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2018年10月8日月曜日

マジェスティ VS フェイズ type S

YAMAHA Majesty 
 
HONDA FAZE type S
2012年
発売開始年
2012年
JBK-SG20J
認定形式
JBK-MF11
G359E
原動機打刻型式
MF11E
2175mm
全長
2180mm
770mm
全幅
750mm
1185mm
全高
1150mm
700mm
シート高
755mm
1550mm
軸間距離
1540mm
110mm
最低地上高
130mm
188kg
車両重量
185kg
107cm 60L
トランクルーム長/容量
96cm 50L
38.0km/L
定地燃費値
43.0km/L
水冷4ストロークSOHC4バルブ
原動機種類
水冷4ストロークOHC4バルブ
単気筒
気筒数配列
単気筒
249cm3
総排気量
248cm3
68.0mm×68.6mm
内径×行程
68.0mm×68.5mm
10.8:1
圧縮比
10.2:1
14kW(19PS)/6500r/min
最高出力
17kw(23PS)/7500rpm
22Nm(2.2kgfm)/5000r/min
最大トルク
23Nm(2.3kgfm)/6000rpm
9.1kg/PS
パワーウェイトレシオ
7.3kg/PS
セルフ式
始動方式
セルフ式
ウェットサンプ
潤滑方式
圧送飛沫併用式
1.70L
エンジンオイル容量
1.40L
12L
燃料タンク容量
12L
TCI(トランジスタ式)
点火方式
フル・トランジスタ式バッテリー点火
12V8.6AH(10H)
バッテリー容量
 
YTZ10S
バッテリー型式
YTZ12S
1.000
1次減速比
2.444
7.325
2次減速比
 
乾式、遠式、シュー
クラッチ型式
 
Vベルト式無段変速
変速装置
無段変速式(Vマチック)
オートマチック
変速方式
Honda Sマチック Evo搭載
2.400~0.780:無段変速
変速比
2.450~0.800:無段変速
バックボーン
フレーム形式
バックボーン
27°00'
キャスター角度
26°50'
106mm
トレール量
89.0mm
110/90-13M/C55P
タイヤサイズ(前)
110/90-13M/C 55P
140/70-12 65L
タイヤサイズ(後)
140/70-13M/C 61P
油圧式シングルディスク
制動装置型式(前)
油圧式ディスク
油圧式シングルディスク
制動装置型式(後)
油圧式ディスク
テレスコピック
懸架方式(前)
テレスコピック
ユニットスイング
懸架方式(後)
ユニットスイング
ハロゲンバルブ/12V 55W×2
ヘッドランプバルブ
12V 60w/55w
2名
乗車定員
2名

2018年4月29日日曜日

FAZE シートオープナーの取り替え

 FAZE を購入してから一年くらいして、シートを開けた時に支えておくダンパーである「シートオープナー」が効かなくなり、重みでシートが閉まりやすくなった。
 ネットの情報によれば大きく重たい一体型シートが開く FAZE ではよくある症状らしく、同様の形状であるフォルツァSi も似たような症状が起こるようだ。フォルツァZではあまり聞かれないのは、分割式シートのため軽いからだろうし、同じ部品を使っているであろうことから重たいFAZE、Siではヘタレてしまうのも仕方ない。というか設計不足。
 まあ必ず必要な部分でもないしとそのまま使っていたのだが、去年あたりからほぼ支える力がなくなってしまい、手で押さえておかなければ閉まってしまう様に。さすがにダンパーを交換するかと、取り付けのことをよく考えずに2りんかんに注文。さて取り付けようかとしたら、かなり手間が掛かることに気が付く。イメージ的にバッテリーボックスあたりから交換できそうに思っていて、バッテリーボックスの蓋を外したところ、ダンパーの根元はボックスと別の個所にあり、かつシートボックスを取り外す必要がありそうだった。
 面倒くさそうだったので一旦保留。しばらく放置したまま今日に至ったのだが、先日ネットでダンパーを社外製のものに交換したという書き込みを見るにつけ、そういえば自分も交換しようとしていたなと思い出し、この連休の内にやってしまおうと思い立った。

 FAZEのメンテナンスマニュアルを読むと、シートオープナーの交換方法という箇所があり、手順が載っていたのが助かった。しかし交換までの手間はかなりのもの。
 1.フロントサイドカバーを左右外す
 2.シートとオープナーの接続ボルトを外す
 3.外したサイドカバーの隙間からシートとフレームの接続ボルトを外す
 4.タンデムブリップ(自分の場合はリアキャリア)を外す
 5.ボディカバーを左右外す
 6.リヤボディセンターカバーを外す
 7.リヤフェンダ(一部)を外す
 8.バッテリーを外す
 9.ラゲージボックス(シートボックス)を外す
以上。文章にしただけでもかなりの分量。実際に行うとかなりの手間。実際はネジやボルトを外すだけなのだが、時間にして2時間以上かかった。
 ようやっとダンパーの根元にアクセスできると思ったら、ナットに合うサイズのレンチがない…。急いで15mmのレンチを買ってきて取り外そうとするのだが、うまくアクセスできない。なんでこんな面倒な作りをしてるんだと憤りつつ、必要ないはずの右側フロントアッパーカバー、サイドカバー、フロアスカートを外す。
 が、フレームにくっついた鉄板が邪魔してやっぱりナットにアクセスできない。ここまできてマジかよ!と毒づきつつ、冷静にダンパーを見ると内側にも薄いナットがある。もしかしてここを緩めれば取れるんじゃないかと試したら、ビンゴでした。サイドカバーを外したのは大いなる無駄でした。

 こうしてついにダンパーを取り外すことに成功。経年劣化でゆるゆるになっているんだろうなと、試しに手で縮めようとしたが、意外なことに固くて縮めることができなかった。これだけ強力なダンパーなのにシートが閉まってしまうのか。交換予定の新品もあまり変わらない固さなので、交換したところですぐに効きが弱くなってしまいそうだ。
 ここで重要な点に気づく。ダンパーにつながっているスタッドボールはどうやって外せばいいの?もしや新品でダンパーを注文する際、あわせて頼まなければいけなかったか。
 ダンパーとボールの接続されている構造をよく見れば、固定しているカシメの部分をずらせば良さそう。釘を打ち込んでカシメを外して固定を緩めたら、なんとかボールを外すことができた。ホッとする瞬間。これで勝った!とやっと思えた。

