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2021年7月24日土曜日

2021夏 東北⑤

  東北ツーリング五日目。三陸海岸を南下する。ツーリングマップルやツーリングガイドを見ても「ここ」という押しのない地域。その理由は走ってみてわかった。


 昨日、キャンプ場にて野営した際、虫のブーンという羽音が結構気になった。 そのうち静かになるだろうと放置して就寝。朝起きるとなんと、テントにセミの抜け殻がいくつもくっついていた。あの羽音は地中を這い出てきたセミの幼虫が、テントを登って羽化し、飛び立っていく音だったのだ。

① 根城
 八戸にある100名城のひとつ根城へ。南北朝~戦国末期のお城ということだが、当時のお城にありがちな山城ではない。馬淵川流域に縄張りがなされ、戦うためのお城と言うより、ここ一体を支配するための領国経営を主としたお城だったのだろう。

②種差海岸
 八戸港へ向かいそのまま海岸線沿いを進む。ナビを見るとウミネコ繁殖地という案内。見れば神社らしきものが建っている。何ごとかと思い調べれば、ウミネコは漁場を教えてくれる弁財天の使いということで、その信仰のために建立されているということ。
 辺りは当然ながらウミネコだらけ。糞が怖いのでそそくさと退散する。


  そのまま南下すると葦毛﨑展望台が見える。これは旧帝国軍が軍事施設として利用していたというもの。確かに展望台は土塁で固められ、トーチカというか砲台でも置いてあったかのよう。

③小袖海岸
 久慈市を海岸線沿いに出たあたり。つりがね洞など奇石の立つ、岩場の多い海岸。海女さんを主人公としたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台としても有名らしいが、自分はよく知らないのでスルー。

④北山崎、⑤鵜の巣断崖
 このあたりは昔は海だった場所が隆起しかつ海岸線が低くなったことで高低差を増したとされる。そのため断崖絶壁の手前に平坦な台地の部分があるのが特徴らしい。海岸線沿いに切り立った崖が延々と出たり入ったして続く。いわゆる三陸海岸らしい風景を生で味わう感動。駐車場から少し歩くが来る甲斐のある風景だった。

 名前の面白い道の駅「たろう」で一休みする。「たろう」= 田老 ≠ 太郎

⑥浄土ヶ浜
 極楽浄土のような風景との触れ込み。夏シーズンということで通行規制が掛けられているのか海岸線へ出られず。ビジターセンターから歩いて行けるようだが、だいぶ時間が押しているのでパス。

⑦三陸沿岸道路
 東日本大震災の復興道路として建設された。自分の使っているゴリラナビには乗っておらず、つい最近開通したことがわかる。
 ナビの案内がないので少し不安もあるが、宮古から気仙沼までは立ち寄る場所がないことと、だいぶ時間が押していことで利用する。無料で共用されているのが嬉しい。
 パーキングはほぼなく、用事があればインターでその都度降りるという作り。待避所もあまりなく、場所を確認など少し停車したいというときに停車できないというのは不便だと思った。路肩が広いのでここに止まれということなのか。
 この辺りは東日本大震災時の津波の影響をもろに受けた地域。ネットなどを検索してもこの辺りにお勧めスポットが紹介されていない理由を悟る。
 宮古地区大雨警報という表示がされている。実際雲行きは怪しい。しかし何とか天気はもってくれて、雨にたたられることなく進むことが出来た。

⑧気仙沼
 陸前高田あたりで燃料がきびしくなった。あと少しで気仙沼だが三沿道を降りる。予想通りナビは上手い案内が出来ず、ガソリンスタンドへの道中少し迷ってしまう。
 気仙沼も震災の被害が甚大だった場所。今日の宿泊予定地である休暇村へのルート案内時、ゴリラナビはフェリーを使うルートしか示さずびっくり。実際は休暇村のある気仙沼大島へは橋が掛けられており、無事到着することができた。


 休暇村は家族連れも多い高規格キャンプ場。結構にぎやかなお客さん多め。泣き叫ぶ子供、音楽を鳴らす、まさかの花火。21時をまわってもワイワイ騒いでいるなどガッカリ。もう少し早く到着して、家族連れ連中から離れた所に設営できれば良かったのだが、選択する余地がなかったのが敗因。
 ゴミは回収してくれるし、シャワーが使えるというのは嬉しかった。
 ツーリングバッグを空けるとブーンという羽音。なんと冒頭書いた下田公園のセミが荷物に紛れてここまで来てしまっていたのだ。驚いたなぁ。本日も夕飯時にはもう真っ暗。暗闇で食べるご飯は味がしないね。

 本日の走行距離325km。

2021夏 東北④

  東北ツーリング四日目。昨日は久しぶりにシャワーを浴びてリフレッシュ。今日はこの旅で一番距離を走らなければならない。

 

①夏泊半島
 青森市街から30分ほど。津軽半島と下北半島に挟まれる格好でひょっこりと顔を出しているのが夏泊半島。ここをくるりと周回している県道9号夏泊ほたてラインを走った。
 半分走ったあたりで橋でつながった大島がある。そこはまるで禁足地の様。実際には渡れるらしいけれど、時間の都合もあるのでスルー。

②下北半島
 夏泊半島から国道4号線を経て279号線へ途中バイパスにのって一気にむつ市まで。本州最北端である大間へ行くには、そのままR279を行くのが本線。今回はむつ市で時計回りに海岸線を走るルートを採用する。これが走行距離の延びる原因。ぐるりと遠回りするので実距離がかなり長くなることになる。
 かくして釜臥山と自衛隊基地に挟まれた国道338号線を海岸線沿いに進んでいく。

③海峡ライン
 陸奥湾を越えて北上。半島の断崖を大間まで約60kmを突き進むのが海峡ラインと呼ばれるルート。枝葉の生い茂ったアップダウンとくねくねのルート。流汗台、仏ヶ浦など時折出くわす絶景ポイントが癒し。あとはひたすら走るのみのストイックなコース。交通量はまったくない。

 かくしてようやっと到着。本州最北端大間﨑。この先に北海道があるというのに、気分だけは稚内にでも来たような気分になってしまうのはどうして?風景も納沙布岬から北方領土を見ているような感じでデジャヴ。そばの土産屋で売っているのがマグロというのが大きな違い。向こうはカニだったなあ。

