2023年5月29日月曜日

HONDA GO Meeting と鈴鹿ツーリング

  ホンダの提供するバイク用アプリ「HONDA GO」。その宣伝も兼ねてこれまで開催してきた「BIKE BIKE BIKE」を改題。「HONDA GO MEETING」と題してイベントが行われた。場所は鈴鹿サーキット。体験走行会を中心にグッズ販売、デモンストレーション、試乗会などが行われるバイクのファン感謝祭である。
 これに参加しつつ前日から乗り込んで周辺を走ろうというのが今回の趣旨。ツーリングルートとしてはずいぶん前から行先候補としながら行けなかった「鈴鹿スカイライン」と、そばにあるツーリングスポット「青山高原」を設定。亀山で宿をとり、翌日は鈴鹿サーキットでイベント参加の予定。
 天候が良ければ三日目もと思ったが、月曜日は生憎の雨模様。鈴鹿サーキットでのイベントが終わったら急いで帰らねばならぬ。


一日目 小田原~鈴鹿スカイライン~信楽~青山高原~亀山

 今回はCB1300にローダウンシートを装着して初のツーリング。試乗した所なかなか良好。かかとまでべったりとまではいかないが、少し浮く程度で両足接地できるようになった。片足であればそれほどバイクを傾けなくてもべったりつけるようになったので、ストップアンドゴーにおける疲労軽減に役立った。
 ローダウンはシートのアンコ抜きによって実現しているため、お尻への痛みが気になる所。実際クッションはかなり減っている。が、走ってみたところ思ったより変わらず。乗り方でカバーできる感じで、それ以上に接地性向上における恩恵が勝った。
 これだったらもっと早くに購入すれば良かった。CB1300の不満がひとつ減じた。あとは重量だけだがこればかりは如何ともしがたいなあ。

 新名神「菰野IC」下車。給油をして鈴鹿スカイラインへ。よくある峠道でスカイラインという触れ込みにしては眺望が良くなく、せっかく来たけどこんなものかと少しがっかり。峠を越えて滋賀県側に下りる里山を走るのどかな風景が広がる。
 甲賀へ出て今度は国道307号で南下。信楽焼で有名な信楽を通り伊賀へ。国道422~165号を経て青山高原ルートとなる。
 すれ違うバイクはヤエーをしてくる率が高い。こちらでは有名なツーリングルートなのだろうな。


 青山高原は風車の立ち並ぶ景勝地。津市街と伊勢湾を一望できる絶景。高原公園線を走っていくと航空自衛隊の駐屯地があり対空レーダーなどが見える。その先は道が急に狭小つづら折れの連続となり走り難し。
 高原線を下って亀山の宿までは広域農道グリーンロードで一直線。宿舎の亀山第一ホテルには明日のホンダイベントに参加するであろう同志のバイクが数台止まっていた。
 初日の走行距離は497.2km。内訳は菰野ICまでが322km、現地で175km。


二日目 HONDA GO MEETING

 いよいよ本命の「HONDA GO MEETING」参加のため鈴鹿サーキットへ。昨年の同様フェス「BIKE BIKE BIKE」は谷山浩子のコンサートとかぶって参加できなかったんだよな。
 ゲート開場は7:00。しかし疲労からの寝坊で宿を出たのが8:00前。現地ブリーフィングへの参加が9:00と完全に出遅れる。まあ何度も参加しているイベントだからガツガツ焦る必要はない。

 ブリーフィング後、体験走行の車列に並ぼうと思ったがかなりの混雑。まわる順番を入れ替えて会場散策をする。コース下のトンネルをくぐってグランドスタンド側へ。イベント会場に出る。
 物販コーナーや体験コーナーと共に跨ることのできるバイク展示されている。次の乗り換えバイク候補に次々と跨ってみた。


