2010年9月27日月曜日

バイオショック

 やっと、半年以上掛かってバイオショックをクリアした!

 そもそもこのゲームは、XBOX360を持っている友人が、当時劇評していた。海底都市で化け物相手に、遺伝子操作で武器を拡張して戦う。なんて説明受けていたのだが、確かにその通りのストーリーなんだが、俺の頭に描かれていたのは、もっとSFチックな感じだった。
 いざスタートしてみると、いわゆるレトロフューチャー風な雰囲気で、同時期に始めたフォールアウトともタッチが似ている感じがした。元々60年代の雰囲気というのは嫌いではないので好感を持てた。

 しかしスタートしてみるとSF風というのは吹き飛び、むしろホラー。暗闇を少しづつ、不気味な声を聞きながら、手探りで進んでいくのが怖い。一人称視点がとても効果的なことや、緻密なグラフィックもあいまって、まさにそこにある恐怖、という世界が構築されていた。
 びくびくしながら進めば、雄叫びとともに襲い来るスプライサー。気の狂った医者が手術台で狂気のメスをふるうシーンをシルエットで表現したり。それはもう上質のホラーでした。

 あまりの怖さから、緊張感・集中力が必要なゲームで、とても何時間と続けることが出来ず。
また再プレイするにも心を奮い立たせなければならず、そんなこんなで最初のプレイからクリアまで半年も掛かってしまったのさ!

 ストーリーも結構しっかりしており、どんでん返しになるだろうなとは思っていたが、最後はハッピーエンドになっていてよかったと思う。リトルシスターを救出した数でまた結果も変わるんだろうけれど。
 これでやっとバイオショック2がプレイ出来る。1をクリア出来ないまま、新品が安く売っていたのでとりあえず買ってしまったのだが、一度もプレイせず放置していたのだ。

2010年9月26日日曜日

ファンタシースターオンライン

 ファンタシースターオンライン2が発売されるということで、何故か懐古趣味に走ってしまい、勢いでファンタシースターブルーバーストを再インストールしてしまいました。PSOは最初ドリームキャストでプレイし、バージョン2、GC版、BBとプレイしたなぁ。我ながらよくつきあったもんだ。本編の悲劇的なストーリーがよかったんだな。
 エピソード2は焼き直しのようなストーリーであまり楽しめなかったのだが、新ハードGCでプレイアビリティが向上していたので、これもはまった。
 PC版のPSOBBはPCの性能が若干足りず、エピソード4はほとんどやらずに終了。遺跡の暗闇部屋が暗くならないのを知って、止めてしまった記憶がある。

 再インストール後、プレイ開始には当然課金が必要なわけだが、一ヶ月1000円と結構高いなぁ。もう古いソフトなんだから値下げしろよ。
 IDは何年か前のものがまだ生きており、キャラクターデーターも残っていた。何故かLV50越えたレイマーと、LV6のハニュエールがいた。
 どっちも作った記憶があるけれど、レイマーでLV50までやった記憶はまったくない。新キャラ作って遊ぼうと思ったが、レベル上げがつらいので、少しでも楽をしようとLV6のハニュエールで再開した。

 しかし敵が堅い・・・。マルチプレイじゃないと挫折しそうだ。2時間くらいかけてやっと森を攻略(ボス以外)。レベルは上がらず・・・。
 そう言えばクエストあったな、と思い出す。一人用だと若干敵も柔らかくなり、倒しやすい気がする。しかし同じ所を何度も巡らなければならないのは、精神衛生上酷だな。

 日を改めてネットプレイに切り替える。
 どうやら自分のように、PSO2のニュースを聞いて再プレイする人もいる様子。ノーマル部屋を探してプレイ。最初は素潜りパーティだったが、高レベルプレイヤーが加入したところで、ホストがボス連戦クエストを提案。レベルも低いし死にまくりだろうな、と思いきや、以外とラストまでいけた(もちろんダークファルスでは2度死んだけれど)。
 おかげでレベル13にまでアップ!いっきに成長である。調子にのってマルチプレイを進めていたが、なぜか演算エラーで強制終了。鬱、鬱。

