2026年9月23日水曜日

ゲーム短評

調べてみたら今年になってゲームレビューをしていなかったようなので、まとめて短評を書く。少し手をつけただけのものは割愛している。

3/6 ぽこ あ ポケモン
 一時ずっとはまってしまった。ポケモンが主役のサンドボックス。クリア後街の復興を楽しんでいたが、ポケモンに思い入れがないことで挫折。ドラクエビルダーズのが自分には合ってたな。

3/23 Dark Quest : Remastered
4/5 Dark Quest 4
 テーブルトークRPGの戦闘部分を抽出したようなゲーム。表現方法もゲームチップとタイルだったり、判定方法がダイスだったりと懐かく感じる。初代リマスターが面白かったので「4」も購入したが、グラフィックがよくあるクォータービューになってしまい個性を失った。またバグでやり直しが頻出したので投げてしまった。

5/27 ドラゴンクエスト7リマジンド
 ロト三部作のリメイク手法「HD2D」ではなく、ジオラマ風世界とドールチックで描かれ、こちらの方が鳥山明ワールドには合っているのではないか。また色々面倒な仕様の多かった「7」をスマートに改善してサクサク進められるようになった。
 しかし「7」のお使いチックなストーリーを払拭するまではできず、いまいち感情移入できなかったのは残念。

6/25 スターフォックス
 グラフィックを今風にリメイク。3DS、WiiUと似たようなリブートが行われ既視感あり。何度も遊んで腕を磨くという、昔ながらのシューティングゲームの作法もそのまま。原作を越えようともしてない感じなのは、ちょっとチャレンジングスピリット無さ過ぎない?

7/2 リズム天国ミラクルスターズ
 久しぶりのシリーズ新作。見た目に反して結構難しい。息抜きにチョイチョイと遊ぶのが良いが、ある程度習熟を積まねばならぬ所もある。

7/24 スプラトゥーンレイダース
 ひと目いまいちと思っていたが、遊んでみたら結構楽しいハクスラシューティング。もっとタワーディフェンスチックなCoopゲームにしても良かったのではと思ったが、開発陣はスプラトゥーンの良さが半減してしまうと判断したらしい。
 Switch2の性能がないと作れなかったとのことだが、スリミ連合がスライド登板されていたりとダウンロードレベルと言われても仕方ない感じ。

 7/29 パタポン1+2リプレイ
 愛らしいパタポンたちを指揮して戦うリズムゲーム。ライトな雰囲気だが難易度は高め。敵の行動にあわせて攻撃、回避とか考えてるとお手てのが留守になってしまう。


 購入後手をつけていないのが以下のゲーム。

・バイオハザードヴィレッジ
・バイオハザードRe:4
・リトルナイトメア2
・ハーストーリーズ
・ソニックフロンティア
・十三騎兵防衛圏

 Switch2パッチの出たゼノブレイドや続編のアナウンスされたDiablo4も再び遊びたいが時間が足りぬ。

2026年9月9日水曜日

バックルームズ

  映画「バックルームズ」を観て来た。
 ただの壁に秘密の扉があり、そこは通路と部屋が延々と続いている。ワンアイディアで生まれた物語に興味をそそられていたが、いざ鑑賞しようと思い冷静になると、「キューブ」や「ソウ」のようにアイディアだけの出オチ的展開が予想され、かなり期待値は下がった。
 実際観て来た映画は予想通り大した内容もなく終始。こうしたアイディアを活かしつつ、面白い映画にする難しさを改めて感じた。
 また鑑賞前にもらったチラシにはネタ元が「SCP財団」であることが明かされ、尚更ストーリーは無意味なものになるだろうなと思わされ、その通りであった。
 唯一面白かったのが、つかまったセラピストが捕縛から逃れるため、いったんは相手に迎合するような嘘を言っていたのが、ついにぶち切れて「そんなの知るか!全部お前のせいだろう!!」と叫ぶシーン。緊迫した場面のはずなのに、思わず笑ってしまった。


