2018年7月23日月曜日

ジュラシックワールド 炎の王国

 「ジュラシックパーク」のリブート作「ジュラシックワールド」の続編。三部作と言われる作品の第二部にあたる。
 前シリーズ第二作「ロストワールド」と似たような展開。滅びたパークから恐竜を捕まえるまでが前半。以後舞台をパークから移して進行する。
 火山の噴火によって島の恐竜が全滅する危機。これを救い出すために「ワールド」の主要スタッフが集められるが、実は恐竜売買のための救出劇だったというもの。思っていた以上にパークでのお話は少なく、あっさりと島から脱出してしまうのは肩透かしだった。
 もっとも島でトラブルが起こり、恐竜たちに追われながら逃げ出すというフォーマットを延々と行うわけにもいかないという判断なのだろう。それはそれで一つの考え方だ。しかし舞台を移した館でのやり取りが、インドレックスとの攻防だけになっているのは恐竜ファンとしては残念な限り。前作でもハイブリッド恐竜の何でもあり感が強くてあまり受け入れられなかったし。
 予告編で見るモササウルスがサーファーを襲い掛かるシーンやライオンとティラノサウルスの睨み合いといった恐竜ファンが心を躍らせる絵がワンシーンだけで、しかも最終版に少しだけというのはがっかりだった。
 第三作は解き放たれた恐竜たちと人類の戦いなのだろうが、どでかい話にすることもできれば、あっさり鎮圧されましたということもありだし、さて広げた風呂敷をどうやって畳むのかね、というところ。

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