 古いゲームだが、やっぱり楽しいな。FF14のつなぎと思ってダウンロードしたPSUに比べてシンプルでいいし。昔取った杵柄で、操作方法がわかっているのがデカイよなー。

2010年9月22日水曜日

ファイナルファンタジー14 OPベータ

 新PC購入し、FF14の出来るスペックになったので、OPベータをやってみた。FFシリーズは殆どやっていないので、あまり興味はなかったのだが、今が旬の話の種って奴だ。

 クライアントのダウンロードだけで何時間も取られる。ネットで調べる限りソフトに不具合があるらしい。パッチが当たらずに90%くらいで止まってしまうというもの。結局アカウント取得した日にはダウンロードできず、何日か放置して、やっとダウンロードに成功。混んでいたこともあるのだろう。
 ・・・つーか、本ちゃんなったらもっと混むんじゃなかろうか。

 キャラメイキングはイマイチ。
 FFが生理的に合わないのは、キャラクタが俺の好みじゃないからなんだな。いろんな設定ができるようなのだが、どれもぱっとしない。ゲームが始まってみればムービースタート。おいおいMMORPGでもムービーゲー?

 結局FFナンバリングという以上、何らかのシナリオが必要という訳か、ギルドで仕事をもらってこれをこなしていくことになるようだ。まぁ俺がMMOやったのはUltimaOnline以来だから、これが今風なのかねぇ。そこに構築される世界を楽しむってわけじゃないのかな。
 グラフィックは綺麗なので、あえてクエストを受けずにブラブラすればいいのかも。ただブラブラプレイをするには残念なのが、チャットシステム。UOやPSOなどのように吹き出しや、キャラの頭上に台詞が流れるわけではなく、メッセージウインドウにログが流れるだけ。
 これだったらIRC起動させてるのと一緒じゃん、などと思いつつ、これも今風??

 戦闘はのろまだ。全ての用語がFF独自の専門用語になっているから、初見にはわかりにくいことこの上ない。それとも一見お断りなのかな。だったらOPベータやる意味ないじゃん。インターフェイスがしっくりこないから、世界観を楽しむ前にやめちゃいました。UO以来久しぶりにMMOやってみようと思ってたので、少し残念だな。

 そしたらなんとPSO2のお知らせ!!!

 SEGAやるなぁ。PSPのPSUで、MHP2のおこぼれに預かったことに味をしめて、今度はWindowsでFF14のおこぼれを狙うとは!
 でも気軽に話しながらプレイ出来た点がPSOは良かった。DC、GCともにはまったことは事実である。時代の違いもあるだろうけれど、PSO2が当時の良い点を活かしたソフトになるといいが。

GMK 大怪獣総攻撃

 先日秋葉原へ行ったのだが、とくに買い物もなくウインドショッピングをしていると、中古ソフト店で「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」が売られていた。3,500円。メイキングDVDが二本入ったコレクターズ版である。
 今ディアゴスティーニで東宝特撮映画コレクションが定期的に刊行されている。この映画はシリーズの中でもお気に入りで、発売されたら買おうと思っていたので、コレクターズ版を見つけたときはちょっと衝撃的。
 本編だけであればディアゴスティーニで2千円程度だが、メイキング付のコレクターズ版。元値一万円くらいすることを考えれば・・・なんてことで衝動買いしてしまった。

 今作は平成ガメラシリーズで名を上げた金子監督によるゴジラ映画。それまでのヒーローゴジラや、中立ゴジラとは大きくスタンスを変え、第一作のように、いやそれ以上に人類を敵対視したゴジラが登場する。
 静岡八重津港に現れたゴジラが街を蹂躙するシーンがとても良い。特に悲鳴を上げ逃げ惑う群衆に対して、ゴジラが熱線を吐く、きのこ雲!!!
 まさにセンスオブワンダーなのである。

