2024年7月7日日曜日

ゲーミングPC購入

  昨年秋にデスクトップPCが壊れ、安価なミニPCを購入。性能は必要十分でメール、ブラウジング、動画視聴、書類作成程度であれば何の不満もない。それどころか省スペースでほぼ無音なので普段使いに最適。
 ただし専用のグラフィックボードを搭載しているわけではないので、Steamで配信されるような最新ゲームは遊べない。別途PS5かXBoxでも買おうかと思ったが、ネットワーク使用料をとられ続けるのは惜しいし、過去購入したSteamのライブラリが使えなくなるのは残念。
 ということで最新ゲームと過去の遺産を遊びたければゲーミングPCが必要。PS5より若干高性能の売れ筋機種で20万円前後。搭載されるグラボRTX4060Tiはあまり性能と評判が良くなく、前機種である3060とほぼ同性能なので性能的にすぐ陳腐化しそう。

 そんなことを考えて半年ほどゲーミングPC購入は保留してたが、最近になって三國志IIや世界樹の迷宮を遊び始めたあたりでゲーム熱に火が付いた。動画視聴も最新グラボの性能チェックなど、ゲーミングPCの情報を漁り始めた勢いで衝動買い。んー今にして思い返すと理由がわからぬ。
 せっかくPCを買うなら4K環境で遊びたいのでRTX4070シリーズを搭載したPCを選択。予算的には4070superまでしか手が届かないが、夏のボーナス目当ての割安価格で二回り性能の高い4070Tisuperが予算内に収まるということで即決してしまった。
 前々回同様、ドスパラ製のPC「ガレリア」である。CPUはインテルi7の14世代。GPUは前述の通りRTX4070TiSuper。SSDは1TB。メモリーが32GB。価格コム掲載のオリジナルモデルとなっていて値段を安く設定。総額30万円はお買い得だった。

 購入後、ゲーム専用PCとして設定。ほとんどのアプリケーションはアンインストールする。しかしマイクロソフトの余計なお世話に何度も悩まされる。具体的には、
 ・OneDrive絡みのバックアップ
 ・シンプルに立ち上げたいのにPINやPasswordを何度も要求してくる
 ・スリープが勝手に復帰してしまう問題
などがなかなか解消できなかった。
 スリープ問題は自分で解決できず、最終的にドスパラのサービスへ連絡。症状を話した所、解決策としてゲームコントローラーのUSBを抜き差しを提案され、試してみたら一発で治った。一発で問題点を指摘してくれたドスパラの電話サービスの優秀さに驚くとともに、同様の症例が過去に発症していたのだろうか。その割にゲームコントローラーがスリープ機能に干渉するというネット情報が皆無だったのは不思議。

 PC起動後「ガレリア」と誇らしげに表示されるのは格好いい。前機種がマザーボードメーカーの画面だったこに比べ、ドスパラオリジナルだという気概を感じる。
 Steamで購入済みゲームを幾つか試す。以前使っていたGTX1050Tiではカクカクだったドラクエビルダーズ2やダークソウル3などが4Kでもサクサク。バイオハザードRe2も圧倒的に綺麗…なんだが、それほど変わんなくね?という気もする。多分並べて比べると全然違うのだろうが、頭の中にある記憶ではほぼ変わりがない。
 実際FHDと4Kはきめ細やかさがかなり変わる。GoogleMapなどでも明らか。しかしゲームを遊ぶ時は動き続ける映像を自分でコントロールする必要があり、こうしたシチュエーションにおいては気にならない程度の差異なのか。
 実はPC購入時も検討しており、FHDで遊ぶのであれば4060Tiで十分という考えもあった。しかし何年か後でも遊べるようにという余裕も加味した結果なので良いのだ。

 静音性は皆無。ここは大失敗。多少お金を出しても静音化しておくべきだった。購入して使ってみないとわからないことなので仕方ないが、YoutubeのゲームPC紹介動画では伝えてくれない情報だった。

2024年6月8日土曜日

Honda Go Meeting 2024

  今年も開催された「Honda Go Meeting」。今回はゴールデンウィーク中の開催が6月へずれ、会場も鈴鹿サーキットからツインリンクもてぎに変更となった。春先鈴鹿ではF1が開催されたので会場が変わったのか。また6月は雨の多い季節なので天候が不安。
 あらかじめ休みをとっておいたものの、予想通りというかイベント周辺日は台風や前線の活発化により雨模様。最悪イベントのための休みだったが目的地変更も視野に入れつつ、開催日近くなって詳細な予報によればなんとかいけるか?という感じ。


一日目 長野~北関東を走り抜ける!

