2021年12月29日水曜日

2022 新春ツーリング決定

  年末から年始に掛けてのツーリング。昨年末の降雪を考えて太平洋側を走ろうと考えたが、ここという訪問先が見つからない。結果、秋ツーリングと同方向になってしまうが中国地方へ行くことにした。日本海側はさすがにやばかろうとて瀬戸内海側を中心にまわる。三年前に姫路~下関までの走ったことがあり、前回を踏まえてのツーリングとなる。
 中国路には目的地としての未訪問100名城がまだ多くある。できれば全部周ろうと調べたが、年末年始は閉城しているお城も多く残念。

一日目 尾道~呉~広島
 しまなみ海道を走ろうかと思ったが割と料金も高いし、真冬は風も強くて寒そう。付近を走る程度にする。前回ツーリング時スルーした広島城が目玉。音戸大橋も楽しみ。

二日目 広島~岩国~下関
 ここも前回スルーした岩国城が目玉。厳島神社へ行こうと考えていたが、鳥居を修復中とのこと。わざわざフェリーに乗ってまで行く気がなくなる。岩国から下関までは見どころが少ない。エヴァンゲリオンでフューチャーされた宇部などもあるが行かないだろう。

三日目 下関~秋吉台~萩
 日本海側へ回り込む。秋吉台はこの地方における数少ないツーリングスポット。角島と大橋の景色が楽しみ。元乃隅神社で初詣予定。日本海側ということで天気が心配。

四日目 萩~津和野~未定
 中国山地メインとなるので天候次第。降雪による通行止めもありそう。無理しないよう当日の宿は予約せず。

五日目 未定~帰宅
 まったくの未定。日中帰ると渋滞に巻き込まれそう。

 年末年始のツーリングということで何しろ天気が心配。特に降雪。年末は寒気が流れ込んで大寒波という予報。やばいかなあ。

2021年12月28日火曜日

マトリックスリザレクション

 三部作にて終了したマトリックス。なぜか今頃になって続編が公開されるという。
 衝撃的な第一作。まさかの方向性が示された第二作。あっけにとられた第三作。ネオの犠牲によって機械と人間が共存する世界が構築されるという綺麗な結末だっただけに、新たなエピソードを足すのは蛇足でしかないように思えた。
 しかも第三部リボリューションズから18年の月日がたち、主演のキアヌ・リーヴスも歳をとってしまった。インディジョーンズの第四部やターミネーターの第六部(?)にリンダ・ハミルトンが再登場した時のような残念さ。

 正直あまり面白いストーリーではなく、過去作がメタ的に語られたり、かつてあったアクションシーンを再現してみたりという、続編に有りがちな演出。
 またジェンダーの解放など監督の嗜好を暗喩しているようだがまあどうでもいい。ネタバレ解説サイトによればマトリックスが右翼や陰謀論者に利用されていることに対するアンチテーゼ再定義ということらしいが、んー。神話的結末となった三部作を「あえて」「今さら」付け加えるほどの内容ではなかった。

2021年11月6日土曜日

衝動買いソフト一括レビュー

  メトロイドドレッドを遊びながら思わず購入してしまった Nintendo Switch 用ソフト。ドレッドが難しすぎたので息抜きしたくて…。振り返ってみればどれも Switch で買う必要性を感じられないソフト。完全にストレスの捌け口だった気がする。

「テトリス エフェクト・コネクテッド」
 本当は Oculus Quest で購入希望していたソフト。Swtich の他、PCや他CS機にて新機能がついて発売された。Rezやスペースチャンネル5など音楽とゲームを融合させたソフトを多くリリースしている水口哲也の作品。
 今作もテトリスに環境音楽やそれっぽいエフェクトを付加して、没入感を高めようと試みた一品。OculusのVR環境で遊べば楽しそうだなと思ったが、2,980円だったかな?ちょっと高く感じた。それがSwitchで発売された瞬間に飛びついたのはどういう訳か…。
 テレビで遊ぶ分には、まあ普通のテトリス。演出が変わったところで幾多もあるテトリスの一つにすぎないなぁという感じ。VR環境では映えたのだろう。
 またテトリミノが動いたり、光が走ったりという演出があるが、これを楽しむにはテトリミノを単色にしておかねばならない。落下スピードが遅ければ形だけでも判別できるが、速くなってくると色が無しでは判断し難くなる。設定で普通のテトリスのように色を着けることができるが、演出がなくなってしまい寂しい。

「シノビリフレ」
 Nintendo Switch 発売初期のソフト。Switch のコントローラーに搭載されたジャイロや精細な振動機能が売りとされていた頃の開発作品。冷静に考えればどんな手を使っても、固いコントローラーで手や太ももの感触を味わえるわけない。
 ただしお子様向けの Swtich なのに、きちんとおっぱいを揉めるのは良くやった感がある。適当にお茶を濁されて、手足くらいしか触れないと思ったが、きっちりおっぱいを揉めるのは素晴らしい。

「Civilization6」
 セールで1,000円だったので思わず。
 どう考えてもPCで遊んだほうが快適なのは分かりきっているが、RevolutionはCS版ながら結構遊べたし…などという謎理論で購入してしまった。しかしCivRevoが楽しかったのは、CS用にルールがコンパクトになっていたからだった。操作方法や情報の閲覧などが細々とした部分で遊びにくく、のめり込むことができない。
 Steamをのぞいてみたら同じく1,000円でセール中。素直にこっちにすべきだった。

「Nintendo Switch Online +」
 割と賛否両論な任天堂オンラインの高額版。通常のプランと比べて倍の価格ながら、増えたサービスは Nintendo64 とメガドライブのゲームが遊べるようになるだけ。まあお布施みたいなもんだな。

メトロイド ドレッド ⑥

 久しぶりの難ゲー「メトロイド・ドレッド」をクリアした。ここ二ヵ月ほどハマったメトロイドシリーズも一旦終了かな。

  今回のメトロイドは任天堂のゲームにしては難易度高し。近年同社のゲームはクリアだけなら簡単。やり込むと難しく奥が深いといった作り。対して今作は難しさを前面に押し出して隠そうともしない。
 もっとも名作の誉れ高いスーパーメトロイドにしても結構難易度は高かったので、原点回帰と言う見方も出来るし、ゼロミッションやフュージョンが簡単だったとも言える。

 
 メトロイドを巡るサムスの旅は、ついにメトロイドとの完全な融合に至った。そしてすべてが仕組まれた筋書きによって行われていた。
 最期は暴走したサムスが X によって正気を取り戻すといった辺り、メトロイドと X を併せ持つ完全体となったとでもいう描写。これにてメトロイドを巡る物語は終了ということなのだろう。

 ラストのボス戦はこれまで以上に辛い戦いとなった。
 何度も倒されながら動画を保存。攻略法を発見していくという死にゲースタイル。諦めずチャレンジを続ける内、いつしか攻撃を避けることが出来、本当に良く練られていると感心させられる。
 とは言え何度も挫折しそうになったのも事実。少しでも生存率を高めようと、一旦ボス攻略を諦めて、取り損ねのエネルギータンクを求めてダンジョンを探索し直したり。
 第二形態撃破あたりで手汗が凄いことになりガクブル。第三形態は初見でクリア。第一形態と似たような攻撃方法だったこともあり割と余裕があった。最後のメレーカウンターを決める所も一発クリア出来て、ちょっと奇跡だった。

 撃破後はメトロイドお約束の脱出。最初にマップを確認したらスターシップが割と近いので楽勝と思ったら、なんと行き止まり。迷子になりながら大きく迂回。間に合わなかったらやり直し?なんてびびりながら無敵ビームで道を切り開いていく。
 結局残り20秒くらいで到着。デモムービーが始まったのでクリアー!という感じだった。相変わらず心臓に悪いゲームだわ。

