2022年1月20日木曜日

ヘラクレスの栄光4

  以前遊んだ「ヘラクレスの栄光3」。このゲームは秀逸なストーリーが売りの隠れた名作と言われていた。続く続編「ヘラクレスの栄光4」もシステム面が改良され、遊びやすくなった名作という。前作クリアから大分時間がたったが、年明け一発目として遊んでみることとした。プレイ環境はWiiUバーチャルコンソール。

 あらすじとしては、アトランティスがギリシアに攻められ、主人公たちはこれを阻止しようとしてパンドラの箱を開けてしまい、その後数奇な運命を辿るというもの。当時のRPGにありがちな、悪者を倒して世の中平和にめでたしめでたしという展開になっていないのは「ヘラクレスの栄光」らしくある。

 前作に比べ遊びやすくなった今作。前作の細かな不具合は忘れてしまったが、確かにサクサクとゲームは進行。謎解きに詰まることもなく、レベル上げをさせられることもなく。
 目玉のシステム「乗り移り」は、他RPGで言うところのクラス(職業)に近い感じか。乗り移り対象は100名もいるため、割と簡単にフィットレベルを上げることができるのは嬉しい。ただし数が多いことからキャラクターごとの個性が薄く、結局同じキャラを使い続けてしまった。

 ストーリー展開は予想通りで特筆すべき点はない。が、前述の通り誰にもわかる悪の親玉といった存在はいないこと、ゼウスは人間に期待しておらず、主人公たちが失敗しても新しく世界を構築すればいいとしか考えていないこと、半神であるヘラクレスが半人であるが故の頭の悪さなど、独特で面白いなぁと思わせる表現や展開がある。

2022年1月5日水曜日

2022 新春⑤ 広島~小田原

1/3

 最終日。基本帰りための移動日。 1月3日というUターンラッシュ日なので渋滞不可避。

08:50 ①広島城
 城内にある護国神社への参拝客が多い。露店もいっぱい出ていて賑やか。お好み焼き屋の出店がない。広島焼きの本場だからだろう。


 当たり前だが広島城は原爆で吹き飛んだため再建天守。木造で趣のある佇まい。立派なお堀は水運都市広島によく似合う。城内は広々とした公園となっていて、一角に護国神社がある。

 これにて広島・山口ツーリング終了。また来るとしたら新緑の季節に秋吉台へ行って鍾乳洞を見たいね。あと角島、川尻岬でのんびりキャンプもいいね。

10:00 広島発
 広島高速から山陽道へ。
11:40 道口PA
 赤穂付近で割と長めの事故発生。
 岡山JCTで中国道へ逃げるルートもあるがさすがに遠回りか。
 Googleによれば備前ICで降りて一般道に逃げるのが良いとのこと。
13:00 瀬戸PA
 渋滞手前の最終チェック。
 備前ICより手前まで渋滞が伸びているので和気ICで降りることにした。
13:30 ②和気IC
 ICを降りて迂回路をチェック。
 ナビをいじっていたらキチガイばばあに絡まれる。
 迂回路はIC降りてすぐに広域農道~県道96号。結構走りやすくて楽しい。
 県道を走りながら本線を見れば大渋滞でまったく進んでいない。迂回して正解。
13:50 赤穂IC
 再び山陽道に乗る。
15:00 ③宝塚北SA
 ここから先は至る所で渋滞。交通集中なので仕方ない。
 渋滞で状況不安なので給油。家までは400km以上あるのでもう一度給油必要。
 Googleもそのまま突っ込むことを推奨。
16:30 草津PA
 すり抜けを駆使して突き進む。
 渋滞が中、みんなニコニコしてお土産を買ったりご飯食べたりと逞しい。
18:15 ④大山田PA
 伊勢湾岸長島でいつも通り渋滞発生。
 ためしに東名阪から名古屋高速で回避してみた。
 時間的に巻いたのかよくわからないが、一度高速を出るので料金的には損。
 最後の名古屋料金所でナビが反対方向を案内。
 自分を信じて看板通りに進んだらあってた。怖い怖い。
20:00 長篠設楽原PA
 浜松で給油しようと思ったが、右足首とアキレス腱が痛い。
 同じポーズを続けていることと寒さが原因か。
 渋滞にはまったのもあるかな。
21:40 静岡SA
 長篠にとまったので浜松はスルー。静岡で給油とご飯。
 ガードマンの誘導がよくわからないが、こんな時間までご苦労様だ。
 ご飯はうどん屋しか開いておらず大失敗。もっと早く食べれば良かった。
 恒例の大和~御殿場間の渋滞が解消した。
23:50 鮎沢PA
 せっかくなので時間調整して深夜割引を適用させた。
00:30 小田原到着

