ラベル ツーリング の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ツーリング の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年5月9日土曜日

2026GW 舞鶴・丹後・京都 ②

 三日目

 昨日と予定変更した丹後半島周回に出掛ける。天気回復と思いきや午後から雨模様のぱっとしない天気とのこと。当日になって天気予報が変わるというあるある。専門にやっていて予報ひとつ正確に出せないのかよと思うが、だから何だと言われれば何でもない。ただの八つ当たりでしかない。

 ホテルを出て昨日来た道を西へ戻る。西舞鶴を越えてR178を通って丹後半島を目指す。途中宮津の手前で府道に降り、「おっぱま」という半島をぐるりと回る。地図を見れば府道がつながって反時計回りに走っていけるはずだが、ゴリラナビは道が分断されているような表示。
 どういうことかと思えば、ナビで分断されている道は半島先端のあたりで急に狭くなり、崖の上の山の中を縫うように走る感じ。路面はコケまみれで昨日雨が降ったこともあり滑りそう。四国ツーリングであったような恐怖は感じなかったが、表示の意味はこういうことかと納得。通行をお勧めできないルートということね。

 半島を横断する山道を抜けると宮津湾で、少し走れば天橋立が見えてくる。雪舟観と言われる見え方。海も透き通って綺麗。ここまでは雲間から青空も見え最高の雰囲気。しかし与謝野町に来た辺りでいよいよ雨が降ってくる。ぱらぱらとにわか雨って具合でもなく、雨対策をしないとヤバいかなと思わせる降り方。
 調べてみると通り雨のようだったので朝食を取ってやり過ごせば、思いのほか早く止んでくれた。

 本日一つ目の目的地、天橋立傘松公園へ。以前来たときは「天橋立ビューランド」を上がったので、今回は北側から観ることにした。こちらから見る天橋立は「斜め一文字」と呼ばれ、反対側の飛龍観に対して「昇竜観」と呼ぶそう。有名な写真の残っている股のぞき発祥地と言われている。

 ケーブルカーを上がってすぐに見える景色は日本三景にふさわしい、まさに絶景だった。

 天橋立を後にしいよいよ丹後半島を走っていく。傘松公園で見掛けた伊根の舟屋が気になって寄り道。映えスポットということや、丁度お昼時期だからか山頂にある道の駅は駐車場渋滞。そこまでして行きたいスポットかねなんて思ったが、車だとUターンして逃げる訳にもいかないのか。
 舟屋の風景は思っていたほどのインパクトはなかったが、能登にあったような漁村の家屋がそのまま残っている町並みなどは風情を感じた。

 丹後半島の北端にあたる経ヶ岬に到着。天気は完全に回復するが、低気圧の関係かメチャクチャ風が強い。展望台駐車場ではバイクが倒れるんじゃないかとヒヤヒヤさせられるほど。北海道室蘭の地球岬がこんな感じだったか。
 すぐそばに灯台があるようだが、雨上がりの山道を歩いていく必要があり断念。

 R178を日本海沿いに走り、道の駅「てんきてんき丹後」を過ぎて丹後松島や立岩を通過。強風のせいもあり日本海は波高し。鳴き砂の琴引浜を過ぎて久美浜到着。前に来たときに印象深かったおにぎり山は発見できず。あれは眠気をこらえて走っていたときに見た幻想だったのか。
 この辺りで風もだいぶ落ち着いてきたが、内陸部を走るにつれ今度は雨雲が広がって来る始末。今日は天候に翻弄される旅だな。

 R178から別れを告げ、R312にて与謝野に戻る。府道9号を利用して大江山山中へと分け入る。山の中を走ることもありついに雨につかまる。幸いなことに朝方の雨と違ってカッパを取り出すほどの降りではなかったので、少し濡れるもののそのまま走る続けることにした。
 目的地である「日本の鬼の交流博物館」到着。ぽつぽつ雨の中走ってきたこともあってか、かなり遠く感じた。山伏に扮した酒呑童子退治の源頼光一行や巨大な鬼瓦が目印。

 館内には日本各地にある鬼のお面がずらりと展示され、その中に「鬼の文化」に対する説明書きが掲示されていて見応えがあった。もう少し時系列に分けた展示で鬼の変遷などが紹介されていればなぁと思った。
 博物館を出て少し登った所に鬼のモニュメント。案内がおかしく少し道に迷ってしまった。せっかくの目玉展示物なのだから、もっとわかりやすい案内があってもいいのに。

 パラパラ雨は降り続く。バイクから降りて観光し始めると止むという不思議な天候。本日最後の目的地である元伊勢三社へ。時刻は17:00近くなっている。
 200段以上の石段をひぃひぃ言いながら上って「元伊勢皇大神社」へ。生えたてのタケノコや山道の中央に屹立する杉など、普段行く神社とは違った雰囲気。時間のせいで参拝客がひとりもいないからだろうか。静謐さを感じる。
 本殿は当たり前ながら伊勢の神宮と同じ神明造。天照大神が祀られている。しかし周りを取り囲むように建てられた多数の末社が珍しい。出雲大社にある十九社のようなものだろうか。

 石段を下まで降りずに岩戸神社に参拝できるとのことでそちらへ。雨も降っているし、かなり歩かされるので行くのを止めようかなんて思っていたが、ここまで来て行かないのは不敬にあたる。

  着いた先の神社は圧巻だった。

 そこはよくある祈祷の場所などではなく、原始信仰がそのまま現存しているかのような場所。三輪山の大神神社や那智滝の飛瀧神社のようなものか。拝殿の裏手にそびえるというのではなく、ご神体の目の前まで行ける。
 参道からは急な岩場を降りて行かねばならず、その現世から隔絶された感覚もまた神聖な雰囲気を醸し出す一因だろうか。降りた先は切り立った岩に囲まれた渓流で、沢の流れの音だけが一帯を支配する。清浄な空気と厳かな雰囲気に包まれ、自然と心の底からお礼の言葉が出てくる。
 何度も深呼吸をして少しでもその神聖な空気を取り込もうと試みた。
 写真を撮ることはおこがましくて、恐れ多くて出来なかった。
 そこを後にして急な岩場を再び登り、今一度目に焼き付けようと思ったが、振り返ることは止めた。
 原始信仰、信仰の根っこ。本当の神様、アニミズム。ここに神様がいる。

 厳かな気持ちのまま、元伊勢三社の最後である豊受大神社へ。参道にはご来光のレイラインや近畿五芒星といった看板が立ち残念な気持ちになる。皇大神社でも宗教論争じみた立札が立っており、静謐の中に佇むせっかくの雰囲気が世俗にまみれてしまうようで台無しではないか。
 こちらも本殿を囲むように末社が立ち並ぶ。幻滅されられた五芒星に引き続き、境内には参拝順がご指導され、しかもわかりにくい始末。最初はこの順番でお参りしなきゃ、なんて思ったが、先ほどの本当の神様を思い出すと馬鹿馬鹿しくなった。敬虔な気持ちが先で形式は後から来た権威付けでしかない。
 よかれと思って案内しているのだろうが、せっかくの神社を貶める行為になっていると感じてしまった。
 本殿の後ろには大杉が屹立し、これは鹿島神宮などもそうだなと思う。下から見上げるとスパイラル構造となってすくっと伸びている様は、よっぽどこっちのが不可思議で恐れ多い神の表れだなと感じてしまう。

 元伊勢三社を参拝して舞鶴に戻る。雨は少しづつ強くなるが、そのままホテルまで突っ走った。本日の走行距離は243.4km。


四日目

 今日は舞鶴を後にして若狭湾ツーリング。一つ目の目標はエンゼルライン。小浜市街でR27から162へ乗り換える辺りが魔境。エンゼルラインの案内が出ていたので迷うことはなかったが、突然の通行止め迂回など不思議な道順。

 エンゼルラインは山頂でどんつきとなり引き返すことしかできない。あまり大したことないかもと期待せずに走ったが、道は広くて整備され走りやすかった。カーブの具合や山頂からの景色の良さなど、伊勢にある朝熊山にある伊勢志摩スカイラインを思い起こさせた。
 山頂展望台から見る若狭湾は天気の良さもあって気持ち良かった。マナーの悪いバイカーに腹を立てたりもして、これは少し残念だった。

 当初予定ではこの後引き返して京都へ向かうつもりだったが、せっかくここまで来たこともあり、三方五湖レインボーラインへと足を伸ばした。以前立ち寄った五胡テラスは駐車場待ちの車で大行列。昨日の伊根といい、そこまでして行きたいような場所かね。

 こうして若狭湾ツーリングを終了。朝とは反対方面からR27を下り、小浜まで戻って再びR162へ。今度は京都市街方面へ山の中を南下する。
 R27、162ともGWネズミ捕りが出動中。オートバイと多くすれ違ったツーリングのメッカのようだし、R162山中は無茶にとばすバイクも散見された。格好のネズミ捕りスポットなのだろう。
 あと半年でゴールド免許が待っているので、こんな所で絶対に捕まりたくない。渋滞も気にせず法定速度をきっちり守って安全運転を心掛けた。道中少し眠気にも誘われつつ3時間ほど走って京都市内に到着。
 京都には二条城見学のため立ち寄ったが、半日ほど時間が取れたので、定番人気観光スポットである金閣寺、銀閣寺、伏見稲荷大社にも行ってみることにした。何十年前の修学旅行ぶりか。

 まずは金閣寺。バイク駐車場は境内にあって便利。当然ながら日本人、外国人含め観光客で一杯。特に中東系が目立った。
 入場してすぐに何度も見た写真そのまんまの金閣寺。当たり前だけどよく見る写真そのまんまの光景に不思議な感動を覚えてた。

 次は本命の二条城へ。お城巡りはいつ以来?というくらい来ていない。日本100名城も残すところここと沖縄の3城だけとなっている。
 金閣寺と違ってバイクの駐車場は用意されておらず、不愛想なガードマンの案内でそばの二輪専用駐輪場へ。パニアケース装着の大型バイクでの利用をまったく考慮していない狭いつくりに辟易とする。何度も切り返しして収めたが、もう少し大きい作りにできないものか。

 立派なお堀と城壁に囲まれたその姿は、都会の真ん中にあることや、天守閣がない平面的な作りと相まって、皇居江戸城を思い起こさせた。
 個人的には二条城というと足利将軍の二条御所や本能寺の変で織田信忠が立てこもったお城をイメージしてしまう。一方でここは徳川家康が造営した別のお城で、「元離宮二条城」と呼んで区別するそうだ。
 二の丸には現存御殿があるが、靴を脱ぐのが面倒なので中には入らず。本丸に入るには別に予約が必要とのこと。どちらも入場料とは別に鑑賞料が掛かるというぼったくり。これがオーバーツーリズムと円安の弊害なんですかねぇ。
 なお元々は天守閣も存在してたようで、本丸の一角に天守閣跡がある。城壁上に立っていたようで、立派な櫓のような感じだったのだろうか。伏見城から移築されたそうだ。
 城内をぐるりと見て回って久しぶりの100名城スタンプをゲットした。庭園にはソテツがあったのが珍しく感じた。

 停めにくかったとはいえバイク用駐車場が用意されていたことに気を良くして、あまり下調べをせずに銀閣寺へ。Google Mapでありがちな無茶なルートが示され、これバイクだから良いようなものの、車では通れないだろうという狭い道へ。たどり着いた先には駐車場もなく一気に萎えてしまってパス。
 次に訪問予定の伏見稲荷大社へのルートも二輪走行禁止となっている東山ドライブウェイが選択され、入り込む前に通行禁止の看板を見掛けたから良かったものの、気付かなければ捕まるところだった。やっぱり下調べしないとだめで、バイクによる京都観光は気軽なもんじゃない。

