2019年12月30日月曜日

プロジェクター

 プロジェクターを購入した。

 自宅に映画館を作る。これは幼少期からの夢で、何機種もAVアンプを購入。まずは音響面が整ったが、画面についてはあまり手を掛けてこなかった。それはコストと専有面積が原因だった。
 現在、液晶テレビが一般的となって40インチを越える大画面が一般的となって、値段も安い。しかしこれが50インチになっても映画館のような感動は味わえないだろう。やはり80インチ~100インチくらいの超大画面でないと。

 一度考えたのがヘッドセットディスプレイ。しかしニッチな市場で量産効果が期待できないからか割と値段が高め。であれば同様の機能を有するVRの方が楽しめるかななんて思っていた。
 次にプロジェクター。実際にはヘッドセットディスプレイより昔から検討していた。
 子供の頃に観たプロジェクターはピンボケ画像、暗い画面というイメージ。しかし数年前にエプソンからDVDプライヤー内蔵型のホームユースタイプが出た時に欲しいなと思っていた。値段が10万円以上したので冒険できなかったが。

 先日ふとAmazonで検索してみると、モバイルプロジェクターなるものが5千円~1万円程度で販売されていた。電化製品が中国など海外で生産されるようになって全てのものが安くなったが、これもその一つ。
 性能はどんなものかと思ってレビューを読むと案外評判が良い。スクリーン含めて1万円以下で揃うのであれば、試しに買ってみてもいいかもと思えた。

 今回購入したのは100インチ相当のスクリーンつきで8千円の激安プロジェクター。使い勝手は大体想像通り。ある程度距離をとらないと画面を大きくできないのは残念だが、それ以外は解像度、明るさとも不満ないレベル。
 DVD画質だと若干画像の粗さが分かってしまう感じで、フルHDのゲームなんかも細かな部分や小さい文字などは潰れ気味。ただし映画鑑賞だけであれば問題なし。何しろスクリーン込みでこの値段なのだから、コストパフォーマンスは抜群。
 4Kの大画面テレビを買おうかと思っていたが、しばらく保留しておいてよさげ。

2019年12月26日木曜日

ディアブロ3 ネクロマンサー

 ポケモンクリア後、丁度新シーズンが始まったこともあり、久しぶりにディアブロ3で遊んでいる。これまでウィザードとクルセイダーで遊んだので、別のクラスを選択。モンクと迷いつつ、ネクロマンサーを選んだ。過去のディアブロシリーズにも登場していたクラスなれど使ったことはない。「死人使い」というダークなイメージを敬遠してきたため。
 ウィザード、クルセイダーともGR100へ到達することが出来ず、今回こそはと思っているが、GR60あたりですでに一撃死するようになってきて、ちょっと無理かなという感じ。火力は十分にあるんだけどいかんせん紙装甲すぎる。

 今回のシーズン報酬はラズマセットという従僕のスケルトンたちが強化される装備。死人使いというネクロマンサーのイメージ通りのスキルでもあるため、まずは従僕が強化されるようなビルドで進める。トーメント4あたりを簡単にクリアできるようになったあたりで、他のセット装備イナリウス、悪疫が揃ってきたので別のビルドも試したが、結構厳しい感じ。
 そろそろ火力の上がる有名ビルドを組んでみようとネット検索。ラズマビルドは特異点のルーンを装備したスケルタルメイジを召喚するものが紹介されていた。さっそく試すとこれがかなり強く、トーメント10くらいなら軽く進められるようになった。
 ただしメイジ召喚時、保有エッセンスをすべて消費してしまうので、その再補充が悩みどころ。召喚時のエッセンスが多いほど強いメイジが登場するため。

 そこでキーとなるアイテムが「リーパーの腕甲」。これは体力が回復するライフオーブを取得時、エッセンスも回復してくれるというもの。死体漁りで死体を消費するとライフオーブがたんまり出現するスキルを積んでいるので、同時にエッセンスも回復してくれればかなり役立つはず。
 かくてカダラギャンブルは腕甲一択。集まってはガチャ。ガチャっては集めを繰り返す。ついでに欲しかった宿敵の腕甲なども手に入り、そろそろ出るかなと思いつつガチャを繰り返すが、ずーっと出ない。過去の経験だとディアブロ3のアイテムドロップは永遠に出ないということはなく、とりあえず一度は出るはずなのに。
 そんな経験から、おかしいなと思いつつ延々とカダラギャンブルしてきたのだが、今日思い立って「リーパーの腕甲」について検索すると。

 「リーパーの腕甲」=鍛冶屋で作成

 なんですと!!図面はもうコンプリートしたはず。鍛冶屋のメニューには出てこないぞ。
 どうやら第五章のマルサエルのドロップアイテムらしい。今回ストーリーモードはほとんど遊んでいないので、マルサエルは倒していなかった。
 すぐにアドベンチャーモードからマルサエル撃破。一発ドロップ!念願のリーパーの腕甲が手に入った。
 さっそくこれまでのビルドに組み入れたところ、予想通りライフオーブでぐんぐんエッセンスも回復していく。当然火力増強・・・は、しているのかな?これについてはよく分からない感じ。

2019年12月22日日曜日

スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け

 新たなスターウォーズサーガの完結編。今年度年末映画の大注目である「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」を観て来た。
 予めエピソード7、8を復習。そういえばこんな物語だったな。悲壮な結末で終わった前作からどうやって話を作るのかと思ったが、数々の伏線はすべて回収され、大団円を迎えた。
 サブタイトルにある「スカイウォーカーの夜明け」とは。ルークは死んでしまったし、今更レイアの物語でもあるまいしと思ったが、レイの血筋における謎と絡め、ぐっとくるエンディングが用意された。
 レイア姫演じるキャリー・フィッシャーの訃報でどんな展開になるのか心配だったが、まったく違和感なく表現。あとでどんな風にシーンを作ったのか調べてみようと思う。

 それにしてもJJエイブラムスという監督は見せ方が上手い。ラストのルークとレイアがレイを見守るシーンとタトゥイーンの二重太陽では涙ぐんでしまった。最期の戦いにおいて絶望的な大艦隊に諦めかけていたポー。そこへ現れた救援艦隊の登場には思わずガッツポーズ。いいシーンだ。
 前作エピソード8はエイブラムスの手掛けたエピソード7と違う監督だったため、伏線にはほとんど手を触れず、またストーリーも毛色の違った作風と賛否両論であったが、今回再びエイブラムスが指揮をとったことで綺麗にまとまった感じ。
 パルパティーンの復活、暗黒宙域に眠る旧帝国軍の大艦隊など、トリロジーのあとに書かれたスピンオフ小説からネタを拝借。「こう来たか」とマニアなファンも納得できるストーリー。

 ルーカスが作ったどこか牧歌的で神話のようなスターウォーズ世界に比べると、洗練されたCGにより表現方法が豊富となった新三部作はリアリティがあれど深みには欠ける気がしてしまう。ガンダムで言えば「F91」と「0083」の違いというか。
 こんなシーンが観たかったでしょ、というサービス精神は買うけど、スターウォーズってハードSFではないんだがという違和感。
 これについてはエピソード7のような既視感ばかりのファンサービス映像群とならず、新しい映像でストーリーを作ろうとしていて好印象。レンとレイによるセイバー戦やラストにおけるパルパティーン戦は良かった。

 新三部作の総括としては、ファーストオーダーって結局何だったの?とか共和国があっさり滅んだのは何よ?とかあり、要するに肉付けの薄い蛇足的なストーリーだったことは否めない。これは商業的な理由のみで作られた作品だから。
 そんな制約の中で作られた作品なれど期待に応える結末となってくれて良かった。

2019年12月17日火曜日

駿府城、日本平

 年内最後のツーリングに出掛けた。この所天気は良いものの寒い日が続く。峠道は凍結の危険もあるし、何より体が辛いのでツーリングは億劫になりがちだが、頑張って出発することに。
 家を出たのが9時。渋滞の懸念される16時には帰宅したいので、高速を使って現地へ向かう。行き先は静岡県の駿府城。


 駿府城は静岡市のど真ん中に位置する。調べると駐車場が無いようだったが、隣が市役所だったのでバイクを止めることが出来た。ちなみに城内にも駐輪場があり、そちらに止めることも出来たようだ。
 駿府城公園と言うことで、お堀の中は何もない広い公園だった。巽門以下復原された櫓があるものの、場内には取り立てて見所無し。天守台の発掘調査がされていて、その巨大さは感じ取れたが。
 とは言え静岡市の中心部にどーんと構えられたそのお城は先日訪問した江戸城とよく似ているように思えた。交通の要衝にそびえ、軍事より政務が目的となっている点や、多重の堀で侵攻を食い止める思想など。
 人質時代の幼少期、宿願の武田氏追放後、将軍職を隠居しての晩年。都合三度徳川家康の本拠地となった歴史的なお城であることは感じられた。


 せっかく静岡まで来たので他に寄る所はないかと考え、日本平が近かったことを思い出す。調べれば山頂までバイクで30分ほど。日曜日ということや、市の中心部を抜けることもあり、渋滞に巻き込まれるも1時間は掛からず到着。道中の日本平パークウェイは舗装がそれほど良好では無いものの、走りやすいワインディングだった。
 山頂からの景色はまさに絶景。先週訪れた朝霧高原の富士山も素晴らしかったが、この駿河湾から見る富士山も格別。今日も良く晴れていたこともあり、ああ来て良かったと心から思えた。
 惜しむらくはスマホのカメラではその風景を写し取れないこと。広角レンズでは人間の眼に映るような風景が描き出せない。全体を映し出すスナップ写真にしかならないのが残念。


 本当はもっと富士山を大きく感じ取れるんだが。こればっかりは現地に行ってその目で見るしかないのだろうな。
 本日の走行距離237.8km。

CB1300 富士山ツーリング

 久しぶりのツーリング。今日はどこへ行こうかずっと考えていたが、悩んだ末、厳冬となれば行けなくなりそうな富士山へ。
 いつもは富士山方面へ抜けるのに三国峠から山中湖へ出るが、久しぶりに御殿場から富士山スカイラインを走ることにした。そのまま国道137号線、富士五湖周遊という段取り。


 楽をして東名高速で御殿場まで行こうとすれば、入口電光表示板に事故情報。休日の朝っぱらから事故を起こすとか勘弁して欲しい。しかも東名集中工事のため大井松田ー御殿場間は左ルートが通行止めになっているのも渋滞を深刻にさせている様子。
 急遽予定を変更。大井松田インターを素通りし、国道246号線を東へ。富士山を諦め奥多摩から大菩薩峠でも行こうかと秦野方面に向かう。しかしR246を走っていると、何だか知らないが今日はどうしても富士山へ行きたい気持ちに。天気が良くて富士山が綺麗だったからだろうか。
 結局秦野中井インターを経由して再び御殿場方面へ。待ち構えていた東名高速の渋滞は気合ですり抜けることにした。

 御殿場到着。インターチェンジから富士山を正面に見据えて北上。自衛隊基地を過ぎて久しぶりに走る富士山スカイラインはまったく車がいなくてのんびり走れる。CBR400Rに乗っていた頃は何故かイキって走っていたけど、CB1300はのんびり走るのが楽しい。
 富士山スカイラインから国道139号線を北上して朝霧高原到着。雪化粧をまとった晴天の富士が何とも美しい。


 前から冬の富士を撮影したかったが、なかなか機会が取れなかった。休みの日は天気が悪かったり、富士山へ行けなかったりして。やっとこの機会に出会えたが、せっかくなので一眼レフ持ってくるべきだった。スマホのカメラでは眼で見る富士山の魅力をまったく切り取れない。
 この富士山を見れただけで今日のツーリングは大満足。そのまま富士五湖をぐるりと回って帰宅。本日の走行距離246.4km。

2019年12月16日月曜日

江戸城、谷山浩子

 12月7日。谷山浩子のコンサートが江東区文化センターホールで開催された。今年初めてコンサートに出掛けたと思ったら、何ともう三度目。東京で行われるコンサート。せっかくなので東京観光を兼ねて「江戸城」見物。つまり皇居を訪問。

 まったく下調べせず。まあ東京駅を降りて丸の内へ出ればいいのね。傘を忘れたので雨に打たれつつ、いちょう並木を歩いていけば、多くの観光客と警察官の警備。さすが皇居だなと思ったら、本日特別な催しが開催されていた。
 その催しと言うのは「大嘗宮」の一般公開で、皇位継承に伴う祭祀が行われた場所とのこと。伊勢神宮にもあったような豊穣を祈念しての建物らしいが、詳しいことはよくわからないというか、興味があんまりない。雨の中ずらりと並ぶ行列に加わる気にはなれず、楠木正成像のそばにある休憩所でスタンプを押して江戸城(皇居)を後にする。


 思えば東京には三年住んで八年近く通勤していたのに、江戸城に来たことなかったんだな。周辺はいくらでも歩き倒したんだが。

 コンサートの開場は17時。現在13時。とくに暇つぶしをするスポットも思い浮かばず。国立科学博物館へ行こうかと思ったが、特別展の内容が「ミイラ」とのことで興味が沸かず。江戸城から銀座方面へのルートを調べると、日比谷の東宝劇場前にゴジラ像というのを見つけたので訪問。


 何このしょぼさ。もうちょっと、お金掛けられなかったのかね。

 かなりがっかりしながらそのまま銀座をぶらつく。本屋に立ち寄り来年の日記を購入。クリスマス向けの飾り付けがされた百貨店のショーウィンドウを眺める。警察博物館でVFRを眺める。
 まだまだ開場には時間があるので、東西線には乗らず、そのまま永代橋通りを歩いていくことにした。隅田川で一服しつつ、門前中町でもつ鍋屋が多いことが不思議。どうして?