 あとは新品ダンパーを取り付け、外したカウル類を元に戻すだけ。ラゲージボックスを戻す際にバッテリーケーブルの配線が上手くいかず手間取ったが、それ以外は割とスムーズに元へと戻せた。最後まで組んでから不具合が発生せぬよう、電装系とシートロックの動きも確かめておく。
 結局悪戦苦闘3時間あまり。ついにシートオープナーダンパーの取り替え完了。
 さっそくシートロックを外してみるが、さすがにダンパーの力でシートが開くということはなかった。また予想通り開放状態もいささか頼りなさげで、やっぱりすぐにヘタレてきそうな予感。ダンパーの交換はかなり面倒くさかったし、結局設計自体に無理があるような感じなので、今度同様の症状になったときは汎用のダンパーを買ってきて、二本で支えるようにした方が良さそう。

2018年3月1日木曜日

FAZE 修理

 足の具合も徐々に良くなってきている。仕事復帰への環境を作るため、FAZEの修理をすることにした。
 実はバイクを乗り換えるという選択肢もあった。

マジェスティS
 フロント周りのデザインが一新され、今風になった。以前のモデルはオラつき度が高いように感じられ、趣味に合わなかった。今回デザインが好みになったことで、走行性能は試し乗りした感じ加速がとても良くて気に入っていたこともあり、買い替え候補ナンバーワン。フラットフロアというのも結果便利。

N-MAX
 MAXシリーズ末弟風の見た目はあまり好きではないが、PCXよりは出回っている台数が少ないのは好印象。ABSや燃費重視のブルーコアエンジンなどを売りにしているが、個人的にはビビッとは来ない。積載性も余り良くなさそうなのがマイナス。

PCX
 新型がまもなく発売。キープコンセプトながら、旧型の不満点であるタイヤ幅の狭さが前輪100、後輪120とこのサイズでは一般的なスクーターと同程度になったのが良い。残念ながら150cc版の発売はもう少し先になりそうで、仕事復帰には間に合わない。販売が間に合ったならマジェSを抜いてこいつが最有力候補だった。

と、150ccクラスのスクーターを狙っていた。今回の事故で思ったのがFAZEの足回りのアンバランスさ。あのサイズとシート高からくる重心の高さで、タイヤサイズが13インチというのは弱い。フォルツァと同じフレームを利用したことと、積載性を考慮した結果の妥協点なのだろうが、攻めるスタイルをしているだけにネックに感じる。
 その点150ccクラスであればコンパクトな車体と、自動車専用道を走ることができるという利便性がバランス良く、新車で購入しても値段が40万円以下というのは魅力だ。

 各バイクの情報を見ながら悩んだのだが、結局FAZEを修理することにした。CBR400Rの車検が来月あるので、そこでも大きな出費になるのが一番の理由。またFAZEも事故する直前にカスタムパーツつけたりしたばかりだし、乗ってみれば Sマチックの快適性や大きさからくる余裕も感じられ、まあこいつを乗りつぶすつもりで乗って、150ccスクーターはもっと爺になってからでもいいかという結論に。

 事故後放置していたFAZEを検分。お店に修理依頼して10万円くらいかなあと思っていたが、意外と壊れている部分は少なく、左側のカウル関連を交換すればいいだけっぽい。これならお店に出さなくても自分で交換できそう。であれば部品代だけで済むので出費はかなり減る。
 結果交換したのは左側のフロントカウル、アンダーカウル、サイドステップ、ミラー、ウインカー。すべて純正部品を取り寄せて、大体4万円ちょっと。高いといえば高いが、当初の想定に比べればべらぼうに安上がりとなった。新車に買い替えていたら下取りあったとしても35万円以上だったから。
 それにしても「2りんかん」の部品注文は届くのがとても早くて驚く。前日15時ころ注文したのに、翌日のお昼には到着連絡。ホンダもどんな部品管理と発送体制をしているのか驚愕。販売終了モデルでかつ前期型の車体部品(後期型とは色が違う)なのに。
 カウルの取り付けにはサービスマニュアルが大活躍してくれた。ネジやボルトの留め箇所に加え、外し方手順なども詳しく記載されていたので、結局大きなプラモデル作る感覚で出来た。ただし作業時間は二日がかりで6時間くらいかかり、とても疲れた。

 とりあえずバイクは完全に直った。あとは足首が完治するだけだ。

2017年11月12日日曜日

FAZE 手入れ + ・・・。

 先日から少しだけ FAZE に手を加えた。

 まずハンドルプレースを付けた。
 スマホホルダーやドリンクホルダーをハンドルバーにつける際、FAZE のハンドルは隙間が小さくクランプが取り付けにくかった。強引につけたが高さが足りず、キーが差し込みにくかったりしたのですぐに外してしまった。
 絶対に必要というものでもないしとそのままにだったのだが、最近仕事で見知らぬ場所へ行く機会が多く、ホルダーつけてスマホナビを利用できないかなと思った。そこでハンドルプレース追加し、そこにホルダーをつければと考えたわけだ。

 アマゾンでいくつか商品をみれば安いのは千円くらいから、高いもので四千円くらい。安いのはグリップを取り外さなければならないようなので却下。中間の二千円程度のものを買おうかと思ったが、現品を見ずに購入する以上、安物買いの銭失いになりたくないのでレビューでも高評価だった「SSK アジャスタブルハンドルプレース」を購入した。
 クランプはハンドルバーを挟み込む形でつけることが出来、バーの部分も伸縮出来るので簡単に設置完了。前述のスマホホルダーは無理矢理くっつけたのが祟ってクランプ部分が折れてしまっていたのでデイトナのホルダーを購入した。

 現在使用しているスマホは側面真ん中に電源スイッチがあるので、ホルダーで固定しようと左右の板で挟むとスイッチを押し込むようになり、電源オフになってしまうのが残念。これについては全く考慮していなかった。
 上下の固定板をずらしてスイッチに干渉しないように出来ないかと思ったが、伸ばせるのは下側のみで、全体の長さを調節することが出来ず断念。現状のままでもスイッチを押すタイミングでオフにならないこともあるようなので、不満は残るもののこれで使用することにした。

 次いでオイル交換。春以来。通勤用に使用しているのでメーカー推奨(6千キロまたは1年毎)よりちょいと早めだが交換することにした。
 エレメントは先週購入したのだがワッシャーを買い忘れていた(メモ:ワッシャー内径12mm)。エレメントを開封したらなんと錆びていた。ちゃんとビニール袋で封がされていたので中古品のはずはないがムムムというところ。今日買ったばかりだったら文句言って交換してもらうとこ。時間が経ってしまっているのであきらめる。
 交換自体はエレメント含めさっくり終了。

