2021年5月16日日曜日

悪魔城ドラキュラ 次世代機三部作

  前回の続き。ファミコン版悪魔城シリーズ三部作をクリアしたので、ポストファミコン世代のコンソールでリリースされた三本をプレイした。
 当初悪魔城シリーズはファミコンという単一機種で三作が発売され、他機種へのリリースは基本的に「シモン・ベルモンド」が主人公である第一作のアレンジ移植だった。しかしファミコン後継機では各機種ごとにその後のストーリー展開を見せ、異なった作品が開発されたのは興味深い。

 プレイ環境はそれぞれ、SFC版「悪魔城ドラキュラ」がWiiUヴァーチャルコンソール、PCE版「悪魔城ドラキュラX血の輪廻」がPCEミニ、MD版「バンパイアキラー」がMDミニとなっている。

①悪魔城ドラキュラ(1991/10/31)スーパーファミコン
 スーファミ版発売当時、何度となく遊びクリアしたタイトル。スーファミソフトの中でも一位二位を争う完成度だと思う。スーファミの機能をフルに生かし、グラフィック、サウンドが素晴らしい。ストーリーは次世代三部作の中で唯一初代悪魔城のリメイクでシモン・ベルモンドが主人公。
 難易度もほどほどで理不尽な難しさがないのが良い。何度か遊ぶうちに攻略方法を自然と発見できるので、上達を実感できる。今回も当時を懐かしみつつ、楽しく遊んでクリアした。

②悪魔城ドラキュラX血の輪廻(1993/10/29)PCエンジン
 大容量を売りにしたPCエンジンCD-ROM2で発売された悪魔城ドラキュラの新シリーズ。悪魔城シリーズは任天堂のコンソールで発売されるものだと思っていただけに、当時PCエンジンを持っていない自分はがっかり。リメイク版として「悪魔城ドラキュラXX」がスーファミには発売されたけど、劣化移植にしか思えず。
 話題となったビジュアルシーンはほぼ止め絵で、現代の眼で見るとかなり質素に感じる。本編のグラフィックは結構綺麗。スーファミ版の書き込みに比べれば負けるが、オープニングの馬車シーンなどは印象的。CD音源を活かしたサウンドも良くてヒロイックなアレンジとなっているのが燃える。
 難易度はかなり高く感じた。特に雑魚の沸きが早いのと動きが素早い。ゴリ押しが利かないのでボス戦も苦労したが、何度も遊んでいると攻略法が見つかるのが良い。マリアがいるので「兵器」だし。

③バンパイアキラー(1994/3/18)メガドライブ
 タイトルに「悪魔城」や「ドラキュラ」が入っていない外伝的作品。メガドライブは持っていたが当時はスーファミのソフトしか買っておらず、後年プレミア化しているという話しを聞いて存在を知った。
 メガドライブ特有の少ない色数は現在の大画面HDテレビで遊ぶとかなりドギツイ。ヨーロッパ各地を周るステージや異色の多関節ボスなど、メガドラの機能を駆使して作られているのはわかるが、これまでの悪魔城シリーズとは雰囲気がかなり異なる。操作キャラを槍使いのエリックにしたから猶更。
 評判の良い作品ということだが、個人的にはあまり面白いと感じられなかった。発売当時であれば驚愕のギミックだったであろう。

 今回の作品も途中セーブ&ロードが使えたので、各ステージを何度も巻き戻しプレイを繰り返して攻略。何度となく遊んでいると攻略方法が見えてくるのは悪魔城シリーズならではという感じで楽しめた。
 残りの手持ちタイトルはアーケード版、Wii版。せっかくなのでX68版を移植したPS1版もこの機会に遊んでみたい。ジャンルの変わった月下とGBA版はどうしようか…。

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