2020年12月30日水曜日

2020年 総括

  明日はツーリングのためブログ更新しないので、大みそか前ではあるが今年の総括をしようと思う。と言っても大げさなものではなく、ただの雑記。

1.コロナウィルス
 現状自分の周りで感染したという報告がないので実感がわかないが、日々のニュースや外出自粛要請、マスクの着用、オリンピック延期、GoToトラベルの休止など、日常生活への影響は感じられた。
 ワクチンが広まれば終息するだろけど、世界的な流行を考えればあと2~3年くらいは現状のままだろう。こればかりは外せない今年一番のニュースだった。

2.バイクツーリング
 今年のバイクツーリングはコロナの影響があったものの、振り返れば例年通りよく走った。自粛要請の出たゴールデンウィークはあまり走れなかったが、GoToトラベルを利用した1泊2日のツーリングに何度か行けた為。
 新年 四国
 GW 鹿島神宮~房総半島一周
 8月 北海道
 他 北関東、ロマンティック街道、琵琶湖、R152
 コロナの影響でバイクイベントが軒並み自粛となったのは残念だった。

3.キャンプ
 今年からキャンプを始めた。道具は去年から少しづつ買い揃えていたが、どうもおっくうになってしまっていた。北海道ツーリングに行くことになって、ついに!という感じ。一度試せば勝手も分かって、ここが不便だからこれを買おう、今度はこんなことをしてみようといった具合になり、いつしかキャンプにはまってしまった。
 Youtubeやアニメなどの影響もありキャンプブームが到来している為、週末は大混雑しているのがネック。来年は春先くらいからぼちぼち再開したいと思う。

4.今年のベストゲーム
 特に該当なしかなぁ。結局、スプラトゥーン2を中心に他ソフトをぽちぽち遊んでいた感じ。最近遊んだゼルダ無双は結構はまったが、ベストゲームという感じではなかったな。
 1ー3月 ディアブロ3
 4ー5月 ドラクエビルダーズ2、ゼノブレイドクロス
 6ー8月 ゼノブレイドDE、マイクラダンジョンズ
 9ー10月 ヘラクレスの栄光3、ピクミン2、マリオ3Dコレクション
 11ー12月 ゼルダ無双
 こんな感じで過去に買ったソフトの再プレイも多く、スプラトゥーンは一年を通して遊んでいた感じ。

5.買い物
 今年の大きな買い物は
 ・4Kテレビ(HISENSE)
 ・ジェットヘルメット(JクルーズII)
 ・スマートフォン(XPERIA10II)
 ・Oculus Quest
 ・WiFiルーター(TP-LINK AX1500)
 生活家電の買い替えを割と行った。どれも壊れたから買い替えというより、アップグレードのための更新。値段の差がありすぎて、国産メーカーを買わなくなったのも注目。もはや商品の質的には変わりがないし。
 その中で新たな購入となったのがVR機器である「Oculus Quest」。これについては別に語ろうと思う(前もそんなこと言って、まだ語ってないな)。

6.マジェスティ
 今年はかなり金を使うことになった。想定外。年明けすぐのブレーキ、パッド、ベルト交換から始まって、バッテリー、タイヤ、オイル交換も度々行った。丁度2万キロ越えて来たことで消耗品の交換時期ではあったが、集中してお金が掛かってしまった。
 さらに年末になって再びのブレーキパッド交換と給油口が開かなくなるという故障。ざっくり計算して32万円ほど修理、交換、工賃に掛かった計算。中古で新しいの買えるわ。

2020年12月29日火曜日

2021年 新春ツーリングが決まる

 新春ツーリング2021について、ずっと行き先を悩んでいた。昨年は四国一周、一昨年が紀伊半島一周。長く休みの取れる機会だし、できれば〇〇一周という感じのロングツーリングを楽しみたいのだが。