2021年10月31日日曜日

メトロイド ドレッド ⑤

  メトロイド続き。

  現在グラビティスーツ、スペースジャンプまで入手。残りの主だった能力としてはスーパーボム。また未知のアクティビティとして青いSマークブロックを壊す能力を未入手。

 最初のエリアへ戻ってきたが辺りは凍りついており、マグマ地帯からエネルギーが供給されていない模様。その原因となるボスを見つけて返り討ちにあっている所。

 センサーが手に入り隠しブロックを見つけ出すことは容易になった。スペースジャンプ入手により移動範囲はほぼ自由となったものの、相変わらず進行ルートが限定されているので、自由な探索はできない。
 またサムスの能力が上がるにつれ、明らかに強敵やボス、E.M.M.I.が多く出るようになってきた。高い耐久力と攻撃力を持つのでゴリ押しは効かず、攻略法を見つけ出して実践できるまでは進行の障壁となる。

 今回のメトロイドは「きつめの障害+達成感」を味合わせるゲームシステムとなっているのだが、頻度が多過ぎて辟易としてしまう。難易度の高さを感じてしまうのはこの辺りにあるのだろう。

2021年10月24日日曜日

メトロイド ドレッド ④

  メトロイド続き。

 クレイドを倒して引き続き迷宮探索。水多めのエリアから三番目のボス戦となる。
 花のような形状のボスで、相変わらず初見殺しな攻撃方法満載なれど、案外攻撃パターンは単調で避けやすし、回復アイテムもポンポン出てくるので長期戦と割り切ってプレイ。あまりハマることなく倒せた。んーちっとは成長したのか?

 続く原生生物が住まう自然あふれるエリアにてストーリー回しのイベント発生。
 開幕サムスを襲った鳥人族は全滅したメトロイドを求め、サムスの身に宿っているメトロイドDNAを代替として利用すべく、E.M.M.I.で襲わせているとのこと。何とも矛盾のある設定。アダムからの指摘通り、サムスの身にあるDNAが欲しいのであれば、開幕で倒した際に採取すれば良かったはず。何か他に理由があるのだろうか?

 アビリティは少しづつ増え、ボム、スピードブースター、グラップリングビーム、スーパーミサイルなどお馴染みのものが揃ってきた。これで探索も捗ると言いたいところだが、巧みに行動範囲を制限され、マップを自由に散策することはできない。
 ストーリーやゲーム進行を管理するために仕方ないのだろうか。



2021年10月22日金曜日

メトロイド ドレッド ③

 メトロイドではお馴染みのアビリティ「モーフボール」をついにゲット。やっと探索要素を楽しめるようになってきた。取り損ねたミサイルなども順調にゲットする。しかしなかなかエネルギーパックが増えていかないのがつらい。

 2面マグマ地帯ボス「クレイド」でまたもや苦戦。攻撃は激しいし攻撃力も強いしで殺されまくり。しかし何度もプレイしていくと、攻撃は割と避けやすいことが反面。しかもビームやミサイルで迎撃すればライフ回復のチャンスも多く、長期戦を戦う精神力があれば楽勝。
 初見殺しの罠が多めなのは仕方ないが、何度も挫けず遊べばクリアできるというのはいいバランスだ。今後もこれくらいの強さだと助かるのだが。



2021年10月17日日曜日

メトロイド ドレッド ②

  メトロイド・ドレッド続き。

 マグマ地帯のステージをクリア。過去作に比べて能力開放が渋いのか、相変わらず見えてるのにとれないアイテムだらけ。探索といいつつ進むことのできる道を進んでいくだけの、実質一本道な展開。メトロイドの深いファンなどには物足りないかも。
 このステージはボスが登場せず、工場のような次ステージへ進めた。最初のボスが滅茶苦茶強かったのはそのせいか?

 工場ステージも初見行き止まり。 隠し通路を見つけ出して進んでいくという展開。せっかく新ステージに来てストレスからの解放と思いきや、すぐにストレスを与えてくるというのが辛い。どこでも自由にセーブできないことも拍車を掛けている感じ。



2021年10月14日木曜日

メトロイド ドレッド ①

 先日クリアした「フュージョン」に引き続き、メトロイドシリーズ最新作「ドレッド」を開始。今年任天堂から発売されるタイトルでは目玉の一つ。国内では今一つパッとしないメトロイドだが、勢いのあるSwitchで発売することでリブートしたいという思惑も見て取れる。

 惑星に降り立ったサムスは謎の鳥人族に攻撃され、気がつくと能力を失っているというお決まりのパターン。各地を探索して能力を取り戻していくという展開。いつも通り序盤でモーフボールを手に入れるかと思いきや、いまだ入手できず。いつもなら入れる1ブロック空間が入れず難儀しまくり。取れそうで取れないアイテムの山。
 フリーエイムやメレーカウンター、スライディングなど、素の状態でもスタイリッシュな行動をとれるようになったが操作はややこしい。ボタンとスティックの併用を余儀なくされ慣れるまでは一苦労。正直この辺は年齢を感じさせる。昔に比べてゲームへの適応能力が格段に落ちてきていることを実感。

 発売前情報で売りとなっていたE.M.M.Iという敵アンドロイドは噂に違わぬ強敵で、何度も捕まってはぶっ殺される。落ち着いて冷静にマップを読み取れば逃走ルートが想定できるのだが、最初はどうしても焦ってミスをしてしまう。
 ゼロミッションにおけるゼーベス人との追いかけっこや、フュージョンにおけるSA-Xからの逃亡など、過去作でも同じようなシチュエーションが模索されていたが、捕まれば即死という厳しいルールは初めて。難易度調整が難しかろうと思ったが、実際遊んでみれば現状では程よい感じ。簡単過ぎもせず、過剰なストレスにもならず、適度な緊張感が味わえる。出現するエリアが限定されているのもいい。

 しかし最初のエリアボスは凶悪すぎた。攻撃が激しく攻撃力も強め。さらに形態が3パターンもあるので死んで覚える必要があり。しかも体力が高いのでシビアな長期戦を強いられる。
 やっと最終形態まで持ち込んだのにやられてしまうと、精神的にポッキリくる。難易度高すぎないか?何度か積もうかと思ったほど。
 チキショー!難しスギ!!と叫びつつ何度となくプレイ。不思議と上達してクリアできたが、最初のボスからしてこの難易度かと思うと気が滅入る。クリアのコツとしては壁際に追い込まれないようにする。毒弾を迎撃してライフやミサイルを補充する等。

 ボスを倒して二つ目のエリアへ移動。どこへ進んでも体力の減っていくフロアで詰みじゃん!と思ったが、冷静にスタート地点を調べると隠し通路発見。こうした意地悪な作りもメトロイドっぽいなあ。

2021年10月13日水曜日

メトロイド「アザーM」「フュージョン」

 最近はまっているメトロイドシリーズ。スーパーメトロイドから続く2D作品である「アザーM」と「フュージョン」をクリアした。

「アザーM」
 Wiiで発売されたメトロイド。テクモのチームニンジャと共同開発が売り。新作発売時購入したが、何かおもしろさを感じ取れずすぐに売り払ってしまった。そのため今回はWiiUのVC版を買い直した。

 現代の技術で遊ぶファミコンソフトとかいうコピーで売られた。当時のメトロイドファンを掘り起こそうとしたのだろうけど、メトロイドは難易度が高くて人気がなかった記憶があり、あまり有効な宣伝だったとは思えない。
 ムービー多め。これまでの探索型メトロイドと作風が異なり、あらかじめ示されたチェックポイントを進んでいくという展開。今風のFPSと似たシステム。ただしポイント間には謎解きが必要なことがあり、解き方が考えつかないと一気にテンポが崩れるのは従来通り。

