2023年4月11日火曜日

「ダンジョンズ&ドラゴンズ」 「ノック」 「エスターファーストキル」

 暇だったので勝手に映画三本立てを開催した。

「ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り」

 何度か映画化されたTRPG「D&D」の映画化。とは言え予備知識が必要な所もなく、一般的なファンタジー世界の定義として、宣伝の一環として使用された感じ。

 キャラクターたちがクエストをこなしながらキーアイテムを探す展開が面白い。ドラゴンだけでなくミミックやディスプレイサービーストなど、ちょっとマニアックなD&Dモンスターが登場するのもファンサービス。

 登場人物たちのキャラが立っていて、物語が進むにつれ各々の課題がきちんと克服されていくのも良い。最後はきっちり大団円となり満足させてくれるのは、ベテランゲームマスターがきっちりと作り上げたシナリオのようで素晴らしい。


「ノック 週末の訪問者」

 ナイト・シャマラン監督の最新作。シャマランと言えば謎とどんでん返しというイメージ。今作も説明不足のままお話しが進み、不条理を押し付けられる。しかし最後のどんでん返しは上手くいったとは思えず、ご都合主義になってしまっている。

 山奥の湖畔にあるキャビンで休暇を過ごすゲイカップルと東洋系の養子。そこへ現れる四人の訪問者。七回鳴らされるノック。鎖や鎌などぶっそうな物を手にし、キャビンへ入れるよう要求してくる。
 彼らは世界を救うために犠牲が必要だと言い、ゲイカップルに死を要求。それが受け入れられないと一人ずつ自刃。津波や疫病の発生など、災厄が世界に撒き散らされていく。

 で、謎の訪問者は黙示録の四騎士の暗示だったというのが落ち。「は?」って感じ。正直つまらない映画で途中睡魔に襲われてしまった。


「エスター ファーストキル」

 可愛らしい養子の娘が実は30歳の女性だったというホラー「エスター」。何年振りかの続編で前作の前日譚となっている。

 当然エスターが何者かという謎は観客にはバレバレ。何かおかしいと薄々気付き始める妻と、無邪気な夫の対比で進んでいくという前作同様のストーリー展開と思わせておいて実は!という展開は面白かった。

 ラストにおける夫婦の死因が、どちらも屋根からの落下死というのはもう少し捻るべき。

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