 いくつか条件を考えた。冬だから北国は却下ということで北海道、東北、北陸が消える。また日本100名城の未訪問地域ということで甲信、東海、四国が消えた。残すは近畿、中国、九州。
 せっかくだから九州へ行きたい。熊本には有名なツーリングスポットもあるし、GoToトラベルを使えばフェリー代も安くなるし。なんて思っていたのだが、まさかのGoToトラベル休止。となると残りは近畿か中国地方となる。
 ここ最近寒波の影響か寒い日が続く。降雪を考えると日本海側はちょっと走りたくない。姫路方面へ行った際、瀬戸内海側の山陽地方にあるお城をかなりはしょったので、もう一度行ってもいいかなとは思った。しかしなんか煮え切らない。どうせ中国地方へ行くのであれば、山陰地方もまとめて訪問したいからだ。特に出雲大社と大山へ行ってみたい。
 こうして近畿地方が候補となる。が、大阪や京都にはこれと言ったツーリングスポットが思いつかなかった。であれば青春18きっぷを使って、のんびり鈍行旅行もありか?と考える。大阪、奈良、京都。スケジュールが合えば広島と名古屋も行ってみたい…なんて思ったが、よくよく考えればこのコロナ騒ぎの最中。電車という密閉空間に閉じこもるのはあまりよくないなぁ。

 結局、大阪と京都の中心部をスルー。千早城や高取城といった外れにある お城を巡りつつ、二度目の紀伊半島一周を計画することになった。前回は和歌山から津まで一日で走った為、旅情も何もない旅だったが、今回は志摩と田辺にて宿泊。もう少し余裕のあるツーリングになるだろう。
 また最終日は帰りの道中にあたる伊賀上野城、時間が取れれば名古屋城、岡崎城に立ち寄る予定。

 詳細は未定だがツーリングプランは以下の通り。

12/31 小田原~(伊勢湾フェリー?)~志摩
 フェリー料金がちと高い(乗船料込みで6千円ほど)が、せっかくなのでクルージングしつつ、何度も行っている四日市、鈴鹿方面をショートカットできるのは興味深い。

1/1 志摩~串本~田辺
 紀伊半島を時計回りに進む。志摩から尾鷲は前回高速を使ってしまったので、今回は下道をのんびり走りたい。新年の朝日を浴びながらのツーリングになりそう。

1/2 田辺~千早城、高取城~奈良(桜井)
 やっとお城巡り。どちらも山城なので見学するかは未定。スタンプだけ押して終わりになりそう。奈良と和歌山の境は楽しそうなワインディングが多い。特に高野龍神スカイラインは有名だが、残念ながら冬季二輪通行止め。

1/3 奈良~伊賀上野城~名古屋城?岡崎城?~小田原
 三が日最終日だし、日曜日だしということで、高速道路の渋滞が予想される。今年はコロナウィルスのため外出自粛ムードではあるが、こうして出掛けるバカもいるわけで予断を許さない。渋滞がひどいようであればどこかの快活クラブか健康ランドに立ち寄って時間を潰す予定。ただしあまり遅い時間まで粘ると寒くなりそうなんだよな。

 詳細なルートはまだ選定中。適当な宿が決まったのが先ほどなので。正直紀伊半島をまわる1/2以外の予定はまったく決まっていない。天気は大丈夫そうだが寒波の影響で山間部はちょっと通りたくないかな。

(追記)
 実際のルートはこうなった


 

2020年12月28日月曜日

ゼルダ無双 厄災の黙示録

 なかなかボリュームがあってクリアできなかった「ゼルダ無双 厄災の黙示録」を、なんとか年内中にクリアできた。コーエーの無双シリーズは何本か遊んだことがあるけど、クリアまで楽しめたのはこれが初めて。原作にあたる「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド(BotW)」が楽しかったことと、その前日譚というストーリー展開だったことが興味を持続できた理由だろう。

 任天堂の代表作である「ゼルダの伝説」。WiiUで発売された前作「ゼルダ無双ハイラルオールスターズ」でもコーエーからのリリースだったが、スピンオフ作品とは言え他社からリリースするというのは異例。グラフィックやユーザーインターフェイス周りも全てオリジナルである「BotW」からの流用となっている辺り、任天堂とコーエーの開発陣がかなり深い関係で取り組んだ作品であることもわかる。
 結果出来上がった作品はまるで任天堂産ゲームのような味わいとなっていて遊びやすい。これが過去の無双作品にはいまいちはまれなかった自分が、クリアまで楽しめた原因なのだろう。

