2021年1月31日日曜日

ディアブロ3 2021③

  モンク正義ビルドでグレーターリフト攻略。とりあえず装備厳選特にせずでGR108クリアまで到達した。GR105あたりから雑魚的せん滅に時間が掛かるようになり、GR109に至りついに時間切れクリアならずとなった。
 んで現在カルデザンによるステータスアップを狙っているところ。

 

 

 

ディアブロ3の面白さの肝

①強装備がテンプレで決定している
 多様性や独自性といった部分でやり込み派には不満が残るだろうが、自分のようなカジュアル派にはとっつきやすく楽しい。〇〇さえ集めれば、という低い目標達成で済むのでリタイアしにくい。

②装備が簡単に手に入る所
 しかし用意された強装備の入手確率が0.01%となればやる気も起きない。だがディアブロ3では入手の確率テーブルが操作され、とりあえず1つ目は確実に手に入るため、その強さを実感できる。装備の厳選となると長い道のりが必要だが、一度その強さを味合わせた上で厳選の旅に出るはモチベーションの維持が異なる。

②装備のグレードアップが簡単
 しかも厳選の旅はそれほど苦難ではない。魔法屋やカナイキューブを使用することにより、特性の返還や装備のグレードアップ(レジェンダリー→エンシェントレジェンダリー)は容易。好みの数値にするためには消費アイテムを集める必要があれど、時間さえかければ確定で集めることが出来る。

③ステータスの底上げは時間で解決できる
 そうはいっても装備品の特性、数値は究極的には確率で決まる。すべての数値がマックスのプライマルエンシェントで装備を揃えるというのは確率的には0でないものの、実質的には不可能だろう。しかしエンシェント装備にカルテザンを行うことでステータスを底上げできたり、パラゴン(限界レベルなし)で上げることで対処できる。

 こうしたルールが結果として、誰でも手軽にGR100まで到達できてしまう、装備のオリジナリティが薄れたという批判が挙がるし、実際その通りだと思う。しかしカジュアルに楽しむプレイヤーにとってはモチベーションを上げられるきっかけになっているし、再プレイをしやすくなっているのも事実。
 シーズン制というキャラクターを一から作り直すことを余儀なくされながらも、楽しめるのはここに尽きる訳で、結果古参プレイヤーと新規プレイヤーが同じ土俵で楽しむことのできる要素となっている。

 国産ゲームでは同様の要素が取り入られることはない。それは武道や職人修行などにあるような精神鍛錬につながっている。しかし有限的な時間を奪い合うネット社会において、時間を奪うだけのコンテンツは敬遠されよう。であれば、見える束縛、見える報酬を与えることが楽しさ、ユーザーへの負担の軽減に役立つのではないか。

※酒飲みながら書いているので、勢い多め。説明不足多め。

2021年1月19日火曜日

ディアブロ3 2021②

 ついにディアブロ3のグレーターリフト100をクリアした!

 思い返せば一昨年。Nintendo Switch版を衝動買いして以来、ウィザード、クルセイダー、ネクロマンサーと色んなクラスを試しつつ、ネットに掲載されているビルドを真似してきたものの跳ね返されてきた分厚い壁。それがついに打ち破られた。

 グレーターリフト100を達成したのは、モンクの「正義」ビルド。今回のシーズンジャーニーにおける報酬セット。竜巻を体にまとって、あとはワンドをグルグル振り回しながら敵を蹂躙しつつ、頃合いを見てボタンを放すと爆発。大ダメージというビルド。これが強い強い。驚くほど簡単に敵が溶けていく。爆発のダメージも強烈で、「〇〇T(トリリオン)」という桁違いの数値がバンバン出る。
 最後の最後まで「均衡」という両手杖がドロップしなかったが、そんな状態でもGR90程度を楽々クリア。これはもしやと思っていたら「均衡」ゲット。カナイキューブに仕込めば火力がさらに倍増。あとは勢いでGR100到達となった。