・CB650R、CBR650R
 ネイキッドで現状からのダウンサイズCBということで本命だったが、乗ってみると思っていた以上にストファイ。前後が短く当たり前ながら風防もないのでツーリングに向いて無さそう。これだったらCBR650Rのが良い。
・NT1100、XL750
 二台とも跨った感じの安定感とポジションの楽さが優秀。視点も高く直立の乗車姿勢はいくらでも走れそうな楽さを感じる。しかしシートが高すぎて乗り降りが出来ない。NTはお尻の跳ね上がり過ぎで乗車不可能。XLはシート高すぎで跨げない。
・WARK1100
 特徴的なサイドミラーはきちんと後方が見えた。足つき良好なれど乗車時の足元が窮屈。スタイルに惚れ込んだ人向けで、個人的にはこのバイクを買うならCBR650Rで良いか。
・GB350、CL500、レブル
 人気者。CB1300に乗っている身としてはタンク周りの細さが気になる。ニーグリップしにくい。ヘッドライト周辺の何もない所に違和感。もはやカウルの無いバイクには乗れない体となったか。
 乗り換え本命だったCL500、レブル500ともコレジャナイ感がある。気軽に乗るにはいいんだろうけど、自分の乗り方(ロングツーリング、峠を走る)にはあまり向いてない。


 試乗を終えてピット側へ戻る。大分空いてきたので体験走行を受け付けるも、なんと午前の部には入れず午後からとなってしまった。時間がかなりあいてしまったので再びグランドスタンドへ戻って早目のお昼にした。
 スタンドでモグモグしつつ、試乗会午後の部に予約成功。乗り換え第一候補NC750Xを予約できた。走行会が13:30から。試乗が14:30からとちょっときついスケジュールになってそわそわしてしまう。
 今回初の体験走行。前のバイク親父が車間を開けるマナー違反なタイプで走りにくいため、千鳥走行時に追い抜す。スプーンカーブ手前の渋滞はもはやお約束となったか。思ったより時間が掛からず14:00には走行終了したので試乗会に間に合った。

 期待のNC750Xには好感触。CB1300から50kg近い軽さが良い。足つきは若干改善の必要があり。先ほど跨ったNT1100やXL750に比べるとアドベンチャーとしては今一歩のポジション。ハンドルをもう少し高め手前、ステップを前めになると丁度良い。現状ではロードバイクのポジションに目配せし過ぎで中途半端。
 DCTは楽ちん。思っていた以上に優秀でギアチェンジのギクシャク感もないし、おかしな挙動も感じ取れなかった。峠道でどうかという所か。左手左足がさみしいかと思ったがそんなこともなかった。
 CB1300に比べると明らかにパワーは足りない。ドーンとくる加速感はない。ここは車格的に仕方ないか。低回転燃費重視エンジンだからな。
 若干ひいき目な所もあるが、次に買うならNC750XDCTで決まりか。馬力の無い所、音が寂しい所など値段なりな部分が少し寂しい。購入するならフルパニア+ローシート+ハイスクリーンで旅仕様に。できればハンドル位置を変えてアドベンチャースタイルにカスタムしたい。

 NC試乗後二度目の体験走行。出発時間を間違えて駐車場所を勘違い。バイクが無い無いと焦ってしまった。間に合わないかなと思ったがスケジュールが押していたためむしろ待たされるほど。
 NC750Xと乗り比べてCB1300の力強さを再確認。スロットルをひねれば惜しみなく溢れてくるパワーは頼もしい。

 二度目の走行を終えてそのままパレードランへ。楽しかったイベントも終了。夜半過ぎの雨が気になったのでそのまま帰路に就く。心配していた事故や渋滞は珍しく山北バス停付近の一件のみ。しかも縮小中と朗報。
 長篠設楽原PAで防寒着着用。山間部を通るので時折り雨がパラつく。この頃、渋滞は解消。秦野中井より先へ移動していた。このまま頼むよ。燃料がギリギリ足りず富士を越えたあたりで残り1メモリ。駿河湾沼津SAにて給油。160kmで飛ばしてきたからな。裾野~御殿場間は再び小雨。はよ帰ろう。
 帰着は22:50。二日目走行距離374.6km。内、現地52km。二日間合計が871.9km。

2023年5月25日木曜日

Pixel7a

  現在使用しているスマホ「Xperia ACE2」の動作が遅く不安定。Bluetoothの接続も不安定だし、イヤホン使用時突然マイクが反応しなくなるのが問題。仕事に差し支えてしまう。
 「ACE」はミドルサイズスマホのコンパクト版で「10」シリーズと性能は変わらなかったはず。「10II」を水没させてしまい代替として「ACE2」を急いで購入したが、性能については心配していなかった。
 しかし使ってみると画面は粗いしカメラは性能が低い。さらにアプリの動作ももっさりと期待していた性能をまったく持っていない。どうやらエントリー機として性能を落とされ、安さだけが売りのモデルになってしまっていた。だったら名前を変えてくれ。
 コンパクトなことは気に入っていたし、通常使用する電話やメールには支障がないのでそのままでいたが、前述の機器接続時の不安定さは如何ともしがたい。そこで昨年秋頃から買い替えを検討し始めていた。