 こうして道に迷ったり何だりして伏見稲荷大社に到着したのが16:30。ここも駅前の二輪駐車場は大型バイクには狭かった。それでも柵で囲われた二条城に比べればだいぶマシか。なお後で調べたら境内にもバイク駐車場があったようだ。下調べ、下調べ・・・。

 伏見稲荷といえば千本鳥居。抜群の映えスポットということで観光客でぎっしり。参道も出店で一杯とまさに京都の観光地という雰囲気だった。
 神社も完全に観光地と化し、昨日参拝した元伊勢とは大違い。自分含めあちこちでスマホ片手に撮影会。参拝する感じではなかった。

 本日の宿は滋賀草津。高速がGWの帰省渋滞となっているためか、R1も渋滞気味。これはしんどいかと思ったが、名神入口の京都東ICを越えればそこそこスムーズで、とは言え路肩すり抜けも駆使しながら進み、ホテル到着は19:00近くなってしまった。
 本当は少し遠出してバーガーキングを食べたかったが、遅くなったことで気力も尽き、ホテル前の「餃子の王将」でビールと炒飯定食。何故か満席の大賑わい。他にもいっぱいお店があるの中、ゴールデンウィークに家族連れで王将に来るのか。
 走行距離が276.1km。半日京都観光した割には距離走ったな。


五日目

 本日でGWツーリング終了。最終日は多賀神社から伊吹山ドライブウェイなんて考えもしたが、渋滞に巻き込まれるのは辟易。とっとと帰宅することにした。
 朝8:30出発と早かったからか、新名神~伊勢湾岸道にて渋滞なく順調。しかし新東名新城付近でまたもや事故発生。3km10分程度とそれほどでもなさそうだが、Google Mapは東名への迂回を推奨。行と帰りで同じ道を行くのも芸がないので、Googleの意見を取り入れ豊田JCTから東名高速を選択した。
 その後、浜松JCTにて新東名に乗り換えを推奨してきた。高速上の案内表示も新東名ルートの方が御殿場まで10分ほど早く着くみたい。やはり最高速の違いか。
 しかし今日は東名の交通量が少ないので、時速100km以上でとばせており実質あまり変わりそうにない。せっかくなのでそのまま東名高速で帰ることにした。

 牧之原SAにて昼食と給油。そばが食べたかったのでオススメの桜エビのかき揚げそばを食す。かき揚げが分厚いだけであまりおいしくなかった。蕎麦粉強めで出汁の濃い田舎蕎麦が好みなんだろうな。
 後半戦一番心配していた御殿場~大井松田間にて事故発生せず、帰りは事故渋滞にあわずに小田原に到着できた。奇跡に近い。到着時刻は13:30と昼休憩込みで5時間ほど。走行距離は391.5km。GWツーリング全体の走行距離は1,576kmであった。

2026年5月8日金曜日

2026GW 舞鶴・丹後・京都 ①

  今年のGWは以前から行きたかった舞鶴方面ツーリングにした。東北、北陸、常磐などが候補に挙がったが、思いがけず安い宿が予約できたのが決め手となった。
 例年いまひとつの天気となるゴールデンウィーク。ひと月近く前の予約だったので少し心配。最悪車で行こうかと思っていたが、全行程晴れとはいかないまでもバイクで出掛けられる程度の予報となったので一安心。
 とは言え出発前日は大雨。スケジュール二日目と三日目はパッとしない空模様だった。


一日目

 自宅発5:00。少し遅い出発となり、渋滞が心配される。電動ポンプで空気を入れたらなんと充電切れというお粗末。さらにヘルメットのBluetoothレシーバーを充電忘れで使えないという始末。仕方ないので前半戦はモバイルバッテリーで充電しながら走行というさみしさ。

 新東名を順調に進んできたものの、浜松JCT~新城で事故発生。遠州森町PAにて情報収集すれば近い場所で3つ事故が起きている。よそ見でもして渋滞に突っ込んだという落ちか。この付近は上下線ともよく事故が起きているイメージ。二車線区間なので解消に時間が掛かる。
 5km程度だったのですり抜けで回避して岡崎SAにて給油。さらに伊勢湾岸道でも渋滞発生。考えてみれば大都市名古屋を通過するので交通集中するもやむなしか。10km以上つらなりすり抜けもかったるい。やっと抜けたかと思ったら新名神でも渋滞。土山から草津、京都までずっと混んでいる様子。正直ゴールデンウィークをなめてた。

 のんびりお昼過ぎまでに京都へ着けばいいやなんて考えていたが、動かない車に付き合うのはつらいし、すり抜けも神経が磨り減るのできつい。京都までは鈴鹿山脈を越えればすぐだと考え、菰野ICで下車。鈴鹿スカイライン~R422にて京都へ出ることにする。
 急遽下道ツーリングとなったが、渋滞をすり抜けるのに比べれば全然楽しい。そこそこ距離があったので休憩込み3時間ほど掛かって京都宇治に到着。最初の目的地宇治上神社を参拝。すぐそばには10円硬貨でおなじみの平等院があるのね。知らんかった。

 えらい混雑を搔い潜って神社の駐車場へ。この神社の本殿は1060年頃のものとされ、現存最古の神社建築ということ。菟道稚郎子というあまり知らない方を祀っており、応神天皇の子で仁徳天皇の弟という。
 境内はかなりこじんまりとして、本殿もその歴史を感じれるほどような雰囲気もなく、知らなければ全く気付かない。知識がないというのは悲しいこと。

 その後はいつもは高速で走り抜けるだけの大山崎を下道で抜け、府道6号~R372~R173~R9というマップル推奨快速ルートを流す。高槻までは都心部ともあって交通量も多かったが、府道へ入ってすぐに山道コースとなり、あとはそのまま福知山へ。予定していたラーメン屋「ふくちあん」本店にて夕飯となった。
 あっさりめの豚骨ラーメンで味変して辛めにしたらおいしかった。香味ソースで食べる唐揚げは期待外れであまりおいしくなかった。

 ここまで走ってきて丹波・丹後など令制国の国割がさっぱりわからない。土地勘がないところへ来て、今の県境より細かい区分になっているため猶更。山間の盆地、集落を基本とした国が形成されており、現代の交通事情で考えるからおかしなことになるのか。久しぶりにPCゲーム「天下統一」でも遊びたいな、なんて思った。

 本日の走行距離は545.5km。高速降りてから200km以上走ったのかな。


二日目

 当初の予定では福知山から久美浜を経由して丹後半島を時計回りに周って舞鶴へ行く予定だったが、午後から生憎の雨予報。三日目に行くつもりだった舞鶴港散策と予定を入れ替えることにした。

 R175にて舞鶴へ。道中「ドライブインダルマ」に立ち寄る。レトロ自販機の並ぶお店とのことで楽しみにしていたが、店内はかなり狭くて自販機の種類もそれほどでもなく、少し期待外れだった。あまりお腹が空いていなかったのでハンバーガー(300円)を購入。安心の自販機バーガークオリティだった。まずかった・・・。

 次いで道の駅「舞鶴港とれとれセンター」をぐるりと一回り。生ガキや干物などがその場で調理されて食べられる。海鮮ものが好きじゃない自分にとっては特に魅力を感じない施設だった。
 開店少し前に到着したが、入口にはオープンを待ち望む観光客の列。そんなに海鮮料理って美味しいかねぇ。生ガキとかグロテスクでしかなく、食べ物に思えないのだが。

 道の駅を後にして、西舞鶴から東舞鶴への中間地点にある「五老スカイタワー」へ。小高い丘を登り切った山頂にあって舞鶴湾を一望できる。ガードマンが複数名体制となっていたが朝も早いこともあってかガラガラだった。
 入り組んだ海岸と小さな島々が点在する舞鶴湾の起伏にとんだ地形を見ることが出来て良い。まるでジオラマの様。このあと目指す海上自衛隊の護衛艦などもチラリと見えて期待を煽られる。
 なおタワー内にある狭い売店コーナーには男性スタッフが立っていて、プレッシャーのためグッズをのんびり見ることも出来なかった。ここは一考の余地があるのでは。

 さて本日の本命、舞鶴赤れんがパークへ。五老タワーや道中でもチラチラ見えていた護衛艦を間近で見るのだ。
 港内クルージング船は午前中のチケット完売との貼り紙。午後は天気が心配だなと思いつつ前売りを買おうと売り場に行くと、すぐの便にあまりが一枚だけあるという。本当かよ!と思いつつラッキーであった。

 船上ではGWではしゃぐ親族一同の団体客と一緒になり、しかも関西ノリでまことうるさい。気分最悪だったがクルージングが始まってしまえば気になることもなく、全通甲板を採用したヘリ空母「ひゅうが」を始めとして、イージス艦「あたご」や小型イージス「ふゆつき」、ステルス艦「やはぎ」を見れて最高。勢いで写真をバシャバシャ撮ってしまったが、半分以上ボツだな。
 下船後1kmほど歩いて係留所へ。クルーズ船よりさらに間近で見物。しかも「ひゅうが」は艦内へ乗船できるというサプライズ。軍艦かっこよす。
 帰りがけ勢いで「あたご」の帽子まで買ってしまった。

 本日の目的である「舞鶴港で軍艦を堪能」が終了。帰り道で赤れんがパーク内を散策するも、ようするに売店の集合帯なのであまり魅力なし。お昼時ということもあり、家族連れの観光客でごった返していたのでなおさら。
 さて午後からどうするかと考えるも舞鶴市内は特に行きたい所もない。せっかくなので海軍カレーを食べようかと「しらね食堂」に行ったが駐車場が狭かったので却下。映画館で時間を潰そうと調べるも、興味をそそられる作品が見たばかりの「スーパーマリオ」くらいでこれも却下。漫画喫茶でもと思ったが何と一軒もない。
 予定が決まらずグダグダするが、それもこれも午後から雨が降るいう予報で遠くまで出掛けるられないのが原因。しかし予報と違って雨が降ってくるでもなく、天気レーダーを調べても夕方まで降りそうにない。思い切って周辺をぐるっとプチツーリングに決定する。

 舞鶴クレインブリッジを渡って林道へ。一番見晴らしの良さそうな空山展望台を目指す。道中は落石と倒木だらけ。あまり車の往来が無い感じ。到着した展望台から見る若狭湾と半島の島々は、どんより曇り空が水平線とほどよく交わり、神々しい風景であった。
 そのまま県道を降りてくるルートもあったが、まだ天気が持ちそうだったので海沿いをぐるっと一周。海開きにはまだ時期が早いこともあってか、海水浴場はゴミだらけ。牧場を通り過ぎて再びクレインブリッジに戻り、丁度良い頃合いとなったので終了となった。
 宿に着いて気付いたら雨が降ってきておりそこそこの降り。変則スケジュールながら上手い具合に雨を避けれて良かった。

 本日の走行距離は119.5km。ほぼ舞鶴港観光に終始した一日であった。

2026年3月1日日曜日

日本平~奥大井湖~秋葉神社

  天皇誕生日を介した二月の連休。日中関係の悪化でオーバーツーリズムが一段落したことが原因か、調べてみると静岡県の島田・浜松にあるルートインを安く予約できた。ここ周辺を巡ることに決定。天気が悪いようなら車で出掛けるつもりだったが、スケジュールが近づくにつれ晴れ予報となった。新年ツーリング以来久しぶりでバイクにて出発。