 とは言え「無双シリーズ」のゲームなので、ゲーム内容は画面を埋め尽くさんばかりに現れる敵をバッタバッタと切り倒していくだけ。ボスを含めた敵の種類もそれほど多くなく、同じことを何度も繰り返させるだけな点は変わらない。
 それでもプレイを続けられたのは「厄災の日」を追体験できたからであり、圧倒的な数で攻め寄せてくるモンスターやガーディアンの群れというのが無双シリーズのシステムによく合っていた。
 無双シリーズと言えば、ただ弱強攻撃をつなげていくだけという大味なイメージだが、シーカーアイテムや魔法(ロッド)がワンポイントとなっており、かつ操作性良く出せるため単調な戦闘にならないのが良い。
 ストーリー展開もムネアツで、「BotW」で断片的にしか語られなかったことが功を奏している。特に "リンクが主人公なのに「ゼルダ」の伝説" とは言わせないとばかりに、ゼルダ姫が人々を率いていく辺りは必見。

 正確には if ストーリーであり、もし「厄災の日」に四英傑と神獣が機能し、ゼルダのトライフォースが解き放たれていたら、といった展開となっているので、純然たる「ブレス・オブ・ザ・ウィンド」の前日譚ではないが、おかげでシド王子とミーファの邂逅を始め、ちょっと涙腺を刺激させるようなストーリーにもつながっている。
 ゲームの感想として、一度「BotW」につながるバッドエンディングとし、再プレイで「if ストーリー」のグッドエンディングになれば良かったという意見があったが、確かにその方が一粒で二度楽しめたかなと思った。

 操作キャラとしてリンク、ゼルダ、四英傑だけでなく、未来の四英傑に加え、大妖精、コーガ様、ハイラル王等々、たくさんのキャラが増えていくのは無双ファンにはお馴染みの展開だろうが、それを一々育てていかなければならないというのは手間に感じた。
 自分好みのキャラだけを育てればいいのだろうが、クエストが提示されればクリアしたくなるのも真理で、ついつい寄り道しつつ全キャラを育ててしまう。
 同様にハクスラではないので武器を強化していく必要があるのだが、これにもお金が大量に掛かってしまい手間だなと感じた。

2020年12月20日日曜日

クローバーフィールド パラドックス

 映画「クローバーフィールド」シリーズは、ネットでの動画配信などを駆使したモキュメンタリー手法で話題となった第一作。続編ながら第一作とほとんどつながりがない所か、モンスターパニックから密室スリラーへとジャンルを変えた第二作と、次はどんな作品になるのだろうと興味深かった。
 そうして製作された第三作が「同 パラドックス」。劇場公開はされず、Netflixでの限定公開となったので観ることが出来なかったが、ブルーレイで発売され、価格も1000円とめちゃ安だったので、映画館へ足を運んだつもりで購入した。
 第一作、第二作と驚きの映画だったので、今回はどんなお話しになるか期待していた。

 今作はまたジャンルが変わりSFとなった。題名にある「クローバーフィールド」について明かされ、それは資源の枯渇から回避するためにつくられた機械のこと。これが起動失敗して他次元と混ざり合ってしまい、第一作にあらわれたような怪物を呼び寄せてしまう。
 シリーズの謎を回収するため、冒頭でクローバーフィールドの危険性が訴えられ、他次元や時間軸を越えた影響を及ぼしかねないと学者が論じる。あとは予定通り事故が起き、予定通りスタッフが一人また一人と犠牲になるという筋書き。これがまあつまらない。展開に驚きがない。
 主人公は自らのミスで子供を失い、別次元で子供と再開しようとするが、なんちゃって科学モノだから現実味を感じ取れず、コンタクトやインターステラーのような感動には至らない。むしろとってつけたような感じで蛇足感もいい所。ちょいちょい出てくる地球のお話しは予算がないことが丸わかりな上、ストーリー上必要に感じられない。最後のオチも完全に予想がついて驚けない。
 「クローバーフィールド」シリーズとしての期待は外れた。

