2010年8月23日月曜日

ファイナルファンタジー13

 ファイナルファンタジー13をようやくクリアできた。8月の頭からやってたから、都合一カ月掛った。
 実際にはこればかりやっていたわけではないので、その辺考えると2~3週間くらいかな。点数つけるとしたら8点(10点満点)くらいのソフトでした。

ファイナルファンタジー過去
 ドラゴンクエストと並んで、日本のRPG界では両巨頭とされるものの、これだけゲーム好きながら第一作しかやったことがなかった。外伝的なものに関しては、いくつかやっているのだけど。
 なのでPS3という特殊なゲーム機を持っていなければ、プレイすることもなかっただろう。世間一般的にはやはり有名なゲームで、特に20歳代には思い入れのあるゲームみたい。
 居酒屋の店長やってたころにスタッフに聞くと、PS3を買ったのはFF13のためという子が、思いのほか多かった。さらに言えば彼らはネット接続をしておらず、PS2の感覚で使用しているとも付け加える。

プレイの経緯
 大量に出荷したのが原因か、値段はかなり安くなっているので、PS3を買った記念に手を出してみた。世間ではかなり酷評だし、ムービーゲーという評価ではあるが、元々ファイナルファンタジー自体がムービーゲーじゃないの?というのが、素直な感想。いまさら何言ってんだかという感じであるし、これで絵が汚いならまだしも、グラフィックの綺麗さに関しては、感動を覚えるレベル。

最初の頃
 システムがまったく理解できない。
 ムービーゲーというのに慣れておらず、少し進むとムービーが繰り返され、「これでもゲームなの??」なんて思わせることしばしば。このゲームに限ったことではないが、糞つまらないストーリーに辟易。

中盤
 キャラクターがそろい始め、システムも理解できてくると段々面白くなってくる。
 ご都合主義的なストーリーは相変わらずであるが、そこはRPGの強み。キャラクターへの愛着が湧いてきはじめており、あまり気にならなくなった。
 むしろ移動シーンいらねぇからストーリーだけ見せろっていう感じ。

戦闘
 アクティブバトルシステム。こういったシステムを使ったゲームはクロノトリガーくらいしかやってないな。
 オプティマというドラクエの「さくせん」らしきものがあり、こいつでキャラの職業を選択すると、それに応じた働きをしてくれる。結構いい動きをしてくれるのだが、ボス・雑魚とも強い敵が多いため、
勝手に戦っていればいいというわけではない。敵の手強さは、硬さ・耐性・攻撃方法などが原因のため、こっちが弱いだけでなく、戦い方を間違えると全滅してしまうこともしばしば。相手の行動や能力を把握しないと戦いにならない。
 ボス戦では相手のHPがべらぼうに高いので、かなり時間を掛けて削りながらも、操作をミスったり、少し楽観的になったりしただけで殺される、なんてことも。しかし再スタートに時間は掛らず、
ムービーを飛ばしてすぐ再戦できる仕組みになっているので、それほどストレスはたまらない・・・最後のボス以外は。

キャラクター
 主人公が女。あんまり感情移入できない。性格も良くない。下界から来たという女二人組はまるでレズ。なんだかなぁ。一人はアフロの黒人で、一人はジャニーズ。残る一人は恰好だけ一人前。
 キャラに関してはオレはだめだった。

ストーリー
 どっかで見たような展開ばかりで新鮮味には欠く。科学兵器と幻獣の組み合わせや、街の作りをみるとファンタシースター2を思い出させる。あのゲームをこの技術でリメイクしたらすごいだろうなぁ。
 悲劇的な運命に対して、反抗し、仲間と団結し、敵を倒すつー、なんかつまらん。途中からどんでん返しを狙っているのがバレバレというか、同じ敵と何度も戦わなくちゃいけないとか、それは敵の策略だとか。薄っぺらいストーリーを引き延ばしている感が漂う。
 それから上記で述べた感情移入しにくいキャラクター同士が、台詞で状況説明しながら友情だの愛情だのを語るから、ますます押しつけ感プンプン。
 んー、でも感動するストーリーのRPGってあったか?なんて考えると、こんなものかなぁ。

最後
 何しろラスボス強すぎ!ここだけで一週間掛った。
 戦闘システムの「おかげで」なのか「せいで」なのかわからんが、レベルアップで対応できる強さじゃない。体力のほぼ全部を持ってく全体攻撃→毒のコンボが強烈で、操作できないまま死んでいくこと・・・何回だ??
 さらに即死攻撃がたまに飛んでくるし、純粋に大ダメージ攻撃もありで、どうやったら勝てんのよ!?状態でした。
 結局アクティブバトルのスピードを遅くして、対応しやすくする作戦で撃破。その後のストーリーも、言いたいことはわかるけど何か矛盾しているつーか、ハッピーエンドじゃなくてもいいけど、半分ハッピーエンドっていうか。何しろ煮え切らないストーリーなのは残念。
 結局ヴァニラとファングの立ち位置がよく理解できなかったなぁ。

まとめ
 ストーリーとキャラクターへの感情移入が出来ない点が残念。でも自分も歳をとったのだから仕方ないのかもという感じはする。
 戦闘システム・グラフィックは満点級。同じシステムでまた遊びたいと思わせる出来栄え。終盤までパーティが自由に組めない、道中が一本道、装備が貧弱など、市井では不満の声あるようですが、これについてはそういうゲームだろで許容できた。個人的にはですけど。
 まぁやり込みする人とか、愛着持ってプレイする人には縛り・制約・自由度の低さに感じられる部分でもあるので、そんな人には減点なんでしょうね。
 以上から冒頭で述べたとおり10点満点の8点。よくできたRPGという評価になりました。

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