2015年2月26日木曜日

タクトオブマジック その5

 積みゲー消化「タクトオブマジック」。ついにクリア。
 光のルーンを選択し、いわゆる王道ルートを進んだためラストは甘い感じの終わりに。
 最近遊んだRPGは疑問が残るというか余韻の残る終わりが多かっただけに、純粋ハッピーエンドというのもたまにはいいか。
 クリアしたら闇のルーンを選択した場合のエピソードを続けることもできるようになり、最初からやり直さないでよい点は親切だなと思った。もっとも疲れたし、あんまり興味ないので遊ばないけれど。

 疲れた原因は最終局面。
 敵のルーンモンスターが強力で味方ユニットが簡単に撃破されてしまうので気が抜けない。ボスも間近にいたりするので、攻撃、防御、占領などを忙しく指示しないとすぐにやられる。
 特に闇のルーンの攻撃力が高く、さらに連続ダメージを喰らうのであっさり撃沈なんてことも。最終面などは1時間近くやってはやられてやり直しを繰り返すはめに。最後はちょっとゴリ押し気味に体力回復魔法を唱えまくっての辛勝だった。

 クリアしてみての感想は「うもれた名作」かな。
 ステージによっては操作が忙しくて大変なところもあるけれど、RTSの醍醐味とも言えるし、物語、人物描写(一部の賢者があっさりだけど)、システムとも丁寧に作られている。
 肝の魔法詠唱システムが面倒といえば面倒だけど、部隊を指揮しながら豊富に用意された魔法の中から適切なものを選択してルーンを刻む。というのも難易度を形成する一要因となっているので、簡単に無くせばいいとも言い難い感じではある。
 イージーモードを用意して、詠唱中は行動ストップ。または各ユニットが成長して強くなるなどの要素が入っていれば、もう少しとっつき易くなったかも。

 終盤で頭使いつつ忙しいユニット操作を強いられたため、次のソフトは気楽なものにしたい。

2015年2月23日月曜日

タクトオブマジック その4

 積みゲー消化「タクトオブマジック」。いよいよ物語も佳境にはいる。
 四人の賢者から認められ、四つの上位ルーンを入手。闇のルーンが継承されることを阻むため、王都エンタールにある神界の門へ。

 ここで何とシナリオ分岐。光と闇どちらのルーンを継承するか?というもの。
 このゲーム、オートセーブなので選択しなかった方は最初からプレイすることになるのか。まぁやることはなさそうだけど。

 とくに悩むことなく光のルーンを継承。これは以下の理由がある。

 ・死にかけた兄の言葉が真実とは言えない(暁の大聖ハンナの謀略があったというもの)
 ・過去は捨てて未来を作るというお題目で進んできたこと
 ・そしてこれまで進んできた道のりを否定することはできない

 こうして王道を進むことに。

 戦闘はかなり難易度が高くなってきている。時間制限と少ないユニット数が原因。時間を掛ければ、あるいは物量作戦ができれば楽勝なのにと思う場面しばしば。兄にして闇の皇帝ウィルバーとの戦いは何度もやり直すはめに。
 最終的には自分を囮に使うことで何とか撃破した。意外と頭を使わさせられる。

 また純粋戦闘だけの舞台以外にも、パズル的なステージや敵から逃げるというものも。豊富な魔法と併せて、変化のある遊び方が用意され、なかなかの良作だと改めて感心。

2015年2月22日日曜日

タクトオブマジック その3

 今回から表題の「○日目」をあらため「その○」にした。ブログを毎日更新しているわけではないし、その間ゲームを進めていたりするので、○日目という表記がそぐわないから。ささいなことですが。

 こうしてタクトオブマジックは何日か進めていて、現在基本4ルーンに加えて上位ルーンの土、風、火までを覚えたところ。現在四賢者を味方にすべく各地の泉をまわってます。物語はこんな感じ。