 本日の走行距離775.0km。14時間30分の長丁場。Uターンラッシュの渋滞なので仕方ない。昼間はやっぱり走りやすいなと実感。

 新春ツーリング累計2,387.2km。
 返す返すも凍結したR191を走ったのが大後悔。調べ方が良くなかった。今後に関していい勉強になった。事故らなかったのはただ運が良かっただけ。冬のツーリングルートについても再検討が必要。やっぱりバイクツーリングは春、夏、秋が基本だな。
 100名城は5城制覇。残すところ約30城。コンプリートが見えてきたが、あと二年くらいは掛かりそう。九州がまったくの手つかずではあるが、今後は100名城にこだわらないルート構築も考えていこう。

2022 新春④ 津和野~安芸高田

1/2

08:30 出発
 今回のツーリングを計画時、今日は天候次第で行き先を決めようと訪問先を未定としていた。ここ二日間、懸念していた降雪はなく、道路情報を調べる限り想定ルートにも規制はない。懸念していた雨予報もなくなって本当にラッキー。俺持ってるなぁ。
 おととい広島城がまさかの閉館だったため、宿泊は広島市内のホテルを予約した。

08:45 松陰神社
 まずは朝一で給油。次の目的地への道中に松陰神社があったので立ち寄る。

 敷地には松下村塾の塾舎などがあるが、なんだろうあまり感動しない。一時幕末志士に傾倒したこともあったのだが、最近は興味がなくなったからか。

09:45 道の駅 うり坊の郷katamata
 萩市街から県道11号線、13号線と走って津和野を目指す。道の駅は閉まっていてあたりは雪が残っている。道の駅で国道315号線へ入ってすぐに山口県と島根県の県境にあるトンネル手前で凍結。下調べでは大丈夫なはずだが怖いなあ。

10:30 ①津和野城
 その後は特に怖いところもなく、おだやかな里山の風景を楽しみながら最初の訪問先である津和野に到着。通行止め案内をするガードマンだらけ。聞けば付近にある稲荷神社参拝客のため一部道路に規制が掛かっているようだ。
 目的地である津和野城と神社の位置関係がよくわからないが、車両通行止めとなっている道中にお城へのリフト乗り場がある。神社に参拝する予定はないが臨時駐車場にバイクを止めてリフト乗り場へ。
 車両通行止めで歩行者天国となっている参道には露店が並んで雰囲気が出ている。破魔矢を携えた帰り客も見えてお正月気分。この先の神社は太鼓谷稲成神社といって、昨日参拝した元乃隅神社と違って歴史のある神社だそうだ。奇しくもこちらも稲荷神社。

 津和野城は津和野町を見下ろす霊亀山に築かれた山城。立派な石垣が見事。この山の中でよくぞこれだけの石垣を積み上げたものだ。城の作りは北関東の金山城などと似た感じ。尾根沿いに曲輪が築かれ難攻不落。思っていた以上に立派なお城だった。


13:00 益田
 津和野から広島へのルート選定。南下して岩国へ出るか北上して益田へ出るか。日差しのあるお昼の内に間に中国山地を縦断できそうなので益田経由で広島に出ることにした。
 国道9号線を北上して日本海を目指す。1時間ほど走って益田へ。いったん小休止して国道191号線で三段峡を経由して広島を目指す。時間があれば郡山城に立ち寄る。

 この判断が甘かったことにあとで気付く。

14:00 ②国道191号線(三段峡)
 国道191号線を走ってしばらくは津和野までの道のりとあまり変わらず特に問題なかった。しかし途中から景色が変わる。これまでは溶けてなくなっていた雪が山や畑に残っている。場所によっては道路も一部凍結しており、注意して走ることを余儀なくされた。
 それでもまだ道川までは普通に走れた。こんな場所をバイクで走る場違い感!なんて写真を撮るくらいの余裕があった。

