2025年5月6日火曜日

2023GW 島根 神社メモ

 ゴールデンウィークの島根ツーリングにて神社巡りをしたので、そのメモを記す。内容はWikipedia中心に補足を追記した。個人的なメモなので正しくない記述もありうる。


① 美保神社

    主祭神 
  事代主神【大国主神と神屋楯比売命(宗像三女神の一柱?)の子】
   国譲りを迫られ承諾。別称恵比寿大神。
  三穂津姫命【大物主神(大国主神)の妻、高皇産霊尊の娘】
   国譲りを決めた大国主神が幽界へ隠れた後、高皇産霊尊の指示で娶った
   「もしお前が国津神を妻とするなら、お前は心を許していないのだろう。
   私の娘を妻とし、八十万神を率いて皇孫のために護られよ」

 創建
  不詳

 本殿
  文化10年(1813年)に再建された。大社造の左右二殿連棟。「美保造」といわれる。
  向かって右(別号大御前)に三穂津姫命、左(別号二御前)に事代主大神を祀る。


② 出雲大社

 多くの神社とは異なる伝統がある
 ・参拝作法「二礼、四拍手、一礼」
 ・注連縄の張り方が通常と逆
 ・具体的には綯い始め(太い方)が(神様が向かって)右になる(参拝側から見て左)
 ・本殿内客座五神の第一「天之御中主神」が(向かって)一番左に祀られている
 ・個人的な見解として、出雲を日没の地 = 西が上位であるとすれば理に適う

 主祭神
  大国主大神【須佐之男命の娘である須勢理毘売命が嫡后、多妻】
   国津神の主宰神。多くのエピソードを持つ日本創世神のひとり。

 創建
  神代とされる

 本殿
  大国主大神の御神座は本殿内北東にあり西側を向いている。
  延享元年(1744年)建築。高さ8丈(24m)。かつては16丈(48m)あったとされる。


③ 神魂神社(かもすじんじゃ)

 主祭神
  伊弉冊大神【神世七代の最後に生まれ伊弉諾と夫婦になる】
 ※社名から出雲氏族の一つ神魂命が元の祭神とも考えられる

 配祀神
  伊弉諾大神【伊弉冊の夫】

 創建
  平安時代
 ※出雲国造家が自らの祖神を私的に祀っていたものが起源とされる

 本殿
  社伝は天正11年(1583年)再建。柱古材は正平元年(1346年)の書銘がある
  大社造(女造)。神座の位置と向きが出雲大社と反対になっている。


④ 揖夜神社(いやじんじゃ、いふやじんじゃ)

 主祭神
  伊弉冊命
 ※イザナミを封じたとされる「黄泉比良坂(よもつひらさか)」が付近にある

 配祀神
  大己貴命【大国主】、少彦名命【神産巣日の子】、事代主命【大国主の子】

 創建
  不明(659年:「出雲国風土記」に伊布夜社、「延喜式神明帳」に揖夜神社の記述)

 本殿
  天正11年(1583年)に毛利元秋が再建した記録がある。
  大社造。内部の作りは出雲大社と逆=女造(神魂神社と同じ)

⑤ 熊野大社

 紀伊国の熊野三山との違い
 ・熊野大社(島根)から紀伊国へ勧請されたという説
 ・全くの別系統であるという説
 鑽火祭という神事。出雲大社との深いつながり

 主祭神
  熊野大神櫛御気野命【素戔嗚尊の別名】

 創建
  神代

 本殿
  昭和23年(1948年)造営


⑥ 須我神社

 八岐之大蛇を退治した須佐之男命が当地に来て「気分が清々(すがすが)しくなった」
 よって「須賀」と命名し宮殿を建てたという伝承がある
 ・これが日本初の宮殿ということで「日本初之宮」と呼ばれる
 ・この時に須佐之男命の詠んだ歌が日本初の和歌として「和歌発祥の地」と称す
 ・「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」

 主祭神
  須佐之男命、稲田比売命【須佐之男の妻】、八島士奴美神【前二柱の子】
 ※大原郡海潮郷の伝承に登場する須義禰命であったともされる

 配神
  武御名方命【大国主の子、諏訪大社より分霊】


⑦ 須佐神社

 須佐之男命が当地で最後の開拓を行った際、
 「この国は良い国だから、自分の名前は岩木でなく土地につけよう」とし、
 よって「須佐」と命名して自らの御魂を鎮めたとされる

 主祭神
  須佐之男命

 配祀神
  稲田比売命、足摩槌命【稲田比売命の親】、手摩槌命【稲田比売命の親】

 本殿
  文久元年(1861年)建立。方二間(4m)、高さ七間(12m)の大社造。


⑧ 物部神社

 ・祭神の宇摩志麻遅命が鶴に乗って降臨したことから境内に鶴の像がある
 ・神馬像として奉納されている馬のモデルは「パーソロン」

 主祭神
  宇摩志麻遅命【物部氏の祖、饒速日命の子】

 相殿神
  右座 饒速日命、布都霊神【霊剣】
  左座 天之御中主神【神話第一の創造神】、天照皇大神【高天原の主祭神】

 創建
  継体天皇8年(514年)

 本殿
  宝暦3年(1753年)再建、安政3年(1856年)改築
  春日造の変形

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