 ルート「清里~佐久~軽井沢~(碓氷峠)~赤城山~足尾~日光~宇都宮」

 今日は400km以上のロングツーリング。一日中走り続ける。
 6:00出発。出発時、圏央道に渋滞がないことを確認して八王子経由で須玉ICを目指す。しかし道中の掲示板にて渋滞発生を知る。せっかく渋滞のないことを確認してこのルートにしたので悔しい。素直に御殿場経由にすれば良かった。
 最初の情報では2km5分程度だったのが、渋滞付近では10分。さらに小仏トンネルまで断続渋滞という情報を見て高速での進行を断念。高尾で降りて垂水峠経由で渋滞回避する。これはこれで楽しいか。相模湖ICにて中央自動車道に乗り須玉ICへ向かう。

 清里ラインから横川までロングラン。道中潰れた飲食店を見掛けるが、元々採算が合うと思って営業したのか?一日何名程度の来店を期待していたのか。開店当初は成り立っていたのか?とても不思議。
 いつもは清里から八ヶ岳方面へ向かうが、本日はそのまま佐久方面へ。松原湖など楽し気な場所をみつける。オレンジ色の同色同型ハーレー二台ぷらすネイキッド一台で勝手にマスツーリング。
 小諸にて東へ。軽井沢から碓氷峠を降って横川にて給油。なんと31.8km/L。エコ走行してたわけでもないがなぁ。

 高崎~前橋の市街地区間でお昼。山岡家でラーメンを食べる。赤城山へ。市街地では暑過ぎて上着を脱ぐが、案の定山頂は寒かった。赤城山はハイキングのお客さんで大混雑。景色を眺めることもなく走り去る。赤城山を周遊するコースを走りつつCTX700のカーブに開眼。荷重移動が大事。減速時に体を後ろへ。曲がるときはリーンインを意識。

 R122(足尾バイパス)にてついに雨。局地的なにわか雨ぽかったので我慢してそのまま走行。予想通り日光に抜けるあたりで上がった。日光から日光街道にて宇都宮。本日の宿に到着。かなりの距離を走り続ける厳しいルートだが順調に進んで、予定通りに到着できた。

 本日走行距離478.0km。いやー走った。写真一枚も撮らないくらい走り続けた!


二日目 Honda Go Meeting

 開場すぐにコースインしたかったので早目にホテルを出立。宇都宮から茂木まではバイパスが完備されとても走りやすかった。偶然同じホテルにMeeting参加者が泊っており、鈴鹿から来訪。近くでレンタルバイクを借りての参加ということだった。

 今日は午後から雨模様。所によっては強く降るらしい。例年に比べ参加者が明らかに少ない。もてぎでのバイクイベントは初めてだったので勝手がよくわからない。事前のホームページ告知も要領を得ず、知りたい情報を得にくい、未掲載と不便だった。
 初回のグループでサーキット走行開始。もてぎサーキットは形状を良くわかっていないので新鮮に走れた。きつめのカーブ多め、鈴鹿の裏ストレートのような直線はなし、立体交差もあるのねーという感じ。無事初回走行終了。帰り際に記念写真ブースへ向かい来場写真を撮る。

 試乗会が10時15分の為、受付のあるイベント本会場へ。まずはサーキット走行写真を購入する。一枚2,200円とめちゃくちゃ高い。なかなか良さげなホンダの帽子は6,000円とべらぼう。ぼったくりもいい所だわ。
 バイク用グッズは総じて値段高すぎる。キャンプグッズなどのアウトドア用品もそうだが、この不景気に足元を見るようなことしていると誰も買わなくなるぞ。

