速走行はさすがに息切れ感があるものの、それ以外は走行性能に不満もなく、しばらくはこのままバイク一台体制で行こうと考えた。

 そう思いながら何の気もなく「グーバイク」を調べてみれば・・・CTX700フル装備、走行距離「7km!?」を発見。7kmってほぼ新車じゃん。
 CTX700はCB1300からの乗り換え候補の中の一台。10年ほど前に発売されたが人気がなくすぐに生産中止となったバイク。そのため弾数が少なく、つれて程度のいいものも少なかった。
 しかしこの「走行距離7km」は当然目立った傷もなく、しかもDCTタイプでフル装備という希望通りの弾であり、10年前に生産中止となっていて新車が買えない以上、これより上質の弾が出るとは思えず。「これを見送る」=「CTX700を見送る」という判断となり、なれば勢い買うしかない、今でしょ!みたいな乗りで購入を決めてしまった。
 本当は実車を確認するべきなのだがそれすらせず、コミコミ100万円でお買い上げ。我ながらチョロいなあと思いつつ、これも出会いなんだなあと言い聞かせる。再びバイク二台体制となった・・・。


 CB1300を降りことにした理由。
 1.重さ=実質300kg超えの超重量は安定感はあれど取り回しがきつい
 2.足つき=大型としては低いものの、両足べったりには遠い
 3.乗り降り=上記理由から気軽に乗り降り出来ず億劫になる

 旅先でも重さと足つきの悪さで乗り降りが億劫になってしまい、せっかくの風景を見つけてもスルーすることも。もっと手軽に扱えるバイクに乗り換えたいという気持ちになる。
 検討に挙げたのが、
 1.NC750X=新車で100万円というのは魅力。
 2.X-ADV=スクーター感覚で使えそう
 3.CTX700=人気のない稀少車種。一周して格好よく見える
 4.NM4=唯一無二の存在感
 5.レブル500=取り回しが一番楽そう

 新車で買うなら1,2,5。2は装備が充実しているが値段が高い。値段的にはNC750X一択だがシート高がCB1300とほぼ変わらず、乗り降りに対する不満が出てしまうかも。
 排気量の小さい5以外は車重220kgくらい(5は200kgくらい)。大型だからこんなものか。CBに比べればかなり軽い。上記のどれを買っても良かったが、今回縁があってCTX700を買うことになった。

 CTX=Comfort Technology eXperience series

 

2023年8月20日日曜日

2023夏 北九州 ③


六日目 久留米~福岡

 本日は福岡市内散策メイン・・・だったが、何故かお昼から大雨が降るという。九州ツーリングの実質的な最終日として今晩は中州で遊ぶ予定だったが残念。一週間全日晴れというのは難しいよね。

 久留米を立ち水城大是へ。白村江の戦いに敗れた大和朝廷が唐・新羅からの反撃を恐れ、太宰府を守るために築いた砦の一部。
 なのだが、それこそ1500年前の話だからもはや何も残っていない。土手のような遺構が残ってはいるけど当時物なのと疑うレベル。素人にはわからない。

 太宰府天満宮へ。菅原道真を祀った神社なのだが、何で来たのかよくわからない。名前に惹かれたんだね。ただの観光地と化してしまっている。見るべき所もあまりなかった。
 バイクを停めた駐車場の親父がおかしくて、落語であったような話を思い出す。坊主でも何でもない爺が耳学問で説教をするとかいうそんな話。

 二連続ではずれ気分。次の大野城も最初から負け戦なんだよな。
 これも白村江の戦い絡みで作られた城。大原山全体を要塞化してあり、再現図を見ると先ほどしょぼいと思った水城とくっついて太宰府を守るよう機能している。これを見ると当時の大和朝廷がマジでガクブルだったのだなと思わせる。歴史に思いを馳せる。
 はずれかと思ったが、わりと楽しめた。

 大野城見学を終えていよいよ福岡市街地へ。福岡空港が近いためジェット旅客機が発着を繰り返し楽しい。市内を一望しようと油山片江展望台へ向かってから福岡タワー、福岡ドームを見物。福岡市内は渋滞がすごい。ドームでは何か催しもがあるのあろうか。
 お昼となりそろそろ雨が気になるがまだ降りそうもない。雨雲レーダーを見る限り丁度自分のいるあたりを避けて強烈な雨雲が流れている様子。相変わらずラッキーだな。