 次いで洗車する。このところ雨が多かったので洗車は久しぶり。フロントあたりは汚れがむごい。しかしこのシーズンは夜露がすごいのですぐにホコリまみれになりそうではあるが。
 じっくり洗った後、ヤマハのプラスチック光沢復活剤を黒いプラパーツ部分に塗る。前から使用しているケミカルで、これは二本目。二ヵ月程度しか持たないけれど、びっくりするほど黒パーツがピカピカになる。夏の強い日差しにやられたパーツを奇麗にするには最適だと思う。


 きれになると気持ちいいね。

 さて…FAZE とともに洗車したのがヤマハのアクシストリートなのだが、これはお別れの洗車だ。こいつとは残念ながらお別れだ。
 思えば購入したタイミングと購入までの経緯が悪かった。あまりお金に余裕がなかったこともあり、とりあえず125ccの中古スクーターをと思って探しに行った際、お店の人に勧められて値段が安かったことから新車で購入。しかし乗ってすぐにパワーの不満が出た。昔乗っていたリードに比べ、同排気量のスクーターと思えない加速の鈍さに驚いた。2ストと4ストの違いはあれど、下手すれば下取りにだした2ストJOGに負けるんじゃないかという加速の悪さだった。
 これについてはウェイトローラーを軽いものへ交換するなどして対応したが、その後 FAZE を購入。同時期にビックスクーターに乗っているとどうしても比較してしまい、シグナルスタートで不満が出てる。
 また仕事で箱根新道や西湘パイパスを利用することが多くなり、125ccでは法律的にその道を使えないということが大きかった。遠めの仕事が増えるのがわかっていれば最初から150㏄ かビックスクーターを買っていたのに、とは後の祭り。

 悩んで買ったわけでもなかったので愛着も薄く、JOGを一回り大きくしただけのルックスは嫌いではないが、所有感はいまひとつ。本体色も希望のブルーはなく、次点で選んだ黒もなく、店から勧められるままにブラウンにしてしまったのも今にしてみれば良くなかった。風防を取り付けたり、カウルを交換してカラー変更しようかとも計画したが、勿体ない気がしてしまった。
 結局バイクは趣味性の高い乗り物だから、時間をかけてでも自分の欲しいものを選ぶべきなのだと痛感している。価格を気にして少々の値段の差で選ぶと、得てして後悔してしまうものだな。

 近場の買い物などは小さくて軽いので取り回しは便利だし、FAZE は普段カバーをしており、CBR400R はガレージ保管なのですぐに乗り出すには不便。一方のトリートは自転車置き場にそのまま置いてあるだけという乗り出しの手軽さは良かった。
 そんな使い勝手から、今後十数年後自分の体力が落ちればトリートがベストとなるだろうことを視野に入れて維持。これは大して考えもせずに新車で購入した当時の自分を否定したくないだけだったのかも知れない。しかし今月強制保険が切れたのを期に再度考え抜いた結果、やはり売却することにした。
 FAZE を持っていなければ、あるいは CBR400R ではなくてエストレアやCB400SF のような通勤でも使いやすいポジションのバイクだったら、セカンドバイクとしてまだ手放さなかったんだけど。
 さよならアクシストリート。違った形で出会えていたらよかったかもな。

2017年5月20日土曜日

FAZE サイドスタンドキルスイッチ解除

 HONDA FAZE でサイドスタンドを出した時にエンジンが停止してしまうセンサーをキャンセルさせるコネクターをヤフオクで落札。取り付けてみた。
 サイドスタンドのキルスイッチは、安全面だけ考えれば確かに必要だろう。通常の使用時、停車後サイドスタンドでバイクを立てたら後はバイクを離れるだけなので、別に不都合もないわけで。
 しかし仕事でバイクを使うときに多々ある状況なのだが、他車にくっついて走行、その車が停車したので一瞬バイクを停めてバイクを離れ、すぐにバイクへ戻ってスタートしなければならないなんて時、バイク停車=エンジン切るのが煩わしい。もちろん再スタート時スターターを回せばならないのも同様に面倒。
 これはこういうものだと思っていればさほどでもないのだが、一緒にくっついてい行く相手が車の場合、アイドリングのまま停車をして離れ、戻ってすぐに出発してしまうので、サイドでキルスイッチが掛かるのは不便だなと感じてしまう。

 これを解決するためには、サイドスタンドのオンオフセンサーをカットして、常にオフになっていますよというリレーをつければよいわけで、そのためのコネクターがヤフオクで出品されている。前々から目をつけていた商品なのだが、この度ようやく落札。取り付けてみた。
 FAZE 購入時から買おうとしていたのに今頃になったが、商品自体は1,000円程度と高いものではないのだが、スクーターなのでカウルを外さなければ取り付けられないので躊躇していた。実は落札後すぐに商品は到着していたのだが、面倒くさいが先に立ってしばらく放置していた。

 取り付けはリアキャリア、サイドカウル、フロアマット、フロアカバー、メンテナンスリッドを外していく。
 しかしフロアカバーは外せなかった。アンダーカウル部分にあるピンが着脱できない感じで、無理にやると壊してしまいそうだったので。
 フロアカバー、メンテナンスリッドは外せたので、あとは強引にカウルを広げてコネクタにアクセス。接続しているものを外しキャンセラーを装着。しかしサイドスタンド側のセンサーは狭くてアクセスできず。まあこれは元に戻すつもりがなければ別にいいかと諦めました。
 試しにエンジン点火、スタンドを上げ下げしたが問題なくエンジンはついたまま。あとはカウルを元に戻して完成。これで少しは便利になったかな。

2017年5月4日木曜日

バイク オイル交換

 CBR400Rのオイル交換とオイルフィルター交換。あわせてFAZEのオイル交換を行った。CBRの方は購入後ちょうど5,000km走行。累積走行距離が10,000kmとフィルター交換にも丁度よい頃合い。FAZEは前回のフィルター交換は12か月点検をしてもらった時にあわせて行い、以降6,000km程度走っているのでオイル交換だけでよしとした。

 購入したものは、CBR400R用のエンジンオイルが、ホンダG1(× 3本)。G2、G3と迷いつつ、推奨オイルはG1なので、安く揃える。次回交換するとき上のグレードを試してみようかな。FAZE用がホンダE1(× 2本)。これも推奨オイル。どちらもアマゾンにて購入。安し。
 あわせてオイルジョッキ(1リットル)、廃油処理箱(4.5リットル)を購入。割とでかめの箱で到着する。プライム会員ということもあるのだろうが、相変わらずのスピード発送である。