2/21

 出発。のんびりかつ節約もかねて下道にて行く。今回は先日購入したD3300+35mmレンズの使用感を味わいたい。
 国道一号線を箱根~沼津~清水と進んで日本平パークウェイへ。清水港周辺は大混雑。連休初日ということもあってか人の出が多いのかと思ったが、どうやら清水エスパルスの試合がある様子。それっぽい服装の人がぞろぞろ歩いているのを見掛けた。調べるとホームグラウンドが日本平にあるようだ。
 やっとたどり着いた日本平。夢テラスにて富士山の写真を数枚撮影。次いでこれまで行こうと思いつつ後回しにしていた久能山東照宮へ。東照宮にはロープウェイで行くことになり、往復料金と境内の拝観料、資料館の入場料の三点セット料金が2300円。割と高いな。
 境内はかつて武田氏が築いた久能城を改良。ロープウェイの到着駅は二の丸部分に当たり、立派な石垣がそびえ立っている。拝殿までの道のりも戦国のお城特有である高い階段となっており、上り下りに一苦労。ひぃひぃ言いながら登った先の拝殿は「東照宮と言えば」といった感じの煌びやかな色彩で彩られていた。
 丁度観光できた団体さんと一緒になってしまい、また関西系の口うるさいジジババだったので雰囲気は悪い。神社の静謐さは全くなくただの観光地。まあ自分も観光客だから偉そうなことも言えない。
 資料館では秘蔵の刀剣が展示されていた。鎌倉時代の名刀がありがたがれてる。調べると強靭さ、切れ味とも実用性が頂点に達した黄金期だったそうだ。

 大行列となったロープウェイに再び乗って戻る。ロープウェイは5分間隔臨時運用が行われていたので、それほど待たされることもなかった。日本平を下りて麓にある動物園に行くつもりだったが、なんとこちらも大混雑で駐車場は満車。入場規制がされていた。連休恐るべし。少し寝不足気味でもあったので、今日は早目に宿へ向かうことにした。

 久能山の階段昇り降りが効いたのか、夜は太ももが何度もつってしまい悶絶。日頃の運動不足と体重増加が恨まれる。
 本日の走行距離は148.7km。


2/22

 本日は秋葉神社を巡るツーリングを計画。しかしグーグルマップによれば、予定していた国道362号が通行止めとなっている。ホームページを検索すると片側交互通行で通れるなんて情報もあるし、通行止めになっている割には交互通行待ちの車列のような赤い渋滞表示もある。幸い迂回路があるようなので行けるだけ行ってみることに。

 宿を出て国道473号へ。道中には静岡空港や大井川を国道・新幹線・東名高速が渡る橋を一望できる丘などもあり、バイクを停めて写真撮影をする。今回の旅の目的でもあるし。
 金谷駅を越えて走っていると、以前井川ダムに行った際通ったことのあるルートだと気づく。かすかに見覚えの有るような他の場所だったか、みたいなおぼろげな記憶が蘇る。懸念していた国道362号の通行止め地点に到着。やはり片側交互通行ではなく通行止めとなっている模様。そのまま北上すれば迂回路の案内も発見した。少し調べると奥大井湖上駅展望所という写真映えするスポットが近い。せっかくなので寄り道する。

 ここ数日雨が降っておらず、各地で渇水の情報が上がっている。大井川は上流にいくつもダムがあるためでもあるがここまで走ってきた感じ奥大井湖も水が無いかもなんて不安になったが、川幅が狭くなったことからか水量も増えて来た感じ。さらに長島ダムにて水が堰き止められているので見栄えのする風景が期待できそうだ。
 展望所の駐車場にバイクを停め案内を見ると、何と展望所までは120+70段の階段を上がらねばならぬとのこと。昨晩の太もも痙攣が脳裏をよぎる。ここまで来て引き返すわけにもいかず階段を上る。上る。上る。死ぬ。
 途中何度も休みながらやっとのことで展望所へ。こんな辺鄙な所なれど割と観光客も多い。確かにわざわざ足を運んでもいいと思える映えスポットであった。大井川が折れ曲がる渓谷を分断するように架けられた橋と小さな駅。川面の青緑色と赤い橋のコントラストが綺麗。苦労して来たからこその風景なのかも。

 本来であれば湖上駅にも行くべきなのだろうが、いま上がってきたよりさらに急な128段の階段があるとのこと。降りたが最後、とてもじゃないが上がって来れる自信がない。すぱっと諦めることにした。どうせ現地に行っても高所恐怖症が発生するだろうしな。
 なお駐車場から出た帰り道。もしやと思って調べれば、駐車場へわざわざ降りずともそばのトンネル脇から展望所へ行けたみたい。階段をわざわざ昇り降りする必要はなかった!

 映えスポットから引き返して国道362号の迂回路へ。設定されている町道は幅員1.5車線程度の狭い林道となっている。見通しもない薄暗い林の中を進んでいくが同じような四国の山道を走った時のような怖さを感じないのは何故だろうか。本来4kmほどの道のりをクネクネと6kmほど走らされたが、要所要所で道案内版が立っていたので迷うこともなく抜けることが出来た。
 通り抜けた先の通行止め案内で記念撮影などして秋葉神社に向かって再スタート。少し走ったあたりで再び通行止め案内が出てくる。こちらは時限式となっており、日中は片側交互通行となっているみたい。どうやらホームページで案内されていた片側交互通行とはこちらの規制についてだったのかも。連休中ということもあって片交規制もされておらず、よくわからぬまま通り過ぎてしまった。
 秋葉神社の前に「日本一の大天狗面」といういかにも怪しげな観光スポットがあったので、どうしようか悩みつつもバイカーの聖地というコメントをみつけて行くことに。確かにでかい!日本一という名もあながち誇張ではなさそうな大きさの天狗面がそびえていた。先客バイカーも何台かいて記念撮影していた。自分も列に並んで撮ってしまった。

 こうして見ても、ちょっと現実離れした大きさだな。

 秋葉神社は「火防の神」を祀っていて秋葉権現とされていた所、明治政府による廃仏毀釈によって火の神である「火之迦具土大神」を祭神としている。私的観点からすると看板の掛け替えかよと言いたくなるが神仏習合した日本の歴史において純粋な神とは仏とは?となると難しい部分もあるので良し。
 秋葉山の山頂に神社があるということからいわゆる修験道の聖地であり、その結果天狗の伝説が残っている=日本一の大天狗面となるようだ。おそらく修験者が全国行脚した際に各地で拠点を作ったことから多くの秋葉神社が存在するそうで、ここ浜松の秋葉神社を総本山とし「秋葉山本宮秋葉神社」と呼ぶ。

 ここまでGoogle Mapを頼りに来たが下社の案内しか出なかった。上社は山頂にあるということから山登りしないとたどり着けない小さな宮で、下社をお参りすれば良いと思い込んでいたが、案内を見るにつけどうやら上社へも車で行けるようだ。
 実際下社の境内に挙がってみれば拝殿は質素な作りで、写真で紹介された立派な建物とちょっと違う。予定になかったがそのまま上社をお参りすることになった。

 天竜川の支流にあたる気田川沿いに進み天龍スーパー林道へ。2月という時節柄途中までしか開通していないようだが、秋葉山山頂までは行ける様子。狭いなれど全面舗装された道を登っていく。途中前輪を側溝へ脱輪させてしまった初心者アクアがスタック。全身黒ずくめのゴシック女性ドライバーが外に佇んでいた。神社巡りだろうか。
 30分ほど走って上社到着。大鳥居と大駐車場でここが本命だと分かる立派なつくり。ふたたび長い階段を登らされる。熊野那智大社同様、地元の大雄山同様、修験道のお寺(神社)はこうした作りが基本なのか。今夜も筋肉痛だ、太もも痙攣だとの声が脳裏をよぎりながらやっと本殿境内へ到着。
 神門には「正一位秋葉神社」の表札。朱雀、玄武、青龍、白虎の木彫りが配してあるのだが、裏面にある朱雀と青龍に気付かず…。くぐった先の手水舎の辺りには「天狗の皿投げ」などという吉兆占いが行われている。結構俗物的な作り。その先の階段を上がった所にこれまた何とも言えぬ金塗の鳥居が立っており「幸福の鳥居」というそうだ。山奥の古刹と思わせておいて割と庶民的な神社なのね。
 奥には写真で良く見た拝殿となっており、やっとたどり着いた感ひとしお。渋い緑青色となった屋根と要所に金箔が張られてアクセントになっており凛とした佇まい。垣間見る山々の雄大な景色が素晴らしく、この下界と隔絶された景色を心に秘めて精神修養に励んだのだろうなと思わせた。


 通行止め情報やマップ情報での勘違いなど、ここまで来るのに苦労した。なかなか辿り着けない神社は神様が来ることを拒んでいるからなんて話もあるけれど、最終的にたどり着いてお参り出来たということは参拝することを許されたのだろう。

 秋葉神社を後にして浜松市街へ。予定していたルートインはバイクの駐車が出来ないタワー型駐車場だったが、そばに無料のバイク駐輪場があったので良かった。駐車場情報はもう少し詳細なものが欲しい。
 本日の走行距離213.4km。


2/23

 昨晩はChatGPT推奨の太もも痙攣を回避するストレッチをしたところ発生せず。ぐっすりスリープすることが出来た。AI優秀。
 帰路のルートは静岡県内はバイパスが発達しており、信号も少なく5時間弱で帰れる。そこでのんびり下道節約コースとも思ったが、翌日の仕事が少しハードなこともあり、差し支えがあっても嫌なので高速を使ってサクッと帰ることにした。
 浜松を出発する前に床屋でもと、帰路にあったイオンモール浜松市野のQbHouseに立ち寄った所、営業前から10人ほどの行列。こりゃだめだと諦めインターへ。出発が早かったこともあり休日恒例の事故渋滞にもあわず、無事小田原へ帰還。

 本日の走行距離は195.6km。三日間総走行距離が557.7km。
 日本平はもう行くことはないかな。久能山も行ったし静岡市内の渋滞地帯を通っていくほどの価値がなくなったね。逆に大井川あたりはまた行きたいな。高速で掛川辺りまで行って、井川ダム経由で帰ってくるというのは日帰りツーリングコースとして良さ気。高速代が少しかかるので、東の千葉暴走、西の浜松・大井川といった感じかな。

 

2026年1月12日月曜日

2026 新春 「東国三社、千葉」

  2026年の新年ツーリングは鹿島神宮、香取神宮、息栖神社の東国三社への初詣と千葉方面に決定。11月中に宿を探した所、オーバーツーリズムで宿代高騰する中、格安の6千円程度で泊まれるホテルが見つかった。神栖市のホテルは以前利用したこともある所。
 元旦の天候はまったくもって不明だが、千葉茨城方面であれば雪で行けないと言うこともなかろうし、最悪車でドライブも良しと、さっさと予約を決めてしまった。