 四賢者とそれを束ねる暁の大聖によって継承の儀が行われ、光のルーンを継承。これが光の継承者たるエンタール王家の役割。
 しかしオーヴィルの父である国王グスタフが暗殺され、第一継承者にして兄であるウィルバーが闇に落ちる。
 かくて宰相イゴールの策略によって五年前闇の継承が行われようとしたが、暁の大聖ハンナと風の賢者ロバートがこれを阻止した。

 再び宰相イゴールは四つの泉を制圧。賢者をとらえ闇のルーン継承を企む。そして兄ウィルバーは闇の魔手としてイゴールに操られていた。
 オーヴィル率いるエンタール解放軍は野望を打破するため四賢者のもとを周り、イゴールに先んじて光のルーン継承を目指す、というもの。

 ルーンが増えることによって、出し惜しみすることなく使える魔法が増えていく。正直覚えきれないほど。表にまとめて自分なりにわかりやすいようにしたが、これだけいろいろ魔法が使えるのは結構すごいね。
 攻撃魔法だけでなく回復、防御もあるし、地形を変化させたりトラップを設置したりなどの魔法もあってバラエティ豊か。

 魔法が増えたことでWiiリモコンを使ってシンボルを描くのがどんどん面倒くさくなってきた。加えて結構短めの設定タイムなこともあり、戦闘はかなり忙しい。
 またリアルタイムで進んでいくことも(ルーンを描いている間も戦闘は止まらない)、忙しさに輪を掛けている。
 さらに問題なのはリモコンでルーンを描くのがこのゲームの売りなのが厄介。恐らくテストプレイにおいて開発者も頭を悩ませたんじゃないかな。

 また今回出てきた火のマップには溶岩地帯があり、予想通りスリップダメージがある。戦場に立つ各ユニットにはレギオンと呼ばれる子分がついて回るのだが、細かな操作をしても戦っている最中溶岩の中に入っていったりしたりでストレスマッハ。
 回復魔法や補助魔法でカバーできるし、それを想定してつくられてるんだろうけど…。ゴリ押ししにくいという点で立派なストラテジーしてる、という感じなのかな?

2015年2月18日水曜日

タクトオブマジック 2日目

 積みゲー消化のタクトオブマジックは、本日第三章までクリアした。チュートリアル的な序盤が終わり、四元素に対応したルーンが揃う。物語の全貌もだいたい分かってきた所。

 五年前、闇の継承の儀を妨害された神聖エンタール帝国宰相イゴールは、再び闇のルーンを継承すべく、各地のマナの泉を制圧し始めたというのが舞台。

 主人公オーヴィルはエンタール王家の最後の希望にして光の継承者。12歳の時に起きた戦いで記憶と魔法を封印されていたが、17歳になって覚醒。風の賢者ロバートからエンタール解放軍を受け継ぎ、イゴールの野望を阻止する。

 こんな感じ。

 宰相イゴールの右腕であり、賢者ロバートに深手を負わせた黒の魔手。まるで風の谷のナウシカに出てきたような出で立ちだが、おそらくこいつはオーヴィルの兄貴なんでしょうな。

 Wiiの性能と子供向けということもあり、同時に扱える部隊が自分含めて四隊。主人公と幼なじみのガーディアン「シャーロット」を入れると、他に二部隊しか編成できず。またマナタワーを占領できるのがモンスター部隊だけとあって、これから仲間やモンスターが増えると思われるものの、活躍させられるか微妙。
 すでにサミュエルという遠距離攻撃できるエルフが仲間に入り、モンスターも増えたが、結局同じようなユニットばかり使うようになってしまい残念。

タクトオブマジック

 積みゲー消化シリーズ。今回はタクトオブマジックにした。前回がアクションゲームだったので、ストラテジーを選択してみた。

 実はこのソフト以前購入して・・・確か発売してすぐに定価購入だったと思う・・・、ちょっと起動してすぐにやめてた後、売り払ってしまった。
 チュートリアルが長くていらいらしたことと、Wiiソフトにありがちな独特の操作法がどうも体に合わなかった記憶がある。
 その後何回か気になっていて、値段も安くなっていたことから再購入。しかし遊ぶ時間がとれなくて結局寝かしていたという経緯。今回第一章と第二章のダブルーンを極めるところまでをプレイした。

