2016年10月16日日曜日

CBR400R 雁坂みち~秩父

 本日一月ぶりでCBR400Rにてツーリング。行先はいろいろ迷ったが、日帰りで行ける距離ということで、秩父へ行ってみることにした。下道のみだと少し距離があるが、圏央道~厚木バイパスを使えば行けない距離ではなさそう。
 当初の予定では先に高速を使用して入間まで出て、後秩父へ向かってひた走り、蓼科まで行こうかなんて考えていたが、現実問題それは厳しそうということで、そのルートは却下した。

 530分起床。今週頭に風邪をひき、最近治ってきているものの鼻水は止まらない。天候は晴れの予報だが、気温はどの程度か読めないのもつらい。こういった時積載量のまったくないバイクというのは不便だ。シートバック買ったほうがいいのだろうか。
 6時過ぎ出発。まだ寒い。
 あまりの寒さに気弱となり、本来であれば小田原東ICから厚木バイパスに乗る予定だったのだが、気づけば当てもなく北上していた。このまま御殿場~富士山か、なんて思ったが、ふと大野山ハイキングコースのネット記事を思い出し向かってみることに。
 子供のころ行ったことのある山だが、当然道中の記憶など全くない。途中までは割と広めの道だったが程なく狭い山道となり、舗装は穴ぼこだらけ。当然落ち葉と砂利でかなり路面状態は悪い。しかも勾配はきつめと楽しめる道路ではなかった。
 道中「警笛ならせ」の標識を見つけて珍しい!と驚いてしまった。
 かくして到着した山頂から見る景色は、朝日に照らされて綺麗ではあったが、それ以外感動するでもなし。牛舎があったのがのんびりしてるなぁと思った程度だった。


 そのまま降りて都夫良野方面へ。トンネル保守のための道路なのか割と道幅は広い。そういえば今登ってきた大野山への林道も、新東名工事のため道の整備を行っている様子。こんな感じの整備された道になればいいのだが。
 なんて思っていたら「山北つぷらの公園」を過ぎたあたりでこっちの道も狭くなる。大野山含め、ここまでバイクとすれ違ったのは一台だけなのも当たり前な感じの道だった。

 寒さもあり気乗りせず、また右スロットルの接着剤がとれかかっているようでスカスカ。秩父まで行くのは諦めて、近場の伊豆に向かうかと思いつつ道の駅山北に到着すると、快晴の下雲に隠れず富士山が見えた。少しやる気が出てきて、とりあえず山中湖方面までは行くことに決めた。
 以前ビーナスラインに行ったときに走った三国山を越えていく道。案の定富士山は絶景。水たまりのような山中湖を控え、雄大な姿を見せてくれた。


 ここまで来ると気持ちはツーリングモードに切り替わる。やっぱり薄暗くて狭い林道を走るより、なだらかなワインディングを流していく方が楽しいし、気分も爽快だ。山中湖畔を抜けて河口湖へ。そのまま御坂みちを通って甲州へ。
 国道20号線から秩父につながる県道38号線に向かうと、本日フルーツラインマラソンなる催しが開催されているようで、至る所に交通規制が掛かっていた。運よくその道を通る予定はなかったが、少しひやりとさせられる。
 10時ごろ塩山駅周辺で迷いつつ、なんとか秩父への一本道「雁坂みち」到着。あとはここをずっと走っていくだけ。
 「雁坂みち」は大菩薩ラインに勝るとも劣らない走りやすい道だった。交通量は少ないが道幅広く、また周囲が開けていて日当たりと景色が良い。思わずスピードを出しがちになってしまう。何組かのマスツーリング集団ともすれ違い、人気コースなのだろうなと思った。
 広瀬ダムを越えてすぐに道の駅みとみ。料金所を過ぎると名物の雁坂トンネルである。いつになったら出口に辿り着くんだというくらい長い長いトンネル。全長は6.6kmにおよび、一般国道の山岳トンネルとしては日本最長とのこと。さらに緩い下り坂になっているので、スピードもどんどん出てしまい危ない。
 やっとくぐり抜けたと思ったら再びトンネルで、今度はトンネルなのに急カーブという怖い所。事故多発との看板が立っていたが、そりゃこんな作りしてたら事故も起こるだろうと言わんばかり。入る直前で手前の車が道を譲ってくれたのだが、それほど車間を詰めていた記憶もないし、車自体もスピードが遅いとは感じなかったのだが、これは追突されるのを恐れたんだろう。
 なかなかエグいトンネルだったなと思ったが、帰宅後調べるとすぐそばにはもっと凄いトンネルがあったようで、トンネル内で分岐があるという…恐ろしいな、秩父。
 というか、この雁坂トンネルには色々なエピソードがあったみたいで、なかなか興味深かった。また雁坂峠は針ノ木峠、三伏峠に並ぶ日本三大峠とのこと。知らなかった。
 かくして11時ころ大滝ダム到着。ついに奥秩父である。意外と早かったな。



