2019年6月23日日曜日

谷山浩子 放課後の音楽室 須藤千晴先生と

 谷山浩子「放課後の音楽室」に行ってきた。コンサートの鑑賞は久しぶり。
 谷山浩子のコンサートは一度見に行く機会があった。それは20年前の思い出。青山の子供の国で行われたもので、会場まで行ったにもかかわらず、何故かチケットを持ってくることを忘れて泣く泣く帰った。今にして思えば、当日券を買えばよかった。
 今回はそれ以来のコンサート鑑賞なので感慨深い。

 会場は上野の東京文化会館にて。
 あいにくの雨模様。上京するのは久方ぶり。せっかくなので秋葉原と神田を散策した。
 記憶に残っていたお店はあらかたつぶれてなくなっていた。中古屋さん、トライタワー、神田のカレー屋。20年たっているのだから当たり前か。
 それでも体は街並みを覚えていて、この角を曲がれば何があるとか、ここの先の風景はこんな感じとかわかるのが懐かしかった。懐かしさがさみしかった。

 開場は17時。少し早めに到着すると楽屋口に人だかり。英国ロイヤルバレエ団の公演があったらしく、その出待ちが行列を作っている。人気のダンサーを一目見ようとスマホ片手に群がる人並み。すごいなと思いつつ、出てくるダンサーを見ても自分にはすごさがわからず、そのギャップに戸惑いつつ。谷山浩子だってわかる人にしかすごさがわからないのだろうと思ってみたり。
 会場の文化会館小ホールには短い列。開場にはまだ時間があるがすることもないので一緒に並ぶ。しばらくして開場。入ってすぐに売店。CDや書籍、グッズを販売していた。せっかくだから何か買おうかと思ったが、CDは全部持っているもので、グッズと書籍に惹かれるものがなかったのでスルー。

 こじんまりとしたホールの座席数は200席ほど。舞台は小さくグランドピアノひとつで一杯の大きさ。自分の席は二階だったので残念に思っていたが、ホールが小さくて舞台が近く感じられた。
 時間潰しにお客さんを観察すると、やっぱり年配のファンが多くて若い人はいない。自分と同年代から上の方が多い。男性七割の女性三割。割と一人で来ている人が多かった。恋人同士や夫婦連れ添って来るファンは少ない様子。谷山浩子ファン層の実態を実感する。
 思っていたより座席は埋まりほぼ満席。谷山浩子がずっと活動できているのは、こうして地道なファンがついてきているからなのだろう。

 定刻となりコンサートが始まる。
 生の谷山浩子さんを初めて見る。感動。けっこう太っていた。もうおばあちゃんなのね。共演の須藤千晴さんは美しいピアニスト。
 浩子さんは座って歌を歌う。体を揺らしてリズムをとるのがかわいらしい。歌の合間にのどを潤すためか飲み物を飲むしぐさも愛らしかった。歌の間のトークもラジオで聞き馴染んだ浩子さんのそれだった。

 曲目は半分知らない曲だった。ここ最近のアルバムは買ってパソコンに取り込みこそすれどほとんど聞き込んでいない。惰性で買っているだけ・・・。「しまうま」あたりからのアルバムは何か自分にしっくりこない。自分が変わったのか浩子さんが変わったのか。
 共演の須藤さんのピアノはとても上手で官能的で情緒に溢れていた。CDで繰り返し聞いたメロディがそのまま流れてくるだけでなく、強弱のめりはりが素晴らしくてともすれば浩子さんの歌より聞き入ってしまった。
 二部になって聞きなれた歌も流れる。当然ながら知った歌は、よりのめり込んで聞くことが出来た。すずかけ通りや冷たい水の中等々、じーんとしみいる歌ばかり。

 かくて谷山浩子のコンサートが終わった。何でこれまで行かなかったんだろうね、と自問したくなる楽しいイベントだった。聖域にし過ぎ?
 秋に開催される猫森集会も絶対、絶対チケット取ろう。

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