2023年5月5日金曜日

2023GW 奈良・紀伊 その②

 「二日目」

 リクライニングシートで上手く寝つけず、やっと寝たと思ったら寝坊。よくある話。
 9時頃鈴鹿を出発。 まずは名阪国道へ。伊賀を越えて「五月橋IC」下車。高速区間を降りて、いよいよツーリング開始という感じ。 

 県道4号線を進む。名張川沿いの月ケ瀬湖周辺はバイクツーリングのスポットか何台かとすれ違い、湖畔の茶屋にもバイク数台止まっていた。その後狭い山道を通って「柳生の里」へ。国道369号に接続して奈良公園へ。

 奈良公園周辺は交通量に対して道が狭い。案の定観光客で渋滞となっている。道路情報板には「市街地は渋滞のため、車の人は観光駐車場へ停めて、電車などを利用して下さい」と表示されているが、その駐車場までの道のりがすでに酷い。古来からある道をそのまま舗装してしまった弊害か。
 バイクなのですり抜けを駆使。奈良公園にバイクを停める。東大寺と春日大社は歩いて回ることにする。

 どちらも中学生の修学旅行以来か。奈良・京都へ行ったことは覚えているが、具体的な部分については正直よく覚えていない。
 デカい大仏に有難味を感じることも出来ず、春日大社も神聖な感じはあまり受け取ることが出来ず、それ以上に「鹿かわいい」とか「外人多いな」なんて感想。かなりの人出に売店も混雑。コロナ禍から脱却したんだなという感じ。

 続いて目的のひとつ「奈良奥山ドライブウェイ」へ。春日山の原生林をぐるりと周遊する観光道路なのだが、料金所で道中未舗装区間が4キロあるのでお勧めできないと言われる。少々の道なら大丈夫だと思うが、昨日までかなりの大雨が降っていたし、わざわざ声を掛けてくるということは危ないのかも。
 この所体力が落ちてきているのも実感し始めており弱気にも周遊を諦め、若草山まで行って引き返すことにした。周遊しない以上、眺望もあまり大したことなく、正直お金払って行く必要なかったな。

 次の訪問地は石上神宮。日本書紀によれば神宮といえば、伊勢・出雲と並んでここという日本三大神宮の一。春日大社が鹿ならばということでもなかろうが、鶏が放し飼いされていた。「コケコッコー」とやかましい。んーでも鶏の鳴き声は邪を払うとかあったような。
 厳かな感じの池が良い。「七支刀」が発掘された由緒の正しさ。調べると心霊スポットとしても名高いとのことだった。

 この地は天理教の総本山としても高名。「ようこそおかえり」。
 残念ながら教徒風のはっぴを着た人々には出会えず。特徴的な天理大学の建築様式を拝見。思っていた以上に普通の町だった。
 道中、天理ラーメン「彩華」の看板が出ていたので立ち寄ることに。ピリ辛ラーメンということだが思っていたほど辛くない。白菜はいっぱいだがニラはそうでもない。細麺はインスタントでもありそうな味と食感。スープも家で再現できそうな感じで少し肩透かしだった。

 次は目的のひとつだった纏向遺跡と箸墓古墳へ。
 この二つの遺跡は邪馬台国が桜井にあったという根拠となっている。しかし実際に足を運んでみたところ、纏向遺跡は調査がされているような感じもなく、ただの原っぱとなっており、箸墓古墳も規模こそ大きいが、よくある古墳にしか見えなかった。
 歴史館でもあればまた違うのだろうけど、そういった施設もなく残念。同地にある石舞台古墳の衝撃に比べると歴史に思いを馳せることが出来ず残念だった。

 次いで大和国一之宮である大神神社へ。三輪山をご神体とする、これも由緒高い神社。神様の中の神様を祀るということで大神神社という。
 大鳥居は立派。ここを通して三輪山を拝することが出来る。ネットで調べた二の鳥居そばにある駐輪場は原付まで。大型バイクは停められず。ゴールデンウィークとは言えただの平日なのに、参道には屋台が出店しており、参拝客の多さを物語っていた。
 優劣をつけるつもりはないが、山をご神体とする大神神社に一番厳かな感じを受けた。

 本日は観光中心。あまり走らず140.0km。

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