2010年8月24日火曜日

特攻野郎Aチーム

 本日、TOHOシネマにて吹き替え版を鑑賞。
 スクリーンは一番大きいものだったので、アクションシーンなども満足して見ることができた。
 Aチームと言えば、土曜日(だったかな)の昼下がりにTV放映しており、年に一、二回ほど日曜洋画劇場で特別版が放映されていた。同じものが何度も放映され、これ前も見たよ!なんて言いながら、何度も見た記憶が。
 当時はサバイバルゲームに凝っていたので、銃の出てくるアクション映画であれば、何でも面白いと思って見ていたし、個性派四人衆がよかった。

 今回の映画はそのリメイクで、役者は当然別人なのだが、吹き替え版というせいもあってか、それほど違和感なく見ることができた。
 テーマやメッセージ、重厚なストーリーを求めるような映画でもないので、くだらない矛盾点や突っ込みどころには目をつぶって見れば、普通に面白いアクション映画である。
 ただし派手なアクションシーンはカット割りが目まぐるしく、近寄ったショットが多いので見にくかったのが残念。一時期(今でも?)流行ったジェットコースタームービーという手法なんでしょうが、生憎この映画には合わないんじゃないかな。
 「Aチーム」はもっとほのぼのとしたイメージがあり、アクションよりも個性派キャラが持ち味を生かして動き回ったり、やりとりをする所が特徴だったはず。
 その証拠にモンキー絡みのシチュエーションについては結構笑える部分もあり、こういった風をクローズアップして作ればよかったのだろうにと感じた。
 他にもハンニバルがコングに「人を殺せるか?」と迫ったりしてたけど、Aチームが明確に殺人をしてたという記憶がないんだが・・・。
 もちろんベトナム戦争で活躍したチームだから、人殺しはしませんなどというカマトトめいた台詞を期待しているわけでもないけど。この辺についてはさらりと流すだけで、注力しない方がよかったんじゃないかな。

 元ネタありのリメイク映画の宿命ではあるが、過去作品のファンからすればこうした指摘がされるのは仕方ないことでしょう。逆に言えば完全新規の映画だったら、見に行ってなかっただろうし。
 総合点は6.5点。アクション映画として及第点。

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