 Wiiリモコン横持ちプレイが中心だが、ミサイルの発射などエネミーをロックオンする必要がある場合は縦持ち必須で、なかなか忙しい。敵の攻撃はセンスムーブというアクションで華麗に避けることが出来るので、慣れてくるとかなりスタイリッシュなアクションが楽しめる。これがNinjaGAIDENをリリースしているチームニンジャとのコラボ効果か。

 ストーリーについては、まあこんなもんかという感じ。今回の事件については終盤怒涛の展開ばりに謎解きがなされ、しかもプレイヤー置いてきぼり感あり。またこのエピソードの売りであるアダムとの別れは、結末がわかっているだけにあまり感動できず。

 

「フュージョン」
 ゲームボーイアドバンスで発売。3DSのアンバサダープログラムに入っていたのでさわりの部分は遊んだことがあるが、クリアまではやらなかった。

 よくよく考えると気持ちの悪いプロローグ。パワードスーツを解除できないのでそのまま切り刻むとか・・・。出来上がったフュージョンスーツも慣れ親しんだバリアスーツに比べると貧弱な感じ。
 今作はコンピューターの指示によってゲームを進めていくので迷いにくい。「アザーM」と似ているが指示が大雑把なので探索している感も損なわれていない。展開が分かりやすくなった代わりかボスが強め。攻略法を見つけないと倒せない。何体かはゴリ押ししてしまった。
 一部どうしても行き詰ってしまい、攻略サイトで解法を見た所、思いついていた解き方と同じだった時はがっくり。モーフボールで進む隠し通路の判定が狭いため。
 AIはやっぱりアダムだったことと、意図せずSA-Xと共闘する格好となる最終戦など、ラストは感動した。ゲームの発売順で言えばこちらが先なので、一般的なメトロイドファンとは少し違う感動かもしれない。


 遅ればせながらメトロイドシリーズ制覇(「2」とプライム「2、3」はまだ)。何とかドレッドの発売に間に合った。初メトロイドとしてドレッドを遊んでもいいのだろうが、やっぱり過去の蓄積があるとナイトでは違うからな。
 なおドレッド。触りを遊んだ印象ではかなり難しく、初見殺し多めに感じた。

2021年9月29日水曜日

スーパーメトロイド

  こないだクリアしたゼロミッションに引き続き、スーパーメトロイドをクリア。プレイ環境はいくつかあったが、複数のセーブスロットや巻き戻し機能など、遊びやすそうなNintendo Switch版にてプレイした。

 惑星ゼーベスというゼロミッションと同じ舞台。探索していて既視感に捕らわれることもある。リリース順からすれば本来とは逆の感覚か。
 マップは広く複雑になっており、ゲーム感覚としては難易度は高め。ボス戦も歯ごたえがある。序中盤はノーヒントでプレイしたが、途中で先に進めなくなり挫折。攻略法を見てのクリアとなった。クリアタイムは7時間越えで、サムスがバイザーを脱ぐというエンディングだった。
 正直自力で攻略するのであれば、地道にメモを取ったりマッピングをしないと難しいだろう。そこまでの気力はなかった・・・。

 名作の誉れ高く、メトロイドシリーズの最高傑作という声もある。自分には少し難易度が高く感じた。複雑なマップに加えシビアな操作を要求される部分が多く爽快感に欠ける。なおグラフィックやキャラクターのアニメーションなどは一流品。スーパーファミコンの傑作タイトルの一つであることは間違いない。

 現在インディーズゲームにおけるジャンルのひとつに「メトロイドヴァニア」というものがある。 2Dの探索アクションゲームを総称したもので、その創始にあたる「メトロイド」「悪魔城ドラキュラ月下の幻想曲(=キャッスルヴァニア)」をリスペクト。月下の幻想曲を遊んだところ結構ドはまりしたことや、今秋メトロイドの新作が発売されるということもあって、食わず嫌いだったメトロイドを始めた次第。
 スーパーメトロイドをクリアしてすぐにWiiUで「アザーM」と「フュージョン」をダウンロード購入してしまった。完全にハマったなぁ。

2021秋 山陰③ 出雲大社~大山~赤穂

 山陰地方ツーリング三日目。今回の目的地のひとつ出雲大社へ。

08:20 出発
 宍道湖を見やりながら一路出雲大社へ。
 湖面には水鳥の群れ。雁かな?と思いつつ近くの展望公園へ。案内によれば鴨とのこと。鴨もあんなに群れをつくるのかと驚いたが、後程調べると雁はカモ目カモ科の一群で、鴨より大きく白鳥より小さいものを指すそうだ。つまり自分が見たのは雁だったのカモ(笑)

09:30 出雲大社
 伊勢神宮に続く太古から存在する神社のひとつ。しかし伊勢神宮のような異界感をあまり感じ取ることが出来なかった。境内への参道がいくつもあって区切られていないからか。祀られている大国主大神が国を譲った側に当たるからか。

  おみくじを引いた所、可もなく不可もなくという詔であった。お守りも買おうかと思ったが、縁結びにちなんだものばかりなので買わず。

10:20 稲佐の海岸
 出雲大社から5分ほどの海岸。神様が集まるとされるが現在護岸工事中。有難味のある景色からは程遠いし、これも観光地化していると感じてしまう。

 本日の天気予報は晴れ。しかし昨日の経験から大山付近は局地的な雨雲が発生している可能性もある。不安もありつつ、まずは登山口にあたる米子東ICまで山陰道を引き返すことにする。
 お昼頃到着。ICそばのローソンで昼食。大山を見ればやっぱり雲が掛かっているが昨日ほどではないかな?ルートを調べると一部通行止めとなっていて、残念ながら大山を周回することは出来ないようだった。

12:20 大山
 県道24号線にて大山自然歴史館へ。途中までは晴天だったがやはり標高が上がって丁度雲が発生する高さとなるのか歴史館では雨に降られてしまう。
 逃げるように南下し天空リフト方面へ。先ほどより幾分下ったため天気回復。山頂まで見ることが出来た。本来であればさらにぐるりと裾野を周回したかったがこの先は通行止め。なかなか残念だったが少しでも大山を味わえたので良し。またの機会としよう。

 県道45号線を溝口ICまで進んで今回の山陰ツーリングは終了。本日ここまで144km。
 IC手前でご当地土産を買い忘れていることに気付く。偶然近くにあった土産物屋でお土産を調達する。

14:30 上月PA
14:45 佐用IC
 このまま帰宅すると高速料金の深夜割引が受けられない。高速を乗り継げば赤穂城まで二時間30分ほど。16時までには到着できそう。本当は下道をのんびり行きたかったが、時間が掛かり過ぎて間に合わない。
 道中は中国山脈を縦断する山岳ルート。蒜山など改めて訪問してみたい土地だった。次は時間に縛られないキャンプツーリングだな。
 佐用ICから赤穂までは1時間弱。千種川沿いに赤穂郡を下る。日本の原風景が広がる。典型的な田舎の景色。

15:40 赤穂城
 予定外の訪問で腹をくだしながらの訪問。何とか時間に間に合ってよかった。

 案内によれば、かつては瀬戸内海に面した海城だったとのこと。赤穂藩は塩の産地として有名で、その利権を争って吉良との確執が起きたなんて説を思い出した。
 天守閣は建築されなかったが立派な天守台が残る。城址は整備され庭園を復元していた。

 赤穂城近くのマクドナルドで簡単な夜食。英気を整えて再出発。小田原へ戻る。ここまでの走行距離は302.8km。

21:00 岡崎SA
24:40 小田原(帰宅)
 割と慣れてしまったのか岡崎SAまでノンストップ。1時間ほどゆっくり休憩後、これまたノンストップで小田原へ。500km以上の道のりだったが楽勝だった。
 高速ロングツーリングなので、せめておいしいご飯でも食べようと思っていたが、緊急事態宣言のせいでフードコート全滅なのは悲しかった。
 本日の走行距離852.1km。

 三日間走行距離1,763.2km。内、山陰ツーリング539.5km+赤穂158km。

2021年9月28日火曜日

2021秋 山陰② 鳥取~松江

  山陰ツーリング二日目。本日の大目標はツーリングマップルによれば快適ツーリングロードの集合体「大山」。

08:15 出発
08:50 白兎神社
 古事「因幡の白兎」の舞台。伝承を表した像、道の駅や淤岐島など観光名所。
 神社にはうさぎが体を洗ったとされる池があり、うっそうとした木々に囲まれたそれはとても神秘的なオーラをまとっていた。この池を見ているだけで、いくらでも時間が過ぎていってしまいそう。
 今にして思い返せば、どこまで本物か眉唾。縁結びの神様ということで、おみくじ掛がハート型になっているのを見て少し興醒め。恋人の聖地ねぇ。ひがみ?