 試乗会予約は開催前にネットによる事前予約制だった。チケット購入まで知らなかったため出遅れ。乗りたいバイクはあらかた埋まっていた。しかし当日スマホで予約を取るよりスマートなので、今後もこの方向でお願いしたい。
 フォルツァ、トランザルプ、NC750に空きがあり、買い替え候補に一番近いNCを予約。昨年のイベント以来二度目の試乗。同じシステムで似たようなエンジンのCTXに乗るようになったので昨年より具体的に印象を測れそう。
 試乗して感じたのは、排気量660cc(CTX)と750cc(NC)というわずかな違いからくるパワフルさ。YoutubeなどでNCは意外と速いなんて評価をよく見るが、確かにこの力強さは頼もしい。
 これは排気量からくる違いもさることながら、DCTの味付けが違うことも影響。CTXは低回転における鼓動感を演出しようと早目のギアチェンジをする。対して各ギアで適正に引っ張るNCは強いトルクで加速感を感じる。しかし高回転エンジンではないのですぐにパワーが頭打ちしてしまうのが残念。
 乗車姿勢においてはCTXのフォワードコントロールと低いシートに慣れたからか、NCのステップが窮屈に感じ、また足つきの悪さも気になってしまう。シートは薄くて固めなので、CTXのように長時間乗ったりはできないだろう。
 試乗の結果NC750Xへの羨望は完全になくなった。と同時にCTX700の乗りやすさ、長距離ライド適正を再認識させられた。クルーザーなのでワインディングでのスポーツ走行には問題点もあれど、旅バイクとしては究極なんじゃないか?

 試乗会参加後、そばの展示車両も見回る。第二の乗り換え候補CB650Rは、話題のEクラッチ専用ブースに並べられ、跨ることが出来ず。宣伝写真など見ると小さく見えてしまうが、実車は大きさ面構えともがっちりしている。CB750の中古を買うならこっちのがいいのだろうか?
 NC750Xに試乗した時も感じたが何台か跨った結果、フォワードコントロールに慣れ過ぎてしまい、普通のレイアウトだと窮屈さと違和感を感じるようになった。もうクルーザーしか乗れない体になったか。
 第三の乗り換え候補レブル1100のでさえシックリこない。第四の乗り換え候補GB350Cはハンドル位置の関係からかいい感じに跨れた。見た目のクラシカル感が足りないのが残念。リアシートを外せばだいぶ違うのだろうか。
 結果CTX700の株が上昇。買い増しはあるかも知れないが、終のバイクになりそう。大事にしよう。

 そのまま昼食。のんびり過ごす。1,500円とべらぼうに高いクラシックバーガーを食べる。驚くほど美味しくない。どこが1,500円?と問い詰めたい。バンズはレンチンしたのか柔らかくカリッとしていないし、パティも焼きたての香りや風味もない。クオリティを期待したがただのサーキット価格だった。
 そもそも提供時順番を抜かされたのに実は順番通りに出来上がっており、他の客に誤って提供した商品を謝罪もなく渡されるという始末。スタッフは忙しそうだったし人も好さそうだったので何も言わずにおいたがひどい対応だわな。

 午後からは連続でサーキット走行をする。今日は空いているので待ち時間なし。
 昼過ぎからポツポツ雨が降り始め、天気予報によれば雨雲が接近中。しかし文句も言わず雨具を着始めるライダーたちに感動。
 三連続走行して大満足。15:00頃から雨脚は強まり寒くなってくる。ホテルまでの道中もそこそこあるのでパレードランまで待たずここらで撤収した。

 今夜の宿は日立市に予約をとったが、水戸にしておけば良かったと後悔。雨の中走行しているからか遠く感じる。しかもGoogle先生は広めの幹線道路でなく、近道の山越えルートを指示してくるという鬼。

 今日の走行距離は159.7km。


三日目 北茨城ツーリング

 昨日までとは打って変わってよい天気となる。暑くなりそう。びしょびしょに濡れた衣服やバイクもすぐに乾くだろう。
 宿を出発。国道6号線バイパスへ。海の上に建てられた橋桁を越えて、浜の宮ロードパークへ。売店も自販機もないただの駐車場だったので唖然。ただし景色は素晴らしい。西湘BP国府津PAや東名由比PAに匹敵。堤防が低くて見晴らしが良いからここが一番かも。

 そばのループ橋を越えて県道36号へ。先ほどの海上橋桁もそうだがわざわざ必要か?という疑問が残る。さて県道36号はいたる所土砂崩れとなっており、雨天通行止めとなるらしい。工事現場を見れば崩落した跡がそのままむき出しになっていた。確かにこれは降水時危険かも知れぬ。