 先日GW明けに発表されたドコモの23年春モデル。「Xperia」シリーズとしては個人的に期待していたコンパクトな「ACE」の新型なし。残念。フラッグシップの「1V」とミドルの「10V」のみ。発熱問題をクリアしたことで評判の良い「1V」に惹かれるが、自己満足以外の何ものでもなく、自分にはハイスペックすぎる。
 一方の「10V」はスピーカーがステレオになったことが売りだが、イヤホンで使うことが多いことから個人的に響かず。であればセールとなっている「10IV」「5IV」に食指が動く。ほぼ決まりかと思ったが、久しぶりにドコモが「Pixel」を扱うというニュースで手が止まった。

 OSを供給するGoogleによるピュアアンドロイドスマホ「Pixel」。余計な押し付けがましくかつ囲い込みによる縛りがウザいだけのドコモアプリ、ソニーアプリが入っていないというのが個人的にとても魅力的。
 こうしたアプリはアンインストールできないため動作停止しているにも関わらず、いつまでもアップデートを催促する通知を出してくるのがウザい。辟易とする。余計なお世話としか思えない。

 なら迷わず「Pixel」にすればいいじゃんと言いたいところだが、SDカードが使えないというのが悩み。音楽ファイルが60GBくらいあるので、ストレージ容量128GBの半分近くを占拠してしまい、システムで使う分と合わせると3分の2程度が使用初期から消費されるという始末。今後の使用を考えると足りないことが明らか…。

 しかし結局「Pixel」を買うことにした。いらないアプリに占拠されるくらいなら、自分で必要と思っていれた音楽ファイルに苦労した方が健全だと思ったからだ。またSoCがハイエンドモデルと同様というのも頼もしい。買い替え理由である動作の不安定さをカバーしてくれるだろう。

 ドコモオンラインショップで購入。損する理由が見当たらなかったのでカエドキプログラムを利用した。色は「Sea」という水色モデル。すっきりシンプルな見た目。今時のスマホはでカメラ部分が出っ張っているのが相場だが、「Pixel7a」はそれほどでもない。その分性能が低いのだろう。カメラ性能については今週末のツーリングで判断したい。
 重いとの評判だがさほでもなし。使用中重くてつらいという場面はない。顔認証は優秀。暗い場所では上手く読み取れず指紋を使うことになるが、こちらはあまり精度がよろしくない。ほとんど読み取りが機能していなかった「ACE2」に比べればマシだが。
 画面の操作感、アプリの立ち上がりなど懸念の動作周りはサクサク。ミドルクラスとは言えここはさすが最新鋭のスマホで満足。

 使用していて一番良いと思ったのがワイヤレス充電。ケーブルを抜き差しすることなく置いただけで充電開始してくれるのは便利。ここまで利便性が変わるとは思っていなかった。
 充電速度が遅いらしいが、寝る前に充電開始して起きた時には100%になっているので個人的にはなんら問題を感じない。今後もスマホ選択時はワイヤレス充電のあるモデルを選ぶだろう。


2023年5月6日土曜日

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

 何年か前から任天堂が告知し、宮本茂がソフト制作の表舞台から消えてしまうほど付きっ切りで手掛けたアニメムービー「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を観て来た。
 鑑賞前からの評判は上々で、北米ではアニメ映画における興行成績も順調。同時期に公開となった「聖闘士星矢」の不評もあって、相対的に株を上げた感じ。

 ストーリーはベタ。王道「マリオブラザーズ」の映画化は、奇抜なアイデア無用。わかりやすくていい。そもそも明らかにローティーン辺りを対象とした子供向け映画だし。
 とは言え導入部の配管工が上手くいかず、家族からもガッカリされるという下りはちょっとダラっとして、早く話が進まないかなと感じた。