 木場まで歩いて16時。1時間ほど喫茶店でゆっくりして、17時すぎに江東区文化センター到着。17時30分からコンサートが始まる。今回もピアノひとつで曲間のおしゃべりという構成だった。膨大な曲のレパートリーの中から「どうぶつ」をテーマとした楽曲が歌われた。
 三度目のコンサートと言うこともあり慣れてしまったのか。生の谷山浩子にもあまり感動を覚えず。前回のコンサート後のどを痛めた話しをしていて、もう浩子さんも歳なんだなぁなどと感じる。
 高音と美しい調べが特徴的な歌「SEAGULL」を聞き、何度も聞いたCDに比べてどうしても高音の伸びが残念で、厳しいなと思ってしまう。これが生の良さと言う人も多いのだろうけれど。
 結局知っている歌を歌う浩子さんを同年代的に応援する人、何度も何度も通ってファンクラブ同士の集まりを楽しむ人なんかには楽しいのだろうけど、いったい自分は何が良いのだろうか。浩子さんのMCもつまらなくはないけれど、昔のオールナイトニッポンの頃の若い浩子さんとはだいぶ・・・ね。
 そんなことを考えてしまった三度目の谷山浩子コンサートだった。

 1.のらねこ
 2.うさぎ
(谷山浩子を知ったころの歌を二番目に歌ったので感慨深かった)
 3.雲雀
 4.水蜘蛛
(雲雀に続いて「もう一人のアリス」から。懐かしい)
 5.竜
 6.お早うございますの帽子屋さん
(以下、9.までリクエスト)
 7.あかり
 8.たんぽぽ
(別離の歌とずっと思っていたが、追い掛ける歌だと今更知る)
 9.愛をこめて。海
10.花さかニャンコ
(みんなで歌うという趣向に乗れず)
11.ネムルル
12.催眠レインコート
(この曲はやっぱり名曲なんだなと感じた)
13.きつね
14.SEAGULL
(最後にきて残念な気持ちになってしまった)
15.卵
16.NANUK
17.河のほとりに
(高校生時代を思い出してしんみりした)

2019年12月4日水曜日

ポケットモンスター ソード

 Nintendo Switchで発売されたポケモン最新作「ポケットモンスター ソード/シールド」の「ソード」を購入クリアした。
 国内のみならず全世界で流行している「ポケモン」だが、これまで携帯ゲーム機がメインとなっていたので未プレイ。RPGであること。ポケモンを捕まえて育てること。くらいしか内容を知らない。
 遊んだ結果「子供向けのゲームだね」という当たり前の感想。ストーリーや演出など自分がゲームに求めるものはこの作品には存在しない。しなくてもいい。

 ストーリーはあってないようなもの。各地のジムリーダーを倒してバッチを集めるというRPGお約束。そのお題目だけでストーリーを語ることを放棄している。「ブラックナイト」「ソード、シールド」などのエピソードは頭の中に入ってこない。
 一部の街の遺跡で語られるだけで、バッチ集めを優先する主人公には当事者意識がない。なので最期の事件は取って付けた感が出てしまう。
 ローズ委員長が行おうとした未来のためのエネルギー開発というのは、現代で言えば「核融合」や「宇宙開発」のこと。その暴走という事件についてはもっとシリアスに掘り下げることも出来たはず。これが子供向けのゲームだとしても。
 むしろ本来子供向けなれど大人が見てもうなるようなストーリーこそがジュブナイルの名作と呼ばれる作品であり、子供向けだからこの程度で良かろうという製作者の甘えは子供に見透かされる。

 登場ポケモンの数が減ったとか、演出が物足りないといった過去作ファンの意見については分からない。初ポケモンの自分にとっては十分な数のモンスターに思えるし、演出面については携帯ゲームの据え置きゲーム化となれば、とりあえずこんなものだろと感じた。開発発表からリリーズまでの期間も短かったしね。
 とは言え、今後はもっとお金と時間を掛けて、海外AAAコンテンツばりのグラフィックや演出を目指すべきかも。今作だって任天堂の重要コンテンツであるからお金は相当掛けているはずだけど。

 ゲームシステム全体としては、同様のジャンルである「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズの方が好みだった。
 今作が初プレイの「ポケモン」とシリーズを全部遊んでいる「ドラクエ」ということで、登場するモンスターに対する思い入れ近親感が違うことが第一。
 二つ目の理由として、特定のモンスターを育てていく「ポケモン」に対し、モンスター同士を掛け合わせてさらに強いモンスターを求めていく「ドラクエモンスターズ」の方が色んなモンスターを試せて楽しかった。
 結局使い続けることで愛着の沸いた初期からのポケモンを最後まで使い続けることになり、モンスターゲットの動機が減ってしまった。時間が掛かるポケモン図鑑のコンプリートなんて最初から狙ってないし。また「ポケモンキャンプ」で信頼感を増したポケモンが戦闘中も愛くるしい仕草を見せてくれるなど、良くも悪くも特定ポケモンを使い続ける原因となった。

 と、自分に向かない要素を書いたが結論。ポケモンを育成させて自分だけのチームを作り、友達やネットで対戦する。いろんな場所に出掛けてポケモンを集め、交換などしながら図鑑をコンプリートする。これがポケモンを楽しむキーワード。上記不満は些細なことなのかな。

2019年12月1日日曜日

ターミネーター:ニューフェイト

 映画の日三本立ての最終回は「ターミネーター:ニューフェイト」。一体何作目よ?しかも何度リブートするんだよ?というシリーズ。若いころヒットした曲を頼りにドサ周りを続ける演歌歌手の様。
 第一作は衝撃的だったしSF映画としても素晴らしかったので「T3」までは映画館に足を運んだものの、別の時間軸という設定がされるようになった「T4」「サラ・コナー・クロニクル」あたりから醒めてしまった。
 今回も映画館に行くつもりはなかったが、映画の日で安く観れるのでピックアップに引っ掛かったという感じ。

 全米で大コケ。前評判は悪い。年取ったリンダ・ハミルトンとアーノルド・シュワルツェネッガーが出演というのも何の冗談か。しかし意外なことに結構面白かった。
 ターミネーターシリーズお約束のストーリー展開、プロットについてはさて置き、金のかかったアクションシーンだなと感じさせる。液体金属やエンドスケルトンのターミネーターも自然に動き、CGの発達が本来想定していた表現を実現している。
 CGと言えばジョン・コナー殺害シーンはすごい。「T2」時代のリンダ・ハミルトンとエドワード・ファーロングが登場。お金と時間さえ掛ければ、違和感なく過去の人物を出演させることができるなんて。予告の流れていたスターウォーズの最終作ではレイア姫もきっちり登場してくれるのだろう。
 岡田斗司夫が言っていたが液体金属のターミネーターというのは秀逸で、ほどよく強くできるし、倒そうと思えばいくらでも倒す術を考えつく。今回もしぶとくて、やっつけてもやっつけてもあっさり復活するあたりはウザくもあるが、最後は結構あっけなく倒してしまう。

 今作を見るにあたり、「T1」から「ジェネシス」まで観直した。割とどの作品も面白かっし、実は本日の三本立てで一番観客が多かったことも付け加えておく。上映時間にもよるのだろうけど。
 結局タイムスリップを題材としたSF物として「ターミネーター」という作品は良い映画ということ。何度も行われたリブートによってストーリーが定まらず、結果ファンが振り回されてしまったことが何より残念。

ドクタースリープ

 映画の日三本立ての第二作品は「ドクタースリープ」。スタンリーキューブリック監督の名作ホラー「シャイニング」の続編。なんで今更シャイニングという気がしたが、数年前にスティーブンキングが小説を発表していたらしい。

 お話として綺麗にまとまっていた「シャイニング」の続きをどうやって作るのかと思っていたら、例のホテルは導入部だけとして新しい別の物語が中心となる。吸血鬼のような化け物が”シャイニング”能力を持つ子供を襲うというストーリー。
 続きものではなくて、同じ世界観を有する別の話しなのね、と思っていたら、結局最後はホテルへと戻って決着をつける・・・のだが、きれいにまとまっている感じはしない。無理やりここを終着点にした感じでしっくりこない。
 前作の名シーンがカットインされるのも、まるでお化け屋敷を探検しているかのようで怖さはない。双子の姉妹も、血のエレベーターも、ハイハイこれねってなもんである。

 捕まえた子供を虐待して、口から洩れる「生気」を糧とする化け物という設定はいいし、キング原作ということもありリアリティも感じられる。しかしあっさりライフルで殺されてしまうのは肩透かし。
 特にわざわざ1エピソードを使って語られた15歳の少女の化け物も、こんなもんか程度の見せ場で終わる。化け物の首長であるローズ以外の見せ場が無さすぎる。
 わざわざ語ったエピソードと言えば、ダニーが「ドクタースリープ」と呼ばれるようになるストーリーも、その伏線が使用されることもなく無意味に思える。

 キングのホラーにしては後味の悪い結末になることもなく、これはこれでよくまとまっているのだろうが、名作の続編に相応しいのかは微妙だし、何のために作ったのかよく分からない気がする。
 キューブリックの映画版に対し不満を感じ、原作者としてはホテルの悲劇の原因は悪霊たちにあったということを改めて訴えたかったのか。150分という長時間の映画にしては主題がまとまっておらず、面白かったとは思えず。

 翻ってローズとアブラの対決シーンは良く、長生きで頭も良いローズに対して何の知識もないアブラが才能だけで撃退するあたりも面白い。ビジョンを元にダニーが野球少年の死体を掘り起こすエピソードもホラー感が素晴らしい。こうした演出と物語に関してはさすがスティーブン・キング原作。続編だからとホテルに拘らなければ良かったのに。
 主演がユアン・マクレガーだからというわけではないが、ルークやアナキンを指導するオビワンのような役回りとし、いっそアブラとローズの物語にしてしまった方がすっきりしていて良かったのではないか。

ゾンビランド:ダブルタップ

 本日は12月1日。映画の日。ロードショーが一本一千円で鑑賞できるというお得な日。昔に比べてモーニングやレイトショーなど普段から割引も多いが、時間を問わず安く鑑賞できるのは嬉しい。
 しかも今年の映画の日は日曜日ということで、朝から晩までお得に見ることが出来る。
 そこで公開中の映画三本をピックアップした。

 朝一で観たのはゾンビランドの続編「ゾンビランド:ダブルタップ」。
 オープニングではスローモーションを駆使した精細な描写でゾンビが駆逐されていく様が描かれるが、ゾンビ映画の流行りは過ぎたという気がした。ゾンビに対する怖さはなく、派手に、より派手に退治することしか考えられていない。
 
 冒頭で「あれから10年の月日がたち」というセリフ。もうそんなに経つのか。
 タラハシー、コロンバス始めとするキャストはすべて同じ役者が演じているので、当然10年の歳をとっている。男性陣はそれほど変わらないが女性陣には残酷。オスカー女優となったエマストーン演じるウィチタに貫録がついたのはまだ許せるが、可愛かったリトルロックは巨乳で少しぽっちゃり気味に。

