2022年6月19日日曜日

トヨタ プログレ

 かくして思いもかけず、「トヨタ プログレ」を購入。本日納車となった。
 埼玉のお店で購入したので、購入してすぐに首都高~東名高速のロングクルージング。土曜日下りの渋滞おまけつき。
 同じルートをフィットで向かったので、比較に丁度良かった。


  まずエクステリア。雰囲気は大きく見え応えがある。実際の車体サイズと言えば、

 ・プログレ         4500×1700×1435
 ・フィット          3900×1695×1525
 ・アクシオ         4400×1695×1460
 ・コンフォート    4590×1695×1515
 ・マークX         4730×1775×1435
 ・クラウン         4840×1780×1470

 ということ。これまで乗っていたフィットと比べればトランクがある分長いが、3ナンバーセダンの代表格であるクラウンやマークXより小さく、数値だけ見ればカローラアクシオとあまり変わらない。
 取り回しをよくするため全長が短くなっており、逆に居住性を高めるためホイールベースが長くなっている為、タイヤハウスはフロントバンパー間際まで張り出している。そのためフロントの辺りは寸詰まり感を感じさせ、数値以上に幅広な感じを与えているのかも。

 車体色の「オリーブマイカメタリック」は英国車ジャガーの雰囲気。それが狙い過ぎでイマイチ。同僚がジャガーに乗っているのでなおさら。本当であれば別の色が良かった。

  車内は文句のつけようがない。車内に漂う革シートの香り。ドアの内張りに至るまで革で覆われていて高級感を演出する。木目パネルも美しく、ハンドルも握りやすい。
 これでオーディオがBluetooth対応であればとも思うが、FMトランスミッターとカセットテープ型トランスミッターを駆使して対応しよう。オリジナルCDを作るという時代錯誤なアナログ的解法も取り入れてみたりする。

 装備もフィットとはダンチ。テレスコピックハンドル、電動シート、オートエアコン、オートライト等々。クルーズコントロールとボイスナビは使い方がよくわからず。説明書を熟読せねば。
 最新車種のように余計な安全システムが付加されていないのも好印象。仙台でライズを借りたときはウザいだけだったからな。

 お店を出てすぐ、燃料が空なことに気付く。ガス欠の不安と戦いながら手近のガススタを探し給油。ハイオク仕様で63リットル入り、1万2千円也。た、たけぇぇっ!!もう二度と給油レシートは見ないと誓う

 首都高速をそれなりの速度で流すが、驚くほど乗りやすい。車重があることが安定性につながっている。これはCB1300で感じることと同様。直線~カーブとも安定して思い通りのラインをしっかり走ってくれて、アップダウンや急カーブの多い首都高も何のその。
 3000ccのエンジンは非力とは無縁で、いつでも好きな時に好きなだけのトルクを発生してくれる。また直6エンジンと5速ATの組み合わせで変速ショックとも無縁。スムーズな加速が味わえる。またFRの持つ後ろから押している感覚も走行安定性に寄与していると思われる。
 足回りもドタバタフィットとは別次元。高速のジョイントやバンプをかるくいなしてくれる上品かな乗り心地。まさに「これが高級車か!」という乗り味に感動。怖さを感じない。
 3BOXセダンという構成からフレーム全体の剛性感が感じ取れて、こうした各部のしっかりした造りがトータルで安定性、静粛性、乗り心地の良さに結実しているのだと身をもって実感できる。素人でもわかるいい車。買って良かったとしみじみ。


 渋谷線~海老名までずっと渋滞していたので、時速100キロを超える速度はあまり体感できず。少しだけ味わった感じでは、ネットにある意見通りフロントの接地感が確かに薄まってくるように思えた。
 速度が上がることで車体が浮き気味になり、荷重が減ってしまうのだろう。悪いことにFRの特性と前輪がフロントギリギリまで張り出してことも、荷重減少の原因と思われる。

  それにしてもいい車。サイズ感と走行性能、乗り心地がピッタリ。維持費がかなり掛かりそうではあるが、大事に乗って長く付き合っていきたいと思わせる名車だと断じる。
 ひとつだけ問題があるとすれば維持費だが、何とかしたい。

車の買い替え ④

 「プログレ」の実車がどんなものか体感するべく、埼玉の中古車めぐりをすることに。
 この時点で新規購入は本命「プログレ」、売れてしまったら「マークX」という感じ。「マークX」は球数豊富なので、急いで現車確認しなくても良さそう。

埼玉の「プログレ」 (ブレビス)購入候補
 中古車なので思い通りのグレード選択が出来ない。帯に短し襷に長しと言うか、あちらを立てればこちらが立たずというか。

三郷
NC300iR  49万円 06年 5.0万km 車検23/3
 革シート 〇 ウォールナット 〇 HID 〇 バックカメラ 〇 オートクルーズ 〇
「唯一のパーフェクト。しかも貴重なiRバージョン。現状販売というのが不安」

