2021年5月5日水曜日

2021GW 能登北陸ツーリング 二日目

 二日目。本日はこのツーリングの目玉である能登半島一周。問題は天気のみ!
 昨日はなんとか天気がもったが、夜は一雨降ったようだ。日本海が目の前というロケーションの民宿に泊まったのだが、バイクは砂まみれ。一刻も早く洗車したい気分。

①巌門
 今日は見所多し。午前7:00に宿を立つ。
 海沿いを走る県道36号線を進んでいくと到着。突き出た岬に穴が開いてる。あれが巌門なのか。遊覧船のりばがあるので海から見るものなのか。東尋坊といい、日本海側にはこういった切り立った岬が多いな。

 朝早すぎて人っ子一人いない巌門を後にし、いったん国道249へ。本日何度かお世話になる国道だ。R249から県道49号線への分岐近くにある「世界一長いベンチ」へ。
 そのものずばりのベンチ。端から端まで歩いて長さを実感すべきところだが、完全に観光客相手の作りものだし、そこまでするほどのモノでもないな…。サンセットヒル増穂となっている。確かに夕暮れ時このベンチに座って沈む陽を眺めたらセンチメンタルな気持ちになるだろう。

②ヤセの断崖
 国道249から県道49へ。古い民家が続く狭い道を進む。それだけで重要文化財じゃないかなんて思わせるような家が立ち並ぶ。以後能登半島では漁村を通るたびに古い民家を見掛けるが、こんな町ほかにあったっけ。記憶に浮かばない。
 最初は家を大事にしているとか、古くから住み続けている人が多いなんて、当たり前のことが浮かんだ。考えた末の結論は「他から新しく住まう住民がいない」ということ。新陳代謝のない町…。

 「ヤセの断崖」は松本清張の小説「ゼロの焦点」で有名になった舞台。

③輪島
 再び国道249号へ合流。海沿いから離れた辺りで県道38号線へ。さみしい山道という感じ。能登半島は海と山が同居している。男女滝という面白いスポットを通過し、何度目かの日本海。あとは輪島まで海沿いを走っていく。輪島到着が9時。割といいペースなのでファミリーマートで一服。
 さて次の目的地と出発してすぐに雨が降り始める。いよいよかーという感じ。カッパの上だけでもと思ったが、何度も脱ぎ着するのは面倒だし、昨日の暑さもあったのでインナーを着ていない。防寒着くらいのつもりで上下装着。さらにブーツカバーもつける。タンクバックとサイドバックにもレインカバーを掛けて準備万端。どれくらい降るんだろうか。

④白米千枚田
 輪島を越えて30分程度で到着。どうせ大したことないんじゃない、なんて思いつつ、道の駅にバイクを止める。

 これはすごいわ。海岸まで急坂で猫の額程度しかない土地に所狭しと並びつくされた棚田。機械を入れるスペースもなくすべて人の手によって維持管理されているという。能登半島は棚田が多い。狭い土地を有効活用しようとした先人の知恵からか。
 調べてみると関東平野や濃尾平野などの広大な扇状地は灌漑の整備がされるまでは田んぼを作れなかったそうだ。それに対し自然の水路を利用しやすい棚田こそが主力だったという。

⑤禄剛崎
 千枚田を後にし能登半島最先端である禄剛崎を目指す。雨はたいした降りにならなかったが、時折ザッと降るのに備えてカッパはそのまま着ておく。
 予定より1時間以上巻いて禄剛崎到着。出発を早めたことも良かったのかな。

 時間の余裕が出来たので道の駅にバイクを置いて灯台見物。結構きつい階段を登って岬を登ると「能登半島最先端」の禄剛崎灯台に出た。本州から突き出た能登半島で、厳しい日本海を守り続ける灯台。無人運用となったものの、今でも現役で使用されているそうだ。
 一時間ほど散策して能登半島残り半周へ。