 前作に比べてゾンビへの対処法は薄らぎ、変わって登場人物が増えたことによる人との関わり合いが増えた。相変わらずクスリと笑ってしまうネタが多くて楽しい。特に主人公コンビとそっくりのコンビが登場して掛け合いをするあたりが秀逸。

 最期はヒッピーの作った楽園が舞台となるが、逃げ込んだ先にこうした文化を構築するという点にアメリカの懐の広さを感じた。同じような映画を日本で作っても、逃げた先のコミュニティはすべて同じようなものになる気がする。


2019年11月19日火曜日

ルイージマンション3

 「ルイージマンション3」をクリアした。期待半分くらいの感じで購入。予想通りハマり切れなかった。

 ゲームキューブで発売された「ルイージマンション(初代)」は、ニンテンドー版バイオハザードのような雰囲気で、一軒の洋館を探索していくというホラーゲーム。個性的なオバケも多く登場して楽しめた。
 続いて3DSで発売された「ルイージマンション2」は複数のマンションが用意され、オヤマー博士から命じられるミッションをクリアしながら進行。使命を達成するごとにベースラボへ引き返すあたりが閉塞的なホラー要素を薄めていたし、個性的なボスが少なかったのが残念。また携帯ゲーム機用ということで、せっかくのグラフィックを堪能できなくなってしまった。

 今回登場の「ルイージマンション3」は一軒のリゾートホテルを探索するということで初代に立ち返っているものの、各フロアを一つずつ探索。ボスを倒して次のフロアへという展開で、ミッション制に近くなっている。
 単調にならぬよう砂漠やら海やら植物園やらと、ホテルの中とは思えないようなフロアが登場。バリエーションが豊富な反面、底が浅い。

 オバキュームでオバケを吸い込むというルイージマンション独特の攻撃方法はそのままに、スラムというアクションが加わり、オバケを叩きつけて倒すことが出来るようになった。物理的な反撃で豪快だが、吸い込んで倒すという特徴が薄れてしまった。
 グーイージという自分の分身が操作できるようになった。ニンテンドーダイレクトでその情報を知った時、面倒くさそうだなと感じたが、予想通りの結果に。アクションゲームで二つのキャラを同時に操作するのは爽快感がなくなるだけ。分担作業を利用した謎解きもバリエーションに乏しく手間が増えるだけ。ピクミン3と同じような印象だ。
 また謎解きも当たり判定がシビアで分かっているのに上手くいかないことが多く、階段の上り下り、ピラミッドの秘密部屋における壺割などでイライラさせられた。
 オバケ退治や謎解き時、吸い込み以外のアクション(ダークライト、バースト、キューバン)を突然強いられる。総当たりによる回答探しになっている節がある。当たり判定のシビアさと加えてここも不満なポイントだ。
 オートセーブのみで任意にセーブできない。黄金のホネによるコンティニュー時、演出が長くてスキップ出来ない。どうしてこんな仕様になっているのか意味不明。

 次のソフト(ポケモン)が控えているので、最後は駆け足で攻略したが、あんまり面白かったとは言えない出来栄えだったかな。この路線で行く以上、ルイージマンションの続編はもう買わないことにする。

2019年11月18日月曜日

CB1300 南房総ツーリング

 NEXCO東日本が実施しているツーリングプランを利用して、千葉県館山市方面の房総半島南側をツーリングしてきた。
 インターネットで千葉のツーリングスポットを調べると、マザー牧場で有名な鹿野山をはじめとしていくつかのワインディングが紹介されていた。Google MAPで経路を検索すれば一筆書きで網羅できそう。これを機会に一挙に走ってしまおうという企画。

ルート
 1.自宅~国道1号線
 2.湾岸線~アクアライン~海ほたる
 3.館山自動車道~冨浦IC
 4.「房総フラワーライン」
 5.「安房グリーンライン」
 6.「もみじロード」
 7.「鹿野山」
 8.「房総スカイライン」
 9.「清住養老ライン」
10.市原鶴舞IC~圏央道~アクアライン~帰宅
(夕方帰宅ラッシュにかち合ったら木更津の健康ランドで時間調整)

 今回利用したツーリングプランは首都高速湾岸線浮島ランプからアクアラインが無料区間になっていた。利用料金が高くて行ったことのなかった海ほたるにも初訪問。観光スポットとして見所も多い鋸山に行けないのは残念だが、その分「走り」がメイン。


 例によって渋滞を避けるため午前4時に出発。順調にいけば日の出前の海ほたる到着。ナビは東名高速を推奨してきたが、西湘バイパス~湘南バイパス~横浜新道の国道一号線ラインを走る。
 年末年始ツーリングを見越して先日購入したワークマンの「イージス」を着込む。結果早朝の寒さは全く感じず、日中は暑いくらい。評判通りの性能を発揮で頼もしい。

 順調に夜明け前の海ほたる到着。当たり前だが辺り一面真っ暗で風景も海も見えない。日の出まで待とうかと思ったが、それなら少しでも先を急いだ方がいいと判断。休憩もそこそこに海ほたるを出発。
 初の海ほたる。トンネル区間は「シン・ゴジラ」で見た景色と同じという感じ。洋上にあるからか施設は船をモチーフにした装飾。橋上となる海上区間は伊勢湾岸道路とあまり変わり映えせず、思ったほど感動はない。辺りが暗いからか。


 かくて千葉上陸。木更津から館山へ。予想以上に車は少なく走りやすいのでかっ飛ばす。同じリゾートとはいえ、都心からの距離で言えば箱根や富士方面と変わりないはずなのに、なぜ東名や中央道の混雑具合と比べて交通量が違うのだろう。
 6時過ぎに冨浦IC到着。到着した国道127号線はヤシの木が立ち並び、南国ならではのお出迎え。市街でガソリン給油しようとナビで周辺検索するも、三軒訪問して全て営業時間外。田舎道を通るルートだったので嫌な予感はしたが。結局Google MAPで検索。一番近くて営業しているスタンドを探すこととなる。こうした情報に弱いのもナビ専用機の弱点と認識。決められた場所を案内するのには長けていても、その場で検索して移動するのに弱い。

 所要を済ませ、最初のツーリングロード「房総フラワーライン」へ。房総半島南端をぐるりと回り込む街道。走り始めはこれがツーリングスポット?と言う感じの道だったが、海上自衛隊館山航空基地て様相が一変。ほぼ一直線の道が続く快適ロードとなる。
 地図上では海沿いの道だが海岸線からは少し離れていて、海はあまり見えない。館山に到着してすぐにお出迎えをしてくれる館山城をはじめ、洲崎灯台、アロハガーデンたてやまなど、ランドマークも多く飽きさせない。

 房総フラワーラインを駆け抜け、そのまま「安房グリーンライン」を北上する。南国の雰囲気だったフラワーラインとは打って変わり、林道を思い出させる山がちなルート。しかし整備されていてとても走りやすい。国道128号線をまたいだ辺りで様相は一変し、田んぼの中を走る一直線の田舎道となる。

 安房グリーンラインを抜け、県道88号線を経由。「もみじロード」へ。安房グリーンラインと同様のワインディング。名前の通り紅葉の見ごたえがありそうなスポットだったが少し時期が遅かったようだ。

 国道465線を経由して鹿野山方面へ。「マザー牧場」など有名なスポットなれど、これまで通った道と異なり道幅は狭い。カーブも多く、センターラインもないような山道を走るので、あまり快適な道とは言い難い。それでも鹿野山頂上付近にある九十九谷展望公園の絶景は素晴らしく、ライダーも多くいて立ち寄るべきスポットだ。


 鹿野山を後にし「房総スカイライン」へ。鴨川へと抜ける「鴨川有料道路」と共に無料開放されている。スカイランとは名ばかりの森を抜ける山間ロード。道幅も広く走りやすいが、微妙に交通量があるので走りを楽しめるわけではなく、絶景と呼べる景色もないので楽しくはない。千葉中央と鴨川をつなぐ観光用道路という感じ。紅葉シーズンだったらもう少し景色が良くて印象が違ったのかも。

 鴨川到着。鴨川シーワールドのある国道128号線を経由して「清住養老ライン」へ。整備された二車線の道もあるが、鹿野山の道をさらに狭くしたような山道がここかしこに顔を見せる街道。一部は相互通行も難しくヤビツ峠を思い出す。
 養老川に沿って走る山道で、里見駅や高滝ダムなど見所もあるのだが、風景に関してはここまで走ってきた道とあまり変わり映えがない。

 清住養老ラインの走る県道81号線を抜け、国道297号線へ。当初の目的地である市原鶴舞インターチェンジへ到着した。インターチェンジ付近にあるミニストップ到着時、時刻はまだ14時前。予定より3時間くらい早い到着だった。
 帰路の途中思ったが、せっかくだから再び南下してから外房を銚子まで突き進んで、房総半島制覇してもよかった。


 南房総を走って感じたのは整備されて走りやすいワインディングが多いことと、紅葉シーズンだというのに交通量が少なく走りやすかったということ。逆に言えばこんな良い環境なのに何故ドライブやツーリングする人が少ないのか。
 道中数台のバイクとすれ違ったものの「ヤエー」の交換はほとんどなく、ツーリング集団との出会いも少なかった。
 思ったのは鹿野山九十九谷公園以外、開けた山頂や展望台といった爽快な場所がないこと。道は良くてもどこも似たような風景で、「ココ」というポイントがない。結果ライダーの集う場所がなく、南房総ツーリングをぼやけた印象にしていると感じた。
 南房総はどんづまりだから、ここを経由して他方面へ抜けて行く人はいない。結果ここを走るのが目的という奇特な人以外おらず、さらに特筆すべきスポットもないから奇特な人々も集まらず、交流も広がらない。道路は整備され都心からも近いことを考えれば寂しい限り。

 予定では市原鶴舞インターチェンジに16~17時ごろ到着。富津岬を経由して木更津で温泉に入って時間調整するつもりだったが、まだ渋滞も発生しない時間帯。少し迷ったが月曜日は仕事もあるし、今から帰れば暗くなる前に家に帰れるからと小田原へ戻ることにした。
 せっかくなので明くなった海ほたるの風景を見ようとアクアラインを目指し、その後の道どりを間違えたため東名高速からの帰還となった。本当このカーナビは東名高速を推奨するのが好きだな。


 本日の走行距離458.6km。高速利用が300km弱あるので、下道を走ったのは160kmくらいか。走行距離の割には時間、疲労度とも少なかった。

2019年11月13日水曜日

「ヘレディタリー/継承」 「ファーストマン」

 アマゾンプライムで映画を観る。

「ヘレディタリー/継承」
 ここ最近の最恐ホラーという触れ込みで興味を持った。精神の障害を持つ家系に生まれた妻。母親の死に引き続き娘も事故で死亡し、少しずつ精神を病んでいくお話し。悪魔召喚などが盛り込まれ、オーメンやエクソシストなどの名作ホラーを思わせる正統派。
 娘役のチャーリー・グラハムを演ずるミリー・シャピロの存在感が恐ろしく、ダミアンの女性版?と思わせて、序盤にあっさり事故死するあたりから物語に引き込まれる。
 注目は徐々に狂気に堕ちていく妻役のトニ・コレットの怪演。夫を殺してしまった後の絶望から、狂気に飲み込まれる瞬間の演技などに驚愕。冴えない息子役のアレックス・ウルフも地味ながら正常と狂気の狭間で翻弄される様を演じて見事など、キャストの演技力が光る作品。
 グロテスクなシーン、ショックシーンが「えっ!?」というくらいの瞬間で現れ、それが逆にぞわぞわとくる怖さにつながる。娘の事故シーンや妻が自らの首をワイヤーで切るシーンなど。また息子を追いかけるシーンは印象的で、エクソシストのスパイダーウォークを思わせる不気味さ。
 ストーリー自体は序盤に張られた展開から読みやすいものの、予定調和的アンハッピーエンドが評判に違わぬホラーの名作といえる作品だった。

「ファーストマン」
 人類初の月着陸を成し遂げたアームストロング船長の物語。
 岡田斗司夫のニコ生で絶賛していたので興味をもっていたが、この度プライム無料枠に入っていたので視聴。
 ニコ生で詳細解説を見てしまったので、少し期待しすぎた感じにはなってしまった。もっともアームストロング船長が月着陸を成功させることは既知のことだし、アポロ1号の事故をはじめとするストーリーも知っているので驚きはない。
 それでも「ライトスタッフ」「アポロ13」に並ぶ宇宙開発物のドキュメンタリー風映画としては面白く鑑賞できた。裏を返せばそれ以上ではなかったかな。
 