 二つ目の訪問地は「御岩神社」。アポロ14号の宇宙飛行士が光の柱が昇るのを見たとして、パワースポット認定されているそうだ。雨上がりの山道をハイキングしてご神体を見に行くまでは出来なかった。
 安産祈願のなされている神様らしい。参拝客に若いお兄ちゃんや、真摯にお祈りをしているおじさんの姿を見掛けたが、子供でも産まれるのだろうか。

 何故かダンプカーなど大型車両がビュンビュン走る広域林道などを走り「竜神大吊橋」へ。竜神ダムのそばに作られ付近を周遊できる橋となっている歩行者専用の吊り橋。かなり立派で頑丈に作られている。バンジージャンプなども行われていた。

 次いで「袋田の滝」へ。先ほどの竜神大吊橋もそうだが、車での観光客向けに適度な案内看板が掲示され分かりやすかった。
 訪問するまで知らなかったがこの滝は「日本三大瀑布」のひとつとされているそうだ。ちなみに他の二つは「華厳の滝」「那智の滝」とのこと。そのせいか滝への入口には観光客向けのお土産屋、飲食店などが軒を連ね、駐車場へと誘い込むおばちゃん、おじちゃんたちが立っていた。その内のひとつへバイクを停め滝を見学に行く。
 入場料を支払って滝壺まで通ずるトンネルを通る。掲げられた四季の写真をみると、冬場は雪に閉ざされ川原も凍り付いてしまうようだ。
 滝まで500mほど歩いて展望エレベーターに乗る。上がった先には別名「四度の滝」と呼ばれる何段も岩肌を落ちていく滝の全貌が見える。

 落差のある崖を一直線に流れ落ちていく滝も美しいが、こうして幾重にも分かれる水流もまた趣がある。
 展望台から降りて滝壺側から見る滝は圧巻の風景。四つに分かれていた流れが集まって落ちてくる様は豪快でしばし見とれてしまった。

 予定していた訪問地はここで終了。あとは国道118号線をひたすら南下して常磐道那珂ICへ。常陸大宮までは久慈川沿いを進むのんびりとした快速国道。そこからは沿道に飲食店などの立ち並ぶ風景となる。
 すぐそばに筑波海軍航空記念館や石切山脈などもあって立ち寄ろうかと悩む。あいにく北関東は午後から雨の予報。せっかく乾いたバイクや衣服が濡れるのも嫌なので、ここは帰路を急ごう。

 常磐道から三郷方面へ向かって首都高を通るのが最短ルートだが、渋滞を嫌いつくばJCTから圏央道といういつものルートを選択。しかしこの選択が大ハズレ。圏央道を進んでいくと程なく埼玉方面に黒い雲が掛かっているのが見えた。降り出す前に抜け出せるかと思いつつ走るが、無常にも道は雨雲の方向へ。ついに川越を超えたあたりで雨が降り始めた。
 入間や青梅という普段でも雨の降りやすい辺りは水煙で視界不良になるほど。当然全身びっしょり。狭山PAで雨宿りをしようか思ったが、ここまで濡れたら変わらないとそのまま進行。八王子から相模原あたりはトンネル多めなので助かった。
 海老名へ着くころには雨が止む。恐らく海沿いに雨は降っておらず、首都高ルートであれば濡れることもなかっただろう。
 天気予報をずっと見ながら走ってきたが、周辺ばかり見ていたのが誤算。ロングツーリング時は行く先も用心せねば…。無事帰れたので良しとしよう。

 本日の走行距離が356.3km。三日間合計が994km。
 初日のロングツーリングは良かった。またロマンチック街道~草津方面へ行きたい。またCTXの累計走行距離が1万km近くなったのでタイヤのドレッドをチェック。なんとフロントの溝がまったく存在しないスリックタイヤ状態。
 先日2りんかんでオイル交換した時は何も言われなかったし、いつからこんなになっていたんだ?と思ったが、恐らくもてぎのサーキット走行で削り取られたらしい。恐るべし!サーキットの舗装!