Ai250 43万円 05年 1.4万km 車検整備つき
 革シート 〇 ウォールナット × HID 〇 バックカメラ 〇 オートクルーズ 〇
「ブレビス好きなら良。低走行でフル装備。車体色紫というのがイマイチ」

草加
NC300 48万円 03年 2.1万km 車検整備つき
 革シート 〇 ウォールナット 〇 HID × バックカメラ × オートクルーズ 〇
「黒味の車体色良し。値段優秀なので本命。バックカメラ無しが残念。後付けするか?」

 蓮田
NC250 58万円 07年 2.5万km 車検整備つき
 革シート × ウォールナット 〇 HID 〇 バックカメラ 〇 オートクルーズ 〇
「せっかく買うなら3000ccと決めていたので対抗馬扱い。車体色のシルバーは×」

Ai300 58万円 01年 5.1万km 車検整備つき
 革シート 〇 ウォールナット × HID 〇 バックカメラ 〇 オートクルーズ 〇
「ブレビスで一番の好物件。エアロパーツ格好いい。サンルーフもつく」

 

「プログレ」と「ブレビス」の違い
 5ナンバーサイズの高級車で売り出された「プログレ」。しかし意に反して市場では受け入れられなかった。結果、プログレをベースに若干サイズアップして当時の今風デザイン仕立てにしたのが「ブレビス」。まあ本末転倒なわけでこれも売れず。「ブレビス」の方がスポーティな外観で若者向けとされる。
 埼玉で現車確認した印象では、ブレビスは数値以上に大きく感じる。普通の3ナンバーセダンに仕上がっている。車高が高いこともあって(プログレ=1,435、ブレビス=1,460)、車内も広く感じた。
 しかし、自分はいい歳したおっさんでコンセプトに殉じたい人だから「プログレ」の方が好み。この車が語られるときの主役だし、コンパクトなことが売りなのだから。

 

で、結局・・・

 一番上のNC300iRを購入することとなった。 「プログレ」の最上級バージョンである貴重なiRバージョンでオプションもフル装備。一番の好物件が手に入った。
 下見の予約時すでに商談が決まっていたので買えないだろうと思いつつ訪問。何と商談未成立で売れ残っていた。一度売ると決めていた車だったからか店長の押しが強かった。値段がつかないと思っていたフィットに7万円をつけてくれ、さらに購入時保証もつけてくれたのが決め手。他の物件を見ることなく、一件目の訪問で購入を決めてしまった。


 

車の買い替え ③

  仙台出張時、移動用の社有車を毎日運転することとなったが、当然オートマ。乗り始めは手元を確認しないと「Pレンジ」や「Rレンジ」が怖いし、フット式パーキングブレーキにも慣れず。
 しかし毎日運転すると段々慣れていくもので、オートマのシフトバーでエンジンブレーキも掛けられるようになった。
 オートマでもいいかもなぁ、なんて思うと選択肢はグッと広がる。これまで検討にも上げていなかった「高級セダン=3ナンバーセダン」も型落ち、10年落ちであれば候補にあがる。

 前回ピックアップした、「カローラアクシオ」「コンフォート」に加え、以下の車種が候補に加わった。

1.トヨタ マークX
 本当はクラウンを狙いたいのだが、会社の先輩が乗っているので同じものは避けたい。しかしマークXは内装以外はクラウンとほぼ同一。ただし大きさが気になる。
 横須賀のケーユーで見つけたマークXは車体評価が5段階の4ながら車体価格30万円と格安。

2.トヨタ プログレ
 運転に慣れてきたとは言え「3ナンバーセダン=でかい」ということで、取り回しは大丈夫なのか?と心配になる。しかし「3ナンバーセダン=高級車」という括りで言えば、どうせ100万円出すなら5ナンバーのしょぼいセダンより、3ナンバーの高級セダンの方が得じゃないか?という気がする。
 新車では絶対購入できない価格のものが、型落ちだからこそ選択できるのだ。せっかくだから高級車というものに一度乗ってみたいと思った。
 そんな気持ちで探していると、5ナンバーサイズでセルシオ並みの質感を目指した高級セダン「プログレ」という車が見つかった。形も俺好みの角ばった感じ。直列6気筒エンジンにFRという古くさい作りもいい。

 一度、実車を見に行って、ネットの写真ではわからない実際の大きさや内装の感じを体感しようということに。
 しかし「Goo.net」で予約をした矢先、「プログレ」が売れてしまう。「コロナプレミオ」と同じ展開に唖然。結構中古車って売れてしまうのね。悪いことに神奈川県内にある「プログレ」は売れてしまったその一台だけ。