 キングギドラの造形や、あまり役に立ってないモスラなど、着ぐるみの限界を感じる。宇崎竜童の棒読み演技も見ちゃいられないなど、残念な部分もある。
 また当初の予定通りバラン・アンギラスだったらなぁとも思うが、上記で述べた悪役ゴジラと、シリーズではそれまでなかったカメラ割りは価値あり。今見直しても満足いく映画であった。

2010年9月15日水曜日

バイオハザード4(映画)

 先日鑑賞したバイオ3に引き続き、スクリーンにてバイオ4を見てきた。今回のバイオは世間の流行を取り入れて、3D映画となっている。3D映画はアバター以来なので、少し楽しみ。

 始まりは前作の続きから。ラストに登場したアリスのクローン軍団が、アンブレラの東京本部を強襲するもの。マトリックスみたいな映像が3Dで展開されるのだが、3に比べて動きが悪い。
 今作は監督がポール・アンダーソンに代わったのだが、前作の監督は肌が合っているのだが、私は今監督と相性が良くないみたい。
 バイオ1はシリーズで一番面白くなかったのだが、これの監督を務めているし、あの企画倒れだったエイリアンVSプレデターも彼の仕事。流行のアクションを一通りこなしているんだけど、どうも演出が一辺倒に感じる。格好いい!と膝を叩いて乗れる部分がないんだよな。
 また3Dにしたのが仇となって、画面がぼやぼやするし暗い。2Dに戻されたものを観た方がいいかもと感じてしまった。

 東京本部襲撃後はしばらく展開がだれる。ビルから脱出することになって、ようやくストーリーが動き始めるのだが、長い。90分程度の映画だと知っていたので、もしやゴールまで辿り着かない?と思ってしまった。
 これ以降は普通のアクション映画となり、アリス活躍となるのだが、やっぱり序盤のシーン同様演出に切れを感じなかった。前作のがよかったかな。ジルや仲間たちはどこへ消えたのか?とか胸のペンダントは何?など、そういったミステリーはいらないなぁ。
 前作のように何も考えずにアクションだけを楽しむ映画にした方がいいのに。

 あるいは第二作のようにゲームと融合させてファンが喜べるものにするか。今回ファンサービスとしてゲーム本編の主人公クリスが登場するが、とってつけたような現れ方をするので、別にいらないんじゃない?と感じてしまう。
 クレアと兄妹という設定は引き続いているのだが、ストーリーに全く絡まず。むしろ記憶障害を起こしているクレアはクリスのことを兄と関知しないので無意味。何の為に「クリス」を出しているのかまったくわからん。サービスカットでジルが出てくるが、ワンカットだからよく分らなかったわ。

 総合的な感想。ストーリーはとってつけた感で、演出を含めアリス万歳映画。第二作、三作はゲストキャラの出演やノリのいいアクションシーンが個人的に良かった。今作はそれが活かされておらず、私はアリス万歳ってほどでもないので並以下。
 ミラ・ジョボビッチファンであれば楽しめるな。5点。

2010年9月14日火曜日

バイオハザード3 (映画)

 ちょうど今、劇場で第四部を公開している。さっそく見に行こうと思っているが、第三部は未見だったので、DVDをレンタルしてきた。結構古い映画だと思ったが、何故か3泊4日しか借りることが出来ない。すぐ返すので別に構わないけれど、公開中の映画関連だからかな。