2019年11月12日火曜日

Honda Racing THANKS DAY 2019

 11月10日に「ツインリンクもてぎ」で開催された「Honda Racing THANKS DAY」へ行ってきた。ツインリンクもてぎは初めて。「BIKE BIKE BIKE」や「CBオーナーズミーティング」と異なり、サーキットの試走がないのは残念。
 このイベントはホンダのレーシングチームが日頃の応援に感謝して開催するもので、四輪、二輪の各チーム各ドライバーが勢ぞろいする。また「ツインリンクもてぎ」には「ホンダコレクションホール」という常設の展示場があり、ホンダの発売してきた車やバイクが展示されているそうで、こちらも楽しみだった。


 午前4時自宅発。「もてぎ」は宇都宮の近くなので圏央道経由の東北道と思っていたが、ナビで経路を検索すると首都高経由の常磐道が推奨された。首都高を走るのは久しぶりだし、大橋JCTでの渋滞は名物。しかし日曜日の早い時間ということもあり渋滞は特に発生していない様子。逆に八王子JCTではさっそく事故情報が上がっており、ナビの推奨に従い首都高~常磐道を目指すことに。
 首都高渋谷線から南へは何度も行ったことがあるが、北の池袋方面を行くのは初めて。首都高独特の分岐と合流の連続にビビるが、やはり音声案内のついたナビがあると便利。道中間違えることもなく通過。首都高6号向島線、常磐道へと進む。
 水戸北スマートICで降りるよう案内されるも災害により閉鎖中。通過して那珂ICへ。そこから1時間ほど下道を走ったら「ツインリンクもてぎ」着。片道所要時間は休憩込み4時間ほど。午前8時ごろの到着。

 中央エントランスを入ってグランドスタンド前の広場には、物販やフードコートのテントが並ぶ。開場して間もない到着だったが多くの人で賑わっていた。入場料無料ということもあってか家族連れも多い。自動車離れ、モータースポーツへの関心の低さを言われるけれど、それでもこれほどの人が集まるのかと驚き。


 記念にキャップでも買おうか物販ブースを物色。お目当ては見つからず。ホンダの「H」のロゴを中央にあしらった紺色のクラシカルなレーシングキャップが欲しい。似たようなのはあるけれど、配色が赤と白になっておりコレジャナイ感。

 メインスタンドからコースを見ると、すでにサーキット走行が始まっている。迫力あるエンジンサウンドが響いていてサーキットに来たんだなあと感じる。
 コースを走っているのはF1マシンやスーパーGTマシンなど。メインストレート上には往年のホンダの名車が展示されていた。間近で見たいと思ったが、グリッドへ入るには指定席券の購入が必要で、一昨晩いまさらのように調べたものの前売りは完売していた。
 グリッドウォークをあきらめ地下道を通ってパドック方面へ。ピットガレージの裏側へと出る。こちらにもかなり人が出ていて、コース上を走っているマシンのメカニックやドライバーと近いこともあり、出待ちのようなファンが群がっていた。
 一通り見て回ってからグランドスタンド方面へ戻ると、場内放送で指定席券の当日売りを行っているとのこと。しかも一枚千円と格安。すぐにチケットを買いに向かい、ホームストレートのグリッドウォークを体験。
 懐かしのロスマンズNSR500や赤白のマールボロマクラーレンMP4/4などなど、胸を熱くさせる思い出のマシンを間近に見れて、これだけでも来た甲斐があったな。
 ガレージのスタッフやドライバー目当てでフェンスに被りついているお客さんも多く、小さな子供が「ジェンソン・バトン!」なんて声を上げているのを聞いて微笑ましい。というかバトンにこんな人気があったことを初めて知る。


 サーキットでの展示を一通り見終えたので、楽しみにしていた「ホンダコレクションホール」へ足を向ける。
 一階展示ブースでは、本田宗一郎による技術研究所の立ち上げ、名参謀藤沢武夫との出会い、自社製エンジン開発、ドリーム、スーパーカブの発売、マン島TTへのチャレンジなど、いまや伝説となったホンダの歴史が語られる。
 二階と三階はホンダの歴史を彩った名車が並ぶ。一番感動したのはやはりF1。特に熱狂していた80年代後半のロータス99T、ウイリアムズFW11、マクラーレンMP4/6。他にもスピリットホンダや中島悟の乗ったF2マシンなども展示されていた。
 時代と歴史的価値を感じる展示車両ではあるが、やっぱり同世代的に楽しんでいたものが特に懐かしく興味深く、バイクはCB400、CB1300。車はシティ、シビック、CR-Xが心に残った。



 トヨタをはじめとする他社メーカーの展示場へ行ってもこれほどの感動はないだろう。自分はホンダの車やバイクが好きで、ホンダを中心に乗ってきた。なので他メーカーの製品には自分にまつわる物語がない。かつて自分が乗っていたバイク、熱狂したレーシングマシンを見て当時の自分を振り返る。そんな実感を伴った感動が、他メーカーの展示場では生まれない気がする。

 コレクションホールを後にし、再びサーキットへ。午後はサーキット走行を中心としたプログラムが組まれていたので、先ほど購入した指定席でじっくり観戦する。スーパーGTカーやHonda Racingチームのバイクによるエキシビションレースが行われた。
 最後まで観ようと思ったが、あまりの人出に帰りの渋滞が心配になる。お尻も痛くなったので途中で席を立った。それでも往年の名車を観れたので十分満足。機会があれば来年もまた来よう。


 帰りは宇都宮へ。健康ランドで時間調整。渋滞がなくなったころに帰ろうと思ったが、すぐそばの鹿沼ICで事故。さらに東北道が大渋滞。おまけに圏央道八王子JCTはいつもの事故渋滞。バイクで渋滞のノロノロ運転を強いられる辛いなぁ。
 渋滞情報が考慮されるグーグルマップで検索すると国道4号線を南下するルートが示される。下道はかったるいなと思ったが渋滞よりまし。1時間ほど我慢して走って渋滞を迂回する。国道4号線は信号が多く、少し走るとすぐに次の信号に引っ掛かるという苦行。勢い平均速度は落ちるので、経過時間に比べて走行距離を稼げず。
 ふと、小田原から遠く離れて栃木にいるのか、と考えると孤独になる。疲弊して帰って明日は朝から仕事か、と考えると絶望すら覚えた。
 それでも前へは進んでいる。赤信号に手を焼きつつも、宇都宮~下野~小山と栃木県を抜け、古河~久喜へ進んでコンビニ休憩。鹿沼ICから発生していた渋滞を回避できたようなので、久喜ICで高速に合流。
 なお再度自宅への経路を調べて驚愕。グーグルマップで指示していたのは同じ4号線でもバイパスとなっている新4号線の方だった。そちらを通ればもっと早く着いただろうし、信号もここまで多くなかったはず・・・。ゴリラナビにVICSが着いていないことと、マップが使いにくいことが原因。やっぱり紙の地図も併用しないとだめだ。
 そこから先は渋滞しらずでスイスイ。距離の遠くなる圏央道へは向かわず、首都高川口線から東名高速を目指す。途中大橋JCTでループ道に遭遇し驚愕。四階層ほどあり、かつ旋回半径も短いことから、ずっとバイクを傾けながら進んでいくのは怖くもあった。

 本日の総走行距離474.2km。

 

2019年11月3日日曜日

川越城、HMS初中級

 ツーリング二日目。
 伊勢崎のホテルを出てホンダモータサイクルスクール(HMS)が始まるまでに川越城訪問と慌ただしいスケジュール。ホテルを7時に出発。川越までの国道は渋滞気味で予定より30分近く時間が掛かり、9時近くの到着だった。
 川越城と言えば小田原生まれとしては北条氏康の「川越夜戦」というイメージなのだが、復元された本丸御殿はお城とは程遠いイメージの建物だった。


 営業時間より少し早く到着してしまったが、スタッフの方が気を利かせてくれてスタンプを押してもらえた。ほとんど見物せずHMSへ。

 今回のHMSは「初中級」。前回の「初級」があまりにも初心者向けの内容だったのでより上級向けを選んだのだが、いきなり中級は無謀だと思ったため。HMSはリピーターが多く、参加者の一人に聞けば何百回と参加している人がいるそう。よくそんなにお金があるな。
 「初中級」の内容は午前中がオフセットパイロン。午後がコースパイロンだった。個人的にはUターンを含む低速旋回を希望していたので少し残念。

 今回はNC750限定の開催だったのだが、教習所で乗った以来久しぶりのNCは軽かった。足つきもいい。低速トルク重視で走り始めの加速も十分。確かに初心者がスラロームを学ぶにはいい車体なんだろう。でも面白みのないバイクというか、作りもチープな感じ。
 高い講習料を払うので、CB1300とは言わないまでも、せめてCB1100で講習を受けたかった。愛車とのギャップがあり過ぎて勉強になるのかどうか。

今回学んだこと
 1.姿勢・・・腰を捻る、後輪荷重の意識
 2.視線・・・パイロンの上部を見る、旋回が始まったら次のパイロンを意識
 3.体の前後・・・頭の位置が一定になるように、加速時は前へ旋回時は後ろへ
 4.パイロンの回り方・・・大きく余裕を取って進入し、巻き込むように旋回

 前回に比べると教官からの積極的なアドバイスがあり修正点を教えてくれた。言われてみるとなるほどと思えるようなことばかりで役に立った。
 前を走る上手い人の乗り方を参考にスラロームを行ったがどうもパイロンの回り方がしっくりこなかったが、アドバイスを聞いたり実際にラインどりを見せてもらったりすることで分かりやすかった。
 終わりごろには自分でも見違えるほど上手く乗れるようになったが、全身移動を繰り替えさねばならず疲労困憊。

 HMS終了後、予想通り圏央道は八王子あたりで事故渋滞。スクールの疲労もあり、このまま渋滞の中を帰る気力なし。
 もう一泊?なんて思ったが連休ということもありお得な宿は全滅。仕方ないので川越の健康センター「川越温泉湯游ランド」で時間をつぶして帰宅した。

 一日中HMSで講習を受けたことから二日目はあまり走っておらず走行距離187.6km。二日間の総走行距離437.5km。

神流町恐竜センター

 なかなか予約の取れないホンダモーターサイクルスクール(HMS)。10月27日にキャンセル待ちで申し込んだものの予約ならず。残念と思っていた矢先、11月2日に NC750 のみ対象の初中級コースが開催されるというメールが到着。NCはあまり興味ないが試しに予約してみるとあっさり予約成立した。
 スクールの開催されるレインボー埼玉は微妙に遠く、せっかくの連休なのだからツーリングを計画した。

 先日(9月1日)雁坂みちツーリングをした際、HMSや川越が近いことや、前から興味を持っていた「神流町恐竜センター」への入り口になっていることに気付く。そこで今回雁坂みちから恐竜センターを第一日目。二日目に川越城からHMSという予定を立てた。前回のビーナスライン同様、宿泊地は直前予約。恐竜センターから少し離れた伊勢崎で宿泊することとなった。

 初日の11月1日は晴天。山中湖、御坂みち経由で雁坂峠へ。朝早めに出た割に雁坂みちへ出るまでは渋滞気味。雁坂トンネルではトンネル内での片側交互通行。ちょっと珍しい体験をした。
 秩父湖を越えてしばらく後、県道37号線から国道299号線へ。山を越えて群馬に入ると神流町恐竜センター到着。


 神流町恐竜センターは恐竜の博物館についてネット検索していたら見つけたもの。昨年行った「福井恐竜博物館」に比べてマイナーな感じだったが、福井に比べれば関東地方ということで身近に感じ、行ってみたいと思っていた。
  神流町周辺は中里と言われ、恐竜の足跡や化石がいくつも発掘されているそう。これを町おこしの目玉として恐竜センターが作られたようだ。人気の福井恐竜博物館に比べればこじんまりとしているが、真面目な展示で好感を覚えた。
 本館の展示物は少なく、こんなもんかぁと思ったが、別館で展示されているモンゴルの恐竜化石はかなり見ごたえがある。大きなタルボサウルスの復元模型をメインに、格闘化石が興味を引いた。


