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2024年12月22日日曜日

トヨタ「プログレ」 降りる

  来年の3月に車検を迎える「プログレ」。5ナンバーサイズにFRマウントの3,000cc直6エンジンと、今後ラインナップされることのないパッケージング。室内は「小さな高級車」を目指して、本木目ウォールナット使用。時代に流されない隠れた名車であった。

 これまで車には縁がなくペーパードライバーだった為、乗る機会を得てからは色んな車に乗ってみたいと思った。そんな一例が「高級車とは何ぞや?」という疑問と憧れだ。SUV全盛の昨今セダンは人気が低い。中古市場ではクラウンやフーガが手頃な値段で購入できる。ただしこうした3ナンバーの堂々たる車は大きすぎて自分の手に余るのでさて・・・そんな検討をしていた中、見つけ出したのが「プログレ」だった。

 3,000ccの大排気量は余裕のトルクで不満を感じさせない加速感と余裕を与えてくれる。また回転を抑えた走りとなるため静粛性にも寄与。滑らかな直6エンジンも上質な走りの一因を担う。
 落ち着いた造形の車内はさりげない高級感に溢れ、ワンポイントで入っている木目が伝統を感じさせる。スイッチ類の「カチッ」とした入りやすさと重さは安っぽさとは無縁。地味ながら存在感をアピールするアナログ時計など、こうした細かな品質のこだわりが高級車と大衆車の差異なんだなと教えてくれた。

 その乗り心地の良さとしっかりした作り。時代を超越した車であるため、今後末永く乗っていこうと考えていたが小さな不満も出ていた。開発が古いため最新ナビやスマホとの連携などはまったく考えられていない設計の古さ。あちこちから不具合や小さな故障も散見されるようになり、今後維持していくには金銭的な負担は大きくなる。
 古い車を維持するというのはこうした不具合に向き合いつつ愛すること。自分もそのつもりでプログレを維持していくつもりだったが、昨今の物価高はそうしたエンスー的な考えを許さず、生活やお金の使い方を見直せざるを得ない状況となっている。
 また駐車場が変わって狭くなり、5ナンバーセダンですら大きさを感じてしまうようになったのもこの車を手放すきっかけとなった。

 つい最近ワイパーブレードを交換し、曇りの激しかったヘッドライトユニットを交換すべくヤフオクで代替部品を落札したばかり。まだまだ維持していくつもりだったが、気持ちが変わってしまった。
 本当に惜しいけど、さようならをする。
 どうもありがとうございました。高級車とは何か、直6エンジンとは何か、FRとは何か、そうした全てを教えてもらいました。

2024年3月30日土曜日

ヤビツ峠2024 他

  今日は久しぶりの晴天。明日から四日市へ出張のためひと月ほど放置となるCTX700でツーリングに出掛ける。午後はオイル交換の予約があるのであまり遠出は出来ない。どこへ行こうかと考え、長らく通行止めとなっていたヤビツ峠に決定。昨年秋頃に通行止めが解除となったので久しぶりの訪問。ついでにオギノパンで揚げパンを食べよう。

 秦野やまゆりラインを走って裏ヤビツへ。菜の花展望台までノンストップ。展望台では望遠カメラを抱えた人々がレンズを空に向けている。何を撮っているのだろう?鳥も飛行機も飛んでおらず、雲一つない晴天だというのに。不思議。

 不思議と言えば、手前で展開路があるため、こっちの方までバスは運行していないはずだが、何度も回送バスとすれ違った。展望台から峠へ向かう狭い道中でもすれ違い、見れば「臨時」というマークが。峠の休憩所はハイキング客が大勢いて、丹沢山脈や宮ケ瀬湖へ歩いている。彼らの送迎だったのか。

 気候はだいぶ暖かだが、残念ながら桜は咲いていない。宮ケ瀬湖辺りにもカメラの列が並んでいたが、昨日までの雨で濁ったダム湖しか撮るものはなさそう。
 久しぶりのヤビツ峠は雨上がりの泥と落ち葉でかなり気を使う走りさせられた。これで当分来なくてもいいかなー。

 宮ケ瀬湖から道志みち方面へのファミリーマートを越えてR412へ。道なりに厚木方面へ走りオギノパン本社工場直売店へ。定番スポットなのでバイカーも多く停まっている。個人的には過去何度か前を通り過ぎていたがスルーしてきて、今回初めての訪問。
 名物揚げパンは1個150円とそれなりだが、他のパンは予想以上にお高め。気軽に買うには躊躇してしまった。おみやげに家に持ち帰って食べたが、まあそれなりのお味。正直ヤマザキデイリーマートのが安くていいなぁ…なんて。
 なお駐車場でレアバイク「DN-01」発見。眼福、眼福。

 明日から三重出張。せっかくなのでマジェスティで四日市まで行く。前回バッテリー交換をしたが、今日はオイル交換を行う。廃油処理が面倒なので2りんかんでやってもらう。工賃込み(会員なので無料)で1.5リットル=2800円ほど。まぁこんなもんかな。
 なお交換時走行距離=49,794km。
 さらに後尾灯が切れていてバルブ交換。タイヤの空気圧も調整してもらった。
 帰宅後出張に向けてサイドバック装着。そこまでしなくても積載充分だが。

 なおCTX700と同様、ひと月放置となるプログレ。走り納めは先週充分に行ったので、汚れやいたずら対策でカバーを掛けようしたが…なんとサイズが合わない!マジかよ!!
 ぴったりサイズで買ったのが大失敗。ぴったりどころか全然合わない。フィットなどのコンパクトカー向けみたいで丈が足りない。調べもせず適当に買って失敗するって、俺らしいわと悪態をつく。
 失敗と言えば出張に持っていこうと思って購入したNintendo Switchのテレビ接続キットも映像が映らず。普通に携帯モードが充電されるだけで使えず。半分予想してはいたが虚しい。
 何というかこうした失敗買い物で、過去かなりの無駄金を出費しているんだろうな。お金を節約したければこうした出費を抑えるのが一番なのだろう。

2024年3月25日月曜日

2024春 モーターサイクルショー、常陸

  今年初の泊まりツーリング…の予定が、何故か週末から春の長雨突入。それまでずーっと晴れてたのに!!「よくあること、よくあること」と言い聞かせ、気持ちを落ち着かせる。
 雨は土曜だけ。午前中は降水量0mmのパラつく程度。午後は1~2mmと結構強めだが、夕方には止む予報。であればバイクで強行しようかと思ったが、直前になって日曜日まで雨マークがついた。心が折れた・・・。
 「1,2,3,5…」と素数を数えて気持ちを切り替え、たまにはプログレでドライブというのも好かろうということに。


3/23

 本日の予定はモーターサイクルショー2024。会場はビックサイト。付近の駐車場はバイク用になっており、車を止められる場所が極端に少ない。不安を抱えつつ出発。案外雨は降ってこず、こりゃバイクで来ても良かったかなと一旦引き返そうかと思ったが、8時過ぎ頃からパラパラと雨が降ってきた。
 下道でのんびり行くつもりだったが戸塚あたりで渋滞発生。現地着が遅くなると駐車場が一杯になることが予想され、結局横浜新道~首都高にてブースト。天気が良い時にまたチャレンジしよう。

