2015年2月5日木曜日

零 5日目

積みゲー消化 零 5日目

 本日は雨のため仕事お休み。一日中「零」をプレイしてエンディングまで到達しました。結局チャプターは13+最終章まで。9~14まで一気に攻略したことに。

 射影機による戦闘がどうも慣れなかったのだが、カメラの強化とレンズが増えたことで、だいぶん戦いやすくなった。特に深羽と夕莉の使う怨霊を遅くさせる能力が抜群。
 逆に二人の射影機ばかりカスタムして、素の性能が高い作家の射影機は強化しなかったため、最後の方では作家の四連射はフィルムを消費するばかりで、使いにくくなってしまった。

 なおネタバレ満載でお送りします。

クリアでだいたいわかったこと。

 日上山では水を神体として崇める信仰があった。死を前にした村人は山に入って死んでいく。その最期を看取るのが巫女の役目の一つ。
 いま一つの役目は水が清くあるように、黒い水が溢れることを防ぐこと。黒い水が溢れるとあの世とこの世が混ざり合ってしまう。

 黒い水を封じる役目をおびた巫女は柩籠に入る。柩籠に入った巫女は婿を持つことが出来る。これは二人で柱となった方が、長い間苦しみに耐え、封印の役目を果たすことが出来るため。
 柩籠にて柱の役を担うことになった巫女「逢世」は、婿に選んでもらうために一枚の写真を撮影してもらう。この写真をとったのが射影機を発明した「麻生」博士だった。
 写真は魂を吸い取ってしまうという迷信があるが、射影機の力か「逢世」の弔写真は、彼女の魂が入り込んでしまっていた。

 日上山と別の場所で幼くして巫女であった「白菊」。体が弱く一度危篤状態に陥ったことがあり、「死に近いものほど強い柱となる」という日上山の迷信によって、彼女は柱となる。日上山へと向かう前、幼い日の「麻生」博士は彼女の後ろ髪を受け取っていた。その記憶が博士と瓜二つの作家「蓮」に託されることとなる。

 逢世は柩籠へ入り柱となるが、その頃山では巫女の連続殺人事件が起る。その風景を感知してしまった逢世は柱になりきれず、箱から黒い水を撒き散らして飛び出てしまう。黒い水に満たされた湖で彼女は永遠に死ぬことはないが、体は蝕まれ怨霊と化した。
 これが災厄の原因。

 殺された巫女たちも黒巫女となり、死を看取るどころかあの世へ誘う怨霊となった。黒巫女によってあの世へ引き込まれた者もまた怨霊となってしまう。
 つまり日上山はすでに黒い水が溢れてしまっている状態といえる。女学生の冬陽や春河はそんな日上山に取り憑かれ、結果命を落とすことに。

 かくて黒い水を鎮めるため、さらに五つの柱が必要とされ。
 ・深羽(序章で登場の少女、影見の能力をもち、人を信用することができない。母を探している)
 ・夕莉(主人公。影見の能力を持つ。人ならざる者を見ることが出来、死に近い)
 ・密花(夕莉の保護者。影見の能力を使ってもの探しをしている)
 ・深紅(深羽の母親。亡くなった兄と再び会いたいと、あの世への旅路を求めて柱に)
 ・累(蓮の助手。実は女性なのかな?)
が日上山へと誘われ、柱となってしまう。


 最後・・・・

 五人の生け贄は解放されたが、黒い水を封印する逢世に殉じて、夕莉は彼女の元へ。蓮のエンディングは選択エンドで、花嫁として逢世と白菊を選ぶようになっていたが、逢世は夕莉に任せようと思い白菊ルートへ。そのまま白菊とともに柩籠に入るのかと思いきや、なんと白菊を射影機で攻撃!どうやら白菊は成仏した、となっているがあまり感心しない最後だったな。
 ストーリー展開上、夕莉の最期より先に結末が語られるのだが、二人の登場人物がともに殉死して終わりというのはどうかってなったのかな。
 累との関係もうやむやだし、何故麻生博士の記憶が宿ってるのかも意味不明。顔は瓜二つだったから往き帰りだったのかな。この辺はあえてぼかしたのかね。

 結局日上山にはラスボスちっくな奴はいなかったということ。逢世が一応その存在だが、悪さをしようとしているわけではなく、ともに黒い水を封じるため、相棒が欲しかった・・・ということ。
夕莉が共になったので、黒い水も治まるのでしょう。きっと。

 後半のチャプターは無闇に戦闘シーンが多くて若干辟易とした。ストーリーが盛り上がってきているのに、いらない戦闘を何度もさせられるのがうんざり。アイテム取ろうとする度に手が出てくるのも面倒くさかったし。
 出てくるのが必然な敵は仕方ないけれど、何度も何度も同じ敵、しかもうざい攻撃方法のやつが複数でてくるのはイライラしたね。
 また14章にもわたる長いストーリーの割には伏線が回収しきれてないように思えるし、この手の和製ホラーにありがちなれどしっくりくる結末じゃないからクリアしたど!という達成感、満足感には少々欠けるかな。

 射影機の操作性も最後の方は強化されて戦い易くなったけれど、全般的に使いにくい。パッドをカメラに見立てて、とはならず、結局テレビ画面だけみてプレイしてたので、この点においても成功したとは言い難い。
 ただし探索中、手元にマップが表示されているのは便利だったね。

 影見という能力で次に行く場所を案内していくというのは良いアイデアだった。ホラーゲームというジャンルにもしっくりくるし、目的地まで走っていってフラグ立て!みたいな感覚から離れていて素晴らしいと思った。洋ゲーFPSにありがちなあれはどうも無味乾燥というかゲームっぽすぎてよくないよね。あいつら頭使ってなさすぎ。
 他にも写真を撮ることで謎解き(アイテム探し)を行うなんてのも捻りがあって好感度高し。

 グラフィックは及第点レベル。特筆すべきところはなし。個人的には女性の顔がどれも似すぎていて、区別がつけにくかったのがイマイチだった。

 クリア後外伝的ストーリーが追加され、また蓮の別エンディングも気になるので、もうちょいとこのゲームを続けて他に移ろうかと思います。

 さてWiiUでの発売だったのでそれほど本数は見込めないでしょうし、仮にPSで発売されてもそれほど馬鹿売れするジャンルでもないことも事実。
 されどこの手のゲームがメジャータイトルの合間に何本か発売されるというのが、本来はゲーム市場の幅を広げるという意味で必要なんでしょうけどね。どんどんゲームが縮小していくのは残念なことだわ。

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