5年は乗るつもりだったトヨタiQ。しかし仕事で車中泊的な使い方を強いられる場面が多く、ただでさえ狭い室内にシートリクライニングも途中までしか出来ないなど、iQの快適性の低さを痛感させられた。
それでもこの春スタッドレスタイヤを買ったばかりだし、デジタルミラーや高級シートカバー取り付けなど、こだわってお金を掛けた所もあり手放すには惜しい。超小型な車体による取り回しの良さや唯一無二な見た目などもお気に入りではあった。
悩みつつ結局車検を気に乗り換えることにした。バイクもそうだが自分は移り気というか、同じものを長く愛するということが出来ない性分なのか。
購入候補としては車内でゆっくり寝れること。以前調べた際いくつか候補は上がったが、弾数豊富で手軽にフラットフロアが実現できるということでフィットを選択。二代目フィットは以前乗っていたので却下、四代目はまだ高いし数年でフルモデルチェンジ確定なので買い時ではない。結果、値段もこなれ始めた三代目はどうかと思った。
調べ始めて装備的に不満はなくシートアレンジも豊富。検討のきっかけとなったリクライニングも問題なし。ただし後席を倒した際のフラットフロアは若干狭め。またよく遊びに来る叔父さんが四代目を乗っているのが残念。どうしても負けた気にはなる。実際お金も持ってないし人生的に負けているんだから仕方ないが開き直れない。
なんて考えてた時、そういえばフィットを縦に伸ばしてステーションワゴンにしたシャトルというのがあったなと思い出す。調べれば二種類あり、二代目ベースのフィットシャトル、三代目ベースのシャトルというラインナップ。現行機種は無く常に最新バージョンであるというのはプログレ、iQに続いて良い感じ。
伸ばされた荷室によってフラットフロアは十分な広さに。フィット譲りのシートアレンジはそのままに車中泊には持ってこいの車に仕上がっていた。
またハイブリッド、DCT、先進安全装備(ホンダセンシング)が装着されたグレードがあり、一度は試してみたい機能。それらが装着されたグレードは100万円オーバーと当初考えていた50万~100万円を越えてしまう。
そんなこともあり似たような車をいくつか検討。先代に当たるフィットシャトル、モビリオスパイク、ジェイドなど、ホンダ車を中心にピックアップしたが年式がかなり古くなることもあってシャトルと比べると魅力に欠け、積極的に買い替える動機付けにならない。
貯金も貯まってきたことや中古車で100万円は普通の予算と考えるとこれくらいは出さないとだめかと割り切れるようになった。
またレビューなどによる評判やYoutube動画などを調べると意的な意見ばかり。もしや隠れた名車?感に惹かれ色々考えた末シャトル購入を決めた。
一度ハイブリッド車を走らせたかったこともあり、ハイブリッドモデルから選定することは決定。プリウスのようなスティック式シフトレバーも楽し気。興味深いDCTもハイブリッド車にしか装備されていないし。
ただし当時のホンダハイブリッドシステムであるi-DCDという機構は癖があり、日光いろは坂に代表される渋滞登坂といった充電がなくなってしまう場面にて、クラッチが過熱して走行不能になるといった構造的欠陥がある。
システムをよく理解して使用すれば問題はないようだが、ここは若干の不安点か。
外装は前期、後期の二種類。ほぼ一緒だがバンパー、フォグランプ、リアランプなどの形状が水平基調に変更された。後期型の方が落ち着いた感じで好みだが、年式が新しくなることもあってか相場が30万円ほどアップするので見送る。
また中期型とも呼ぶべきマイナーチェンジが行われ、ホンダセンシングが全車装備となった。違いはオートクルーズコントロールが前車追従式になることや、運転補助機能がつくことなど。ここも20万円くらいの違いとなる。
まとめると前期100万円、中期120万円、後期150万円くらいの相場感。ここにグレードや走行距離の違いが乗っかって来る感じ。
最初は100万円以内で…と考えていたが、ここは少々高くても先進装備を全部乗っけた中期以降にしようと思い切る。いつもそうだがどんどんベースラインが上がっていってしまう。
グレードは3種類。ベースモデル、X、Z。
ベースモデルとX、Zは装備が段違い。せっかく中古で安いということもあり、XかZに決める。最上級グレードはZだがXとの装備差はあまりなく、屋根のシートレールとタイヤのインチ違いくらい。
Zの16インチは乗り心地が悪くなると評判は良くない。また最小回転半径がXは5m以下とフィット譲りの小回りに対しZは5mオーバーとなる。運転はあまり得意ではないので、少しでも取り回しの良いXで考えることにした。
神奈川県にあるハイブリッドXの中期型はほぼなく、前期型のZか中期以降のベースモデル多し。調べてる中に以前フィットを買った海老名の中古車屋「ムラトミ」にて前期型のXが62万円と格安の車体があったので実車の感覚を体感しがてら見に行く。
実車は思っていたより大きくしっかりとした印象。フィットの派生車種とは思えない立派さ。乗り込みもし易く5ナンバーボディは大きさも手頃な感じ。
安さが売りのムラトミだがドア周りやキャビンのあたりが傷だらけで、安いとは言えこれでは…と引くレベル。下取りのiQも値段がつかないというし、値付けや見積もりが人によって違うなど売る気を疑ってしまう。こりゃ無理だと諦めるがシャトル本体には大満足。条件を少し広げて東京、埼玉、千葉あたりに候補を広げることにした。
候補を広げる中で思い出したのが、前回iQを購入したWECARSで、確かに悪名高いBIG MOTERSの後継企業なので安心することはできないが、うまく利用する分には全国の物件から購入できて、問題があれば家から近くの販売店で見てもらえるのはとても安心・便利。他県で購入するのとあまり変わらない条件の車をいくつかピックアップできた。
更に今回AIを使って検討してみた。中古車は年式、走行距離、装備の違いなどがあって、一概に値段=価値とならない。安くても割高ということがあり得る。Goo.netによる物件比較の一覧を画像ファイルにして読み込ませれば、条件を全て加味した診断をしてくれるのはとても便利でありがたく、また自分では考えていなかった目線での評価も下してくれるなど便利な世の中になったものだと感心した。
AIによるお買い得ランクが上げられ、検討している間に第一候補は売れてしまい、第二候補は埼玉の物件。購入後の安心感を考え、第三候補を購入することに決めた。WECARSで販売している110万円ほどの2017年式ハイブリッドX。走行距離は6万キロ。車検がすぐに切れてしまうので車検を通してもらうことにした。
現車のiQを下取りをしてもらうこともあり、販売店にて条件交渉。物件は姫路のお店から陸送するため、その費用が2万円。車検がだいたい10万円。ほかに5年間保証が10万円ということで総額が130万円。iQの下取りと相殺して総額120万円ということで、想定の通りに収まる金額になったので決定。購入を決めてしまった。