 お台場到着。予想通りビックサイト周辺の駐車場はどこも一杯。「満車」の看板や「空き待ち」の車列が並んでいる。たまたま見つけたTOCの駐車場は一日使用料金が青天井だからか空きがあった。30分=300円なので、4時間以内であれば一日上限2500円の駐車場よりお得になる。モーターサイクルショーを観るだけなら良し。
 ビックサイトの東館では「アニメジャパン」というイベントが行われ、駅から観客が列をなしている。ぱっとしない天気ながらかなりの賑わい。

 到着時開場前だったので列に並んで時間を待つ。あるあるだが適当なデタラメ知識が飛び交うオヤジ連中の会話に心の中で突っ込みを入れまくる。
 10時開場。展示場内はすぐにお客さんでいっぱいに。ホンダ・カワサキなどメーカーのブースは前にも後ろにも進めないような人だかり。無料の抽選会やら物販コーナーでは人混みが更にきつくなり、お目当ての新型バイクをじっくりチェックすることも難しい。

 なお今回興味をもったバイクは、
 「GB350C」…思っていたよりGB350でクラシカル感が薄い
 「XSR900GP」…YZR風紅白ストロボカラーは格好いい。
 「W250(メグロ)」…バーチカルじゃないのが残念
 「GSX1000GX」…スズキらしからぬ格好良さ
 ロイヤルエンフィールドのバイクは思っていたよりぐっと来なかった。というか人が多すぎてじっくり見れない。

 思ってた以上に女性客が多く、Youtubeによる女性ライダー配信が効いているのかも。ただし主力の年齢層はやはり高齢男性。若いお兄ちゃん連中は少ない。
 個人的な大ヒットは「バイクセンサー」の無料プレゼントを行っていたコンパニオン。おっぱいでか過ぎ、露出多過ぎ。思わずガン見。眼福、眼福。

 12時ごろ離脱。宿泊先の神栖を目指す。んー何でこんな遠いホテルをとってしまったのか。予報通り昼から雨は強くなり、やっぱりバイクで来なくて正解だった。東関東自動車道を東へ東へ。終点の潮来ICまで走り続ける。
 このまま宿舎へ着くのは早すぎる為、道中にある「サーキットの狼ミュージアム」に立ち寄る。がらんとした駐車場に大丈夫か?と不安になったが、館内には他のお客さんもいた。
 中にはカウンタックやフェラーリを始めとする「スーパーカー」が並ぶ。もちろん「ロータスヨーロッパ」も展示。また当時おもちゃを買ってもらった記憶のある「デ・トマソ・パンテーラ」が置いてあって感動。
 サーキットの狼は全編を読んだことはないので思い入れはないが、当時のスーパーカーブームの洗礼を受けているので、純粋に凄いと感動できた。思っていた以上に来て良かった感あり。反面、来場者そっちのけで雑談をずーっと続けている高齢の館内スタッフたちが目障りだった。

 さてせっかくここまで来たのだからと「鹿島神宮」を再訪する。以前訪問した時に比べ、日本神話への造詣が深まっているから、更なる感動を受けるか。
 鳥居をくぐるとすぐ拝殿となる。そこからほどなく鎮守の森となり、前回と同様深い静謐が漂う。伊勢神宮と匹敵するような厳かな雰囲気。しとしと雨が降っているので猶更だった。
 神鹿、奥宮、要石などを見て回る。広さはそれほどでもないが、森の中なので異世界感があり、1kmに満たない敷地がとてつもなく広く感じてしまう。
 何故ここが三神宮の一なのか。藤原氏の歴史改ざんによるものだとは思えど、東の地の果て太陽の昇る場所。当時は霞ケ浦や利根川によって海も近かったことを思えば、この地を重要視したのも分かる気がする。
 おみくじを引いたら「大吉」だった。ありがたや。

 サーキットの狼ミュージアムに鹿島神宮の再訪と満足。来るまでは遠い、遠いと嘆いていたが、時間を気にせずのんびりドライブに丁度良かった。


3/24

 二日目。本日の目玉は筑波研究学園都市。その道中にある「牛久大仏」を訪問。以前、霞ケ浦を目指して初めてこの地を訪れた時、遠くに見えた大仏に興味を持った。調べたところギネス級の巨大立像とのこと。偶像崇拝的邪道感は漂うが、一度は見てみたい。

 駐車場無料なのは良心的。柵の外から見えるだけでその大きさがわかる。全高120mということで、シン・ゴジラと同じくらい。手のひらに奈良の仏像を乗せられるほどと言う。内部は展望台となっているそうだ。
 キワモノかと思っていたが、観光客は割と来場しており、特に海外からのお客さんが多く感じる。成田から近い為か。
 宗教への忌避感から場内へ入ろうと思えず、近くで見れば更なる大きさを感じるのだろうけど所詮仏像だし、巨大さで畏怖を与えようという考え方と見世物にしている俗物感にも嫌悪してしまう。
 と言いながら立ち寄ってしまった自分も所詮俗物。

 牛久から30分ほど走って筑波研究学園都市着。JAXA宇宙センターへ。
 「厳重警戒中」の看板とともに警備員が常駐する物々しい雰囲気。ロシアでのテロが影響しているのか?敷地のほとんどは立ち入ることも出来ないが無料の広報施設がある。
 実物模型が展示され、説明ツアーなども開催されている模様。疑問に思ったことなどに答えてくれるインフォメーションブースなどもあり、素晴らしい施設だと思った。
 子供連れの家族が多く、次の世代へ科学への興味を持たせるのは立派。

 すぐそばには「つくばエキスポセンター」がある。これは1985年に開催された「つくば科学万博」時、第二会場として建設された。万博の記念館として残すことが考えられており、現在は当時の記録や幾つかの展示物が残され、また科学を身近に感じられるような体験学習型のブースやプラネタリウムなどがある。
 ここも親子連れでの訪問客が多かった。自分も子供のころにこんな所に来たら楽しくて、一日中夢中になれただろう。おっさんとなった自分には我を忘れて実験ブースを体験することが出来なかった。
 プラネタリウムでは案の定寝てしまい、映画はまったく観ることが出来ず。最後の星座の解説だけじっくり聞いた。アンタレスやシリウスなど、星々の名前は中二病心をくすぐる。

 夕方になると圏央道も渋滞が始まりそうだと15時頃につくばを出る。出発時は特に渋滞マークは出ていなかったが対面通行の五霞、幸手あたりで渋滞発生。以後、青梅~入間の辺りからずーっと渋滞。順調であれば2時間程度で帰れる道のりが、3時間以上掛かってしまった。
 それでも車なので音楽を聴きながらのんびり。暗くなってからは雨も強く降り始めたこともあり、今回はバイクでなく車で来て正解だったな。総走行距離は469km。

2024年3月17日日曜日

バイク、車の近況

  2,3月は仕事が忙しくツーリングにまったく行けてない。それでも少ない時間をやり繰りしてプチツーリングをした。
 さらにCTX700は何度目かのステップカスタム。今回はレブル用の幅広フットペダルを購入してみた。これまで装着してきたステップに比べ大きさは半分程度。

 想定以上のジャストフィット。ブレーキ、チェンジペダルとも操作に支障がなくなったし、小さいので脚の上げ下ろし時邪魔になりにくい。これなら最初からこれにすれば良かったよ!