12/31

 今日は大晦日なので早めに宿に着き、明日の分の食料まで買い込んで飲んだくれるという計画。最初の宿は神栖市。一般道を使って200km、6時間弱の距離。朝から出発しても夕方前には余裕で到着できるため下道で行くことにした。
 第二京浜で都内へ。年の瀬を感じながら銀座、上野を流す。いつもであれば14号線から千葉へ出るが、せっかくなので初ルートの国道6号線を選択。松戸・柏方面~土浦~霞ケ浦~神栖というルートに変更した。
 道中ずっとラーメンを食べたくなって、丁度牛久を通ることもあったので、山岡家へ立ち寄ることに決める。しかし国道沿いにあった松戸、柏、牛久店ともすべて行列が店外へ伸びているのを見て断念。そこまでして食いたいわけでもないし。ラーメン推しは捨てきれず、結局手近な横浜家系ですませてしまった。
 霞ケ浦北にある道の駅「たまつくり」あたりから湖北を流してホテルへ。そばのスーパーにて買い出しに出掛ければ、年末年始の買い出し客で大混雑。レジは長蛇の列となっていた。まあ急ぐでもなし。これも冬の風物詩。年越しのそばと一緒に天ぷらを求める客多し。
 ホテルにはダンス会場が用意されていて、それっぽい格好をした紳士淑女の姿をチラホラ見掛けた。皆年配の様子。楽しんでるようで何よりだが、夜中まで廊下でお喋りを続けられたのには辟易。
 小田原から神栖まで213.4km。のんびり8時間の旅。こんなツーリングも良いね。


1/1

 正月から悪夢にうなされて目を覚ます。中身は妖怪のニセ人間と生活する話。詳しい部分はまったく覚えていないが、リアルで怖かった。しばらく寝つくことが出来ず。
 本日は初詣で東国三社を巡る。

 まずはホテルすぐそばにある息栖神社へ。時刻が9時前と言うこともあってか地元の参拝客がチラホラといった程度。三社をめぐって完成させる御守りをゲットする。

 次いで香取神宮へ。予想通りこちらは駐車場満杯で大盛況。少し離れた駐車場に停めさせてもらって参拝。鳥居からの参道には屋台が出ていて賑やか。拝殿前は警備員による整理が行われていた。先ほどの三社守りに張るシールと念願のベビーカステラをゲット。

 最後は鹿島神宮。香取神宮があれだったからこちらは更にやばいだろうと思ったら案の定。駐車場は止めるところなし。それでも半ば強引に入れさせてもらって境内へ。こちらも屋台が並んでいてどれもおいしそう。「あれが食べたい、お腹減った、これ買って」を連呼して泣き始める子供に「まずはお参りしてからな」「端から食べたくなっちゃうな」なんてあやす親。許されるなら本当に全部食べたくなってしまうな。
 お参り後におみくじを引けば「半吉」。今年の運は半ばか。
 授与所は大行列。かなりの収入になるだろうと想像してしまう。スムーズに販売できるようにとチラシまで配布していて商魂たくましい。列は蛇行しているので同じお客さんと何度もすれ違う格好となり、次第に視線が気まずくなってしまった。
 我慢して並んで御守りシールゲット。東国三社守り完成。まるでRPGのクエストのようだ。販売の巫女さんは初々しくおぼこかった。

 そろそろお昼ということもあり参拝客は増加。帰るころには入場制限も行われていた。
 いくつかあった中から一番おいしそうだったお好み焼き屋に数十分並んで購入。宿に戻って食べたらおいしかった。屋台のお好み焼きは何年ぶりだろうか。ひとつ800円は今の感覚では安く感じてしまう。
 三社めぐりで本日の走行距離は48.9km。


1/2

 大晦日までの天気予報では三が日晴れマークだったのに、昨日から急に寒波襲来の予報となる。よくあることだが本当予報が当てにならない。
 今日は千葉への移動日で房総半島一周をする予定だったが、なんと千葉・茨城方面も日中から雨雪マークとなっていたので断念。1/3に予定していた千葉ブラを行う。
 国道51号にて神栖から千葉へ。ホテルを出てすぐに雨がパラついたものの、利根川を渡るころには止み、あとは夕方まで降らなかった。これだったら半島一周できたかも。道中山岡家を発見。大晦日の借りもあり、寒かったこともあったのでピットイン。少し悩んで久しぶりの辛みそラーメンはおいしかった。

 ヨドバシカメラにあるバイク置き場に駐車。千葉駅周辺をぶらり。35年前の記憶がちらちら浮かんでくる。午後から京成ローザにて映画「パプリカ」の4Kリバイバル上映を観る。
 リマスターということで、もっと鮮やかな発色になるかと思っていたがそれほどでもなく感動には至らず。この映画はストーリーの盛り上がりに欠ける印象がある。これは登場人物の造形がリアルに振り過ぎな点と登場人物の交差が少ないことためか。雰囲気重視の作品にしては押井版「攻殻機動隊」のような緻密さと緊迫感がなく、結果アニメならではの開放感やユーモアもないとなれば盛り上がらないのも必然。
 狂気の夢が現実を侵食するさまだけが売りなので、4Kリマスターの映像美を期待して鑑賞したがあまり綺麗ではなかったので残念さだけが残ってしまった。

 ふと日本の文化とは何ぞやと思い立つ。
 パプリカ=夢探偵。夢とは何かという問いから生じる幾つもの着想。何故東洋の一国家である日本にてこれだけ多様な文化が育ち開花したのか。流れ流れた文化が極東の端っこに流れ着いて混交。天皇という神話から続く歴史的存在が認知される社会に成立。結果独自性が産まれたか。
 夢からくる着想。ループや複数のレイヤー構造となった物語。いつ、何によってそれを受け取ったか。
 青春アニメの予告に現れる吹奏楽部。普通のどこにでもいる高校生が高価な楽器を吹き鳴らすことのできる恵まれた環境。それが当たり前の思い出として共通認識できる平和で豊かな世の中。世界のどこにでもあるわけでなく、私たちが誇れる確かなもの。

 ホテルへの帰路、雨がパラつき始め、20時頃には雪に変わった。
 茨城~千葉への移動は87.6km。


1/3

 懸念された雪だったが、千葉方面では積もることもなかった。それでも凍結の恐れもあるので陽が上がりきるのを待って出掛けることにした。本来昨日行く予定だった房総半島ツーリング。起点が神栖から千葉市へ変わったことと出発時刻を遅らせたことから、犬吠埼へは向かわず九十九里浜からぐるりと周ることにした。

 積もる程でもなかったが車体には雪が残る程度には降った様子。なれど今日はすかっと晴れ渡り、九十九里から一望する景色はすっきり澄み切って気持ち良かった。明るい内に宿に戻りたい為どこで帰路に就くか迷ったが、鴨川から先のフラワーラインは快適で、結局半島をぐるっと一周してしまった。
 房総半島一周して271.4km。


1/4

 当初の予定では中山競馬場にて新春競馬「金杯」を楽しむ予定だったが、帰りが遅くなるので夜間行軍は寒さが気になる。歳を重ねるにつれぬるくなった。Youtubeで正月福袋開封動画を立て続けに見たことでレトロゲーム熱を発症。何故かWiiUを衝動買いするなど金銭的な都合も発生したこともあって、結果大晦日同様のんびり下道にて帰ることにした。
 国道14号にて船橋、市川、都内を通る予定だったが、湾岸道路(国道357号)をずっと走って帰れるかが気になり、せっかくの機会なのでそちらのルートを試してみた。結果、信号も少なく渋滞もなし。今後もこの道がいいんじゃない?という感じ。正月休みだったからなのだろうか。
 お台場や羽田を通過後、環八経由で第一京浜へ。大黒ふ頭や横浜ベイブリッジ方面は良く分からなくかったので回避。あとで調べたらそのまま走って行けたのか。今度こっち方面をメインで走りに来てみよう。その後の第一京浜と国一における川崎~保土ヶ谷区間は邪魔な車と赤信号だらけでストレスマッハ。

 千葉から帰ってきて、127.1km。年末年始ツーリングの総走行距離は748.4km。

2025年8月19日火曜日

2025夏 四国

  今年の夏ツーリングは四国へ。昨年「父親の四十九日」と「南海トラフ警報」によってスケジュールを立てたものの行けなかったリベンジを果たす。あいにく天候は不順。予定していた8/10の出発が伸びに伸びて8/12まで延期となった。
 思っていたように宿がとれず、キャンプ泊併用のつもりだったが、キャンセルが出たのか前日になって宿が見つかりバタバタと予約がとれた。正直このうだるような暑さの中、テントで宿泊したくはなかったのでラッキー。
 四国へは5年ほど前に訪問。正月ツーリングということもあり山間部を避けて海沿いを走った。そこで今回は内陸部を攻めるつもり。特に行きたいスポットは「UFOライン」「四国カルスト」「足摺岬」。



一日目

 3:00過ぎの出発。平日のため二輪半額が使えず、せめて深夜割引を使ってやろうという姑息な判断。雨はまだ止まず、特に御殿場あたりで本降り。足柄SAへ逃れる。少し待てば通り過ぎるという情報もあったが、自分で調べた感じ一時間以上足止めを食らいそう。我慢して雨中を進むことにした。裾野のあたりはいつも通り霧。富士のあたりで止み始め、静岡につくころには完全に止んだ。
 7:00 岡崎SAで給油。眠気覚ましに仮眠をとる。新名神土山SAあたりで事故渋滞4km15分の表示が出ている。伊勢湾岸は名古屋中央から伊勢長島まで交通集中による渋滞。四日市で再び雨が降り始めたがそれほどひどくはなさそう。土山に着くころには渋滞は解消されていた。
 10:00 宝塚北SAにて給油。ここまでSA、PAはどこも混雑。帰省ラッシュは8/11という予報だったが、雨のため予定をずらした人が多かったか。このまま順調であればお昼過ぎには宿泊地坂出へ着いてしまうので、瀬戸大橋にある与島SAと四国上陸後に五色台スカイラインへ行くことにする。
 13:30 与島SA。めちゃくちゃ遠かった。大阪から岡山は思っていた以上に距離があるのね。考えてみれば兵庫を越えていくのだから、東京~静岡くらいあるのか(後調べたら190kmほどあり、東京~静岡間160kmより遠い!)。
 瀬戸大橋はデカイ。揺れる気配もなく頑丈。風速4mと出ていたがほぼ無風状態だった。半分ほど走って与島SAへ。ループ橋を降りていく。瀬戸内は気温が高い。せっかくなのでご飯でもと思ったが混雑していて入れない。「メロンパンにはメロンが入っていない」という歌が流れている。

 四国上陸。坂出着が14:00。ここまで659.1kmであった。息つく間もなく五色台スカイラインへ。四国ツーリングで検索すると必ず出てくるツーリングスポット。いま渡ってきた瀬戸大橋を左手に見ながら走っていく。島々が並ぶ瀬戸内海の景色。
 上り口にはバイクが数台停まっている。展望台にもマフラーを改造したようなシビックなどがいて、ここいらでは有名な走りポイントなのだろう。しかし眺望はなく、展望台からの眺めも木々が邪魔をしていまいち。せめて高台でもあればと思うが。
 帰りがけに讃岐うどんを食す。コシが強い麺と少し薄味のつゆ。竹輪とサツマイモの天ぷらを添える。そのままホテルへ。本日の走行距離は705.3km。


二日目

 出発して道中にある飯野山見物。小さいながら均整のとれた山でピラミッドのよう。国道438号を進んで讃岐山脈を越え吉野川へ。真っ赤な美馬橋が印象的で「これが吉野川か!」と感動。しばらく川沿いを走って祖谷渓谷、大歩危へ。小便小僧や妖怪屋敷など面白い観光スポット沢山。お昼ごろ早明浦ダム到着。工事中のため残念ながら展望台へは行けず。
 国道32号線を走り高知へ。四国自動車博物館到着するも何と休業。市街地はくそ暑い中のでガッカリ感が増す。次いで海洋堂スペースファクトリーに立ち寄る。思ったより見所がなくすぐに退散。
 さらに高知市内にて沢田マンションを見学。はりまや橋を遠めに見ながら市内を後にした。午前中の山中ツーリングに比べて高知市街地は暑過ぎた。のんびり見学しようという気になれない。