 ここまで走ってすでに本日の走行距離は230kmとなっている。下手なツーリング一日分の距離を走っているが、ここはまだ中間点というのが恐ろしい。

④恐山
 海岸線沿いをきれいに走り切ると、あとで走行ログが綺麗だ。ただそれだけの理由で半島最東端にあたる尻屋崎へ行こうかと思ったが、やはり全日本人のスピリチュアルな源。恐山へ行くことにした。心霊現象やあの世を信じようが信じまいが、すべての日本人にとって崇高な場所。
  菩提寺までは延々と山道である森の中を走り、硫黄臭がしたと思ったらいきなり景色が開けて湖と荒涼とした景色が広がる。実際この光景には心を揺さぶらされる。話をしたい故人がいないし、そもそも時間もないから菩提寺の中へ入ることはないけれど。
 これからも未来永劫この文化を継承していってもらいたい。

 
 さて、ここで時刻は13:30をまわったところ。できれば三沢の航空科学博物館に足を伸ばしたい。その距離なんと100km。高速道路はないので下道をかっとばして平均50kmで走れば2時間ほどで着くが…。

⑤三沢航空科学博物館
 頑張った。走った。すでに300km近く走っていたのにノンストップでさらに100km走り切り、15:30には航空博物館に到着できた。さすがに館内を見て回るだけの時間はないが、屋外展示の戦闘機を見るだけでいいのだ。

 広場にはF16をはじめとする実物の戦闘機が並び展示されていた。上空では三沢基地から発進した米軍のF16が訓練飛行を繰り返している。実物の持つリアリティとオーラに圧倒されながら一機、一機じっくり鑑賞。そして最後に鎮座していたのがF4EJ改である。

 ファントムはやっぱり格好いい。主翼の先端が上を向いているのが好き。大型の双発機ながら全体のフォルムが戦闘機然としているのが良い。機首が長くていかにも超音速機という所が惚れ惚れする。後方から見ると排気口は並んで下に、水平垂直尾翼は並んで上についているという配置が唯一無二に思える。どれもこれもがファントムをファントムならしめるオリジナリティであり個性であって堪らない。
 使いもしないアレスティングフックが備え付けてあることを知る。これを機会に写真をパシャパシャ取りまくる。外装はいたるところがビス止めされており、古いな~と感じさせられてしまう。考えてもみれば50年代に設計された60年代の戦闘機なんだし。
 しかし本物のファントムを間近に見ることが出来て感動。無理してここまで頑張って走った甲斐があったわ。

 その後、博物館を後にし、おいらせ町へ。町営の下田公園キャンプ場にてキャンプ。到着時18:00を過ぎてしまい、夕食を食べるころには辺りは真っ暗。日本海側に比べて暗くなるのが30分ほど早いような気もした。せっかく買ってきた肉も暗い中で食べるとおいしさ半減。薪も後始末が面倒なだけで、連泊キャンプツーリングにおいては過剰な装備か。近場のキャンプメインであればいいのだが。

 本日の走行距離416.3km。走ったわー。

2021夏 東北③

 東北ツーリング三日目。
 4:00過ぎと少し早く目が覚める。海を正面に据えると右手から陽が昇ってくるのが衝撃的。海が北にあるからだ。常識が常識でなくなる。旅の一コマ。

 図らずも同じキャンプ場で夜明かししたサイクラーと話す。彼も朝早い出発でキャンプが目的と言うより予約に縛られず、自由に走りたいからのようだ。設営後は早々にテントの中へ入ってしまい、無駄な荷物は持ってない。ストイックだ。
 自分はバイクというので甘えて荷物が多くなってきている。あれがあれば便利、今度はあれを買い足そうなんて。でもキャンプそのものを楽しむわけでなく、走りメインでキャンプは予定に縛られない旅にするため、というのであれば荷物は減らすことが出来るはず。結果的に設営、撤収が早くなるし荷物も軽くて済む。

①岩木山
 今回の旅における目標のひとつ。それが岩木山。
 ネットで見掛けた嘘のような道。山頂を目指してヘアピンカーブが幾重にも続く嘘のような道。

 まるで冗談のような線形をした道なので、最初はアルプスかどこかの海外にある道だと思った。しかし調べるとそれは「岩木山スカイライン」という道で、青森県にある観光道路ということだった。実際に走るとどんなものだろう。東北方面へツーリングへ行く際、必ず行こうと思っていた。

 ほぼ一番乗りでスカイラインへ着く。地図にあった通りヘアピンの連続で山頂へと登っていく道。カーブ総数69。たったの10分ほどで山頂へ到着してしまう。赤城山や碓氷峠を考えればカーブ数的にこんなものか。
 しかし山頂から広がる大パノラマには遠くまで来たなあと感慨深くなった。手のくわえられていない自然がそのまま残る白神山地が広がっているからか。

②弘前城
 岩木山の感動を後にして弘前城を目指す。津軽家のお城にして現存天守の一つ。知らなかったわ。四角い外堀の中に四角い中堀があって、更に四角く内堀があるという方城。都市開発で潰されることなく、三の丸までしっかり残っているのは珍しい。
 現存天守は土台に当たる石垣が耐震改修工事をされているようで、天守は本丸公園に移設されていた。こじんまりとしているが、堀や縄張りがしっかりしているいいお城だと思った。石積み工事も無事完了して今後も末永く維持して欲しいと感じた。

③やまなみロード、メロンロード
 弘前城を後にし、津軽半島最北端である龍飛崎を目指す。岩木山を見ながらのんびり走れる広域農道「やまなみロード」と引き続いて海沿いを走っていく「メロンロード」へ。東北日本海側を走っていて思ったのは、風力発電の風車が大量にあるということ。これも脱炭素社会へのステップなのだろう。

④龍飛崎
 国道339号線へ入って「龍伯ライン」。津軽半島先端を通るワインディング。これを越えると龍飛崎となる。青函トンネル本州側基地。津軽海峡冬景色。全国唯一の「階段国道」部分があるなど、いろいろ話題のある岬となっている。

  せっかくなので何か腹ごしらえでもと思ったが、名物はまぐろやウニといった海産物。どうも食べる気がしない。

⑤青森
 国道339~280号線にて青森市へ。この旅唯一のホテル泊。シャワーが恋しい。
 道中あまりにも眠くって綱不知海岸の駐車場で一眠り。やっぱり朝が早すぎたかな。その後は特に問題なく青森市アパホテル到着。
 荷物を整理して市内観光。「味の札幌 大西」にて名物の味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り)を食す。んー。名物と言うほどおいしいか、これ?量だけは多かった。観光客向けとしては、聞いたことのないスープだしインパクトもあるけれど、地元の人間だとしたらもう一度食べようとは思わないんじゃないかな。

