2019年5月7日火曜日

2019年 GWツーリング 中国路 その4

 ゴールデンウィークのロングツーリング。いよいよ最終日にして最大の難関。三日かけてやってきた1,000kmの道のりを、本当に一日で帰れるのか?である。旅程を組んでからずっと悩んでいた所だ。
 学生時代車で福岡まで行って、帰りは高速に乗って一日で小田原まで帰ったことがある。その記憶が俺を楽観的にさせているが、考えても見れば車のが体力は消耗しないし、その時は二人旅だったから運転は交代できた。今回は風圧に耐えねばならぬバイクだし、当然一人旅・・・。
 ナビで帰路を検索すると無情にも1,000km10時間以上とか出る。休憩込みだと12時間以上かかるわな。
 予約はしなかったが大事をとって、神戸のカプセルホテルを調べておいたが・・・。

07:30 出発
08:20 美東SA 最初の給油。一日で何回給油するのだろう
10:00 安佐SA 山陽道は岡山、広島で渋滞発生。少し遠回りだが中国道へ
11:40 大佐SA 二度目の給油。中国道は空いていて快適
13:40 社PA 1時間くらい走るとお尻が痛い。2時間以上は無理だ
14:10 茨木IC JCTで間違えて逆方向に行ってしまう
14:30 宝塚北SA 三度目の給油
15:15 桂川PA 渋滞前の最後の休憩

 ここが本日最大の正念場。名神高速の京都~草津間における大渋滞である。関西から東海へ抜けるすべての車がここを通り抜けるのだから渋滞して当たり前だわな。もっとバイパス作れよ(現在新名神を建設中とのこと・・・いまさらかよ)。
 この時点で渋滞長20km所要通過時間80分。動かなさ過ぎてバイクじゃ死ねる。朝の出発時はいつもの楽観主義が発動してお昼を回れば渋滞が短くなるんじゃないのなんて思っていたがまったくそんなことはなかったね。

 結局ここを通らず家路につくことは出来ないので覚悟を決めて渋滞に突入する。と目の前に川崎ナンバーのバイク発見。渋滞をすり抜け進んでいくではないか。これを幸い先導よろしくと後ろをくっついて行くことにした。車線変更する車に気を付けながらスルスルとすり抜け、草津JCT通過まで30分弱で済んだ。しかし体力的にも精神的にもかなり疲れた。
 なおがら透きの路肩を走行していくバイクは案の定ネズミ捕りに捕まっていた。そっちは走るの楽だけど走行禁止だからな。すり抜けは法的にグレーゾーンなのでね。

 ここまで来ればと思ったが、草津から先も断続的な渋滞が発生。甲賀土山、亀山、四日市あたりで短い渋滞ができている。疲労困憊で鈴鹿PAへ滑り込んだ。

17:30 鈴鹿PA
 朝から発生していた伊勢湾岸道路での渋滞。長島あたりで発生していたのでスパーランドのお客だからいずれ消えるだろうと思っていたが事故がからんだりと10km以上の渋滞がいまだに消えない。
 それでも夕方になればと思っていたが鈴鹿PAで情報を見て愕然とした。伸びてた・・・。考えてみれば夕方になれば帰りの客が増えるのだから渋滞が伸びるのは当然か。さらに新東名、東名ともに岡崎、清水、御殿場~山北で事故やら交通集中やらで渋滞性、現時点では解消される目途はない。
 ここにきて体力的に心が折れる。近い宿はないか。あらかじめ調べた際は付近で空きのある宿はなかったのだが、何故か四日市で一件ヒット。鈴鹿SAはスマート出口があり、30分程度の道のり。もうだめ、一泊しよう。

18:30 ホテルルートイン南四日市
 ここまで来て事故らぬよう、気合を入れ直して進む。ホテルに着けばゆっくりできるのだからと言い聞かせる。
 が、なんとブッキング!あらかじめ調べた時検索されなかったからそうかもねと思ったが、すぐそばの系列ホテルに部屋をとってくれていた。奇跡!

19:00 ホテルルートイン四日市
 10分程度で新たな宿到着。もうだめ動けない・・・っていうほどではないか。お尻は痛いけど。ただし精神的には限界だな。ここから残り300kmを渋滞抜けていくだけの気力は残っていなかった。



 それでもこんだけ走ったのよ。走行距離719.4km。一日で乗った距離では新記録。

 

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