2024年5月29日水曜日

世界樹の迷宮 HD REMASTER

  Nintendo SwitchにHDリマスターされた「世界樹の迷宮HD」をクリアした。
 硬派な3DRPGとして、やや難易度高めとされている同作だが、特に詰まることもなくシナリオクリアとなった。

 同作はシリーズ第二作をDSでクリア済み。状態異常や属性防御などを駆使しなければ勝てないボスやFOE戦に、苦労しながらも倒す楽しみを味わった。

 今作はパラディンの防御陣形、メディックの医術防御さえ掛けてしまえば楽勝となっていて、いささか肩透かし。しかし調べた所、今回遊んだノーマルモードはオリジナルより簡単になっており、ハードモードが本来の難易度だったそう。
 もしハードモードで遊んでいれば、感想も少し変わったものとなったか。

 スキルについてどれくらい有用なのかが字面だけだとわかりにくい。攻略サイトには何パーセントの上昇など具体的な数値で出ており、ちょっと不親切かと思う。
 ただし休養システムでスキルの振り直しも出来るし、いろいろ試行錯誤して有効なスキルを開拓するのも、このゲームの楽しみか。

 世界樹の迷宮と言えば、DSのタッチペン機能を活用した「手書きマップ」作成。据え置き機への移植ということでどうなるか?と思ったが、楽しさの肝は地図を作ることではなく、未知の領域を埋めていって解明していくことであり、手書きをする必要はないと感じた。
 階層を降りる都度、戦っては逃げ戻ってを繰り返してレベル上げと武器更新。徐々に苦労した敵が雑魚になっていくまでのバランスが秀逸。レベルアップによるキャラクター強化が実感できるのが良い。

 なおシナリオクリア後も迷宮探索は続き、さらなる下層やマップ埋め、クエスト攻略などが残っている。今遊んでも楽しい名作であった。

2024年5月6日月曜日

2024GW 東北~北海道③

五日目

 あわただしいが今日で北海道最終日。たったの二日間しか滞在できず。今度はひと月くらいの予定で北海道に来たいものだ。

 宿がルートインだったので、のんびり朝食バイキングを楽しんで出発。昨日行けなかった地球岬へ。朝ということもあってか吹き飛ばされそうな強風。過去幾つもの岬へ行ったこともあるので、ここもそんな中の一つだろうとタカを括っていたが確かなるピリカだった。
 丸く見える水平線に地球の丸さを感じるなんてよくある表現だが、ことこの岬が白眉であった。

 この風景は写真で味わうことはできない。岬が突出しているため、270度の大パノラマで水平線を感じるからか。でもそんな岬は他にもあったはず。北の果てにいるからか。


 そのまま室蘭市街を走る。室蘭の本体は昨日泊まった入江側ではなく、半島側なのね。なんて納得しながら白鳥大橋へ。昨日「何だあの橋は!?」と目をつけていた大橋。しかし橋へのアプローチあたりで後悔。この強風の中走れんのか?
 予想以上の横風を受けながらの走行はビタイチ余裕なし。周りなんてみることも出来ずただ対岸へたどり着けと祈るばかり。案の定高所恐怖症も発症して、ああ怖かった。

 国道235号を走って登別へ。「ババンバ、バン、バン、バン」である。
 道中は有名な割に寂れた風で「のぼりべつクマ牧場」なんて場末もいい所、すっかり流行遅れとなったかと思わせる感じだった。途中、倶多楽湖公園線から湖へ。地図で見ると円い湖は四尾連湖を思わせたが、山に囲まれたそれはもっと違う何か。カヤックなどが置かれ風情を台無しにしているが、もし自分がアイヌで森を抜けた先にこんな湖に出会ったら、きっと龍を見ただろう。
 少し期待外れな気分で公園線を走ると、突然眼前に地獄谷が広がる。立ち込める硫黄の臭い。特徴的なブルーに彩られた硫黄泉。草木も生えぬ法面。まさに地獄。

 すぐ先の地獄谷展望台は大賑わい。登別はぜんぜん時代遅れになっていなかった。駐車場が一杯だったことと、日和山展望台からの眺めで満足してしまったので立ち寄らなかったが、今にして思えば、時間を掛けてゆっくり周っても良かったか。

