2026年11月8日日曜日

ホンダ・シャトル 購入

  5年は乗るつもりだったトヨタiQ。しかし仕事で車中泊的な使い方を強いられる場面が多く、ただでさえ狭い室内にシートリクライニングも途中までしか出来ないなど、iQの快適性の低さを痛感させられた。
 それでもこの春スタッドレスタイヤを買ったばかりだし、デジタルミラーや高級シートカバー取り付けなど、こだわってお金を掛けた所もあり手放すには惜しい。超小型な車体による取り回しの良さや唯一無二な見た目などもお気に入りではあった。
 悩みつつ結局車検を気に乗り換えることにした。バイクもそうだが自分は移り気というか、同じものを長く愛するということが出来ない性分なのか。

 購入候補としては車内でゆっくり寝れること。以前調べた際いくつか候補は上がったが、弾数豊富で手軽にフラットフロアが実現できるということでフィットを選択。二代目フィットは以前乗っていたので却下、四代目はまだ高いし数年でフルモデルチェンジ確定なので買い時ではない。結果、値段もこなれ始めた三代目はどうかと思った。
 調べ始めて装備的に不満はなくシートアレンジも豊富。検討のきっかけとなったリクライニングも問題なし。ただし後席を倒した際のフラットフロアは若干狭め。またよく遊びに来る叔父さんが四代目を乗っているのが残念。どうしても負けた気にはなる。実際お金も持ってないし人生的に負けているんだから仕方ないが開き直れない。

 なんて考えてた時、そういえばフィットを縦に伸ばしてステーションワゴンにしたシャトルというのがあったなと思い出す。調べれば二種類あり、二代目ベースのフィットシャトル、三代目ベースのシャトルというラインナップ。現行機種は無く常に最新バージョンであるというのはプログレ、iQに続いて良い感じ。
 伸ばされた荷室によってフラットフロアは十分な広さに。フィット譲りのシートアレンジはそのままに車中泊には持ってこいの車に仕上がっていた。
 またハイブリッド、DCT、先進安全装備(ホンダセンシング)が装着されたグレードがあり、一度は試してみたい機能。それらが装着されたグレードは100万円オーバーと当初考えていた50万~100万円を越えてしまう。

 そんなこともあり似たような車をいくつか検討。先代に当たるフィットシャトル、モビリオスパイク、ジェイドなど、ホンダ車を中心にピックアップしたが年式がかなり古くなることもあってシャトルと比べると魅力に欠け、積極的に買い替える動機付けにならない。
 貯金も貯まってきたことや中古車で100万円は普通の予算と考えるとこれくらいは出さないとだめかと割り切れるようになった。
 またレビューなどによる評判やYoutube動画などを調べると意的な意見ばかり。もしや隠れた名車?感に惹かれ色々考えた末シャトル購入を決めた。


 一度ハイブリッド車を走らせたかったこともあり、ハイブリッドモデルから選定することは決定。プリウスのようなスティック式シフトレバーも楽し気。興味深いDCTもハイブリッド車にしか装備されていないし。
 ただし当時のホンダハイブリッドシステムであるi-DCDという機構は癖があり、日光いろは坂に代表される渋滞登坂といった充電がなくなってしまう場面にて、クラッチが過熱して走行不能になるといった構造的欠陥がある。
 システムをよく理解して使用すれば問題はないようだが、ここは若干の不安点か。

 外装は前期、後期の二種類。ほぼ一緒だがバンパー、フォグランプ、リアランプなどの形状が水平基調に変更された。後期型の方が落ち着いた感じで好みだが、年式が新しくなることもあってか相場が30万円ほどアップするので見送る。
 また中期型とも呼ぶべきマイナーチェンジが行われ、ホンダセンシングが全車装備となった。違いはオートクルーズコントロールが前車追従式になることや、運転補助機能がつくことなど。ここも20万円くらいの違いとなる。
 まとめると前期100万円、中期120万円、後期150万円くらいの相場感。ここにグレードや走行距離の違いが乗っかって来る感じ。
 最初は100万円以内で…と考えていたが、ここは少々高くても先進装備を全部乗っけた中期以降にしようと思い切る。いつもそうだがどんどんベースラインが上がっていってしまう。

 グレードは3種類。ベースモデル、X、Z。
 ベースモデルとX、Zは装備が段違い。せっかく中古で安いということもあり、XかZに決める。最上級グレードはZだがXとの装備差はあまりなく、屋根のシートレールとタイヤのインチ違いくらい。
 Zの16インチは乗り心地が悪くなると評判は良くない。また最小回転半径がXは5m以下とフィット譲りの小回りに対しZは5mオーバーとなる。運転はあまり得意ではないので、少しでも取り回しの良いXで考えることにした。