 このままホテルへと帰路に就くが、ナビが案内する最短ルート国道56号をはずれ海へ出ることにした。海への道はかなり狭く一車線の一方通行かと思うほど。集落を突っ切るように走る昔からある生活道路をそのまま舗装したような道。
 ナビの案内は分岐のたびにしきりと国道へ戻るよう催促してくる。海を目指すと決めているし、ナビの画面を見る限り一本道だから迷いようもない。そのまま突き進むと集落の一本道から急に山道へと迷い込んでしまう。竹藪の中つづら折れが重なるルートに大丈夫かと心配しつつ、さっきまでナビが示していたのは一本道ですぐ海へ出るはずだったがと不安になる。
 うっそうと茂る竹藪や切り通しにはばまれ、日中だというのに薄暗い。生き物の気配がない静けさが不気味さを増す。路面は一面苔生して小石や小枝が散らばっているので滑りそう。車一台通れるか?といった狭い道にはガードレールもなく一歩間違えれば谷底へ転落してしまいそうだ。
 だんだん心細くなってきて、無きモノの視線や気配すら感じ始めて怖い。黄泉のモノが後ろから手を伸ばしてきそうで振り返ることもできない。歩を止めて地図を確認することすらできず、Uターンなんて以ての外。ただただ通り過ぎるのを祈り続けるだけだった。
 峠の切り通しを見つけた時の安堵と下り坂となった時の安心感。終わりが近づいたことがわかる喜び。そして山道を抜けてすぐに広がる海の景色、開放感。
 まるでキツネにつままれたような気分。恐ろしい体験。あとで調べると大した距離でもなく、どうしてそこまで怖がっていたのか不思議。県道37号線。二度と行きたくない。

 夕刻、須崎のホテルに到着。本日の走行距離は280.4km。


三日目

 本日は旅の目的のひとつ「足摺岬」へ。前回訪問できなかった四国南西部海沿いをひとっ走り。

 8:00前にホテルを出発。四万十町まで南下。山中へ入り込み沈下橋を見学。思っていたより橋は広くてがっしりしていた。河童でも出そうな雰囲気。すぐそばに海洋堂ホビー館があるが生憎開業前。フィギュアにも興味はないので到着写真だけ撮って出立。
 次は足摺岬まで走り続けるだけだが、国道まで引き返すか山中の県道55号を走っていくかの二択。昨日のような恐ろしい道ではないようだが、地図で見る限り線形が悪く距離が長い。まあ何とかなるだろの楽観論で県道に決定。小石と苔、枝葉で最悪な路面を延々と走ることに。またクネクネ道はナビ上の走行距離が全然進まずいつになったら終わるの状態。最期は諦めの境地で無心に進んでいけばいつかは海に出る・・・と達観しながらの道中となった。
 峠のトンネルを越えて道が広くなり、線形も良くなる。あとは一気に駆け抜けて予定より一時間ほど早く海に出た。10:00過ぎに黒崎町にある道の駅「ビオスおおがた」到着。かつおだしのラーメンが一押しだったが開店しておらず諦める。これを食べることだけ考えて山中頑張って来たんだけどね。
 四万十市中村にて昔来た時の記憶が少し蘇る。しばらく四万十川河口を走り雄大な流れを堪能。12:00前に足摺岬到着。北海道地球岬のような絶景と感動に至らず、せっかくここまで来た割に残念だった。


 足摺岬を後にし四国南西部をぐるりと走る。ジョン万次郎推しのようだが、何を成した人なのかよくわからず。またお遍路さんを意識した看板なども目立った。
 12:30 海洋館。食事をとろうと思ったが大混雑であきらめる。
 13:45 大堂山。リゾートのような景色。足摺岬よりいい眺めだった。
 15:00 紫電改展示館。中翼式から低翼式へ。自動空戦フラップ搭載。
と海沿いの見所スポットを巡って宇和島のホテルへ。これということのない一日だったが何か疲れた。
 本日の走行距離301.8km。


四日目

 本日はこの度の目的である「四国カルスト」と「UFOライン」へ。前日調べた所、マップルにて推奨の四国カルストへの林道がナビ、Google Mapとも選択できず。一昨日、昨日とクネクネ道に辟易とさせられているので一抹の不安を抱えながらの出発。
 林道そばの道の駅「日吉夢産地」にて小休止。バイカー多め。ほどなくして林道に到着。あまりひどい道だったら別のルートを探そうと思っていたが、予想以上に快適路となっていて逆に驚く。きちんと舗装された二車線道路となっていて、林道ということから眺望こそないものの、落ち葉や苔生して走りにくいなんてこともない。その割に他車をほとんど見ないのはナビが案内しないからなのだろう。ちなみに現地までくればナビもGoogle Mapも道を示すようになった。うーむ。
 林道の終点には坂本龍馬脱藩の道とされる韮ケ峠が。ここを過ぎてしばらく進めば牧場と売店が点在。四国カルスト大野ヶ原到着。それまで木々に囲まれた林道を延々と20kmほど走り続けてきたが、一気に視界が広がる高原の景色に感動。


 そのまま四国カルストを横断する県道383号線をのんびり進む。姫鶴平(観光客でいっぱい)、五段高原(すれ違い困難)、天狗高原(アイス=1500円のぼったくり価格)。ビーナスラインを思い出させるような風景。少し観光客が多いかなとは思ったが、果てしなく広がる高原の景色は心を開放させてくれた。

 四国カルストを過ぎて、ごうかく駅、石鎚スカイラインを越えて「UFOライン」を目指す。道中の赤蔵ヶ池と怪鳥ぬえ伝説とは何ぞ。
 残り燃料が心許なくなってきたが、調べた所付近にガソリンスタンドがない。計算上は大丈夫なれど不安。せっかくの景色を見ても頭の片隅にガス欠がよぎって楽しめない。
 14:00 UFOライン着。これまでの晴天だったのに標高があがるにつれ霧や雨雲が張り出してきて不安だったが、何とか持ちこたえてくれた。UFOライン、四国カルストとも天気が変わりやすいと言われていたので幸運だった。
 尾根沿いを走る道が遠くまで連なって見える雄大な道ということで「雄峰ライン」と命名。その後記念写真に未確認飛行物体が写っているなどの騒動があって、いつしか「UFOライン」となったそうな。
 西伊豆スカイラインを思い出させるような景色でもあるが、山々を延々走り続けてやっとここまで来たという達成感は代えがたい。ついに念願叶った感じ。


 ついに訪問できた「UFOライン」を後にし、燃料切れにビクつきながら帰路に就く。予定の宿泊地である新居浜までは1時間弱の距離なれど、延々と山道を降りていくという道中にはいささか辟易とさせられる。降りても降りても道が開けない。山深き四国山脈。前回訪問時は海沿いを走ったのでまったく思わなかったが、四国というのは山で出来た島なのだと実感させられた。
 16:30 新居浜宿舎着。これまで走ってきた方角を見れば、市街地のすぐそばに山。その後ろに延々と山が連なっていて、四国の本質が理解できた。九州発祥のファミレス「ジョイフル」へ立ち寄り本日終了。
 本日の走行距離は234.8km。やり切った感あり。


五日目

 最終日。帰るだけだが本日は帰省ラッシュ想定日。35度以上の陽射しの中、高速道路で渋滞にはまるのは勘弁と、夜中まで待って渋滞の様子を見てから出発することに。それまでの時間潰しとして、淡路島見物と休館だった四国自動車博物館見学を秤にかけ後者を選択。龍河洞スカイライン~国道195号横断を加えて四国山脈を堪能し尽くす。
 四国高速道を走って新居浜から再びの高知へ。四国自動車博物館に到着。ずらりと並んだ名車の数々だったが、かなり無理して来た割にはこんなもんかという感じ。ラインナップもありがちだったかな。


 博物館を後にして龍河洞スカイライン。山頂にお城のような洋館があったが道中通行止めでたどり着けず。ざらついた路面は一部苔が生えていて少し残念だった。龍河洞に到着し国道195号へ。阿波の山中を走り抜ける。
 アンパンマンミュージアム、別府温泉、剣山スーパー林道。急に舗装が悪くなる。四足峠とトンネルを越えて雨が降り始める。天気予報でも言ってなかったし、そんな気配などなかったのに。アプリで調べるとゲリラ豪雨のような感じで山の中だからこんなこともあろう。
 合羽を着るほどではないし、雨雲レーダーを見た感じでは雨雲からはそれたようなのでそのまま進行。思いがけず「未来コンビニ」発見。ああ、ここにあったんだ、という感じ。せっかくなので店内に立ち寄るが特にこれと言った物はなかった。
 周囲の山々から雲が立ち込めていく風景を見つつ、雨雲が切れるまで時間調整するか悩む。結局、持ち前の気楽さで進むことを選んだが運の尽き。少し進んだ小見野々ダムから川口ダムあたりが雷雨交じりの土砂降り。トンネルを抜けたらいきなりの大雨で合羽を着る暇もなかった。一気に下着や靴の中までびしょ濡れになりつつ、ナビだけ防水養生してそのまま走り抜けた。
 いろいろあった今回の旅だったが最後の最後にやられたなぁ。
 徳島について徳島ラーメンを食べる。甘口に煮込んだ豚バラ肉と生卵が特徴とのこと。これで思い残すことなし。四国を後にした。
 淡路島で少し渋滞にはまるも明石に到着して時間調整。ここまでの走行距離は374.4km。

 明石の快活倶楽部にて22:00くらいまで様子を見る。渋滞がほぼなくなったので出発。せっかくなので近くの山岡家へ立ち寄るも列が出来るほどの大行列。マジカヨ。
 ラーメンを食べたい欲求が抑えきれず、そばのずんどう屋というお店へ。ここも大混雑。しかもオーダーが通っていないという体たらく。威勢はいいが質が悪い。
 結局明石を出立したのは0:00近くなってしまった。

 出発して間もなく無くなったはずの渋滞が再発生。深夜料金狙いのドライバーが湧いて出て来たのか。定番草津JCTにてボトルネック渋滞8km。諦めつつ進めばGoogle Mapが京滋バイパスを推奨。こちらの渋滞は5km。あまり変わらないがと思いつつGoogleを信じてこちらへ進めば何と渋滞解消。ラッキー。
 1:30 鈴鹿PA。明石の快活倶楽部で休んだものの、朝から走り続けて疲労困憊。ここで小休止。ベンチに寝転がって仮眠した。
 次は新東名の設楽長篠付近で定番の事故渋滞。2kmで30分ほど。
 東名との分岐手前にある刈谷PAにて給油して時間調整すれば、交通量が減ってきているからか、渋滞通過時間が徐々に短くなってきた。思い切って新東名方面へ進んだ所、長篠付近に渋滞はなくこちらも解消したか。一方、東名菊川にて火災事故発生通行止め発生と新東名を選択して良かった。ようやく運が巡って来たか。
 5:00 静岡SA。ついに空も明るくなってきて眠気、疲れ共にピーク。最終日の夜に帰路につくのは合理的なれど体力的には結構きつい。
 6:40 帰宅。懸案の山北事故渋滞もなく逃げ延びた。疲れた!
 本日走行距離873.1km。明石からの距離は498.7km。
 五日間合計が2,395.4km。よく走った。四国は非常に遠かった!!