(あらすじ)

 家具屋を経営していたクラークは地下室に「秘密の扉」を見つける。その先は延々と通路と部屋が続いていた。セラピーを受けていたメアリーに秘密を打ち明けるも信じてもらえず、助手を連れて調査へ出掛けて失踪する。
  メアリーはクラークを探して家具屋へ。彼が言っていた「秘密の扉」を見つける。そこはクラークのトラウマが具現化されていた。クラークはメアリーを捕縛し、自分に都合の良い結論を出そうとするが、メアリーに真実を告げられて彼女を開放する。
  しかしクラークの分身でもあるフック船長が現れ、クラークを殺すとメアリーにも襲い掛かってくる。船長から逃げるメアリーは防護服に身を固めた者に救出される。
 秘密の扉から続く迷宮は新型MRIを作成する際、偶然できあがった世界であった。

2026年8月28日金曜日

まどか★マギカ ワルプルギスの回天

 まどか★マギカの新作「ワルプルギスの回天」を観に行った。十数年ぶりの新作で初日ということもあり、お昼の上映回だったが割とお客さんの入りは良かった。入場特典は色紙とポストカード。豪華。そこまでしなくても来場は見込めるだろうに。

 前作の衝撃的なエンディングからほむらとまどかによる善と悪の戦い…と思わせつつ、かなり肩透かしの内容だった。
 アクションシーンは盛り沢山だったが、それだけに考えさせられるシーンが少ない。長い間待たせた続編にしては残念な作り。賛否の分かれる前作ラストから十数年の長い月日はファン同士で様々な考察を産まれさせただけに、あっさりとした解答となってしまった感はある。
 前作の結末を受けて、悪魔となったほむらが堕落への誘惑を行うという期待膨らむオープニングは良かった。しかし物語は新キャラ三名の登場と紹介、違和感のある世界への疑問という前作を踏襲した流れに進んでしまい困惑。
 思っていた物語とは違う展開に乗り切れぬまま、最期も結局現状維持どころか元の木阿弥的展開に、ここまで待った割には必要なエピソードだったか?という疑問だけ生まれてしまったのは残念だった。
 特にボロボロになったキュウベェに関する落とし前は全く描かれなかったばかりか、ラストは魔女を復活させる手掛かりを見つけたようなエンディングともあって、物語は進展するどころは元に戻ってしまった感。長い時間待ったファンに対して、その甲斐がなかったと言われても仕方ない出来栄えだった。
 結局、世界のために自己を犠牲としてエゴを捨てるのもやむなしなのか、自分のエゴが大事で世界は二の次とするのか、どちらが正解なのかについて製作側が腹をくくれなかったのが原因なのだろう。


【あらすじ】

  街に広がる噂話。トカゲの電話のお話し。これを見つけた少女は悩みを解決してもらうかわりに魔獣狩りをさせられる。これは悪魔と化したほむらの仕業であった。
 魔法少女以外の狩り手を用意するほむらは、キュウベェに新しい魔法少女の勧誘をしないように言う。しかし街には三人の新しい魔法少女が現れた。
 一人はセルマという小さな少女で渚と仲良くなる。一人は紫丁香、杏子と同郷。一人は何故かほむらとそっくりの容姿で不詳の人物。

 その企みを暴こうとするほむらとさやか。行きつく先は名塚底根(=魔女のライブラリー)だった。まどかの犠牲で魔法少女は魔女にならない=魔女のいない世界となったはずだが、ここは理の外の世界。まどかによる救済が行われる前の少女の絶望から生まれたものの聖地。魔女の世界の者がここを通して現世(魔獣の世界)へと抜け出して来ていた。
 三人はあちらの世界の元魔女。一度は連環の理によって救済されたが、ほむらによって剥ぎ取られたものを取り返しに来たのだ。