 また迫力ある化石の展示だけでなく、そばには知識と興味を広げさせるサブテキストが掲示されており、例えば親子連れで子供に問いかけや思考をさせる仕掛けになっていて素晴らしい。
 別館を観終わってから再度本館へ戻り、上映時間の都合から見ることのできなかったライブシアターを見る。解説役の博士を筆頭にリアルに再現された恐竜たちが動いて楽しい。最後のタルボサウルス登場はホラー仕立てでなかなか迫力があった。


 恐竜センターを見終えて伊勢崎のホテルへ。本日の走行距離246.5km。
 

2019年10月31日木曜日

ダンガンロンパ:トリガーハッピーハボック

 Steamにて「ダンガンロンパ:トリガーハッピーハボック」をクリアした。これはダンガンロンパシリーズ第一作「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」をHDリマスターした作品の海外版とのこと。アップデートにて日本語インターフェイス、日本語音声対応となっている。
 「バトルロワイアル」あたりから始まる生き残り殺し合いジャンルの一作。狂言回したる「モノクマ」に大山のぶ代が声を当てるなど、割と評判となった作品。
 PSPでの発売だったため遊べなかったが、PC版がリリース。アップデートによって日本語版が遊べるようになったため購入した。

 「学級裁判」にて相手の証言を論破していくのが面白い。当初は意味が分からず、ただ指定された通りの単語を適当に撃ち込んでいたが、章が進むにつれシステムに慣れてくると、論理を働かせて相手の矛盾をつくという部分が理解でき、推理するのが俄然楽しくなってくる。

 ストーリーは途中でバレバレ。割とありがちな展開だし、最期のどんでん返しも決まってスッキリとは行かない。設定上登場できないラスボスの存在感の薄さも気になったが、多重人格的な演出で無理やり存在感を出してくるのは良かった。
 ラストの仲間を説得する方法もこれまでのシステムを踏襲しつつ、納得と感動をさせる手法は見事だと思う。

2019年10月30日水曜日

CB1300 ビーナスライン

 10月の週末は雨ばかりでまったくバイクに乗れなかった。新車購入後 2ヵ月で5,000キロも走ったことによる反動もあるか。
 そんな10月最終週はついに晴れ。夜勤明けでお昼の起床と時間はないが、せっかくの天気なので走りたい。調べれば松本のホテルが安く泊まれそう。紅葉シーズンだしビーナスラインを走ることに決めた。ツーリングプランで高速料金も安く済むし、明日は月曜日なのでビーナスラインも空いているだろう。

 家を出たのが14時。松本までは高速を使っても3時間。休憩を考えれば4時間近くなる。道中甲府で降りて甲府城と躑躅ヶ崎館を見物しようと考えていたが、時間的に余裕がなかった。せめて12時に家を出ていれば。
 台風19号で法面崩落が起き、一週間ほど通行止めとなっていた中央道の八王子~談合坂付近はすっかり復旧していた。ただし日曜の午後ということもあり、上り線はひどい渋滞となっていた。ご愁傷様。
 体の疲れはないもののお尻が痛くなってきたので八ヶ岳PAで一服。辺りも暗くなった18時に松本着。走行距離237.4km。移動の為だけの一日となったが、晴天の元、音楽を聴きながら高速道路をずっと走り続けるのも気持ちがいい。

 翌日朝食を済ませ美ヶ原高原を目指す。昨年松本城に来た時利用したアザレアラインにて登頂。台風や長雨の影響で一部通行止め区間があったり道が悪くなっていたが、まずは問題なく美ヶ原まで到着した。紅葉シーズンからは少し過ぎたみたいで葉の落ちた木々が多く感じられた。
 美ヶ原高原から白樺湖、蓼科方面へビーナスラインをのんびり走る。昨年CBRで来たときはコーナーを気持ち良く走ることに重点を置いてたけれど、今回は景色を楽しみつつ余裕を持って走ることにした。やっぱCB1300はツーリングに向いたいいバイクだ。
 平日ということもあり予定通りに車の渋滞もなく、たまにすれ違うツーリングバイクとヤエーを交わしたり。蓼科あたりまで降りてくると、こちらは丁度紅葉シーズンの盛りといった面持ちで、道中何度かバイクを止めて風景を楽しんだ。



 本当はビーナスラインを走った後、高遠城へ足を伸ばしたかったが残念ながら夜はまた仕事。諏訪ICから高速を使って再びノンストップで家路につく。せっかくなので八王子方面へは行かず、富士五湖道路を使って東名で帰った。16時ごろ自宅着。走行距離297.2km。二日間で534.6km。そのまま仕事へ。さすがに体中だるい。

 今回はノープランで出発直前に宿を予約。ふらりと片道250kmの高速ツーリング。帰ってきてそのまま仕事に出掛けるという、まさに旅。

10/27
 14:00 出発 小田厚小田原東ICから圏央道、八王子経由で中央道を西へ
 16:10 八ヶ岳PAで一服する
 18:00 松本到着 ホテルトレンド松本にチェックイン
 走行距離 237.4km

10/28
 08:30 出発 アザレアラインから美ヶ原高原を目指す
 10:00 美ヶ原高原到着。バイクは数台程度。本日はいい天気
 11:15 白樺湖。きらきらした湖面がきれい
 11:30 蓼科。紅葉が鮮やか。思わずバイクを止めて堪能する
 12:20 諏訪ICから帰路につく
 12:40 八ヶ岳PAでトイレ休憩。悩みつつ大月JCTで富士五湖方面へ
 14:45 足柄SAで休憩
 15:45 自宅帰着
 走行距離 297.2km 総走行距離534.6km

2019年10月24日木曜日

映画 ブレアウィッチ、ウォーリアーズ

 映画を見たので短評。

ブレアウィッチプロジェクト
 特に理由はないが久しぶりに観たくなったので Amazon Prime で視聴。すぐに飽きる。結末を知っていることもあるからか、道中のぐだぐだでうんざり。ラストだけもう一度観たかったみたい。
 しかし期待していたラストもこんなもんだっけ?という感じ。ぶつ切り感と消化不良感は記憶通りだったが、こんなにつまらなかった?もっと恐怖を感じた気がする。

ブレアウィッチ
 続編。正確には第三作。
 手持ちカメラによる撮影という設定が時代の進歩でウェアラブルカメラへ。画質は綺麗になるし、「こんな状況なのに何で撮影してるんだ」という突っ込みに対する言い訳が必要なくなった。くだらぬ茶番劇がなくなったのは良い。POV映画は一つのジャンルになっているので、「何故撮影を続けている」なんていうのはいらない。それを承知で見ているんだから。
 最期でブレアの魔女らしきクリーチャーが登場したりと興味をそそられたが、結局初作と同じような展開とラストで、こんなもんかという感じ。新鮮味のない続編で退屈。

ウォリアーズ
 「ストリートオブファイヤー(以下SoFと略す)」「48時間」のウォルターヒル監督作品で前から観たいと思っていた映画。
 ストリートギャングの集会でリーダーが殺害される。殺害容疑を受けたチームが地元へと帰る道中記というストーリーで、正直面白くなかった。
 肝のストーリーは「SoF」に活かされ似たようなシーンがいくつも登場し、まるで雛型のような映画だったこと。同作の主人公トム・コーディの姉を演じたデボラ・フォルケンバーグが出演しているのもこの映画に対する興味のひとつだったが、乳首透け透けのピンクシャツで登場したのに驚く。

カメラを止めるな
 Amazon Prime で無料視聴できたので久しぶりに鑑賞。展開を知っていてもやっぱり面白かった。

2019年10月15日火曜日

雑記 19/10/15

 先日の台風で西湘バイパスが通行止めとなっている。今日で5日間。大磯付近の法面が崩落したそうで、また国府津PAの被害も酷いらしい。
 一昨年の台風で大磯西ICから二宮ICまで下り線が一車線となっているが、今回も同じ辺りがやられたのだろうか。海岸線をなんとかしない限り、西湘バイパスは無理なのか。
 聞けば砂防ダムを河川の上流に作りすぎて、土石流の被害は食い止めることができるものの、河口に流れるはずの砂が流れず、結果浸食が進み、海岸がなくなったという。あちらを立てればこちらが立たず。
 西湘バイパスが使えないと国道一号線が大渋滞になるのでつらい。

 ニコニコ動画にアップされている谷山浩子のオールナイトニッポンを聞いた。今の谷山浩子ではなく80年代のもの。初々しい声と何とも言えない話題は懐かしくもある。
 青春歌手とカマトトぶっていながら少しエロ話しをしてみたり、アニメや漫画のランキングをしてみたり、オールナイトニッポンのメインターゲットである学生向けの手紙紹介があったり。
 とても美人とは思えない谷山浩子だが、その親しみやすさというか手が届きそうな雰囲気が受けて、継続的なファンを掴めたのだろう。もちろん長年、毎年のようにアルバムをリリースしたこともあるけれど。
 その気さくで親しみやすそうな感じは「オタサーの姫」に見えてしまった。
 そういえば前回新宿で行われたオールリクエストコンサート時、のどの調子が悪いようだったが、その後声が出なくなっていたそう。後半のプログラムは中止になったらしく、自分の回は開演されてよかった。お体お大事に。

 2りんかんでセールが行われ、電熱グローブが半額とのこと。
 電熱グローブは興味があり、通勤用のマジェスティにグリップヒーターをつけようと考えているが、安く購入できるのであれば汎用性が高いグローブの方がいいかなと思った。
 さっそくお店に行ってみれば、半額なのはバッテリーだけでグローブは別。バッテリーは1万1千円とお高いのでこれが半額になるのは嬉しいが、グローブはさらに高価で1万7千円だった。
 これじゃグリップヒーターと取り付け工賃(約2万円)を上回るわけで、買わずにすごすごと退散した。セールの内容をよく見てなかった自分が悪いので2りんかんにどうこう言うつもりはないけれど。

2019年10月11日金曜日

ゼルダの伝説 夢を見る島

 Nintendo Switch 秋の新作ラッシュから「ゼルダの伝説 夢を見る島」を購入、クリアした。オリジナルはゲームボーイで発売され名作との誉れ高い一作。今回のリメイクに当たりフィギュアの様な質感で3D化されたグラフィックとなった。

 初代「ゼルダの伝説」を始めとする俯瞰視点の2Dゼルダシリーズは、プレイステーション3で発売された「3Dドットゲームヒーローズ」をはじめ、インディーズ作品として数々のゼルダリスペクトが存在するが、現代風で見やすく遊びやすい。
 今回可愛らしいフィギュアの様な表現にしたことで、箱庭チックな雰囲気が醸し出され、夢を見る島という限定された閉鎖空間を表現するのにも似合っている。前作CMのあやつり人形からくるのかもしれない。

 「ブレスオブザワイルド」に比べると、当たり前だが普通のゼルダ。ダンジョンを潜ってアイテムを拾い、出来ることが増えて行動範囲が広がっていく。ノーヒントなので試行錯誤しながらのプレイ。うまく謎が解けると楽しい反面、なかなか謎解きができないとあっさり詰まってしまうことも。これが楽しくもあり、マリオほどの人気が出ない理由なのだろう。
 名作とされるストーリーについては、核となるネタを知ってしまっていたので残念。プレイ中に初めて知ったら驚けただろうか。

 今回のリメイクでパズルダンジョンという「ゼルダの伝説メーカー」的なおまけが付加された。ダンジョンルームを組み合わせてオリジナルダンジョンを作れるというものだが、いまいち楽しめなかった。
 解法を知っているルームをつなぎ合わせるだけなので新鮮味はないし、驚く仕掛けを自作できるわけでもなく。他人の作ったダンジョンなら楽しめるのかもしれないが、自分から積極的に作ろうという気になれなかった。

2019年10月4日金曜日

ツーリング 伊勢志摩

 CBオーナーズミーティングのため遠く鈴鹿まで来たこともあり、せっかくなので伊勢志摩ツーリングを企画。観光客による渋滞が予想される土日を避け、月曜日に休みを取った。目的地は伊勢神宮、伊勢志摩スカイライン、パールロード。

07:30 ホテル発
 朝食バイキングを食べてホテルを出発。ナビによれば伊勢神宮までは国道23号線で1時間強。しかし津で大渋滞。出勤ラッシュに当たる。考えてみれば今日は平日だ。