09:40 魚見台
 水面の反射。寄せる白波。いい天気…のはずが。

10:30ー11:30 大山
 本日のメイン訪問地「大山」。事前の天気予報によれば連休の天気は晴れ。本日出発前の予報によれば急に所により雨ということで少し心配はしていた。
 国道9号線で大山を目指す道中、西から来るバイカーはみなカッパを着用。雲の流れ的にもちょっとやばいかな?と思っていたら案の定雨が降り出して来る。
 この地方は大陸に高気圧が発生すると日本海側から風が吹きよせて後、中国山地にぶつかって雲を形成するようだ。この辺りの壁に当たる大山でも当然のように雲が発生。雨を降らすことになる。
 皮肉なことに大山付近、特に日本海側は雨雲が発生しているが、周囲の平野部は晴れている。天気予報の「晴れ」とはそういうことであるし、所により「雨」もそういうこと。理解するしかない。

  頭では理解できたが「大山」は今回の旅の目玉の一つ。感情的にはどうしても諦めきれない。雨を承知で登山ルートへ。今回雨を予定していなかったので簡易的なカッパしか持ってきていない。結局、山頂へ向かう前に浸水するほどの雨量。これ以上進んでも楽しいことはない。仕方ない。諦める。

11:50 道の駅あらエッサ
 バイクによる旅なので予定変更になるのは仕方ない。仕方ないとわかっていても、心はかきむしられる。何とか気分転換してスケジュールを変更する。
 明日行く予定だった松江城、水木しげるロードを今日訪問。明日出雲大社へ行ってから帰り道に大山へ立ち寄るということにした。

12:30 月山富田城
 山中鹿之助幸盛で有名な尼子氏の居城。

 巨大な縄張りを持つ山城だがとてもではないが周り切れず。歴史博物館にてスタンプ。城址半ばほどにある鹿之助像を見て終了。春日山城をはじめ、廃城となった山城はどこまでがかつての遺構なのか分からない。もちろん専門家が研究しているのだろうけど、観光用の嘘が散りばめられていそう。

 松江城方面へ国道432号線を進む。八雲町にて通行止め。土砂崩れによるもののようだが、復旧しようとしている気配がない。一軒の民家をぐるりと回り込むようにして迂回する。この民家が立ち退かないから開通できないのでは?と勘繰る。
 進んでいくと大きな「だいこくさま」らしき像が。調べると熊野大社があった。熊野大社というのは三重、和歌山が本山だと思い込んでいた。
 何の気もない所に神話の舞台がある。

13:50 松江城
 現存天守。宍道湖のほとりに立つお城。周囲をお堀に囲まれ城址はかなり広い。黒塗りの立派な天守。立派な石垣と縄張り。元々月山富田城が藩庁だったが、平和となった江戸時代に山城は不便。交通の便を考え水運を利用しやすい松江へと移転したそうだ。
 いつも通り中へは入らず、スタンプだけ押す。 

 城内には神社と西洋館が。興雲閣とのこと。大正天皇が皇太子時代に寝処としたそうだ。無料だったので館内を探索。まさにバイオハザードを思い出させるような造り。
 松江城を見物後、予定していた大山へ行かなかったかわりに、島根半島をぐるりと回り、米子の水木しげるロードを経由しつつ一周することに。

15:40 島根半島
 松江市街から県道21号~37号線と乗り継いで島根半島を周遊する。雨のためキャンセルとなった大山ツーリングの代替。
 最後にたどり着いたのは七類港。フェリーが発着しているという。隠岐の島行き。これも歴史に名高い地。一度行ってみたく思う。

16:15 水木しげるロード
 あまりにも観光客を相手の狡い観光名所に思え、行こうかどうか悩んでいた。結局、七類港から10分程度と近かったこともあり立ち寄ることに。往来する船舶を通すためか、境港に掛かる境水道大橋、江島大橋とも海面からはるか上空を渡る天空の橋で怖い。
 水木しげるロードは境港の一角に作られた商店街。通りには妖怪の彫像が並び、また妖怪にまつわる商店が軒を連ねる。

 前述の通り訪問するかどうか迷う程度で大したことない思っていたが、妖怪の彫像に昔見た小学館の「妖怪100物語」を思い出し、なんともノスタルジックな気持ちに。鬼太郎にはあまり思い入れはないものの、水木しげるの妖怪は自分の心の中にしっかり住みついていたんだなと痛感させられた。

 水木しげるロードを後にし松江市街に戻る。途中の県道338号線は中海を横断するように造られた堤防道路。すぐそばに海面のすぐ脇を走っていくというなんとも不思議な道。実際に走ってみないとこの不思議な感覚はわからないだろう。

18:45 ホテル玉泉
 あたり真っ暗の中到着。いつも利用しているビジネスホテルではなく観光ホテルに泊まる。温泉にゆっくり浸かりたかったからだが、入口でコンシェルジュがしきりと世話を焼いてきてうざい。自分はこういった至れり尽くせりのサービスがあわないのだなと再確認してしまった。
 本日走行245.5km。大山は返す返すも残念。明日リベンジに期待。

2021秋 山陰① 天橋立~鳥取

  初日。緊急事態宣言により高速料金の休日割引が適用されない。少しでも安く済ませたいので深夜割引を利用。3時に家を出た。前日は仕事が遅くなり帰宅が20時。寝たのは22時過ぎ。睡眠不足がどう出るか。

 

03:00 出発
04:30 静岡SA
05:40 岡崎SA(給油)
07:45 大津SA(朝食)
08:50 京丹波PA
 京都に入ったあたりで疲労のピーク。何しろ眠い。このままでは危ないのでPAにて休むも眠れない。目的地の天橋立はすぐそこ。

10:10 天橋立

 一つ目の目的地に到着。日本三景のひとつ「天橋立」。無理を押したので予定より早目の到着。天橋立ビューランドという観光施設に立ち寄る。
 リフトやロープウェイで結ばれた小高い丘へ。半島をつなぐ橋のように残された中州。ビューランドからの景色は確かに絶景。

12:00 日本中央標準時子午線最北端の塔
 天橋立にて給油。京都府道(県道じゃないのね)53号線にて半島を縦断。日本海に出てすぐの訪問地。ルートを検討時、Google Mapで見つけたスポット。その価値は不明。昔は日本海を見れただけで感動したものだ。
 ヘッドセットの電池が切れた。思わず耐久テストが出来て良かった。連続動作8時間強という所なのね。

12:30 道の駅くみはま
 余裕をぶっこいていたが、それほど楽勝でもない感じ。ここから鳥取まではまだまだ遠い。しかし疲労と眠気が激しいので休憩を挟みつつ進む。15時30分までには鳥取城へ着きたい。