 青森は北の果て。郷愁を感じる風景を思い描いてしまう。JRの青森駅へ。すべての路線の終着駅と勝手に想像しながら路線図を見れば、普通にこの先へ列車は続いている。津軽半島と下北半島をつなぐ中継地と言えばその通りなわけで。
 自分のイメージの中にある青森は、本州の最果て、閉塞感のあるどん詰まり。薄暗く灰色の空。しかしそんなイメージは間違っていた。何を知った気になっていたのだろう。

 本日の走行距離279.8km。

2021夏 東北②

 昨日は夜中からずっと走りっぱなしだったためか、ご飯を食べた後ぐっすり就寝。一度も目を覚ますことなく6時まで眠り続けた。テント泊でこれだけぐっすり寝れたのは初めて。酒を飲まなかったことも要因だろう。


①仁賀保高原
 7:30出発。昨日から匂っていた香り…紫蘇の香りだった。栽培しているのだろうか。風車の立ちならぶ高原に伸びる鳥海グリーンラインを走る。所々で北海道を思わせるような広大な景色が気持ち良い。

 湿原の中にある牧場にて県道58号と合流。昨日は周れなかったルート。ツーリングマップルお勧めとなっているが、道の狭い林間ルートで眺望も良くない。木境展望所にて一休みしようと立ち寄ったところで、なんと立ちごけ!CB1300で二度目!
 がっつり乗っかったキャンプ道具一式とサイドケース。とてもじゃないが持ち上がる気がしない。心臓はバクバク。それでも冷静を努め、少しでも重量を軽くしようと荷物を外し始める。
 たまたま車が通りかかったので助けを求める。快く手助けしてくれて何とかバイクを立ち直すことが出来た。幸いなことに外装はほぼ無傷。ミラーとエンジンガードに少し擦り傷がついた程度で良かった。特に買ったばかりのサイドケースが、草むらの上だったため奇跡的にセーフ。
 駐車場が傾斜していて、そのまま止めるかどうするか迷っていたのが運のつき。過去いくらでも同じようなことがあったが、今回はキャンプ道具が乗っていたことや慢心などから立ちごけとなってしまった。「迷わず判断する」を教訓にしたい。
 展望所を後にして県道58号を進むものの、峠付近で通行止めとなっていて結局引き返すことに。大して楽しいルートでもなかったし、眺めも良くなかったし、立ちごけするしで何しに来たのか・・・トホホ。

②久保田城
 仁賀保高原を後にして一路秋田を目指す。国道7号線を海岸線沿いに北上。およそ50kmを走り続ける。11:00に秋田市内久保田城に到着。
 こちらは常陸から転封となった佐竹家のお城。城内では秋田犬の展示がされていた。秋田犬は思っていたより毛がふさふさしていてがっしりとした体つきだった。考えてみればマタギが飼うくらいなんだし。
 あまりの暑さで城内散策をする気がしない。ソフトクリームを食べるとスタンプのある佐竹資料館へ逃げ込んだ。


③男鹿半島
 日本海に突き出た男鹿半島へ。なまはげで有名。あまりじっくり見たことが無かったが、なまはげは結構怖い。鬼の形相もさることながら、出刃包丁を片手に藁の装束を身にまとっているという現実的な容貌が怖さを助長する。虎のパンツに金棒の鬼はファンタジーでが、なまはげはリアルだ。
 というか実際この格好をした人が家々を周って「なぐごはいねえがー!」とやるわけか。俺が子供だったらおしっこちびっちゃうわ。

④深浦
 本日の野営地も予定変更。男鹿近辺で止まるつもりだったが頑張って青森県の深浦まで進んだ。昨日頑張ったから余裕があるということもあった。男鹿半島からは110kmほど。海岸線沿いの国道101号線をひたすら北上した。
 ついた先は行合崎キャンプ場。炊事場すらない無料のキャンプ場。本来の野営所は階段をずっと降りた先のようだが、とてもじゃないがそこまで降りていく気力はない。キャンプ場へ入ってすぐの開けた場所で野営することにした。

 本当はここでテントを設営してはまずかろうなとも思ったが、 他の利用客がほぼいないので良し。焚き火もするつもりはないし、ゴミも残さないし。なんて思いながらテントを立てていると、サイクラーがテント設営開始。共犯者がいれば心強いわ。

 何もない岬のキャンプ場で、夕陽が沈むのを眺めることが出来た。そして夜は満天の星。広がるのは北極星を中心とした北の星々。北斗七星やカシオペアを見るのはいつ以来か。北へやって来たのだなあと実感した。

 本日の走行距離315km。


2021夏 東北①

 東北ツーリング初日。深夜割引を使って高速代の節約を図る。3時くらいに家を出ればと考え早目に寝ようとしたが寝つけず。面倒なのでそのまま出発。夏のツーリングなのでジェットヘルメットで行こうとしたがインカムが不調。音声が流れない。ヘッドホンの接続部分が壊れてしまったようだ。出発前に色々問題が起きて嫌な気分。

 00:20 出発・・・ルート(東名~圏央道~東北道~山形道)
 02:15 佐野SA・・・小休止。タバコが吸いたい
 04:30 安達太良SA・・・給油。ツーリングバッグ載せ替え
 06:40 山形到着・・・休憩込みで約6時間。466km。快活クラブで休憩

①山形城
 最初の訪問地。梅雨明けで日差しが厳しい。城内の案内が少なく、スタンプの場所も分かりにくい。上杉や伊達に囲まれて存在感がいまいち薄い最上義光の居城。そのためか見所もあまりない感じだった。


 ②天童将棋資料館
 将棋の駒や人間将棋で有名な天童市へ。駅に併設された将棋資料館を訪ねる。予想よりかなりこじまりとした作りで、昔の将棋やそのルーツに関する説明、将棋駒の紹介など。館内撮影不可となっていて残念。
 じっくり見たかったが、無理に駐輪したバイクが気になったので、すぐに出る。

③月山
 当初予定では本日の宿泊地を天童としていたが、家を出たのが早かったのでもう少し走ることにした。R112にて酒田市へ。月山を横目に見ながら走る。
 13:00ごろ酒田着。ここが第二の宿泊予定地だったが、これもまだ早い。ホームセンターで薪を、マックスバリューで夕飯の材料を買い出し、鳥海山を登ることにする。

④鳥海山
 裾野から山頂までを見渡せ出羽富士の名にふさわしい雄大な山。登山路は割とあっさりで鉾立展望台に到着。海と山と空が交わる広大な景色。


  山頂を降って仁賀保高原へ。本日はここでキャンプする。

 本日の走行距離670.3km(東北=204.3km)。

2021年7月23日金曜日

2021夏ツーリング 東北一周

  今年の夏ツーリングはかねてからの予定通り東北一周とした。通常お盆の期間に出掛けるのだが、今年は仕事の都合上オリンピック前に休みが取れたので、さくっと出発することにした。丁度梅雨も明けてラッキーだった。