 ネットでは、セット装備の火力が上がったので装備を厳選しなくてもGR100程度は楽勝なんて言われていたが、これまで実感できなかった。ウィザードやネクロマンサーは火力はあっても紙装甲過ぎて電撃などで一撃死。クルセイダーは単体火力が低すぎてリフトガーディアンが倒せずという具合。結果時間オーバーでGR100にいたらず。
 しかし今回のモンク「正義」ビルドは、雑魚にもガーディアンにも強く、4秒間の無敵タイムありという驚異の性能で隙がなかった。
 現在GR104まで達成。カルデザンやパラゴンレベルアップなどのやり込みをしなくても、もう過ごし上のレベルまで行けそうな感じ。

 

 さらに頑張ってシーズンジャーニーもクリアしてしまった。
 ジャーニークリアへの障壁は、いつも苦労するコンクエスト。「3つのレジェンダリージェムをLv65にする」と「6つのセット装備でGR55をクリア」は達成したものの、残り1つが難しい。「1~5章を1時間以内にクリア」「16体のボスを20分で倒す」「セットダンジョンを8つクリア」のいずれかをクリアせねばならない。
 色々考えて「16体のボスを20分で倒す」にチャレンジ。三度目の挑戦で見事クリアとなった。手持ちの時計では20分を越えていたけど、最後のボスとなったディアブロを倒したら「ボスモードクリア、シーズンジャーニー達成」のメッセージが。どうやらロード時間は加算されていないようだ。

 年明け軽い気持ちで始めたディアブロ3だったが、何度遊んでも楽しいゲームだ。正月過ぎの休日はずっと引きこもって遊んでしまった。もう少しグレーターリフトの限界に挑戦したら、またしばらく封印しよう。時間泥棒すぎる。

 

2021年1月11日月曜日

2021 年始ツーリング④ 伊賀上野城、岡崎城

  今年初のツーリングもいよいよ最終日。定番の渋滞も待っている!

 1月3日 

09:00 出発
 本当は8:00頃にホテルを出る予定が、テレビで空母「信濃」について放送していて、思わず見入ってしまった。大和、武蔵に続く第三号戦艦として製造されたが、数奇な運命で空母として改装され、戦場へ出ることもなく水雷によって沈没。いろいろ考えさせられてしまうな。
 真っ暗な防水室に取り残され、迫りくる浸水を防ぎながら末期を迎えた水兵の「いま何時ですか。お先に行きます」という最後の言葉は胸に迫る。

09:45 曽爾(①R166,369~②r81,80~R25旧道)
 桜井を出て国道166号線~369号線を乗り継いで曽爾へ。山道を通るので積雪だけが心配。小母坂トンネル手前では道路上に雪が残っていて気温は‐3℃。それでも無事に峠を越えることが出来、曽爾に入って一安心。
 よく手入れされたトイレがあったのでコーヒーを飲みながら小休止。観光客向けの看板があったので見てみると、これから進んでいく県道81号線には屏風岩、鎧岳、兜岳、小太郎岩などの奇景があるそうで楽しみ。


 のんびりとした田舎道を走っていると、岩肌がむき出しになった小高い山が。これが小太郎岩か。木々の生えそろった山に比べ荒々しい。県道わきには清流が流れ、水が透き通ってとても清らか。青蓮寺湖へと流れつく。
 湖のある名張市からは名張川となって川沿いの県道80号線をのんびり走る。この辺りは標高が低いからか雪の心配はなさそうだった。
 県道80号線は国道25号線の旧道につながる。制限速度40kmとなっているが、センターラインもない田んぼみち。本道である名阪国道とは大違いだが、車の往来もなくツーリングには楽しい。