 仕方ないので東京、埼玉、千葉という近隣県まで広げて探せば、何故か埼玉の中古車ショップに数台ある。せっかくなのでショップをはしごして、一番程度のいいものを探して来ようとなった。

車の買い替え ②

  買い替えるにあたり決めたのは。

1.セダン
 最初に買った車はホンダシティ。こないだ買ったのがホンダフィット。どちらもコンパクトカー。しかしネットで中古車を探すと、人気がないからかセダンがかなり安い。
 以前述べた通り、免許を取得した当時はセダン全盛期。トラウマ的にセダンはいいものだと刷り込まれている。せっかくなのでお買い得のセダンに乗ってみたい。

2.トランスミッション
 トランスミッションはマニュアル一択。フィットに乗っていてもやはりマニュアルでガシガシとギアチェンジしていると車を操っている感があって楽しい。またオートマは乗りなれていないせいもあってかエンジンブレーキが掛けられないのが怖い。
 しかしマニュアルのセダンとなると選択肢がだいぶ絞られてしまう。3ナンバーセダンは実質的に選択の余地なし。大きいセダンは小回りが利かないので扱いにくそうだから、これはこれで良し?

3.予算100万円以内
 やはりケチらず、ある程度予算を出さないとダメぽ。代わりに「修理ナシ」の美車にこだわって、今回は長く乗れる車を選びたい。


 こうしてピックアップされたのが・・・

1.トヨタ カローラアクシオ
 現行モデル。形は嫌いではない。むしろ好き。試乗車上がりなのか球数豊富。100万円だせば低走行車が購入できる。タコメーターのついていないモデルなら70万円くらい。MTでタコなしはありえないけど。
 高級セダンとは程遠いが、お値段なりの質実剛健なモデルという。


2.トヨタ コンフォート
 タクシー、教習車あがり。小田原の中古車ショップで10万キロの教習車が売りに出た。
 コンフォート自体は50万キロ乗れる頑丈さが売りなので、10万キロ程度ではまだまだ。車体のつくりは大柄に見えるが5ナンバーサイズだし、角ばった昔ながらのセダンスタイルは好み。見切りも良さそう。
 ただし購入後にクラッチや助手席ブレーキ、ダブルサイドミラーなど変えなければいけない装備多し。逆に言えば手を掛ける楽しみがあるとも言える。車体60万円なのでカスタム併せて100万円と見立てればありか?


3.ホンダ トルネオ
 やっぱりホンダ車への未練が断ち切れない。角ばったスタイルもスポーティで格好いい。
 マニュアルセダン縛りだとシビックフェリオも候補に挙がるが、ベースがセダンではないので却下。アコードの姉妹車であるトルネオは人気が少し落ちるのか、値段が安かった。ただし走りにふった「ユーロR」や「SiR」は100万円以上または10万キロ以上の過走行。

 

4.時折でてくる謎の旧車
・トヨタ クレスタ
 90年代におけるマーク2三兄弟の一角。5MT、走行距離7.5万kmで52万円。絶対何か落とし穴がある。怖くて買えない。

・コロナプレミオ
 5MT4WD。グレード上位モデル。走行距離5万kmで50万円。仙台出張時に発見。八王子の中古車ショップ。昔、両親がコロナを二代に渡って乗っていたので親近感がある。出張が終わったら見に行こうと思っていたが売れてしまった。

 上記車種では「コンフォート」が本命。対抗で「カローラアクシオ」。時折でてくる謎旧車を物色しつつ、中古車を探していた。

2022年6月18日土曜日

車の買い替え ①

 紆余曲折ありつつ、今年の2月に買ったばかりのホンダフィット。しかしさっそく買い替えすることになったのでありんす。

 買い替えの動機は・・・。
 1.運転に慣れ、次第に車自体に興味が出てきて、安物フィットでは満足できなくなった
 2.仙台出張というストレスからの発散
 3.車に興味を持っていた時代の憧れ。直6FRセダン
 4.フィットへの不満

1.運転に慣れ、次第に車自体に興味が出てきて、安物フィットでは満足できなくなった
  どうしてもホンダフィットに乗りたい!と言って選んだのではなく、値段とマニュアルトランスミッションからの必然で選んだため。車の形としてはマーチ(K12)の方が好みだった。

2.仙台出張というストレスからの発散
  3月から一月半の隔離生活で小田原に戻ったらこれをやるどー!的な妄想が捗った。その一環としての中古車物色。毎日「Goo.net」を見てはあーでもない、こーでもないという感じ。

3.車に興味を持っていた時代のセダンへの憧れ。
  自分が免許を取得したころはセダン全盛期。シーマ現象からのセルシオ登場。3ナンバーの魁ディアマンテ。日産スカイラインの復活。からのセフィーロ、プリメーラ等々。
 今でこそミニバン、SUVに押され人気は没落しているが。