 東北の見所を調べると、山形~盛岡~青森という中心部を上がっていくのがお勧めの様。しかし今回は海岸沿いに一周したいため、このルートはまたの機会とした。結果できあがったのが下図のルートとなる。


 メインの目標として100名城。これはいつも通り。そして東北ツーリング時必ず行きたいと思っていた岩木山スカイライン。あとは下北半島にある本州最北端大間。少しお金を節約しつつ、基本キャンプツーリングということにした。
 またツーリングマップルやネットの情報を頼りに、お勧めツーリングスポットを更にピックアップ。鳥海山、男鹿半島、津軽~下北半島辺りが楽しそう。しかし三陸海岸沿いはお勧めコースが見当たらなかった。内陸部には楽しそうなスポットが散見されるのだが。

 1日目 山形~酒田
 2日目 鳥海山(仁賀保高原)~秋田~男鹿
 3日目 津軽半島~青森
 4日目 下北半島~三沢
 5日目 八戸~三陸海岸~気仙沼
 6日目 石巻~松島

 こんな感じのスケジュール。宿泊予定のキャンプ場はルート沿いのものを何件かピックアップしておいて、当日の予定に従って決めるつもり。中間日の青森のみホテルを予約しておいた。やっぱり一日くらいはホテルで休みたい。
 キャンプ中心なので割ときつめのスケジュール。早い出発と遅い到着で毎日300kmくらい走る。そんな感じの設定だが大丈夫?

2021年5月31日月曜日

2021年 初キャンプ 八ヶ岳

  もうすぐ梅雨入りながら、天気予報では土日とも晴れという貴重な週末。コロナウィルスによる緊急事態宣言が長引いたためか、調べれば各地の宿が安値で泊まれる。一泊二日のロングツーリングでもと思ったが、気温も高くなってきたことだし、今年初のキャンプツーリングへ出掛けることにした。
 当初予定ではいつもながらの富士五湖と思ったが、土日の混雑は予想されているし、たまには違う場所へ行ってみようということで、ネット情報を頼りに八ヶ岳のふもとにある立場川キャンプ場に決定した。

①昇仙峡
 朝7時に出発。午後2時~3時までにはキャンプ場へ着きたい。八ヶ岳までは下道で三時間ほどで到着できるので、その道中にある昇仙峡へ立ち寄ることにした。前々から来たいと思いつつ後回しにしていた観光スポットだ。
 甲府の中心地である駅前を過ぎてすぐに山道となる。甲府が盆地であることを実感。和田峠を越えて昇仙峡グリーンラインに到着。峡谷の道は生憎週末が車両通行止め。本来であれば駐車場へバイクを止めて散策となろうが、まあツーリングが目的だしスルー。
 それでもグリーンライン道中から見える昇仙峡の山々は、独特の形状と荒々しい岩肌で奇怪な景色を醸しでしていた。ガードレール沿いに渓谷を見下ろすとかなり高さがあり怖い。今度は紅葉の季節にでもゆっくり来よう。


 ②R141
 昇仙峡を後にし清里まで国道141号線を北上する。信号の少ない走りやすい幹線道路で、観光地と言うこともあって交通量はそこそこなれど、のんびりツーリングすることが出来た。
 道の駅「南きよさと」で一服。清里駅へ。SLが展示されていた。清里と言えばペンションの立ち並ぶ観光地で有名だったが、今では人気も薄れているらしい。

③八ヶ岳高原ライン
 清里を過ぎて八ヶ岳の南山麓をぐるりと回り込む「八ヶ岳高原ライン」へ。富士山スカイラインと似た森の中を走り抜ける高原ルートという感じ。
 高原ラインを走ってすぐの駐車場から八ヶ岳を見やる。去年の11月頃に来た時は雪をかぶっていた赤岳にも新緑で覆われ始めていた。今日は全国的に夏の暑さということだが、標高が高いこともあってか寒い。メッシュジャケットと半袖シャツ一枚だったがちょっと失敗したか。

 
 道中展望台のある観音平に立ち寄る。南アルプスの山々を一望できるスポット。八ヶ岳への登山口ともなっているようで、多くの乗用車が止まっていた。

④立場川キャンプ場
 予定より少し早く、午後1時半ごろキャンプ場に到着。事前に調べていた通り、森の中の一本道に広がる細長いキャンプ場。流行りのオートキャンプ場と違ってトイレと炊事場しかないためか家族連れは少なくとても静か。

 テントを設営してから富士見町市街地にて夜食の買い出し。キャンプ場からは7km程度の道のりなので割と便利。銭湯も近いそうだ。キャンプ場内には名前の由来となっている立場川がある程度でその他の設備はほとんどない。炊事場とトイレもひとつずつとこじんまりしている。
 しかしシンプル故に団体客やオートキャンパーがいないため、ソロキャンパーとしては居心地よく、予約なしでフリーに設営できるというのもバイクツーリングには利点。他にも枯れ枝がまとまっておいてあるので薪として自由に使えるのが嬉しい。
 本日の夕飯は何度目かのステーキ。今回はステーキソースも用意して味付けしたところ、割とおいしく食べれた。


 夜中は焚火をしながら橘いずみと谷山浩子を聴く。森の中、外灯もない暗闇の中、木々の合間からは星々がきらめいている静かな世界。心のやすらぎを覚える・・・なんて言ってられないくらい寒い。高原のキャンプ場は防寒大事だな。

 なおここは曰くつきのキャンプ場なれど、なんら心霊現象にはあわなかった。それより樹液が予想以上に大量で、朝起きるとバイクがそこら中樹液まみれとなっていた。次回訪問時は対策を取らないと。

⑤八ヶ岳エコーライン
 八ヶ岳を関した街道は何個あるんだ!?という感じ。大農園の中を颯爽と走り抜ける楽しい高原ルート。

⑥メルヘン街道
 国道299号線の愛称。茅野から秩父までをつないでいる。途中、昔訪問した「神流町恐竜センター」を経由する。当初予定ではこの道で帰るつもりだったが、一昨年の台風による土砂崩れでいまだ通行不能。仕方ないので佐久からR254へ向かうことにした。
 蓼科の辺りはのんびりしたワインディングと思っていたら、しばらくしてヘアピンが連続する山道へ。南北八ヶ岳を隔てる麦草峠を目指して登って行く。道幅は広いので走りにくいこともなく、交通量があまり無いのも嬉しい。