 最後の訪問地である福岡城へ。黒田長政のお城。100万都市の中心に位置する割にはひっそりとしている感じ。平和台球場の跡地があったり、昔はもっと賑やかだったんだろうか。櫓や城壁、天守閣も再建されていないので地味。しかし歩いてみるとその広さや石垣の勇壮さに驚く。さすが縄張り名人黒田家の居城。

 大きな城だったので特に展示物もないのに小一時間ほど歩き回ってしまった。それでも雨は降ってこないので、博多ラーメンを食べる。本場のラーメンなれど昔のような感動はしないな。もはや珍しいものでもないからだろうか。
 15時ころになってついに空も暗くなってきた。ホテルへ逃げる。一息ついて外を見たら、かなりの大雨となっていた。本当一瞬の差だったな。

 本日の走行距離86.7km


七日目 福岡~門司~宇佐~別府

 今日も天気予報は雨。しかしラッキーな俺の周囲は雨が降っていない。んー海沿いだからかな。フェリーの出港手続きが17時から。出港は19時20分。それまでに北九州をぐるりと周り、宇佐神宮が今回ツーリング最終目的地となる。

 昨日何度も観た旅客機の離着陸。福岡空港が近いということで空港を見に行く。しかしあまり良く見えず。ベストアングルを探すより、時間を作って羽田空港に行った方がいいか。次は海ノ中道へ。
 蒙古襲来時に防波堤となった中道は福岡市お膝元の海水浴場となっていた。言われないと砂州とは思えないくらい広い。これだけしっかりしていれば潮の満ち引きでなくなるということもないのかと思ったが、志賀島への渡り道は結構細くて防波堤もなく、よく現存できるものだと驚き。
 志賀島の展望台から博多湾を一望する。車上荒らしが24時間狙ってますの看板が怖い。窓ガラスを割って車内の物を奪いますとか。山賊でもいるのか。

 北九州一周を達成するため門司を目指す。

 関門海峡は去年の新年ツーリングで訪問したが、今回は反対側から見る格好になった。ナビの設定を間違えたか、高速にのらずずっと国道3号を走るルートが示される。この辺の国道はバイパス化されているから走りやすいとは言え、市街地に入る度に信号があるので結構時間が掛かってしまう。

 3時間近くかかって門司着。門司港レトロへ。
 昔の建物が立ち並ぶ観光スポットで、焼きカレーが売りか。バイクを停めるところがなく、軽く見回っただけで立ち去ることになる。なんかねぇ。車の駐車場をきちんと用意するのなら二輪のものも用意して欲しい。

 今度はナビをきちんと設定し直して宇佐神宮へ。卑弥呼が祀られているとか、道鏡の神託事件など話題の多い神社である。ちょいと調べたら現在の神官が揉め事を起こしているらしい?すべて人の処遇。神社に罪はない。
 仲見世を過ぎてすぐにあるお堀が立派で、ここから神域であるということを予感させる。鯉の餌が売られており、よく食べさせてもらっているのか巨大。亀や鴨も餌の争奪戦に加わってくるのは楽しい。

 神域も広く厳かな雰囲気になる。上宮下宮とあるのも古式ゆかりの神社という感じ。参拝客が少なく広い境内を静かに散策できた。各所で改修工事がされていたのは残念。
 最後に北九州ツーリングを締めくくるべくおみくじを引いたら「大吉」!久しぶりに引いたな。確かに雨に降られることもなく、もちろん事故もなく無事に周ることが出来て大吉であった。

 さあ別府へ戻って九州とお別れ。再び問う「九州とは何ぞや」。
 本日の走行距離258.3km。


八日目 大阪~小田原

 フェリーは無事に大阪へ到着。
 せっかくなので購入候補のバイクを見に行こうか悩む。堺や京都にあるCTX700が気になっていた。

 しかし今回の北九州ツーリングでマジェスティは十分な走りを見せてくれた。不満な点は高速走行におけるエンジンの余裕のなさと見栄を張れないということくらい。であればもうマジェスティでいいのではなかろうかと感じさせられた。
 特に「いろは島展望所」への道中で感じた急坂のすべりやすそうなヘアピンなど足つきが良いことによる安心感は格別だったし、変な所に停めても車重が軽いので切り返し易いのは気軽だった。シート高の低さは乗り降りが楽だったし、積載性の高さはロングツーリングに最適。
 高速走行におけるエンジンの非力さは、逆に言えば扱いやすさにつながる。CB1300はその強烈なトルクが結果的におっかなびっくり走行となり、タイヤを滑らせて転倒といった恐怖に囚われてしまった。ライディングテクニックがないということ。
 よってしばらくマジェスティに乗る。先日こいつに10万円も費やしたばかり。もう少し働いてもらわねば!