 第一作がモキュメンタリー手法を取ったことで、まるで現実のようなリアルさ、もしゴジラが現れたらこんな感じなのかもと想像できた。同様に第二作は先の読めないスリラーとして面白かったし、最後の最後までシリーズ物であることをあえて触れないというのが良かった。
 対して今作はあまりにも稚拙。SF設定はどっかで読んだことがありそうなレベルの発想でリアル感がまったくないし、鼻から続編です、伏線回収します、的なつくりにしてはオチにひねりがない。
 勝手に動き出した手が、何故ジャイロの在処を知っているのか。未来の事故で過去に怪物が現れることは百歩譲ったとしても、何故クローバーフィールドという名前でビデオが作られたのか。など、細かな設定の杜撰さも垣間見れて乗り切れない。

 来年第四作が公開されるとのことだが、期待が落ちてしまった。

2020年12月8日火曜日

ドラゴンランス

 Amazonで面白そうな本がないかと探していたら、検索結果の中に「ネアラ」という本が出てきて、懐かしいなあと思った。この本の正式なタイトルは「ドラゴンランス外伝 ネアラ」とあるとおり、かつて流行したRPG小説の一つ「ドラゴンランス」のシリーズ。

 もう40年近く前になる高校生時代。ファミコンのドラゴンクエストがヒットしたことからファンタジー、ロールプレイングゲームがブームとなり、関連書籍がいくつも発行された。その中で富士見書房から刊行されたのがRPGの王道ダンジョンズ&ドラゴンズを背景とした小説群があり、そのひとつが「ドラゴンランス」だった。
 「指輪物語」に勝るとも劣らない内容と思うのだが、関連書籍は一杯あるものの本格的な映像化企画が立ち上がっては消えで一般的な知名度は低い。

 そんなドラゴンランス。自分は大好きで小説は大体読んでいたが、この「ネアラ」はシリーズ完結しないまま終了したことから未読。懐かしさもあって今回読んでみようかと思ったが、Amazonの検索結果を見ると電子版は1,650円とお高い。しかし古本を調べると300円程度だったので、これくらいならと購入する。

 Amazonの検索結果からは関連書籍として漫画版がピックアップされていた。昔も「グラフィックノベル」というシリーズで、アメコミ風の漫画版が発行されていたが、それとは別のものらしい。さらに本編では断片的にしか書かれていない英雄ヒューマの物語を漫画化したものもある。
 どちらも今年になってから発行されたらしいが、何で今更ドラゴンランス?
 購入者レビューによればかなり癖のある絵柄らしいが、せっかくなのでこれも買おう。久しぶりで「ドラゴンランス」の世界に飛び込むのに、漫画版というのは手軽だ。

 さらに偶然訪れたドラゴンランス熱で、今まで欲しい欲しいと思いつつも買うのを諦めていた「”憩いの我が家”亭異聞」を買ってしまった。富士見書房からドラゴンランスシリーズが発刊されていたころにリリースされた関連本で、「ドラゴンランス ファインアート」という画集は購入したものの、こちらはお金がなくて買えず仕舞い。
 ずるずると買い時を逃すまま本屋では見掛けなくなり、それでも心のどこかに引っ掛かっていて、たまに思い出してはAmazonやヤフオクなどで値段を調べていたりしたが、大抵1万円近いプレミア価格となっていて購入には至らなかった。
 今回の巡りあわせはかつて夢中になったドラゴンランスシリーズとの最後の邂逅かもしれないと、思い切って購入。駿河屋で5,800円。

 世の中のブームとは無関係なマイ「ドラゴンランス」ブーム。長年想い焦がれていた「”憩いの我が家”亭」がついに手元に来たというのは感慨深いなあ。英雄ヒューマの物語も楽しみ。これを機にドラゴンランスシリーズ全巻読み直そうかなと思ったり。

2020年12月2日水曜日

高遠城、R152、御前崎 累計2万km走破!