 峠を越し、八千穂高原スキー場を過ぎると再びヘアピンの連続。ほどなくして国道141号線へ合流する。
 メルヘン街道に入ってすぐガソリンが残り2メモリということに気付く。この先山道だからしばらくスタンドはないんじゃないかと思ったが、2メモリあれば100kmは楽に走れるはずとたかをくくる。結局リザーブに入ることなく市街地へたどり着いたものの、リスクを考えればあまり感心できないな。

⑦R254
 R299は通行不能ということもあり国道254号線へ。ツーリングマップルによればこの道もお勧めとなっていて、山間部を走り抜ける爽快ワインディングという感じで楽しい。
 山頂が独特の形をした荒船山を越えてしばらく行くと県道51号線の案内標識に出会う。さっそくそちらへ進みさらに妙義山へ。昨日訪問した昇仙峡に負けない荒々しい山だ。


⑧おぎのや
 今回、国道254号線~妙義山へ出たのは、R299の通行止めで目的を変更したため。変更した目的は横川で峠の釜飯を買うというもの。
 以前、軽井沢方面へ行ったときに横川駅で峠の釜飯を購入したものの、持ち合わせがなく自分の分しか買わなかった。今回はおみやげに買って帰りたかった。峠の釜飯は素朴な味だし付け合わせも山菜が中心でとても豪華なものではない。でもここでしか手にすることが出来ない名物だし、食べ終わった後に器が残るのは嬉しい。


  無事おみやげの釜飯をゲットして帰宅。帰りは高速を使ってひとっ飛び。午後4時前に帰宅。キャンプ場でついた樹液を落とすため、旅路の疲れも厭わず急いで洗車。幸いすぐに洗い落とせたので一安心。

 走行距離は一日目が213.2km。二日目が331.7km。総走行距離544.9km。

2020年11月3日火曜日

渋滞と週末キャンパーに驚愕

 10月31日から11月1日の土日を使ってキャンプツーリングへ出掛けた。土日キャンプは初めて。キャンプブームで混んでいるらしいがどれほどのものか。
 前日は夜勤で明けの出発。本当はお昼くらいまで寝てのんびり家を出ようと考えていたが、最近は日暮れが早く夕方5時には暗くなるので、キャンプ場にお昼ごろ到着しようと考えた。また予約不可の先着順なことも混雑を考慮して時間を早めた一因。

 8時30分頃出発。キャンプ地は西湖予定。東名高速へ乗ろうとすれば、いきなりの大渋滞で気を削がれる。この連休にも関わらず大井松田ICから御殿場IC間の左回りルートを通行止めの工事。片肺飛行に加えて良く晴れた連休ともあり、下り車線は15kmの大渋滞発生。
 まあのんびり行こうやと下道を走るが認識が甘かった。東名渋滞を避けた車が多数混入。国道246号線もパンクしていた。金太郎公園のJCTまで辿り着ければ…なんて淡い期待を打ち砕かれ、山北を越えることすら出来ず。結局途中で引き返して足柄峠から御殿場入りすることに。

 久しぶりの足柄峠。昨年の台風で通行止めになっていたが、現在足柄駅方面へは出れないものの、東名富士カントリークラブ側へは降りられるようだ。道中から見る秋晴れの富士山。雄大な景色。こうして渋滞に翻弄されつつ、小山に出たのは11時30分。越県に3時間も掛かるとは。足柄峠からいい景色が見れたことが救い。

 少しでも時間を取り戻そうと富士五湖道路を使って富士吉田ICへ。マックスバリューにて食材買い込み。なんかいつもよりお客さん多くないか?しかも皆キャンプ飯を買い漁っていく。嫌な予感しかしない。
 店を出て目的地の西湖を目指す。まずは湖畔キャンプ場へ。入り口にはつれない満車の看板。ダメもとで受付に行くがやっぱりダメ。まあここは狭いからと気分を取り直し、湖畔をUターン。津原キャンプ場へ。
 道中湖畔をみればテントが立ち並んでいる。こりゃ無理かもな。受付けでは野営地を見てからテントが張れそうなら受付けしますとのこと。この間は貸し切り状態だった広場はすでにオートキャンパーに占拠され、ちょっと入り込む勇気がない。一応林間サイトを覗くがこっちはもっと混雑していた。諦める。
 西湖がだめなら精進湖があると突き進む。が、受付け前に「満車」の張り紙。正直土日キャンパーを舐めてた。日曜の富士五湖はいつもスカスカなので大したことないと思い込んでいた。
 こりゃ食材持ち帰って家で食べるかなんて考えつつ、一応くらいの気持ちで本栖湖へ。やっぱり混雑しているがなんとかテントを張れるスペースを発見。林間サイトなので若干サイト同士が近くても精神的な圧迫感が少ないからか。

 キャンプ場内をバイクでうろうろしつつ、なんとか張り場を確保。途中Uターン時、ぬかるみにスタックしてしまい、危うくバイクを倒す所だった。CB1300はキャンプツーリングには不向きか?
 受付を済ますとすでに14時近い。まあ食材は買ってあるのであとはのんびりするだけだ。
 今回のキャンプにおける目標は、
 ・メスティンによる飯炊き…固形燃料で炊き上がるので手軽で旨い
 ・新LEDランタンのチェック…明る過ぎるくらいだし、調光できるので問題ない
 ・新テーブルの使い勝手…飯用はこのくらい(40cm)高さがあった方がいい
 ・冬用シュラフの防寒性能…保温、防寒とも十分。化繊なのででかいのが残念
どれも予想、想定通りでグッド。ついにキャンプギアが一通り揃った感がある。なお夕方近くになると日帰りキャンパーもいたのか、テントサイトに少し余裕が出てきた。日暮れが早くなければ夕方狙いもあるのだが。

 暗くなってから焚き火を見ながらのんびり。直火はいいね。最高のひと時。

2020年10月8日木曜日

天下茶屋、津原キャンプ場

  月曜日の仕事が夜勤だったので、日~月曜日の一泊二日でキャンプツーリングに出掛けた。行き先は色々考えたが、三度目の富士五湖キャンプに決定。日曜日にロングツーリングをして、月曜日は早目に帰って夜に備えるため。
 では日曜日のロングツーリングはどこにしようかと考えたが、久しぶりに大菩薩峠を走ることにした。神流町から国道299号線をメルヘン街道方面へ。なんて考えたけれど、月曜日のスケジュールがきつすぎる。
 また最近日が暮れるのも徐々に早くなり、午後5時には薄暗くなってくることから、キャンプ場へは4時頃に着きたいということもあったため。