 ダムを少しだけ見てすぐに出発。ループ橋を渡り、しばらく過ぎた道の駅にはたくさんのバイク軍団が。どうやら秩父におけるバイカーの聖地なのか?
 秩父の山々を見ながらのワインディングはとても楽しい。道幅が広いとは言えないが、緩やかなカーブが多いので走りやすい。またバイクと何台もすれ違い、埼玉方面の人たちのツーリング総本山なのだろうなと思い知る。紅葉が増せばさらに楽しかろう。
 丁度お昼。国道140号線道の駅「ちちぶ」到着。秩父名物のB級グルメわらじかつ丼ののぼりが立っている。途中大行列のお店を見たが確かかつ丼屋だった。これだったのかも。
 しかしお腹はまったく空いていないので何も食べずに道の駅を出る。


 次は国道299号線をひた走る。途中マスツーリング集団に引っ掛かり、どうしようもなくなる。集団での走行だからスピード出せないのはわかるが、遅すぎる。こんなスローペースで走って楽しいのかねぇ。しかも抜けないというのが辛い。いや無理すれば一台ずつパスなんてことも可能なのだが、どう見ても俺のバイクより速そうな大型ばかり。400ccで抜かしていったらきっと気を悪くするなんて思うと抜けなくてなぁ。つーか、抜いてる途中でペース上げられたら怖いしな。
 そんな彼らも途中で国道から外れ、山伏峠方面へ逸れてくれたのでラッキー。後は入間ICにて圏央道に入り、一路高速を抜けるのみ。
 圏央道に入ってからはとりたてて特筆無し。高速は信号もないから楽ちん。1330分頃、やっとお腹が空いてきたので厚木で遅い昼飯をとり、そのまま海老名JCTから厚木バイパスへ。白バイに気を付けつつ小田原到着が1430分。走行距離340km。山梨を抜けてぐるっと埼玉へ入るロングツーリングだったが、道が良かったせいか割と楽だった。高速を使ったおかげでペースも良く、今度は分岐のあるトンネルとわらじかつ丼目当てで再チャレンジしようかなと思わせた。

2016年10月5日水曜日

FAZE 箱根大涌谷


 沖縄地方では最大級の台風が通り過ぎたというのに、関東地方は本日晴れ。この所天気はずっと悪く、秋雨が続いてた。当然バイクに乗り出すことも出来なかったのだが、今日は仕事がなかったので出掛けることにした。
 朝自宅から見た富士山は真っ青で雲が掛かっていなかった。そのためカメラで写真を撮ろうと目論み、CBRではなくFAZEにて出掛けた。荷物もいっぱい乗るし、乗り降りも楽々だしのんびりツーリングならビクスクのが快適。Type-Sなのでモードを切り替えればわりとスポーツ走行もできるしな。


  家を出たのが11時過ぎ。もうお昼近くだ。いつも通り箱根新道から箱根峠に出る。
 ここでまだ富士山がはっきりしていたら御殿場方面。雲に隠れていたら伊豆方面と考えていたら、少しだけ雲がかかっているという中途半端な状況。
 どうしようかと悩んでいたが、そうだ大涌谷が開通したので行ってみようと思い立つ。元箱根から湖尻方面へ向かい、そのまま大涌谷方面へ登って行く。山頂付近にて渋滞発生。平日ではあるが久しぶりの天気なので、ドライブという人が多かったのかな。渋滞の先頭は駐車場待ちなので、横をすり抜けて山頂に出た。

