2017年1月23日月曜日

スターウォーズ ローグワン

 やっと観てきた。割と懐古ファンには評判がいいらしいがどうだろうと思ったが、まあこんなもんかとしか思えなかった。俺はスターウォーズファンとしてはレベルが低いのだろうな。
 正直ここが良かった、面白かったという点がなく、評価の高いラストもあざといというか、こういう終わり方しかないのだろうなとしか思えず。結局結末の分かった物語だから、予定調和が心地よいと思える人には感動できたのだろうか。

 似たような物語として本編エピソード3や、ぶっちゃけプリークェル三部作はアナキンがダースベイダーになるためのお話しであり、予定調和の最たるものだったが、ラストシーンは感動した。それは物悲しいBGMの下、夕日の二重太陽に向かって赤子のルークスカイウォーカーを抱くラーズ夫婦の姿に、希望と降りかかる災厄を見定めるからである。
 一方ローグワンでは「希望はつながれる」なんてセリフが出た後、反乱軍のバトンリレーで機密ディスクが受け継がれてゆき、最後にレイア姫の手元へというのが分かりやすすぎるというか。これは感じ方の違いなのだろうけど。

 デススターがプロトン魚雷一発で爆発してしまった理由づけとしては良かったが、物語をつむいでゆく人物の多くは必要があるのだかないのだかわからない者ばかり。ゲレラなんている理由ないし、主人公ジンが最初帝国に捕まっている理由もないし、最後の戦い以外のストーリーがどうもしっくりこなかった。
 むしろ最後の戦いのみクローズアップして、ナバロンの要塞みたいな潜入劇にした方が良かったと思うし、無駄に多いキャラクターの見せ場も作れただろうに。

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