 オイルフィルターも買おうと思ったのだが、いまいちどれにすればいいのかわからない。定価で買っても1,000円程度なので近くの2りんかんで調べることにする。
 特にこだわりがないのでホンダ純正を買おうとしたのだが売っておらず。デイトナの同等品を買おうとしたがフィルターレンチがスズキ用しか置いていない。
 なので伊勢原のナップスまで足を伸ばしてみる。何度も店の前は通ったのだが、中に入るのは初めて。店員は元気が良く、店内も広くて品ぞろえ豊富。2りんかん小田原店よりはよさげな感じ。
 純正フィルターはやはり売っておらず、キジマのフィルターとデイトナのレンチを購入する。別メーカーだが入りますか?とたずねると、実際に試してみましょうなんてホッチキスを外してはめ込んでみて、大丈夫と太鼓判。目の前で実物を使って試してくれるのでわかりやすいし、躊躇せず品物を開封するところはなかなかの対応。よい店だなーと思った。
 あわせてドレインワッシャーも購入する。二台分なので3つ入ったものを買う。

 You Tubeの動画や個人ブログを見直して復習し、いざオイル交換。
 同じCBR400Rのオイル交換を紹介していたため、当然ながらまったく同じ作りで間違えようがない。固めにしまっており、舐めやすいとされるドレインボルトの取り扱いに慎重になりつつ、わりとあっさりオイルを出すことに成功。
 オイルフィルターはサイドカウルを外さないといけないらしいが、ラチェットに延長ソケットをつければ、ラジエーターの下からいけそう。ものは試しでやってみると、わりとあっさり外すことができた。
 ボルトとフィルターが外せればほぼ終了。あとは新品のフィルターとワッシャーに交換して締め直し、オイルを既定の2.7リットル注いで完了。
 FAZEはフィルター交換なしなのでさらに簡単。ドレインボルトも真下に出ているのでアクセスしやすく、思っていた以上に簡単に終わってしまった。
 二台あわせて1時間30分程度で終了。初めてにしては手早くできたかな。

メモ) CBR400R 10,390km  FAZE 27,094km

2016年10月5日水曜日

FAZE 箱根大涌谷


 沖縄地方では最大級の台風が通り過ぎたというのに、関東地方は本日晴れ。この所天気はずっと悪く、秋雨が続いてた。当然バイクに乗り出すことも出来なかったのだが、今日は仕事がなかったので出掛けることにした。
 朝自宅から見た富士山は真っ青で雲が掛かっていなかった。そのためカメラで写真を撮ろうと目論み、CBRではなくFAZEにて出掛けた。荷物もいっぱい乗るし、乗り降りも楽々だしのんびりツーリングならビクスクのが快適。Type-Sなのでモードを切り替えればわりとスポーツ走行もできるしな。


  家を出たのが11時過ぎ。もうお昼近くだ。いつも通り箱根新道から箱根峠に出る。
 ここでまだ富士山がはっきりしていたら御殿場方面。雲に隠れていたら伊豆方面と考えていたら、少しだけ雲がかかっているという中途半端な状況。
 どうしようかと悩んでいたが、そうだ大涌谷が開通したので行ってみようと思い立つ。元箱根から湖尻方面へ向かい、そのまま大涌谷方面へ登って行く。山頂付近にて渋滞発生。平日ではあるが久しぶりの天気なので、ドライブという人が多かったのかな。渋滞の先頭は駐車場待ちなので、横をすり抜けて山頂に出た。

 小田原生まれなので当然大涌谷には何度か来たはず。しかし大人になってから自分でここまで登ってきたのは初めてか。いまだに噴煙があがる火口を見つつ、そそり立つ山肌にすげぇなあと驚嘆。ここでゴジラとバラゴンが戦ったのな、なんて思いを馳せてしまう。
 中国人らしき外国人観光客多し。黒たまご大繁盛。
 大涌谷から富士山を見れば、やはり山頂あたりに雲が掛かり若干惜しい感じ。御殿場まで出掛けて写真を撮るほどでもないかぁと諦める。ふと思い立ち、椿ラインから湯河原へ出てにこり食堂のラーメンでも食おうと予定を立てた。



 来た道をそのまま引き返し、箱根ホテルの交差点から椿ラインへ。箱根新道芦ノ湖ICを越えてしばらくいけば大観山到着。予想通りマスツーリング連中らしきバイカーが集まっている。群れるねぇ。
 そして大観山から見る富士山芦ノ湖の景色はまさに絶景だった。
 ずっと掛かっていた雲が消え、澄み切った空に山々に囲まれた芦ノ湖、遠くに美しい富士山。最高だなぁ。あと一月もすれば紅葉のシーズン。また来ようと思った。


 ひとしきり写真を撮って下山。椿ラインを湯河原方面へ。この道も初めてだったりする。本当に地元に住んでいたのかよと自分で自分を疑うレベル。
 緩めのヘアピンがずっと連続するコースは途中まで楽しかったが、だんだん飽きたというか疲れてきた。最後の方はまだ着かぬか、まだ着かぬかと思いながらの走行。
 湯河原市街地を突き抜け、やっとたどり着いたにこり食堂にてワンタンラーメンを食べる。うまし。


2015年10月31日土曜日

FAZE-S フロントロングスクリーン装着

 フェイズ。購入後これだけは必ず装着しようと思っていたオプションがフロントスクリーン。実際乗車してみて80キロを超すスピードで走ると予想通り風圧がきつい。これは大きなフロントにたいしてショートスクリーンというアンバランスさがもたらすものだろう。100キロを超えると辛さすら感じるのでこのままではダメぽい。
 普段はジェットヘルメットを使用しており、またつばの部分があるヘルメットだけに、余計風当たりが強いのかと思い、フルフェイスでの高速走行を試してみた。結果確かに風圧は弱まって安定するようになったが、身体全体へ当たる風については当然効果はなく、身体を持ってかれそうな感じがした。

 フロントスクリーンはホンダ純正以外の選択肢はなく、値段がとても高い。穴開け加工が必要なため、自分でつけることはできず、近場のバイク屋で取り付けをお願いした。工賃含めて3万2千円とべらぼう・・・。
 しかし装着後のスタイルはかなり格好良い。仮面ライダーあたりに出てきそうな感じ。むしろロングスクリーンが装着状態が完成型じゃないの?という気もする。
 スクリーンを止めるため四本のボルトが無骨に飛び出ている感じはちょっと・・・だが、横から見るとスクリーンの寝込み具合と先端の反り返り具合から整流効果はかなりありそう。スクリーン自体も大きいので身体全体をしっかり守ってくれる。