 なお通勤の友「マジェスティ」は寒さが続いたため敢え無く休眠。
 3月になって寒さも一段落。そろそろバイクで通勤しようかと始動したが掛からず。何とバッテリーが上がってしまった。2月の中旬に起動したらエンジンが掛ったのであと一か月くらい大丈夫だろうとタカを括っていたのが悪かった。

 なお「プログレ」は12月にミラーが誤動作。キーオンすると180度回転して明後日の方を向いてしまう。ディーラーに持っていくも部品がなく直せないとのこと。仕方なく近所の修理屋に持っていったら、中古の部品を探して交換してくれた。今後もひいきにしよう。
 その後は特に問題もなく、今月12か月点検を受けた。オイルとエレメント交換して1万3千円也。


2月 真鶴

 本当は伊豆半島一周しようと思ったが、河津桜の満開と重なったため石橋インターあたりから大渋滞。朝8時頃なのに。さすがに渋滞をおしてまで行かねばならぬ必要もないので、途中下車して真鶴半島をクルリと回って帰宅した。


 なんか地元過ぎて真鶴海岸へ来た記憶がない。恐らく小学生時代に遠足で来ているとは思うのだが。真鶴岬の三ツ石を見て感動する始末。

3月 R1~R52~E20

 無理がたたって腰痛発生。一時は動けなくなるほど。しかも下痢まで発症して散々。
 さすがに会社に言ったら休みがもらえた。臨時の休みはゆっくり「コロナの湯」で湯治に励み、週末の休みは久しぶりのロングツーリングが出来た。

 寝坊して「ツーリングやめちゃおうかな」と思ったが、後日絶対後悔すると思い、痛む腰をさすりながらCTX700に火を入れる。北の峠はまだ雪が残っているようなので国道一号線~52号線(富士川)をのんびり下道ツーリング。
 時間があれば国道20号線をと思ったが、案の定交通量は多いし信号ストップばかりで楽しめない。いつものデイリーマートに立ち寄ったあと中央自動車道でかっとびツーリングとした。
 締めは厚木南でラーメン。「ラーメン研究所」へ行こうと思ったが営業時間外で準備中。仕方なくそばの「ラーメンショップ」へ行けば、なんと潰れたはずの「椿」グループ。定番の「ネギ味噌チャーシュー麺」を注文。記憶の蘇る味でおいしかった。

 走行距離329.8km。

2023年7月22日土曜日

6,7月 ツーリング記録

ツーリング記録

6/4 CB1300にて秩父~奥多摩

 NEXCOの「休日二輪半額」を利用。行き帰りは高速を使用した。

東名(大井松田)~富士五湖道路~中央道(勝沼)
雁坂みち~秩父

三峯神社
 「山犬信仰」という狼(大神)を信仰しているという。パワースポットとされてるようだ。お陰でなのか滅茶苦茶混んでいて、入口にて駐車場待ちの車が長蛇の列をなす。とてもじゃないが一緒に並んでられるほどの信仰心を持っておらず、引き返すことにした。またいつか行くかも。

バイク弁当
 バイクのタンクを模した弁当を売っている有名店。関連ショップなど並んでいるのかと思いきやヨシムラ、アライの小さな展示物がある程度で肩透かしだった。
 小鹿野町は「ウェルカムライダーズおがの」を標榜し、ライダーの誘致で町おこしをしているとのこと。秩父(小鹿野)を起点に群馬・長野、山梨・富士、奥多摩方面へのツーリングが出来るため、埼玉住民にとっては拠点のような位置にあたるのだろう。

秩父~奥多摩~檜原
圏央道(八王子西)~小田厚

走行距離403.2km。


7/8-9 プログレにて富士宮~伊豆一周

 6月はずっと「ゼルダの伝説」を遊んでいたので週末引きこもり。少しずつ精神がむしばまれている実感があり、思い切って宿の予約を取りツーリングを計画。しかし予約時と天気予報が変わって雨模様。キャンセルすることも考えたがやっぱり気分転換したい。バイクツーリングほど楽しめないがプログレでドライブ。

246号線~新東名(御殿場~新富士)~富士宮

 前日夜勤明け。当初バイクツーリングの予定だったので、疲れを考慮して富士宮に宿をとったが、車で来るならもっと遠方にすれば良かった。浅間神社へ行こうかと思ったが面倒くさくなる。道中御殿場から富士のあたりは深い霧。
 宿をとった「くれたけイン」はリーズナブルで好印象。朝食バイキングが豪華だった。

富士宮~伊豆一周

 生憎の天気となり二日目どうするかと悩んだが、そういえばプログレで伊豆を走ったことはないな、と久しぶりの伊豆一周。天候的にやばいかと思いながら西伊豆スカイラインに乗ると予想通りすごい霧。まさに五里霧中。
 土肥に降りてひたすら海岸線を走る。下田まで着た辺りでかなり飽きる。
 伊東を目の前にして渋滞情報。天気が悪くても週末の伊豆は混むのだなぁ。少し悩んで伊豆スカイラインへ。こちらも十国峠から箱根峠まではひどい濃霧だった。そのおかげか?渋滞に巻き込まれず帰れて良かった。


2023年4月10日月曜日

登呂遺跡、白糸の滝

  先日バイクツーリングへ出掛けた。前回、東方面の千葉へ行ったので、今回は西へということで静岡方面へ。国道一号線をのんびり走ることに。当面の目標として日本平を走ろうと計画したが、地図を見ていてあるスポットを見つける。

 「登呂遺跡」

 小学校の頃、教科書に載っていた弥生時代を代表する遺跡。その実際はどんなものかよくわかっていないので、見物するのも良いと思った。

 道中「タミヤ模型」の看板を掲げたビルを見つける。調べてみると本社ビルとのこと。直販ショップやミュージアムなどがあるようで興味をそそられたが、平日しかやっていない様子で残念。

 登呂遺跡は日本平のすぐ近くだった。

 在りし日に、教科書で観たまんまの竪穴式住居に不思議な感動を覚える。ただの再現建造物なので有難味も何もないのだが。
 居住区には10棟ほどの住居があったらしく、同様の集落が2~3つ集まっていたそうだ。かなりこじんまりとして、村とも呼べない規模だったようだ。

 

 別日、白糸の滝へ行く。散々迷った挙句、プログレで向かった。最近バイクに乗り出すのが億劫になってきた?