2025年6月18日水曜日

JAFミーティング2025

  今年の年初に加入したJAF。加入した原因のバッテリー交換では使う機会はなく、無駄な入会だったかなと思っていたが、先日はチェーンの不具合で割とすぐに利用することになった。
 そんなJAF会員に向けて二輪ライダーのミーティングが伊勢の朝熊山で行われるという情報を入手。これを大目的として行こうと思いつつ行けなかった「伊賀ドライブイン」と「伊賀コリドールロード」ツーリング。併せてYoutubeで閲覧した水族館ランキング一位の「鳥羽水族館」を訪問する計画を立てた。


一日目 伊賀~伊勢

 二輪定額割引を利用して朝の6:30頃出発。東名~東名阪~名阪国道を経て一つ目の目的地「伊賀ドライブイン」へ到着。来たかった理由は「大盛り」メニュー。Google Mapの口コミやネットでの紹介に上がっている名物となっている。カツカレーやオムライスがあるそうだ。
 到着が10:50頃と丁度レストランの開店時間間際。ドライブイン内をうろついて時間を潰し、11:00の開店と同時にカツカレーを注文する。出来上がったそれは予想と違わぬ「大盛りカツカレー」だったが、まぁ大盛りだなぁ…という感想でお世辞にも美味そうとは思えず。本当、よくあるカレーが超大盛りになっているだけだった。
 味の方も本当に普通。辛くもなく甘くもなく、トンカツもジューシーだったりサクサクだったりする訳では無いが、作り置きの味気ないものでもないという。まあこれで1300円なら安いことは間違いないが、結局話題作り以上の物ではなかったなぁ。


 味はそれなりだったが量が量だったのでお腹はパンパン。一時間ほどゆっくりして伊賀ドライブインを立つ。伊賀コリドールロードへ。
 この道は伊賀を一周する広域農道で、以前信楽~青山高原を走った際に見掛けた。今日は東南部を半周して「ひなち湖」まで出るコースを通ったが、正直面白みに欠ける道だった。所詮と言ったら失礼だが、ただの農道なので眺望は全く良くない。同様に楽しいコーナーの連続や快速路ということもなく刺激がない。
 更に道案内がほとんどないので分岐に差し掛かる度、どちらへ行けばいいのかわからず、間違えて引き返すこと度々。もっと看板など出せばいいのにと思ったが、一部車ではすれ違い困難な細い山道などもあったので、これが大々的に案内できない理由なのかと思った。先日行った「大山周遊道」と似ている。

 期待外れだった「伊賀コリドールロード」からひなち湖へ出る形で国道422号へ。アクセス路は狭小かつ超急坂。422号も三桁国道ならではの狭い道がちらほら交じる道となっていた。道の駅伊勢街道御杖の三叉路を伊勢方面へ。同じく道の駅美杉で一服する。
 ここから先の仁柿峠付近は整備中となっており、現状ではすれ違い困難な狭小な峠道となっていた。北伊勢街道という奈良から伊勢へ参拝するための街道という割に、整備が手付かずになっているのは意外。昔からあるこの道は取り敢えず通れればよい程度にして、その間南の国道166号を新設。こちらが出来たから旧道にあたる北伊勢街道の整備に取り掛かったということなのだろうか。
 そんなR422だが伊賀コリドールロードに比べると、風景の代わり映えや山間部を抜けていく気持ち良さがあった。

 せっかく伊勢まで来たので伊勢神宮を参拝して本日終了。走行距離は485.9km。


二日目 ミーティング~鳥羽水族館

 JAFミーティングは「伊勢志摩スカイライン」の朝熊山展望台で9:00から開催とのこと。先着200名までにステッカーや写真入りストラップが貰えるというので、早めに行くことにした。
 伊勢志摩スカイラインは一度走ったことがあり、通行料金が高めな割に路面がきれいじゃない記憶だったが、今回再び走ってみて眺望良く、走りごたえのある道のりで印象が良くなった。料金所で前のジジイが二連続で手間取って草だった。
 会場となる展望台には30台ほどバイクが集結。その後も続々と参加者が続いてきた。ストラップ用の写真を撮ってもらう際も、直前のジジイが手間取る。見た目65歳以上の定年ライダーと思われたが、足つきの悪い大型バイクに乗って一生懸命取り回し。気持ちはわかるけど、自分はこうなるまいと肝に銘じた。
 集合写真の時間まで暇つぶしで伊勢カレーうどんを食べる。もちもちの太いうどんが美味しかった。伊勢うどんイイ!


 記念撮影を終えて朝熊山を下山。JAF加入のきっかけとなったロードイン鳥羽を過ぎて、鳥羽水族館へ。

 自分の観たYoutubeで「鳥羽水族館」がランキング一位となっていた理由は、見ることのできる豊富な魚の種類と、どの順番で見てもいい自由さとなっていた。また国内で唯一ジュゴンを飼育しているのも売りとなっていて、チラシでも前面に押し出されていた。
 館内を入り二階へ上がってすぐの大水槽ではサンゴ礁を再現した「D)コーラルリーフダイビング」が入場者を出迎える。カラフルな熱帯魚たちが泳ぐ姿を見て一気に水族館へ引き込まれる。小さな魚たちは同じ種類ごとに大きな群れをつくって泳ぎ回る。群れから逃れては生きていけないのか。ふと人生を振り返ってしまう。
 間もなくセイウチのショーが始まるということで、館内の売店を冷やかしつつ、右端にある「L)水の回廊」へ。よく飼いならされたセイウチは従順で観客との距離も近く大盛況。結構でかくて驚くが、そばの水槽で観客と遊んでいるオスのセイウチは倍以上でかくてビビる。
 セイウチショーが終わって、周辺のブースから順番に見て回ることにした。哲学者のように遠い目をしたカピバラ。何を考えているのか読むことの出来ないフラミンゴ。実物を初めて見たダイオウグソクムシの大きさ。そして水族館の売りとなっているジュゴン。


 ずっと壁を見つめて動くこともなく、時折呼吸のために水面へ上がっていく。もはや一頭だけとなって話し相手もない彼は何を考えて生きているのだろうか。
 昔どこかの水族館でジュゴンを見たがトラウマとなってしまい、水泳でプールに入るたび水底にジュゴンがいるような気がして怖くなってしまった記憶が蘇った。ジュゴンの何が怖いのかわからないけど。

 ジュゴンのいる「H)人魚の海」の正面には人気のラッコがいる「I)極地の海」。家族連れで行列となっており、見学時間の制限を設けている。見てしまえば何てこと無いラッコ。ただ水槽をぐるぐる泳いでいるだけで、列に並んで観るほどのものだったかと言われれば疑問。すぐそばのカワウソと何が違うんだという感じ。
 同じブースにいるイロワケイルカ(パンダイルカ)や丸っこいバイカルアザラシの方がよっぽど見応えがあった。しかし列をなしてラッコ、ラッコとありがたがられると、それじゃ並んででも見ていこうかとなってしまうのは人の性だよね。
 3階へ上がり「企画展示室」のクラゲや「J)日本の川」「ワニコーナー」「G)奇跡の森」へ。ミシシッピワニが巨大。カエルやイモリの天気予報が割と当たらないのが面白い。下駄の的中率の方が高いのもウケる。


 午後イチでアシカショー開幕。始まる前に席取りをしつつ軽く昼食。何十年ぶりかでかき氷を食べたが美味しかった。
 アシカショーは演出の感じがまさに昭和でSEが安っぽくて良い。演目もよくあるジャンプやボールの出し物で定番の面白さ。イルカのジャンプやシャチの水掛けといった派手な演出はないが、この水族館にはよく似合っていると思った。
 アシカショーが終わって、今度は左端から見学。「C)古代の海」はなかなか見どころ多く、カブトガニにオウムガイがキモい。肺呼吸するハイギョなど興味深い。最後となる「B)海獣の王国」ではアフリカマナティがいて、半分ボケてるんじゃないかと思わせるジュゴンと異なり活発に泳ぎ回っていた。種の性格的なものなのかなぁ。
 館内を一周、だいたい4時間ほど。確かに見応えの豊富な水族館だった。大満足。

 帰路はもう何度目かの利用となる伊勢湾フェリーを使用。鳥羽から伊良湖へ渡るのは初。天気予報では曇りとなっていたが、雨が降ってきそうな雲行き。15:30発~16:30着。国道42号をひたすら進んで行くが浜松までが遠い。R1浜松バイパスでやっとスピードアップするも、ナビに従って浜松西ICを目指したのは悪手だったか。そのままバイパスを進んだ方が良かったか。東名に乗る頃はすでに18:00。悪いことに雨も降り始めてきた。
 静岡県区間はずっと雨。びしょ濡れになるほどではないが、しっかり濡れる程度には降られた。高速走行しているから体感より強く感じるということはあるのだろうけど。
 懸案の渋滞はいつもの御殿場~大井松田間で発生。しかし御殿場到着が19:00頃と交通量も減ってきたからか3km程度に減じていた。沼津から箱根経由も考えていたがそのまま御殿場方面へ。渋滞はすり抜けで回避。思ったよりすぐに抜けられてラッキーだった。

 20:30に帰宅。走行距離は298.8km。2日間合計の走行距離は784.7km。

2025年5月6日火曜日

2023GW 島根 神社メモ

 ゴールデンウィークの島根ツーリングにて神社巡りをしたので、そのメモを記す。内容はWikipedia中心に補足を追記した。個人的なメモなので正しくない記述もありうる。


① 美保神社

    主祭神 
  事代主神【大国主神と神屋楯比売命(宗像三女神の一柱?)の子】
   国譲りを迫られ承諾。別称恵比寿大神。
  三穂津姫命【大物主神(大国主神)の妻、高皇産霊尊の娘】
   国譲りを決めた大国主神が幽界へ隠れた後、高皇産霊尊の指示で娶った
   「もしお前が国津神を妻とするなら、お前は心を許していないのだろう。
   私の娘を妻とし、八十万神を率いて皇孫のために護られよ」

 創建
  不詳

 本殿
  文化10年(1813年)に再建された。大社造の左右二殿連棟。「美保造」といわれる。
  向かって右(別号大御前)に三穂津姫命、左(別号二御前)に事代主大神を祀る。


② 出雲大社

 多くの神社とは異なる伝統がある
 ・参拝作法「二礼、四拍手、一礼」
 ・注連縄の張り方が通常と逆
 ・具体的には綯い始め(太い方)が(神様が向かって)右になる(参拝側から見て左)
 ・本殿内客座五神の第一「天之御中主神」が(向かって)一番左に祀られている
 ・個人的な見解として、出雲を日没の地 = 西が上位であるとすれば理に適う

 主祭神
  大国主大神【須佐之男命の娘である須勢理毘売命が嫡后、多妻】
   国津神の主宰神。多くのエピソードを持つ日本創世神のひとり。

 創建
  神代とされる

 本殿
  大国主大神の御神座は本殿内北東にあり西側を向いている。
  延享元年(1744年)建築。高さ8丈(24m)。かつては16丈(48m)あったとされる。


③ 神魂神社(かもすじんじゃ)

 主祭神
  伊弉冊大神【神世七代の最後に生まれ伊弉諾と夫婦になる】
 ※社名から出雲氏族の一つ神魂命が元の祭神とも考えられる

 配祀神
  伊弉諾大神【伊弉冊の夫】

 創建
  平安時代
 ※出雲国造家が自らの祖神を私的に祀っていたものが起源とされる

 本殿
  社伝は天正11年(1583年)再建。柱古材は正平元年(1346年)の書銘がある
  大社造(女造)。神座の位置と向きが出雲大社と反対になっている。


④ 揖夜神社(いやじんじゃ、いふやじんじゃ)

 主祭神
  伊弉冊命
 ※イザナミを封じたとされる「黄泉比良坂(よもつひらさか)」が付近にある

 配祀神
  大己貴命【大国主】、少彦名命【神産巣日の子】、事代主命【大国主の子】

 創建
  不明(659年:「出雲国風土記」に伊布夜社、「延喜式神明帳」に揖夜神社の記述)