 さっそく高速を走ってみる。効果をしっかり確認するためジェッペルで試してみた。結果とてもいい。それまでの80キロを超えるといきなり風当たりが強くなる部分はまったくなりを潜め、身体にあたる風はほぼ無し。そのまま加速していって100キロを超えてもまだまだ安定。120キロあたりになってスクーター全体の接地感や安定性がちょっと不安になってくるが、風圧自体はまったく影響なかった。ここまで違うものか。ツアラーに区分されるバイクなどは軒並み大きなスクリーンを備えており、高速走行で楽ちんなどという評判をよく耳にするが、確かにその効果を体感すると手放せないアイテムだ。
 昔乗っていたCB400SFはバイク本体性能だけをみれば150キロ以上出せそうなポテンシャルを秘めていたが、実際は140キロまで出すと風圧がきつすぎてそれ以上のスピードは出せなかった。しかしカウルやスクリーンなどに守られていればそれも可能だっただろう。

 スクリーンの効果を試すために加速しながら、やはりスーフォアのことを思い出してしまった。スーフォアと言えばハイパーVTECが売りの一つ。6500回転あたりから2バルブが4バルブに切り替わり、キュイィィィィン!なんて駆動音も変わりつつ加速が増していくという代物だった。
 このFAZE-SについているS7モードもよく似ている気がする。高回転維持で加速していくので実際に加速度、スピードとも高いのだが、それ以上にエンジン音もキュイィィィィン!なんていい音を奏で始め、まさに「その気」にさせてくれる。
 重たい車体やニーグリップができないことなどから、同排気量のマニュアル車より速いとは思えないが、こうした演出がスポーティさを醸し出しているのだろうな。これぞまさにHONDAならではの技術。
 S7モードによる高回転維持のエンジン音を聞いていると、やっぱりいいマフラーが欲しいななんて気がしてくる。純正の静かなマフラーも実際の使い勝手では秀でているだけに悩むね。

2015年10月27日火曜日

HONDA FAZE typeS 納車

 先日来ずっと何を買うかと悩み続け、そして乗れる日を待ち続けてきたバイク、ホンダのフェイズが昨日納車された。
 購入決定後ずっとネットで情報を追い続け、あそこへ行こうか、どんなカスタムをしてやろうか、なんて考えていたのだが、いざ納車の連絡が来るとイヤッホゥ・・・ストン状態でもある。

 受け取り場所に指定していた2りんかんへ。手続きを終えて俺のものになったフェイズ。1万キロ走った中古バイクにしては予想以上に綺麗で満足。一部キズがあり、使用感もそこそこなのだが、全体的にきれいなので気になるほどではない。
 ノーマルは試乗してみたがタイプSは初見。一目惚れした原因でもある白黒カラーがスポーティさを増してくれて格好良い。全体を見るとスマートでクルーザー的なビックスクーターとは一線を画しているデザインが素晴らしい。いかにも走るぞ!的。

 受け取り後、エンジンが掛からずに少し冷や汗。どうやら左ブレーキレバーをかなり強く握りしめないとセルが回らないようで、コツを掴むまでさっそく不調か?なんて思ってしまった。

 初ドライブはその後予定が入っていたのであまり遠出はできず、元箱根へ上がって箱根新道経由で降りてきて、そのまま西湘バイパスに入るというコースを選択。1時間半程度のプチツーリングではあるが、一般道からワインディング、高速までを網羅しているので、このバイクの特性を味わうのに丁度良かった。

 乗ってみて最初に感じたのは、これまでの原付二種に比べてやはり車重があるなぁということ。しかしトルクが十分あるので出足の鈍さは感じさせない。さすが250ccだなと思わせる力強さ。また車重があることで安定走行にも寄与しているので、これはむしろプラスと言える。
 確かに125スクーターに比べれば降車時の取り回しは大きく、重たいが、これに関しては仕方ないとしか言えないな。

 ドライビングポジションは良好。ハンドルは高すぎず低すぎずで余裕を持って操作できるし、シート高も気にならないレベル。むしろ目線が高くなり、背筋を伸ばした乗車姿勢になるので視野は広くとれる。足下は十分なスペースがあり、デザイン的に足はまっすぐ下に降ろすしかないように見えるが軽く前へ投げ出して乗ることも出来る。
 いわゆる単車のようなドラポジだが、残念ながらタンクはないのでニーグリップができず、コーナーでは若干怖さを感じる所もある。
 シートは十分な大きさがあるけれど、若干固め。ロングツーリングではお尻が痛くなりそうな気がする。足回りも予想以上に固く、路面の荒れた箇所ではかなり突き上げ感を感じた。

 高速に乗ると直立に近い乗車姿勢が仇になり、かなり風圧を感じる。80-90㎞程度ではそれ程でもないが、100㎞を超えるといきなり風圧がきつくなる。ジェットヘルメットを使用しているのだが、下から持ち上げられそうな感じ。ロングスクリーンを早くつけないと。

 前述の通りトルクがかなりあるので、低速からの加速がとてもよい。気づけばあっという間に80㎞くらいでてしまう。さらにAモード、Sモードはキックダウンによる低速ギアの使用が出来るので、一瞬の加速などで重宝できそうだった。
 残念ながら速度を出しすぎると風圧がきつくなるのでそれ程試せなかった。また一般道は日曜日ということもあり混雑しており、スタートダッシュを決めるようなシチュエーションに巡り会えず。
 むしろ通常設定であるDモードがのんびりまったりしていて心地よく、トルクの太さもあって乗りやすく感じた。
 Sモードは低ギアで高回転域を積極的に使おうとするので、大した乗り方をしていなくても攻めている感が出て雰囲気がある。実際に凄い速いかといえばそれほどではないかも。ただしマフラーを替えたくなるような音は出てくるね。

 メットインスペースを使用する際、シート下にある鍵穴にキーを差し込まねばならないのは面倒。何度も使用する部分だけに気になる。鍵も何か差しにくい。シリコンスプレーを塗ったら少し入りやすくはなったが。
 またフロアセンター部は盛り上がっているのだが、シート高とあいまって盛り上がりが高め。乗り降りの際わりと足を高く上げねばならず、これだけは不満。

2015年10月17日土曜日

バイク購入 その6 ノーマルかタイプSか

 最終的にホンダフェイズを買うことに決めたが、生産中止モデルなので新車はない。というか予算的に新車はちょっと無理。
 バイク購入に限らず何か買う時にありがちだが、あれがいいこれもいいと選んでいく内に気が大きくなって予定の金額をどんどん超えていってしまうこと。
 確かにあと5万円、10万円つめばよりよいものが手に入るのは分かるが、どこかで制限を掛けないとあとになって後悔するもの。今の時期10万円貯めるのも結構しんどいし。
 というわけで最大でも予算50万円以内という縛りは外さないように心掛ける。