 さてここでルートの選択。お昼に札幌へ出るとして、もう一度洞爺湖へ行くルートとウポポイに寄るルートとある。悩みつつ第三のルート支笏湖へ。苫小牧へ近づくにつれ道が混んできており、札幌へ行けなくなりそうだったため。ここからグルリと時計回りに走るだけの余裕がとれなかった。
 支笏湖で一服。三年前と同じ景色に「ああ、ここだここ、ここ」。相変わらずの広くて深い湖。まるで海のよう。苦手な駄弁りバイカー軍団も一杯いるのでサッサと逃げ出す。支笏湖から先の山中はガタガタ道で走りにくかった。

 札幌を目指したのは「すみれ」本店へ行くため。開店前に行く予定が気が付けばお昼をまわっている。案の定大混雑で駐車場待ちの車が外へ溢れ、お店の前には行列が出来ている。ちょっと寄っていく気になれない。せっかくなので食べてみたかった。残念。

 さらに足を伸ばし北広島市エスコンフィールドへ。何かと話題の新スポット。今日は日本ハムの試合があるためか駐車料金二輪1000円。ちょっと見物では出せない金額。広々とした敷地と独特の形を見て満足するか。エスコンフィールド?ああ行ったことあるよ、くらいの自慢は出来るか。

 道中の一人雑談。
 ・篠原ともえと鈴木蘭々。ペットとお人形さん理論。
 ・能力のすごい奴でみんなそいつのことをすごいと思っているが、いつも不在

 そうこうしている内にもう午後もいい時間。苫小牧まで戻る。ちなみにこの行程すべて距離ガバとなっており普通に100kmほど走っている。札幌すみれの仇討ちに何かないかと探し味の大王へ。ここも本店は行列でパス。苫小牧のお店へ。距離も走っているし、苫小牧市街は赤信号によく捕まる。結果渋滞が巻き起こって疲労も増した。
 味の大王は「カレーラーメン」が名物。食す。んー、カレーラーメン。うまいもまずいもないな!

 こうして北海道ツーリングも終わり、16時過ぎにフェリーターミナル着。乗船手続きやお土産を買っていたらすぐ17時となり乗船となった。少しくらい時間オーバーしても大丈夫でしょ、なんてのんびりしていたら乗船できなかったかも。

 出航は19時。夜飯は買わなかったのと、船室で飲み食い禁止ということなので、少々高いがバイキングをとった。ルートインとそれほど変わらない質で2,000円は高いよなぁ。雰囲気に金を払っているのだと言い聞かせる。ん-それほど金持ちじゃなかろうに。
 夜は船内でダウンロードしておいた「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を観る。怪奇推理小説を思わせるストーリー展開で、本当に妖怪が出てこなければ市川崑の金田一シリーズだ。大人向けということで話題をさらったのもわかる。描かれるキャラが水木キャラに一本化されていないのが不満。
 船は20.8ノット(=38.5km/h)で進む。船室に熱がこもり、暑い。

 本日の走行距離265.4km。


六日目

 フェリーの仙台入港は10:00。やることもないので朝食バイキングもとる。1,000円也。リッチメン。予想通りルートインレベルの具材で絶対に元は取れない。

 仙台入港後、せっかくだからどこか寄るか?と考えるが特に行くところも思いつかず。そのまま帰ることにした。東北道~圏央道の事故渋滞も怖いしね。

11:45 福島松川PA
 すでに眠気と疲れ。夜何度もトイレに起きたので寝不足。モンスターでドーピング
12:50 那須高原SA
 給油。白河付近で事故。白河はここより北なので問題なし。
15:50 帰宅
 那須高原からここまで無休憩。260km=3時間走りっぱなし。ガソリン満タン~点滅まで走り続けたのも記録じゃなかろうか。  懸念していた事故渋滞に合わず。とてもラッキーだった。

 本日の走行距離462.6km。全行程2,283.8km。走ったなぁ。CTX700は疲れ知らずだわ。あとトランク便利。これからも旅のお供に最適。北海道は時間をとって何度でも行きたい。アスピーテラインは日本三大ワインディングに加えても良さげ。  そして今後ツーリングは目的地をだいたい決める程度でキツキツのスケジュールを組まないように。出来れば宿の予約はとらない方がいいのかも。  100名城もほぼ完成(沖縄三城と二条城)だし、ここはという場所はだいたい行った。先へ先へと走るツーリングからのんびり細かく楽しむツーリングへシフトしていこう。

