2011年9月27日火曜日

ダークソウル

 いやあ、難しいねえ。ネタバレしないよう、ネットの情報を極力排除しているのだが、フリーズ騒ぎも加わって、難しすぎる!クソゲー!なんて声も上がっているようだ。

 デモンズソウルも初見プレイの時はこれくらい歯ごたえあったがなぁと記憶しているが、問題は難易度だけでなく、プレイの面倒くささにあるのかもしれない。
 今作は体力回復薬の所持数が制限され、敵もいやらしい配置をしていながら、探索範囲が広いなど、結果的に前作における縛りプレイと似た出来となっている。
 また広いマップが売りなのだが、各所へ向かうのに実際に歩いて行かなければならず、これが面倒に感じるのも事実だろう。

 とは言え雰囲気、何度もやり込むと攻略方法が分ってくる点など、プレイしてみるとやっぱりデモンズソウルの続編だな、と思わせられる。
 「こんなんクリアできるかぃ!!」
と何度心折れそうになったことか・・・。しかし少しずつだが進んでるんだよね。この辺のバランスについては本当うまく作っており、完成度は高いです。
 ほかのゲームがどんなにぬるくなろうとも、このゲームだけはこれくらいの手応えないとね。

 フリーズ騒ぎが原因で、現在ネットプレイが出来なくなっているため、オフラインにて攻略中。非オンラインでも進入や召還があったりして、オンで遊んでいたら気付かなかっただろう点。最初はちょっとびっくり。この演出は良いね。
 ちなみに40時間弱のプレイ時間でフリーズが二回。内一回は落下死したまま復帰せずという、前作でもあったバグ。とりたてて騒ぐほどでもない。
 オンラインではフリーズするようだが、MAGなんかかなり悲惨だったしなぁ。ほとんど感覚が麻痺してしまっているわ・・・。

 早くクリアしてネタバレ情報を見たいね。

世界侵略:ロサンゼルス決戦

 あれこの映画ずいぶん前に公開されなかった??と思ったら、どうやら東北地震による自粛で、公開が延期されていたんですね。同時期にスカイラインという似たような映画があったので、さらに紛らわしかったのかも。

 内容は宇宙人侵略バージョンの、ブラックホークダウン&プライベートライアン。話の面白さより、戦闘シーンを楽しんでくれよという感じ。最近オペレーションフラッシュポイントという海兵隊のゲームを遊んでいたので、登場する海兵たちに何故か親近感が沸いてしまった。

 昨年のプレデターズでも感じたのだが、こうした映画はもはやストーリーは並以下。各キャラの装備やら戦闘場面ばかり豪華で、それこそFPSをまんま映画にした感じ。それが面白いかどうかと言えば、ミリタリーファンかどうかによるとしか言えない。
 私はミリタリー気質たっぷりなので、隅々まで楽しめました。

 とは言うものの、無謀な救出作戦。民間人を特別視しすぎ。アメリカ風自己犠牲など。こうした点において、アメリカの軍隊物は現実離れしてるよな。
 もちろん敗戦国たる日本の戦争物はアンハッピーエンド&市民は犠牲になると、同じようなものなだろうけれど。こうした映画を作ってパックスアメリカーナを維持しているのだなあとしみじみ感じる。

 脳天気にFPSやる気分で観る分には、丁度いいB級戦争モノですな。

 PS)ミシェル・ロドリゲスはどの映画でも同じキャラだな。マジウケル

2011年9月16日金曜日

3DS と PSVITA

 年末商戦を見据えた東京ゲームショーを前にして、任天堂とソニーがそれぞれの新型携帯機
nintendo3DSとPlaystationVITAのカンファレンスを行った。すでに発売されている3DSは様々な原因で当初予定の販売に至っておらず、一方のPSVITAは個々の性能は高そうであるものの、ソフトはどの程度集まっているのか?といった辺りが注目を浴びていた。

3DS

 昨年は家電メーカーや映画界がこぞって立体映像元年として立体視を宣伝していたが、結果コンテンツ不足や立体メガネを強要されるなどが原因からか、期待通りの市場を形成できていない。
 その煽りを受ける形で立体視を売りにした3DSまで批判を浴びてしまっているのは、任天堂としても頭の痛い所では無かろうか。

 個人的な観点からみれば、携帯機に据置き機並のグラフィックは必要なく、高解像度=消費電力増=携帯機としては致命的、という部分はもっと留意されるべき。
 その際3DSは実質400×240というローレゾ画質ながら、十分なクオリティを感じる。これは立体画像や進化したシェーダー技術などによるもので、実機上で見れば、カプコンのスト4、バイオハザードなどはPS3と比べても遜色ない。
 本家任天堂のポケモンスクランブルを始め、まだまだDS時代を引きずっているメーカーもあるが、開発が進むにつれてクリアされるだろうことは間違いない。

