2019年1月8日火曜日

ドラゴンクエストビルダーズ2

 前作が割と面白かったので期待していたサンドボックスタイプのドラクエ、「ドラゴンクエストビルダーズ2」をクリア。「ビルダーズ」の特徴はマインクラフトに比べてストーリー要素が強いこと。今作はよりそれが強調された。数あるクラフトゲームとの差別化をするためか。
 しかし重視されたストーリーは破壊と創造が表裏一体のものであるという、ありがちなお話し。特に感動を呼ぶような話でもない。またストーリー重視の結果、強制的なお使い要素が増えており、自由度は束縛されてしまった。

 今回は村人もビルダー能力に目覚め、プレイヤーが手を下さずとも巨大建築を作ってしまう。巨大建築が自動で作られるので楽だし、村人が一生懸命働く姿をみるのも楽しいが、余計クラフト要素が低下したように感じてしまう。
 もちろんストーリー進行の合間、好きなようにクラフトを楽しむことが出来るし、予想通りクリア後は完全自由ではあるが、終わったドラクエのレベルを上げるかのような行為にも思えて虚しい。これがサンドボックスというゲームなのだけど。

 グラフィックは綺麗になり、村に住む仲間の数も増えてにぎやか。特にムーンブルグステージや最終ステージなどの戦闘時は大乱闘にもなって楽しい。最期の戦いも無理やりクラフト要素をいれてストレスだった前作に比べてシンプルで良い。畑や酒場など村人の生活が垣間見える施設も作れ、村の発展を演出できるのも面白い。
 ただし各施設を作るにはレシピ通りに作らねばならず、定められたアイテムを設置する必要がある。シナリオで作る施設以外のレシピなど分からず、結局は攻略サイトに頼ることになる。これについては前作同様の欠点。
 また表現力を高めたアイテムが増えた一方、作りたいアイテムを探し出すのに一苦労。カテゴリもわかりにくいので猶更。

 他に気になった点はシドーに語り掛ける内なる声をスキップできないこと。セリフ一文に対して間が開きすぎる。ボイス収録があれば丁度いい長さだが、実際はボイスがないことが原因か。普通にボタンで飛ばせれば良いだけだが、テストプレイで気にならなかったのだろうか。

 いろいろ気になる点はあれどボリューム満点でのめり込み要素は高い。ひとつの建物を作ると次はあれを作ろう等、辞め時が見つからない。時間泥棒なゲームである。

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