 紫丁香は魔法少女の馴れ合いに馴染めず魔女へ戻ってしまう。
 セルマは計略によってまどかを魔女にし、希望から絶望への転移によって生まれるエネルギーをキュウベェへ還元しようとする。
 不詳の少女はまどかと同じく「すべての魔法少女を救う」という祈りで魔法少女になったが、祈りが叶わず最強の魔女「ワルプルギスの夜」になってしまった。

 最期は覚醒したまどかによって全てが救済され、まどかも理へと還っていく。一旦はそれを見送ろうとするほむらだったが、悪魔はまどかを救える唯一の存在と周りから励まされ、再びまどかを奪還を試みも叶わず。まどかは去るも、ほむらは笑顔で終える。

 キュウベェは名塚底根を見出してエンド。

2026年8月16日日曜日

「オークストリートの異変」「スパイダーマン:ブランドニューデイ」

  先日アマゾンプライムにて前々から企画していたスパイダーマン映画シリーズを一気見した(サムライミ三部作とアメージングのぞく)。元々スパイダーマン映画は評判が良く、また最近流行りのマルチバースの先駆けと言われていたので興味深く鑑賞したが、前評判に違わずとても面白かった。特にアニメ版のスパイダーマンが良かった。
 今作「ブランニューデイ」は実写版の前作「ノーウェイホーム」から5年ぶりの新作であり、マルチバースの先駆けでなれど悲しい締めくくりとなった前作をどのように回収するのかが気になり、これまで上映に駆け付けていなかったシリーズなれど、わざわざ足を運んでしまった。
 お盆休みで時間もあったので他にないかと思ったら、JJエイブラムズの恐竜映画「オークストリートの異変」が封切されていたのでついでに鑑賞することにした。

 プログラムの関係で「オークストリートの異変」を先に鑑賞。
 かつてスピルバーグの後継と言われていたエイブラムズ色が存分に発揮された映画だった。不条理なタイムスリップには突っ込みどころ満載。一見ご都合主義的なファミリー映画なれど、主人公を子供目線に落としきれない点や、残酷描写、性描写から一貫性を感じられず。ちょっとちぐはぐな感じ。
 まさかの父親リタイヤだったが、これはラストの逆転劇への伏線。タイムパラドックスを完全無視したご都合主義だがこの映画にはお似合い。まあほんわかとあたたかくなる映画だと思った。
 なお題名がクトゥルフ神話的で良き。出てくる恐竜はことごとく羽化しており、ジュラシックワールドで規定された恐竜像から現代風解釈の恐竜像へとブランニューアップをしようとする思惑は感じた。割にジュラ紀と白亜紀の恐竜が混在するのはどうかねぇ。
 登場人物が前景で演技する影で恐竜がちらりと通り過ぎるような演出はとても良き。

 次いで「スパイダーマン:ブランドニューデイ」。
 シリーズを一気見したので前作の終わりがどうも思い出せず、ファーフロムホームとごっちゃになってしまう。徐々に話を思い出して、ああそういえばピーターは自分の存在の記憶を全て消去してしまったんだなー、というのんびり鑑賞だったが、実はこれが本作の大きなテーマであった(当たり前)。
 意外な人物が敵役となっていたり、最後に逆転劇が行われたりとボリューミィな展開。しかしずっと登場して来たフランクに対して「誰?」と思いながら観ているレベルのライト層なので敵役の素性にもまったく興奮できなかった。んー自分はマーベルシリーズを楽しめる下地がなさすぎるのかも。
 ドクターストレンジによって失われた記憶は蘇ることがなかったのは良かった。ご都合主義で深層心理に隠された思いや記憶が思い出されるというありがちなストーリーに背を向け、私はあなたを愛していないと言い切るMJが良かった。一度「記憶が蘇った」と見せて実は違うとう絶望感もまた良し。


忘れないための私的あらすじ

「オークストリートの異変」

 雷のような光に包まれてタイムスリップしてしまうオークストリート街。恐竜の跋扈する街でのサバイバルとなる。家を補修して引きこもる一家だったが、愛犬を探して息子が家を飛び出してしまう。これを追いかけて探して姉が、姉弟を探すために両親が家の外へ。

