2011年11月8日火曜日

すてきな金縛り

 期待の三谷監督作品だったので、さっそく観に行きました。上映館が多いこともあり、興行成績もなかなか良さそう。妻殺しの容疑者。唯一のアリバイを握っているのが落武者の幽霊っていうのが、どんなストーリーになるんだ?と興味深かった。

 150分という長丁場の映画ながら、全編にわたるコメディタッチが効いており、観ていてダレルことはない。
 主演の深津絵里をはじめ、西田敏行、中井貴一、阿部寛が怪演。芸達者の役者同士が芸を競い合ってるかのような演技で目が離せない。
 普通の映画とは違ってオーバーなリアクションも多く、また言葉遊びなども面白く、これまでの三谷作品にも言える事ながら舞台感覚の乗り。他の観客もよく笑っていた。

 結構ご都合主義的にストーリーは進んでいくが、あくまでコメディなので、テンポの良さを重視したのかな。最後のお涙頂戴風な展開はちょっと・・・とは思ったが、総じて楽しめた。
 ハリウッドの超大作もいいけど、こうした喜劇の佳作もいいよね。

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