2010年12月25日土曜日

シェイプボクシング2

 先日友人が Xbox360 のキネクトを購入。一緒にフィットネスソフトを買っていた。ゲーム機でダイエットってどうなのよ、と思いつつ、昔買ったものの使わなくなってしまったWii Fit を思い出したりした。
 別の日 Wii の「みんなで任天堂チャンネル」を見ていると「シェイプボクシング2」というフィットネスソフトのコーナーが。友人宅で見たキネクトを思い出し、いつもならスルーするジャンルだったが、興味を覚えて見てみることに。
 リズムゲームのように音楽に合わせてパンチを繰り出していくのだが、ゲームというより完全にフィットネスのツールみたい。インターネットで情報を集めてみたところ、結構評判もいいようだ。最近運動不足を自覚していたこともあり、ちょっと買ってみようか?とあいなった。

 Wii はキネクトと違い、残念ながらリモコンを両手に持ってプレイしなければならないが、その点をのぞけばとても良く出来ている。思っていた以上に運動量が激しくヘトヘトになった。BGMは一昔前の曲ばかりなのだが、丁度自分の世代に合わせたような選曲で好感。
 ロックされている曲やアイテムなどが少しづつ解放されていく仕様なのはゲームチックだが、継続してやる気をわかせる作りとなっている。
 女性インストラクターのおっぱいが揺れすぎで、これはやり過ぎかな。
 Wii Fit は内容がファミリー向けというか、ミニゲーム集のようで、やらなくなってしまったが、これは本格的で効果もありそうだし、結構続きそうな感じ。コピー問題などもあるので難しいのだろうが、ソフトをWiiチャンネルにインストールできれば、ディスク交換の手間もいらないので便利なのだが。

 これまでフィットネスソフトに対し「ゲームでダイエットってどうなのよ?」くらいに思ってたが、運動不足の解消には手軽でいいと思う。Xboxのキネクトも、こうしたフィットネスソフトと相性が良いので、アメリカで売れるだろうな。

2010年12月20日月曜日

フロントミッションエボルヴ

 先日購入したゲームの内、まずフロントミッションエボルヴをクリアしたので感想を。
 第一感にある通り、ロボットゲームとしては動きや重量感などよく出来ている。こうしたゲームを得意とするアメリカの開発会社に作らせたことが良かったのだろう。しかし残念なことにゲームとして面白いか、というと世間一般の評価通り、あまり面白いとは言えない。ではどの辺が悪かったのかを以下に述べる。

・ストーリー
 人間関係はすべて表面をなぞっただけ。どこかで見たようなキャラばかり。女性パイロットとの絡みほとんどなかったのに恋愛関係に。父親は冒頭にワンショットでるだけなので、死んだ所で感慨はない。むしろ分隊の隊長はそれまで一緒に戦っていたのに、あっさり死んで余韻無し。
 敵の描写がない。ヴァンツァー乗りしか出ないが、これで戦争できんの?また、敵の「嫌な奴度」が高すぎ。また唐突に登場するヴァルキリーうんぬん意味不明。
 物語も謎解き・ミステリアスなエッセンスがないので、次が気にならない。こればっかりは開発会社にはどうしようもないよな。完全に発注元の失敗。

・戦闘
 分隊が馬鹿どもぞろい。敵をやっつけられず、隊長はいつも後ろからついてくるだけ。緊張感の無い空からの攻撃→一本道のつまらない戦闘→ボス戦を繰り返すが、せっかくのヴァンツァーを思い通りに動かせる舞台がほとんどなし。
 最後のボス戦は複数の敵に対して自分一人で戦う状況が多く、ゴリ押しするしかない。
 
 他、システムについては武器選択窓が小さすぎたり、些細なところで詰めてない。なんか最近のゲームに多く感じるのだが、スタッフはテストプレイしてんだろうか?それとも問題が生じても直すのに時間が掛かるから等でそのまま放置なのか。
 オプション画面からゲーム画面に戻るだけだってのに一々ひっかかるし、挙げ句にはエンディングのスタッフロールでカクカクになったのは苦笑い。だめの見本だな。
 何度もプレイしてお金を貯めて、自分好みのヴァンツァーを作って操縦する。ミッションは単発を一杯散りばめておく、程度でよかったんじゃないか。あんなくだらないストーリーを入れるくらいなら・・・って感じ。
 そう言えば敵の目的がいまだに「沈黙の艦隊」を引きずっているのが情けない。何年前の発想だよ。

 演出がリアルになり、これだけの技術をもつ開発会社があっても、それを乗りこなす側に力がなければこうなってしまうという好例でした。せめて日本人に合うようなキャラクターだったらもう少しましだったのに、主人公含めヒロインなどに感情移入できないキャラデザだしな。
 売れなくて正解だわ。ユーザーを馬鹿にしちゃいけないよね。

2010年12月15日水曜日

今秋発売タイトルが馬鹿安

 先日秋葉原へ行ってきました。最近はゲームソフトの値崩れが激しいのですが、残念ながら家の近くではそれほどでもありません。大手量販店では定価で販売しているし・・・売る気あるのだろうか?
 なのでたまに情報仕入れをかねて秋葉原へと出掛けています。まぁ大抵は通販で済ましてしまうんですけどね。

 今回購入したのは以下のタイトル。どれも今秋発売されたばかりのソフト。

 ・メトロイド アザーM
 ・ヴァンキッシュ
 ・フロントミッションエボルヴ
 ・ソニック&セガオールスターレーシング
 ※ソニックは今秋発売ではなく、また海外タイトルです