 「バイオハザード」は同名のゲームを元ネタとして再構築されたストーリー。ミラ・ジョボビッチ扮するアリスが主人公なのだが、ゲームには登場していない。
 第一作はゲームの一部設定を参考にした程度。第二作はかなりゲームファンを意識した作りになっており、バイオ3通りの格好で出てきた「ジル」の強さ格好良さには惚れ惚れとした。他にもラクーンシティ・ネメシス・核攻撃など、ゲームとの融合に成功していた。
 今作では?・・・と思ったら、ジル同様ゲームの主人公「クレア」が登場するが、前作とは比べようもない。衣装はさておき、背景・物語における重要性もなし。名前だけ「ジル」なわけで、これだったら出すなよと言うゲームファンも多いのでは。
 また、前作でゲームとの融合を果たしたストーリーについても、今作では全くのオリジナルとなった感がある。

 開始部分における第一作を模倣した展開は、シリーズファンを一気に引きつける。鉄格子に囲われた地下研究施設。ロメロゾンビ「死霊のはらわた」を思わせる。絶滅した人類。数少ない生き残りが、食料と燃料を求めて砂漠をひた走るマッドマックス風。能力を得たアリスの描写はジェダイのフォース修行シーン。カラスの大集団に襲われるところは、ヒッチコックの名作「鳥」。エヴァンゲリオンに出てくるワンシーンを思い出させる設定もある。エイリアン4も?そう言えば冒頭の第一作部分は「キューブ」によく似てたな・・・。

 どれもこれもパクリか!

と、普通の映画であれば憤りを覚える所だが、何故か今作にはそれがなかった。恐らく「所詮二流のゾンビパロ映画」つー考えが頭にあるからだろう。いろんな映画のいいところを取りそろえて、それなりに作った感が確信的だからだ。
 なんつーか、開き直っているというか、「お前らこういうの好きだろ?」みたな。何で嫌みに感じないのかと思えば、どうやら作っている側も「好き」でやってるからみたい。
 これが商用的ノリ、もしくは義務感でやられてたらもっと臭く感じたと思う。今作では上記のような設定や背景を、きっちり丁寧に撮影しているので臭みがなかった。

 何故かと思えば、どうやら監督が俺の好みにあっていたらしい。代表作「ハイランダー」!!!のラッセル・マルケイ監督だったのだ。
 「ハイランダー」は子供の頃、クイーンのPVに出てくるシーンを見て、ストーリーも何も知らずに「面白そう!」と感じた(実際、俺は大好きな)映画である。どうやら彼の作風が自分にあっているのかもな。アリスの奮闘シーンもスピーディで良かった。

 以上、俺の好みには結構あっており、楽しめました。
 もちろん上記にあるゲームファンには残念な設定やパクリなどが許されないという方も多いはず。それを加味すると7.5点かな。少なくともバイオ三作の中では一番面白かったわ。

2010年9月9日木曜日

Fix it

 昨日、WindowsMediaPlayer(WMP)にて動画を再生しようとしたらエラーが出た。んー、と思いながら他のファイルを選択してみると、それらのファイルも全てエラー。エラーの内容について調べると「サウンドドライバ」の不調らしい。
 「サウンドドライバなんて更新してないし」と思ったが、ふと気になる項目があったので調べる。「VIA HD Audio」というソフトが常駐で起動しているようなのだが、これ何?気がついたのは、先日ビデオカードのドライバを更新してからなのだが、もともと入っていたのか、ビデオカードを更新してからなのかはまったく分らない。
 いろいろいじったが症状は変わらないので、サウンドドライバを更新してみる。しかしドライバは最新らしく更新できなかった。

 問題を特定してみようといろいろテストしてみる。WMP自体に問題があるのであれば、他のファイルも再生できないはず。しかしWin7についてくるサンプル動画はあっさり再生できた。ファイルのアップ元からストリーミング再生してみると、これも再生可能。
 あらためて動作確認用ファイルをダウンロード、再生してみるが、これについてはダメだった。

