2022年5月8日日曜日

谷山浩子 50周年記念コンサート

 「ぴあ」から4月29日に谷山浩子のコンサートが開催されるという通知が来た。
 昨年末、コロナ禍により中止続きだったコンサートが久しぶりに開催された時は、席代も高いし喉の調子などを考えればCDで聞いた方がいいしとチケットを取らなかったが、今回は50周年記念コンサートとのこと。そんな節目のコンサートであれば行かぬわけにならず。チケット購入希望を出せば見事抽選に当たった。
 実は同日にこちらも久方ぶりで開催される「BIKE!BIKE!BIKE!」へも行きたかったのだが、重要度で浩子さんの勝ち。

 チケットを取ったあと仙台出張もあってしばらく忘れていたが、戻って来てすぐの開催。会場は有楽町の国際フォーラムとメジャー所。座席は何と三階席。遠い所が当たってしまって残念がると同時に結構広い箱なのかという疑問が。50周年記念ともなればきっちりした会場でやるもんだねと感心する。

 当日は雨。昼過ぎはかなり強く降ったりもして、鈴鹿の「BIKE!」イベントへ行くのはちょっと無理だったかも。浩子さんのチケット取っておいて良かった。なお後で知ったのだが、当日コンサートの生配信もされたようだ。三階席よりよっぽど観やすかっただろう。

 東京へ出るついでに雨の中お台場を観光。初めてガンダムの立像を拝む。格好いいとはいえ、富野監督とは関係ない「ユニコーンガンダム」が立っているというのは違和感があるなぁ。ストーリーもアレな物語だし。

 ガンダムベースにも立ち寄るが残念ながら整理券方式となっていて入場できず。ダイバーシティ館内もお客さんでごった返しており、まあ妥当な措置だわな。
 天気が良ければそばの肉フェスに行ってみたかったが、この天候ではその気になれず。

 有楽町のビッグカメラにて時間を潰し、開場30分前に国際フォーラムへ。結構人が並んでいる。全席指定なのだから並ぶ必要なかんべと思ったが、グッズを早目に買うためか。
 お客さんは60~50歳代ばかりの高齢者コンサートながら、並んでいる時「銀河通信」が流れて、この列に並んでいる人々それぞれに人生があって、その傍らに浩子さんの歌があったのだなあなんて思うと、少しセンチな気分になってしまった。

 いつもであれば遠目でチラリと見る程度の会場グッズ販売だが、今回は50周年ということで目玉があるかもしれんと思い販売の列に並ぶ。記念グッズを紹介するチラシによれば、記念のインタビュー本が4,500円というぼったくり価格で販売されている。高いが記念だし、これを買うことにする。 
 紹介するチラシによれば100頁の大ボリュームというあおりに期待。しかし実物は結構薄く、ぼったくり感はさらにマシマシ。よくある話で買ったことに満足してまだ中身読んでませんが、何か。
 長蛇の列に対して販売員は三名と少ない。列は解消することもなく並び続ける。「定刻になり次第、コンサートは開催します」との告知。早めに購入出来て良かった。

 三階席は思った以上に高いが、同様の座席数を一階に作ることに比べれば、ステージから近くなるかもと思った。オペラなどではこうした席に貴族など身分の高い人が座ってオペラグラスで鑑賞するなんてのを見掛けるが。
 自分の座席の前列に四人で揃ってやってきた推定60歳越え親父が座り、でかい声で喋り始める。コンサートが始まったら遠慮してくれよとは思ったが、なかなかうざかった。案の定他のお客さんからもうるさいと思われていたのか一喝されていい気味。ただせっかくのコンサートなのにいい気分になれなくて残念だよな。

 コンサートは谷山浩子と縁の深い奏者が集まり、オールリクエスト型式で行われた。リクエストに対してその場で打ち合わせて演奏していくあたりは面白い。代表曲と呼ばれるような歌が選ばれないのはちと残念だし、曲によってはすでに歌うのがつらいものもある。それも含めてコンサートの醍醐味なんだろうけど、んー。
 でもベースと斎藤ネコのバイオリンは良かった。

01 まもるくん
 ・出来てしまった曲
02 催眠レインコート
 ・雨乞いの歌
03 鬼こごめ
 ・彼氏の鬼にお前はダメだ!という歌
 ・ベース
04 僕は帰るきっと帰る
 ・犬の歌
05 真夜中の太陽
 ・半音違うだけで歌いやすくも難しくもなる。二代目谷山浩子への言及
06 ブルーブルーブルー
 ・明るい爽やかポップス(石井AQ)
07 イーハトーブの魔法の歌
 ・古い
 ・あたたかくしっとりとした雪の歌

(小休止)

08 果物屋のテーマ
09 小さな魚
 ・どフォーク(石井AQ)
10 仇
 ・見た夢を歌にした唯一の曲
11 ネムルル
 ・新しい曲がリクエストされることは少ないので嬉しい
12 岸を離れる日
 ・最後に相応しい選曲

 (アンコール)

13 きみがいるから
 ・最初は「血管」という曲名だった
 ・命を大事に感謝する歌
14 さよならディーノ
 ・作”曲”グランプリ一位

 新曲「きみがいるから」は歌うだろうなと思った。亡くなった旦那さんや自身の闘病生活などといったことを一切語らない辺りは浩子さんらしいと思った。

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