 道川を超えてすぐ。「ここから3km 凍結走行注意」のような看板が出てすぐ、これまでと比べ物にならないほどの残雪。さらに聖湖を超えたところでついに全面凍結の態を現し始めた。
 今になって調べれば、このあたりは標高800~1,000mと一気に上がっていて、まさに中国山地のなかでも一番標高の高い辺り。だからこそ三段峡とか名所があるわけで。国道191号線から外れた聖湖や三段峡への道は完全に雪で埋もれていて走行不能。つーか国道191号線もバイクで走れる状況ではない。
 引き返すわけにもいかず、覚悟を決めて走ることを余儀なくされる。凍結した道は平坦部でも気を抜けばタイヤが滑る。ハンドルを切ったりブレーキを掛ければ瞬殺。重い車体を立て直すことなど出来ない。ニーグリップを意識し、路面とタイヤの状態に全神経を傾け、無事凍結部分を通り抜けることを祈るくらいしかできない。

 死を覚悟した3シーン。
 ①少し気を抜いて鉄製のジョイントを通過。後輪が滑る。
 ②凍結地帯をいったん抜け、見た目大丈夫だと思ったが場所に雪が積もっていた。
 ③全面凍結で逃げ場なし。しかも割と急な坂とカーブ。さすがに死を覚悟。

 お昼過ぎと気温も高く、日差しと交通量があるのが幸いしてか、轍の部分だけ凍結を免れている箇所があったのが命拾い。
 しかし③の箇所だけ全面凍結でどうしても逃げ場がなく、わかっていて凍結箇所に進路を取らざるを得なくて悪夢だった。凍結した道路上でタイヤが両輪とも滑っているのが手に伝わり、それでもハンドルを動かしてカーブを曲がり、ブレーキを掛けてスピード調整を余儀なくされる。まったく生きた心地がしなかった。

 それでも何とか下りきって、やっと落ち着いた所にあった看板を見て衝撃。

「この先 圧接 アイスバーン注意」「この先 上り坂 ノーマルで走行困難」
 島根県側にはなかったじゃん! ・・・いや、あっても強硬したか?マジでよくバイクで走り切れたもんだ。本当に倒れないで事故らないで良かった。CB1300の直進安定性のおかげ。運が良かった。来年は絶対山道は走らない。

15:40 郡山城
 時間があるので郡山城へ。本日広島城へ訪問。明日郡山城というルートも考えたが、郡山城は山間部にあるため、一晩越して天気がどうなるかわからないし午前中は凍結が怖い。先ほどの凍結で完全にビビッている。
 郡山城までは高速を使用。さすがに自動車専用道で凍結するようであれば規制が掛かるはず。特に告知がないということは大丈夫なのだろう。

 郡山城は山城なので年中無休なのだが、スタンプを設置している歴史民俗博物館が年末年始休み。ただしスタンプを押した紙が置いてあるというので、これを目当てに訪問することにした。

 郡山城は毛利家戦国期の本拠地。尼子や大内との戦いで戦場となった。スタンプだけが目当てだったので城山は登らなかった。

17:30 ホテル到着

 本日の走行距離268.7km。今日は何しろ凍結の山道につきる。何度も言うが本当事故にならなくて良かった。

2022 新春③ 下関~萩

 

1/1

 ついに年明け。
 毎度のことながら初日の出などは見に行かない。紅白をはじめとするテレビも観なかった。いつものことながら新年感が感じられない。
 晦日から元旦に掛けての寒波はそれほどでもない。中国道のチェーン規制も解除されている。寒さの中心は北上して北陸、東北方面へ移ったようだ。少し雲が多く感じるもののおおむね晴れで嬉しい。

08:00 出発
08:40 ①毘沙ノ鼻
 国道191号線を北上。吉母で県道へ入る。広めでわかりやすい道。大した建物も集落もないのに何でこれほど整備されてるのか思ったが、そばにはごみ処理場があり、そのための道路ということなのだろう。

 ここは本州最西端の地。価値があるんだかないんだか微妙な感じだが、まあ見晴らしは良い。管理人らしきおじさんがやって来て、「毘沙ノ鼻ステッカー」をくれたり、つまらぬ世間話をしてきたりで面倒くさい。

10:00 ②角島
 再び国道191号線へ戻り北上再開。信号もほぼなく、新年ということで交通量も少ないのでのんびり走りやすい。1時間ほどで到着。まさに絶景リゾート。


 角島名物の大橋。なんでこんな形にした?という不思議な構造。海上を一直線に走った後、鳩島を迂回するようにカーブしつつ、最後はアップダウンして角島に到着する。島の先端には灯台と広めの公園。夏の海水浴シーズンはにぎわいそうだが、さすがに正月ということであまり人はいない。
 橋を一望できる展望公園から見る景色は、天気が良かったこともあり絶景。全国でも有数の絶景地じゃなかろうか。