2024GW 東北~北海道②

三日目 

 昨日予定変更して盛岡で連泊。今日は14:30のフェリーに乗るため、1時間前の13:30までに青森港へ行かねばならない。これを逃せば次のフェリーは18:00。函館到着は夜中となってしまう。

 7:00前に宿を立つ。雨はやんだが想定外の寒さ。道の駅「にしね」で冬装備に。イージス上下を持ってきておいて良かった。8:00には八幡平ビジターセンターに到着する。道中アスピーテラインは「夜間通行止め17:00~8:30」との案内だったが通行止めはなし。そのまま進めばゲートがあり、そこからアスピーテラインのようだ。丁度8:30を回ったので特に足止めを食らうこともなく進めた。

 想定以上に眺望が素晴らしい。湿原や地熱発電。南に岩手山の雪山を見ながら進む。進んでいく八幡平も山頂は雪が積もっており、あそこまでは登らないのだろうなと思っていたが、雪の回廊となって雪原を進んでいく。  全国各地を旅して来たが、こんな風景がまだあるのだなと感動した。昨日の雨で心折れたが、キャンセルせずに来て良かった。なお強行軍で昨日来ていたら危険だっただろう。

 八幡平アスピーテラインを過ぎて国道を北上。十和田湖へ。発荷峠展望台で湖を一望する。眼前に広がるのは田沢湖に負けない碧い湖面とその広さ。遊覧船がのんびりと渡っている。  どこにでもいる駄弁っていて感じの悪いオヤジバイク軍団を尻目に湖畔へ。しかしビジターセンター周辺は山中湖を思わせるような観光地となっていて少し興ざめしてしまった。

 そのまま突き進んで奥入瀬へ。渓流巡りを楽しむ観光客だらけ。雪解け水で水量の多くなった渓流が国道のすぐそばを走っている。こんなに手軽に渓流散策できる所は他にないのではないか?身近な自然という感じで人気なのもわかる。

 さらに青森方面へと歩を進めれば八甲田山。木々のびっしり詰まった針葉樹の森を越えれば、アスピーテラインよりさらに深い雪の回廊が待ち構えていた。その雪の量はスキー客を見掛けるほど。幸いにして路面凍結するほどの寒さではなかったが、昨日の雨は危険だったかも。安全が一番や。

 こうして大自然を満喫して予定通り13:00過ぎに青森港到着。無事14:30のフェリーに乗ることが出来た。青森にて名物みそカレー牛乳ラーメンと三内丸山古墳に立ち寄れなかったのは残念。今にして思えば、18:00便でも良かったかな。

 青函フェリーは4時間の船旅。何をして過ごそう…なんて思っていたが、気がつけばぐっすり寝落ちしていた。青森港そばのファミマで購入したカップのみそカレー牛乳ラーメンを食す。インスタントで食べると一見普通のカレーラーメンでしかないのな。

 函館につくころには夕陽が。上陸してホテルへ。チェックインするとキャンセルしたはずの予約が残っていてビビる。函館山の夜景をと思ったが夜間は通行規制が掛かっているので上がれない。仕方ないので名物ラッキーピエロのハンバーガーと、ハセガワストアのやきとり弁当を購入。ホテルへ戻るころには20:00を周っていた。  やきとり弁当は普通のシンプルな豚串がご飯の上に乗っているだけ。それ以上でもそれ以下でもない。いい商売してんなーという感じ。ラッキーピエロのハンバーガーはボリュームたっぷりの割に500円以下とリーズナブルで人気なのもうなずける。バンズのゴマがおいしい。50年代風ダイナーを思わせるお店の雰囲気も良くて、独立してこんなお店をやってみたいなと妄想してしまった。

 本日の走行距離230.6km。半日でこれだけ走ったから結構な距離だ。


四日目


 本日は100名城のスタンプを集めるために松前城へ。そのまま同じ道で函館へ戻るつもりだったが、調べると江差方面へ出てもさほど時間が変わらないので、北海道の最南部をくるりと一周して函館へ戻るルートを通った。同じ道をトレースするのは馬鹿らしいもんな。