 大阪から小田原への帰りは弾丸ツーリングとなった。初?の事故無し渋滞なしでどこにも引っ掛かることなく帰宅。ほぼB-modeで走り続け、新東名では120km/h巡行もしばしば。さすがにエンジンが悲鳴を上げるかもと思った。
 給油は刈谷と足柄にて二度行う。燃費も悪くて20km/Lちょいしか走ってないのでは。ずっと7千回転近くで走らせたから仕方ないか。
 お尻も腰もまったく痛くならなかったのは凄い。300km近く走ってさすがにかったるくなり森掛川にて休憩したが、今まで乗って来たバイクの中で一番の疲れ知らずだった。

 かくして無事、今年の夏ツーリングも終了した。100名城は94城制覇で残り6城。東北・北海道に3城、沖縄に3城。沖縄はせっかくなので首里城の修復が終わってから行きたいので、来年こそは東北・北海道か。

 本日の走行距離443.0km。北九州ツーリング全行程2,251.2km。

2023夏 北九州 ②


 

四日目 長崎~佐世保~平戸~伊万里

 ホテル発。長崎市街を散策する。原爆落下中心地、平和公園はどうしても行っておきたかった。高校の修学旅行で長崎を訪問したはず。しかしこの地へ足を踏み入れた記憶はない。日本人として厳かな雰囲気になる。一発の爆弾とその大きな衝撃を現したかのようなモニュメントは衝撃的で、偶像はそれを忘れないとする意志を感じる。


 稲佐山展望台に上って市街地を見渡し、長崎を後にする。
 今日は国道202号線をひた走る。ながさきサンセットロードという観光路線。

 延々と続く海岸線を海辺や断崖を繰り返して走る伊豆半島のような道。西海市から大島の「北緯33度線展望台」を目指そうと思うが、到達時刻が想定以上に掛かるので断念。距離的には大した訳ではないことを加味すると、岬到着後歩く距離が長いということか。
 針尾にて名前だけ「ハウステンポス」を確認。なんどか倒産したというニュースを見た気もするが。などと思いながら走っていき、佐世保へ到着する。ついに日本の西の果てに辿り着いたなぁと感慨深い。

 ちょうど開場したばかりの海上自衛隊広報センターである「セイルタワー」へ。受付は物々しく、あれはダメこれはダメ、この順で観てねとか煩わしい。物騒だなと思ったが今日が8月15日だからか?
 幕末からの海軍創設から大戦での敗北といった歴史、艦隊模型などが展示された広報館。順路も整備され内容もまとまっているとは思うが、なんか分かり難く感じる。必要な情報がわかりやすく明示されていない感じ。もっとゆっくり見学すれば違う感想になるのか。

 西のアーキペラゴたる九十九島へ。展海峰、観光公園、船越展望所を周り「神崎鼻」着。日本本土最西端の地である。・・・何なんでしょうね、この煮え切らない名称は。そもそもそんな括りを知らなかったが、昨年佐多岬へ行った際初めて耳にした。
 北は稚内、東は根室。これはわかる。本土四端とか言う限定勝負することなく、日本の最北端と最東端なのだから。しかし本土という括りが沖縄諸島を馬鹿にしているというか、そっち系の人が絶対悶着はじめそう。「やっぱり沖縄は日本じゃないのか!差別されているのか!」的な。だったらまだ本州最西端のが納得できる。


 そうは言ってもライダーは端っこを目指すのだが。
 こうしてなんとも言えない気持ちと共に平戸へ。先ほどまでの快晴から若干怪しい雲行き空に。峠道を越え、海沿いに出ると良い天気になる。雨雲レーダーにも映らないような低い雲で、不意のにわか雨は仕方なさそう。