 小田原生まれなので当然大涌谷には何度か来たはず。しかし大人になってから自分でここまで登ってきたのは初めてか。いまだに噴煙があがる火口を見つつ、そそり立つ山肌にすげぇなあと驚嘆。ここでゴジラとバラゴンが戦ったのな、なんて思いを馳せてしまう。
 中国人らしき外国人観光客多し。黒たまご大繁盛。
 大涌谷から富士山を見れば、やはり山頂あたりに雲が掛かり若干惜しい感じ。御殿場まで出掛けて写真を撮るほどでもないかぁと諦める。ふと思い立ち、椿ラインから湯河原へ出てにこり食堂のラーメンでも食おうと予定を立てた。



 来た道をそのまま引き返し、箱根ホテルの交差点から椿ラインへ。箱根新道芦ノ湖ICを越えてしばらくいけば大観山到着。予想通りマスツーリング連中らしきバイカーが集まっている。群れるねぇ。
 そして大観山から見る富士山芦ノ湖の景色はまさに絶景だった。
 ずっと掛かっていた雲が消え、澄み切った空に山々に囲まれた芦ノ湖、遠くに美しい富士山。最高だなぁ。あと一月もすれば紅葉のシーズン。また来ようと思った。


 ひとしきり写真を撮って下山。椿ラインを湯河原方面へ。この道も初めてだったりする。本当に地元に住んでいたのかよと自分で自分を疑うレベル。
 緩めのヘアピンがずっと連続するコースは途中まで楽しかったが、だんだん飽きたというか疲れてきた。最後の方はまだ着かぬか、まだ着かぬかと思いながらの走行。
 湯河原市街地を突き抜け、やっとたどり着いたにこり食堂にてワンタンラーメンを食べる。うまし。


2016年10月3日月曜日

ゼノブレイド


 夏にダウンロード版が発売されたWiiソフト「ゼノブレイド」をプレイし始めた。このソフトはなかなか評判がいいのだが、新作で発売された当時はPS3を持っていたことからWiiの性能からくる一昔前のグラフィックでは買う気が起らなかった。また同時期のWiiソフトはほとんどそうだが、評判に反して売れなかったという作品群のひとつ。大々的に宣伝したラストストーリーに比べて販売歩数も少なかったのか、中古価格もあまり下がらず、結果的に買うのをためらっていた。
 きっとダウンロード版が出るだろうとずっと待っていたのだが、WiiUの終焉間近になってようやく発売である。Wiiソフトのダウンロード版なんてすぐにリリース出来ただろうに、任天堂はやること遅すぎ。WiiU発売して一年以内にはラインナップ拡充の一環として出しておけばよかったのに。

 内容としては以前遊んだ「ゼノブレイドX」と同様のオープンワールドRPG。舞台は異なるようで神様の躯が大地となった世界。グラフィックはもちろんPS2世代程度なのだが、わりと綺麗に描かれており、発売時期が遅くなければもっと話題になっただろうね。主人公をはじめとする各キャラクターが割と書き込まれているなという印象。
 ロードなしに移動できる世界も綺麗で、解像度の問題から緻密感は味わえないもの、リアルな地形や自然が描かれているのは素晴らしい。
 ゼノブレXに引き継がれたインターフェイスも多いようで、遊んでいてわかりやすく感じた。
 ただしWiiの性能ゆえか、処理落ちが頻繁な感じがして残念。特に戦闘中に動きがかったるくなることがあり、アクション要素のある戦闘なだけに若干のストレス。また戦闘の難易度も割と高めなのか、序盤というのに何度か全滅してしまった。
 戦闘中に出来る様々な必殺技的要素があるのだが、少しずつ解禁されるとはいえ量が多く、使いこなせないまま新しい要素が追加されていく感じ。しかもそれを使いこなさなければエネミーに対してろくにダメージも与えられないというのはどうだったか。

 ストーリーはハード。まさかヒロインが序盤で死亡するとは思わず、予定調和なありきたりなものにはしないとでも言わんばかりで、開発陣のやる気を感じる。今後の展開がとても楽しみである。