 まずは宮ケ瀬湖へ。今回は246号線は使わず県道63号線から伊勢原方面へ。しかし道中大渋滞。県道62号線と交差する吾妻橋付近と国道246号線を横断するあたりでハマってしまう。たいして楽しい道でもないしでもう二度と休みの日に63号線は使わんと誓う。
 246を越えて県道64号線で宮ケ瀬湖通過。ファミリーマートで休憩。本当はもっと早く家を出て、道志みちから富士五湖へ出て、国道139号線で東に引き返し、大菩薩ラインで再び富士五湖に戻るなんて考えていたのだけど、出たのが9時過ぎ。しかも前述の渋滞はまりもあってそこまでのロングツーリングは時間的に厳しい。
 計画を変更して奥多摩経由で直接大菩薩ラインに出ることにした。

 奥多摩へはいくつか道があるが、通ったことのない県道518号線を使ってみる。 宮ケ瀬湖から道志みちへ出てすぐに右折するだけなので分かりやすい。なんでこれまで使ったことがなかったのだろうと思いつつ走行したが、嗚呼・・・ここか、という道。どこかのホームページで紹介されていた険道だった。
 写真は撮り忘れたが隘路部分の出入り口には、幅2メートル程度の開口部しかないガードレールによるゲートが設置され、大型車の進入を物理的にはばむ。そこから数百メートルは離合のできないような狭い道となっていた。
 とは言えオートバイでは別段通行に支障のない道。すんなり通過してしまった。これよりよっぽど酷い道はいくらでもある。

 上野原を越えて奥多摩周遊道路へ。リアに重たいキャンプ道具も積載しているしのんびり走る。あとは久しぶりで大菩薩ライン。いつもこの道を使うときは甲州方面から東へ進むのだが、奥多摩方面から西へ向かうのは初じゃないかな。遅い車につまることもなく、楽しく走ることが出来た。
 14時30分ごろいつものデイリーヤマザキにて休憩。

 ここから富士五湖までは一時間もあれば到着。買い物しても時間の余裕がある。ということで寄り道して、御坂みちの旧道から天下茶屋へ行ってみることにした。以前から御坂みちを使うたびに寄ろう、寄ろうと思っていたものの、時間的制約で行けなかった。
 ヘアピンカーブが連続する低速ワインディングなれど、道幅も広いし路面状況は思った以上に良い。少しずつ紅葉も色づき始めていて、11月あたりは良さそうな感じ。何しろ他車がまったくいないというのがいい。
 峠にてトンネルを抜ければそこが目的地の天下茶屋だった。


 歴史を感じさせるような建物。生憎の曇り空だったが河口湖まで一望でき、これでよく晴れていれば富士山も見えるのだろうな。割と観光客もいて、駐車場がないのか数台路上駐車があった。太宰治の小説の舞台になったとのことだが、茶屋には入らず。また今度ゆっくり来てみよう。

 河口湖を渡ってマックスバリューへ。夜食の購入。今回も再びステーキに挑戦。前回の雪辱戦である。
 キャンプ場は再び西湖。津原キャンプ場を利用した。宿泊代はテント設営料1,000円のみと良心価格。予想通り日曜日の利用客は少なく、自分が利用したキャンプサイトは貸し切り状態だった。人気のある湖畔にはオートキャンパー含め数組いたようだ。
 

 値段も安いし良いキャンプ場だったが薪が品切れ。ガスコンロでステーキを焼こうかと思ったが、焚き火の魅力にとりつかれてしまったので我慢できない。前回お世話になった湖畔キャンプ場に行ってみると薪があったので購入する。
 テントを張ってのんびりしていたらすぐに暗くなってきた。天気予報では夕方雨がぱらつくとのことで心配だったが、消灯時間の22時まで降らなかった。
 ステーキを焼き始めるころには辺りは真っ暗。こないだに比べればおいしく焼けたが、暗闇で食べるステーキはあまりおいしくないね。ローテーブルに灯りを置いているからどうしても手元は暗くなってしまう。もう少し背の高いテーブルを買おうか。
 お腹一杯になってから、あとはのんびり焚き火タイム。湖畔キャンプ場で買った薪は大盛りで使い切るのに一苦労だった。

  翌日。道志みちから相模原へ抜けて帰宅。帰宅後は久しぶりに洗車。
 今回のツーリング、走行距離345km。こんな感じの近場を回るキャンプツーリングも手軽だし結構楽しいかも。ツーリングの新しい魅力を発見した感じ。

2020年9月24日木曜日

西湖湖畔キャンプ場

  前回の宿題である、焚き火と寝心地の改善を期してキャンプに出掛けた。
 相変わらずの秋雨前線で天気予報はさえない。それでも週末になるにつれ雨マークが曇りのち雨、さらに曇り、ついで晴れとなった。
 前日の内に装備を整えCB1300で出発。しかし午前中の快晴がお昼頃には怪しい雲行きとなり、暗く厚い雲はいかにも雨が降ってきそうな案配。大丈夫かなと思いつつ家を出れば、案の定雨がぽつぽつ降り始める。うんざりして家に引き返す。
 それでもやっぱりキャンプに出掛けようと、雨でも使い勝手の良いマジェスティに乗り換え、再度出発。今回の目的地は西湖。湖畔のキャンプ場とロケーションがいいため混雑している可能性もあり、その場合は前回同様本栖湖に向かう予定。

 荷物の載せ替えなどで出発が遅くなってしまった。いつもであれば国道246から三国峠を越えて山中湖に出るのだが、今回は富士五湖道路を使うことに決め、小山から須走ICへ向かう。五湖道路に入ってトンネルを抜けると雨もあがって晴れ間が見えてくる。これだったらCBで来れば良かったかと反省する。

 富士吉田ICで降りて一路西湖を目指す。今回買い物は後回しにして、まずはキャンプ地の西湖湖畔キャンプ場へ。予想に反して人出は少なく湖からすぐそばにテントを設営できた。雨上がりだが水はけのよい砂地だったのは幸い。しかし風がかなり強い。

 家族連れがにぎやかに湖水浴やカヌーを楽しんでいる。あらかた準備も出来たのでマックスバリューに向かい買い物。今回は焚火があるので焼き肉にチャレンジしようと思う。

 18時近くなり日も暮れる。さっそく焚き火を始める。用意してきた薪をいくつか細く裁断し、焚き付け用にする。焚き火台に入れやすいよう短めの薪も用意。100均で購入してきた着火剤を使うと思っていた以上にすぐ火がついて、なんか楽勝だなーという感じ。少年時代ボーイスカウトでキャンプをしたときは、着火剤もなければ薪もそこらで拾ったものなので水気を含んでいる為かなかなかつかず、色々試行錯誤していたものだが。

