2016年5月15日日曜日

CBR400R 伊豆一周

 今週前半は雨で欝々としていた天気も、木曜からはからっと良い天気へ。現在箱根新道にて仕事をしているものだから、からっと良い天気にバイクが「ブオォォォォンッ!」と走っていくのを目にすることとなり、自然とストレスは貯まっていく一方。
 「なんでおれは仕事してなくちゃいけないんだ。こんないい天気なのに。単車を買ったばかりなのに!!」
 そんな負の感情を抑え、待っていました日曜日。今日もいい天気です!!!やってきました日帰りツーリング。今日はどこへ行こうかなとずっと考え、富士山一周、千葉~房総半島と悩みつつ、当日決定しました。

 「伊豆スカイライン」

 嗚呼・・・。
 これまで購入した歴代バイク。何度この道を通ったことか。そのたびに最高のワインディングと思ってきた道。しかしCB400SFspec3以降、ずっと封印してきた道。エストレアでもフェイズTypeSでも我慢してきた道。それが「伊豆スカイライン」だった。
 ついにCBR400Rを手に入れて、復帰する時が来たのだ。
 有料なれど、勾配やきついカーブが少なく、交通量もあまりない走りやすい道路。それでいて高原をひた走るルートなだけにバイクの特性が良く分かる道。これが伊豆スカイライン。いつ走っても、何度走っても楽しくかつ勉強になる道だ。ついにそこへCBRを乗り入れる。このマシンのポテンシャルを測るために。

 などという前置きはあとにして、8時自宅発。十国峠にて一服して9時ごろ伊豆スカへ。は入り口を間違えて熱海方面へ行ってしまったのは秘密だ。
 いやー。何年振りだろう、この道。Spec3以来だから10年近くになるのか?
 マシンも変わり、俺も歳を取ったが、伊豆スカイラインは変わらずそこにいた。走りやすい道はそのままで、それでいて漫然と走るとうまく走れないという性格はそのままだった。何度かカーブを曲がり損ねそうになり、後ろからくるマスツー連中や大型にツナギという本気モード連中を前へ行かせつつ思う。
 「バイクは寝かせないと曲がらない」
 体重移動を意識しつつ、けつをハングオフさせながらコーナー進入するとうまく旋回できるようになる。これだよこれ!まがいものとはいえSSモドキのCBR400R。楽にお尻を移動させることが出来、こうなるとコーナーも怖いものなし。道中後半は意のままに扱えるようになってきた。
 いつまでも続けばいいのになんて思いつつ、終点の天城高原到着。そのまま帰るコースもあるのだが、今回は伊豆半島一周してみることにした。

 国道135号線は当然のごとく車が多く、まったく楽しむことはできない。しかし一度でいいからこの道を通って、走りにくいという結果でもいいので経験しておきたかった。自分を戒めるつもりでゆっくり135号を走っていく。
 セブンイレブンにて簡単な朝食をとりさらに進むと、事故に遭遇。セブンを出る直前に見かけたハーレー軍団の一人がこけたようで、道のわきで腕を抑えてのた打ち回っていた。脇には仲間と思われるバイクがいっぱい。しばらく進むと救急車と事故処理パンダ。事故は嫌だなぁと自分に言い聞かせる。ちなみに事故地点はなんの変哲もないゆるやかな右カーブ。どうしてこんなところで事故った?
 次の目的地は西伊豆スカイライン。混雑する下田を超え、道は国道136号線へ。若干の山道へ入り込み、車は少なくなる。さっそくこれを抜き去り自分のペースで進む。しばらく山道を進んでいくが、国道とは名ばかりのような狭い道が続く。ヤビツ峠を思い出させるブラインドコーナーもしばしば。
 これを抜けると再び海岸へ。ちょっとひとやすみ。Google Mapにて確認するが西伊豆スカイラインはまだまだ遠い。気を取り直して先へと急ぐ。


 ついに来ました県道411号。鋭角に左折して山道を登っていく。ようこそ、西伊豆スカイラインの看板をみつけて到着。あとは気持ち飛ばし気味にこれを駆け上がってゆく。伊豆スカよりさらに交通量の少ないワインディング。上下二車線と広い道とは言えないが、適度なカーブでとても走りやすい。あっという間に山頂へ到着してしまった。

 Uターンして戻るのが正しい道のようだったが、そのまま山道を下ってみた。牧場のような施設を通り過ぎるとせまい山道へ。途中一車線分程度しかない道を抜けて下ってゆく。たどりついたのは国道136号線。あとは三島か沼津を目指せばいいんだなと考えていたら、一度見たことのある風景。あの回転するひもの乾燥機は二つとあるものじゃないよな?
 どうやら411号線を入ってぶつかった道を右折すれば西伊豆スカイラインだったのだが、左折してしまい、走った道は別の道だった模様。結果大きくUターンしてしまったようで、元の道に出てきてしまったのだった。
 ちょっとがっくりきながらも、時刻は14時をまわり、再び西伊豆スカイラインをチャレンジする気力はない。そのまま三島を目指す。国道136を走りバイパスへ。こうして勝手知ったる国道1号線。箱根へと戻ってきた。

 自宅着は16時。総走行距離330Km。なんとこないだ四日市まで走った距離とほぼ同じ。伊豆半島一周が広いのか、四日市は近いのか。
 なお伊豆スカイラインはじめとして、ワインディングを走った結果の心得。

 ・コーナーは積極的な体重移動が大事。バイクは傾けないと曲がらない
 ・フロントブレーキは旋回中使うな。車体が起き上がって、なおさら曲がらなくなる
 ・旋回中の車速調整はリアブレーキで
 ・尻はこまめに動かす。スポーツ走行とはそういうもの

0 件のコメント:

コメントを投稿