 鹿町町長串山公園を過ぎたあたりで道路わきに鹿の像を発見。それにしてはリアル。「えっ!?」と思って通りすがりによく見ると口のあたりをモグモグしながら、鹿も俺をじっと見つめている。通り過ぎながら嘘だろとばかりにミラーを見ると動いている!本物じゃん。
 急いでスマホを取り出すも振り返った所にはもういなかった。こんな所に鹿がでるんだという驚き。もっとも冷静に地図でみれば山の中か。
 鹿町という名前で鹿を見るという行幸。雉の看板を見掛けたと同時に雉を観た、能登半島での出来事を思い出した。

 1時間ほどで平戸着。平戸大橋を渡る。駐車場から階段を上って平戸城本丸に到着。三方を海に囲まれた平山城。平戸島自体が本土から離れているので防御は万全なんだろうけど、誰がここを攻めるのか。むしろ海城的な立ち位置で港湾からの海運を中心としていたのか。
 調べるとここも島原城同様、国内よりも大陸や東シナを見据えたお城だったようだ。


 平戸城見学後、これまた奇妙な名前の地「本土と繋がった道の最西端」とかいうスポットを目指・・・そうとするが却下。結局先ほどの本土四端問題と同様で、なにをもって最西端というのかという話し。
 また調べてみると狭くて整備されてない崖のような道を辿って行かねばならぬようで、行った先もただの海岸。クチコミによれば行かぬが花のような感じなのでキャンセル。平戸島を半周ほど走るに留め、生月大橋を渡った。生月サンセットウェイへ。
 豪快な岩肌の見える断崖と青い海を沿うように走る道は、確かに夕暮れが映えるだろうなと思った。残念ながらこの季節、夕暮れは19時近いのでそこまで待つことはできない。キャンプツーリングであればねぇと言ったところ。
 平戸島を見学して本日は終了。雨を恐れながら松浦経由で伊万里へ。

 本日の走行距離321.4km。今回のツーリングで最長記録。後から振り返るともうちょい走れたね。


五日目 伊万里~唐津~佐賀~久留米

 今日は「100名城」の三城を周るツーリング。まずは「名護屋城」に向けて出発。
 道中「いろは島」と棚田を見学。先日台風6号が上陸したからか、稲の収穫が終わっており、見栄えが少し残念だった。いろは島展望台はスルーしようと思ったが、通り道で標識を見掛けたのでせっかくだからと立ち寄る。
 「せっかくだから」という言葉は呪われていることが多い。車の往来が少ないのか苔むした急坂とヘアピンの連続でかなり気を使う怖い道。もしCB1300だったらと思うとゾッとする道。こんな時はマジェスティの軽さ、両足べた付きの安心感、さらにエンストの心配もないのは助かる。

 名護屋城に到着。朝鮮出兵の為に築かれた大したことのないお城でしょ、なんて思っていたが、調べれば調べるほど空恐ろしい規模の城。というか軍事都市であったという事実に驚き。


 文禄・慶長の役における本陣という役割。壱岐島~対馬~朝鮮半島への前線基地としての立地だけでなく、その使者を迎えるにあたって日本の荘厳さを表そうとしたのだろう。
 城の縄張りと巨大さだけでなく、廃城後多くの遺構が唐津城へ運ばれたと言われながら、現存する石垣も立派。また城を中心として各大名が陣を張り、さながら軍事都市を形成していたというのが胸アツ。いろいろ妄想が捗る。
 しかし何故朝鮮出兵などしたのか。豊臣政権が揺らいだ原因にしかならなかったのは残念なことだった。所詮豊臣は時代の徒花だったのか。

 名護屋城から唐津市方面へ。唐津城を通過して虹ノ松原へ。松原と言えばこの辺では三保の松原が有名だが、唐津のそれはさらに立派だった。何しろ松林の中を車で抜けることができるほど広い。
 唐津を過ぎて山越えで佐賀へ。次の目的地は佐賀城。


 佐賀城は龍造寺氏の重臣として有名な鍋島直茂を開祖とする肥前佐賀藩の居城。しかし城内の展示物に龍造寺氏や鍋島氏の歴史はあまり置かれておらず、幕末の鍋島直正に関する資料が多かった。肥前の熊は人気があまりないからか?
 明治維新における鍋島家の功績は大きいのだろうが、個人的にはあまりよく知らないし、薩長土佐水戸などに比べていつの間に出て来た感がある。
 またこの時代絶対はやりそうな佐賀の化け猫騒動について一言もないのが残念。他の城だったらマスコットキャラクターに仕立て上げていてもおかしくないのだが。