 本殿
  天正11年(1583年)に毛利元秋が再建した記録がある。
  大社造。内部の作りは出雲大社と逆=女造(神魂神社と同じ)

⑤ 熊野大社

 紀伊国の熊野三山との違い
 ・熊野大社(島根)から紀伊国へ勧請されたという説
 ・全くの別系統であるという説
 鑽火祭という神事。出雲大社との深いつながり

 主祭神
  熊野大神櫛御気野命【素戔嗚尊の別名】

 創建
  神代

 本殿
  昭和23年(1948年)造営


⑥ 須我神社

 八岐之大蛇を退治した須佐之男命が当地に来て「気分が清々(すがすが)しくなった」
 よって「須賀」と命名し宮殿を建てたという伝承がある
 ・これが日本初の宮殿ということで「日本初之宮」と呼ばれる
 ・この時に須佐之男命の詠んだ歌が日本初の和歌として「和歌発祥の地」と称す
 ・「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」

 主祭神
  須佐之男命、稲田比売命【須佐之男の妻】、八島士奴美神【前二柱の子】
 ※大原郡海潮郷の伝承に登場する須義禰命であったともされる

 配神
  武御名方命【大国主の子、諏訪大社より分霊】


⑦ 須佐神社

 須佐之男命が当地で最後の開拓を行った際、
 「この国は良い国だから、自分の名前は岩木でなく土地につけよう」とし、
 よって「須佐」と命名して自らの御魂を鎮めたとされる

 主祭神
  須佐之男命

 配祀神
  稲田比売命、足摩槌命【稲田比売命の親】、手摩槌命【稲田比売命の親】

 本殿
  文久元年(1861年)建立。方二間(4m)、高さ七間(12m)の大社造。


⑧ 物部神社

 ・祭神の宇摩志麻遅命が鶴に乗って降臨したことから境内に鶴の像がある
 ・神馬像として奉納されている馬のモデルは「パーソロン」

 主祭神
  宇摩志麻遅命【物部氏の祖、饒速日命の子】

 相殿神
  右座 饒速日命、布都霊神【霊剣】
  左座 天之御中主神【神話第一の創造神】、天照皇大神【高天原の主祭神】

 創建
  継体天皇8年(514年)

 本殿
  宝暦3年(1753年)再建、安政3年(1856年)改築
  春日造の変形

2025年5月5日月曜日

2025GW 島根

  今年のゴールデンウィークは島根に行ってきた。ツーリング先候補として、
 ①東北…先日のスイッチ2体験会後そのまま北上
 ②新潟…新潟~酒田、笹川流れがポイント
 ③四国…内陸部を走る、四国カルスト
 ④島根…熊野大社をはじめ神社を周る
と考えた結果、①②は去年と似た感じになってしまうので③④で検討。運良く安宿が見つかった④にて決定。神話の郷「島根」を満喫する旅となった。


一日目 ------------------------------------------------------

 目的地の米子まで8時間、700km近い道程。よくよく考えれば目眩のする距離だ。昼過ぎには着いて蒜山・大山を走りたいと思い、深夜割引の適用されるAM4:00前に東名に乗る。あとはひたすら走り続ける。
 大井松田IC~鮎沢PA(荷物整理)~浜松SA(給油)~鈴鹿PA(トイレ)~土山SA(給油)~社PA(トイレ)~揖保川PA(休憩:眠い)~勝央SA(給油、昼食:レトルト感半端ないジャンボカツカレー。ご飯は超大盛り)~湯原IC(12:20到着、623km)。
 道中は思いの外寒く、トレーナー+もこもこパーカーを着込んで正解だった。
 湯原ICからはR313を通り蒜山の高原ライン~鬼女台展望台。晴天の下、一部雪の残った大山が綺麗。三度目の来訪にて念願の大山一周を敢行する。北側は山麓の方を通って一部は狭い林道となっていた。大雨後は通行止めになるのもわかる。北部にある屏風岩が屹立した船上山が奇観だった。

 大山一周後してまだ午後三時過ぎ。もう少し足を伸ばそうかと考えたが、かなりの距離を走ってきているし休息も必要ということで宿へ。夕食朝食つきで4,500円と格安の宿だったが、駐輪スペースがなかったのは残念。
 初日の走行距離は760.3km。


二日目 ------------------------------------------------------

 本日は西から低気圧が接近。九州地方は大雨。何の偶然か中国地方は今夜通過の予報となっており丁度雨をかわすことが出来る。これも神様の思し召しだろうか。神様の思し召しと言えばツーリング中にタヌキ(ツチグマ?)、キジ、カモメ(超接近)、白鷺の舞に遭遇。吉祥であった。
 出立後、米子空港を経て境港を東へ。美保関に向かう。灯台と美保神社の参拝。
 後、江島大橋を通り松江へ。宍道湖北岸を走って一畑口を北に曲がり島根半島を横断。時間的に厳しいスケジュールとなったが小伊津海岸の洗濯岩(岸の洗濯岩より屹立する屏風岩に驚愕した)、猪目洞窟(深淵へ誘う黄泉の縁。夢に出たら死ぬというエピソード)などの奇観を見物出来て感動。来て良かった。
 島根半島横断に4時間近く掛けて、お昼すぎにようやく日御碕へ。日沈みの宮。
 稲佐の浜を経由し、今回の旅における目的のひとつ出雲大社を再訪。前回訪問時は知識がなくて見どころを良く分かっていなかった。拝殿脇に掛けられた絵馬が風にゆられてカラカラッと音を立てる。幽玄の世界に取り込まれた。歴史博物館がリニューアル中で代わりに宝物館を見学。赤い手箱に「有」と書かれているのは出雲大社の神紋とのこと。
 出雲大社を離れたのが16時過ぎ。今日訪問予定だった神社はあと二つ。さすがに全て周るのは難しく神魂神社だけ参拝した。神域への境界を醸し出す石畳と急な石階段。古の出雲大社復元図では長大なスロープがついているが、実際はこれくらい急だったのではないか。日本最古の大社造りとされる本殿は歴史の趣を感じさせる。

 宿舎到着は19時過ぎ。見どころ満載の一日。走行距離233.4km。


三日目 ------------------------------------------------------

 大雨の通過を待ち9:30に出発。駐輪場がホテルから遠かったのが残念だった。まずは伊邪那岐の神話に出てくる黄泉の国との境である黄泉比良坂へ。安来と松江の中間地点に位置し、国道を少し入っただけの場所ながら、何とも言えない雰囲気。池からはカエルの鳴く声。少し山道を歩いてみたが終焉までは行けなかった。そばの揖夜神社にも立ち寄る。
 次の訪問地は熊野大社。今回の旅の目的。熊野大社と言えば三重の熊野三山が有名だが、名前こそ同じの別物。出雲大社と並んで出雲一宮に叙されるなど格式の高い神社。橋を渡って境内に入るあたりは宇佐神宮を思い出す。思ったより狭い境内だが立派な拝殿には注連縄が掛けられている。
 せっかくここまで来たので、今回の旅を占っておみくじを引けば「大吉」。昨日の吉祥や大雨など、この旅路は出雲の神様から誘われていたのだろう。

 次の訪問地は須我神社。素戔嗚尊が八岐之大蛇を退治した後に建てられたとされる。切り立った丘の上に境内。そのまま山を歩くと本殿があるそうだが、そこまで行く時間は取れず。
 お次はしばらく山道を走る。昨日から「神仏の通ひ路」という看板を見掛け、調べると出雲の神仏霊場を周回するルートとなっていた。偶然と似たようなルートを走っていた為、看板をよく見掛けたようだ。どこも交通量少ないながらしっかり舗装された快速ルートで走りやすい。
 途中お昼をとりつつ、須我神社から1時間少しで須佐神社へ。気持ちよくこちらも素戔嗚尊をお祀りした神社で自らの名前を名付けた本宮という。今年遷宮されるとのこと。道路を挟んで相対すように天照社が屹立し天照大神が祀られているのは珍しい。
 西へ西へ。島根県の中央にそびえる三瓶山を通過。やまなみハイウェイのミニ版といった趣き。次いで物部神社へ。蘇我氏に敗れた物部氏の初代を祀る神社。石見一宮。境内では子供が鬼ごっこしていて微笑ましい。参拝の仕方や神様に失礼など、儀礼にとらわれることの無意味さを感じてしまう。神馬像は何とパーソロン号がモデルとなっていた。
 本日最後の訪問地である石見銀山へ。到着したのは15時過ぎ。世界遺産センターにある展示室を訪問。鉱山町の風景は天空の城ラピュタを思い出す。当時日本の銀が世界の三分の一を占めていたという事実はまさに黄金の国ジパング。

 本日の訪問地はここまで。16時過ぎ石見銀山を後にして本日の宿泊地である益田へ。2時間半100kmの道程をノンストップで走り抜ける。頑張って辿り着いたトイレ・風呂共用の宿はまるで漫画喫茶のような作りで扉は蛇腹カーテン。衝撃。
 本日の走行距離は243.3km。島根の神社8社を巡る旅はお腹いっぱい。


四日目 ------------------------------------------------------

 三年前の正月ツーリング(2022新春)で死ぬ思いをした国道191号をリベンジ。道中あの凍りついた路面を思い出しながら走る。聖湖は垢抜けないダム湖でガッカリ。三段峡はじっくり時間を掛けないと見ることが出来ない感じだったのでスルー。
 安芸太田から国道433号にて三次へ。下調べなしで走った433号はなかなかの酷道で、標高こそ高くないがガードレールのない極細道かつ路肩に用水溝あり。バイクだからいいけど車で迷い込んだらアウトだろ。また走っているとそこここで「神楽」の文字。北広島町には出雲地方で生まれた「石見系神楽」が伝わり、伝統芸能・娯楽として広まったそうだ。
 三次市にて「もののけミュージアム」訪問。あまり期待せずに立ち寄ったが、狭い展示室にぎっしりと資料が展示され興味深かった。企画展示された幻獣展も内容が豪華で見応えがあった。まさか人魚のミイラの現物を見れるとは。地方の展示館も侮れない。姿を絵に描いて貼ると病から逃れられるという話が幾つもある。元は同じ寓話だったのか。
 鬼・鵺・大百足・土蜘蛛退治の物語。稲生物怪録。

 広島県から再び島根へ北上。たたら製鉄を展示している「鉄の歴史村」へ。その中でも当時のたたら場が現存している菅谷たたら山内へ。もののけ姫にも出てきた「たたら製鉄」がどんな風に行われていたのかを体感。歳を重ねても新しく知ることばかり。
 ここから昨日以上に過酷な旅路。津山の宿舎まで3時間半160kmの道程。14:30の出発。夕方から雨の予報が出ているのでノンストップで走り抜けた。ラッキーなことに快速路ばかりで時間短縮。走行中小説について考える。「死に方」「人生」についての様式。金持神社?調べると「鳥取県日野郡日野町金持」という場所という。
 17:30には津山到着。図らずも初日の湯原ICすぐそばまで帰ってきたことになる。
 今日はよく走って走行距離394.2km。


五日目 ------------------------------------------------------ 

 今日は帰るだけ。ゴールデンウィークの中日なので渋滞は心配ないだろうと軽く考えていたが、高槻~大津で20kmを超える渋滞。このボトルネック渋滞は新名神が開通するまで無くならないだろう。

 9:00出発。津山IC~勝央SA(お土産、金太郎終焉の地)~赤松PA(渋滞とルートの確認)~高槻JCTから大津SA前まで大渋滞~土山SA(給油と休憩:長篠設楽原付近で事故渋滞。東名にて躱すか検討していたが、付近へ着く頃に渋滞解消された)~駿河湾沼津SA(給油:給油ランプ点滅して50kmほど走る。給油量10Lなのでまだ余裕だった。最悪なことに大井松田~御殿場間で事故渋滞発生。毎度のことながらイラッとする)~足柄SA(休憩)~17:00足柄SIC
 小山市街を通って渋滞をすり抜けるも246号も大渋滞。途中グーグルナビが示した沼津で降りて箱根を越えるルートの方が断然早かったな。まあ無事帰宅できて何より体中クタクタだわ。
 本日の走行距離588.1km。GW島根ツーリング総走行距離2,219.3km。走ったなー!

