2015年2月18日水曜日

タクトオブマジック

 積みゲー消化シリーズ。今回はタクトオブマジックにした。前回がアクションゲームだったので、ストラテジーを選択してみた。

 実はこのソフト以前購入して・・・確か発売してすぐに定価購入だったと思う・・・、ちょっと起動してすぐにやめてた後、売り払ってしまった。
 チュートリアルが長くていらいらしたことと、Wiiソフトにありがちな独特の操作法がどうも体に合わなかった記憶がある。
 その後何回か気になっていて、値段も安くなっていたことから再購入。しかし遊ぶ時間がとれなくて結局寝かしていたという経緯。今回第一章と第二章のダブルーンを極めるところまでをプレイした。

 前回挫折したWii独特の操作感。
 つまるところWiiリモコンを動かしてルーン文字を描いたり、ヌンチャクを上下して魔法を発動させたりというのが売りなのだが、正直面倒くさい以外の何者でもない。
 リアルタイムストラテジー(RTS)なのでこまかくユニットを操作しなければという時に、ルーンをいちいち刻まねばならないのがテンポを阻害しているのだ。
 家庭用ゲーム機とRTSは操作デバイスの点でPCとマウスの組み合わせに対しはるかに劣るものの、Wiiリモコンはその点ではマウスに近い操作性を持ってるだけにもったいないなぁと思う。

 とは言えそれ以外はとても丁寧に作り込まれている。グラフィックはWiiにしては上等な部類で、WiiUで遊んでいるからと言うこともあろうが、国産PS3ソフトと同等。ポリゴン数と処理速度の関係でユニット数は少なめだが。

 シナリオも深みをもって作られた王道ストーリーで、また登場キャラクターも丁寧に描かれているし、萌えアニメ路線ではないあたりが良い。国産RPGの名作が数多く登場していたスーパーファミコン時代の頃に似ている。

 これでルーンを描くとかなければなぁと思うが、それこそこのソフトの売りを否定するので何とももったいないとしか言わざるを得ないのである。

 ちなみにこのソフトあまり売れなかったようだが、PS3の戦場のヴァルキュリアしかり、こうした良作SLGが陽の目を浴びることなく消え去ってしまったのは悲しい。現在の据え置きゲーム機劣勢市場の発端を見るようである。
 確かにこうした真面目なソフトをお金掛けて開発するよりは、萌え絵を採用してニッチな層を狙うとか、定番ソフトの続編を出した方が安定しているだろうし、何より携帯ゲーム、スマホ辺りで開発した方が開発コストも少なくリターンはでかい。結果据え置きゲーマーはさらに減っていくという悪循環。
 若者の人口比率を考えれば、今後逆転することはあり得ないのがさらに悲しい。

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