 盛んに火が燃えている間に焼き網を載せて牛肉を焼いてみる。火力のせいかすぐに火が通る。うーん炭火でじっくり焼いた方が良かったか?食べてみれば中まで完全に火が通り、肉だな!という具合。確かにワイルドではあるが、うまいステーキには程遠くなってしまった。味付けも塩コショウだけなのでなおさら。
 少し反省し火がおさまって炭火になったあたりで今度は鶏肉を焼く。今度はじっくり焼き上げたのだが、食べてみると焼き肉というよりスモークチキンのような味わい。これはこれでうまいのだが、予定した感じにはならなかったなぁ。
 次回はバーベキューに挑戦してみようか。

 辺りはまったく暗くなり、残った薪をくべて焚き火を楽しむ。地元のスーパーで買ってきた薪は良く燃えるものの、燃え尽きるのが早い。のんびりする間もあまりとれず焚き火終了となった。
 まあ想定外な部分はいろいろあったが、焚き火をすることで調理やくつろぎタイムなど、キャンプの彩りが増えたことは確かだね。

 もう一つの課題である寝心地改善。今回エアーマットを導入した。手押しポンプで5分ほど空気を送ればフワフワのマット完成。予想以上に寝心地は良く、やっぱり固くてゴツゴツした地面が睡眠を邪魔していたのだなと再確認。空気を抜けばコンパクトになるしこれはいい買い物をした。耐久性が若干心配なので銀マットでも追加購入しようか。

 キャンプの楽しさと快適性が向上したことで、とりあえず装備については満足いくものが出来た。これからはキャンプ泊も視野に入れたツーリングを楽しんでいこう。

2020年9月1日火曜日

本栖湖キャンプ場

 月曜日が休みになったので、日・月の一泊二日でキャンプに出掛けた。
 前回北海道ツーリングで改善しようと思っていた食事に注目。そこでツーリングはほどほどにするためマジェスティで出発。CB1300はオイル交換もしたかったのでお留守番。

 しかしビックスクーターはこんな時には便利だね。シート下+トップケース。さらにタンデムシートも空いているので不意の荷物も積載可能。キャンプ場についてもバッグを外すことなく荷物を降ろせるし、空いたスペースにメットや服なども入れておける。
 欠点はツーリング道中のつまらなさ。通勤で使っていることもあるから、どうしても日常からの脱却につながらない。また動力性能、操縦性能とも各段に落ちるので走っていて楽しい!にはならない。あくまでも移動手段になってしまう感じ。

 今回は宮ケ瀬湖から道志みちにて富士五湖へ。お昼ごろ出掛けたので渋滞なくのんびりモード。目的地は本栖湖キャンプ場。近過ぎず遠過ぎず。サイト料金が安いのとバイクを乗り入れできるのが決め手となった。
 月曜は平日なので宿泊客も少なく、キャンプ場到着の16:00ごろには帰り支度をしている人のが多かった。


 林間部のフリーエリアに設営。地図で見ると広い気がしたが、割と設営場所は限られる感じがした。直火で焚火ができるようだったが、今回は焚火をしなかった。
 設営後一杯飲んでから調理開始。今回はカップラーメンと缶詰というわびしい食事はやめ、道中のマックスバリューで買った食材でキムチ鍋を作った。んーこれも大した料理じゃないか・・・。
 というか毎日自炊していると、別にキャンプだからと言って調理したいなんて思えない感じ。特別感がない感じ。鍋とお酒も相性が悪くお腹がすぐ一杯になってしまうし、食材が多過ぎて使いきれなかった。
 静かなキャンプ場だったので真っ暗闇の中じっと音楽を聴いた。谷山浩子。時間を忘れてのんびりすることができて良かった。他の行き先がないので早く寝なければなんてこともなく。これがキャンプの良さか?

 次回キャンプへの宿題。
 焚き火だな。時間を忘れてのんびりの良さがわかったので、焚き火を見ながらさらにのんびりモードに入ってみたいぞ。で、せっかくなので肉か何かを焼いてみたいね。
 もう一つは睡眠問題。今回もぐっすり睡眠には程遠く、寝つきも悪いし早くに目が覚めてしまった。寝れない原因はマットが薄いこと?ウレタンマットかエアーマットを試し、寝心地の良い環境を作ってみようと思う。

2020年8月20日木曜日

2020夏 北海道 七日目

  本日の目標は北海道ツーリング最大の目標の内のひとつ「旭山動物園」

07:30 起床
 グッスリーピング。よく寝た!
 内陸部にあたる旭川に寄らなければ、小樽、江差、函館方面を経由して北海道一周も出来たはず。しかし「北海道一周」という甘い香りの美酒を拒んでも来るだけの理由がここにはある。生態飼育で高名な「旭山動物園」だ。毎度走りがメインのロングツーリング企画ながら、今回唯一の観光地。
 今日は宿泊予定のキャンプ場までの移動距離は短め。半日かけて動物園を散策しても楽勝の、のんびりスケジュール。開園時刻にあわせ、9:30にホテルを出立。

10:00 旭山動物園
 園内から近い「西門」に駐車。

 今日はとてもいい天気。というかかなり暑い。
 旭山動物園の見所は何かと調べるとすべてが見所のようで、
 ・ペンギン
 ・アザラシ
 ・カバ
 あたりが人気らしい。とくにペンギンとアザラシは水槽のなかにチューブ状の見学路が作られている為、泳いでいる様を横から下から見ることができる。ホッキョクグマやカバも水槽部分がアクリルになっていて、水中の中も観察できる。キリンは足元だけでなく高い首のあたりにも見物場所があって、こうした展示方法=生態展示が人気の秘訣。

 しかしカメラを持って動物園に来るのは良くない。どうしてもシャッターチャンスを気にして動物を観察することが疎かになってしまう。途中思い直したものの、手にカメラがあるとどうしても「せっかくだから」「記念に」「思い出に」「ブログのネタに」なんて思ってしまう。
 いざ取ろうとすれば、構図だの被写体の動きだのにこだわり始め、動物を見に来たのか、写真を撮りに来たのかわからなくなる。まさに本末転倒だ。
 何年か後、来園の記憶を振り返るだけであれば、インターネットに腐るほど写真はアップされているし、自分より上手に撮影されている。また来園の記念だけであればスマホでサクッと何枚か撮れば充分で、カメラなど気にせず、もっと記憶に焼き付けることの方がどれだけ有意義で大事か。
 結局何十枚と写真を撮ったところで、ブログに使うのはほんの数枚。これは無駄というより、せっかくの体験や感動を無駄にしているのかもしれない。
 これは動物園に限ったことではない。今回のツーリングも道中なにか記念になる写真を撮らねばなんて、被写体やそれっぽい風景を探しながら走ることがあった。風景写真を撮ることは悪いことじゃないけど、走り続けることで脳裏に焼き付く体験としての記憶ももっと大事にしなければならない。
 大量に撮った動物の写真。これはあえてブログにアップせずにおこう。