  思いがけず休みがとれたので11月末に一泊ツーリングへ出掛けた。訪問先はまだ訪問していない日本100名城で一番近い所にある「高遠城」以下、国道152号線を走って静岡浜松方面へ南下する予定。ルート途中の飯田市にて宿が取れたので、下道中心ののんびりツーリングで行ってみる。

11/29

07:30 出発
 国道246号線の渋滞が気になるが、今回はスムーズに流れていてほっとする。途中三国峠を越えてショートカット。山中湖畔を越えてR138~139。精進湖まで出て精進ブルーラインにて甲府入り。
 本日も良い天気。遠くに見える南アルプス、八ヶ岳が美しい。

10:40 ①七里岩ライン (県道17号線)
 甲府から茅野、諏訪方面にはいつも中央道を利用しているが、今回は下道で向かう。国道20号線で行こうと思っていたが、マップルで調べてみると県道17号線が推奨されている。韮崎からそちらに乗り換える。
 農村部を走っていく快適ルートで、信号もほとんどないし、車幅も広く整備され走り易い。まるで北海道のような一直線の道もあったり(短いけど)する。
 北には八ヶ岳。来春になったら八ヶ岳周辺を走ってみよう。

 お昼頃、茅野に到着。運動公園でお昼休憩。茅野までの走行距離170km。

13:00 国道152号線
 茅野から国道152号線に入る。未整備区間のあるいわゆる酷道としても名高い。事前に調べておいたが通行止めも多いようで先行きは不安。
 入ってすぐのトンネルを抜けたところで怪しい影。お猿さんだった。のどかだなぁなんて感じながら連続カーブを過ぎ杖突峠を越える。峠を越えるとあたりは山郷が広がり、信州の農村という景色。しばらくのんびりとした道が続く。

13:30 ②高遠城
 R152からループ橋を越え、本日の目的地「高遠城」に到着。茅野から割と近かった。
 このお城は武田家のお城で、織田徳川との最前線に位置する。織田による武田滅亡戦では少数の兵で大軍を迎え撃ち、はかなくも敗れ去ったという。甲府方面へ抜ける街道を死守するための山城で、規模はさほどでもないけれど、水堀や空堀で守りを固め、また本丸からはそのまま城下を見下ろせる作りになっていて、攻め手を寄せ付けないように出来ている。
 戦国中期であればこの程度での大丈夫だったのだろうが、大軍と火砲を用いた織田勢にはひとたまりもなかったのだろうな。 

 城址には沢山の桜が植えられている。桜の名所としても有名らしい。 現在は公園としての利用が中心なのか、各所にお城の見取り図がなくて分かりにくかった。

14:30 ③分杭峠
 高遠城をあとにして再びR152へ。パワースポットとして名高い分杭峠へ。磁場ゼロとか眉唾物だが、マスコミに踊らされる観光客が多いようだ。
 それまで二車線の快速道路だったが、峠付近は一気に一車線しかない狭い道に。離合区間は少なく、確かに車で来たら結構気を使いそう。舗装もしっかりしているし、ガードレールも整備されているので、バイクならそれほどでもないかな。


15:30 大鹿村
 分杭峠を越えて大鹿村へ。この先の地蔵峠にて通行止めとのこと。道の駅にて休憩し県道59号線にて西へ迂回。天竜川に出てから国道は渋滞に巻き込まれそうなので、県道18号線を進んで飯田方面へ南下。そろそろ日没も近い。17時にはホテルに着きたいな。

17:00 ④飯田到着
 夕暮れ迫る中、無事飯田着。本日の宿ホテルルートイン飯田へ。GoToトラベルのおかげで4千円弱で一泊できるのは嬉しい。ルートインは広い駐車場もあるし、大浴場、朝食バイキングもあったりで利用しやすく、値段が安ければ第一候補だ。
 飯田市は天竜川流域にある、山間に囲まれた小都市。長野と愛知、静岡を結ぶターミナルとして発展しているらしい。ホテルが市の中心部からちょっと外れたところだったので、街の感じまではよくわからなかった。
 初日はのんびりツーリングを堪能した。いつもなら時間を気にして休憩などほぼ取らないのだが、今回は30分以上のんびり休憩をとった。これくらいの余裕あるツーリングもいい感じ。高速を使ってないので、原付二種でもいけるルート設定。よく原二で「のんびりとことこツーリング」を楽しんでいるなんて声を聞くが、こんな感じの旅なんだろうか。
 本日の走行距離は272.9km。