13:00 久美浜 かぶと山
 兵庫県道11号線を進む。何気なく通り過ぎそうになったが、よくよく見ると奇妙な山。

14:40 穴見海岸
 疲労のピーク。何気なく立ち寄った展望台だったが、当初より立ち寄り予定だった穴見海岸だった。岩場の立ち並ぶ海岸。東北の小袖海岸を思い出す。

15:10 鳥取城
 時間節約のため一部山陰近畿道を使用。まだ全線開通しておらず一部供用となっている。無料なのが嬉しい。無理を押して予定通り到着。じっくり城内を散策する時間がとれた。

 鳥取城と言えば秀吉による「渇え殺し」。史跡としては戦国から江戸時代に掛けて拡張されたことによる城郭の変遷が特徴とのこと。現存している史跡は少ないが、見事な石垣が復元されていた。今後三階櫓が再建されるらしい。
 麓には仁風閣という西洋建築が残っている。明治天皇の寝所として建築されたとのこと。

16:10 鳥取砂丘
 本日最後の訪問地である鳥取砂丘へ到着。疲労はピークを通り過ぎた。名こそ知れ、かつて一度も来たことのない地。感動させてくれという気持ち。期待を煽るようにビジターセンターからは砂丘の姿は見えず、少し長めの階段を登り切る必要がある。登った先は…。

 

 こんなもんか、という気持ちがよぎった。しかしよくよく見ると遠くの人影がやけに小さい。変化の少ない景色からか遠近感がおかしくなっている?
 本物の砂漠のように砂ばかりと言うことはなく、開発の影響もあってか意外と緑が多い。当たり前ながら海はすぐそこ。起伏のある黄土色をした砂で出来た砂浜?
 写真で見れば立派な風紋も実物はこんなもんかという感じ。それでも写真通りに紋が刻まれている様には感動を覚えた。結局来て見て初めて分かるもの、写真ではわからないものを分かり得た。

17:30 鳥取シティホテル
 疲労困憊。ご飯を食べて21時前に就寝。
 走行距離665.6km。天橋立~鳥取は150kmほど。

2021秋ツーリング 山陰

 今年のお盆は台風直撃のためツーリングに出掛けられず。全般的に天候不順の多いシーズンだった。そこで9月の飛び石連休を使って二泊三日のツーリングを企画した。

 行き先候補は①福島②志賀草津③中国。
 ①は7月の東北とかぶる。②は目新しさが感じられないということで③に決定。中国地方は未訪問の100名城もかなりある。行き先選びで夢広がリング・・・のはずだったが、調べてみればコロナウィルスによる緊急事態宣言が影響して閉城しているお城が案外と多い。
 遠方なので遠征費も馬鹿にならず、できれば一度に多くのお城を訪問してしまいたい所。しかし空いていない以上仕方なし。
 行き先を①や②に差し戻して検討し直すことも考えたが、訪問動機たる目新しさで③を上回ることが出来ず、また100名城以外の訪問先として「天橋立」「出雲大社」を発見。これを機会に「中国地方一周」といった無茶なスケジュールをやめ、コンパクトに山陰地方を巡る旅をすることにした。

 初 日 出発~天橋立~鳥取(鳥取城、鳥取砂丘)
 二日目 鳥取(白兎神社)~大山~米子(水木しげるロード)~月山富田城~松江
 三日目 松江(松江城)~島根半島~出雲大社~帰宅

 自分にしては割とコンパクトなスケジュール。まあ初日、三日目に関東~中国(600km)の高速ツーリングがあるが…。

 予定は未定とはよく言ったもの。いろいろあって予定通りには進まず、上図のようなルートとなった。


2021年9月13日月曜日

日帰りロングツーリング「北」

  久しぶりのツーリング。無理を押して土日のキャンプツーリングも検討したが却下。野営地の選定や露営の時間を考えることなく一日中走り続けた方が距離を乗れると考えた。
 コースは小田原から北側にあたる峠道を一筆書きのようにすべて周るという贅沢なルート。昨年春に行った「大菩薩~奥多摩~道志」に「秩父、雁坂」を付け加えるというもの。

 実際の走行ルートは上図のようになった。 見事な一筆書き。

06:00 出発
 R255ーR246ー三国峠ー山中湖ー①道志みち

07:00 道の駅「どうし」
 朝早いため、いつもバイクで一杯の道の駅が空いていた。
 ①道志みちー② r76(道志ダム)ー(相模湖)ーR20

08:05 デイリーヤマザキ上野原大堀店
 奥多摩周遊道路へ行くときに立ち寄るデイリーにて朝食。
 ②r33ーr206

09:00 都民の森
 奥多摩道路到着。いつも通りのんびり走る。パトカー、張り込みポリスと遭遇。
 奥多摩周遊道路ー③R139

09:40 深城ダム
 R20にて甲州市に出るのは初めて。笹子峠が気になった。今度来よう。
 ③R139-R20ー甲州市

10:40 デイリーヤマザキ山梨勝沼店
 大菩薩ラインへ行くときに立ち寄るデイリー。早目の昼食。
 ④R411大菩薩ライン

11:50 道の駅「たばやま」
 大菩薩ラインから秩父への接続を確認するため、道の駅に立ち寄る。
 ④R411大菩薩ラインー⑤r193、r53、R299

13:35 道の駅「あしがくぼ」
 青梅から秩父への峠道(県道)は交通量少なく楽しめた。少し雨がパラつく。
 ⑤R299

14:00 ENEOS秩父上野町
 300km越えた所で二度目の給油。ウインカーを出さない軽自動車にイラつく
 ⑥R140彩甲斐街道ー(雁坂トンネル)ー雁坂みち

15:30 デイリーヤマザキ雁坂ライン店
 本日三度目のデイリーヤマザキだがハズレ。手作りパンがない。さあ帰る!
 ⑥雁坂みちー⑦R137ーR138ーR246ーR255

18:30 帰宅
 甲州市から一気に自宅へ。箱根経由で帰ればもう少し距離を伸ばせたが、今回の趣旨(北側の峠道)と違うので却下。おそらく下道のみの一日走破記録。473.3 km。

2021年9月10日金曜日

近況

  この所ブログ投稿をしていなかったので、近況報告。

①転職
 いろいろあって転職。

②お盆ツーリング
 台風接近に伴い、今年のお盆ツーリングは中止。7月の間に東北一周しておいて良かった。台風の合間を縫って一泊二日の千葉ツーリングを企画したものの、台風による時化でフェリーが運航休止。すごすごと引き返した。
 その後、今夏は雨の日が多くツーリング日和に出会えず。

③ゲーム
 転職に伴い時間が取れなくなったこともあり、ゲームにはまれず。やっと始めたのは「メトロイドゼロミッション」。WiiUのバーチャルコンソールにて。

 メトロイドシリーズは任天堂の定番タイトルなれど、これまでプレイしたことはない。2D探索というジャンルにはまれなかったため。春先に悪魔城シリーズを遊んでレトロゲームに回帰さいたことや、この秋に新作「メトロイドドレッド」がリリースされるという話題もあって興味があった。
 ファミコンから始まる長いシリーズ。今更ファミコンでリリースされた第一作をやる気にもなれず、しかしシリーズの途中からプレイを始めるというのもモヤモヤする。調べるとゲームボーイアドバンスでリリースされた「ゼロミッション」は第一作のリメイクで、遊びやすく変更されているとのこと。シリーズを遊ぶきっかけに良さそうと思った。
 今まで食わず嫌いだったメトロイドだったが結構はまる。少しづつ装備が充実していき、それに伴い行動範囲が広がっていくのが楽しい。ボリュームが適度なのでどこへ行ったらいいのかわからなくなることもなかったのが良かった。