 思案するに、サウンドドライバの不調は関係なくて、認証システムに問題があると結論。普通に再生する場合は問題ないのだが、認証キーを読み込む時にエラーが発生する為。最近セキュリティソフトを無料のマイクロソフトセキュリティエッセンシャルにしたのだが、こいつが悪さしているのだろうか?と思う。
 実際FF14をインストールした際、これが起動しているとインストールできなかったし。しかしリアルタイム保護を無効にしても効果はなかった。

 ネットで症例を参考にしながら情報を検索してみる。
 結果、DRMファイルの不調が原因らしい。認証は機器の構成から決まるとのこと。実は再生しようとしたファイルは元々旧パソコンにてダウンロード、認証されたものなので、新パソコンでは不具合が出るらしい。んー、つい最近までは問題なく使えたのだがなぁ・・・。
 しかしこのPCでダウンロードしたファイルまで使えないのはよく分らんなぁ。

 結果詳しいことはよく分らないが、対処方法はDRMファイルを更新すればいいみたい。システムに関連するファイルなので、フォルダオプションで隠しフォルダを表示できるようにする。この時点でWindowsから警告メッセージくる。ちと不安。
 置いてあるフォルダを探すが・・・みつからない・・・お、あった、あった。んでフォルダをリネームする・・・が、出来ない。
 メッセージによればアプリで使用中とのこと。もちろんWMPは起動していない。リネームが出来ないので、当たり前ながら移動も削除もできなかった。むぅぅ。
 原因は分ったのに直せないというのは悶々としてくる。仕方なく「2ch」とファイルのアップ元へ質問して終了した。最悪落としたファイルが読めないのは仕方ないが、新しく落としたものも使えないってのは、ちょっと困るなぁ。

 本日、どちらからも返答あり。「2ch」からはセーフモードの提案。
 セーフモードはWinを起動する時に常駐ファイルやドライバを極力排して行うもので、確かにこのモードであればDRMファイルをリネーム・削除できそう。
 アップ元からはマイクロソフトのサポートである「Fix it」というサイトが紹介されていた。該当事例についてのサポートページで、昨日調べたときは出てこなかった。指示に従って「Fix it」を試してみると・・・あっさり直った。すげー。今回の症例は多くある事例だったのだろう。
 しかしこんなに簡単に直せるページが用意されているのであれば、WMPでエラーとともに紹介されるヘルプページは、こっちを載せるべきじゃないのか?何か無理があるとすれば、リンクぐらい張っておけばいいのに。まー、マイクロソフトも売りっぱなしじゃないことについては見直した。

 旧PCから新PCへ外付けHDDなどを介してファイルを使うという例、今後も増えるはず。XPが03年に出てから十年弱。WindowsがVista、Win7と更新され、PCを買い換える人も増えている。すると今回のようなケースに必ずぶつかるわけだ。
 実際症例について調べたところ、ずばり同じケースというのがいくつもあった。しかしMS Fix itについて言及しているものは一つもなかった。これだけズバリで修復してくれて、しかもシステムファイルをいじる必要がないという、安心感・信頼感を考えれば、もう少し周知に力をいれてもいいかもと思う。

2010年9月8日水曜日

ファンボーイ

 スターウォーズおたくの映画ということで、ツタヤにてレンタルしてきた。
 チラシによればツタヤが発掘した面白映画のようだったが、一応単館ロードショーされたぽい。EP4~6が公開された後、長い期間映画版スターウォーズは公開されなかったのだが、ついにEP1が公開される!という辺りが舞台。
 スターウォーズおたく連中(ファンボーイというらしい)がアメリカ大陸を横断し、スカイウォーカーランチへと乗り込んで、上映前に観てしまおうというロードムービー。
 一応ファンボーイの中の一人が癌で余命幾ばくもなく、EP1の公開まで生きていられないという、ちょっと切ない設定がついている。