 展示された動物たち見ながら、旭山動物園の良さは生態展示ばかりではないと思った。親しみやすい手書き中心の説明、動物の死に対して向き合うメッセージ、人間の活動が生態系を脅かしていること、こうしたテーマを包み隠さず、正面から提示していることにある。親子で来園している人たちは、子供たちと何を語り合うのだろうか。そして子供たちは何を感じ取るのだろうか。

 園内を一通り見終わって13:00。歩き回って結構疲れた。14:00前、一休みして出発。

14:55 十勝岳望岳台
15:20 十勝岳温泉郷
 十勝岳スカイラインと道中の展望台。十勝岳と十勝平野が一望できて圧巻

15:45 上富良野
 千望峠:上富良野を一望できる
 パノラマロード江花:まっすぐの道…だけど、もうこういうのはね
 麓郷展望台:「北の国から」のロケ地なのかな
 ラベンダーで有名な富良野だったが、時節が合わなかったのか色とりどりの華やかな風景とはならなかった。

17:45 かなやま湖畔キャンプ場
 本日の野営地。もう少し先の沙流川にしようと思っていたが、コロナウィルスの関係で一都三県からのキャンパーは制限しているとか。仕方ないのでこちらにした。傾斜地とのことであまりお勧めされていなかったが、まあ問題のないレベル。バイク乗り入れができないことが不満だったが、駐車場からすぐ近くで設営することにした。
 いよいよ北海道ツーリングも最後のキャンプである。設営も手馴れてきて、グランドシート代わりのブルーシートで置き場を設定。なかなか立派と思いきや最後まで食事はカップ焼きそばと缶詰。この点については色々反省すべき所。


 本日の走破距離165.0km。今回ツーリングで最短。

2020夏 北海道 四日目

  本日の目標は、開陽台、知床峠、摩周湖、屈斜路湖、能取岬、サロマ湖。見所多しで今回のツーリング中最長距離を走る予定。

04:30 起床

 自然に目が覚めたが、このキャンプ場を紹介していたブログにあった通り、そばにある動物園の鶏が朝鳴きしている。前々日の寝不足があったせいでよく眠れた。ゲートがしまっているためのんびり過ごし、7:00に出発。

07:45 開陽台
 360度の地平線で有名な丘陵。期待を胸にやって来たが、期待以上だった。北海道に来たんだなと実感できる瞬間。写真を何枚か撮り、スマホで動画も撮影した。しかしこの感動は写真では伝えることができないだろう。

09:00 知床
 道の駅知床羅臼到着。開陽台から距離は結構あったものの、割と速く到着した。飛ばし過ぎてことだな。ホッケバーガーというのに興味を惹かれ購入。明石大橋で食べた淡路牛バーガーのレベルを期待したが、コンビニバーガーレベルで残念。
 出発しようとしたら通り雨。雨がやんでから知床峠を目指すが濃霧に包まれていた。知床峠は霧の発生率が高いと聞いていたが、朝から天気が良かったので大丈夫と思っていただけに残念。
 安全運転で霧の峠を下ると知床五湖への駐車場。夏の富士山同様マイカー規制を行っているようだった。

10:50 天に続く道
 なるほど、こういうことね。

12:15 摩周湖
 開陽台まではすこぶる天気で暑くなると思っていたが、知床からこっち雲が厚くなる。霧の摩周湖というくらいで、当然のように湖面はまったく見通せなかった。駐車場の親父はしばらく待てば霧が晴れるとか、翌日また来てくださいなんて言っているが仕方なし。調べてみれば摩周湖では霧が掛かっている方が縁起がいいらしい。

13:20 硫黄山
 天気が良くなく寒さもあったのでそばの温泉に立ち寄ろうとしたが、混雑の為日帰り入浴客を断っていた。そのまま硫黄山へ。摩周湖への道中、まるで大涌谷のようだなと思っていた山だ。

14:00 屈斜路湖
 クッシーとまりもで有名な屈斜路湖。硫黄山から続く東方面はキャンプ場となっており、家族連れで賑わっているようだった。そのまま和琴半島へ向かう。こちらもキャンプ場となっていて家族連れ多し。どうやら湖水浴場となっているのが人気の原因。湖だというのに波が高くて驚く。和琴半島をはさんで反対側は一変して静かだった。
 峠から見下ろす屈斜路湖は雄大で幻想的。確かにクッシーという幻獣が住んでいてもおかしくはないな、なんて感じさせてしまう。
 屈斜路湖を後にし美幌峠を越えて網走を目指す。

16:00 網走
 今日のキャンプ予定地1である呼人浦キャンプ場到着。網走湖に面した静かなキャンプ場。バイクの乗り入れができるので良さそうだったが、今日はもう少し走ろう。
 網走市内を抜けて行くと道中あの網走刑務所を通り過ぎた。

16:35 能取岬
 雲が多いからか時刻の割に辺りが暗く感じる。バイク雑誌おすすめツーリングスポットとなっていたので立ち寄ったが大したことないじゃん。と思っていたが、岬を過ぎてからは絶好ワインディングとなっていた。
 能取岬と湖はまさに北海道といった雄大な風景の広がる岬で、本州にある岬では必ず移り込んでしまう市街地が見えない。いろんな映画のロケ地に採用されたとあるが、分かる気がする。

 今日の野営地はサロマ湖。まだ60km以上走らねばならない。日暮れ前の18:30までには着かねば。

18:00 サロマ湖
 急がねばと少しばかり飛ばす。道中この旅初の野生動物キタキツネと遭遇。サロマ湖は国道を走っている分には海にしか見えなかった。
 サロマ湖のキャンプ場は3つの候補があり、キムアネップ、三里浜、五鹿山となっていたが、考えた末三里浜キャンプ場へ。候補の中では一番遠くて到着は18:30になっていた。ここに決めたのはサロマ湖畔だったこと、バイクの乗り入れが出来ることなど。しかしオートキャンパー多め(バイカーゼロ)、設営地が砂地というのが残念。

 本日の走破距離460.6km。高速、バイパスなしでこの距離は立派。頑張った!