 疲れが溜まってきているのか寝ぼける。アラームを止めることが出来ない。眠い目をこすりながら5:30にチェックアウト。函館山展望台を目指す。夜景が見れなかったのは残念だが、もう来ることもないだろうから。  函館山南東の立待岬にて朝日を受け、次いで函館公園へ。さあ函館山展望台!と進めば・・・何と二輪車通行禁止!!!結局函館山からの景色を見ることは叶わなかったわけな。仕方ないので函館駅、朝市、赤レンガ倉庫などを一回りする。

 さて松前城を目指し国道228号線をひたすら走り続ける。地図で見ると大したことのない距離だが走ってみると全然たどりつけないという北海道マジックをくらう。普通に100kmもあるのだ。

 やっとたどり着いた松前城は桜まつり開催中。北海道ではひと月遅れで桜が楽しめる。  このお城は江戸時代も末期1850年代に築城された当時最新鋭のお城で、銃火器や大砲などの近代戦闘を念頭に置き、海岸防備を企図した縄張りがされていたという。  再建された天守は資料館となっていて、アイヌとの交流に関する資料に見所があった。

 松前城を後にし江差へ。山深い東北山脈を走り続けた昨日までと打って変わり、今日は海岸沿いを走り続ける。スピード違反だけは注意せねば。
 11時近くになって江差着。海の駅「開陽丸」へ。北海道新政府軍虎の子として期待されるもあっさり座礁するというボケをかました開陽丸。実物大で復元され資料館として開かれている。戊辰戦争はあまり良く知らないのでスルー。勉強せねば。

 江差から国道227号で函館に戻る。久しぶりのワインディング。Google mapによればパトカーによるスピード取り締まりを行っている様子。ビビりながら進めばピンポイントでパトカー発見!さすが高度情報社会と言うべきか。

 お昼をまわって再び函館へ。五稜郭を訪問する。思い起こせば三十年近く前、まだ20代の頃、当時勤めていた会社の慰安旅行で来たことがあった。夜中だったので何が何だか良く分からなかった。こうして再び訪れるころにはまさか50歳も過ぎた爺になっているとは。
 函館タワーのエレベーターに乗り全貌を見る。ああ、何度もみた「五稜郭」だ。感動と同時に高所恐怖症を発症。怖い怖い。

 タワーを降りて場内散策。思っていた以上に狭い城内。これではすぐに制圧されそう。近代戦術の粋を極めたと言えば聞こえがいいし、確かに銃剣突撃などで突破できない作りにはなっているが、函館山あたりから大砲をガンガンぶち込めばすぐに陥落しそうな気がした。
 本当は函館だけで一日散策するつもりだった。塩ラーメン、函館競馬場等々、見所はまだいっぱいあった。函館山も二輪通行不可と知っていれば、普通にロープウェイで登るべきだった。非常に残念無念。しかしその分の感動も味わえた。さらば函館。

 函館を後にして城岱スカイラインを経由しての大沼自然公園。もう午後もいい時間。14時を過ぎている。北海道駒ケ岳を北に従えた湖沼は水鳥の住処となっている。夏であればこの辺りでキャンプして、なんて考えてもいたな。

 時間もないのでサクサク進むよ。ここからは国道5号線を長万部まで走り続ける。内浦湾をぐるりと走り続ける。ここでも北海道距離ガバ発生。進めど進めど先が見えない。長万部まで90km。次の目的地である洞爺湖までは140kmの道のり・・・。高速使えば1時間くらい巻けるんだけど、下道も信号がほとんどないから快適さは変わらないし、やっぱり北海道を走るなら下道じゃないと、その距離ガバを感じられない。

 こうして洞爺湖到着は17時近く。よくも辿り着いたものだと感嘆。熊でも出てきそうな月浦展望台にて湖見物。北海道で一二を争う知名度を誇る湖。湖の中ほどに鎮座する大島の形が奇妙で不気味。ピクミン3のラスボスを想起させる不気味さ。生き物のようだ。今日もいっぱい走ったなぁ。

 しかし宿泊地はもう少し先。室蘭まで50kmほど走って本日終了。宿のそばで食した味噌ラーメンは逸品だった。こんな所でおいしい味噌ラーメンが食べられるとは望外。

 本日の走行距離460.8km。高速道路なしで新記録じゃない?