11:15 ③川尻岬
 絶景の角島を後にしR191へ。川尻岬を目指す。道中、楊貴妃の郷という看板が気になる。どうやら方向が一緒のよう。調べれば処刑を賜った楊貴妃がこの地へ密かに逃げたというよくある伝説をもとにした観光施設とのこと。見に行く気もしない。
 川尻岬は日本海側へ突き出すように突出した岬で、なかなかダイナミックな風景。展望公園はキャンプ場となっているようだ。訪問時まちがえてバイクで入り込んでしまい、気付いてすぐに退出したが、丁度おまわりがパトカーで巡回中。Uターンしている所だったのでとくに職務質問などされることもなく去っていったがタイミング良過ぎ。どこかで見張っていたのだろうか。

12:00 ③元乃隅神社
 元旦初詣先に選んだのが元乃隅神社。Google MAPで調べると赤い鳥居が立ち並ぶ稲荷神社が興味深い。参拝客が割と来ていて駐車場待ちの車が列をなしていた。


 実際の鳥居は「ほーん」という感じ。思っていたほど厳かな感じはしない。
 奥へ進めば大鳥居の上に賽銭箱が設けられ、下から投げ込むような作りになっていたり、いかにも観光客向け。後で調べてみると、どうやら個人の所有する建物ということのようで、つまり遊園地などと同じか。しかし宗教法人格をとることなくこうした神社を名乗ることが出来るんだなぁ。
 新年運だめしでおみくじを引いたところ大吉だった。一瞬やった!と喜んだが、神社の雰囲気から察するに良いくじ多めなんじゃないか。

 神社の隣には「竜宮の潮吹」というスポットがあり、打ち付ける波が飛沫を上げる現象とのことだが、まさに断崖絶壁の先端まで足を踏み入れることが出来、大丈夫なのかと心配になってしまう。

13:45 ⑤秋吉台
 山口県で一番人気のツーリングコース。降雪だけが心配だったがここまで走ってきた感じ大丈夫だろう。長門を超えて三隅ICあたりで国道191号線を右折。県道36号線~242号線~28号線とぐるり一周した。
 一面の高原は冬の枯れ草模様になっているのが残念。辺り一面に石灰岩が露出していて異様な景色を醸し出している。そばには秋芳洞という鍾乳洞もある観光スポットとなっている。

 走った感じはまあこんなもんかぁという感じ。ビーナスラインと雰囲気は似ているがわりとすぐに走り切れてしまうのは残念。有名ツーリングスポットということで珍しく何台かのバイクとすれ違った。

15:00 ⑤萩城
 秋吉台から萩はすぐ。城下町となる萩市街は橋本川と松本川で作られた三角州に広がり、その先端に位置する指月山に築城されたのが萩城。関ケ原の戦いで減封された毛利家の拠点。
 萩の地形がそのまま天然の要害となっているが、街道に位置し水陸交通の要衝だった広島城と比べると山陰の僻地に追いやられた感がある。この閉塞感が凝縮されて維新回天につながったのだろうか。

 立派な堀や石垣は残るものの廃城令に従い天守は破却され、現在は石垣のみというのが残念。歴史のある観光地なのだから天守を再建してもよさそうなものだが、本物の歴史があるだけに偽物を建てることに違和感があるのか。 

16:00 ホテル着
 正月ということもあり付近のお店は軒並み休業。コンビニとファミレスくらいしか開いていない。

 本日の走行距離222.6km。
 今日はシーサイドありワインディングあり観光&お城ありという、なかなかバランスの取れたツーリングとなった。

2022 新春② 岩国~下関

12/31

 朝起きると薄っすら雪が積もっていた。広島市街でこれなのだから当然日本海側~山間部はかなり降ったようで中国道は山口JCTから東はチェーン規制。予報では今晩も冬型の気圧配置が強まるとのこと。

 最初の訪問先は岩国。厳島へ寄ないため、海岸線沿いから離れて山間部へ向かい、マップルおすすめの国道186号線で行く予定だったが、この天気ではちょっと無理っぽい。大人しく国道2号線で海沿いを行こう。

 ・・・の予定だったが、何故か山陽道に乗ってしまう!
 中国道のような山中ではないものの雪の舞う中を走ることに。交通量も多いので積もったり凍結したりってことは無いだろうが寒い!!