 GooBikeで検索。フェイズに決めたのはスタイルと走りなので、希望にあう白黒、タイプSを探す。しかし家の近くにあるバイク屋では希望のタマがなかった。あったのは白黒のノーマルのみ。というかタイプSはほぼなし。やっぱりフェイズ買うならタイプSが欲しいと思うのだろう。
 タイプSくくりで見ると赤ならあるが車体価格45万円と乗り出しだと50万円をオーバーしそう。また赤は一番欲しくないなと思っている色なので却下だなぁ。

 ドリーム店でタイプSとは明記していないものの、シートがツートンカラーになっているいわゆるタイプS仕様のものがあったので問い合わせしてみる。色は黒。残念ながら写真が間違っている?みたいでタイプSではなくノーマル。しかも値段が高いのでこれも却下。

 ノーマルでも仕方ないのかなと思いつつ見ていると、なんと30万円を切る価格の白黒フェイズがある。家から近いお店だったので問い合わせして現車を見に行く。1800キロくらいしか走っていない程度の良いバイクで、もちろん傷ひとつない。後輪のディスクブレーキに錆があるのが気にはなる。タイヤも8分山以上あっていい感じ。
 聞けばレンタルバイク用に使っていたものらしい。人気がなかったからだろうね。とりあえず見積もりを出してもらった所、ロングスクリーンとETCをつけて40万円くらい。何もつけなければ35万円とかなり安い。
 ノーマルなので疑似7速ATモードはないが、最近発売されたビクスクなどには搭載されていないことも考えれば、例えば150ccのマジェSを買う値段で250ccが買えるということ。重量は増えるけれどやっぱり100ccの差はゆとりになるだろう。とりあえず候補に挙げとく。

 近場には白黒タイプSがないので通販を検討。茨城、千葉、浜松、名古屋あたりで見つかった。茨城のものは走行距離が2万キロのわりに高めの値段設定だったのではずす。
 千葉と名古屋のそれはほぼ同等。走行距離1万キロで車体価格35万くらい。千葉のほうはリアキャリアがついているが、できればキャリアをつけずに乗りたいと思っているのでここはあまり関係ない所。
 どちらも販売店は遠方だが、相模原、横浜とそれぞれ系列店があるので困った時や定期点検をしてもらいたい時は何とかなりそう。

 残るは浜松。程度はこいつが一番いい。2000キロくらいしか乗っていないワンオーナー車。フロントスクリーン、サイドカウル、タンデムバーなどオプション装備充実。しかし車体価格で45万円なので乗り出しは50万円を超えるだろう。色も狙いの白黒ではなく白白。ただしほぼ新車、慣らし運転ありがとう的な走行距離でオプション充実なのはひかれる。ロングスクリーンはつけようと思っているだけに尚更。オプションだけでも7,8万円くらいの価値があるのだ。
 問い合わせしたら、やはり陸送費など合わせると55万円と冒頭で述べた50万円以内という予算をオーバーしてしまう。また支店が神奈川にはなく、さすがに点検の度に浜松までドライブというわけにはいかないだろうなと考えるとこいつも却下となった。

 最終的に支店が家から一番近い名古屋の白黒タイプS乗り出し価格45万円と、購入店自体が家のそばにあるノーマルの乗り出し価格35万円で悩むことに。
 タイプSに10万円の価値があるのか?走行距離が1万キロの違いは?と何度も自問自答したが、最終的に名古屋のタイプS、45万円に決めた。
 やはりフェイズを選んだのはスタイルだけでなく疑似7速ATモードでもあり、これがなければ設計の新しいフォルツァSiや豪華装備のフォルツァZでいいじゃないかと結論ついたからだ。また走行距離についても中古で1万キロは少ない部類。2000キロと比較すれば走っているが、中古バイク全体で考えれば乗りすぎという距離でもない。
 遠いお店で買う不安はあるが、支店が横浜にあるので妥協できるし、そこさえクリアならすべて希望通りなのだから良しとしよう。

バイク購入 その5 ホンダフェイズ

 フォルツァSiとZ。どちらも決めかねる感じで中古バイクショップやカタログとにらめっこしつつ、ふと一台のバイクが目に止まる。

 ・ホンダ フェイズ

 今年生産中止モデルとなってしまった不人気車種。フォルツァZのエンジンなどを利用しながら軽量化したタイプで、廉価版的な位置づけ。キーレス、オーディオなどの豪華装備をなくして軽量化、低価格化というのはSiと似た立ち位置。
 実際写真で見るそのスタイルはフロントがでかくてリアが細いというアンバランスさ。他ビクスクが皆二灯のところ、普通のバイクを思い出させる一灯で一つ目小僧みたい。
 ビックスクーターによくあるソファーに腰掛けて足を投げ出しのんびり着座というアメリカン的なものではなく、背筋を伸ばして足を真下に置くという単車のスタイル。
 まさにビックスクーター界の異端児という感じ。確かにカスタム全盛期のビクスクブームの頃は人気が出なかっただろう。

 しかし今の目線で見ると人気の150ccバイクにそれがなくても売れていることから、豪華装備はまったく必要ないことがわかるし、ビクスク然としていないスタイルも新鮮と言える。
 更にタイプSという走りを重視したモデルがあり、マニュアル操作は出来ないものの、疑似7速制御されたモードを選択できるAT機構を搭載する。しかもネットで調べるとこれがすこぶる速いらしい。馬力向上と軽量化が効いているのだろう。

 軽い車体で取り回しが良い。スクーターなので毎日の通勤に使っても便利。いざとなればモード切替で走りも楽しめて、ドラポジもしっかりしていて乗りやすそうと、調べれば調べるほど自分の好みにあっている感じで、実車をフォルツァと比べてみたいという気持ちになってきた。

 バイク屋に行くとノーマルフェイズがあったので跨ってみる。後ろにふんぞり返る感じじゃない素直なドラポジがすごくしっくりくる。足を真下に降ろさなければいけないと思っていたが、軽く前に出す程度の自由度はあり、むしろ今乗っているトリートと似たような着座姿勢である。
 どうしても平坦に写ってしまう写真と違い、実車のスタイルはスマートで格好良い。フロントの大きさも気にならないどころか、特徴的な一灯ライトと相まって単車風。一つ目小僧格好いい。
 色は白黒モデルが一番スマートな感じ。ちょっと白バイを思わせる風体に、はっきり言って一目惚れしてしまった。

 これまで取り回しの楽な150ccクラスにするか余力のありそうな250ccにするかとか、シンプルなフォルツァSiにするか豪華装備のZにするかなんて悩んでいたが、フェイズを見た瞬間すべてが解決した気がした。
 250ccだけどスマートで取り回しのよさそうな車体。キーレスなどの豪華装備はないが疑似7速ATを搭載して走りもいけてる部分。積載量もビクスクにしては狭いものの、ヘルメット二個を入れるなどせず一人で使う分には十分といえる容量を確保している。着座姿勢も問題ないどころかむしろ単車に近いので走りやすそうだった。

 二台目バイクはホンダフェイズに決めた!

