2021年5月23日日曜日

悪魔城ドラキュラ リメイク三部作

 このところ連続で遊んできた悪魔城シリーズ。とりあえず今回で終了とする。
 最後に遊ぶのは初代「悪魔城ドラキュラ」をリメイクした作品。リメイクというか主人公がシモンというだけでステージは結構異なる。前回遊んだSFC版も本来はここに含まれ、不所持のため今回遊ばなかったが、同様の作品としてMSX版がある。なお今回遊んだWii版は初代のリメイクではなくゲームボーイ版「ドラキュラ伝説」のリメイクとなっている。

 遊んだハードはアーケード版がNintendo Switchの「コナミアーケードクラシックス」。「ドラキュラ伝説リバース」はWiiUのWiiモード。「悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ」がPlaystation3のゲームアーカイブス。

①悪魔城ドラキュラ(1988/2/22)
 アーケードでリリースされたドラキュラ。ゲーセンで遊んだときは操作のしにくさで1コイン瞬殺。二度と遊ばなかったという記憶がある。巷でもクソゲーという扱い。シモンの動きがもっさりしているだけでなく、ステージギミックは初見殺しのオンパレード。しかし数少ない評価点であるBGMとグラフィックの良さからか、悔しい思いをしても何故か遊んでしまう。
 基本的に敵の配置は固定されている覚えゲーなので、Youtube に上がっているクリア動画をお手本に同じようなプレイをすればクリアできる。「アーケードクラシックス」にはセーブ&ロードもあるしね。ステージが短いのも手軽。結局サブウェポンの懐中時計さえ取れれば、後は何とでもなる。

②ドラキュラ伝説 ReBirth (2009/10/27)
 Wiiで発売されたReBirthシリーズの一作。購入時は「ドラキュラ伝説」のリメイクとは知らず、大きな目玉が転がってきたり、パワーアップした鞭から炎が出たりと「悪魔城ドラキュラ」との違和感で遊ばなくなってしまった。
 今回は背景を知ったことで割り切って楽しめた。Wiiなので2Dグラフィックは必要十分の出来だし操作性も悪くない。でも何か心を掴むような面白さを感じられなかった。前回遊ばなくなってしまったのも違和感だけでなく、引き込まれるような魅力がなかったからかも。
 たぶんBGMに原因があると思う。悪魔城ドラキュラシリーズでは定番となっている「血の涙」を始めとする名曲がないので、俺はドラキュラで遊んでいるぜ!と燃えてこないのではないか。逆にクソゲーという烙印を押されたアーケード版を何故か遊んでしまえたのはBGMの良さだったのだろう。

③悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ(2001/5/24)
 隠れた名作といわれているX68000版をPlayStationに移植。オリジナルは難易度が鬼ということなので、今回はアレンジモードで遊んだ。
 グラフィック、BGMとも素晴らしい。ジャンプ中、鞭を下方向へ打ち下ろせるなど操作性も良好。これぞドラキュラ最高傑作!・・・と言いたい所だが、アレンジモードにしても激ムズ。ギリギリジャンプを要求される個所が多く、また倒したばかりの雑魚がすぐに復活するのがツライ。気色悪いBGMと相まって時計台のステージが特に苦しかった。

 

 いつかクリアしようと思いながら積み上げてしまったシリーズ作品を、今回思いも掛けずクリアできて感無量。名作と呼ばれている作品を自分で遊べたのも良かった。各作品をまとめて個人的な点数をつけるとこんな感じ。

①悪魔城ドラキュラ(FC)☆5
 すべての基本。現代の眼からするとグラフィックは劣るが、ゲーム性が抜きんでる。
②ドラキュラII 呪いの封印(FC)☆2
 ジャンル違い。今回遊んだシリーズと並べて評価するものはないかも。
③悪魔城伝説(FC)☆3
 発売当時なら凄いと思えるBGMと今となっては。ボリュームが多過ぎだし、難易度を高くし過ぎに思えた。
④悪魔城ドラキュラ(SFC)☆5+
 グラフィック、サウンド、演出、操作性のすべてが満点。他作品に比べて難易度が低いが、自分にはこの程度が丁度良く、遊んでいて楽しいと思える。
⑤悪魔城ドラキュラX 血の輪廻(PCE)☆4
 SFC版の後なので劣化して見えてしまうのが残念。初代の正当な続編としては十分。
⑥バンパイアキラー(MD)☆3
 色んな部分が外伝的作品に感じられる一作で悪魔城シリーズぽくない。
⑦悪魔城ドラキュラ(AC)☆3
 BGMと懐中時計に尽きる作品。攻略法を覚えてしまえば割と遊べる。
⑧ドラキュラ伝説ReBirth(Wii)☆3
 手堅くまとめたシリーズ作品だが、これという魅力に欠ける
⑨悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ(PS1)☆3
 雑魚の出現テーブルをもう少し管理してスタイリッシュに戦えれば、もっと爽快に遊べただろうにと残念な一作。

  スーパーファミコン版が一番という結論になりました。


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