 はっきりいってパロディ映画。スターウォーズ好きならとりあえずは楽しめる。切ない設定があるので、ラストも余韻たっぷりに観ることができ、ルーカス監督をリスペクトしてアメリカングラフィティぽく締めくくってもよかったかな、とも思った。
 まぁ「これだけ期待して駄作だったらどうする?」という、EP1に対して言っちゃいけない台詞で締めくくられるのも、落ちとしては良いか。
 道中のドタバタについては、少し下品なネタが多すぎて、恐らくこれが単館ロードショー程度に終わってしまった理由なんだろうな。

 総じて面白かったので、スターウォーズファン限定で8点。

タイタンの戦い

 今春リメイク版がロードショーされた「タイタンの戦い」。
 暇なのでオリジナルとリメイクを続けて観ました。しかし何故今、ギリシア神話なのかつーと、理解できない。

 最初にリメイク版を観た。
 主人公サム・ワーシントンは「アバター」「T4」と最近よく見るなぁ。ストーリーについてはギリシア神話なので突っ込まない。ただしオリジナルと少し変えて、ペルセウスは神の子でありたくないという点。これは育ての親を神(ハーデス)に殺されてしまったからなのだが、半人半神であるペルセウスの矮小化というか俗人化に感じて夢がない。
 今やCGシーンに違和感はなく、普通に観れてしまう。「指輪物語」っぽいパーティプレイなんだが、テンポが速くて主人公マンセーストーリーなので、せっかくの仲間達の書き込みが少ないのは残念。
 そうはいっても普通のファンタジーもんとして観れば良作かな。7点。

 次にリメイク。子供の頃、何回テレビで観たかわからん。これと「シンドバットの冒険」を定期的に放映していた記憶がある。
 特筆すべきはアンドロメダ役ジュディ・バウカーの人形的かわいさに尽きる。人形的=静的なかわいさなので、リアクションはほとんどないつーか、最初パペットかと・・・。それは半分冗談ではあるが、寝てるシーンでは透け乳首あるし。最後の沐浴シーンはボディダブルっぽかったけど。
 あとはハリーハウゼンのストップモーションか。昔は感動したもんだ。今観直してみると、当時でさえ古くさい技術だったのを、あえてやっている感が漂う。なんつーのかな、古典というか様式美というか。日本で言う人形浄瑠璃?
 あとストーリーの展開というか編集がとろくさくて眠くなる・・・つーか寝た。テレビ放映のときは適度にカットされてたのがむしろよかったんだなぁと再確認。ちと古い映画なので採点はしません。あしからず。
 PS)機械式フクロウはR2-D2意識してんよな、どう見ても。

 オリジナル版を観て、リメイク版を少し見直した次第。アンドロメダ役以外は全てリメイク版が勝っているな。今のCG満載に比べれば、オリジナルが負けるの当たり前だろ、なんて言われそうだが、
例えばスターウォーズなんかトリロジーのが人気あるわけで、それだけが理由じゃない。
 やはりギリシア神話という誰でも知っている分りやすい展開、ストーリーなのだから、進行はメリハリつけてサクサク進んだ方が楽しんで観ることが出来るという点。

2010年9月7日火曜日

PC近況

 先月買った新パソコンについて。
 新パソコンは当然性能も高くなっているので、使い勝手が向上するはず。なんですが、一概にそうも言えなかったりします。車でも家電でもそうですが、それまでの使用感と感覚がずれてしまうから。
 特にパソコンはユーザーのカスタマイズできる範囲が広く取られているのが特徴。長く使ったパソコンほど、使いやすいように手が加えられています。新パソコンはその辺の環境整備をしなければならない為、使い勝手が落ちるちゅう訳です。