09:05 ①岩国
 錦帯橋そばの河川敷にバイクを止めて観光。橋上には積もった雪がまだ溶けておらず、木造かつきついアーチ状の為ツルッツル。すべって転ばないよう、しっかり欄干をつかんで一歩一歩進むことに。

 

 何とか錦帯橋を渡り、広く整備された公園を横断。ロープウェイ乗り場へ。前回訪問時はここでリタイヤしてしまった。今にして思えば乗ればよかった。
 山頂の天守閣は再建天守。錦帯橋とのバランスを考えて天守台の位置もズラしてあるそうだ。初代城主は吉川広家。山頂は天守閣くらいしか見所はない。
 現存天守である松山城や歴史的に有名な岐阜城に比べると、わざわざロープウェイを使ってまで見に来るほどのものか。

  帰りの錦帯橋は雪も溶けて普通に通れた。大したお城でもないが、ロープウェイに乗るなどでかなり時間を費やしてしまった。 

11:45 ②周防大島
 岩国から海沿い国道188号線を南下。周防大島へ。
 大島大橋を渡って島の東端にある陸奥記念館を目指すものの時間が気に掛かる。地図上では近いがナビの到着予定は12時40分。往復(島一周)すると帰ってくると14時を回る。その後を考えると厳しい。
 急遽予定変更。陸奥記念館はあきらめて、大橋すぐの飯の山展望台へ。ここは登頂道が狭くて走りにくいとの口コミが多く、昨日竜王山みはらしラインでひどい目にあっているので躊躇していた。走ってみれば昨日の竜王山よりはよっぽど走りやすかった。
 山頂の展望台は鉄筋仕立ての四階建て。ちょっとしたタワーのよう。上がると周囲を見渡すことが出来る。しっかりした作りだし、きちんと柵も設けられているのだが何故か怖くてたまらなかった。

 

14:20 ③徳山東IC
 周防大島から再び国道188号線へ。海沿いをひた走る。太華山が次の目的地だったが、時間的に厳しいので徳山東ICから高速を使って下関へ。やはり寒波が来ているらしく、陽が出ている割に寒い。今考えると防寒着を着込めばよかったな。

15:30 ④王司PA
 山陽道から中国道へ。さらに寒くなる。そういえば中国道はチェーン規制入っているが大丈夫だろうか、なんて思いながら走っていた。あまりに寒いので王司PAでズンドゥブラーメンを食べた。また明日は元日のためガソリンスタンドの休業が多そう。ここで給油しておいた。

 
16:20 ⑤下関
 下関に到着。火の山公園へ。ここも広島の黄金山と同様、市街を見渡せる高台となっている。山頂の施設はいまは使われていないようだ。

 寒い展望台は早々に退散。壇ノ浦古戦場、関門橋へ。交通の要衝ということもあり程よく発展した市街。海底にはトンネルも敷設されたこの場所で、かつて平家が滅ぶ合戦があったんだなぁと感慨深い。

17:00 ホテル到着

 本日の走行距離279.6km。

2022 新春① 尾道~呉~広島

 

12/30

09:30 出発
 国道2号線を西へ。

09:40 ①尾道
 しまなみ海道の起点となる尾道大橋を見つつ尾道を横断。そばをバイパスが走っているからか、国道2号線とは思えぬ狭い道。もっと風情があるかと思ったがそれほどでもない。まあバイクから降りて散策しなければわからないだろうな。
 何しろ信号に引っ掛かりまくりでストレスが溜まった。

10:40 ②竜王みはらしライン
 尾道を過ぎて三原市。国道2号線から離れて国道185号線へ。沼田川を境に南下してすぐに竜王山みはらしラインという展望台もある峠道を見つける。せっかくなので国道から離れてそちらへ。しかし入り口はわかりにくく、車一台分やっとという道を進んでいく感じ。
 知る人ぞ知るような山道で、地元でいえば山北の大野山を思い出す。状況は最悪で、急坂のヘアピンカーブながらデコボコのアスファルトには小石が浮きまくり。トラクションを掛けたり、車体を傾けたりすればタイヤをすべらせて即転倒。本当に怖かった。
 そこを抜けた後も枯葉だらけで狭い道はまったく走りにくく、展望台をいくつかスルー。とてもじゃないが路面の悪いこの狭い急坂な道を上がっていこうと思えず。


 しばらく走った先でようやく広い二車線の道に出る。どうやらこれがホームページなどでも紹介されていた「竜王みはらしライン」のようだ。やっと落ち着いて見る瀬戸内の景色に感動しつつも、ついさっきまで死ぬ思いだったであまり楽しめず。どうりでツーリングマップルにておすすめされてない訳だ。