11:20 伊賀上野城
 三重方面へ来るたびに立ち寄ろうと思いつつ、場所が微妙で来れなかったお城。築城名人の藤堂高虎が手をかけたお城ということで楽しみ。

  資料館などに立ち寄ったわけではないので詳しいことはわからないが、元々あった筒井氏の立てた天守は現在の天守と別の位置にあったそうだ。藤堂氏が入城して大阪の豊臣氏への対策として城が拡張されたが、完成する前に大坂の陣が起こり、天守閣が作られる前に豊臣家は滅亡。それ以上の改修はなされなかったという。
 であれば現在ある天守閣のモデルは何?偽物なの?しかし歴史的な建築物の価値とは一体何なのか。本物とは一体なんなのか?作り直された天守だって天守には違いなく、今残っているお城だって、いつかの誰かが建てたものであり、現在立て直したものだって100年、200年たてば価値が出るのではないか。建物の持つ価値よりも、お城の建てられた理由の方に価値を感じてしまう。
 難しいことはさておき、大阪方への対策として築き上げられた30メートル近くある高石垣は見事。上から見下ろすと怖いくらいの高さ。実際にここで戦おうとはならないだろうが、威勢を見せるという意味では十分だったのだろう。


  伊賀上野城を後にし、名阪国道~伊勢湾道~東名と乗り継いで岡崎を目指す。日が暮れた後の寒さや寒波による降雪、凍結を考えるとあまり遅くまで走りたくないので、名古屋城は諦めてることにした。名古屋城はじっくり時間を掛けて見たいし。

13:45 岡崎城
 徳川家康三河時代の本拠地。ここも行こう、行こうと思いつつ来れなかったお城。ここを目的にするには遠いし、付近に適当なツーリングスポットもないし。なのでどこかへ行ったついでに立ち寄ろうと思っていたが、なかなかその機会がなかった。

 


 城址は公園として整備され、本丸には神社もあることなど結構人出が多かった。岡崎の街自体も交通量が多くてちょっとびっくり。ここは愛知県内においてどういう位置づけなんだろうな。
 小ぶりなお城ながら家康ゆかりの地ということもあり、きちんと整備されてきたのだろう。空堀も深く立派な外郭も再建されている。家康は戦国の覇者ということもあり、東照宮、駿河城などいくつも古跡が残っているし、徳川家という観方をすればさらにその数は増える。そういった意味では有難味が少ないなと感じてしまうのは、自分が家康ファンでないから・・・むしろアンチ家康だからなのかな。

 さて岡崎城を後にし、いよいよ帰路に就く。 予想通りというか当たり前のように東名では鮎沢あたりで事故渋滞発生中。まだこの時間では箱根も通れるし、とりあえず東へ進みつつ考えることにした。
 東名高速は行きに通ったので、帰りは新東名を使う。浜松JCTにて乗り換え。新東名は静岡県内がほぼ全線片側三車線に拡張されたので走りやすくなった。制限速度も120km/hなのでビュンビュン飛ばしていく。

16:00 静岡SA
 渋滞は御殿場IC以降となっていたので、このまま新東名を走り、御殿場ICで降りてR246か足柄峠と考えていたが、まさかの御殿場JCTで事故発生。渋滞のお尻が長泉沼津ICとなってしまう。うんざり。
 とりあえず情報を入手するため静岡SAにて休憩。遅いお昼ご飯にする。

 事故渋滞は鮎沢を先頭に17km140分。完全に動かなくなっているので東名を走り続けるのは却下。沼津ICから循環道経由で三島に出て箱根峠へ向かうルートを検索(上記地図E70からR1)。三島塚原ICが混んでいるのは仕方ないとして箱根峠の渋滞が気になる。極寒の箱根峠で渋滞にはまるのもさることながら、峠手前での渋滞なので上り坂で半クラ地獄となる。これは体力的に厳しい。
 仕方ないので最近よく使う足柄峠に出るルートを検討(上記地図緑線)。手前の御殿場JCTで事故発生なので御殿場ICまではたどり着けそうもないことから東名に乗り換えて裾野ICで降り、R246をのんびり御殿場まで上がっていくことにした。R246が渋滞していないといいけどな。