 軽井沢にある白糸の滝をイメージしていたが、こちらはスケールが違った。

 富士山の湧水が断崖から染み出し、そのまま滝となっている。水量は豊富で迫力があり、白糸というイメージとはかなり違った。すぐそばに朝霧高原。霊峰富士は間近で大きく、古は神秘的な場所だったのだろうな。

2023年3月26日日曜日

プログレ 車検

  プログレが3月末で車検切れなので更新することにした。

 すぐそばのガソリンスタンドでの見積もりが10万円ほど。2005年式という古い車なのでこんなものかと思ったが、少し足をのばした先にある「ニコニコ車検」という所のサービスが良さげ。ネットで調べたところ、車検後のオイル交換が無料という。見積もりだけでもと持っていく。

 「ニコニコ車検」では見積もり時に事前点検を行った所、不具合がいくつも見つかった。サスペンションのゴムが劣化していたり、ブレーキホースが錆びていたりと経年劣化で交換必要な個所が指摘されたが、一番大きかったのがエンジンからのオイル漏れだった。
 ヘッドバルブとエンジン本体を挟み込むガスケットの劣化で、交換自体は難しい作業ではないようだが、燃調システムが悪名高い「D4」となっているのがネック。車検場では交換できないそうだ。細かい部品が多いことが理由とのこと。

 まさかのエンジンオイル漏れ。その場で調べると修理代に10万円~20万円くらい掛かるなんて話もあってビビる。20万円超えるようだったら別の車買えちゃうじゃん。少し真剣にクラウンセダンやマークXへ乗り換えようかと悩んでしまった。
 しかしディスプレイオーディオを設置できて満足したばかり。また車体の大きさと乗りやすさ、それでいてエンジンは大排気量3000ccというギャップ。今後開発されることのないジャンルの車ということで簡単に手放すのが惜しい。
 同等のプログレがあれば・・・と思い探すが、3000ccでウォールナットパッケージの中古車はなかった。

 結論として現車のプログレに乗り続けることする。乗り続けると決めた以上、少々の修理費は古い車なので仕方がない。むしろここで悪い所を総ざらいして、総額で100万円くらいまで掛けて不具合を直そうと考えた。今後一生この車に乗る!

 かくして車検は「ニコニコ車検」で行うことに。サスペンションとブレーキホース関連を交換してもらう。総額14万5千円ほど。内、重量税が45,600円。
 オイル漏れの修理は町の整備工場に持っていくつもりだったが、見積もりだけでもとトヨタのディーラーへ持ち込んだところ、修理費はなんと4万5千円と想定よりかなり安い。その場で修理を依頼。劣化したケーブルなどが発見されたことで5千円ほど追加の料金が掛かったが、それでも5万円で済んだ。

 交換・修理したもの
 ・エンジンオイル
 ・オイルエレメント
 ・エアクリーナーフィルター
 ・ブレーキホース(フロント、リヤ)
 ・ブレーキオイル
 ・サスペンションアーム(左右)
 ・シリンダーヘッドカバーガスケット
 ・諸々関連部品

 総額で20万円弱。まぁ高かったな。でもこんなもんかな、という気持ちもある。あと直したい所は左側面の傷とドアモール。傷は直すのだったらオールペンしたいので保留。モールは近々交換しに行こう。


2023年3月7日火曜日

近況

  年明けの名古屋観光からこっち、1-2月は仕事がめちゃくちゃ忙しかった。3月に入って若干落ち着いたような気配があるが、今月末までは変わらないようだ。
 当然出掛けたり、私用を費やすことも出来ず、丸一日休めることすらなく疲弊。先週は風邪をひいてしまった。また暖かくなったことから花粉が飛散。花粉症まで発する始末。一昨日やっと一日休みを貰ったが、一日中寝てしまった。相当に疲れていたのだろう。

 

① プログレのオーディオとカーナビ問題の最終回答

 Bluetooth接続などない古い車であるプログレ。またビルトインナビは2015年に更新が終了しており現在の地図とはかなり異なる。これを改善するためにやってきたのが・・・

オーディオ
1)FMトランスミッター
 一番手軽。時折ノイズが混じり、他の接続法に比べると明らかに音質が劣化する
2)カセットテープ式Bluetooth接続
 充電問題がつきまとう。テープのメカ寿命問題
3)AUXケーブルとBluetoothトランスミッター接続
 車内アンプとは有線接続だが、再生ソースと接続する度にトランスミッターを介する必要がある。直接つなぐとスマホがフリーにならない。MP3オーディオを専用に用意するのもワンチャンスありか?
4)ナビ「ゴリラ」の内臓メモリによる再生
 手軽。再生画面へのアクセスもしやすい。モノラル音声、容量が少ない

カーナビ
1)ポータブルナビ「ゴリラ」
 見やすいし使いやすい。さすが専用機という感じ。地図が2018年度版なので更新するには1万円掛かる
2)スマホの取りつけ
 画面が小さいので見にくい。生活の必需品となったスマホを車からの乗車の度、つけたり外したりするのは面倒で不便
3)車専用タブレット
 電源問題。一度放電すると充電に手間取り、メンテナンスフリーにできない

と、いろいろ試したが、どれも帯に短し襷に長し。決定版とはならなかった。

 先日amazonを眺めていると、ディスプレイオーディオのポータブル版が売られていた。近年車メーカーは、専用ナビの搭載からディスプレイオーディオへシフトしつつあり、興味を持っていたものの、2DINタイプのものばかりで諦めていたが、ポータブルタイプであればプログレにも搭載できる。値段も2万円程度と手ごろなので購入した。

  Andoroid Autoによる無線接続は特に問題もなく、Googlemapは専用ナビに比べれば視認性が悪いものの、無料で最新地図になるというのは嬉しい。残念なのは現在ヤフーナビが使えないこと。
 またスマホに保存してある音楽ファイルだけでなく、Amazon Musicやポッドキャストも使用できるのでオーディオ問題も解決。これが最終回答、決定版!


② プログレ車検

 3月一杯でプログレ車検が切れる。近くのガソリンスタンドで軽く見積もりをとってもらったあとネットで調べると、 ニコニコ車検というのが安そう。ニコニコオートといえば仙台出張時、レンタカーを借りたことがあるな。
 見積もりを取ってもらうと、なんとエンジンからオイル滲みが発覚。ガスケット交換の必要があるらしいが、燃調装置がメーカーでないといじれないらしい。結構な金額を請求されそうで、廃車からの新車購入も頭をよぎったが、先日カーナビ問題に終止符を売ったばかりで悔しい。またプログレに変わる車というのもなかなか無い。
 と、いうわけでエンジンはディーラーで直してもらうことにして、車検を通すことにした。

 代車はライズ。せっかくなので箱根までドライブしてくる。
 ワンペダルシステムは慣れないと使いにくい。つーか、そもそも電子制御多すぎてオッサンにはよくワカンネ。


  劣化している部品(ブレーキホース、サスペンション)はそれぞれ交換してもらい、車検費用は総額16万3千円。まあこんなもんか。
 エンジン修理が20万円以内だと助かるのだが・・・。


③ マジェスティ シート補修

 昨冬あたりからマジェスティのシート破れが酷いことに。補修しても補修しても、ビリビリと亀裂が広がってしまい、シート交換しないとだめな感じ。
 自分で交換するスキルも時間もないということで、まず2りんかんで相談した所、受け取り後専門業者への発注となるため1カ月掛かる。費用は2万5千円と高い。
 悩みつつネットでシート交換業者を調べたら、3万5千円とさらに値段アップ。どうやらカスタムシートを見越した値段設定らしく、自分のように純正品への張り替えとは違う感じ。