 前回挫折したWii独特の操作感。
 つまるところWiiリモコンを動かしてルーン文字を描いたり、ヌンチャクを上下して魔法を発動させたりというのが売りなのだが、正直面倒くさい以外の何者でもない。
 リアルタイムストラテジー(RTS)なのでこまかくユニットを操作しなければという時に、ルーンをいちいち刻まねばならないのがテンポを阻害しているのだ。
 家庭用ゲーム機とRTSは操作デバイスの点でPCとマウスの組み合わせに対しはるかに劣るものの、Wiiリモコンはその点ではマウスに近い操作性を持ってるだけにもったいないなぁと思う。

 とは言えそれ以外はとても丁寧に作り込まれている。グラフィックはWiiにしては上等な部類で、WiiUで遊んでいるからと言うこともあろうが、国産PS3ソフトと同等。ポリゴン数と処理速度の関係でユニット数は少なめだが。

 シナリオも深みをもって作られた王道ストーリーで、また登場キャラクターも丁寧に描かれているし、萌えアニメ路線ではないあたりが良い。国産RPGの名作が数多く登場していたスーパーファミコン時代の頃に似ている。

 これでルーンを描くとかなければなぁと思うが、それこそこのソフトの売りを否定するので何とももったいないとしか言わざるを得ないのである。

 ちなみにこのソフトあまり売れなかったようだが、PS3の戦場のヴァルキュリアしかり、こうした良作SLGが陽の目を浴びることなく消え去ってしまったのは悲しい。現在の据え置きゲーム機劣勢市場の発端を見るようである。
 確かにこうした真面目なソフトをお金掛けて開発するよりは、萌え絵を採用してニッチな層を狙うとか、定番ソフトの続編を出した方が安定しているだろうし、何より携帯ゲーム、スマホ辺りで開発した方が開発コストも少なくリターンはでかい。結果据え置きゲーマーはさらに減っていくという悪循環。
 若者の人口比率を考えれば、今後逆転することはあり得ないのがさらに悲しい。

2015年2月16日月曜日

Ninja Gaiden 3 Rador's Edge 3日目

積みゲー消化 Ninja Gaiden 3 Rador's Edge 3日目

 3日目と言いつつ、ブログを更新してないだけで、ちょこちょこ進めてきた。んでクリアーしました。
 ゲームスタイルは最後まで「HERO」モード。体力が残りわずかになると自動ガード発動で無敵状態になるので、ボタンを適当に押すだけで敵をバサバサと切り裂いていける。当然スムーズにクリアできた。
 途中QTEイベントがあり、しかも押すべきボタンが提示されない箇所があったりと、そうしたイベントでは失敗=即死となってしまうが、通常の戦闘ではボス含めてほぼ死なない。
 本来は自分でガードを駆使しつつ多数の敵をなぎ倒すのが楽しいのだろうが、まぁぬるいHEROモードでも充分に楽しめたかな。

 ストーリー的に言うと、和製ゲームにありがちな、少ない登場人物が事件のすべてに関わるというちみっちゃい感じで終始。

 ・黒幕は相棒の女性の義理の兄
 ・謎の仮面の男は義理の兄の兄
 ・ラスボスは仮面の男と相棒の女性の姉の間に生まれた娘

 こんな感じ。まぁアクションゲームにストーリー求めてもしょうがないから別にどうでもいいが。

 途中のグラフィックも結構手抜きでPS2レベル?と思わせるところもしばしば。どうやら同じチャプターを何度もプレイして、カルマという技を増やすポイントを貯めたり、隠されたアイテムを探し出したりするといったやり込み要素の強いゲームなので、今回のようなイージーモードでお手軽にクリア目指す、ってだけだとこのゲームの本質はわからないかもしれない。

 あと人体欠損と血しぶきドバーッがなかなかすごかったね。とは言えスピーディな展開の中で行われるので、それほどグロテスクではない。刀振り回して人体欠損と、どうしても「お姉チャンバラ」を思い出してしまった。