 地下にある謎の土管から異世界(キノコ王国)へ。その後の展開はスピーディ。守られるだけの存在だったピーチ姫はアクティブで行動的。クッパは表情豊かで仇役としての存在感十分。スーパーヒーローになり切れないマリオと臆病なルイージ。
 どれもゲームのキャラクターを反映しつつ、映画向けにグレードアップした感じで楽しい。時折はさまれるギャグも面白く笑わされた。

 ゲーム映画ということで設定だけにとどまらず、「マリオシリーズ」「ドンキーコング」「スマッシュブラザーズ」と言ったゲームが舞台に。過去に公開された映画「ピクセル」や「レディ・プレイヤーワン」のようなモチーフとしての登場ではなく、本家本元というのが嬉しい。
 キノピオたちの役立たずぶり、モノトーンな闇のダークワールドと原色で派手な夢のキノコ王国が対比として素晴らしかった。

 ラストはスカッとハッピーエンド。マリオギャラクシーに出て来た星の妖精「チコ」が謎を残したままとなっており、続編への目配せも怠らないのはご愛敬。
 「わかりやすく楽しい」。ゲームの世界をそのまま映画にし、設定もケチをつけようがない見事な作品。マリオで育った大人から子供まで皆満足できる出来栄え。鑑賞後も悪い評判が起きにくい内容。ヒットして当然。

2023年5月5日金曜日

2023GW 奈良・紀伊 その④

「五日目」  (地図の青ライン)

  本日最終日。思いがけず三泊五日の旅となった今回のツーリング。
 天気予報によれば、なんと明日5/5も雨は降らぬ様子。なんだこれじゃ、もっと遠出できたじゃん!と言いたくなる。
 おかげで修正可能なスケジュール組んで、いろんな所を走り回れたけれど。 

 奈良の天理ラーメンに引き続き、昨晩もご当地ラーメンとなる和歌山ラーメンを食す。
 豚骨醤油ラーメン。面は細麺。博多ラーメンに似た感じ。豚骨の匂いも強め。油ギトギトではないがこってり濃厚スープが細麺に絡まる。何故か1玉も2玉も値段が同じだった。
 味の方は、ちょっと濃すぎかな。かなりショッパイ。

 さてラッキーで泊まれた新宮の宿を出発。本日は国道168号を北上して五條市へ出る。昨日国道42号線を走っていた所、道路情報板にて「十津川村長殿、国道169号へ迂回」と出ていた。村長がどうした?と思ったがそういうわけではなく、「十津川村”長殿”」ということだった。
 それでも迂回となれば一安心といかず、昨晩ネットで情報を集めたところ、川沿いにダートを敷き詰め通行可能となったとのこと。実際 Google Map の交通状況を見てもきちんと緑色表示され、通行止めにはなっていない様子。
 出発後42号には昨日同様「迂回」の指示が。しかし168号へ進んだところ、道路情報板は一転して「国道168号、通行可能」となっていた。管轄が違うというわけなし、一部だけ変え忘れたとも思えず。これわざと42号には通れないといった誤情報を流しておき、流入の分散を図ったのではないかと疑ってしまう。

 さて川幅の広い熊野川下流域沿いに国道168号を北上。道中には熊野三山の一「熊野本宮大社」がある。奈良方面からも多くのバイクとすれ違いヤエーの交換をする。この三日間、紀伊半島で走った中で一番バイクと遭遇した感じだ。
 紀州の国道はダム道路として整備されているケースが多いようで、途中までは立派な道だが所々、狭小の旧道じみた道に出会う。ここ168号も同様で、時折り離合も難しいような道が出現する。バイクならいいけど、車では神経を使いそう。
 道すがら「本格整備を望む」なんて垂れ幕を見掛けたが、東西の高速も途中までしかないし、便がいいとは言いにくい。
 旅する者からすれば、だからこその景観なのだけど。

 心配していた「迂回」はなく、川沿いのダート走行もなかった。急ごしらえの舗装とH鋼ガードレールが並んだ片側交互通行区間があり、そこが通行止め区間だったようだ。高野龍神スカイラインや新宮の宿を含め、今回の旅は運が良かった。
 かくして国道168号を走り切り五條市到着。ここまでの走行距離が124.3km。