 ネットでシート張り替え動画やHowToページを見れば、案外難しくないという意見が多し。必要道具であるタッカー(ホッチキスのデカい版)が千円ちょっとと割と安かったこともあり、んなら自分で交換してみるかー!となった。ちなみにシートはヤマハ純正で6千円。

 割と面倒くさかったし、最後のタッカー打ち込みは手が痛くなったが、なんとか形にはなった。素人でこれだけできれば十分だろう。


④ CB1300 オイル交換

 昨年12月から冬眠に入っているCB1300。眠りから起こすべく、オイル交換を施す。ついでに軽くひとっ走りしてきたが、バッテリーも問題なく順調。今週末は千葉に出掛けようかな。
 さらにトップケースをつけられるよう、GIVIのベースマウントを取りつけ。これが割と面倒くさかった。


  やっぱりトリプルパニアは格好いい。手持ちのGIVIケースは四角くて、サイドパニアと合う。

2023年1月10日火曜日

2023正月観光 名古屋~浜名湖

 今年の年初ツーリングは中止。プログレでのんびり観光することにした。天気予報によれば一日雪になりそうな日があったことと、自分の甘さで寒い中バイクで旅する気になれなかったため。こうしてだんだんバイクから離れていくのだろうか。
 訪問先は雪の影響がない所ということで、太平洋側沿岸部から検討。 関東地方は近すぎるので却下。冬の四国は行ったので、次に行くなら夏が良い。紀伊半島も一昨年行ったばかり。ということで東海地方に決定。
 バイクツーリングではないので道中はあまり楽しくなさげ。観光地巡り中心に旅程を決定。名古屋に三日間+浜名湖というスケジュール。

 

一日目 小田原~名古屋

 いつもであれば朝の早い内から出発して高速代を浮かす作戦だが、路面凍結の恐怖を知った身なのでそんなことはできない。のんびり8:00頃家を出た。
 出発前にセッティングした外部入力の具合を確かめながら進む。エンジン回転を上げると「キュイーン」と耳障りな音が発生して使いにくい。ノイズキャンセラーの導入を検討せねば。

 正月休みも終わっているので、特に渋滞にも会うことなく、お昼ごろ名古屋着。最初の訪問地「熱田神宮」を目指すが「初えびす」という期間で周辺駐車場は利用不可。しかも結構混んでいるみたい。慣れぬ土地で駐車場を求めてさまようのもいやなので、サクッと予定変更する。二つ目の訪問地「名古屋港水族館」へ。

 入場するとすぐにイルカショーの開催時間となった。遠めの席で見るがイルカはかわいい。餌をもらうために演技する様は健気。
 シャチは次の時間ということで、館内を散策しながらイベント待ち。展示は工夫が凝らされ見応えがある。クジラが進化した歴史や深海魚が赤い理由など、博物館のような作りが良かった。
 イワシの水槽。群れる魚群と一匹狼のごときエイやサメ。


  館内をひと回りしたあたりで時間となったのでイベント会場へ。念願のシャチショーを見る。思っていた以上にシャチは大きく、何も知らずに海でこいつに出会ったら恐怖でしかない。

 水族館を見終えたあとは、併設されている展望台、南極観測船ふじなどを見て帰路につく。


二日目 名古屋市街地

 朝一番で昨日訪問できなかった熱田神宮へ。以前名古屋に住んでいた時にも来たことがあり、だいたい記憶通りだった。三が日も明けた平日だからか、それほど人は出ていない。
 お参りして後、恒例の新春おみくじ。今年は「半吉」。あまりよろしくない年のようだ。

 次は名古屋城へ。最寄り駅の駅名が「市役所」から「名古屋城」に変わったようで、ナビに反映されてなくて少し迷う。
 現在名古屋城は耐震工事にまつわるごたごたで、天守閣に登ることができない。木造建築で当時の図面通りに作り直す案が出て工事がストップしたらしい。観光スポットでエレベーターなしでいいのか?となったようだ。そりゃそうだ。当時の軍事施設なのだから使い勝手が良いわけない。
 本丸広場には再建された本丸御殿が公開されているが、出来たばかりの木造建築にありがたみがないのもまた事実なわけで、本物ってなんぞや?という気になる。

 名古屋城を後にし、市街探索。趣のある外観をした市役所、県庁を通り過ぎて久屋大通りへ。名古屋のシンボル「テレビ塔」から栄、大須を回って時間調整。
 大須の三輪神社に行列が出来ていて驚く。何てことの無い小さな神社なのだが。後で調べたところ兎を祀った神社で、今年の干支が兎ということもあり、人気になっているようだった。
 大須にはツクモやドスパラといったPC店。他にもスーパーポテトのようなレトロゲームショップなどが出店しており、秋葉原・日本橋にならぶ電気街の雰囲気を今でも残していたのは嬉しかった。 

 散歩がてらの時間調整はi-maxシアターで「アバター2」を観るためだった。
 109シネマズにて「アバター2」を鑑賞。今回は3Dにて。映像のリアリティは増すが、三千円も出して観るほどの価値はなかったかな。i-maxってこんなものだったっけ?
 二度目の「アバター2」もだれることなく三時間ぶっ通しで観れたので、つまらない映画ではないことは確認できた。しかし始まってすぐの辺りはちょっと眠くなってしまったし、シリーズものとして話が進んでいないことも残念に思えた。

 映画を観終わって名古屋駅前を散策。かつての職場の辺りを通るが不思議なほど記憶が蘇ってこない。街が変わったからなのではなく、自分がこの地に思い入れを持っていなかったからか。起きて仕事して疲れて帰って寝る。その繰り返しでしかなかったからか。
 せっかくなので名古屋名物台湾ラーメンの発祥地である「味仙」へ。思っていた以上に辛かった。


三日目 郊外

 名古屋三日目は郊外へ足を伸ばす。一つ目の訪問地は「トヨタ博物館」。
 茂木サーキットにあるホンダコレクションホールのような展示場は他のメーカーにはないのだろうか?と探したところ、トヨタにはいくつか展示場があり、その一つがこの「トヨタ博物館」だった。
 ここはトヨタの名車を中心に、他メーカーの名車を集め、車が進化していく歴史をまとめている。初代クラウンやトヨタ2000GTといった定番だけでなく、コスモスポーツやNSXといった国産他メーカー車、ベンツやフェラーリといった外車なども並べられ、本物を味わうことが出来る。

 お昼から中京競馬場へ。久しぶりの競馬観戦。
 さっそく買った午後一番のレースで的中。これは幸先よいなと思ったが、あとは全敗だった。候補に挙げた馬が1-3着だったり、オッズのうまみがないからと買わなかった組み合わせで決まったりと、割と惜しい結果が多かったので、それほど読みは外れてなかったなんてうぬぼれる。
 もちろんこれが競馬の怖い所で、1-3着はただのハズレだし、成績の良い馬=印の多い所を狙っているのだから、結果が良くて当たり前。相変わらず競馬予想は難しいのである。

 しかし久しぶりの競馬場は良かったね。少々の殺伐さや競馬場=賭場のもつアウトロー感も嬉しさを感じる。また来ようかな、全国競馬場めぐりもアリだな、なんて思ってしまった。