 なんとか合流する一家だったがアロサウルスからの逃亡劇で父親が命を落とす。失意の中ポータルを見つけて現代へ戻る一家。戻った時間はタイムスリップする前だったので、父親を電話で呼び出して命を救い(タイムパラドックスはあえて考えないスタンス)大団円。

 思い起こしてもテーマ性は特にないファミリーピクチャー。その割に恐竜の後尾シーンや捕食される人々が描かれたのが不思議。調べると名作「イット・フォローズ」の監督作らしく、役者たちの前景の影で恐竜たちがちらりと映る辺りに共通点を感じた。


「スパイダーマン:ブランドニューデイ」

 仲間を失い仕事に没頭するスパイダーマン。次々と人を代えて憑依する敵(ジーン・グレイ)に翻弄される。さらにクモのホルモンが異常を喫して能力が暴走し始める。

 能力を抑えるための制御チップを作り暴走を抑えるも壊れ、MJがグレイに狙われてしまい危険に巻き込んでしまう。フランクのアジトへ逃げ込む二人。MJの助けもあって制御チップを作り直す。
 ジーンはダメージコントロール局への襲撃を行う。ハルクの横やりが入るものの、フランクの手助けもあってこれを阻止。ジーンに制御チップをつけて局へ引き渡す。

 一件落着。MJを送り届けネッドとも親交を深めるが、やはり記憶が戻ってくることはなかった。しかしMJが憑依された際の違和感から実はダメコン局の長官の嘘を悟り、今回の黒幕が誰だったのかを知ることになる。

 スパイダーマンはジーンが拘束された島に向かい救出を計る。姉の最期を知ったジーンは能力が暴走。衝撃波は周辺の人々をすべて停止させるほど。忍者たちに苦戦するスパイダーマンだったが制御チップを外して逆転、長官への復讐を遂げようとするジーンを止める。
 事情を把握できていないフランクは騒ぎの現況たるジーンを射殺しようと狙撃するが、スパイダーマンが身を挺してこれをかばって倒れた。意識を失う彼に対し、祈りをささげる人々。一命を取り留めたピーターは、フランクの機転で病院から逃げ出した。

 実はすぐにあらすじを思い出せなくなってた。ミスリードをさせたいが為、話がこんがらがってわかりにくい。更にフランクって誰?という感じの自分には登場人物が多くて尚更。
 前作でピーターの記憶がなくなったMJ、ネッドたちとの交遊がメインだったはずだが、ヴィランであるはずのジーンが悲劇的展開をするので、全体として混乱かつ個々のエピソードが薄まった感。

2026夏 福島~山形~新潟~長野②

 三日目

 今日は台風15号が上陸。本土を東から西へ逆モーションで通り抜けるらしい。北陸方面は夜中に通過するようだが、お昼を過ぎたあたりから雨マークが出始める。それまでに宿舎の長野まで走り切りたい。

 新潟市街散策を昨日終えたが、萬代橋に立ち寄っておくことに。新潟市は都市バイパスがあり道幅も広く整備されているが、一部で一方通行も多く走りにくさも感じた。

 国道402号を通って新潟を後にする。越後七浦シーサイドラインと名付けられた道で二度目の利用。前回通った時は滅茶苦茶暑かったことと、開放感に満ちた気持ちのいい海沿いの道だった記憶がある。
 薄曇りの空の下、笹川流れのような奇岩が時折現れる海岸線を走り続ける。暑さがしのげるのはむしろ良かったか。残り少しの所でシーサイドラインを別れ、一つ目の目的地である弥彦神社へ。そばには弥彦山スカイラインという楽し気な道があるが、あいにく二輪車は通行禁止となっている。