 自宅までのルートは京奈和道~名阪~伊勢道路。名阪国道にて「せっかく」なので針テラスに立ち寄ってたこ焼きを食べた。
 新東名の豊田付近で事故渋滞が発生していたので、その区間は東名そ使用。浜松JCTで新東名に乗り換え。あと順調のはずだったが、やっぱり都夫良野トンネルあたりで事故発生。見る見るうちに渋滞が伸びていく。
 当然ナビは迂回路を提案してくる。長泉沼津ICを下車。国道1号にて箱根越え~ターンパイクという裏ルートを指示してきた。疲れた体で箱根越えかと思ったらさらにルート提案され、なんと岩波駅から湖尻~芦ノ湖スカイラインルートの提示。
 普通にツーリングルートだよね、と思いつつ楽しげなので採用。ターンパイクは久しぶり。料金所は数キロに渡る大渋滞を引き起こしていた。Google Map気づいてなかったのか?すり抜けで対応したけれど、二度と使わないだろうな。
 ラストの走行距離が456.9km。

 2023GW 奈良・紀伊。三泊五日の総走行距離が1,685.6km。内現地での走行距離は908.8km。
 ずいぶん走った。加齢による衰えかCB1300でのツーリングが結構かったるかった。久しぶりのバイクによるロングツーリングだったせいもあるか。足つきの良い軽めのバイクが欲しいなと思ってしまった。CBもいいバイクなんだが、乗り手がついていけなくなってしまったなあ。
 車も所有することになったし、マジェスティ含めて最後のバイクについて考える時期になったのかも知れない。辛い辛いでツーリング自体が億劫になっては本末転倒だ。

2023GW 奈良・紀伊 その③

 昨日は桜井にて一泊。前日の疲れもあってかぐっすり。寝坊して9時に宿を出る。
 今日から紀伊半島の山中を走り続けるストイックなツーリング。目的地なし。走ることが目的!
 なお5/4は当初の予報では雨だったが変更となり、一日中曇り予報となった。

 「三日目」 (地図の赤ライン)

 桜井を出発。飛鳥歴史公園にある高松古墳、キトラ古墳を見物しようと計画していたが、昨日見た箸墓古墳で興味半減。今日は走りまくるぜ!
 暑くなると予想して薄着でホテルを出たが、さすがにメッシュジャケットの下にTシャツ一枚では寒かった。付近のコンビニで一枚羽織ることに。
 当初、国道168号を南下するつもりだったが途中の交差点を逆に進み、国道169号をそのまま進んでしまった。大滝ダムまで来てようやく気付く。すでに大分進んでしまっているのでそのまま南下。 よくあるよくある大丈夫。どうせここも通るはずの道だし。
 今回のツーリングは極力ナビを使わないとしているので、こんなミスも起きがち。

  国道169号は吉野川沿いに渓谷を進む。大迫貯水池にて山奥へ。北山村へ。上北山村、下北山村、北山村と三種類あるのね。
 七色ダムから西へ。熊野川と合流して国道311号へ。熊野古道に沿って走る。
 整備されていない国道371を避け県道198号にて北上。ついにこの旅最大の目的「高野龍神スカイライン」へ。

 期待の高野龍神スカイラインはよくある道路だった。バイクだけでなく車も多し。それなりの勾配とカーブで走りやすく、事故も多そうな道だった。道の駅にはマスツーリング風の団体さん山盛り。この辺りでは一番のツーリングスポットなのだろう。
 んー同じ無料のスカイラインであれば、西伊豆スカイラインのが上かな。


  帰りの道中、高野山「金剛峯寺」に立ち寄る。宿はBookingで予約を取ったところ、まさかの大阪りんくう付近。五條市周辺で探したのに方向すら違うじゃん!
 かなり走らされて、本日の走行距離は327.1km。 


「四日目」 (地図の黄ライン)

 ちょっと飲み過ぎて、りんくう出発が9時前。今日も走りまくるぞ!

 泉南市から高野山へ出るだけでも一苦労。昨日は高速を使ってさっさと逃げたが、本日はきちんと下道を走る。道中道路情報板に「高野龍神スカイライン全面通行止め」の表示。ワーオ!