 佐賀城を後にし、最後の訪問地である吉野ケ里公園へ。ここは弥生時代の集合集落を再現した歴史公園で楽しみながら当時を実体験できる素晴らしい施設だと思う。


 発掘調査の遺構から当時を再現したとされるが、建物が実際に残っていたはずもなく、文字の無かった当時の日本の様子が具体的にわかるはずもなく、割と空想・想像に頼っているなと思える部分も多い。鳥居とその上に鎮座する鳥など。
 建物も何を参考にしてその形状に復元したのか、根拠になるようなものを示してほしいものだが、スタッフに訊ねたところそうした資料はないそうだ。先人の教えや学術的考察によるものなんだろうけど、その根本はやっぱり空想なんだな。

 ここが邪馬台国だと言いたいけど言えないのはあきらかだし、論争になるのは望んでいないのはわかるが、最新学説を反論込みで紹介するのはありなのではないか。もっと突っ込んだセンセーショナルな展示で興味を掻き立てて欲しい。
 そんなことを考えながら吉野ケ里を後にし、宿泊先の久留米へ。
 台風一過で今日も一日中暑かった。本日の走行距離159.3km。

2023夏 北九州 ①

  今年の夏ツーリングは北九州となった。昨年南九州へ行ったので今回はその反対側へということ。
 元々の予定では東北~北海道を予定していたが、旅程の選考が遅かったことから苫小牧フェリーを予約できず、さらに台風7号が東日本を縦断する予報だったのでキャンセル。台風が来ても天気に影響がなさそうな九州に行くことにした。なお実際には近畿・中国地方を縦断したようだ。
 日程は贅沢に七泊八日(内フェリー二泊)。昨年より一日多い。かなりゆっくり九州を回れる予定。
 ① 小田原~大阪(フェリーで別府へ)
 ② 別府~やまなみハイウェイ~阿蘇~熊本
 ③ 熊本~天草~(フェリー)~雲仙・島原~長崎
 ④ 長崎~佐世保~平戸~伊万里
 ⑤ 伊万里~唐津~佐賀~久留米
 ⑥ 久留米~太宰府~福岡
 ⑦ 福岡~門司~宇佐~別府(フェリーで大阪へ)
 ⑧ 大阪~小田原


一日目 小田原~大阪

 20時出港のフェリー。乗船手続きが17時~ということで、それまで暇となる。大阪までは450km程度ということで時間にして5時間程度。休憩込み6時間か。あまり遅い出発だと渋滞などに巻き込まれやすいので、朝方出発するとして、大阪で暇つぶしする場所が必要。去年は大阪城に行ったのだが・・・と考え、今年は万博記念公園へ行くことにした。

 マジェスティによる長距離ツーリングは初。小排気量バイクなので本日と最終日にある超長距離高速移動は苦手。I-Shiftによる恩恵で一瞬の加速なども出来るが、やはり120km/h巡行をしようとなると、7千回転ちかくをずっとキープしなければならず、正直エンジンには良くないよなぁという感じ。かと言って第一走行車線をのんびりずっと走る・・・なんて悟ったようなことが出来ない煩悩の塊。
 それでも尻や腰が痛くなることもなく走り切ることが出来、懸念していた渋滞も伊勢湾岸道路に入ったあたりで引っ掛かった程度ですんだ。

 万博公園に到着して「太陽の塔」を見る。

 怪獣?ウルトラマン!? とても衝撃的なモニュメント。
 しかし台風が接近しているので熱波が送り込まれてきているからか滅茶苦茶暑い。体の具合が悪くなりそうなレベル。他にUSJやら台場やらを見物しようかと思っていたが、予定をすべてキャンセル。フェリー乗り場へと急ぐ。

 手続きを終えて予定通りフェリーは別府へと出港した。
 本日の走行距離455.6km。


二日目 別府~やまなみハイウェイ~阿蘇~熊本

 昨年も走った「やまなみハイウェイ」から「阿蘇」へ。日本有数の快適ツーリングコースを行く。わかっていたことだがマジェスティ(=ビックスクーター)には悲しいほどに「Yaer」が来ない。孤高に走れると喜ぶべきか。
 狭霧台から続く雄大なつづら折れ、長者原の一面に広がる高原風景、そして大観峰から見える阿蘇のカルデラ。去年の感動は変わらずそこにあった。
 草千里にて昼休憩渋滞。延々と続く駐車場待ちに付き合わされる。交通整理するべきではないだろうか?すり抜けしつつ先を急ぎ、去年は噴火警戒により上がれなかった阿蘇山火口へ。