4.フィットへの不満
  意外と乗りにくい。キャビンを大きく見せるため、深く寝かされたフロントガラス。結果的にAピラーが邪魔をして斜め前方視界が悪い。峠のカーブが怖い。
  がっかりするほど粘らないエンジン。これがホンダ?VTEC?と言いたくなる。MTなのでギアチェンジをする楽しみは増えるが、足回りがバタバタなので走れない。絶えずステアリング修正を強いられる高速走行も疲れる。ただの直線走行ですら不得意。 
  古いカーナビ。地図が古いだけでなく、HDDが壊れ気味。せっかく音楽を取り込んでも再生できなかったりする。Bluetooth対応とは言わないまでも、せめてAUX端子があればいいのだが、それすらもない。カーナビを入れ替えてディスプレイオーディオでも入れようかと考えたが。
  売りは燃費だけの、ぶっちゃけ安い車だと感じ始めてしまった。ホンダ好きなので複雑。

5.中古車の一期一会
  前述した「Goo.net」での中古車物色。何台かピックアップ。野次馬的に実車を見に行こうとした所、興味を持った車が売れてしまうという。
 もしかして欲しい車があったら早く買わねばいけないのでは?なんて思ってしまった。

 


 2月に買ったフィットは車検が来年の2月まである。なので今回はじっくり腰を据えて、秋から冬にかけて検討しようと思っていた。が、どうせ買い替えるならいつでも一緒。むしろ早い方が長く楽しめる?なんていう気持ちも。

2022年6月6日月曜日

トップガン マーヴェリック

 「トップガン マーヴェリック」を観てきた。
 奇をてらうことなく手堅い脚本。製作に携わったトム・クルーズがこの映画を大事にしていたことが良くわかった。

 


 「トップガン」は中学生の頃、映画館で鑑賞。乗りの良い音楽に合わせて、F14による本物の空中戦が格好いい映画だった。今作はそれから36年ぶりの新作。空母からの発艦シーンで始まり、ケニー・ロギンスの歌う「デンジャーゾーン」が掛かるなど、前作を踏襲した展開が過去の記憶を呼び覚ます。
 その後の展開も「やらかした」マーヴェリックが叱責の後トップガンへの異動を告げられる展開、空港で発着する戦闘機をバックにバイクを走らせる、トップガンでのレクチャーにおける教官登場の仕方、ビーチでスポーツに興じるシーン等々。前作の演出を踏襲した場面が数多く再現され、原作リスペクトを強く感じる。ちょっとやりすぎじゃない?と思うくらい。

 ストーリーはこれしかないだろうなというもので、前作で殉職した相棒「グース」の息子とマーヴェリックの関わりをメインエピソードにしている。この辺りに手堅さを感じ、「何で今さら?」感のある数年ぶりの続編ながら、前作ファンが納得いく展開となっている。
 結果、ベタでお約束的なストーリー展開になってしまい、中盤あたりで結構ダレてしまった。なんかつまらん映画って感じ。

 そんな展開を払拭したのが最期の戦闘シーン。困難なミッションでマーヴェリックがグースの息子をかばって被弾撃墜!まではありがちと思ったが、そこからが最高。墜落したマーヴェリックを危機一髪で救出からF14を奪取。ロートル戦闘機が最新鋭第5世代戦闘機とドッグファイトをする流れが激熱。
 終わりよければすべて良しで、なかなか楽しめる一作となった。

古いスマホのカーナビ運用②

  前回の反省を踏まえた上で、再び古いスマホをバイクナビ専用に使用。使い勝手を再検証。結論から言えば、現状では厳しい感じだった。

 今回改善したのは、スマホホルダーを横向きにして手元をすっきりさせつつ、横向き運用が可能なように各種アプリをインストールした。電源ボタンとの干渉についてもスペーサーを噛ませることで対応。
 物理的問題点はほぼ改善されたが、使ってみて感じたのは「動作の遅さ」。今回再利用したスマホは古過ぎて処理能力が追いつかず、何をやっても動作に時間が掛かる。経路の再探索やマップを移動した後現在地に戻る等、割とよく使う動作でもっさり感。しまいには反応しなくなる。
 スマホの性能だけでなく、オフライン運用していることも問題なのだろうか。


 あまりにもストレスが溜まるので、再利用スマホからメインスマホに取り換えて使ったところ、さすがにこちらは動作はキビキビで反応が良い。
 ただしバイクを乗り降りする度に外す必要があるなど運用の手間があり、直射日光や熱問題、落下と故障問題など取り扱いに気を使う。

 結論。古いスマホの再利用といえど、最低限の性能がないと使用は厳しい。必要に応じてメインスマホをセットし、短距離のナビゲーションをしてもらう程度が良い。
 これまでのように基本つけっ放しで動く地図のような使い方をする場合は、単体で機能が完結している専用ナビの方が使いやすい。