17:30 愛鷹PA
 ツーリング初日同様、愛鷹PAへ立ち寄ることになった。再度渋滞の具合を見る。するとナビが第三のルートを指示してきた。事故を考慮した一番速いルートということで、裾野ICから芦ノ湖スカイラインを交差して湖尻へ抜けるルート(上記地図赤線)だ。
 この道は何年か前に教えてもらったことがあって通ったことがある。足柄峠よりは道が整備されていた印象。これならR1箱根峠も通らないし、御殿場まで遠回りする必要もないのでショートカットできる。
 問題は元箱根からの下山で渋滞しないかということだが、国道1号線と箱根新道は予想通り真っ赤。大渋滞。しかし旧道は空いている(もちろんターンパイクもガラガラ)。須雲川ICで新道に乗って少しの渋滞は仕方ないだろう。
 というわけで予定を再び変更。裾野ICから湖尻ルートを選択した。すでに日は暮れて真っ暗になっているのが不安。

17:50 裾野IC
18:15 湖尻
 この湖尻ルートは県道337号仙石原新田線というらしい。裾野ICすぐの御殿場線岩波駅からしばらくの間は道も整備されて問題なく走れる。しかし静岡県と神奈川県の県境あたりからは急坂、狭幅員、ヘアピンカーブの連続とよくある山道に。まあこれは足柄峠も同じ。真っ暗な山道はカーブの先が見通せないのが怖い。ここまできて横転とか洒落にならないのでゆっくり慎重に進んで芦ノ湖スカイラインまで到着。
 ここまで来ればあとはよく知った道だ。湖畔沿いにR1大芝交差点まで走って旧道へ。こちらも箱根の七曲りなんて名のつくヘアピン地獄ではあるが、何度も通った道なので気が楽。須雲川ICから箱根新道に乗ることができた。
 新道は渋滞が発生しているが、ノロノロながらも流れがあるのが気楽。下り坂なので半クラ地獄にならないし。渋滞も山崎ICまでと分かっている。知っている道というのはここまで走りやすいものか。

19:10 国府津IC
19:40 帰宅
 あとは西湘バイパス経由で帰宅。何とか無事に帰れてホッとする。
 最終日の走行距離は461.9km。さすがに距離走ったな。年始ツーリング四日間の合計走行距離は1,324.5km。フェリーに乗らなかったら1,500kmくらいになっただろうね。

 年始ツーリングで思ったことは、この時期の長期ツーリングは行き先が限定されるということ。雨の降りにくい季節なれど、降雪や凍結の心配が付きまとう。特に日本海側は走れないと思った方がいいし、それにつながる山間部も危ない。交通量が減るのでなおさら危険。
 来年は地元の神奈川を中心に、埼玉、千葉や交通量の減る都心部なんかを走ろうかな、なんて企画中。国道16号線を走り切るなんて楽しそうじゃない?房総半島から伊豆半島まで海岸線沿いを走り続けるとかね。
 問題は変わり映えのしない土地を走るので有難味がないというか、せっかくの長期ツーリングなのにって所だね。





2021 年始ツーリング③ 日ノ岬、千早城、高取城、石舞台古墳

  年始ツーリング三日目。本日は久しぶりのお城めぐり。

 

1月2日

08:00 出発
08:30 ①岩代駅
 せっかくなので立ち寄る。谷山浩子「テングサの歌」の舞台である。
 こないだ来た時は誰もいなかったのだが、今日は何故か駅前に車が停車していて無人駅の雰囲気が台無し。こればかりは誰のせいでもないんだけど。

09:20 ②日ノ岬
 R42を御坊で外れて海岸線沿いの県道24号線へ。白崎に向かう予定が道を間違えて日ノ岬へ。ドンツキになっているので行くつもりのなかった日ノ岬だったが、気が付いたら到着してしまったという感じ。

 辿り着いた先はまるで廃墟のよう。というか思いっきり廃墟か。ここには観光客向けの施設があったようだが、すっかり寂れていて物悲しい。というかちょっと怖い。岬は海岸に突き出すようになっているので眺めは良いのだけど。
 逃げ出すように岬を出て県道24号線に戻る。しかし県道にありがちの案内標識不足で何度も道を間違える。このルートはマップルおすすめとなっていたが、狭くて分かりにい道にはうんざりしてしまった。
 気付けば時刻は10時過ぎ。後のスケジュールを考えて白崎をキャンセル。阪和道に乗ることにした。阪和道広川ICへの峠道では小雨がパラつき、どうも今日はついてない。