④MusicBee
 谷山浩子のコンサート時、新宿にてなくしたウォークマン。検討の結果、後継機は購入せず。PCの音楽プレイヤーをXアプリらMusicbeeへ。携帯用プレイヤーはスマホを活用することにした。
 Xアプリに登録されているCDはすべてATRAC3となっているので、すべて取り込みし直す。ついでにダウンロードファイルなどを整理。タグもつけ直した。音楽ファイルは外付けのHDDにて管理。スマホには128GBのSDカードを購入してHDDのファイルと同期させることとした。
 始めると結構時間は掛かるし理想通りの環境構築にも試行錯誤。使わなくなったスマホをプレイヤー専用機にしてみたり、やっぱり携帯プレイヤーを買おうかと悩んだり。結局PCとメインのスマホを同期させるのがシンプルで分かりやすいということとなった。

⑤谷山浩子
 そういえば谷山浩子のコンサート。9月に「猫森集会」が予定されていたが、コロナ自粛により中止へ。今回はチケットも購入していなかった。チケット代が9千円近いと高価だったこと、行きたいプログラムの開催日が9月23日の祝平日だったことが原因。当たり前ながら浩子さんの声もCDよりあきらかに劣化しているしな。

⑥散策
 本当は書かねばならぬ散策記があり、上越市と小田原城。
 ひっそりと眠らせる。

2021年7月24日土曜日

2021夏 東北⑥

  2021年夏のツーリング。東北一周も本日最終日。かなりの強行軍で、あと一日日程を伸ばせば楽だったのにとも思うが、観光メインではなく走り中心だとこんなものだろうか。


  起床は5:00。のんびりするつもりはなかったが、出発準備に時間が掛かってしまった。最終日だからしっかりパッキングをした為?荷造りに慣れて早くなっても良いものだが。
 晴天が続いていた今回のツーリングだったが、ついに曇り空となる。おかげで気温的には楽になりそう。雨さえ降らなければという所。

①R398
 再び三陸沿岸道路を使用。気仙沼から南三陸町へ。国道398号線を海岸沿いに走る。
 震災の影響を感じる風景。海岸沿いには取って付けたように堤防が立ち並び、まわりにはだだっ広い空き地が広がる。民家はなく、新しい施設と新しい道が不自然に出来ている。既存の町や道路は津波で流されてしまったのだろう。10年たってやっとここまで復興したのか。どれだけの予算と人手が費やされたのか。

 北上川を越えて女川、石巻へ。震災の波紋。今まで知っていて見ないようにしてきたもの。何故おすすめスポットがないのか。それに気付けなかったのか…。

②牡鹿半島
 この辺りも復興工事が行われているが、他の地域に比べて遅れているように感じる。工事の優先度によるものか。牡鹿半島を県道41号線、コバルトライン、県道2号線にて走る。半島のあちらこちらで道路工事が行われ、ダンプカーが行ったり来たりしている。
 半島の先にある御番所公園にて小休止。

③マルホンまきあーとテラス
 男鹿半島から深浦への道中、道の駅「みねはま」にてナウシカのポスターを見掛ける。「アニメージュとジブリ展」という展覧会の告知だった。石巻市の複合文化施設まきあーとテラスにて開催中とのこと。石巻を通った際、時間があれば寄ろうと計画していた。
 今にして思えば「みねはま」から石巻までは直線距離でも200km以上離れている。何であんな所にポスターが貼ってあったのか。ちなみに他に立ち寄った場所で見掛けた記憶はなく、本当偶然にその開催を知ったという感じ。不思議な縁。

 館内撮影不可というのが残念。かなり興味深い資料が多くて見応えがあった。
 ナウシカを前面に出したポスター、「アニメージュとジブリ展」という題名、一冊の雑誌からジブリは始まったというコピー等々。ジブリが中心の展示会かと思えばさにあらず。アニメージュが創刊された経緯に始まり、ヤマトからガンダムへと流れていく70年~80年代のアニメ界の歴史が紹介されていた。
 それ以降についてはほぼ割愛され、ナウシカについてもキャッチーに使われているわりに紹介は簡単なもので、トップクラフトからジブリが設立された経緯についても深く言及されてはいないのが残念。「一冊の雑誌とジブリの始まり」がテーマじゃないのかい、と言いたくはなる。

 風使いのコスチュームを現実に再現してみたりと、所々でナウシカ押しが目立つが、これは噂の「風の谷のナウシカ2」への布石なんだろうか。
 会場の最後には当たり前のように物販コーナーが設けられていたが、ジブリのキャラクターグッズの値段設定がエグイ。とても手が出ない値付けとなっているが、熱心なファンや子供連れなどは買わざるを得ないのだろうな。自分は前から買おうと思っていた大塚康夫の「作画汗まみれ」と鈴木敏夫の「天才の思考」が売っていたので、よい機会だと思いこれを購入した。

④松島
 日本三大景勝地のひとつ。陸前の松島。ここを通ることが決まってから調べたんだけど。本当一般的な教養に疎くて困る。宮戸島付近の奥松島から松島海岸へ。海岸付近は予想通り観光地化しており人並み多し。なんか興味を失ってそそくさと出立。

 かくして2021夏の東北ツーリング終了。時間調整のため多賀城の快活クラブへ。道中どうもみたことのある風景だなと思ったら、昨年の北海道旅行で利用した仙台港フェリーのりば付近だった。懐かしさと勝手な親近感を覚える。
 本日ここまでの走行距離は242.5km。

 多賀城を19:30頃出発。帰路につく。途中で雨警報が出ていたが、天気アプリで調べる限り山間ルートのみ。海岸線を走る常磐道は大丈夫。
 推奨ルートは常磐道から首都高速経由ということだったが、オリンピック期間で交通規制がありそうだし、高速の乗り換え時に清算すると深夜割引の対象外になってしまう。そこで遠回りではあるが、つくばから圏央道で帰ることにした。

21:15 中郷SA
 多賀城から200kmほど走る。SAというが何もない。
22:25 友部SA
 給油。虫虫アタックが凄い。シールドからカウルから虫の死骸だらけ。
00:40 厚木PA
 ノンストップで圏央道を走り切る。結構疲れた。
01:30 小田原 帰宅

  本日の走行距離は719km(帰りの高速区間=476.5km)。走ったなー。東北ツーリング6日間累計が2,725.6km(東北=1,782.9km)。

2021夏 東北⑤

  東北ツーリング五日目。三陸海岸を南下する。ツーリングマップルやツーリングガイドを見ても「ここ」という押しのない地域。その理由は走ってみてわかった。


 昨日、キャンプ場にて野営した際、虫のブーンという羽音が結構気になった。 そのうち静かになるだろうと放置して就寝。朝起きるとなんと、テントにセミの抜け殻がいくつもくっついていた。あの羽音は地中を這い出てきたセミの幼虫が、テントを登って羽化し、飛び立っていく音だったのだ。

① 根城
 八戸にある100名城のひとつ根城へ。南北朝~戦国末期のお城ということだが、当時のお城にありがちな山城ではない。馬淵川流域に縄張りがなされ、戦うためのお城と言うより、ここ一体を支配するための領国経営を主としたお城だったのだろう。

②種差海岸
 八戸港へ向かいそのまま海岸線沿いを進む。ナビを見るとウミネコ繁殖地という案内。見れば神社らしきものが建っている。何ごとかと思い調べれば、ウミネコは漁場を教えてくれる弁財天の使いということで、その信仰のために建立されているということ。
 辺りは当然ながらウミネコだらけ。糞が怖いのでそそくさと退散する。


  そのまま南下すると葦毛﨑展望台が見える。これは旧帝国軍が軍事施設として利用していたというもの。確かに展望台は土塁で固められ、トーチカというか砲台でも置いてあったかのよう。

③小袖海岸
 久慈市を海岸線沿いに出たあたり。つりがね洞など奇石の立つ、岩場の多い海岸。海女さんを主人公としたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台としても有名らしいが、自分はよく知らないのでスルー。

④北山崎、⑤鵜の巣断崖
 このあたりは昔は海だった場所が隆起しかつ海岸線が低くなったことで高低差を増したとされる。そのため断崖絶壁の手前に平坦な台地の部分があるのが特徴らしい。海岸線沿いに切り立った崖が延々と出たり入ったして続く。いわゆる三陸海岸らしい風景を生で味わう感動。駐車場から少し歩くが来る甲斐のある風景だった。