09:00 伊勢神宮外宮
 外宮へ来るつもりはなかったが、調べると内宮だけをお参りするのは縁起が良くないとのこと。駐車場が良く分からず参拝口も迷う。

10:00 伊勢神宮内宮
 いよいよ伊勢神宮内宮へ。一度は来てみたかったお伊勢参り。老人たちのグループが車椅子すの仲間を押しながら、「無事来れて良かった」としみじみ語っている。自分もあと20年したらこうなるのだろう。諸行無常。
 生い茂る森の中にお宮があり、神仙の地であることを実感する。
 途中の休憩施設には16年に開催された伊勢志摩サミットの写真が展示されていた。諸外国に胸張って紹介できること、日本人の伝統と誇りを感じる瞬間。


 11:30 伊勢志摩スカイライン
 伊勢神宮からすぐの朝熊山を越える観光道路。通行料880円とお高い。伊勢からの登りは割とゆったりしたカーブだが、鳥羽方面への下りはヘアピンが多かった。朝熊山からの展望はとても素晴らしく、まさにスカイライン。


12:30 パールロード
 パールロードは鳥羽から志摩をつなぐ県道128号線。入り組んだ海岸線が美しい。有料道路ではなくなったが交通量は少なく、気持ち良く走れる。ライダーとも何台かすれ違いヤエーの交換をした。
 ナビでの実感より時間は掛からず、13:00にはパールロード終点へ。このまま引き返してパールロード往復も楽しかろうと思ったが、正月の紀州ツーリングで行けなかった志摩の先っちょ、御座白浜を目指すことに。

13:45 御座
 国道260号線を進み御座へ。海水浴シーズンは混みそうな感じ。走っている最中伊豆半島を思い出す。綺麗な白い砂浜と青い空が広がり、ここまで来たかぁという感じ。頑張って走った甲斐があった。


 旅の目的は達成したが、このまま自宅へ向かうと帰宅ラッシュに捕まってしまう。時間潰しに健康ランドを検索。伊勢にある「みたての湯」へ向かう。

15:00 恵利原の水穴
 国道167号線から県道32号線を使って伊勢へ。行きと違う道を通れて良かった。
 県道に入ると「天の岩戸」という看板。ナビの観光ガイドにも載っていて気にはなっていたが、当初の予定とは外れていたので目的としていなかった。偶然の寄り道。旅の醍醐味。
 神路ダムの上流にあり、駐車場から400mほど歩く。森の中にたたずむ禁足の地という雰囲気で、見えないものや聞こえない音を感じてしまう。たまたま他の観光客がいてくれて良かった。一人だったら心細かっただろうな。
 偶然立ち寄った先が天照大神の逸話が残る土地。伊勢というのは古代神話発祥の地なのだなと感慨深い。

16:00 みたての湯
 お風呂へ入って旅の疲れを癒す。今後も時間調整で健康ランドを使おう。

20:00 出発
 ハイウェイ情報によれば際立った渋滞や事故情報はない。スムーズに帰れるだろう。
 伊勢自動車道は車も少なく真っ暗で怖い。ずっとハイビームで走る。松阪を越えたあたりで車が増えてきて、四日市からは長距離トラックが増え始める。
 新東名までくるとトラックだらけ。遅いのに追い越し車線へ入って追い越しを掛けるものだから、車線を塞がれてお付き合いすることとなる。帰りだから事故なくのんびり帰ろうと言い聞かせるが、やっぱり80km走行を強いられるとイライラしてしまう。
 結局最後までトラック軍団は途切れず、平日夜の高速はこんな感じなのね。もう少し時間を遅くした方がいいのだろうか。
 刈谷、静岡で休憩。静岡SAで0時をまわるあたり。コンビニでは消費税対応でレジの切り替えを行っていた。刈谷のフードサービスが軒並み仕舞っていて、売店も22時までとなっていたのはこのせいか。

02:15 小田原自宅到着
 無事全行程終了。本日の走行距離582.8km。二日間総計931.4km。CB1300の累積走行距離はついに5千キロを越えた。7月末に買ったばかりにしては良く走っている。


CBオーナーズミーティング2019 鈴鹿

 9月29日。かねてより参加したかったホンダ主催の「CBオーナーズミーティング」へ行ってきた。今回の舞台は鈴鹿サーキット。
 これまでCBR400Rに乗っていたので、CB限定のミーティングには参加できず、悔しい思いをしてきたが、この夏にCB1300のオーナーとなったので、晴れて参加資格を得たわけだ。
 イベント内容はと言えばオリジナルグッズの販売やお馴染みパレードランなど。楽しみにしているのは各地のCBオーナーが集まるので、どんなカスタムをしているのか見れること。特にスクリーンとミラーのカスタムを検討中なので、実車で確認してみたかった。

 天気予報はいつものごとく雨。遠くへ出掛けようとすると必ず雨となる。しかし出発前に雨雲レーダーを確認すると、三重の天気は大丈夫そう。
 4:00に出発し大井松田インターにて東名高速へ。山北あたりで雨が降ってくる。足柄SAへ急遽ストップし雨具を装着する。御殿場あたりは標高が高いこともあり、寒さも気になった。
 御殿場以降は山間部を通る新東名を使ったので、現地へ行くまでは仕方ないかと覚悟していたが、すぐに雨はやんだ。そのまま防寒着として雨具を着ていたが、日も出てくると蒸してきたので、長篠設楽原PAで下車。雨具を脱ぐ。
 その後苅谷PAにて給油し、8:30頃鈴鹿IC到着。出てすぐのローソンで朝食。天気は青空が広がってきていて、雨予報は何だったのという感じ。当日の天気すら予測できず、最近は本当に天気予報が当てにならない。まあいい方に外れたのだから良しとする。

 開場の9:00に鈴鹿サーキット着。受付をすませイベントの開始を待つ。10:00前にグッズ販売開始。帽子が欲しかったが「CB」の帽子なのでいまいち。今回はスルーした。次にスマイルフォトセッションへ。イベント限定看板の前で愛車とともに写真を撮れるというもの。


 それにしてもいい天気。暑いくらい。
 
 11:00からオープニングセレモニー。あわせて各年代のCBが並ぶオーナーズミュージアムを見ているとお昼となった。
 お目当てのカスタムはスクリーンを交換するのであればゼログラビティのもの。ホンダのスクリーンはやっぱり形が格好悪い気がした。ミラーを変えている人はあまりおらず、ナポレオンミラーが数台。高いんだよな、このミラー。

 会場には1000台弱のCBが集まったが、CB1300とCB400が圧倒的多数を占めていた。特にCB1300スーパーボルドールが多い。乗り易いし満足度の高いバイクだからな。お高いCB1300SPが割と多かったのは意外。まあ目立つということもあるか。
 ドリームが新車を数台持ち込んでいたので跨ってみる。CB650Rの実車は写真で見るより格好よくて、足つきも良好だった。

 昼食をとってから鈴鹿サーキットを見学。14:00からじゃんけん大会。景品はもらえず。1時間ほどでイベントは終了し、最後16:00からパレードラン。「BIKE BIKE BIKE」で何度か走った鈴鹿サーキットだったが、今回の試走はペースが遅くてあまり楽しめず。しかも2,000円払って二周だけというのは高かったな。

 サーキット体験が終わってそのまま解散。本日の宿泊地、白子ストーリアホテルへ。

 憧れていたCBオーナーズミーティング。何しろ天気予報が外れて、暑いくらいの晴天に恵まれたのは良かった。イベントの内容としては割と地味だったので、鈴鹿での開催は行かないだろうな。
 CBばかりずらっと並んだ風景は圧巻だった。



 本日の走行距離348.5km。

2019年9月19日木曜日

メガドライブミニ

 任天堂のミニファミコンによって火がついたレトロゲーム機の復刻企画。セガは昨年メガドライブミニを企画したが諸事情で延期。本日ようやく発売となった。
 延期した結果なのか「ダライアス」「テトリス」というメガドライブでは発売されなかったオリジナルタイトルまで収録されるという快挙。その他収録ソフトも在り来たりな定番ソフトばかりではなく、「バンパイヤキラー」や「スラップファイト」などといった地味なタイトルも入っているのが素晴らしい。これで「スーパー大戦略」と「パノラマコットン」が入っていればなぁ。

 当たり前ながらタイトルごとの途中セーブ可能なのでクリアまで楽しめそう。特に名作の誉れ高いけど未プレイだった、「ガンスターヒーローズ」「レンタコップ」「シャイニングフォース」あたりは最後まで遊んでみたい。
 本体リセットボタンを押すとメニュー画面に戻れるのだが、いちいち指を伸ばすのが面倒だなと思っていたら、コントローラーにオリジナルではなかったLRボタンがあり、ここからメニューに戻れる。これは便利。巻き戻し機能がないのは残念。

 メガドライブは発売してすぐに購入。最初に買ったソフトは「アレックスキッド 天空魔城」だった。当時はファミコンしか持っておらず、さすがにグラフィック面が時代遅れとなっている中で、FM音源による迫力サウンド、512色の表現力が魅力的だった。
 セガはアーケードの体感ゲームでヒット作を飛ばしていた時期。当初予定にはなかったけどアウトランやアフターバーナーが出ると期待していたし、ラインナップに入っていた大戦略とムーンダンサー、ゴールデンアックスを楽しみにしてメガドライバーとなった。

 いくつかのタイトルを軽く遊んだが、今遊んでも十分面白い。Nintendo Switchのスーパーファミコンタイトルはあまり楽しめず、ファミコンタイトルにいたっては古臭さしか感じないが、メガドライブソフトの普遍的な面白さはどこにあるのか。
 アーケードを意識した派手な演出などにあるのか。

 そういえば「ダライアス」を遊んでいて思ったが、メガドライブは同時発色数が弱点と言われていたが全く違和感を感じない。カプコンのストリートファイターIIも結構綺麗だ。これはセガのタイトルが低コストで作られていて容量も小さいことが原因なのか。

谷山浩子 猫森集会2019

 谷山浩子のコンサート、猫森集会に行ってきた。いくつかのプログラムがあったのだが、知っている曲が多いであろうオールリクエスト回を選んだ。ゲストはベーシストの佐藤研二氏。会場は新宿の全労災ホール/スペース・ゼロ。開場前に列が並んでおり、おっ凄いなあとびっくり。
 ホールは中央にステージが設けられ、四方を取り囲むように座席が並んでいた。300人くらいの座席数で満席だった。前回行ったコンサートに比べて若い人もチラホラ見かけたが、やはりメインは50~60代の男性7割女性3割といった所か。

 リクエストはどうやって行うのだろうと興味津々。事前に紙に書いたわけでもないしと思っていたら、入場チケットの半券が入った箱から抽選するというシンプルなもの。もし当たったら何をリクエストしようとドキドキする。一度聞いてみたい「扉をたたいて」かオーソドックスに「てんぷらさんらいず」か。
 浩子さんは風邪気味で発声がイマイチとのこと。確かに高音が少しかすれている様にも感じた。それでも二時間のコンサートをきちんと務め上げるのは立派。オールリクエストということで即興演奏となれど、しっかりまとめ上げる佐藤氏、石井AQはお見事。
 アルバムではリフレインで終わるような曲をアイコンタクトしながら収束させる際の浩子さんの表情がかわいらしかった。

 猫森集会が終わると全国ソロコンサートがあり、近い会場だと12月に公演があるみたい。今年になって急に谷山浩子漬いているが、チケット取ろうかなぁ。


 すずかけ通り三丁目
 窓の外を誰かが歩いている
 まっくら森の歌

 君の時計がここにあるよ
 さかなの言葉
 水玉時間

 のらねこ

 ガラスの巨人
 風のたてがみ
 夜のブランコ

 今どうしたら
 小さな魚
 ハサミトギを追いかけて

 世界一不幸なトナカイ

 LADY DAISY

CB1300 補修

 先日の立ちごけ傷を補修した。
 傷は4か所(ミラー、フロントブレーキレバー、エンジンガード、マフラー)。さらに左のリヤサイドカウルにひっかき傷。こちらへは倒していないのだが、狭い林道を走った時に小石でも跳ねたのかな。