 神奈川県にあるハイブリッドXの中期型はほぼなく、前期型のZか中期以降のベースモデル多し。調べてる中に以前フィットを買った海老名の中古車屋「ムラトミ」にて前期型のXが62万円と格安の車体があったので実車の感覚を体感しがてら見に行く。
 実車は思っていたより大きくしっかりとした印象。フィットの派生車種とは思えない立派さ。乗り込みもし易く5ナンバーボディは大きさも手頃な感じ。
 安さが売りのムラトミだがドア周りやキャビンのあたりが傷だらけで、安いとは言えこれでは…と引くレベル。下取りのiQも値段がつかないというし、値付けや見積もりが人によって違うなど売る気を疑ってしまう。こりゃ無理だと諦めるがシャトル本体には大満足。条件を少し広げて東京、埼玉、千葉あたりに候補を広げることにした。
 候補を広げる中で思い出したのが、前回iQを購入したWECARSで、確かに悪名高いBIG MOTERSの後継企業なので安心することはできないが、うまく利用する分には全国の物件から購入できて、問題があれば家から近くの販売店で見てもらえるのはとても安心・便利。他県で購入するのとあまり変わらない条件の車をいくつかピックアップできた。

 更に今回AIを使って検討してみた。中古車は年式、走行距離、装備の違いなどがあって、一概に値段=価値とならない。安くても割高ということがあり得る。Goo.netによる物件比較の一覧を画像ファイルにして読み込ませれば、条件を全て加味した診断をしてくれるのはとても便利でありがたく、また自分では考えていなかった目線での評価も下してくれるなど便利な世の中になったものだと感心した。
 AIによるお買い得ランクが上げられ、検討している間に第一候補は売れてしまい、第二候補は埼玉の物件。購入後の安心感を考え、第三候補を購入することに決めた。WECARSで販売している110万円ほどの2017年式ハイブリッドX。走行距離は6万キロ。車検がすぐに切れてしまうので車検を通してもらうことにした。
 現車のiQを下取りをしてもらうこともあり、販売店にて条件交渉。物件は姫路のお店から陸送するため、その費用が2万円。車検がだいたい10万円。ほかに5年間保証が10万円ということで総額が130万円。iQの下取りと相殺して総額120万円ということで、想定の通りに収まる金額になったので決定。購入を決めてしまった。

2026年11月5日木曜日

ゴジラ-0.0

  山崎貴監督のゴジラ映画二作目「ゴジラ-0.0」を観て来た。
 前作はアカデミー賞(視覚効果賞)を取るなどの評価を受けた作品だったが、個人的には日本人特有の戦争観に対する嫌悪があり肯定できなかった。アマゾンプライムでいつでも鑑賞できたが、どうも観直す気になれず。ブルーレイディスクを購入しようとも思わなかった。これについては同時期に作られた新しいゴジラたる「シン・ゴジラ」とは異なった。
 再鑑賞した感想も変わることはなく、オーバーな演技とご都合主義。そして被害者意識で先の大戦を振り返るスタンスは受け入れられなかった。

 今回の「ゴジラ-0.0」は前作の完全続編。奇跡的に生き残ったヒロイン大石典子とその要因となったゴジラ細胞をキーに物語は進行する。また今回は敵対怪獣として何とキングギドラが登場。いくつかのオマージュシーンや初の映像表現となった引力光線は見応えがあった。
 いつもの通り事前情報を得ないようにして鑑賞したので、ここまでしっかりとしたキングギドラだったことには驚いたが、その登場自体は予告編の時点で特徴的な甲高い鳴き声で予想されびっくりも半減。完全に隠しておいてくれればよかったのにとは思った。

 広島の原爆投下とそれに続く悲劇的な光景。ニューヨークへゴジラが進行し、熱線で焼ける人々や吹き飛ばされる街の表現など。割と衝撃的な映像が差し込まれるものの、反戦へのメッセージとしてでなく、怨みと制裁への妄想の表現だった。
 前作にアカデミー賞を与えた米国はこの表現をどう受け止めるだろうか。監督の毒気を感じさせた。
 物語は総じて暗い展開で終始。会場には当たり前だが子供連れも多く見かけた。ゴジラが原爆大怪獣ということは彼らにも周知のことであり、これでいいのか。自分たちだって小学生の時期に広島・長崎について学び、「はだしのゲン」や「ピカドン」などで悲惨な現実を視覚的にも目の当たりにしてきた。日本国民として知らねばならぬことであり、これはきっかけ、機会として良いことなのか。