 さて今回はアクションゲームやったので、次はちょっと思考型ゲームをやりたいかな。

2015年2月10日火曜日

Ninja Gaiden 3 Rador's Edge 2日目

積みゲー消化 Ninja Gaiden 3 Rador's Edge 2日目

 いよいよ新章突入。ゲーム内では三日目からのスタート。あやめ編があるなので単純計算は出来ないが、七日で世界を滅ぼすと声明を出しているので、ゲーム内七日目が最終ステージとなるのだろう。わざわざ「Day 3」みたいに表記するのであればなおさら。
 ちなみに本日はDay3,4をクリアした。

 前回終了時刀のレベルを2へしたのだが、劇的に行動しやすくなった。コンボもつながりやすくなったし、ガードする敵もすぐに崩せて倒しやすい。
 かなり爽快感は増した。もっともHEROモードなので、ライフが残りわずかになると自動ガード発動。ほとんど無敵?状態なんだが。

 適当にボタン連打してるだけでバサバサと敵を切り刻んでいくのは楽しいが、本来は回避ボタンを駆使して敵の攻撃を避けながら、隙を見て攻撃していくものなんだろうけどね。
 正直このゲームを極めようという気にまではなれないし、時間もないのでこのままHEROモードで俺つええーーー!を堪能する。割と楽しいし。

 Day3では攻撃ヘリの爆撃やティラノサウルスの猛追を逃げるというイベントがある。画面奥から敵が迫り、自分は画面手前へと逃走していくのだが、障害物などは当然目の前に来るまで存在はわからず、それでいて障害物に少しだけでも引っ掛かったり、抜けるのに手間取ると即死という、完全覚えゲーとなっている。

 こういった表現は自分の知る限りセガドリームキャストのソニックアドベンチャーあたりが最初ではないかなと思うが、あまり楽しくは思えない。
 シビアなタイミングで障害物をクリアすることを要求されるため、迫りくる敵などをじっくり見たりしているわけにもいかず、迫力を感じることができない。
 映画的演出なのだが正直成功しているとは思えないんだが。

 Day4では性格の悪そうなおばさん研究者登場。しかしチャプター最後ではあっさり生贄とされてしまうという、キャラ立てを考えてないのか?的扱いに苦笑。もうちょい引っ張ってもよかろうに。

 LoA(ロードオブアルケミー)の仮面の男は、神を創造しようとしているらしい。声明から推測するにその神はどうやら破壊神と思われる。

2015年2月9日月曜日

Ninja Gaiden 3 Rador's Edge

積みゲー消化 Ninja Gaiden 3 Rador's Edge

 「零 濡鴉の巫女」に引き続いての積みゲー消化は、WiiUのローンチタイトルでもあった「Ninja Gaiden 3 Rador's Edge」。サブタイトルのRador's Edgeというのはカミソリの刃のことで、敵を倒すと首や手足、胴体などを切断でき、血しぶきもブシュー!という、最近では珍しいソフト。

 ゲーム内容は無双シリーズのような感じで、ステージを進みながらYYYX(弱弱弱強!)のようなコマンドを入力していって敵を蹴散らしていくもの。
 この手のスタイリッシュアクションというか、ズバリ無双ゲームは、何本もソフトが出ていることから根強いファンがいるものと思われるが、あまり自分には向いていない。
 初めて遊んだのはガンダム無双2で、これがイマイチ。本家の真三國無双なら面白いのかとプレイしてみたがやはりハマレズ。だめもとで真北斗無双も試してみたが、やっぱり自分には面白さがあまりよくわからなかった。
 どうやら頭空っぽ、とは言い過ぎかも知れないが、とにかくバンバンボタン連打して敵を蹴散らす俺カッケーみたいなゲームスタイルが好きな人には合うのだろう。

 そんなわけで少しだけ遊んでみたものの放置してしまっていたが、この際だからクリア目指して遊んでみることにした。奇しくも「零」と同じくコーエーテクモつながりということになった。

 ゲームモードはいわゆるイージーモードの「HERO」を選択。「Normal」で遊んでみたところ、一瞬で惨殺。しかも三回やり直して三回とも瞬殺だったので、Normalモードをあきらめた。少し敗北感。

