2018年1月23日火曜日

リトルナイトメア

 「リトルナイトメア」をSteamでお勧めされ、値段も安くなっていたので購入した。このソフトは全く知らなかったのだが、バンダイナムコがパブリッシャーなのね。PS4でも発売されているからか、メニューはきちんと日本語化されていて手間がないのも良い。

 子供の頃の恐怖を体現した、というキャッチがあるホラー系の横スクロールアクション。ストーリーや目的の説明はなく、ただ放り投げ出されるようにゲームが始まる。暗い不気味な世界とライターひとつだけという心細い状況で、小さな人形のような主人公が進んでいく。
 パズル要素が強めで、先を進んでいくには謎解きも必要。ちょっと頭を捻らせさせる時もあったが、行き止まりは閉鎖空間となっているので、取り戻しがなかったか、別の出口があったのではないかなど、後戻りの必要がないのが分かりやすい。
 その分ボリューム不足は否めないが、シンプルにクリアまで遊べるのはむしろ値段相応で評価できる。
 キーコンフィグが何故かキーボードのみで、コントローラーでは変更できないのが残念。ボタン配置がどうも慣れなかった。また基本2Dアクションなのだが奥行きもあるため、オブジェクトの位置が把握しにくく、距離的に届いていないのか、それとも方向があっていないのかが分かりにくい場面がいくつかあった。

 華奢で逃げ回るだけしかできない主人公が、段々血に目覚めていくというストーリーもなかなか秀逸で、ダウンロードコンテンツ含めた世界観の補完などもあるようで、ほどよい佳作だった。


 「ライフ・イズ・ストレンジ」のエピソード1を少しだけやってみた。
 ストーリーが良いという感想をちらっと見て興味を持ったのだが、バタフライエフェクトを元とした内容で、イベントに対して時を戻して対応を変化させていくもの。作り込みが割とすごくて、モブも歩き回っているし、細かなオブジェクトまでしっかり作り込まれていて、まるで映画かVRの世界みたい。
 しかし遊んでいる感覚は昔PS3で遊んだ「ヘビーレイン」みたいで、感想も同じくこれをやるのであればゲームじゃなくていいんじゃないかと思ってしまう。
 インタラクティブであり、自分がストーリーに入り込みやすいのかもしれないが、個人的にはストーリーへの没入への障害でしかなく思える。主人公もぱっとしない女の子で感情移入するのが難しい。
 せっかくの作り込みも情報過多なだけで細部まで観てやろうという気にはなれず、現実の再現というだけではクリエイティブな感じもせず、結局最後まで遊べば面白くなるだろうとは思うのだが、この手のジャンルは合わないと再認識した。

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