⑥見附島
 禄剛崎から1時間ほどで到着。雨はほとんど止む。
 見附島は空海が宝物を見つけたのが由来だそうで、その形状から軍艦島とも呼ばれているらしい。なだらかな入り江に独り屹立する様はとても不思議。

 何故か恋人の聖地とされているようで、リア充爆発しろと言いたい。天気が良ければ北アルプスの山々も見えるそうで残念。

⑦九十九湾
 昨年道の駅がオープンしたばかりのようで、入口には巨大なスルメイカのオブジェクトが置かれている。
 子連れの家族がジジババ引き連れてスマホでパシャパシャ。コロナウィルスによる自粛ってどうなってんだろうな。

 なんの下調べもなくこんなのが現れると、旅して良かったなと思える。他にもR246穴水付近では「ぼら待ちやぐら」という日本最古の漁法を紹介したオブジェが海に立っていて驚かされた。
 天候はついに回復。晴れ間が出てくる。もっともレーダーによれば夕方近くに再び雨雲が接近するようなので油断はできない。

⑧8番らーめん
 国道249号線を外れて県道35号、34号を使い、海沿いの道を選んで進む。せっかく半島一周をしているのだから、その形をなぞるように周りたいというのが人情。九十九湾から先はとくに見所もなくただ走るだけだ。
 予定では七尾到着が18時頃。夕方の天候次第では能登島は諦めようと思っていたが、いろいろ頑張って穴水着が14時30分。これならば能登島をまわっても七尾へは17時くらいに着けそう。ご褒美にゆっくり昼食をとる。

 昼食は石川県で定番とされる「8番らーめん」にした。味で評判のラーメンショップではないようだが、金沢城への道中を含め幾度も目にしてきただけに、せっかくだから記念に食べておこうくらいの気持ちだ。
 味噌ラーメンのセットを注文。うーん、まあこんなもんかー。こっちで言うところの「くるまやラーメン」とかそんな感じなのかな。

⑨能登島
 「ツインブリッジのと」と「能登大橋」によって半島とつながっている島。当初の予定では県道257号線を利用して島を半周しようと思っていたが、時間がとれたことと天気が回復したことで全周を回ることにした。
 当初予定の「のとじま臨海公園」辺りまでは二車線の広い快速路だったが、そこから東へ向かうと一気に道が狭くなる。漁村と能登名物の棚田が広がり、地元の人しか通らないんだろうなと思わせた。
 そんな矢先、道端を不審な影がよぎる。緑色の体と灰色の羽。真っ赤な顔と丸い眼。
 「キジだ!」
 初めて見た?驚くのも束の間すぐに草陰へ消え去ってしまう。スマホなんて取り出す暇もなし。道沿いで見掛けた〇〇町の看板にもキジの絵が描かれていた。ちょっとしたサプライズに気を良くしていると、しばらくして再びキジ発見。今度は自分のバイクを見て驚いたらしくトコトコとかなり速足で走り去っていった。調べるとキジはあまりうまく飛べないそうだ。なんか感動。
 しかし島の東側は開発が進み始め、森が伐採されているようだった。いつまで野生のキジを見ることが出来るのだろうか。


  島の南は棚田が広がる農村となっていて、農家の人が田植えをしている真っ最中だった。ああそうなのだ。何故この時期にゴールデンウィークが設定され、長い休みがあるのか。それはツーリングをするためなんていう道楽が理由ではない。田植えの季節だからなのだ。本当は女子供から総出で稲を植える作業を手伝わねばならなかったから、この季節に連休が設定されているのだ。
 それなのにコロナ下で自粛が叫ばれている中、のんびりツーリングなんかしてていいんですかね。天気が心配なんていいながら。辺りでさえずるウグイスの声。棚田で人と共生するサギ。のどかな里山の風景。

⑩七尾
 能登島を後にして七尾市街へ。本日の宿。17時ごろ到着。走行距離292.7km。
 結局本日の天気は曇り一時雨、所によって晴れ程度に落ち着いた。良かった良かった。

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