11:05 ③エデンの海  瀬戸内さざなみ線
 国道185号へ戻り再び西へ。ツーリングと思われるバイクと何台かすれ違いヤエーの交換。海岸線沿いをのんびり走る道。瀬戸内さざなみ線というそうだ。
 道中「エデンの海」という休憩所に立ち寄る。よっぽど綺麗な風景なのかなと思ったら、同名小説の舞台とのこと。

12:50 ④音戸大橋  呉
 呉へ。大和ミュージアムや「てつのくじら」を再訪するつもりにもなれず、代わりに見つけたのが音戸大橋。ネットに掲載された赤い鉄橋がかわいらしく、凝縮された風景がまるでジオラマのよう。現物をぜひ見てみたいと思った。

  実物は思っていた通りの愛らしさで、 その風景の凝縮感も想定通り。ジオラマ感を醸し出しているの原因は狭い土地に道路が折り重なっているため。大橋前後のアプローチもループ線になっていてなおさらミニチュア感を演出している。

  音戸大橋を超えて呉市街へ。音戸大橋からも護衛艦が見えてテンションが上がっていたが、港にはさらに二隻が停泊中。さらに潜水艦までいた。軍艦かっこええ。
 なお呉と広島を結ぶ国道31号線は事故が原因の大渋滞。悲惨。

14:00 ⑤広島 黄金山
 広島大橋を渡りたくて広島高速へ。大橋を渡ってすぐの仁保で降り、仁保島城跡の黄金山公園へ。広島を一望できる高台はないかと探して見つけたスポット。偶然発見したのだが頂上は360度パノラマ。いま渡ってきたばかりの広島大橋が見えて感動。


 15:00 広島城
 本日最後の訪問地である広島城へ・・・しかし!休館日だった!!噓でしょ!?ちゃんと調べたはずなのに!

15:30 原爆ドーム
 予定ではなかったが原爆ドームへ。昔20代のころ立ち寄って静かな感動を覚えた場所。再びその気持ちが起こるだろうか、なんて思いつつ、結局前回の気持ちを再確認しただけ。

16:15 ホテル到着
 広島城は本当予定外になってしまった。1/2の宿を決めていなかったが広島へ戻ることに決めた。

 本日の走行距離155.1km。観光メインだったわけでもないのに全然走れてない。


2022 新春⓪ 移動日

  予定通り21年末から22年始に掛けてバイクツーリングに出掛けてきた。行き先も予定通りで広島、山口方面。心配していた天気。予報では年末から年始に掛けて大寒波到来。1月2日が雨模様とのこと。

12/29
 本来30日未明に出立予定だったが、夜中から明け方をずっと走り続け、そのまま日中も走るというのは体力的にきつい。であれば前日から出掛けて快活俱楽部でひと眠りしようとなった。
 大掃除も終えて特にやることもなくなり、昼過ぎには出立することにした。

15:30 出発
16:30 新富士
 トンネルで事故。渋滞発生。3kmほどだったのですぐに抜ける。
17:00 清水PA
 防寒着を着込むため立ち寄る。ついでに渋滞情報を仕入れる。
 浜松JCTでトンネル内火災事故。新東名は通行止め。東名に乗り換える必要がある。
 直前まで新東名で行こうかと思ったが、清水JCTで乗り換えた。
20:00 新城PA
 渋滞に巻き込まれる。新東名から東名への合流が渋滞の原因となっている。
 帰省ラッシュと組み合わさって15km以上の渋滞。
 豊川で降りて渋滞解消するまで時間調整しようか悩む。
21:30 刈谷PA
 トイレ。渋滞は思ってたより流れていたので豊川で降りずに進む。
 とはいえここまで来るのに6時間も掛かっている。いつもの倍近い。
22:25 御在所SA
 給油。昨日一昨日も寒波が来ていて、駐車場の隅には雪が積もっていた。
 このあと亀山峠から先は寒い区間。草津JCTの渋滞は解消していて何より。
01:00 西宮名塩SA
 亀山すぎて雨。予報なし。レーダーを見ても映らないような低い雲。
 やっと順調に距離を走れるようになったのが救い。
02:45 吉備SA
 雨のため冷え込みが激しい。
 体を温めようとラーメンを食べた。
04:40 福山 快活CLUB福山松永店
 予定地である福山の快活CLUBに到着。個室を借りてひと眠りする。

 走行距離686.2km。なんと13時間も掛かった。