「スリープモード」
 Win7は「スリープ」というのがあり、シャットダウンしなくても電源が落とせて、なおかつ起動が速いというモードがある。細かいことはよく分からんが、ようするにサスペンド、スタンバイモードってことでしょ?つーか、ノートパソコンだってスリープあんだから、何を今更つー感じ。
 んで「ぽちっ」とな、画面消える。再び「ぽちっ」・・・・画面つかねーYO!
 画面がつかないだけだったら、「まぁスリープモードがうまく機能しないんだな」で済む(←済む?)。が、どうやらPCは起動しているみたいなのだ。
 本体のPOWERランプやキーボードのNumLockパイロットなどが点灯しているから。当然、CPUファンも回っている音がする。んー、これってどういうこと?
 三菱のディスプレイは真っ暗なまま、「No sigmal」とのメッセージ。

 原因不明のまま今まで放置してきたのだが、一念発起して何とかしてみることに。
 ディスプレイドライバは買ってきてすぐに最新のものに交換済み。ケーブルの抜き差しも行い、症状が改善されないことを確認。んでパソコンのサポートへ電話する。症状を説明し、4時間後に電話が返ってきた答えが「常駐ソフトを切る」。

・・・絶対違うと思うんですケド。

 だってパソコンは立ち上がってるじゃん。信号が出ないことが問題なんだろ?問答を繰り返し、自分の考えを述べるがらちがあかない。出張サポートは存在せず(まぁしゃあないが)、ショップ持ち込みか郵送しないと点検できない。そんな手間の掛かることできないって。
 一応ディスプレイのメーカーにも電話。こちらは対応がとても良く、こちらの質問に対して明確に答えてくれる。分からないものは分らないと言ってくれるのが良い。
 また修理・点検についても一年以内であればサポートが直接訪問。さらに修理の間は代替品を貸し出すとのこと。まさに至れり尽くせり。つーか、4万円程度のディスプレイでここまでして採算とれんのか?

 ふと思いついたのが、ビデオカードのドライバを入れ替えてみては?全くの盲点だったのだが、ビデオカードのドライバなんて最新が入っている物と、勝手に思い込んでいたのだが、もしやそうではないのかも。
 NVIDIAのサイトからダウンロードしてインスト。結構あっさり交換終了。んでびびりつつ・・・スリープ「ぽちっ」、電源落ちる、再び「ぽちっ」・・・画面出てきたYO!
 なんのこたーない、ビデオカードのドライバ交換だけだという落ち。以前使用していたパソコンでもDVDの調子が悪いことがあり、ずっと悩んでいたが、ビデオカードのドライバを更新しただけで症状が改善されたことがあったなぁ。

 パソコンは本当難しい。
 症状の改善については幾つかの定番があり、直ってみれば「あ、そう」だが。今回のケースはもちろんインターネットでも何度か検索してみたのだが、納得いく回答がなかった。
 常駐ソフト、BIOSの設定し直し、接続している周辺機器の問題などが挙げられていたが、まさかドライバ交換でOKとは。もしやドライバ交換はデフォルトなのかな。

2010年9月6日月曜日

バイオハザード クロニクルシリーズ

 クロニクルシリーズとはwiiで発売された「アンブレラ~」と「ダークサイド~」のこと。一昔前のレールシューティング。世界観がバイオハザードというもの。
 「アンブレラ」はバイオの0,1,3を、「ダークサイド」は2,ヴェロニカのストーリーを内包。プラス新シナリオが一つ入っている。

 ゲームキューブでリメイクされた「バイオ1」のような、一新されたグラフィックで進むのは、旧作を知っているファンにとっては懐かしさと新鮮さを感じる。
 レールシューティングの形態をとっているので、バイオハザードにありがちな、謎に詰まってシナリオが展開しない、道に迷うということがなく、気軽に出来るのは良い点。
 逆に悪いのはガンシューのくせに弾数が結構きびしく、また敵が堅い。
 これは元々の作品をそのままガンシューの世界に持ってきたような感じで、せっかくの気軽さ爽快感を失ってしまっている。
 アイテムを取得するにも、強制された視野の中で、急いで取らなければならないなど、まぁこれについては「バーチャコップ」などでも取られていた、覚えゲー的手法なれど、残念なシステムだと思う。
 新シナリオが入っているとはいえ、恐らく過去の作品をプレイした人たちが、当時を懐かしんだり、また追体験する感じでプレイするケースが多いと思われるので、難しさはあまりいらないんじゃなかったのだろうか。
 もっとも今のゲーム作りにおいて、やり込み要素を盛り込まねばならないのでしょうが、それはゲーム難易度で決めればいいことで、イージーモードでもイージーにならないのは、どうかなぁと思う。