 名前の面白い道の駅「たろう」で一休みする。「たろう」= 田老 ≠ 太郎

⑥浄土ヶ浜
 極楽浄土のような風景との触れ込み。夏シーズンということで通行規制が掛けられているのか海岸線へ出られず。ビジターセンターから歩いて行けるようだが、だいぶ時間が押しているのでパス。

⑦三陸沿岸道路
 東日本大震災の復興道路として建設された。自分の使っているゴリラナビには乗っておらず、つい最近開通したことがわかる。
 ナビの案内がないので少し不安もあるが、宮古から気仙沼までは立ち寄る場所がないことと、だいぶ時間が押していことで利用する。無料で共用されているのが嬉しい。
 パーキングはほぼなく、用事があればインターでその都度降りるという作り。待避所もあまりなく、場所を確認など少し停車したいというときに停車できないというのは不便だと思った。路肩が広いのでここに止まれということなのか。
 この辺りは東日本大震災時の津波の影響をもろに受けた地域。ネットなどを検索してもこの辺りにお勧めスポットが紹介されていない理由を悟る。
 宮古地区大雨警報という表示がされている。実際雲行きは怪しい。しかし何とか天気はもってくれて、雨にたたられることなく進むことが出来た。

⑧気仙沼
 陸前高田あたりで燃料がきびしくなった。あと少しで気仙沼だが三沿道を降りる。予想通りナビは上手い案内が出来ず、ガソリンスタンドへの道中少し迷ってしまう。
 気仙沼も震災の被害が甚大だった場所。今日の宿泊予定地である休暇村へのルート案内時、ゴリラナビはフェリーを使うルートしか示さずびっくり。実際は休暇村のある気仙沼大島へは橋が掛けられており、無事到着することができた。


 休暇村は家族連れも多い高規格キャンプ場。結構にぎやかなお客さん多め。泣き叫ぶ子供、音楽を鳴らす、まさかの花火。21時をまわってもワイワイ騒いでいるなどガッカリ。もう少し早く到着して、家族連れ連中から離れた所に設営できれば良かったのだが、選択する余地がなかったのが敗因。
 ゴミは回収してくれるし、シャワーが使えるというのは嬉しかった。
 ツーリングバッグを空けるとブーンという羽音。なんと冒頭書いた下田公園のセミが荷物に紛れてここまで来てしまっていたのだ。驚いたなぁ。本日も夕飯時にはもう真っ暗。暗闇で食べるご飯は味がしないね。

 本日の走行距離325km。

2021夏 東北④

  東北ツーリング四日目。昨日は久しぶりにシャワーを浴びてリフレッシュ。今日はこの旅で一番距離を走らなければならない。

 

①夏泊半島
 青森市街から30分ほど。津軽半島と下北半島に挟まれる格好でひょっこりと顔を出しているのが夏泊半島。ここをくるりと周回している県道9号夏泊ほたてラインを走った。
 半分走ったあたりで橋でつながった大島がある。そこはまるで禁足地の様。実際には渡れるらしいけれど、時間の都合もあるのでスルー。

②下北半島
 夏泊半島から国道4号線を経て279号線へ途中バイパスにのって一気にむつ市まで。本州最北端である大間へ行くには、そのままR279を行くのが本線。今回はむつ市で時計回りに海岸線を走るルートを採用する。これが走行距離の延びる原因。ぐるりと遠回りするので実距離がかなり長くなることになる。
 かくして釜臥山と自衛隊基地に挟まれた国道338号線を海岸線沿いに進んでいく。

③海峡ライン
 陸奥湾を越えて北上。半島の断崖を大間まで約60kmを突き進むのが海峡ラインと呼ばれるルート。枝葉の生い茂ったアップダウンとくねくねのルート。流汗台、仏ヶ浦など時折出くわす絶景ポイントが癒し。あとはひたすら走るのみのストイックなコース。交通量はまったくない。

 かくしてようやっと到着。本州最北端大間﨑。この先に北海道があるというのに、気分だけは稚内にでも来たような気分になってしまうのはどうして?風景も納沙布岬から北方領土を見ているような感じでデジャヴ。そばの土産屋で売っているのがマグロというのが大きな違い。向こうはカニだったなあ。

 ここまで走ってすでに本日の走行距離は230kmとなっている。下手なツーリング一日分の距離を走っているが、ここはまだ中間点というのが恐ろしい。

④恐山
 海岸線沿いをきれいに走り切ると、あとで走行ログが綺麗だ。ただそれだけの理由で半島最東端にあたる尻屋崎へ行こうかと思ったが、やはり全日本人のスピリチュアルな源。恐山へ行くことにした。心霊現象やあの世を信じようが信じまいが、すべての日本人にとって崇高な場所。
  菩提寺までは延々と山道である森の中を走り、硫黄臭がしたと思ったらいきなり景色が開けて湖と荒涼とした景色が広がる。実際この光景には心を揺さぶらされる。話をしたい故人がいないし、そもそも時間もないから菩提寺の中へ入ることはないけれど。
 これからも未来永劫この文化を継承していってもらいたい。

 
 さて、ここで時刻は13:30をまわったところ。できれば三沢の航空科学博物館に足を伸ばしたい。その距離なんと100km。高速道路はないので下道をかっとばして平均50kmで走れば2時間ほどで着くが…。

⑤三沢航空科学博物館
 頑張った。走った。すでに300km近く走っていたのにノンストップでさらに100km走り切り、15:30には航空博物館に到着できた。さすがに館内を見て回るだけの時間はないが、屋外展示の戦闘機を見るだけでいいのだ。

 広場にはF16をはじめとする実物の戦闘機が並び展示されていた。上空では三沢基地から発進した米軍のF16が訓練飛行を繰り返している。実物の持つリアリティとオーラに圧倒されながら一機、一機じっくり鑑賞。そして最後に鎮座していたのがF4EJ改である。

 ファントムはやっぱり格好いい。主翼の先端が上を向いているのが好き。大型の双発機ながら全体のフォルムが戦闘機然としているのが良い。機首が長くていかにも超音速機という所が惚れ惚れする。後方から見ると排気口は並んで下に、水平垂直尾翼は並んで上についているという配置が唯一無二に思える。どれもこれもがファントムをファントムならしめるオリジナリティであり個性であって堪らない。
 使いもしないアレスティングフックが備え付けてあることを知る。これを機会に写真をパシャパシャ取りまくる。外装はいたるところがビス止めされており、古いな~と感じさせられてしまう。考えてもみれば50年代に設計された60年代の戦闘機なんだし。
 しかし本物のファントムを間近に見ることが出来て感動。無理してここまで頑張って走った甲斐があったわ。

 その後、博物館を後にし、おいらせ町へ。町営の下田公園キャンプ場にてキャンプ。到着時18:00を過ぎてしまい、夕食を食べるころには辺りは真っ暗。日本海側に比べて暗くなるのが30分ほど早いような気もした。せっかく買ってきた肉も暗い中で食べるとおいしさ半減。薪も後始末が面倒なだけで、連泊キャンプツーリングにおいては過剰な装備か。近場のキャンプメインであればいいのだが。

 本日の走行距離416.3km。走ったわー。

2021夏 東北③

 東北ツーリング三日目。
 4:00過ぎと少し早く目が覚める。海を正面に据えると右手から陽が昇ってくるのが衝撃的。海が北にあるからだ。常識が常識でなくなる。旅の一コマ。