 確かに昨日スカイラインを降りたところで崩落を発見したが、丁度落石したばかりだった模様。通過時は誰もいなかったが、その後片側交互通行を実施したが、落石が広がったことで通行止めとなったそうだ。
 一歩間違えてればせっかくの度の目的はオジャンだったし、事故に巻き込まれていた可能性すらあったという・・・。自分の幸運に感謝。

 こちらは予定通りクネクネの国道480へ。高野龍神スカイラインが通行止めということで、こちらに流れてくるバイカーが多いかと思ったがそんなことはなかった。何故か「恐竜」の花園BASEを越えたあたりで走りやすくなる。

 あらぎ島。川に沿って作られた扇状の棚田。遠くの山々と渓流。日本の原風景とも呼べるような、まるでしつらえたミニチュアのような光景に感動。この風景を見た瞬間、この旅に出て良かったなと感動してしまった。
 時間があれば海岸まで降りて行って由良の白崎へ行きたい所だが今回は無理。また来る機会もあろう。折り返して424号へ。まだ道中の半分も来てないのにお昼を過ぎてしまった。CB1300のシート形状の悪さからお尻が痛い。
 午後からは休憩の度に本日の宿を探すもまったくとれず。今日から本格的なゴールデンウィーク突入だしな。奈良観光でも思ったがコロナで自粛していた海外観光客をあちこちで観るようになったし、宿も空いていないということなのだろう。

 国道311号にて昨日の続きを走り田辺へ。本日の目的地である串本「本州最南端の地」を目指す。すさみまでバイパスでワープ。懐かしい紀伊半島沿岸の風景を楽しみながら、串本到着はすでに15時半。

 何度もここに来ていて何故かこの「本州最南端」の碑を見ていなかった。潮岬灯台やトルコ記念館に挟まれているので、わざわざ停まることもあるまいとスルーしていたようだ。観光タワーがあるのが逆にあざとくて避けてたんだろうね。

 さていよいよ本日の宿をどうしよう。さすがにこれから国道168号にて奈良へ戻るのは、真っ暗な山中を走ることになるので却下。白浜、和歌山とも宿の空き無し。尾鷲まで走って高速で逃げるしかないか。
 最後にもう一度とここ周辺で調べたら何故か格安宿がひとつ出て来た。どこよここ?と詳細を見るとすぐそば新宮市のホテル。何でいままで検索結果に出て来なかった?さっそく今宵の宿に決め、新宮まで走って本日終了。
 お尻の痛みは走った実感・・・317.4km。CB1300のシートは後部が斜めっているので山道を走るとズレてきて、お尻(内もも)を痛くさせる。前傾姿勢は取りやすいけど、腰を立てて乗るのに合わない。

2023GW 奈良・紀伊 その②

 「二日目」

 リクライニングシートで上手く寝つけず、やっと寝たと思ったら寝坊。よくある話。
 9時頃鈴鹿を出発。 まずは名阪国道へ。伊賀を越えて「五月橋IC」下車。高速区間を降りて、いよいよツーリング開始という感じ。 

 県道4号線を進む。名張川沿いの月ケ瀬湖周辺はバイクツーリングのスポットか何台かとすれ違い、湖畔の茶屋にもバイク数台止まっていた。その後狭い山道を通って「柳生の里」へ。国道369号に接続して奈良公園へ。

 奈良公園周辺は交通量に対して道が狭い。案の定観光客で渋滞となっている。道路情報板には「市街地は渋滞のため、車の人は観光駐車場へ停めて、電車などを利用して下さい」と表示されているが、その駐車場までの道のりがすでに酷い。古来からある道をそのまま舗装してしまった弊害か。
 バイクなのですり抜けを駆使。奈良公園にバイクを停める。東大寺と春日大社は歩いて回ることにする。

 どちらも中学生の修学旅行以来か。奈良・京都へ行ったことは覚えているが、具体的な部分については正直よく覚えていない。
 デカい大仏に有難味を感じることも出来ず、春日大社も神聖な感じはあまり受け取ることが出来ず、それ以上に「鹿かわいい」とか「外人多いな」なんて感想。かなりの人出に売店も混雑。コロナ禍から脱却したんだなという感じ。

 続いて目的のひとつ「奈良奥山ドライブウェイ」へ。春日山の原生林をぐるりと周遊する観光道路なのだが、料金所で道中未舗装区間が4キロあるのでお勧めできないと言われる。少々の道なら大丈夫だと思うが、昨日までかなりの大雨が降っていたし、わざわざ声を掛けてくるということは危ないのかも。
 この所体力が落ちてきているのも実感し始めており弱気にも周遊を諦め、若草山まで行って引き返すことにした。周遊しない以上、眺望もあまり大したことなく、正直お金払って行く必要なかったな。