 どれも2,000円~4,00円と定価の半額以下。しかも各メーカーの自信作ばかり・・・の筈?と言うのは、発売前は大々的に宣伝していたものの、ネットの評判はよくなく、値下がりしまくっているという有様。ネットの評価がなければ、普通に買ってたかも。
 そう考えると高度情報化社会というのはメーカーにとって恐ろしく、ユーザーにとって選択の幅が広がる。まぁデメリットもあるんですけど。
 以下少しプレイ(それぞれ1~2時間ほど)した感想。

・メトロイド アザーM
 メトロイドは難しいというイメージがあり、ファミコン時代からこれまでほぼプレイ経験なし。 GC時代にメトロイドプライムを買いましたが、ステージ1で脱出できず放置してます。
 今作は夏頃「みんなの任天堂チャンネル」でかなり力をいれて宣伝していたことから、 興味をもっていたものの、過去の経緯から定価ではなぁ・・・と思っていたソフト。プレイして感じたのは「ムービー多すぎ」。まるで昔の(今も?)プレステタイトルみたい。
 十字キーと数個のボタンだけでプレイできることから、現代版ファミコンソフトなんて 銘打っているけれど、それほど操作が簡単と思えず。売りの演出面もあまり感動できず。
 なにしろサムスの動きがシャカシャカと速くって、ゴキブリみたいだわ。時間掛けて作ってこの出来映え。しかも自信作です!って出しているのだから、ちょっと任天堂ずれてない?マリオと大違いだわ。

・ヴァンキッシュ
 これは体験版でプレイしたことあり。予想通りの出来映え。
 スピード感満点のTPSで、激しい銃撃戦と難易度は高めでした。しかしこれだけ力入れたタイトルが売れないんだから、今の市場は難しいよな。結局クリエイターが目指している方向と、ユーザーの望んでいるものには、かなり大きなギャップがあるとしか思えない。

・フロントミッションエボルヴ
 問題作。かなり評判の悪いタイトル。しかし過去のフロントミッションシリーズをやったことのない私にとっては、普通のロボットゲームみたく感じ、あれほどの酷評はどうなんだろう?が第一感。制作側もまったく同じように感じているに違いない。
 しかしそれが失敗の大原因で、上記でも述べたユーザーの欲求を理解してないことにつきるとしか言えない。シリーズタイトルでなければ、また違った感想もあり得ただろうにもったいない。
 なんかハリウッド版ゴジラを思い出しちゃったよ。
 あれも怪獣映画としてはおもしろいんだけど、ゴジラ映画としてどうよ?なんて評価を受けていたよな。メーカーは過去作の何が受けていて、どの部分が重要かってことを勉強すべき。

ソニックレーシングはまんまマリオカートでした!!

2010年12月2日木曜日

スペースバトルシップ ヤマト

 アニメ宇宙戦艦ヤマトの実写映画化。主演木村拓哉。本日「映画の日」のため鑑賞料が安かったので、さっそく観てきました。第一感はキムタク映画だなぁという感じ。

 戦闘シーン始めヤマトはCGによって描かれ、それほどちゃっちくなかった。ただしうならせるような演出や場面はなかったのが残念。ヤマト=波動砲なのだが、結構あっさりと撃ってしまう。
 ワープも同様。ワープ航法時の演出はまったくなく、一瞬で完了してしまう。次元跳躍なのだから、ハイパースペースに飛び込んだ瞬間出てくるという解釈なんでしょうが、もともと荒唐無稽な設定なのだから、魅せるシーンにするべき。

 CG戦闘シーンに比べ陳腐に感じたのは艦内シーン。セットばればれというか、質感が感じられなかった。スターウォーズのように、本物の船内という雰囲気を醸し出せなかったのは、上記波動砲やワープシーンの演出があっさりし過ぎていたことから分るように、その筋のマニアというかファン的なスタッフがいなかったのかも。これだけ金掛けた作品なので、そんなことはないでしょうけど。
 船員が凄く少なく感じたし、宇宙船だから・・・なのかもしれないが狭い。

 キムタク絡みのシーンが多すぎ、かつキムタクの演技が大げさなので、小芝居のように見えてしまった。これはキムタクを主演させた時点で仕方ないか。
 ヒロイン役の森雪はいわゆるツンデレなんだが、最近こうした女性が多く、また無理にデレへと持って行くため最期の別れに感動できなかった。これは原作のアニメ版でも古代と森はくさいシーンなので、文句言えないけれど。

 脚本的にはシリーズのダイジェストっぽくなった感は否めない。
 何十万光年先の未知なる惑星への旅というには、簡単に到着してしまうのはどうか。ドメル提督との戦いまでを第一部、以降を第二部の二部構成は無理だったか。もっともアニメ版の初代ヤマトも、映画版はかなりあっさりシナリオが進むけど。
 また戦闘シーンよりも通信圏内から離脱してしまうエピソードや、真田、斉藤の最期であるとか、前述の森と古代の絡みとか、感動強要シーンばかり。こんなエピソードばかり選択しているので、燃える場面が少ない。ヤマトの見せ場がない。
 結果キムタクの鼻白む演技ばかり目立つという悪循環。

「血の沸き立つヤマトの燃えシーン、それを指揮する古代進燃え ==> キムタク燃え」

 となればよかったのに「キムタク格好いいだろ? ==> ヤマト格好いいだろ?」になり、残念な結果となってしまった感あり。