 怪獣映画を見に来たのに、ここまで重く晴れ晴れとしない気持ちにさせられ、鬱々とした気分になるとは。鑑賞中も「なんて暗く救いのない映画なんだろう、これは娯楽作品なのだろうか」と重い気分にさせられた。前作に引き続き積極的にもう一度観ようと思えない理由のひとつにはなる。
 強いて言うと前作同様特撮シーンは素晴らしく、キングギドラとの攻防シーンは良かった。

2026年10月25日日曜日

ディガー +2作

  「ディガー」を観て来た。トム・クルーズ主演なれど珍しく非アクション物。最初の予告では老人がスコップを持って踊るという意味不明だったものが、最近は環境破壊で滅亡しそうな世界を救い出すといった「アルマゲドン」的な感じになっていた。
 物語の展開が読めず楽しみであったが、蓋を開けると幾つかの入れ子構造になった劇中劇となっていて、期待していた物語から少し外れてしまった。

 大外の舞台は環境破壊によって管理社会となった近未来。そこで上映された舞台劇「ディガー」のお話し。舞台劇というメタ展開なしに十分面白そうなストーリーだったので残念というか肩透かし。
 長回しでディガーが大演説をぶち上げる辺りが見所なのだろうが、言っていることは割とよく見かける内容で新鮮味はない。またあくまで舞台の役者が演じているという設定になっているのもまた盛り上がりを損ねている。
 ディガーを演じるカーティスという役者が役とは反対のヒューマニストで、音信不通となった娘の安否を気にし続けるというサイドストーリーに取ってつけた感があり、トム・クルーズが悪役にならないための配慮のように思われてしまった。
 メタ構造にせず、予告編通りの普通のSF映画にすれば、もっと受けが良かっただろうに。これを観に行った観客が肩透かし感から支持をせず、結果悪い評判や口コミが広まって興行収入が落ち込むのはむべなるかな。

(あらすじ)
 石油採掘会社のディガー・ロックウェルは利益を優先して都合の悪いニュースに蓋をした。結果北極の氷に切れ目が発生。流れ出した氷山は欧州へと向かい、大津波による大災害が発生する。
 さらに大きな氷山が発生。今度は北米へと流れだした為、米軍はこれを爆撃。細かく粉砕された氷山が世界各地に押し寄せ甚大な被害と環境破壊を巻き起こした。
 そんな事件を元ネタとする舞台劇が演じられる。



「ゼイ・ウィル・キル・ユー」

 予告編は流れたのに近くの劇場で公開されなかった映画。映画「サプライズ」のように猟奇的殺人鬼に襲われるヒロインが実は戦闘のプロで、逆にサクッと撃退するみたいな展開を予想していたが、そこまでプロではなかった。
 C級アクション映画で何も考えずに観るべき映画なんだろう。殺し方も展開も同じような物語が続いてラストまで行くので盛り上がらない。どこを楽しむのがいいのか。


「スマッシング・マシーン」

 上記映画と同時期に公開されていて、こちらは近くでも上映されていた。時間がなくていかなかったが。格闘興行「プライド」に出場していたマーク・ケアーを主人公にした映画。痛みをこらえるため薬物に染まっていき更生していくという物語。妻とのすれ違い。再起をかけた舞台で敗北してしまう。など、いくつかのストーリーがあるのだがどれも掘り下げが甘く何を言いたいのか良く分からない。
 ケアーの全盛期が描かれないから落ちっぷりも理解できず、だったら最後に勝利したマーク・コールマンとダブル主人公にすれば良かったのにとも思ったり。

2026年10月17日土曜日

2026秋ツーリング 悪城の壁

  お盆、シルバーウィークと台風による悪天候で楽しめなかった2026の夏シーズン。9月末からやっと気候が回復して晴れが続いている。10月10日からの三連休を利用して憂さ晴らしのツーリングに出掛けることにした。
 行き先を悩みつつ、飛騨高山のホテルアルファーワンが割と格安で予約できたので、近場から目的地を検討。立山連峰に位置する「悪城の壁」を見に行くことにした。富山のたった一か所にあるロケーションを目的に旅立つ。格好いい!