2025年3月15日土曜日

2025春 カスイチ

  やっと暖かくなってきた3月中旬。それでも山間部はまだ雪が残るため、平野部でのツーリングを企画。常総ツーリングに出掛けた。


 この所CTX700の調子が悪い。センタースタンドの取り付けとマフラー交換をしてカスタムがひと段落したのに。年末年始にバッテリー不調となってから、ずっと始動不良の症状が出続けている。
 年末に用意したバッテリーを再充電したが起動できず。寿命となったはずの古いバッテリーで起動できたりと原因不明。安物だから悪かったのかと考えバッテリーを買い直し。不測の事態に備えジャンプスターターまで用意することとなった。痛い出費。
 バッテリー交換をして起動させると、最初引っ掛かるような感じだったが、ほどなくしてエンジン始動。やっぱりバッテリーの電圧不足が原因?


一日目

 ミュージアムパーク茨城県自然博物館を最初の目標に出発。首都高経由が距離的に近いが、渋谷線・向島線で渋滞の発生が確実なため、遠回りだが圏央道で向かう。圏央道は車線減少となる五霞IC付近でボトルネック渋滞が発生したものの、概ね順調に走ることが出来た。
 久しぶりのバイクツーリングだったので、博物館見物に時間を割くより乗車時間を増やしたくなり、ミュージアムパークを見送ることにした。

 足を伸ばして山岡家牛久店へ。ここは山岡家の記念すべき第一号店である。しかし店頭店内とも何の特別感はなく、どこにでもある山岡家の一店であった。ネギラーメンを注文。変わらぬ美味さだった。
 次は美穂トレーニングセンターへ。ターフプラザからトレセンを見学できると思ったが、まさかの木曜日休業。調べた時は営業してるとなっていたのに。それでも雰囲気だけでも味わおうと立ち寄った。トレセンそばの駐車場には90年代の名馬を冠した馬運車が何台も停まっていた。当然ながら敷地内へは入れず。

 美穂トレセンを過ぎて霞ケ浦へ。以前も湖畔を巡ったことがあるが、今回はぐるりと一周してみたい。「霞ケ浦一周=カスイチ」というらしい。


 海のように広大な霞ケ浦だが、潮の満ち引きや波がなく、潮風の臭いもしない。川のような流れもなくただ静かであった。湖畔道路がサイクリングコースとなっていて、一部入り組んだ道となっているが道路上に案内が描かれているのでわかりやすかった。

 途中いったん湖畔コースから離れ茨城空港へ。こちらには「F4ファントム」が展示されている。併設されている百里基地にも戦闘機の展示があるそうだが、残念ながら平日は見学できない。
 こじんまりとした地方空港である茨城空港。ぱっと見はフェリー港のようだ。二階には見送り用の展望デッキがあり、遠くでF2戦闘機が訓練の発着を繰り返していた。

 その後、霞ケ浦へと戻り、ついでとて北浦も周る。
 本日384.5kmと結構走ったが、起伏のない関東平野ツーリングは少し退屈だった。本当はすぐ近くにある筑波山へと足を伸ばしたいのだが、二輪通行禁止区間が多いのがネック。


二日目

 東国三社の内、未訪問となっていた息栖神社へ。広大な鹿島神宮に比べればこじんまりとしていた。香取神宮とあわせてパワースポットを形成しているという触れ込みにしてはという感じ。


 利根川を渡って千葉へ。国道44号線を進んで成田空港方面に出る。迫力ある旅客機の発着を間近に見れると思ってGoogle Mapに乗っていたスポットに立ち寄ってみるが、どこも肩透かしだった。福岡空港でも同じような経験をしたなと思い返す。

 その後、芝山古墳のはにわ博物館から九十九里道路、鴨川から県道34号という予定だったがCTX700の調子が悪い。息栖神社を出発してすぐに立ち寄ったコンビニでエンジンが掛からなくなった。何度かオンオフを繰り返したら復帰したものの、嫌な気分となってしまってのんびりツーリングをする気になれなかった。千葉は何度も来ていることもあり、新鮮味が少ないのも原因。そのまま帰路に。
 最初は下道を通って帰ろうと思ったが、渋滞がひどくてすぐ却下。東関東自動車道に飛び乗る。しかし首都高に乗ってすぐに渋滞発生。湾岸線~渋谷までずっとノロノロ運転。やっと走り出せたかと思ったら、東名も横浜町田から事故渋滞とのこと。お金を払うのが馬鹿馬鹿しいので川崎で降りて246号へ。こちらも厚木までずっと渋滞していた。最悪。

 せっかくの遠出だったのに、まったく楽しい気分になれないツーリング二日目となってしまった。今にして思えば九十九里方面へ出れば良かったと反省。CTX700の不調はどうしたもんか。2りんかんに持って行って一度診てもらうか。

2025年1月5日日曜日

2025 新春「紀伊」②

 三日目

 さあ新春初試しエンジンスタート大会開始。JAFにも入ったしスタンドの位置も確認した。最悪の場合にどうするかは考えたので後は神様にお祈りしてエンジン始動。

 掛かった!!

 さすが大吉パワー。ありがとうございます。

 ホテルを出てすぐ神倉神社が見えた。また必ずお参りに行きますと祈って新宮を立つ。熊野三山の最後「熊野那智大社」へ。那智の滝へは何度も訪問しているが、那智大社をスルーしてきた。これは自分の不信心によるものなのだが、自分の中では滝こそが祀るべき対象と感じていた為。
 駐車場を後にし参道を行くと石階段がそびえ立っていた。こちらも500段近い階段があるそうだ。途中何度かの休憩ポイントがあり、神倉神社ほどの勾配ではないのが救いか。熊野三山は元々本宮と速玉の二社で、那智は修験場だったのが理解できる。ゼーゼー言いながら拝殿を目指した。

 熊野那智大社も速玉大社と同様、建築物が朱塗りとなっている。拝殿はさらにこじんまりとしているが、護摩祈祷や大樟胎内くぐりなどがあって密教の雰囲気がある。隣には青岸渡寺や再建された三重塔が立ち並び、彼方には那智の滝が流れ落ちる遠大な景色。見映えはここが一番ではなかろうか。

 熊野三山巡りを終え、本日はこれまで紀伊半島ツーリングをしながら回収できなかった観光スポット巡り。

・「橋杭岩」
 大抵潮岬へ立ち寄るので、ここにも止まるという選択が出来なかった。国道沿いにバイクから眺めることが出来るということもある。良く見ればなるほど確かに奇怪な光景で他に類を見ない。ゴジラの背中と称するのもよくわかる。

・「三段壁」
 まあ良くある断崖絶壁で東尋坊のようなものか。白浜温泉へ来た観光客の立ち寄りポイントといった感じ。空港が近いからか中国人観光客多し。怪しい洞窟見学エレベーターにお土産屋のコンボ。どこにでもある風景を名勝化する手口。

・「白崎」
 毎度行こうと思いつつ、国道から少し離れる為時間が取れなかった。真っ白な石灰岩が特異な印象を醸し出す。が、何でここだけ白いの?と不思議になるがその答えが掲示されていなかった。公園内にある道の駅に行けば資料があったのかも。

 道中定番の「岩代駅」に立ち寄り山浩子のテングサの歌を聴く。しかし初めて訪問した時の感動はもはやなく、ルーティンで立ち寄っているだけな感じ。次は来ないかも。駅入り口の交差点には信号すらない、何もない無人駅だからな。

 今朝エンジンが一発始動したことで気が大きくなり、和歌山2りんかんへは立ち寄らずホテルへ向かうことにした。白崎からホテルまでの道のりは思ったより遠く、宿泊地の紀の川へ到着するころにはあたりは真っ暗になってしまった。

 本日の走行距離269.4km。意外と距離走れてないのは沿岸部のクネクネ細道が多かったからか。


四日目

 今日は訪問予定が白紙。奈良、京都あたりを走ることになるが、渋滞の具合によりどこまで行けるか想定できなかったため。昨晩一応ピックアップはしておき、神武天皇ゆかりの橿原神宮と橿原陵、法隆寺。また大神神社、石上神宮あたりを再訪してもいいかもなんて思っていた。
 昨晩の宿はルートインだったのでのんびり朝食バイキングを楽しむ。出発は9:00と遅くなったが、何々急ぐ旅でもない。エンジンは一発始動とならず少しばかり焦る。何度か時間をおいてセルを回した所なんとか始動。怖い怖い。

 紀の川沿いに東へ走っていけば、高野山、九度山といった案内標識を見掛ける。割と近いのねという感じ。テントを積んで予定なしのキャンプツーリングもありだな、なんて妄想するが、実際やれば行き先がグダグダになってあまり面白くないんだろうな。
 国道169号にて北上開始。明日香に辿り着く。いよいよ古代の杜奈良盆地だ。思っていたより狭い道を抜けて橿原神宮を目指すが大渋滞。警察まで出て規制を掛けている。自分が知らなかっただけで橿原神宮はメジャーだった?今度奈良出身者に聞いてみよう。あっさり行くのをあきらめて渋滞から逃げ出す。
 次は法隆寺を目指すがのんびり走った結果、いつの間にかお昼になってしまった。調べると法隆寺周辺も人出が多いようだ。訪問予定の奈良・京都の集客力は所詮地方霊場である熊野三山とは比較にならないようだ。ましてや三が日の初詣期間だしな。

 ぱっと切り替えてここで新春ツーリング終了。帰宅することに決めた。本日の宿は快活俱楽部の個室なのでキャンセル料はとられないし、今朝エンジンが始動しなかったのが頭に残る。宿泊代を一日ケチることができるし、無理せず帰るがベター。京都はまた来よう。

 名阪国道にて三重へ。亀山周辺で渋滞しているのでこれを避けて旧R25を進みJCTから新名神へ。みえ川越の先で再び渋滞発生。ちょうど給油タイミングだったのでR23に降りる。しばらく国道を進んで渋滞をやり過ごして伊勢湾岸に乗り直す。

 あとはしばらく渋滞無し…のはずだったが、新東名岡崎から大渋滞発生。なんか情報を誤認していたみたい。だから東名への入口が混んでいたのか。さらに雨雲発生で全身ずぶ濡れ。防寒着を着込んでいるので雨が進入してこないことが救い。とてもじゃないが渋滞に付き合う気にはなれず、すり抜けしながら先を急ぐが、結局新城まで断続渋滞は収まらなかった。
 ここから御殿場までは快適。三車線を120キロでかっ飛ばす。長泉沼津ICにて新東名を降り、箱根峠から旧道で小田原へ。何だかんだ結構時間が掛かり、自宅帰着は20:00となった。
 急な予定変更だったが休みが一日多くなるので良し。

 本日の走行距離522.2km。四日間合計1,384km。