 本日は前回お試しでやった所まで。二日目の二、あやめのステージまでクリアした。
 ストーリーはよくある感。謎の錬金術師「ロードオブアルケミー(LoA)」が世界征服を企図。さらに主人公「リュウ・ハヤブサ」の右腕に呪いを掛けた。リュウは呪いに冒されつつ、LoAの組織殲滅に乗り出すみたいな感じ。
 子供向けアニメくらいの設定だわな。

 HEROモードでは体力が少なくなってくると自動ガードがガンガン発動するので、ほとんど死なない感じ。なので本当、ボタンを適当に押していくだけで敵をなぎ倒せるので爽快感はある。
 ガードの堅い敵などがたまに現れ攻撃をキャンセルされたり、飛び道具を使って遠くから邪魔してくる敵が出てくるとうざい!と思ってしまうくらい。
 こうして頭カラッポ、見た目だけ重視ゲームが蔓延していくのだろうな・・・なんて自省。もっともグラフィックはそこそこレベル。お金掛かってないなーとは感じてしまう。

 操作性は、戦闘シーンこそほぼ弱強連打だけなので問題ないが、探索シーンでジャンプや壁に捕まるなどのとき、他のボタンを誤爆しがち。具体的にはZL、ZRでしがみつくのだが、これL、Rでも問題ないだろうに。
 むしろ探索時はL、Rスティックがホームになってるのだから、クレイジークライマーのようにスティックでしがみつければいいのではと思った。特にWiiではPSにおけるL2、R2ボタンをZL、ZRと呼ぶのだが、なんだかわかりにくい。

2015年2月5日木曜日

零 5日目

積みゲー消化 零 5日目

 本日は雨のため仕事お休み。一日中「零」をプレイしてエンディングまで到達しました。結局チャプターは13+最終章まで。9~14まで一気に攻略したことに。

 射影機による戦闘がどうも慣れなかったのだが、カメラの強化とレンズが増えたことで、だいぶん戦いやすくなった。特に深羽と夕莉の使う怨霊を遅くさせる能力が抜群。
 逆に二人の射影機ばかりカスタムして、素の性能が高い作家の射影機は強化しなかったため、最後の方では作家の四連射はフィルムを消費するばかりで、使いにくくなってしまった。

 なおネタバレ満載でお送りします。

クリアでだいたいわかったこと。

 日上山では水を神体として崇める信仰があった。死を前にした村人は山に入って死んでいく。その最期を看取るのが巫女の役目の一つ。
 いま一つの役目は水が清くあるように、黒い水が溢れることを防ぐこと。黒い水が溢れるとあの世とこの世が混ざり合ってしまう。

 黒い水を封じる役目をおびた巫女は柩籠に入る。柩籠に入った巫女は婿を持つことが出来る。これは二人で柱となった方が、長い間苦しみに耐え、封印の役目を果たすことが出来るため。
 柩籠にて柱の役を担うことになった巫女「逢世」は、婿に選んでもらうために一枚の写真を撮影してもらう。この写真をとったのが射影機を発明した「麻生」博士だった。
 写真は魂を吸い取ってしまうという迷信があるが、射影機の力か「逢世」の弔写真は、彼女の魂が入り込んでしまっていた。

 日上山と別の場所で幼くして巫女であった「白菊」。体が弱く一度危篤状態に陥ったことがあり、「死に近いものほど強い柱となる」という日上山の迷信によって、彼女は柱となる。日上山へと向かう前、幼い日の「麻生」博士は彼女の後ろ髪を受け取っていた。その記憶が博士と瓜二つの作家「蓮」に託されることとなる。

 逢世は柩籠へ入り柱となるが、その頃山では巫女の連続殺人事件が起る。その風景を感知してしまった逢世は柱になりきれず、箱から黒い水を撒き散らして飛び出てしまう。黒い水に満たされた湖で彼女は永遠に死ぬことはないが、体は蝕まれ怨霊と化した。
 これが災厄の原因。