10:30 吉備湯浅PA ③阪和道、京奈和道
11:30 橋本IC
 和歌山と大阪を結ぶ阪和道に乗り、和歌山JCTにて京都~奈良~和歌山を結ぶ高規格国道京奈和道へ。途中でおりて広域農道を走るルートも想定していたが、今日は天気が良くない。交通量のない道は凍結が怖いのでやめておいた。
 橋本でおりて給油。ふたたび京奈和道に戻って五条ICから国道310号線へ。橋本でも小雨がぱらつく。いざ千早城のある金剛山へ。晴れ間と厚い雲が混ざり合う不安定な天気。


 R310はマップルでもお勧めルートだし、特に酷道という情報もない。しかし急坂のヘアピンなどもあり心細くなる。噂の暗峠ってここじゃない?なんて疑心暗鬼になるくらい。ちなみに暗峠はR308だった。
 凍結の不安がある狭い山道を進む。これまでも雪の残る道を走ってきたが、どれも路肩に少し残る程度だった。しかしR310は道路上にも少しだけ雪が残っていて怖い。通行量が少ないからだろう。他の車が通ったらしき跡を選んで走る。千早峠を越えて下りになってからは雪もなくなりほっと一安心。反対車線を登ってくるバイクともすれ違うが、あの道を降りていくのは怖かろうな。

12:40 ④千早城
 日本100名城のひとつ千早城に到着。金剛山の麓に位置し、楠木正成が築城したという鎌倉後期から室町初期の古いお城。神社が併設されているようで初詣を兼ねた登山客多め。駐車場は狭いしどこも満車。
 お城へは歩いて登らなければならないが、雪が降ったことから道が悪いようで、城跡から降りてくる人は皆、靴を洗っている。しかもステッキを持っていたり、いかにも登山といった格好なので、とてもじゃないがライダーブーツで登って行こうという気にはなれない。
 到着時の気温は2℃。さらに登れば気温も下がる。すべって転ぶのが関の山。登ったところで城跡があるわけでもない。スタンプだけゲットしてさっさと出発することにした。


 千早城を後にし今度は国道309号線を走る。こちらは広域農道に指定されていて走り易い。後にネットで調べるとR309は酷道でR310は走り易いとなっている。んー雪が残っていたから印象が悪いだけなのか。R309に関しては自分の走った所だけ走り易かったのか。
 千早城のある金剛山を降って御所市に着くと日差しは暖かで晴れていた。熱いコーヒーを飲んで気分転換する。

13:55 夢創館
 高取城のスタンプをゲット。

14:15 ⑤高取城
 麓からのアクセスルートは狭くて状態は最悪。落ちた枝を車が踏んでウッドチップというより粉のようになっている。滑りやしないかとヒヤヒヤもの。辿り着いた先も薄暗い山道の途中といった感じ。とてもじゃないが観光用に整備されているとは言い難い。
 高取城は日本三大山城の一つとのこと。かつて司馬遼太郎が「まるでアンコールワットのようだ」と言ったそうだ。建築物が残っておらず、苔むした石垣だけがかつてを名残惜しそうに残されているのを見て、大げさではあるが確かにそんな雰囲気は感じ取れる。

 うち寂れた雰囲気を大事にしたくて、あえて手を加えていないということなのだろうが、登城口あたりだけでも、もう少し整備すべきだと思った。

15:00  ⑥石舞台古墳
 ルートを調べていると、高取城から本日の宿泊地である桜井への道中に石舞台古墳を発見。教科書には必ず載っているくらい有名だけど、実際に見たことはない。せっかくだからと立ち寄ることにした。