 高山にホテルをとったので、目的の悪城の壁は一泊後に訪問するとして、前後はどこへ行こうか。いくつか候補があげられ、つまるところ高山へ北から行くか、南から行くかという違い。
 北ルートとしては茅野まで出て南下。国道361号野麦峠を行く道。ただし23年秋に似たようなコース(国道158号)で向かったことがあるので今回は却下した。
 南ルート=せせらぎ街道だが、いきなり行っては早い到着となってしまうので、奥三河(茶臼山方面)へ寄り道することにした。寄り道としてはかなり遠いが、この辺は距離ガバっている。


【一日目】小田原~奥三河~高山

 まずは新東名にて西へ。浜松いなさJCTにて三遠南信道へ。ここは現在、対面通行の無料バイパスとなっている。鳳来峡IC下車。その立派な名前からいつか来ようと思っていた場所。鳳来湖や峡谷があるようだが、今回はスルーして国道151号を北上する。山間を抜けていく走りやすい幹線道路。

 小一時間ほど走って茶臼山に到着。頂上付近でポルシェ軍団に遭遇する。ドライブのメッカなのね。一帯はスキー場となっていて、山頂駐車場からはリフトなどが見られた。


 茶臼山からは茶臼山高原道路という、かつて有料だった観光道路が走っている。これを下っていくのだが、思っていたより路面は良くなく、眺望も開けていなかった。すれ違うバイクは多かったので人気のコースなんだろうね。
 国道257号とぶつかって終了。道の駅「アグリステーションなぐら」が目印。マスツー軍団でいっぱいだった。ここを少し下れば二つ目のコース「広域農道奥三河線」となる。かなり立派な道となっていて先ほどの茶臼山高原道路よりよっぽど路面は綺麗で眺望も良かった。農道ということで地図に出てこないが、隠れた名スポットだと思う。

 予定していた奥三河の2コースを周って次は国道418号を恵那市方面へ北上。何年も前に通った岩村城を過ぎていく道だった。この辺りの国道は山間部を抜けていく走りやすく楽しいルートで、信号もなく道が広く整備されていることもあって交通量がある割に渋滞もせず快適。この辺りをぐるぐる走っているだけで楽しいかもな。
 恵那峡を越えた所で毎ツーリング恒例となりつつある林道風山間部へ突入。目指すは「かもしかドライブイン」だったのだが、飲食スペースには家族連れ群が見え、ちょっとその輪に入り込む気がせず。せっかく周って来たのにスルーしてしまった。
 まあいいんだけど、こういったBC級スポットへ家族連れで来るなよ。もっと映えのするスポットいくらでもあるでしょ。子供もそっちのがよっぽど楽しいよ。こうした所はさえない孤独なライダーがぽつり、ぽつりとやって来て、挨拶もすることなく「あ・・こんな感じだったんだ」なんて半分失望しながらも、まあここまでの道のりは楽しかったなぁ、なんてボッチ心を癒す。それがいいんじゃないか。なんでもパリピ風にするな!まあいいんだけどね。
 がっかりしながら再び418号へ合流。付近のファミマで何時間ぶりかの休憩。茶臼山からずーっと走りっぱなしだった。

 本当はこのまま418号線を走り続けて「岐阜レトロミュージアム」「モネの池」からの「せせらぎ街道」と思っていたのだが、先ほどのドライブインで見た悲しい家族の風景に心をやられたことと、せせらぎ街道は何度か通ったので、せっかくだから別の道で高山に向かいたくもあり、川辺町から国道41号線にて北上することとなった。
 国道41号は飛騨川沿いに名古屋から伸びる道で二桁国道の割に広く走りやすかった。調べると国道155号だったものが昇格したそうだ。「日本最古の石」など興味深い看板や以前通った郡上八幡方面(せせらぎ街道の入口)への分岐などを見つつ高山到着。一日目終了。

 初日の走行距離は489.5km。偶然同じ宿にCTX700N乗り発見。メインスタンド、ステップをボードに交換など似たような方向性のカスタムの旅バイクだった。


【二日目】

 起床した高山から見る景色は雲り。予報では晴れだったはずだが、と思いながら出発。どうやら標高的に雲の中にいるらしく、走れど走れど雲間が切れることはなかった。
 昨日に引き続き41号線を飛騨方面へ。白川郷への分岐を見て初めて以前通ったことのある道と気付く。
 飛騨を過ぎスーパーカミオカンデでおなじみの神岡町方面への分岐で峠を越えると、雲が切れ始めた。ちょうどここが雲の境目かと感動の景色だった。ああ来て良かったなぁと思える一瞬。その後も鉱山で発展した神岡の独特な街並み、発電所、工場、川沿いのプラントといった何故こんな山奥にといった景色に心を奪われる。
 後調べれば、あの有名なイタイイタイ病の発祥地であることを知り、ただ感動していた自分の無知さに驚くとともに、いまだ学ぶことばかりと思い知らされる。必ずまた来よう。