 今回のカンファレンスで公開された多くのソフトはまさに3DSに最適化されたソフトが多く、グラフィックに関して概ね満足できる仕上がりになってきている。発売当初はPSPと変わらない、なんて声も聞こえていたが、そうした声は次第に淘汰されよう。

 ソフトラインナップについては圧巻の一言だった。
 3DSの市場形成において危機感を感じた任天堂は、なりふり構わず伝家の宝刀を抜いた。スーパーマリオ3Dランド、マリオカート7といった出せば間違いなく売れるソフトを発表。加えてどうぶつの森、トモコレといったDS市場の裾野を広げたタイトルを紹介。さらにカルドセプト、零シリーズといったニッチな市場なれど、熱狂的なファンがいるソフトにも積極的なサポートを行ったのは素晴らしい。
 個人的にはカルドセプト大好物。全国大会を開催するまでのファンを獲得したソフトが、何故もここまで冷遇されるのかと思っていたが、やはり見る人は見ていたんですね。

 サードパーティもWiiのような傍流路線から、メインストリームへと転換。特に目玉と言えばカプコンのモンスターハンター3Gに加え、ナンバリング最新作「4」の発表。これはPS時代のDQ,FF移籍に等しい衝撃だった。
 「しかしソニーの新機種発表会前にこれ出すか?」と言いたくなるくらいの電撃発表。いずれ過去を振り返った時に今回の発表は歴史に残るだろうなあと思わされた。

 とは言えカプコン、である。過去任天堂とはゲームキューブ時代に「バイオハザードは任天堂以外出しません」と言った舌の根も乾かぬうちに、アウトブレイクシリーズは別とか、結局PS2に出したりと、節操がなかった会社でもある。
 バンダイの全方位外交はこれまで通りだし、コナミのラブプラスはもともとDSソフト。Wiiに比べれば本流のソフトを発表してきたものの、ソニーのVITAが好評を博せばどうなるかわからない、というのがここまで。

PlaystationVITA

 そしてVITAである。結論。だめだ。少なくともゲーム機としては。

 いろんなことが出来ると紹介していたものの、どれもVITAでやる必然性を感じないものばかり。
iPodがあればわざわざVITAに音源をコンバートしまい。スマートフォンがあればVITAでネットなんてみまい。動画も、写真も、カメラも、すべて。
 例えばPS3でもCDを取り込んでミュージックサーバーとして使えるが、そんなことしないでしょ。移り変わりの早いゲーム機にわざわざCD落とすなら、PCに入れた方が何年も持つわけで。やっぱりVITAに求められているのはゲームなわけでしょ?

 で、発表されたゲームがほとんどリメイク。またはPS3も発売されるものばかり。

 ・カプコン・・・スト鉄、マブカプ3。買うなら有線ネットにアケステつないでPS3でやる
 ・スクエア・・・唯一オリジナル出した。ネームバリューはないが期待したい
 ・コナミ・・・リメイク、リマスターの嵐。トランスファリング?ゲーム二本買うの??
 ・ニコニコ動画・・・個人のPC持ってない中高生にはいいかもな

 3DSで発表されたようなサプライズはなかった。さらに印象が悪かったのは、ゲーム画面はほとんど映されず、名前だけの発表。ローンチ26タイトル(DLゲーム含めてだが)、100タイトル開発中!なんて言うなら、そのラインナップを実際のゲーム画面と一緒に見せてくれよ。驚かせて下さい。
 新機種VITAの発表に重きを置いたのだろうが、使い古された言葉を思い出さざるを得ない。「コンピューター。ソフトがなければただの箱」

 3Gについては、きっと量販店でモバイルWiFiあたりと組み合わせ、無料販売するだろうから、100時間=5,000円の是非はとやかく言う必要も無かろう。むしろ出先でネット回線につながるメリットがまったく紹介されなかったことのが問題。
 ただコミュニケートする、リンクするという概念だけ示されても、据置きのPS3やPCと何が違うのだろう?携帯ゲームと何が違うのかが具体例としてなければ。例えば最近発表のあったドラクエXオンラインのような、あんなタイトルでも発表されたのなら、また違ったと思うのだけれど。
 本当に三ヶ月後本体が発売されるのだろうか、とふと不安になってしまう有様だった。

総括

 今回ばかりは任天堂の圧勝で、ソニーはまったく勝負にならなかった。NGPを発表した時は3DSがかすむような性能に、一体どんなソフトが出てくるのだろう?と期待していただけに、そうしたソフトは一切紹介されず残念としか言いようがない。
 一方3DSは黙っていても成功が約束されたと言って過言では無かろう。あのソフトラインナップがあれば、ゲームファンは間違いなくこちらを選ぶことは間違いない。やはりゲーム機はゲームソフトを充実させることこそが、第一であるということ。