11/30

08:30 出発
 二日目。国道152号線が通行止めなので、天竜川沿いに県道1号線を走るルートを設定。県道1号線というからには古い田舎道なのかと思いきや、市街地では昔ながらの狭い道なれど、その間は整備されていて広い二車線道路となっている。天竜川とは離合を繰り返して進んでいく道で、川越えには立派な橋が掛けられている。風景も山間から川沿いなど目まぐるしく変わり楽しい。紅葉シーズンを過ぎてしまったことが残念。


10:30 ⑤通行止め地獄 


 快適に楽しんでいた県道1号線だったが、天竜村付近で通行止めの案内看板が目立つようになってきた。内容は国道418号線の規制に関するもの。R418は天竜川を挟んでR151とR152を東西に結んでいる道路で今回のルートでは利用しない。ただし、一部県道1号線との重複区間があるので気になったが、案内板とGoogle MAPを見る感じ問題なさそう。
 そうこうするうちに重複区間も越え、通行止めも通り過ぎたので大丈夫そう。なんて思った矢先、案内のない通行止め(①)に遭遇。Google MAPにも出ていない。

 通行止め期間が、8:00~12:00と13:00~17:00となっていることから、工事中のみの規制ということで、スマホに表示されていないのだろう。
 ガードマンはあまり状況が分かっていないようなので迂回路を聞くものの、本当に通れるのか不安。まあこれも旅の醍醐味と気持ちを入れ替え、迂回ルートの橋に行ってみる。
 そういえば立派な作りの緑色をした橋があったなと思い出し、行ってみるがこちらも通行止め(②)!


 こちらは完全に通行できないようで、「全面通行止」の文字が厳しい。
 さらに引き返しを余儀なくされ、先ほど大丈夫だとたかをくくっていたR418の通行止め(③)を通り過ぎ、結局天竜村まで引き返すこととなった。
 これどうすればいいんだ?と思ったら、大鹿村から通行止めになっていたR152が、この辺りで地蔵峠付近を越えて規制解除。再び通れるようになっているようだ。

 ただし未開通だがな(④)!
 こうしてかの有名な国道152号線未整備区間迂回路「兵越峠」を通ることとなった。
 いやあ旅っていいなあ。今回の通行止め地獄が無かったらルート選択してないもの。あとで国道152号線を走ったよ、なんて話をした時に自慢できるスポットだし・・・と言い聞かせる。
 峠からは南アルプスの特徴的な山肌を指呼の距離であおぎ感動。小田原から見る丹沢や箱根の山々とは形成過程が違うのだなあとしみじみ。さらに境界線を決める綱引きで有名な国盗り公園を過ぎて峠越え。
 峠の南側はカーブの少ない走り易いルートとなっており、R152に合流してすぐに有名な草木トンネルを通過。この頃になってくると言い聞かせもなしに、こっちのルートを走って良かったと思えるようになった。

 最後にR152の天竜付近通行止め(⑤)に遭遇して苦笑。これは知っていたことなので織り込み済み。R473の迂回路を経由して佐久間方面へ。やっと県道1号線に戻ってきた!かなりの大回りとなって1時間以上のロスタイムにはなってしまったな。

12:30 ⑥県道9号線
 大幅なタイムロスで三遠南信道路によるショートカットに心惹かれる。そのまま高速を使って浜松いなさJCTから東名に乗ればすぐに静岡だ、なんて思ったが、ここまで下道ツーリングをしたので我慢我慢。
 既定のルートである県道9号線を使って、浜松、磐田方面へ向かう。