 図らずも同じキャンプ場で夜明かししたサイクラーと話す。彼も朝早い出発でキャンプが目的と言うより予約に縛られず、自由に走りたいからのようだ。設営後は早々にテントの中へ入ってしまい、無駄な荷物は持ってない。ストイックだ。
 自分はバイクというので甘えて荷物が多くなってきている。あれがあれば便利、今度はあれを買い足そうなんて。でもキャンプそのものを楽しむわけでなく、走りメインでキャンプは予定に縛られない旅にするため、というのであれば荷物は減らすことが出来るはず。結果的に設営、撤収が早くなるし荷物も軽くて済む。

①岩木山
 今回の旅における目標のひとつ。それが岩木山。
 ネットで見掛けた嘘のような道。山頂を目指してヘアピンカーブが幾重にも続く嘘のような道。

 まるで冗談のような線形をした道なので、最初はアルプスかどこかの海外にある道だと思った。しかし調べるとそれは「岩木山スカイライン」という道で、青森県にある観光道路ということだった。実際に走るとどんなものだろう。東北方面へツーリングへ行く際、必ず行こうと思っていた。

 ほぼ一番乗りでスカイラインへ着く。地図にあった通りヘアピンの連続で山頂へと登っていく道。カーブ総数69。たったの10分ほどで山頂へ到着してしまう。赤城山や碓氷峠を考えればカーブ数的にこんなものか。
 しかし山頂から広がる大パノラマには遠くまで来たなあと感慨深くなった。手のくわえられていない自然がそのまま残る白神山地が広がっているからか。

②弘前城
 岩木山の感動を後にして弘前城を目指す。津軽家のお城にして現存天守の一つ。知らなかったわ。四角い外堀の中に四角い中堀があって、更に四角く内堀があるという方城。都市開発で潰されることなく、三の丸までしっかり残っているのは珍しい。
 現存天守は土台に当たる石垣が耐震改修工事をされているようで、天守は本丸公園に移設されていた。こじんまりとしているが、堀や縄張りがしっかりしているいいお城だと思った。石積み工事も無事完了して今後も末永く維持して欲しいと感じた。

③やまなみロード、メロンロード
 弘前城を後にし、津軽半島最北端である龍飛崎を目指す。岩木山を見ながらのんびり走れる広域農道「やまなみロード」と引き続いて海沿いを走っていく「メロンロード」へ。東北日本海側を走っていて思ったのは、風力発電の風車が大量にあるということ。これも脱炭素社会へのステップなのだろう。

④龍飛崎
 国道339号線へ入って「龍伯ライン」。津軽半島先端を通るワインディング。これを越えると龍飛崎となる。青函トンネル本州側基地。津軽海峡冬景色。全国唯一の「階段国道」部分があるなど、いろいろ話題のある岬となっている。

  せっかくなので何か腹ごしらえでもと思ったが、名物はまぐろやウニといった海産物。どうも食べる気がしない。

⑤青森
 国道339~280号線にて青森市へ。この旅唯一のホテル泊。シャワーが恋しい。
 道中あまりにも眠くって綱不知海岸の駐車場で一眠り。やっぱり朝が早すぎたかな。その後は特に問題なく青森市アパホテル到着。
 荷物を整理して市内観光。「味の札幌 大西」にて名物の味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り)を食す。んー。名物と言うほどおいしいか、これ?量だけは多かった。観光客向けとしては、聞いたことのないスープだしインパクトもあるけれど、地元の人間だとしたらもう一度食べようとは思わないんじゃないかな。

 青森は北の果て。郷愁を感じる風景を思い描いてしまう。JRの青森駅へ。すべての路線の終着駅と勝手に想像しながら路線図を見れば、普通にこの先へ列車は続いている。津軽半島と下北半島をつなぐ中継地と言えばその通りなわけで。
 自分のイメージの中にある青森は、本州の最果て、閉塞感のあるどん詰まり。薄暗く灰色の空。しかしそんなイメージは間違っていた。何を知った気になっていたのだろう。

 本日の走行距離279.8km。

2021夏 東北②

 昨日は夜中からずっと走りっぱなしだったためか、ご飯を食べた後ぐっすり就寝。一度も目を覚ますことなく6時まで眠り続けた。テント泊でこれだけぐっすり寝れたのは初めて。酒を飲まなかったことも要因だろう。


①仁賀保高原
 7:30出発。昨日から匂っていた香り…紫蘇の香りだった。栽培しているのだろうか。風車の立ちならぶ高原に伸びる鳥海グリーンラインを走る。所々で北海道を思わせるような広大な景色が気持ち良い。

 湿原の中にある牧場にて県道58号と合流。昨日は周れなかったルート。ツーリングマップルお勧めとなっているが、道の狭い林間ルートで眺望も良くない。木境展望所にて一休みしようと立ち寄ったところで、なんと立ちごけ!CB1300で二度目!
 がっつり乗っかったキャンプ道具一式とサイドケース。とてもじゃないが持ち上がる気がしない。心臓はバクバク。それでも冷静を努め、少しでも重量を軽くしようと荷物を外し始める。
 たまたま車が通りかかったので助けを求める。快く手助けしてくれて何とかバイクを立ち直すことが出来た。幸いなことに外装はほぼ無傷。ミラーとエンジンガードに少し擦り傷がついた程度で良かった。特に買ったばかりのサイドケースが、草むらの上だったため奇跡的にセーフ。
 駐車場が傾斜していて、そのまま止めるかどうするか迷っていたのが運のつき。過去いくらでも同じようなことがあったが、今回はキャンプ道具が乗っていたことや慢心などから立ちごけとなってしまった。「迷わず判断する」を教訓にしたい。
 展望所を後にして県道58号を進むものの、峠付近で通行止めとなっていて結局引き返すことに。大して楽しいルートでもなかったし、眺めも良くなかったし、立ちごけするしで何しに来たのか・・・トホホ。

②久保田城
 仁賀保高原を後にして一路秋田を目指す。国道7号線を海岸線沿いに北上。およそ50kmを走り続ける。11:00に秋田市内久保田城に到着。
 こちらは常陸から転封となった佐竹家のお城。城内では秋田犬の展示がされていた。秋田犬は思っていたより毛がふさふさしていてがっしりとした体つきだった。考えてみればマタギが飼うくらいなんだし。
 あまりの暑さで城内散策をする気がしない。ソフトクリームを食べるとスタンプのある佐竹資料館へ逃げ込んだ。


③男鹿半島
 日本海に突き出た男鹿半島へ。なまはげで有名。あまりじっくり見たことが無かったが、なまはげは結構怖い。鬼の形相もさることながら、出刃包丁を片手に藁の装束を身にまとっているという現実的な容貌が怖さを助長する。虎のパンツに金棒の鬼はファンタジーでが、なまはげはリアルだ。
 というか実際この格好をした人が家々を周って「なぐごはいねえがー!」とやるわけか。俺が子供だったらおしっこちびっちゃうわ。

④深浦
 本日の野営地も予定変更。男鹿近辺で止まるつもりだったが頑張って青森県の深浦まで進んだ。昨日頑張ったから余裕があるということもあった。男鹿半島からは110kmほど。海岸線沿いの国道101号線をひたすら北上した。
 ついた先は行合崎キャンプ場。炊事場すらない無料のキャンプ場。本来の野営所は階段をずっと降りた先のようだが、とてもじゃないがそこまで降りていく気力はない。キャンプ場へ入ってすぐの開けた場所で野営することにした。

 本当はここでテントを設営してはまずかろうなとも思ったが、 他の利用客がほぼいないので良し。焚き火もするつもりはないし、ゴミも残さないし。なんて思いながらテントを立てていると、サイクラーがテント設営開始。共犯者がいれば心強いわ。

 何もない岬のキャンプ場で、夕陽が沈むのを眺めることが出来た。そして夜は満天の星。広がるのは北極星を中心とした北の星々。北斗七星やカシオペアを見るのはいつ以来か。北へやって来たのだなあと実感した。

 本日の走行距離315km。