バイク購入 その4 取捨

 候補に挙げたバイクの善し悪しを決めたところで、もう少し絞ろうとなった。カタログやネットの評判だけでなく、実際ショップを回って来ることに。

 最初に入ったお店でマジェスティの新車が53万円と格安。見た目は予想通り猫目でかわいい。美しいカウルも評判通りで高級感がある。
 中古ではフォルツァZの現行型MF10が35万円くらいであり、大きな傷なども見当たらず状態が良かった。新車のSiと比較してどっちがいいのか悩ませる。
 他にPCX、マジェS、バーグマンなどの人気150クラスを見まわる。値段は手頃でいますぐ購入できる感じ。特にマジェSは10月から年末までに購入すると1万円分のヤマハワイズギア用チケットがもらえるようで、さらにお得感はある。
 マイナーチェンジ前のマジェスティもあるが、やはりフロントフェイスが気に入らない。若者チックというかヤンキー調というか。ライトのデザインひとつでここまで違うのかぁという感じ。値段はフォルツァZと同程度。値段と装備を考えればこいつも候補にあがるか?
 他にも候補には入れてなかったマグザム、フュージョンなどがきれいでいいな、と思わせる。長尺すぎることや、フュージョンは設計が古すぎることなどから購入候補とはならなかったが、一度乗ってみたい。

 実車を見て回ると150クラスに比べるて250クラスはやっぱり大きいし重い。小回りはちょっと効きそうもないし鈍重だろうなと感じた。
 しかし中古とは言え程度のいい車種がお手頃な価格で揃っており、これ一台となれば悩ましいが、二台体制であればやっぱり250のがいいかなという気持ちにはなる。

 実車を見た結果、最終的な候補はこんな感じになった。


当選
・フォルツァSi
 値段が安い。新車も購入範囲に入れられる。豪華装備はなくてもいいので、これで十分。発売時期が最近なので、設計も新しいのが良い。どうしても廉価版というイメージがぬぐい去れないのは気になるのと、ゆったりツーリングは出来そうだが走りを楽しめるのか?という不安はある。妥協の結果こいつという選択方法か。

・フォルツァZ
 中古であれば装備と比較したお得感がかなりある。安価な中古でも綺麗な車体が多いのも良い。疑似マニュアルはギアを選択しながら走るというのは単車ぽくって走りを楽しめそう。複雑になった機構のせいで故障しないだろうかという不安はある。大きさはいいとして重さが200kg超えるというのは停車後の取り回しで気になる。

落選
・PCX150
 やはりあのタイヤの細さは気になる。購入動機の一つが高速に乗れることなので、不安感はなくしたい。燃費はそれほど重要視していないし、すっきりスマートなデザインは好感なのだが、これを買うならフォルツァSiの方が満足できそう。

・マジェスティS
 デザインがどうしても気に入らない。フロントフェイスから来る迫力感が、フラットフロアのせいで台無しになってる気がする。フラットフロアは便利だけどやっぱり原付スクーターチックでマッチョなフロントとはアンバランスだ。
 着座位置が高いことと前過ぎることで足下が窮屈なことも、ロングツーリングしたくなるか?という点でイマイチだ。実際乗ってみた感じ加速と制動性能がとても高く、いいバイクだなと思ったが、今回の選択においてはやはり却下か。

・マジェスティ
 現行型じゃないと選ぶ意味がないが、新車購入となると値段的に踏ん切りがつかない。フォルツァより車体の高級感があるのだが、18馬力というのは貧弱すぎないか。車重が軽くなったし、ユーザーレビューでも非力感を指摘する声はあまりないが、不満なところ。

・バーグマン200
 サイズとしては150クラスだが値段的には250クラスであり、中古が出回っていないためお得感がない。寸詰まり感があり、対照的にお尻が大きいので格好悪い。加速はクラス最高峰で走りは良いらしいが、デザインが好きになれない。ここは好みの分かれるところだろうな。


 フォルツァSiはいつも使っているバイク屋で安い中古が出ていた。車体33万とかなり手頃。ぱっと見きれいな車体で、1万キロくらい走っているらしいが新車みたいにきれいだった。
 ほぼ決まりかなと思ったが、どうしても踏ん切りがつかない。それはフォルツァZも同じくらいの値段できれいな車体があったからだ。
 キーレスエントリーはいらないのだが、疑似マニュアルATがなんか気になる。車重と馬力の関係で実際の速度はあまり変わらないだろうけど、ツーリングでは楽しそうな機構だ。

 車体サイズ、スタイルはほとんど同じなので余計悩む所。新車で選択するとなれば15万円高いZは候補にも挙がらないが、中古を考えると同程度の値段なのはお得だし。車重による取り回しの楽さや設計の新しさを考えればSi、乗ってて楽しそうな機構のあるZ。仕事用重視ならSi、プライベート用重視ならZかぁ・・・。

バイク購入 その3 具体的に

 そんなことを考えつつ、スタイルや好みなどから以下のバイクが候補となった。

 ・ホンダ PCX150
 ・ホンダ フォルツァSi
 ・ホンダ フォルツァZ
 ・ヤマハ マジェスティS
 ・ヤマハ マジェスティ(現行型)
 ・スズキ バーグマン150

 予算は30万から50万くらい。

 ・ホンダ PCX150
 デザインは一番好き。ビックスクーターをそのまま小さくした姿がスマートで格好いい。街中でもよく見掛ける大人気車種。トリートを買う前にこれを検討していたこともある・・・こいつ買ってたら買い増しなんて考えてなかったかも。
 アイドリングストップ機構を備え、燃費はダントツ。しかしバイクで燃費なんてあまり気にしていないので、これはあまり来るものがない。
 タイヤは14インチの90/90。細い!実車を見るとカブ?なんて思うくらい細い。直進安定性や燃費向上には役に立っているのだろうが、この細タイヤで高速乗るのは怖い。雨の日もスリップしそうだよなぁ。