 しかしこの県道9号線は、なんとも殺風景な狭い林道で、林の中を走っていくので景色がまったく楽しめない。丁度お昼時で工事がストップしていたのが幸い、ダンプカーの往来は止まっていたが、路肩には昼休憩中と思われるダンプを何台も見掛ける。これが運行中だったらさらに走りにくかったろうな。
 延々と続くかと思われたヘアピンカーブに半ば心折れかける。ああ高速を使えば良かった。なんでこっちの道を選択したんだ。なんて心の声に苦笑いしつつ、ついに天竜川へ合流。
 何度目かの天竜川越え。堤防道路となっている県道343号線にて川沿いを南下。河口へ。

14:00 ⑦天竜川河口 竜洋海浜公園
 ついに天竜川の最終点にたどり着く。駿河湾に面した河口口は風が強く、風力発電の風車が何機も立っているほどだった。付近にある竜洋海浜公園にはキャンプ場も併設されているようだが、ここのキャンプは風にあおられそうだなと思った。

 なんやかやあって割といい時間。これが日曜日であれば渋滞を気にしてそろそろ帰ろうかという時刻。しかし今日は平日なのでもう少し足を伸ばすことにする。目指すは御前崎灯台。

15:30  ⑧御前崎
 国道150号線にて東上。静岡県を横断する。国道1号線に比べれば市街地を回避しているだけに走り易いが、渋滞こそないとはいえ交通量は多い。日暮れも気になるころ、浜岡原発を通過して海岸道路へ。ついに御前崎到着。

 崖の上に屹立する灯台は、南からの強風に耐え頼もしい。付近にはアカウミガメの産卵地や恋人の聖地なんかもあるようだ。強い風を利用して海岸線にはウインドサーフィンの群れ。これが夏であれば爽快な感じなのだろうが、冬の夕暮れ間近となると何か物悲しさをまとってしまう。
 岬には静岡県最南端の表示板が。まるで北海道の岬みたい。静岡最南端ってありがたいのかありがたくないのか。本州最南端となれば紀州潮岬になってしまうしで微妙なスポット。
 ここまでの走行距離240km。

16:30 ⑨さわやか吉田店
 下道ツーリングとは言ったものの、もう真っ暗なのであとは高速を使うことにする。せっかくなのでと静岡県にしかないハンバーグ屋「さわやか」が近くにないかと探せば、東名高速吉田IC付近で一軒発見。ルート的にも丁度良いので立ち寄ることにした。

 そして御前崎から一路さわやか吉田店を目指している途中、ついに!

 累計走行距離20,000km達成!!
 いやあ本当によく走った。走っている。やっぱりこの車重と大排気量で疲れが少ないのがいいんだろうな。あきらかにツーリングに出掛ける回数、距離ともに増えたもの。もう手放す際のリセールバリューを気にする必要はない。5万キロ、10万キロを目指して走るのみ。

 かくして「さわやか吉田店」に到着。このお店は先日Youtubeにて知った次第。静岡県限定にすることで、ブランド化や配送コストの低減、チルド輸送による新鮮な食材の提供などのメリットがあるそうだ。おすすめの名物げんこつハンバーグを食す。サラダとセットで二千円近いが、ディナーだと思えばこんなものか。
 提供時にスタッフが目の前で最後の焼き付けを行ってくれるなど、シズル感やインパクトがあって、こんな所も評判になっているのだろう。おいしい!と思えるほどの感動できる味には思えなかった。こんなもんか、という感じ。

17:30 東名高速 吉田IC
 夕飯も食べてあとは帰宅。東名高速は先週の事故が原因か、清水JCTから富士川ICまでの中央分離帯で工事中。他に日本坂トンネルの左ルートが通行止め、愛鷹PA付近で工事による対面通行など、渋滞マークはついていないもののこれから交通量の増える夕刻だし、事故発生などの不安要素がある。
 そこで清水JCTから新東名に乗り換えて大井松田ICへ向かうことにした。思っていた以上にトラックが多く、こんな時間から走っているんだなと思った。

19:30 小田原 帰宅
 無事帰宅。振り返るといろんなことのあったツーリングだったな。
 本日の走行距離408.3km。二日間の総走行距離681.3km。