 山の中にあると思っていたが、神社は弥彦山を下りた麓にある。手水舎の手前には小川が流れ、石段で下りることが出来るようになっている。かつてはここで身を清めたのだろう。伊勢神宮の五十鈴川と同じだ。
 二の鳥居前には神木があり、手のひらを天に向けたような形状で見事。広めの境内の奥には立派な拝殿が建っていた。
 弥彦神社は将棋倒しになって百人以上の死者を出すという大事件があったそうだが、境内を散策する限り何故それほどのことがと疑問になった。調べたら拝殿前の石段が現在より急で狭かったとのこと。一の鳥居から二の鳥居へ向かう参道が途中で直角に折れるようになっているのも、事故を受けて改修したのかも知れない。

 参拝を終えて再び海岸線沿いを走る。神社の周辺では良寛、酒呑童子神社などが目に入った。柏崎を通り過ぎ上越で昼飯。当初予定では長岡の青島食堂にて生姜醤油ラーメンでもと思っていたが、思いのほか順調で時間が合わなかった。
 また道中、道の駅「天領の里」を越えた所で通算走行距離30,000Km達成。

 ここで日本海と別れを告げ、国道18号沿いに長野方面へ。妙高山はあいにくの曇り空で見ることが出来ず残念。野尻湖で途中下車。野尻湖ナウマンゾウ博物館へ。
 野尻湖の辺りは縄文人の狩場となっており、狩猟で使われた石器とともにゾウやシカの化石が見つかるそうだ。日本にゾウがいたのは何とも不思議。
 湖畔は観光地となっており、有料駐車場とお店が並んで景観を見ることも出来ず。少しだけ湖周辺を周ってみたが、途中で通行止めとなっていたので引き返した。釣りやカヌーを楽しむ姿が多数見受けられ、この辺りでは定番の避暑地なんだろう。

 お昼を回って徐々に雲行きが怪しくなってきたので宿舎へ急ぐ。真光寺ループ橋、戸隠バードライン、七曲と行ってみたかったスポットを巡る。所によってポツポツと雨も降り始め、戸隠神社巡りは翌日に延期。時間調整にと善光寺に立ち寄る。
 「一生に一度は参れ善光寺」と言われる高名なお寺だが、これまで何度か長野へ来つつも立ち寄る気になれず。お参りすれば極楽浄土へ行けるという信仰が胡散臭いというか、お寺や仏教というものへの嫌悪感がある。もっとも明治期前の神仏習合していた時代を思えば、寺と神社の違いや神と仏の違いなど些末なことかもしれないが。
 境内は観光客で溢れかえり、インバウンドの外国人も多かった。諸堂を参拝するにはそれぞれ参拝料が必要で、拝金主義か思わせる。まさに坊主丸儲けの図式には元々の悪印象も相まって辟易としてしまう。
 境内や御堂の中に仏像が立ち並ぶさまは偶像崇拝の極み。ありがたがって仏像を撫で、御香の煙を頭にかける参拝客の姿に、庶民を惑わす邪教かと感じてしまう。どうも寺は性に合わないようだ。

 善光寺を後にして宿舎へ。本日の走行距離は258km。


四日目

 台風の影響で雨雲が各地に残り遠出の出来ない一日。想定はしていたので長野市で連泊となっている。天気が回復すれば滋賀草津道路やロマンティック街道に足を伸ばすつもりだったが叶わず。
 長野市も午後からは雨の予報となっているので、今日は近場を巡る程度にしてホテルに引きこもる。計画時点の天気予報では台風は北へ抜けていく予定だったのだがなぁ。

 本日の訪問地一つ目は戸隠地質化石博物館。廃校となった校舎を利用して戸隠周辺から出土する化石などが展示されている。
 さっそく常設展示室となっている三階から見て回る。昨日訪問したナウマンゾウ博物館にもあったようなゾウの化石などが所狭しと展示されている。この山間の地方は太古の時代海だったということで、サメや貝類の化石も展示されていた。
 他の訪問客が学芸員の説明を受けており、耳に入る情報によれば戸隠=忍者は北国街道を警備するために江戸幕府によって配置されたという。箱根みたいなものか。
 二階は標本室となっていて、廃校を利用していることから怪しげな学校の生物室を探索するよう。ホルマリン漬けとなった生物標本はグロテスクでマッドサイエンティストの隠れ家を想起させられてしまった。