 ・ホンダ フォルツァSi
 フォルツァの豪華装備を全部とっぱらって、軽く安くした車種。特徴という特徴はない感じ。しかし50万用意すれば新車を買えちゃうというのはいいね。スタイリングもこれまでのフォルツァを踏襲しており、PCXともよく似ている。

 ・ホンダ フォルツァZ
 新車だと70万くらいするのでまったく検討外なのだが、中古なら30万くらいからある。ビクスクブームの末期に登場したこともあり、装備はとても豪華。疑似マニュアル制御AT、キーレスエントリー、オーディオパッケージなどハイテクの固まり。

 ・ヤマハ マジェスティS
 トリートとは排気量が30ccしか違わず、大きさもほとんど変わらないが、実際に乗ってみたら加速、最高速、ブレーキとすべてが3ランクくらい上だった。150ccクラスで高速は厳しいんじゃないかなと思ったが、これならいけそうな気がした。
 PCXと違ってタイヤも前後13インチで、それぞれ120/70、130/70という太いものでグリップ不足を感じさせないし、信頼感がある。
 欠点はスタイリング。あまり好みではない。マジェスティ125みたいな感じだったらほぼ決まりなのだが。まずフロントの面が気に入らない。ライト周りがでかすぎる。便利なのだろうがフラットフロアも高級感を削ぐ感じ。
 また着座位置が高く、前過ぎることから足を置く位置がちょっと窮屈。前輪に荷重をかけようというデザインなのだろうが、サイズを小さくしたことも影響しているのではないか。タンデムを考慮しなければもう少し着座位置を下げられるだろうに。

 ・ヤマハ マジェスティ
 スタイルは一番好み。YZF-R1をイメージしたと言われる二灯ライトが猫みたいでかわいい。
 これもフォルツァZと同じくビクスクブーム末期に登場したこともあって装備は充実。キーレス、疑似マニュアルAT(ホンダほどじゃないけど)など。
 調べてみた所、この疑似マニュアルATというのは2007年に施行された騒音規制によって、加速を上げにくくなったことから、仕方なくつけたものらしい。なので最近のバイクには搭載されてないようだ。
 同様に排気ガス規制でキャブレーターからインジェクションへと仕様変更され、馬力は5馬力もダウンしているのが気になる。
 マイナーチェンジ前であればフォルツァZ同様30万くらいから。新車は予算オーバーの70万。

 ・スズキ バーグマン200
 150クラスでは加速が一番とのこと。値段は高めで250ccスクータークラス。積載量を稼ぐためお尻がでっかく、サイズを小さくするためか寸詰まり感がある。良くも悪くもスズキのバイクかぁと思わせる部分多し。

バイク購入 その2 選択

 過去125cc以上のバイクを購入する際、ビックスクーターというのはまったく候補に挙げたことがなかった。それはマニュアルの方が運転していて楽しいからだ。また若者を中心としてカスタム需要などがあり、値段が高騰していたということもある。
 バイク雑誌やカタログなどを漁っていろいろ見比べ、排気量ごとに検討してみた。

 ・150ccクラス
 ・250ccクラス
 ・400ccクラス

 まず150ccクラス。いま人気のクラスで、ホンダのPCX150、ヤマハのマジェスティS、スズキのバーグマン200がこれにあたる。
 特徴としては125ccクラスとあまりかわらない大きさだが、法規上高速道路にも乗れるというもの。車重が軽いこともあり意外と加速はいい。ただし小さいが故の車軸の短さはどうにも直進安定性が気になる。
 価格が安く、新車で購入しても30万くらいで手に入るのは魅力。

 250ccクラス。ビックスクーターといえばやはりこの排気量が主流。ホンダフォルツァ、ヤマハマジェスティ、スズキスカイウェイブと人気車種が並ぶ。
 正直まったく検討していなかったのだが、中古を視野に入れると予算内に収まる。これはビクスクブームが去ったことでタマが多く、かつ今は150クラスが人気なこともあり、だぶついているからだろう。
 キーレスエントリー、大きな積載量、パワーもあるなど利点もあるが、2mくらいある大きさや200kg近い重さが大きなネックになる。

 400cc。ネットでみると250ビクスクは高速道路でパワー不足だが、400は余力があるのでオススメという情報が出ていた。
 しかし車検があることや、さらに大きく重くなることなどを考えると、仕事用に毎日使うことはためらわれる。400は除外かな。

 毎日の通勤専用となれば取り回しのしやすい150ccなのだが、やはり中途半端感は否めない。二台目なのだから、どうせなら250ccのがいいかなという気がしてきた。

バイク購入 その1 きっかけ

 バイクを買い増しすることにした。
 今乗っているのはヤマハのアクシストリート。125ccで30kmしばりはないし、ジョグを一回り大きくした程度のサイズも手頃。サイドスタンドやフロントスクリーン、ウェイトローラーの交換もして使いやすい。
 しかし唯一の欠点は高速や自動車専用道路などに乗れないこと。法律で決まっているだけにこればかりは仕方ない。
 もともとトリートを買う際に250か400ccのバイクをもう一台買って、仕事用とレジャー用の二台体制にしようと思っていたわけで、お金もそこそこ貯まったし、買い増しをすることに決めた。

 レジャー用となればやはりマニュアルのバイクがいいのだが、いろいろ考えるとこの二台が候補となった。

 ・CB400SF
 ・エストレア

 どちらも昔乗っていたことのあるバイクなのだが、逆に乗っていたことがあるだけに自分の趣味によくあう。ただしCBは値段が高く、エストレアは250のエンジンが若干貧弱でいまいち。最近流行のフルカウルレーサーレプリカは正直興味がないし。

 悩みの種は他にもあって、過去にもバイクを二台所持していた時があるが、結局どちらか一台にしか乗らなかった。バイク熱もしばらくすると冷めてくるわけで、あそこに行こう、ここをカスタムしようなんて気持ちもだんだん減っていくもの。
 そう考えるといまいち購入に踏み切れない。

 なんて考えていたのだが、最近仕事で自動車専用道を使えば少し早く到着できる現場に行くことが増えた。それまでは気にもしていなかったが毎日下道を通っていると、信号の多さや流れの遅さが気になってくる。
 一緒に働いている仲間は車やマジェスティSのため、バイパスを通ってスイスイ帰って行くのを見ると余計に専用道を乗れないのが悔しい。

 だったら仕事にもプライベートにも使えるバイク買えばいいじゃん、という解決策に至った。