 殺された巫女たちも黒巫女となり、死を看取るどころかあの世へ誘う怨霊となった。黒巫女によってあの世へ引き込まれた者もまた怨霊となってしまう。
 つまり日上山はすでに黒い水が溢れてしまっている状態といえる。女学生の冬陽や春河はそんな日上山に取り憑かれ、結果命を落とすことに。

 かくて黒い水を鎮めるため、さらに五つの柱が必要とされ。
 ・深羽(序章で登場の少女、影見の能力をもち、人を信用することができない。母を探している)
 ・夕莉(主人公。影見の能力を持つ。人ならざる者を見ることが出来、死に近い)
 ・密花(夕莉の保護者。影見の能力を使ってもの探しをしている)
 ・深紅(深羽の母親。亡くなった兄と再び会いたいと、あの世への旅路を求めて柱に)
 ・累(蓮の助手。実は女性なのかな?)
が日上山へと誘われ、柱となってしまう。


 最後・・・・

 五人の生け贄は解放されたが、黒い水を封印する逢世に殉じて、夕莉は彼女の元へ。蓮のエンディングは選択エンドで、花嫁として逢世と白菊を選ぶようになっていたが、逢世は夕莉に任せようと思い白菊ルートへ。そのまま白菊とともに柩籠に入るのかと思いきや、なんと白菊を射影機で攻撃!どうやら白菊は成仏した、となっているがあまり感心しない最後だったな。
 ストーリー展開上、夕莉の最期より先に結末が語られるのだが、二人の登場人物がともに殉死して終わりというのはどうかってなったのかな。
 累との関係もうやむやだし、何故麻生博士の記憶が宿ってるのかも意味不明。顔は瓜二つだったから往き帰りだったのかな。この辺はあえてぼかしたのかね。

 結局日上山にはラスボスちっくな奴はいなかったということ。逢世が一応その存在だが、悪さをしようとしているわけではなく、ともに黒い水を封じるため、相棒が欲しかった・・・ということ。
夕莉が共になったので、黒い水も治まるのでしょう。きっと。

 後半のチャプターは無闇に戦闘シーンが多くて若干辟易とした。ストーリーが盛り上がってきているのに、いらない戦闘を何度もさせられるのがうんざり。アイテム取ろうとする度に手が出てくるのも面倒くさかったし。
 出てくるのが必然な敵は仕方ないけれど、何度も何度も同じ敵、しかもうざい攻撃方法のやつが複数でてくるのはイライラしたね。
 また14章にもわたる長いストーリーの割には伏線が回収しきれてないように思えるし、この手の和製ホラーにありがちなれどしっくりくる結末じゃないからクリアしたど!という達成感、満足感には少々欠けるかな。

 射影機の操作性も最後の方は強化されて戦い易くなったけれど、全般的に使いにくい。パッドをカメラに見立てて、とはならず、結局テレビ画面だけみてプレイしてたので、この点においても成功したとは言い難い。
 ただし探索中、手元にマップが表示されているのは便利だったね。

 影見という能力で次に行く場所を案内していくというのは良いアイデアだった。ホラーゲームというジャンルにもしっくりくるし、目的地まで走っていってフラグ立て!みたいな感覚から離れていて素晴らしいと思った。洋ゲーFPSにありがちなあれはどうも無味乾燥というかゲームっぽすぎてよくないよね。あいつら頭使ってなさすぎ。
 他にも写真を撮ることで謎解き(アイテム探し)を行うなんてのも捻りがあって好感度高し。

 グラフィックは及第点レベル。特筆すべきところはなし。個人的には女性の顔がどれも似すぎていて、区別がつけにくかったのがイマイチだった。

 クリア後外伝的ストーリーが追加され、また蓮の別エンディングも気になるので、もうちょいとこのゲームを続けて他に移ろうかと思います。

 さてWiiUでの発売だったのでそれほど本数は見込めないでしょうし、仮にPSで発売されてもそれほど馬鹿売れするジャンルでもないことも事実。
 されどこの手のゲームがメジャータイトルの合間に何本か発売されるというのが、本来はゲーム市場の幅を広げるという意味で必要なんでしょうけどね。どんどんゲームが縮小していくのは残念なことだわ。