四日目 浜名湖

 正月観光最終日。浜名湖周辺を巡る。
 浜名湖周辺を遠江というが、これは京都を起点に滋賀の琵琶湖が近い海(近江=おうみ)で浜名湖が遠い海(遠江=とおとうみ)ということらしい。

 一つ目の訪問地は自衛隊浜松広報館エアーパーク。浜松基地に併設された展示場。訪問前ナビで検索すると灰色区画が広がっていたのは自衛隊基地だからか。市街地にフェンスに囲まれた飛行場がどっかりと鎮座していて交通の妨げになっている。基地の設置より市街地の発展が後だろうから仕方ないことか。
 館内は歴代の自衛隊戦闘機を中心に展示がなされている。当たり前ながら三沢航空科学館に比べると自衛隊PR要素が強い。入ってすぐにF2が展示されていて思わず見入ってしまう。もちろんF4もあって嬉しくなる。

  次の訪問地へ向かう前に、うなぎパイファクトリーへ立ち寄っておみやげを調達。浜名湖名物「夜のおかし」。ついでに浜名湖を見物。しかし湖は広くて変な形だし、これといっていい展望所を見つけられなかった。残念。

 今回の旅、最後の訪問先はスズキ歴史館。これもホンダコレクションホール同様、他メーカーの展示場はないかと思って探した所。スズキに思い入れはあまりないが、「鈴菌」と称される独特の雰囲気を持ったメーカーなので楽しみな所。
 初めて乗ったバイクは親父の持ってたバーディで、初めて買ったバイクは友人から安く譲ってもらったハスラー50。どちらもスズキのバイクという縁もある。
 「歴史館」という名の通り、スズキ創業期の織機製作から始まり、現在につながる四輪「スズライト」の開発といった歴史が映像と実機で展示されていた。結構見ごたえがあり、また子供向けに作られているのか分かりやすい。
 他にも車の生産工程なども紹介もされ、過去の名車を並べただけの展示になっていないのは素晴らしい。

 今回、三泊四日の旅は観光中心の旅となった。過去の旅と言えば訪問先はあくまでそこへ行ったという記念、証拠として立ち寄るだけの慌ただしいもの。バイクで走ることこそが目的であった。
 それはそれで楽しいし、今後も続けていくのだが、目先を変えてこうしたのんびり旅もありだなって思った。それこそ夜行バスや電車で旅にでるのも良いかもしれない。

 


2022年10月10日月曜日

2022秋 会津磐梯~那須高原 プログレ

 「スポーツの日」の三連休を利用して「磐梯~那須」へドライブを企画。目的は100名城「二本松城」「白河小峰城」と「磐梯会津スカイライン」。
 しかし9月半ばあたりから秋雨模様の日々。悪いことに週末になると雨が降るという嫌な展開。10月の連休は出掛けようと宿を取っていたものの、週末天気はまたもや雨模様。東北道を通る度に雨が降っているイメージの那須方面。バイクで出掛けるのは気が引けた。
 目的地を変えようかとも思ったが、今回プログレで行くことに決定。考えてみればプログレでロングドライブは初。丁度良い!

 

【 一日目 】

03:30 出発
 ガソスタへ立ち寄り、小田厚BP小田原東ICへ。深夜料金割引狙い。圏央道~久喜JCT~東北自動車道へ。
 東北道へ出たあたりで車の圧倒的楽さに気付く。バイクであれば風圧にさらされて、自然と体に負担が掛かるが、当たり前ながら車ではそれがない。また身を晒しているという心理的不安もないことも大きい。結果疲労感が大違い。こうして皆、徐々にバイクから降りていくのか・・・。

 東北道に入って三車線。車間も取りやすくなったのでクルーズコントロールを試す。何度か使っている内に慣れてきて、とても便利なことを実感。車間を取るためや遅い車を追い抜くためなど加減速が必要な時もあるが、ボタン一つで元のスピードに戻せるのも便利。これもバイクにはない楽な機能。スピード超過の防止にもなるし。
 長距離移動だけを考えれば車が圧倒的に有利か。

09:00 福島
 福島西ICから東北道を降り、吾妻の駅「ここら」へ。地元の物産館。ここまで337km。いよいよ磐梯吾妻スカイラインへ。

10:40 吾妻小富士、浄土平
 かねてより来たかった磐梯吾妻スカイライン。ツーリングのおすすめルートとして挙げられる道のひとつ。しかし福島側から上がっていく道はヘアピン続きで渋滞気味。バイクと違って車は自然と一体になることも出来ず。さらに山頂付近では霧雨で景色も楽しめず。

 山頂の浄土平に到着。雨が降る中、せっかくだからと吾妻小富士の火口まで上ることにした。登り口はまるで富士山のようで、確かに小富士とは言い得て妙。登り切った所で満足。お鉢巡りまではする気になれない。

 三年越しでやっと来れた磐梯吾妻スカイライン。本来であれば森の中を駆け上がり、山頂は火山ガスのため草木が生えず、硫黄色に彩られた別世界が広がる・・・という感じなのだろうが、車では体感が出来ず、さらに雨で景色も冴えないと散々だった。

12:30 裏磐梯、五色沼
 続いて磐梯吾妻レイクラインから裏磐梯を目指すも生憎の通行止め。 迂回路の国道115号から裏磐梯へ。
 裏磐梯五色沼で昼食。会津名物のソースカツ丼を食べるが、ソースを多めにぶっかけたトンカツがご飯に乗っかっているだけ・・・。普通に食べた方が食べやすいし、ソースが掛かり過ぎて辛いし、卵でとじている方が好きかな。

 続いて磐梯山ゴールドラインへ。こちらも雲が発生していて磐梯山は見えず。バイクなら楽しそうな道中も車ではコーナーを攻めるなんて気にはなれない。コンフォートが売りのプログレだし。小さくてMTのフィットならもう少し楽しめたかも。

14:10 道の駅ばんだい
 割といい時間になってしまったので、喜多方と猪苗代湖は割愛。しかしどうしても本場の喜多方ラーメンだけは食べておきたいと道の駅へ。しかしソースカツ丼を食べたばかりでお腹がいっぱい。食べたという実感だけで味がわからず。

16:00 二本松城
 丹羽長重による建城。戊辰戦争で焼け落ちて、現在の遺構は再建されたもの。目玉の二重櫓も天守台も存在が確認されていないとは。お隣にして同じ長重による建城の小峰城を参考にしたのか。
 戊辰戦争における二本松少年隊の像が建っているが、これは太平洋戦争における悲劇とだぶらせて感動するものなのだろう。自分にはその悲劇があまりピンとこない。
 城内は菊人形展が開催されていた。

18:20 郡山
 本日の宿泊地である郡山に到着。走行距離545.8km。
 予報では晴れと言っていたが当たらず、天気は悪くて終始曇り空で山頂付近では雨だったのが残念。バイクであれば楽し気な道も車だとあまり楽しくない。天気の都合で替えるのであれば、ルート自体を見直すべきだと痛感。走ることを目的とせず、スポットを楽しむことを目的とするべきなのだろう。