 次の訪問地は石上神宮。日本書紀によれば神宮といえば、伊勢・出雲と並んでここという日本三大神宮の一。春日大社が鹿ならばということでもなかろうが、鶏が放し飼いされていた。「コケコッコー」とやかましい。んーでも鶏の鳴き声は邪を払うとかあったような。
 厳かな感じの池が良い。「七支刀」が発掘された由緒の正しさ。調べると心霊スポットとしても名高いとのことだった。

 この地は天理教の総本山としても高名。「ようこそおかえり」。
 残念ながら教徒風のはっぴを着た人々には出会えず。特徴的な天理大学の建築様式を拝見。思っていた以上に普通の町だった。
 道中、天理ラーメン「彩華」の看板が出ていたので立ち寄ることに。ピリ辛ラーメンということだが思っていたほど辛くない。白菜はいっぱいだがニラはそうでもない。細麺はインスタントでもありそうな味と食感。スープも家で再現できそうな感じで少し肩透かしだった。

 次は目的のひとつだった纏向遺跡と箸墓古墳へ。
 この二つの遺跡は邪馬台国が桜井にあったという根拠となっている。しかし実際に足を運んでみたところ、纏向遺跡は調査がされているような感じもなく、ただの原っぱとなっており、箸墓古墳も規模こそ大きいが、よくある古墳にしか見えなかった。
 歴史館でもあればまた違うのだろうけど、そういった施設もなく残念。同地にある石舞台古墳の衝撃に比べると歴史に思いを馳せることが出来ず残念だった。

 次いで大和国一之宮である大神神社へ。三輪山をご神体とする、これも由緒高い神社。神様の中の神様を祀るということで大神神社という。
 大鳥居は立派。ここを通して三輪山を拝することが出来る。ネットで調べた二の鳥居そばにある駐輪場は原付まで。大型バイクは停められず。ゴールデンウィークとは言えただの平日なのに、参道には屋台が出店しており、参拝客の多さを物語っていた。
 優劣をつけるつもりはないが、山をご神体とする大神神社に一番厳かな感じを受けた。

 本日は観光中心。あまり走らず140.0km。

2023GW 奈良・紀伊 その①

 今年のゴールデンウィークはぴったり週末と重なったことで、4月29日(土)~5月7日(日)まで9日間という大型連休となった。
 昨年夏の続きで九州北側を周ってお城巡りするか、四万十川の流れにそって四国山地を横断しようか、など超ロングツーリングを企図したものの、4/29~30、5/4~7が生憎の雨予報。晴れは5/1~3までの三日間だけと言う残念な案配。それほど遠出が出来そうもない。

 計画変更で二泊三日程度のツーリング先に・・・と考えたのが「高野龍神スカイライン」。
 これまでも紀伊半島へは何度か出掛けているが、正月ツーリングばかり。これは雪の心配がない紀伊半島海岸線ツーリングが中心だったため。結果、冬季閉鎖されてしまう高野龍神スカイラインは訪問できなかった。
 丁度良い機会なので、高野龍神スカイラインと周辺の紀伊半島山地を走ることにしよう。

 さらに周辺を調べてみると、奈良奥山ドライブウェイを発見。そのまま奈良見物も良さそう。大仏で有名な東大寺に春日大社。卑弥呼の墓と言われる箸墓古墳も気になる。
 とりみきの石神伝説を読んだばかりと言うこともあり、周辺にある古い神社を周るのも楽しそうだ。

「初日」

 雨と雨の間に走り回ろうということで、少しでも現地滞在時間を伸ばすため、初日4/30は雨が上がったと同時に出発。奈良近くの快活倶楽部で仮眠を取ることにする。
 関東地方の雨上がりは19時。かなり遅くなったので仮眠してから23時ごろ出発。夜間の高速走行は割と寒かった。
 ちょこちょこ休憩を取りながら鈴鹿の快活倶楽部へ。到着が翌3時30分頃。走行距離は313.5km。
 お目当ての鍵付き個室は空きがなく、リクライニングシートで仮眠。