 エンジンガード以外は塗装のないパーツなので、耐水ペーパーで擦ればいいかな。あまり傷のついていないミラーとブレーキレバーから補修。エンジンガードはいったん塗装を剥いで塗り直そうかと思ったが、色合わせのつもりでタッチペンを塗ったら、それだけで傷がほぼ見えなくなった。これでいっか。
 一番大きな傷がマフラー。本体ではなくマフラーカバーだったのは幸いで、綺麗にならなかったらパーツ交換する手もあると思い、300番のペーパーで大胆に磨き始める。次いで600番、1000番と番数を上げて磨いたところほぼ傷が消えたので、仕上げにピカールと耐熱ワックスを掛けて終了。
 良く見れば小傷は残っているけど妥協できる範囲。




 リヤサイドのひっかき傷は液体コンパウンドで磨いてみるが消えず。あまりゴシゴシやると塗装を痛めそうなので止めた。CB1300SPはパール塗装なので変なことすると余計目立ってしまいそうだからな。

平日映画三本立て

 今日は健康診断に出掛けたため仕事は休み。午前中に健診が終わったので二週間ぶりに酒を飲む。ついでにアマゾンプライムで映画でも見よう。

・立喰師列伝
 押井守監督。立ち食い蕎麦屋などで無銭飲食をする無頼漢を題材としたフィクション。独特の語り口と長台詞。実写をCG加工して表現されたアニメ風な不思議な映像。思っていたよりエンターテイメント性は低くて、娯楽作品としてはいまひとつだった。

・大怪獣東京にあらわる
 公開時から怪獣の出ない怪獣映画として一部で話題となった。怪獣の上陸に翻弄される人々を描いた群像劇だが、在り来たりな表現が多くてつまらない。せっかくのアイデアがこうも退屈にできるものか。ラストの精霊流しや怪獣の老衰死にも苦笑するだけ。

・スカイクロラ
 昔観たことがあり、久しぶりに観たいなと思っていたのだが、プライム特典だったのでラッキー。同じく押井監督の立喰師を観たからピックアップされたのだろう。
 変わらぬ日常を描いた点で盛り上がりに欠く退屈な映画というイメージだったが、今見ると戦闘機のCG表現は格好いいし、日々の描写も人生とはこんなもんだよなと思えた。

2019年9月16日月曜日

ツーリング R139 「立ちごけ!」

 前々回、雁坂みちを通った際、国道139号線の一部を使った。そう言えば国道139号線の奥多摩から大月までは車通りが少なく走りやすい道だったなと思い出し、道中にある深城ダムを目的地としてツーリングに出掛けることにした。そして帰り道、ついに忌まわしい出来事が起こる。

08:15 出発
 国道139号線へのルートはいくつもあるが、今回は伊勢原~宮ケ瀬湖~奥多摩周遊道という順を選ぶ。出発が8時半ということもあり、国道246号線とその周辺道路は渋滞でうんざり。もう少し早く出発してヤビツ峠を抜けた方が楽しかったかな。

09:30 宮ケ瀬湖 ファミリーマート
 宮ケ瀬湖について一服。奥多摩へは相模湖経由がわかりやすいが案の定渋滞。道志みちを進んで県道35号線で上野原へ出ることにした。35号線は道幅の狭い道路だが、相模湖周辺の渋滞を回避できるので今後も使えそう。

11:20 奥多摩周遊道 都民の森
 上野原からは一本道。都民の森で二度目の休憩をして奥多摩修道を楽しむ。反対車線のバイクは多かったが、湖方面への車両少なし。駐車場にはパトカーが待機しており、スピード取り締まりでもやっていたのだろうか。白バイも怖いしあまりスピードは出さずのんびり走行を心掛ける。
 奥多摩湖の駐車場に着き往復しようかとも考えたが、目的は深城ダムなので先を急ぐことにした。

12:15 深城ダム


 奥多摩修道から国道139号線へ。記憶通り走りやすい道だ。白バイもいないし気持ちがいい。長い長い松姫トンネルを抜ける際、反対車線から女性の悲鳴のような音。もちろんそんな訳はなくただのエンジン音なのだが、トンネル内で恐ろしい悲鳴を聞いたなんていうのはこうした空耳なのかもしれない。
 トンネルを抜けてすぐに目的地の深城ダム到着。マスツー連中でもいるかな?と思ったが老夫婦が一組いるだけで誰もいなかった。意外。ダムの休憩所で小休止して国道139号線の続きを走る。

 ここまでは整備されて広い道だったが、ダムを過ぎると狭い道となる。途中拡幅工事をしているが完成はいつのことやら。さらに県道506との分岐からしばらくは林道のようになり国道とは思えないほど。予定ではこのまま都留へ行くはずだったが国道20号線との合流で方向を勘違い。相模湖方面へ向かってしまった。
 道中のローソンで行き先を調べ直し、朝通った県道35号線につながる道があるようなので再び道志みちに戻ろうとしたものの、何度も道を間違える。ナビの設定を間違えたことも原因だし、それが理由でナビを信用しなかったのも悪かった。方向間違い、曲がる場所の勘違い、挙句に行き止まりと散々。
 やっと辿り着いた509号線は狭くて薄暗い林道で、あまり車が通らないような道。車同士のすれ違いは出来そうになく、かつ回避場所もほとんどないからだろう。アドベンチャーならまだしも、CB1300で走るような道じゃない。浮石や泥でスリップしないよう、気をつけて進む。
 やっと寂しい林道を抜けだしてほっと一息。リニアモーターカー?を彼方に見ながら結局35号線には乗らず都留方面へ。R139バイパスから県道24号線に入って、ようやく予定の道志みち方面に進路が定まった。


 24号線では峠付近で雨がパラつき、大きな左カーブでバイクがガードレールに突っ込んでいた。パトカーが到着していたし、ライダーらしき人は無事なようなので、特に手伝いはしなかったが可哀そうなことだ。

14:25 道の駅どうし
 道に迷ってヘトヘト。でも偶然通った県道24号線は割と楽しいワインディングで思わぬ収穫だった。道の駅はバイクで一杯。自分の他にもCB1300SPが二台停車していた。スーパーボルドール。こんな高いバイクを買う人は案外いるのな。道中新型カタナを二度見たし、BMWやドゥカティなどの高価な海外バイクも普通に走っている訳で。
 駐車場に止まっている種々様々色とりどりのバイクの中に混ざると、CB1300SPは割と普通のバイクに見えて、車列の中で馴染んで見えた。オーナーとしては高級バイクだし、盗まれたりイタズラされたりしないか、なんて心配してしまうが、過剰な心配なのかも。げんこつ唐揚げを食べて体力回復する。
 道の駅を出て山中湖方面へ。見知らぬバイク三台の後ろについたので疑似マスツー状態のまま帰路に就く。

「そして悲劇が起きた!」

 通いなれた山中湖からR246へのショートカット三国峠。途中にある山中湖を一望できる駐車場のカーブで事件が起こる。CB1300購入して二か月。慣れたころに立ちごけしやすいと午前中は注意しながら走行していたのだが、散々道に迷った挙句の帰路ということで気が緩んでいたのかもしれない。
 駐車場から湖畔を眺めるギャラリーに気がとられ、カーブ方向への注意が遅れてしまった。曲がったところで黄色のスイフトが横断していることに気付く。登りのカーブなのでスピードは出ておらず難なく減速したのだが、スイフトの運転手も急にバイクが来たので驚いたのか道を遮断したまま車を停車させた。
 仕方なくこちらもブレーキを掛けて止まったのだが、
  ・右カーブで勾配がついている
  ・曲がっている最中なのでハンドルを切っている
  ・バイクはバンク気味
  ・ブレーキを掛けて足を出すのが遅れる
  ・こちらも焦ったのでフロントブレーキがメインとなり、安定感を欠いた
  ・元々足つきの悪いCBだが、勾配のためさらに悪化
 足先はついたもののバイクの車重を支えきれそうに思えず、また疲れも溜まっていたのであろう、あんまり考えもなしに倒すことを選択してしまった。CB1300初の立ちごけ。
 勾配の内側にフルバンク停車した300キロの車体は重くビクともしなかった。一人では起こせるとも思えず、ギャラリーの一人が手を貸してくれたので助かった。

 あとは帰りの道中、
  ・どうして左の駐車場に気をとられてしまったのか
  ・何度も通ってあそこは車が多いことが予測できたのに
  ・ブレーキを掛ける際、リヤブレーキメインで安定させれば良かった
  ・すぐに諦めずに車体を維持できなかったか
  ・勾配側の右でなく、左へ足を出せなかったのか
  ・倒れそうになったらクラッチつないで左へ進めば良かった
などなど反省ばかり。倒してすぐに損害確認したところ、マフラーカバー、エンジンガードに小さなガリ傷。レバーやウインカーなどパーツ類の破損はなく、タンクやカウルに被害がなかったのはせめてもの救いだった。

16:15 帰宅
 本日の走行距離260km。最後にポカして気分は最低。重たくて足つきの良くないバイクだからいつかは倒すと思っていたが、まさか本当に倒してしまうとは。悲しい。せめて今月末のCBオーナーズミーティングまでは綺麗な車体を維持したかったのに。
 でも慣れて来たからこその気の緩みと、回避できたであろうアクシデントだったので今後の糧とするしか!

2019年9月14日土曜日

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

 タランティーノによる新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を見て来た。この作品はあまり良く知らなかったが、岡田斗司夫の動画で公開を知り、ネタバレされないうちに観に行こうと思った次第。よって前情報を全く仕入れず鑑賞。
 レイトショーの開場20分前に映画館着。チケットを取ったら座席予約0名。貸し切りか?なんて思いつつ上映を待っていると、ちらほらとお客さんが入って来た。

 主演ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオという、最近タランティーノ映画の常連俳優によるもの。60年代のハリウッドを背景に、かつてのテレビスター(ディカプリオ)とそのスタントマン(ブラピ)を狂言回しとしたノスタルジックなストーリー。
 第三の主人公としてポランスキーの妻シャロンテートをピックアップ。観客は後に起こる悲劇を頭の片隅に置きつつ物語を見るので、序盤のチャールズ・マンソンらしき人物の登場や、中盤で起きるヒッピー村への訪問時など、最後はどうなるのだろうかという緊張を覚える。

 かつてのスターが落ちぶれる悲哀もディカプリオの演技が素晴らしく、対してブラッドピットの物語は今一つ。ブラッドピット自身がそうなのか、脚本の関係で仕方ないのか、マッチョでナルシストなストーリーは鼻白む。

 最後はイングロリアス・バスターズのようなお伽噺的結末。
 時系列に従った状況説明で緊張感を高めるも、マンソンファミリーの襲撃先はポランスキー宅ではなく隣の主人公宅となる。お約束のように犯人一味はブラピとディカプリオによって返り討ちに合う。しかもかなりひどい殺され方で。特に火炎放射器の再登場にはニヤリとさせられる。
 ラスト、現実では惨殺されるシャロン・テートは声だけの存在で姿を現さない。その女神のような存在感は彼女に対する慕情と鎮魂か。

2019年9月8日日曜日

ツーリング 伊豆半島

 この所天気が芳しくなかったが、金曜土曜と晴天が続いた。ツーリングに出掛けるライダーたちも多く見かけ、さぞ気持ち良かろうと思ったが、休みの日曜日はまたもや雨。台風15号。週末になると台風がやってくる。せっかくの休日に出掛けられず、しかも仕事が休みになるわけでもなくで最低。
 しかし予報を見れば午前中は嵐の前の静けさで天気が良さそう。少し早起きしてツーリングに出掛ける。伊豆半島をぐるりと周り、海岸線を気持ちよく走ろう。

04:30 出発
 ガススタに寄って西湘バイパス。早川口で降りる。せっかくなので日の出でも撮ろう。しばらく国道135号線をひた走る。

05:10 真鶴
 日の出は5時20分頃。根府川を越えて真鶴道路へ入る手前の駐車スペースで待機。日の出を待つ。当たり前だが予定通り5時20分に日が昇った。


07:00 下田
 海水浴シーズンも終わり、台風も接近していることもあってか、国道135号はとても空いていた。もともと信号も少ない街道なので走りやすい。一つ目の目的地下田に到着。
 ここから天城高原方面へ北上し、10時には帰宅する予定だったが、午前中いっぱいは天気も良さそうなのでもう少し足を伸ばす。

07:30 石廊崎
 県道16号経由で伊豆半島最南端の石廊崎に到着。灯台でも見ようかと思ったが駐車場が有料みたいなのでやめとく。せっかくここまで来たから西伊豆へ。