 ちなみに「アンブレラ」の方は頑張ってシナリオ3(バイオ3の世界)まで進めたが、そこで挫折してしまった。
 「ダークサイド」に至っては、シナリオ1(というか、チャプター1)のボスを倒したらもう満腹。これで一番最初の難易度かよ・・・と思うと投げ出してしまった。
 今回再プレイに至ったのは、強セーブデーターをダウンロードできたためで、これなら今作品における欠点のひとつである「弾数が足りない」をカバーできるので、爽快感を楽しむことが出来た。
 一新されたグラフィック。とくに「ダークサイド」のそれはwiiとは思えないほどきれい。弾数も気にせず撃ちまくれるので爽快感もあり良作に化けた。最初からこのスタイルで発売していればよかったのにと、非常に残念な作品でした。

 総合点・・・6点。データー改造(あるいは地道に努力)すれば・・・10点。

2010年9月4日土曜日

フライ,ダディ,フライ

 友人宅にてビデオ鑑賞。パッケージ見る限り、青春物かなと思っていた。
 内容は娘を暴行された父親が、とある青年の手ほどきを受け復讐を果たすというもの。一介のサラリーマンだった親父が、娘のために喧嘩の特訓を受けて強くなるのは、ロッキーやベストキッドなどと同じような、よくあるストーリー。
 よくあるということは、逆に言えばうまくやれば楽しめるストーリーということ。しかしこの作品ではあまりシンパシーを感じ得ず、駄作だと思った。

 低予算だろうことは、セットを見れば一目瞭然なのだが、例えばロッキーも低予算だったことが有名な作品で、こうした作品にとって、予算はあまり関係ないだろう。
 しかしロッキーにはスタローンが当時抱えていたであろう悩みや苛立ちといった、本物のもつ魂が吹き込まれていた。だから面白い。だから最後のランニングシーンでエキストラが集まった。スクリーンで見ていてもそこにリアルを感じる。

 しかしこの作品にそれはない。出演する役者たちに屈託がないからだ。
 木から落ちるシーン。本当に落ちる必要があると思う。クッションなどを引いて。落ちる真似だけしてストップするから、真実みを感じない。
 つま先だけで階段を上がりきるシーンも、下から本当に上がらないからリアルじゃない。もちろんそんなことは出来ないんだろうけど、それに近いくらい演技をするべき。どう見てもその後に続くやりとりのせいか、役者に気をつかってなのかわからないが、ほんの数段を登らせただけで、上がりきった!とやっている。感動できない。
 この映画の演出は全編にわたってこうしたうさんくささを感じてしまう。だから説得力がないのである。この監督は相当能力がないなぁ。

 復讐される側の須藤元気にしても、暴力シーンだけしか描かれないかず、その内面を掘り下げることがないからよくわからん。金持ちで政治家の息子でボクシングのチャンピオン。どんだけステロなんだよ。
 主人公を教える青年も格好はいいかもしれないが、彼自身の葛藤などは描かれず、過去について少しだけ独白するシーンがあるだけ。二人の交流。親父から青年へ与えた何かについて、もっと描けばいいのに。
 結局、人気の役者とアイドルを使った青春映画でしかないと思った。

 まぁこうした映画はそれこそ腐るほどあるわけで、別に市場が存在するんだからいいが、問題はこの作品を「最高」とまでは言わないまでも、賞賛を与える奴。はっきり言って映画を語る資格ないぜ。