2015年2月3日火曜日

零 4日目

積みゲー消化 零 4日目

 チャプター7,8終了。ミッション消化率はまだ37%なので、クリアまで半分も行ってない?その割にはストーリーは進んでいるようにも思われる。

 7章で通る墓場は、水に使っていて身動きが取りにくい。そこに怨霊が何体も現れるので、正直うんざりしてしまう。火の玉のような飛び道具をいくつも撃ってくる陰陽師のようなのが、同時に3体くらい登場したあたりで、とんずらすることに決めた。
 その後も動きが素早く、攻撃力の高い黒い老婆や、つかまるとゲームオーバーの黒い巫女などが登場。かなりハードなステージだった。
 FPSぽい作りではあるが、以前述べた通り、一度撮影するとフィルムの装填に時間が掛かるので、その間に攻撃を喰らってしまいストレスだけ溜まる。
 かと言って先んじて攻撃しても火の玉状のものを巻き込めないので、ほとんどダメージが与えられないわけで。んー戦い方がおかしいのかな?

 八章は少し特別なステージ。監視カメラで進入してくる怨霊を待ち受けるというもの。自動で切り替わるカメラの映像を見て、異変が起きたらそこへ駆けつけて怨霊と戦う。
 部屋は狭いが、八章の主人公である作家先生の射影機は四連射できるので戦いは楽。それよりも監視カメラの映像に時折あらわれる怨霊たちが不気味で、ぱっと現れる姿はまるで「本当にあった呪いのビデオ」でも見るような恐怖感。
 特に第三者視点で自分(作家)を見る映像や、本来見えない場所である死角の部分が見えてしまうのは、そこに何かいるのは分かっているのに見ることが出来ないという点で、怖さを煽り立てる。背筋がゾクゾクしてしまった。

 ここまでストーリーを引っ張ってきたヒロイン「夕莉」もついに行方不明となり、オープニングで登場した「深羽」が次の章では主人公となるようだ。
 黒幕「黒い巫女」がラスボスだろう。恐らくこの巫女が悪霊の親玉で、黒い水の元凶。これを溢れさせないための柱が必要で、冬陽や春河などが生け贄としてさらわれたのだろう。
 解き明かされていない謎は「白い少女」。彼女は敵か味方か?

2015年2月1日日曜日

零 3日目

積みゲー消化 零 3日目

 三日目といいつつ日付はたっていて、プレイもあれから二日分やっている。いろいろ忙しくてブログ更新していないだけ。

 ゲームパッドにマップが表示されるのだが、これは案外便利。いちいちメニュー画面に切り替えることなく、大きなマップが手元にあるのは探索しやすい。
 射影機の操作においてはあまり成功しているとは思えないが、こんなささいな点こそがWiiゲームパッドの利点だと思われる。
 ただし電源問題がついてまわり、チャプター5のプレイ中に赤ランプ表示されてしまい、充電しながらのプレイとなってしまった。

 現在チャプター6まで終了。序章で登場した深羽という少女を助けたところまで。

 巫女の存在と役割などが手記などによって明らかになってきた。
 ・水=神体
 ・良い水と悪い水があり、巫女は悪い水が溢れないように人柱となっている
 ・人柱=黒い水(悪い水)を満たした箱の中に生きたまま閉じ込められる
 ・悪い水が溢れるとこの世とあの世が逆になる。魂は穢れ、死に逝く者は亡者になる

 こんな感じ。
 ・チャプター6で倒せない巫女の怨霊(気付かず、2回殺された)が現れたので、これがボスなのかな?それにしては顔が雑魚キャラレベルだな。
 ・プレイアブルキャラの一人である作家の夢にも出てくる白髪の少女の役割は?
 ・再び消えた春河や深羽の母親、主人公たるヒロインの目的である密花の行方は?
 このあたりが現在謎となっている。
 密花あたりは巫女の怨霊に取り込まれてラスボスになりそうな感じ。あるいは春河を連れ出した彼女の親友あたりも怪しいかな。