08:00 西伊豆
 国道136号線へ戻る。黄色のセンターラインをはみ出し走行しながら追い越しをするアフリカツインが後ろに着いたのでさっさと抜かさせる。視界から消えた後しばらく走っていたらとある交差点で停車していた。何かと思えば自分の後ろからやってきたバイクの群れと合流。どうやらマスツーリングの先頭らしい。
 マスツーリングのリーダーが単独でこんなに飛ばし、しかも危険運転するのかと少々憤りを覚えたが、所詮他人事。気にするだけ馬鹿馬鹿しい。一緒に走って自分もグループの一員に見られるのも嫌なので手近なコンビニに立ち寄って休憩。

08:30 仁科川
 国道136号線から県道59号に入り、仁科川沿いに西天城高原を目指す。本当は県道410号で宇久須川沿いに上がる予定だったが、目印としていたセブンイレブンを間違えてしまった。昨晩の雨で路面が濡れていて怖い。一回リヤが滑ってヒヤリとする。

09:00 西天城高原
 牧場にはきれいな虹がかかっていた。ここまでは雨に降られず。しかし高原から見る仁科峠方面は霧で霞んでいる。


09:20 西伊豆スカイライン
 霧。というより小雨。カーナビの雨養生をして進む。峠は霧で視界不良だったが、達磨山のあたりで霧は晴れる。

09:45 修善寺道路~伊豆縦貫~国道1号線
 修善寺から伊豆スカイラインに向かうつもりだったが、こちらも霧で走りにくそう。伊豆縦貫から国道1号線で箱根を越えた方が安全と判断する。

11:00 帰宅
 箱根峠は霧もなく、バス渋滞こそあったが問題なく帰宅の途につく。西湘バイパスは台風の影響で下り線が通行止めになったらしい。隙間をついたツーリングだったわけだ。
 本日の走行距離269.3km。いつも渋滞しているイメージの東伊豆だが、早朝からのツーリングなら悪くないかも。


2019年9月2日月曜日

ツーリング 雁坂、秩父

 国道140号線「彩甲斐街道」雁坂みち~秩父を走ってきた。3年ぶりくらい。
 前に走った時は秋の晴天下、とても気持ちが良かった思い出だが、今回はどんより曇り空でこんなもんだったけ、という感じ。かなり遠くまで走ったけれど、これだったら近場の伊豆や似たルートの大菩薩~奥多摩の方が楽しいかも。

 前回行きそびれたトンネル内に分岐のある駒ヶ滝トンネルのある秩父湖方面へ。しかし道中の案内大看板で探すもそれらしいトンネルがみつからず。おかしいなと思いながらもブログの記事を頼りに140号線の旧道を上下走り、結局トンネルはなかった。
 再びトンネルについて調べてみると、とっくに閉鎖されていた模様。俺は古いブログを見ていたのか。というか最初に分岐のあるトンネルの話しを聞いたのは会社の先輩だったから、普通に今も使われていると思いこんでいた。


 その跡、道の駅秩父から国道299号線へ。圏央道で帰宅と前回とまったく同じ道のり。遠くに来た割には新鮮味のないツーリングとなってしまった。
 次回このルートを通るときはキャンプ道具持ち込んで栃木~長野ビーナスライン方面にロングツーリングしてみたい。神流町恐竜センターが気になる。
 または南下時川越へ足を伸ばし、川越城へ行ってみたいね。

04:00 出発
 早起きして早朝出発しようと目論むが、真夜中目が覚めてしまう。そのまま睡眠不足で出発。道中睡魔が襲ってきそう。R255~R246~山中湖小山線ルート。御殿場経由より30分から1時間速い。

05:00 山中湖
 山中湖の見える駐車場は車がぎっしり。泊りがけで写真を撮っている様子。たしかに朝焼けの湖面や富士山は美しいだろう。あいにくの曇り空で残念だが。

06:00 デイリーヤマザキ 山梨勝沼店
 ナビ推奨の河口湖を迂回するバイパスを通ってみる。新倉河口湖トンネルという長いトンネルを抜けると河口湖北川へ出た。渋滞回避に便利かも。御坂みちへ。御坂峠への誘惑を振り切り大菩薩ライン(R411)へ行くとき必ず立ち寄るデイリーヤマザキへ。手作りパンがうまい。

07:20 雁坂トンネル
 雁坂みちを走る。前回は晴天で気持ち良かったが今日はスカッとしない天気。トンネルを抜けると路面は濡れていて、雨上がりであったことがわかる。

07:45 滝沢ダム
 ダム駐車場の開場は9:00だったため、手前の空きスペースで休憩。

08:20 秩父湖
 駒ヶ滝トンネルを目指す。結果は前述の通り。

09:00 道の駅大滝温泉
 一休み。睡眠不足で疲労感が出てくる。温泉に入りたい欲にかられるが開くのは10:00から。他の温泉も探したりする。疲れをかなり感じる。

09:40 道の駅あらかわ
 小雨が降ってきたので急遽ピットイン。疲れもあるので休み多め。ナビの雨対策。道中地元消防団の姿を見かけたが、そういえば本日は防災の日。道の駅では消防隊員が消火訓練を実施していた。

10:30 道の駅ちちぶ
 市内へ入り車が多くなる。バイカーとよくすれ違う。秩父は埼玉県民ライダーのメッカなんだろう。名物のわらじカツ丼を食べたいがまだ営業しておらず。しかたないのでコロッケと味噌ポテトを食す。うまし。

12:40 厚木PA
 入間近辺で迷いつつ、圏央道に乗る。厚木PAで一休みして小田原厚木道路にて自宅へ。

14:00 帰宅
 本日走行距離317km。睡眠不足がたたり疲労困憊。


ナイトツーリング 三崎港

 今日は夜の予定がなくなったので、急遽ナイトツーリングに出掛けた。と言っても自宅のある小田原から三崎港までのプチツーリング。朝から雨が降る予報なので、あまり遠出はせず。ルートは国道134号線をひた走るのみ。

 ヘルメットのバイザーを上げていると砂が目に入る。「風強いなぁ」なんて思ったら、強風警報が出ていた。とある交差点では風に巻き上げられた海の砂が雨のようにライトに照らされたほど。
 警報を見るまで気付かず。言われてみれば横風すごいなという感じ。しかしCB1300では強風の影響などまったく無く、安定して走り続けることが出来た。これはひとえに300kg近い車重によるもの。高速走行での疲労軽減にも役立っているのだろうな。

 2時を過ぎた国道は車通りもなくて、試しに2速でフルスロットルを試してみた。これまでCB1300って言うほど加速力ないじゃんと思っていたが、5000回転を過ぎたあたりでまさに怒涛のトルク。それまでと一気に違う加速力を見せる。これが大型の加速力か、なんていう余裕なし。すぐにスロットルを戻すことに。


 昼間は暑いこともあり、ここ最近夜間走行が多かったが、景色見えないのっていうのは案外つまらない。交通量少ないから走りやすいのは事実なので、移動だけって考えればありなんだろうが。

2019年8月26日月曜日

箱根 山中城

 お盆休みのロングツーリング後、念入りに洗車。いったん拭き取りが終わったので車庫に戻してサイドスタンドで立てたところ、ラジエーターあたりからジョバジョバっと水が流れ落ちてきた。何これと驚く。
 ラジエーターからだったので、どこか穴でも開いて冷却水がこぼれたかと思ったが、色もついていないし、タンクにも規定通り冷却水が入っていた。洗車時の水がどこかに溜まっていて流れてきたという結論になったが、あまりの量だったので少しびびった。
 そんなこともあり冷却水の温度を確認しながら走行テスト。近場を散策する。

 箱根へ。100名城の一つで自宅から最寄りというのに行ったことのなかった山中城を訪問。一号線箱根峠を三島側へ降りてすぐ。この城は後北条氏による山城で、本拠地小田原防衛における西の砦となる。土塁や空堀で構成された山城。秀吉による小田原攻めの際、十数倍の兵力で侵攻され、一日で落城したそうだ。


 次に最近オープンしたバイク専用のドライブイン「バイカーズパラダイス」に向かう。入場料無料が当たり前のこうした施設だが、ここは駐輪に500円(一日。出入り自由)を徴収するということで物議を醸しだしている。
 15時ごろ自分が行ったときは30台くらいのバイクが駐車。駐車場はあまり見栄えがよくなく、舗装もラインもやっつけ仕事のように感じた。敷地が広いので閑散としているし、第二期工事はまったくの手つかずと冴えない。おしゃれな喫茶店、レストスペースが営業中で、現在は駐輪代を払った際にドリンクサービスがつくので実質無料。店内は広くてゆっくり休める。少しおしゃれすぎる。
 個人的には自宅と近いため、お金を払ってまでここで休もうとも思えず。大観山や十国峠で充分。しかし遠方からのマスツーリングであれば、休憩所として選択肢に上げてもいい。バイクレンタルを行っていたり、広いスペースは大きなイベントも開催できそうなので運営次第か。
 もっともオートバイ乗りは結構ケチだからなぁ。秩父にあった同じようなバイク専用の施設も失敗した記憶がある。


 夕方以降夜景を撮ってみた。あまりうまく撮れず。狙っていた箱根ターンパイクからの遠景にいたっては雲が掛かってまったく見えず。残念。
 大観山からの夕焼けが割と上手く撮れたかな。


 なお懸念していたエンジン類、冷却系のトラブルはなし。やっぱり洗車時の水がどっかに溜まっていたのだろう。

2019年8月19日月曜日

2019夏ツーリング 四日目(最終日)

 台風10号というアクシデントを幸運にも切り抜け、いよいよ最終日となった。
 本日はお城めぐりがメインである。

08:30 出発
08:40 岐阜城
 名古屋に住んでた頃、行こう行こうと思いつつも行かなかった岐阜城。金華山頂に立つ山城で天下布武の道を歩み始めた織田信長の居城となり、その後も賤ケ岳の戦いや関ヶ原の戦いでも戦場となった歴史のあるお城だ。
 ロープウェイで山頂へ。20分ほどあるけば天守閣に到着する。小さな天守でそばにある資料館を含めても展示物はそれほど多くなかった。平野にぽつねんとある小さな丘にそびえる天守は眺め最高。天下を獲りたくもなる。


11:30 犬山城
 何年か前に訪問したことがあるが、当時はスタンプラリーを行っていなかったので再訪。スタンプだけ押してすぐ立つ。お城は改修工事が行われており、入場料が無料となっていた。
 道中交通量多し。市街地を通るので仕方ないか。走っていれば涼しいのだが、渋滞にはまると暑さが堪える。岡崎城へ行く予定だったが市街地を抜けて行くつもりになれず、山間部にある岩村城へと予定変更。

14:00 岩村城
 多治見を越えた辺りでやっと渋滞も一息。のんびり走って岩村城へ。
 岩村城は山城で近年整備が行われたそう。山下の資料館から本丸まで遊歩道があるが、歩いていく時間は取れそうにないので、急で狭い坂道とのことだがバイクで行く。
 切り開かれた本丸は山城にしては広く石垣も立派。 


16:15 長篠城
 資料館の開館は16:30まで。ナビによればギリギリ到着できそうなので、欲張って立ち寄ることにした。国道257号線をひた進む。これが国道?という狭い道もあったが、ほぼ貸し切り状態で走ることが出来て気持ち良かった。
 長篠城は砦のようなものだったと思われ、長篠の戦いがなければ100名城には選出されてなかっただろうな。当時の面影もほとんどなかった。


18:00 コロナワールド豊川
 予定地をまわり、あとは帰路につくだけ。案の定大井松田~御殿場間で事故渋滞が発生していることもあり、コロナの湯にて休憩時間潰し。このままレイトショーを観ようと思ったが、21時からの上映まですることもない。渋滞が解消されそう(2km10分程度)なので、19時過ぎに出発。

19:30 新城PA
21:00 清水PA
23:00 自宅着
 途中PAにてダラダラしつつ渋滞解消を待つ。結果御殿場JCT到着のころには渋滞は解消された。さほど疲れもなく自宅到着。CB1300は長時間の高速道路走行における疲労が、CBR400Rに比べてかなり軽減される。トルクの太さと乗車姿勢、車両重量による安定感が要因だろう。
 本日走行距離416.7キロ。四日間合計は1,483.7キロ。
 

 重たいと思っていたCB1300の取り回しも完全に慣れた。途中ヒヤッとすることもほとんどなく全行程終了。ただしUターンはやっぱり苦手だねぇ。これからもよろしく、相棒!