 

【 二日目 】

08:15 出発
09:40 白河小峰城
 二重に張り巡らされた石垣が見事。しかし東日本大震災で被災し多くの石垣が崩落した。なお被害にあった石垣はコンクリートで裏込めされたもので、栗石を使った伝統的なものは無事だったそうだ。
 熊本城の例もあるので伝統工法=頑丈と断じるわけにはいかないが、結果現在の再建石垣はすべて伝統工法となったそうだ。
 すぐそばを走る東北本線の線路沿いは、雰囲気を出すためか城壁となっていて好印象。お城全体も石垣が残っている有様はミロのビーナスの如く、未完の美を感じさせた。

 情報館の展示内容は簡素ながら分かりやすかった。 寛政の改革を行った松平定信。白河の関や奥の細道。一石=大人一人が一年間で食べるお米の量など。渋沢栄一はピンとこなかったけれど。

12:00 那須高原
 白河から国道289号を経て県道290号へ。那須高原を走るルート。ここもやっぱりバイクで来たかったなあという道だった。

 辿り着いた那須高原展望台は恋人の聖地というのが前面に出され、そりゃ恋人同士でくればテンションもあがるだろうけど、それ以外の者にとってはどうよ?と思ってしまう
 分厚い雲が張り出して、景色もいまいち。オマケにマナーが悪くてデカいクロカンが横付けしていて、駐車場から出すのも一苦労。印象最悪となった。

 すぐそばには九尾の狐と殺生石。まったく下調べしておらず、どうせ無理やり名物にした観光地あるあるでしょ?なんて思ったが割と趣があった。奥の細道にも記載があるくらい、歴史的にも有名なようだ。
 盲蛇石、湯の花、千体地蔵、愛宕神社、見立神社。立ち並ぶ地蔵を前にしてコスプレイヤーが写真を撮っていた。

 殺生石から下りは軽井沢を思わせる観光地となっており、当然ながら渋滞発生。もっともオートマ車だし、時間を急いでいなかったので、さほど渋滞も気にならなかった。ここは車で良かったという所。
 那須塩原にて昼食。このまま日光方面へ行って場合によってはもう一泊なんて考えていたが、バイク用に作った今回のプランは車で走っても楽しくなさそう。加えて雨も降ってきそうだし今回の旅はここまでにして帰宅することにした。

14:00 西那須野塩原IC
 東北自動車道~久喜JCT~圏央道~新東名~新秦野IC
 圏央道へ入ったあたりで雨。入間から南はかなり強く降り出していた。

18:30 帰宅
 走行距離359.1km。二日間合計904.9km。

 プログレ初のロングドライブ。高速道路を使用したためか、割と燃費は良くて12km/Lだった。凄い。バイクツーリングと比べると一長一短。どちらにも良い所と悪い所がある。

(良い点)
 ・天気を気にしない
 ・高速道路での走行が楽だし安全
 ・渋滞が苦にならない
 ・荷物をたくさん運べる
(悪い点)
 ・ワインディングを走ってもいまいち楽しくない
 ・自然との一体感がない
 ・高速料金、燃料代などが一人旅では割高となる
 ・気軽に路駐して風景を楽しむには不向き
 ・人気スポットでは駐車場が満車


 今回はバイクで出掛けなくて正解。天気予報では土曜日は晴れ。日曜日も夜遅くまで天気がもつなんて言っていたが当たらず。すれ違うバイカーも皆カッパ着用だったし。
 また同様のケース、つまり宿の予約をとったあと天気が悪くなったという場合は、ツーリングプランを一から練り直すのが良さそう。ドライブルート重視からスポット探索重視へ。

2022年7月18日月曜日

2022 夏 海の日ツーリング

 今年の梅雨は例年より早く明けたが、大方の予想通りに戻り梅雨。今週はずっと雨が続いた。せめて「海の日」三連休だけは晴れて欲しいと願ったが、残念ながら夏晴れ!とはならなかった。

 先日CB1300の車検+駆動系消耗部品(タイヤ、チェーン、ブレーキ)交換をしたので、なんとかCBでツーリングへ出たい所。しかし初日は生憎の雨。家で悶々としているのも気が滅入るので、プログレでサクッと三浦半島へ出掛けた。

 三崎口では道を間違えて行き止まりに。車一台分しか通れない狭い道をバックして戻るという羽目になる。バックモニターとミラーを見ながらバックするも、まっすぐ下がってるのか、曲がっていのかよくわからず、車を傷つけないようにだけ気をつけて引き返す。怖かった・・・。
 帰りは平塚にあるラーメン屋に寄る。東京豚骨「汁力」という所で、とろみ醤油と角煮チャーシューが売り。 あまり他にない味だったが、値段が高かった。

 

 

 二日目。昨日からの雨は上がらず。それでも内陸側は何とかなりそう。グダグダしていると今日もツーリングへ出掛けられなくなるので、思い切って宿を予約。富士のルートインが思いのほか安い。ルートインであれば、駐車場は心配ないし、大浴場・朝食バイキングもあるのでここに決める。
 最終的に富士へ戻るようなルートを考えるが、残念ながら太平洋側は低気圧の前線が掛かり続け、伊豆一周は無理そう。仕方ないがここ最近良く行っているが、富士山周遊~本栖みち~富士川南下ルートとした。
 CB1300で遠出するのは久しぶり。やっぱり車と違って自然を感じて進んでいくから、旅をしている感がある。楽しい。

 時折晴れ間も見えて、懸念していた雨も大丈夫そうだ・・・と思っていたら、身延付近で通り雨に打たれる。これも旅の醍醐味とやせ我慢しつつ、本日の宿「ルートイン富士中央公園東」へ。
 走行距離は165km。午後からの出発で、あまり走れなかった。

 

 

 三日目。 天気が心配だが、雨雲レーダーを見る限り大丈夫そう。予報では午後から所により雨とか、西日本から段々と崩れていくとか怖いことを言っているが、ダメだったら引き返せばよいと言い聞かせ、かねてより行きたかったビーナスライン~美ヶ原高原へ。

 出発時は曇っていたが、陽が進むに連れ良い天気に。晴れ間も見え始め、朝霧高原では久しぶりに富士山が見えた。甲府につく頃には暑い夏の陽射しが。時間が押していることもあるので、中央道を使ってビーナスラインを目指す。
 前回ビーナスラインに来たのはゴールデンウィークだった。FITで八ヶ岳ドライブをしたついでに霧ケ峰まで走った。美ヶ原高原まで上がるのは去年のゴールデンウィーク以来じゃないかな?
 諏訪ICを降りてR152から県道192に入り、蓼科~白樺湖~大門峠~霧ケ峰~八島ケ原湿原~美ヶ原高原と正統ビーナスラインを堪能した。


  車山あたりは駐車場の空き待ちで乗用車が渋滞を作っている。ビーナスラインがこんなに混んでいるのは珍しい。
 帰りは霧ケ峰を諏訪湖方面へ降りて、再び中央道へ。大月あたりから大渋滞が発生しているので、双葉JCTから中部横断道経由で新東名へ。新東名は御殿場から東がいつもの渋滞。足柄峠を越えて帰宅。
 休憩をあまりとらずに走りっぱなし。疲れた。走行距離478.5km。高速走行も多かったが、距離走れて満足!