 思っていた以上に見ごたえのある展示で満載だった博物館の次は戸隠神社を巡る。先日の善光寺に引き続きハニワットを思い出してしまう。
 神社は五社あり、すべて周るつもりだったが、奥社へは山道を2km近く歩かねばならず、ライディングシューズでは無理と諦める。バイクでサクッと周れる宝光社、中社のみ参拝することにした。

 最初に訪問した宝光社は300段近い石階段の上にあった。パスしようか脇にある女坂から行こうかと迷うが頑張って石段を登ることにした。踊り場で休み休み、ぜーはーと息を切らしながらも何とか境内へ。息を整えてからお参りした。
 社殿のそばには御神輿が保管され、これまたハニワットを思い出してしまう。作者はここからも着想を得たのだろうな。

 帰りはサクッと女坂から降りて中社へ。こちらは駐車場も広くて参拝客も多い。立派な鳥居の先にはまたもや石階段が…。しかしこちらは宝光社のような長さではなかったので一安心。というか、訪問前にGoogleで調べてしまったよ。修験道系の寺社は長い階段が多い。山奥に建てられているし、すぐそばまでバイクで参拝しておいて何を言うかって感じだが。
 宝光社と比べて境内も広くすっきりとしていて、奥社まで行けない参拝客向けに作られ発展したんだろうなという感じ。

 雨が降りそうだったこともあり、戸隠神社を参拝して宿舎へ。化石博物館でもらったチラシにあった、長野市立博物館のモササウルス展が気になったがまたの機会にしよう(後日談:企画展ではなくプラネタリウム上映だった)。
 本日の走行距離56.9km。


五日目

 昨日行けなかった滋賀草津道路など下道でのんびり小田原に帰るつもりだったが、台風が持ち込んだ雨雲はいっこうに晴れることもなく東日本に残り続けた。予報では突発的なゲリラ豪雨が想定されるそうで、午後は完全に雨。さっさと帰宅しないと大雨を食らいそう。
 と言うことで予定を変えて高速道路でさっさと逃げ帰ることに決めた。

 長野ICから乗り長野道~中央道を想定していたが、ナビは上信越道を推奨。特に考えることもなくそちらに従う。あっ!と思い出したのは軽井沢を越えた辺り。関東方面は雨雲がのこってるじゃん!
 予想通り群馬のあたりは雨。何のために高速使って逃げたんだよ…と自責の念にかられつつ、杜撰な計画にうんざり。不幸中の幸いは雨が降り続くこともなく、高崎あたりで雲が切れたこと。途中ぱらりとにわか雨に遭遇することもあったが、懸念していた大雨には当たらず小田原まで走り切ることが出来た。
 さらに驚きだったのは長野から給油なしで来れたこと。案外近いんだねぇと再確認。
 本日の走行距離は288.2km。26夏ツーリング全体の走行距離は1,487km。一日走れない日があった割には良く走った。


追記

 ツーリングに出る前、2りんかんで12か月点検とメンテナンスアップをしてもらった。以前指摘されたスプロケットを交換。あわせてチェーンも新しくした。ついでにサイドブレーキの調整(ブッシュがちぎれていた)、グリップヒーターの確認(断線していた=とりあえず修理せず)をしてもらった。
 工賃は8万5千円ほど。本当、手のかかるバイクだよ。コンコルド効果で手放せなくなっているが、低走行中古車に飛びつかず、じっくり考えて別のバイクを購入するべきだったかと思うこともしばしば。
 まあいろいろ手を加えて良き相棒にはなっているし、このバイクだから学べたこと(DCT、クルーザーの長所短所)もあったから良しとしよう。