 綺麗に整備された国立公園の中にある石棺は、当たり前だが教科書で見るそれとまったく同じであった。実は小さくて幻滅するかもなんて思っていたが、予想以上に大きくてびっくりした。
 本来は盛り土された古墳の中にあり、見せるべきものとして作られていないので、荒々しい巨石が無造作に積み上げられている。しかし墓所を形作る石壁は垂直に切り立つように造られ、手が掛かっているのがわかる。これは墓所の主が生前持っていた権勢を物語っているし、死後の静謐を守るかのようだ。
 しかしこれだけの墳墓が後にあばかれ、盛り土も取り払われたというのが興味深く、あらわとなった石棺を前にして、天皇家と蘇我氏の確執を背景とした物語に想いを馳せてしまった。どれほどの恨みを受けたのか。

16:00 ⑦桜井
 本日の宿は定番のルートイン。無料の駐車場、大浴場、朝食バイキングと揃った安心の宿。今回の駐車場は平面駐車場ではなかったが、敷地内への駐輪が可能だった。
 この辺りは邪馬台国があったのではないかと言われているそうだ。
 今日の走行距離は226.0km。道を間違えたり、気を使う山道を走ったりで、走行距離以上に疲れた。

2021 年始ツーリング② 鬼ヶ城、那智の滝、樫野埼灯台

  二日目は紀伊半島をぐるりと周る。一昨年和歌山方面から同様のコースを走ったが、今回は逆回り。走行距離も少なめにしてのんびり走ることにした。

 1月1日

05:30 起床
 初日の出を見に行く気力はなかったが、丁度東南方面に向いた部屋だったので、部屋の窓から日の出を拝めた。


 朝食はホテルの豪華バイキング。立派なホテルということで朝食も豪華。ついつい食べ過ぎてしまった。
 強い冬型の気圧配置で日本海側は大雪。太平洋沿岸以外はどこもダメ。新年ツーリングは行き先が限定されるな。

07:30 出発(①260)
 寒いことは寒いが耐えられないほどではない。高速も走らないし、昨日よりは防寒着を軽めにしても何とか行けそう。
 予定より出発を早めたのでホテルそばの横山展望台へ立ち寄る。しかし展望台までの道は二輪通行止めとなっていたので引き返す。今日は割とスケジュールがギリギリなので、のんびり歩いて行く時間はとれなかった。
 志摩から尾鷲までは国道260号線を走る。一昨年の紀伊半島ツーリング時、時間がなくて高速に乗ってしまったルートであり、今回はそのリベンジとなった。海岸線と山間部がミックスされた快速道。心配していた雪や凍結もなく快適に進む。

09:15 道の駅 紀伊長島まんぼう
 R260はここで終わり。ここからは昨日走った国道42号線となる。一つ目の目的地「鬼ヶ城」までは丁度半分くらい。施設の周りは南国リゾートのよう。

 

10:50 ②R311
 R42を走り尾鷲市に到着。市街地を抜けて国道311を通って九鬼方面へ。分岐してすぐに長いトンネルがあり整備のされた広い道路かと思ったが、海岸線沿いに入ると昔ながらの道になっていて所々かなり狭かった。
 リアス式海岸の所々に美しい白浜が広がっていて目を奪われた。

11:20 ③鬼ヶ城
 ようやっと本日一つ目の目的地「鬼ヶ城」に到着。朝の7:30に出て一つ目がお昼ってどうなのよ・・・。


 元旦なのに割と観光客が多くて驚く。わざわざこんな所に?という感じ。
 「鬼ヶ城」は長い年月をかけて浸食された奇岩が織りなす岩場。坂上田村麻呂が海賊征伐をしたとなっているが、ここに海賊のアジトがあったというのは眉唾な気がする。高波が来れば一発で攫われてしまうからな。まあこの辺り一帯に本拠地を構えていたということなのだろう。海岸沿いは長い浜辺もない断崖絶壁となっていて、それだけで攻め手を寄せ付けない要塞のようではある。

13:10 ④那智の滝
 R311から再びR42に戻り熊野方面へ。一昨年は大渋滞に見舞われた新宮、熊野あたりは車も少なくスムーズ。これもコロナ禍による自粛によるものか。確かに初詣をしようという気分にはなれないな。
 R42を走っているると、そういえばこの道や風景に見覚えがあるなと思った。二年ぶりの訪問になるがいがいと記憶が残っているものなんだな。

