2017年2月11日土曜日

超次次元ゲイム ネプテューヌ Re;Birth 1

 以前「超クソゲー」という単行本の中で紹介されており、少し興味を持っていたゲーム。買うまでにはいかなかったけど。というか、なぜかXBOXで発売されたゲームと思い込んでいたので、当時XBOXを所持していなかったから購入対象としていなかった。
 年末ごろSteamでセール商品を見ていたらPC版が表示され、また日本語環境で遊べるということもわかり、さっそく購入することに。なお原作は「超次元ゲイム ネプテューヌ」ということで、今作はそのリメイク版にあたるようだ。

 任天堂やソニー、マイクロソフト。そして敗れたセガなどによるゲーム機ハード競争をコミカルにパロディ化するとともに擬人化。ゲームやアニメのパロディをちりばめながら進んでいくRPG。ゲーム業界をゲーム化したソフトということで、ドリームキャストの名作「セガガガ」を思い出してしまう。
 ゲーム展開としては立ち絵による漫才風紙芝居によってストーリーは展開し、ダンジョンを攻略していくというもの。違法コピーでゲームが遊べるマジコンをモチーフとしたマジェコンヌという女性がラスボス。

 正直この手のゲームは面白くない。以前遊んだWiiUソフト「幻影異聞録#FE」もこんな感じだったので、国産RPGの主流スタイルなのだろう。
 キャラクターによる掛け合いは面白いと思えず、セリフはどんどん飛ばしてしまう。声優の声も自分にとっては煩わしいというか、展開が遅くなる原因としか思えず。
 またゲーム業界ハード競争という面白くなりそうな題材を下地にしているのにあまり反映されず、紆余曲折もなく各ハードメーカーを模した女神たちは仲間となってしまう。もっと各メーカーとそのファンに対する自虐的なギャグでも入れればよいのに。

 登場人物はよくあるタイプばかりで新鮮味はない。天然系、突っ込み役、ツンデレ、お姉さん、暗めのロリなど、それぞれ元となるアニメのキャラクターが思い浮かんでしまう類型化された存在ばかり。こういうのが面白いのか理解に苦しむ。
 先日「とある魔術の禁書目録」というアニメを見たが、これも同様なキャラクター設定がなされており、陳腐としか表現できなかった。
 似たような絵柄、似たような性格の登場人物が舞台背景だけ変わっている。そこにワンダーはあるのだろうか。

 驚くのはこのゲームが割と人気あるらしく、続編、外伝とかなりの種類が発売されていること。特定少数に向けてニッチなれど確実に売り上げが見込めるとなれば、内容の良し悪しはさておいて作られ続ける。良いのか悪いのか。

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