2022年7月10日日曜日

プログレ 続報

  プログレ購入して一か月の続報。

 

  1.車速感知自動キーロック機能の解除

 当時の車は出発すると車速を感知して自動的にキーロックが掛かる。不意にドアが開いてしまうことを防ぐための措置だが、それほど立て付けが悪かったのか。 チャイルドロックは別に設けられているので、子供への対策とも思えず。
 走行中勝手に「ガチャリ」とロックが掛かるのが気分悪し。さらに停車後、助手席や後席に積んだ荷物を取ろうとしてドアを開けるも、ロックが掛かっていて開かないというのがよろしくない。運転席には一括解除キーがあるので、降車前にロック解除せよという理屈だが、ひと手間かかって面倒。

 マニュアルを参照すると販売店にて自動ロック機能を解除できるという。中古車ショップで買った車だが見てもらえるのだろうかと不安を持ちつつ、自宅そばのトヨタモビリティへ電話。特に迷惑がられることもなく見てくれることとなった。
 結果、作業時間30分弱。工賃3千円ほどで自動ロック解除できた。当たり前とはいえ手前の所で買ったわけでもない車の面倒を見てくれたのはありがたい限り。

 なお新車のディーラーへ足を踏み入れたのは生涯で二度目。おしゃれこの上ない空間で居心地悪し。住む世界が違うとすら感じる。駐車場へ車を停めれば、車の外にはすでに従業員が出迎えており、俺が下車するのを待ち構えている。
 修理内容と予約をしてある旨伝えると、待ち時間にコーヒーのサービス。
 新車購入となれば云百万円の買い物なのだから、これくらい当然かもしれないが、貧乏人の自分には場違い感が半端ない。

 

2.Bluetooth

 当時のカーナビによくあることだが、何故かAUX端子がない。Bluetooth受信機を取り付けることもできず、スマホに貯めたお気に入りの楽曲を聞くには一工夫が必要。

 

1)オリジナルCD(CD-R)を作る
 割と安直な方法。本来CD-Rには対応しておらず、再生できないケースもある。
 またCDは収録時間が短い(80分ほど)のが大きな欠点。1CD=1アルバムとなり、枚数が馬鹿みたいに多くなってしまう。
 シチュエーションに合わせてCDを選択するという、シリコンオーディオが主流となった現代のミュージックサーバー的利用法とは別の楽しみ方が必要。

2)FMトランスミッター付きレシーバー
 FMラジオを使用。周波数を合わせるだけというお手軽さ。現状はこれで接続しているが問題点は多い。
 ・ノイズが乗る(FITに比べればノイズ対策されているようだ)
 ・周波数問題(同じ周波数を使っている車、局があれば混信してしまう)
 ・VICSが使えない(FM多重を同時に使用することができない)

3)カセットテープ型レシーバー
 驚くことにカセットテープの機構を利用したBluetooth受信機があり、デッキを使用してスマホと接続できる。テープの機構を使うため無音時はカムの回る音が気になるし耐久性も疑問。定期的に充電する必要もあるなど手軽さでは2)に負ける。しかし周波数問題とVICSとの共存という点で優れ、一長一短の間柄。
 なお、上図写真にあるカセットアダプターはプログレで使えず。デッキに入れるとガラガラ・・・と音がしてイジェクトされてしまう。有線式となるものの、こちらは充電不要と思ったが残念。

4)隠しAUX端子
 実はプログレのマルチビジョンには隠されたAUX端子がある。トランクルームのマルチビジョン本体から取り出すことが出来るようで、コンポジット端子を用意できれば後はケーブルでつなげるだけ・・・なのだが面倒。
 2)や3)の問題点をクリアし欠点も見当たらない決定版なのだが、結果劇的な変化もないため手つかず。ケーブルは・・・買った・・・いつか・・・試そう・・・。

 

3.洗車

 梅雨が明けたので、初の洗車。ガソリンスタンドの自動洗車機を使おうと思ったが、前回FITを洗った時の洗車カードがまだ残っていたので、先に使い切ることにした。

 手洗い洗車して初めてわかる小さな傷や不具合。ああこれが安値の理由だったんだなという箇所をいくつも見つける。まあ15年落ちの格安中古車なので、少々の傷があった所で「こんなものか」だが。

 

4.ロングツーリング「大菩薩ライン~檜原街道」

 梅雨明け。車検後、タイヤ、ブレーキパッド、チェーンと駆動系を総とっかえしたCB1300でロングツーリング!の予定が、名古屋~長野方面大雨予報。目的地のビーナスラインはちょっと行けそうもない。というか東海、南関東は午前中雨模様。
 ぼーっとしているのも勿体ないのでプログレ初ロングツーリングへ切り替え。コースは無難に大菩薩ライン。

 いつもであれば国道411号まで下道で行くが、せっかくなので高速での乗車感を味わいたくて東名~富士五湖道路へ。相変わらず直進安定性が高く走っていて楽しい。どこまでも走り続けたくなる。
 3000cc直6FRは踏めば踏んだだけしっかり加速し、小さいながら重たい車体をグイグイと押し出していく。しっかりとした足回りはバンプを軽やかにいなして乗り越えるので突き上げられることもないし、フワフワとして心細くなることもない。
 山北の連続カーブ区間も安心安全に走ることが出来、CBやFITとは全く違う次元の走り。
 山北の左右区間から合流、登坂車線含め暫定四車線区間でオートクルーズを試す。車速を気にせず走れるのでハンドリングに集中できて便利。


  甲州市到着。まったく雨の降る気配はない。どころかいい天気。なんか失敗した感・・・でも名古屋方面は雨雲が割とあるので・・・。
 大菩薩ラインへ歩を進めると、落石のため丹波山で全面通行止めという表示が。Google Mapで調べたら、道の駅「たばやま」から奥多摩周遊道路付近まで通行止めとなっている。しかし県道18号を使って菅村を経由すれば抜けられるようなので、そのまま大菩薩ラインを進む。

 山坂道もまったく苦にしない余裕の大排気量。オートマなので車を操っている感に乏しいのは残念。柳沢峠を越えての連続ヘアピンと狭小区間は、さすがにプログレには場違い感がある。それでもロールが大きすぎて走りにくいということはない。むしろ車重からくるブレーキの弱さが露呈してくる感じ。ここは大人しく走って吉。大人の走りをするならば、コンパクトな車体も光ってくる。


  奥多摩周遊道路~檜原街道へ。後続のバイクは皆、快く抜かせる。この辺りではすでに飽き気味。やっぱり車は運転が楽過ぎて、峠道をずっと走ると飽きてきてしまう。飽きが来ると車内をいじり始めたり、無意味にBGMを変えてみたりと余計なことをし始めて、事故を誘発しそう。気をつけねば。

 最後は圏央道経由でフィニッシュ。やっぱり高速道路を一定の速さで駆け抜けるというのが似合っている。

 なお、結局大雨は降らず!まじでバイクツーリング行きたかった。