 温泉街から高原、噴火口という景色に何か既視感を覚えるが、ずばり箱根だった(温泉街=湯本、高原=仙石原、噴火口=大涌谷)。カルデラの代わりに芦ノ湖となっていることや、何といってもスケールが大違いだが。

 阿蘇から高千穂へ出る予定だったが変更。ケニーロードへ。しかし台風6合の影響で通行止めとなっていた。
 思わず予定が狂ってしまったので、熊本ラーメンを食べて時間調整。せっかくなので熊本「みそ」ラーメンを食べたい。ナビでポイント高めだった「火の国文龍」へ。しかしお店は夏季休業だった。ここまで来て…。
 二軒目は「ラーメン龍の家」。入ってメニューを見るも味噌ラーメンがない。何か違うなと思っていたら、ナビの設定ミスで予定と違うお店に来てしまった! まあ、これはこれで熊本豚骨ラーメンでおいしかったので良し良し。
 お腹は一杯なのでどうしようか悩むが、もう二度とないことだからと三軒目「味曾乃屋」到着。やっと味噌ラーメンにありつく。少し甘めの濃厚味噌。ああこれが熊本味噌ラーメンなのね。

 本日の走行距離211.0km。


三日目 熊本~天草~(フェリー)~雲仙・島原~長崎

 午前中は延々と国道266号線を走る。マジェスティは取り扱いやすく乗りやすいが、乗り易すぎて楽しみが少ない気がする。風を体に感じて走るバイク特有の旅感覚は変わらないのだけれど。一方で気軽に停車できるのは風景を楽しむのに便利。一長一短。
 海岸沿いなれど代わり映えのしない道をひたすら走り続け、いまどこなのかよくわからない状態となる。天草市から峠道を越えて下田温泉到着。おっぱい岩を横目に見ながら鬼池港へ。フェリーに乗って雲仙・島原に上陸する。

 雲仙小浜にて名物「ちゃんぽん」を食べようと思うがお店が散らばっているので探すのが面倒。手っ取り早くリンガーハットで雰囲気だけ味わうかと思ったら、まさかの空席待ち。さすがに待ってまでリンガーのちゃんぽんを食べたいとは思えず後にした。
 国道57号にて雲仙岳を登る。温泉街を越えてすぐ仁田峠循環道路へ。通行料の徴収はなく、管理費を気持ちで頂いているという形だが、有人の入口ゲートがあるので実質的には有料の道路。どういう管轄なのだろう?佐多岬もこんな感じだったな。
 仁田峠展望所から平成新山を見る。山頂が雲に隠れて残念。東には有明海と島原の市街地を見渡せる。
 その後、国道57号にて雲仙岳を降りつつ、眉山の間を抜ける島原まゆやまロードを経由して島原城へ。


 島原城は再建天守ということで立派な佇まいだが、天守以外の縄張りや石垣も見事。西の彼方にて何故これほどの城が必要だったのか。南蛮貿易が盛んだったので、海の向こうにいる見えない敵に対してなのか。
 分不相応な築城の始末として苛烈な年貢の取り立てが領民を苦しめ、天草一揆へと駆り立てたとしたら酷いことである。
 城内資料館にはキリシタンへの弾圧について書かれた資料があるが、殺されてまで信仰を持ち続けたのは何故か。信仰心のない自分には理解できない。

 島原城から大三東駅へ。「海に近すぎる駅」「黄色いハンカチ」というコピーに興味を持った駅だったが、観光地化され小さな駅前には溢れんばかりの車。風情はまったくない。さっさと逃げし、雲仙グリーンロードをぐるりと周り諫早湾干拓堤防道路へ。

 あまり詳しいことはわからないが、堤防を開門するかしないかで揉めていたニュースを見た気がする。今ネットをざっくり読んだが、結局の所わからぬ。当事者以外には口出しできないような事例だった。
 堤防道路から諫早湾を横断。長崎へ向かった。

 本日の走行距離312.5km。走ったー。