2017年8月6日日曜日

ドラゴンクエスト11

 ドラゴンクエスト11が発売され、情報をシャットダウンしてプレイしている。
 これまでドラクエが発売されるとなれば、そのハードをわざわざ購入してきたのだが、今回はPS4を購入する気にはなれず、グラフィックにこだわったタイトルでもないだろうとのことで3DS版で遊んでいる。デフォルメされたキャラクターだがドラクエの世界では違和感もないし、割ときれいに作り込まれているのでこれでいいか。3Dモードと2Dモードを切り替えることが出来、2Dモードの方が見やすいし遊びやすいだろうが、演出面を考慮して3Dモードでプレイしている。

 ネタバレ情報を入れないように遊んでいるが、今回はタイトルロゴでもわかる通りロト三部作の関連作品となっている。これはスターウォーズのエピソード7みたいなもので、堀井雄二が監修していてもセリフ回しやムービー多用などに違いを感じ、ドラクエのシステムを使った別のRPGという感じはしてしまう。
 この違和感はドラクエ8以降ずっとついて回り、長期化したシリーズ作品なので仕方ないこととはいえ残念ではある。
 またクエストがあったり素材を集めて鍛冶を行ったりなど、これは昨今のRPGにおけるお約束事なれど何故かしっくりこないのはどうしてだろうか。
 ドラクエ9、10でも実装されており、ストーリーだけに縛られないプレイボリュームの増加につながるのだろうが、いかんせんブツ切り感は否めず、ストーリー重視のドラクエにあっているかは疑問。
 ひとつの町に行き問題ごとを解決して次の町へ行くというのがドラクエなのだが、ではこのシステムがよいのかと言えば懐古趣味でしかないのだろうが。

スプラトゥーン2

 いよいよ待望のスプラトゥーン2発売となった。プレイ開始してだいたい三週間ほど遊んでの感想。
 今作は巷でよく言われる通り、スプラトゥーン1.5的なアップデート程度か。マニューバ
をはじめとする新武器も追加されたが、基本的には前作を踏襲。ガチマッチのルールも修正が加えられた程度で変更なし。ボリュームが増えたと言われていたヒーローモードは使える武器が増えてやり込みプレイが出来るようになったが、ストーリー自体は予定調和なもので期待するほどではない。
 新規のモードとしてギアーズオブウォーにおけるホードのような協力プレイ「サーモンラン」が追加され、WAVEは3回までと短いが、逆にサクッと遊べる楽しさがある。このCOOPモードというのは楽し気なキャラクターとプレイヤー年齢層の低さから考えて、前作からあればいいのにと思っていたので満足。侵略するサーモン軍団、オオモノシャケのバラエティ、これを半ばブラックなバイトとして行うなど設定も面白い。

 現在マップは数種類しか用意されず、その多くが高低差と障害物多め、ある程度開けたフィールドでの戦いとなっており、接近戦が多く展開される。結果定番のスプラシューター、エイムが苦手でも戦いやすく射程も長いヒッセン、ラピッドブラスターなどが猛威を振るっている。
 スプラシューターコラボはサブウェポンがスプラボムとなって前作のスプラシューターワサビに近い構成となって使いやすかったのだが、前述のとおり接近戦の多い今作。かつ敵インクの影響が強くなったこと。ダメージの回復に時間がかかるようになったことなどから、一人倒しても別の一人に狙われて元の木阿弥なんてケースが多く感じた。
 プライムシューターは何故か肝のスプラボムが取り上げられセンサーとなってしまい、これはプライムシューターコラボと似た構成なのだが、キルのしやすさが断然劣ってしまう。唯一の長所であった射程も今作では同等射程を持つ武器が多いのでメリットになりにくい。
 96ガロンは弾着のばらつきが激しすぎ使う気になれず、最近はジェットスイーパーがメイン武器となってきている。接近戦で強い御三家スプラシューター、ブラスター、ヒッセンに対して充分対抗できる射程を持ち、前作の5発確定から4発確定に攻撃力が上げられたので割と相手を倒しやすくなった。前作では攻撃力が足りないため追い返す程度で逃げられてしまったのに対し、インクで足を取られやすくなったこともあって長距離で仕留めやすくなった。チャージャー使いがまだ少ないのも使いやすさにつながっているだろう。

 細かな修正が多いが遊んでみての楽しさは前作に劣るようなこともなく、時間を忘れてついついやり込んでしまい、あと一戦がずっと続くあたりも同様。「3」を発売するときは全面リニューアルが必要かもしれないが、しばらくは楽しめそうである。
 残念なのがBGMとコントローラー。だいぶ慣れてきたがやはり前作のBGMの方が盛り上がったな。コントローラーはWiiUゲームパッドの良さを再認識する次第。適度な大きさ重さでジャイロは狙いやすく、マップが常に表示されているので状況を掴みやすかった。