 那智の滝。日本三名爆の一つ。一段の落差は日本一。冬場ということもあってか圧倒的な水量でドーンと落ちてくる華厳の滝に比べると静か。鳥居が建てられ神体として祀られているというのが好き。日本人はアニミズム信仰が根底にあった上での他宗教だと思う。仏教もキリスト教も八百万の神の中の一つとみなしている感じ。
 今回すぐ隣にある熊野大社に行こうとは思わないが、那智の滝には寄りたかったものな。
 ついでに新年なのでおみくじを引く。今年は「中吉」。

15:00 ⑤樫野埼灯台
 R42をさらに南下。いよいよ紀伊半島の最南端串本へ。潮岬は前回通ったので今回はお隣にある紀伊大島の樫野埼灯台を訪問することにした。
 大島へ渡る海上道路には立派なループ橋が掛かっていた。そのまま島の中央部分を道路が走り、東端に灯台が立つ。灯台付近は公園となっていてトルコ記念館がある。これは明治時代に沖合でトルコの軍艦が転覆。串本の人々が救難活動にあたり、その感謝と船員への追悼をこめた記念碑が建てられたことに端を発する。
 潮岬灯台と違って内部には入れないが、展望台が併設され外周を歩くことが出来た。

 灯台を後にするころには日も暮れかかってきた。本日の宿泊地はもう少し先。

18:30 ⑥田辺
 串本を過ぎてひたすらR42を走り続ける。日が暮れるとさすがに寒くなってきたので防寒着を着込んだ。旅先で風邪なんてひきたくないし、今はコロナがあるので通院するとやっかいなことになってしまう。
 一本道とは知りつつも残りの行程を把握したいとナビをつけて走行。しきりとバイパスに乗せようと案内してくるのがうざい。走っている間にあたりは真っ暗になってしまった。
 結局バイパスを通るより10km30分ほど遠回り。夜食を買い出しにダイエーへ立ち寄ってホテル着。
 ホテルにて今日はのんびりテレビを見る。お正月特番ばかりであまり楽しくはないが、コンビニの食材をプロの料理人が判定するという番組を見た。料理人の判定に対してお涙頂戴が過ぎて見てらんない感じ。ひな壇タレントも別撮りのようで存在の意味が見いだせない。今時のつまらないテレビ番組って感じ。
 本日の走行距離340.8km。下道だけで観光もしたし、結構走りごたえがあった。

2021 年始ツーリング① 伊勢湾フェリー~パールロード

  昨年12月31日から新年1月3日まで新年ツーリングに出掛けた。ルートは前回ブログに書いた通り。

12月31日

06:45 出発
 いよいよ出発。今年は年末年始に大寒波が来るとのこと。防寒着をしっかり着込んでいるものの実際寒い。国道1号線から沼津へ抜けるルートを通る。箱根新道では須雲川ICで気温-2℃。箱根峠では何と-6℃。まだ日が昇り切っていないので凍結に気をつけて進む。
 三島から沼津へ。東名高速に乗る。

07:45 愛鷹PA
 愛鷹PAで朝食。日は出てきているがスピードを出しているせいで寒さは変わらず。つま先が痛くなる。大井川辺りで強い風。

09:15 小笠PA(①浜松バイパス、②R42)
 ルート確認で小笠PAに立ち寄る。すぐ先の磐田ICで東名を降り国道1号線へ。
 ここまで割といい天気だったが、西の方には怪しい感じの雲が見える。天気予報では日本海側は大雪。太平洋側は快晴。問題はその間の地域で名古屋は「晴れ時々雪」という意味不明なことになっている。
 渋滞がひどいと言われる浜松市街だったが、さすがに大晦日ということで渋滞なし。浜名湖辺りでパイパスとなり更に快適に。
 そのまま国道42号線に接続。R42はこれから海上区間を経由して紀伊半島に続く。地図で見る限り快適なシーサイドラインと思いきや、海岸線は見えず信号も多め。周辺には畑も多く農家の軽トラがゆっくり走る。風景も楽しめないし、軽快に走ることも出来ないしであまり楽しい道ではなかった。
 道中ファミリーマートでトイレ休憩。12:40発と思い込んでいたフェリーの出港時間は、30分早い12:10発。乗船手続きを考えれば結構ギリギリ。ちょっと急がねばとバイクを飛ばす。雲行きは更に怪しげになっている。

