2017年1月27日金曜日

Neverending Nightmares

 Steam版クリア。

 精神病を患った作者が作ったゲームとの触れ込み。横スクロールで展開されるゲームは、モノクロアニメ調ながら、悪夢のような描写が続き期待させる。
 ホラーゲームではあるが、アニメ調ということもあり、びっくりさせるような演出は控えめ。ただしサウンドはかなり恐怖感を煽ってくるので、精神的にくる人もいるかも知れない。

 最初のうちはその世界観から、なかなか恐ろし気なゲームと感じつつ、簡単なマップを作製しながら進めていったが、その内マップを作らなければいけないほどの探索要素はないことに気づく。同時におどろおどろしいシチュエーションも、同じような場面が延々と続くことから怖さに慣れが生じてしまう。
 そもそもストーリー、舞台背景の説明がまったくなく、それこそ終わらない悪夢を彷徨い歩くだけのようなシステムなだけに、これって終わりがあるの?とすら思ってしまった。

 こうして悪夢を彷徨うだけのシステムに飽きてきたころ、こちらを積極的に殺しに来るエネミー的な存在が出現し始める。大きな赤ん坊や頭巾をかぶった囚人など。
 しかしこれらを避けるためにシビアな操作を要求されたり、同じ場面を何度も見させられるなど、一気に陳腐なゲームと化してしまうのは残念だった。

 なおエンディングで知る事実も予想通りな感じで、衝撃の結末に程遠く、この辺りをうまく解決につなげられれば名作となったかもなぁという所。

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