11:30 伊良湖港フェリー乗り場
 フェリー乗り場手前でついに粉雪がちらつき、港に到着すると同時に大粒の雹が降ってくる。それでも数台のバイクが乗船待機していた。北海道フェリーとは違い乗船手続きは一瞬で終わる。
 雹の降りしきる中、他のライダーさんと少し談笑しながら出港を待つ。


12:10 出港(③伊勢湾フェリー)
 伊勢湾フェリー伊良湖~鳥羽は1時間程度の短いクルージング。伊勢湾をぐるりと回ることを考えれば、料金4,300円は妥当な所か。朝早い出発だったこともありフェリーの中では寝てしまった。

13:05 鳥羽港フェリー乗り場
 丁度一時間で鳥羽に到着。伊良湖とはうってかわってこちらはいい天気。お昼ということもあり暖かい。給油後、一路パールロードへ。

14:00 ④パールロード 鳥羽展望台
 パールロードを走って鳥羽展望台で休憩。ひさしぶりの伊勢志摩。昨日は雪が降ったようで展望台へのアクセスルートには路肩に雪が残っていた。


 お腹が空いたこともありパールロードの終点でラーメンを食べる。「あじへいラーメン」というチェーン店だったが、昔ながらの懐かしい味がするラーメンでおいしかった。

15:00 ⑤志摩 クインテッサホテル
 予定よりかなり早かったが、今日は大晦日なので部屋でのんびりしようとチェックイン。ホテルは予想より大きくて豪華だった。周辺にもコンビニや居酒屋などがあって便利。
 本日の走行距離は295.7km。寒かったけれど高速区間が多かったので楽勝。今晩は各地で雪と言うのが気掛かり。まあ紀伊半島の海岸線沿いを走るので問題ないかな。


ディアブロ3 2021①

  昨年末ゼルダ無双をクリア。やり込みしつつ継続してみたが、やっぱり無双ゲームなので飽きがきてしまう。年明け何を始めようかと考えたが、今年も新年はディアブロ3を遊ぶことにした。これも無双と同じようなゲームなんだけどね。

 新シーズンが昨年11月から始まっていて、今回は塔門を開けると強力な分身が現れるというもの。これを利用してのレベル上げが簡単になっているらしい。
 使用するクラスはウィザード、クルセイダー、ネクロマンサーと来たので今回はモンクを使用。接近して殴りまくるイメージのクラスだ。ビルドなどは特に考えずまずはレベル上げとシーズンチャレンジの消化。報酬のセット装備目当て。

 予定通り分身を利用してレベルをサクサク上げてセット装備もゲット。今回入手できる「正義の法則」という装備は体の周りに竜巻が発生し、ウェポンをグルグル回しながら走り回るというビルド。これが滅茶苦茶強い。現在トーメント15、グレーターリフト70くらいを回しているが、この辺りのレベルでは無双状態。走っているだけで敵が溶けていく。
 またスキルによる効果で移動速度が速いし、テレポートのスキルもあるので周回プレイも快適なのがいい。

 当面の目標はシーズンチャレンジの全クリア。現在チャプター6まで来ているが、やっぱりコンクエスト制覇が障害となりそう。レジェンダリージェムを65レベルまでというのは楽勝。セット装備を6種類集めるのは時間をかければなんとか。しかし残りのスピードマスター(ストーリーを1時間でクリア)、ボスモード(ボスを20分で倒す)、セットダンジョン8種類あたりは苦労しそう。
 あとは結局達成していないグレーターリフト100のクリアも実現したいね。