 高山からすぐだろうと思っていた「悪城の壁」だったが、実際は距離にして100km、2時間半ほどと思ったより遠かった。黒部ダムへ向かう富山方面からの玄関口となっていたことを現地で知る。昨日のポルシェに引き続き、今度はシビックオーナーの軍団を見掛けた。
 称名滝の途中にそびえる悪城の壁だったが、時間的にあいにくの逆光だった。


 やっと目的地についたかと満足。そびえたつ岩壁は想像通り立派だった。せっかくここまできてがっかり風景…なんてこともなく良かった。

 さあ、あとは帰りだ。今回の旅はこの「悪城の壁」だけが目的だったのであとはちゃんと決めていない。帰りのルートとしては富山観光をして糸魚川に出て松本方面へと降りていくルート。飛越峡合掌ラインを通って岐阜方面へと戻るルートが想定された。
 結果、岐阜に手頃な宿が見つかったので飛越峡合掌ラインへ向かうこととなった。

 国道156号線を岐阜・名古屋方面へ南下するこのルートは蛇行する庄川沿いに走っており、岐阜と富山の県境に架けられた飛越七橋。世界遺産となった白川郷・五箇山の合掌造り集落。積雪から守るための洞門が連なる特徴的な道など、風光明媚な道となっている。

 白川郷は行ったことがあったので五箇山で合掌造り集落をたずねようか、なんて考えたが、駐車場は有料となっておりいかにも観光客向けで敬遠。続く白川郷では国道が交通マヒするほどの駐車場待ち渋滞。正直おまわり何やってんだと言いたくなるレベルでまったく道が動かなくなっていた。
 すぐそばのスタンドで給油がてら抜け道を聞き出しショートカットしたが、だったらこの道へ迂回するよう案内を立てるべきじゃないか。スタンドの店員いわく週末は毎回この有り様とのこと、前回来たときはもっと落ち着いていたが、まだコロナの影響が続いていたのだろうか。それにしてもひどかった。

 富山から岐阜まで延々と続く国道156号は、当初こそ県境の橋だー、スノーシェッドだー、なんて楽しめたが、御母衣湖を越えたあたりで食傷気味。山間なので町もなくだらだらと走り続けることとなった。山岡家のラーメンをどうしても食べたくなって探すもあるわけもなく、山岡家どころか普通のラーメン屋すら、もっと言えば食べ物屋じたいなかった。
 かくしてヘロヘロになりながら郡上八幡に到着。道の駅にやっとラーメン屋を発見。入ろうとすれば準備中!個人のラーメン屋は14時をまわると営業してないのね。
 欝々な気持ちで走り出すと「吉野家」発見!!速攻突入して遅い昼飯を食べた。

 この日の宿はかねてより泊まりたいと思っていたトレーラーハウス式のホテル。しかも一泊7千円以下とリーズナブルだった。ハウス内は想像通り普通のビジネスホテルと変わらず。しかし収納がないなど二回りほど狭く感じた。当たり前だが一階だし、目の前が駐車場なので出掛けるのには便利。途中酒のつまみが足りなくなって隣にあるコンビニまで買い出しに出掛けてしまった。
 一夜の宿としては全然あり。ただし1万円近く出すとしたら高いかな。トレーラーハウスに住もうなんて動画を見たことがあるが、住むにはさすがに狭すぎるかな。


 本日の走行距離は366.4km。山道を走り続けてクタクタ。


【三日目】

 最終日は岐阜の航空宇宙博物館へ行こうかと思ったが、明日から仕事と考えるとその気になれず、おとなしく帰ることにした。初めて乗る東海環状自動車道。ナビの表示がおかしかったのだが、どうやら山県ICから先が開通したのが去年なのね。道の案内がわかりにくく反対方向へ行くかとびびった。
 午前中に帰れたので事故や渋滞にもあわず無事帰宅。最終日はこれくらい余裕をもって帰るのがいいのかもな。

 本日の走行距離は339.4km。旅の総走行距離は1,195.3kmとなった。三日間よい天気で久しぶりにバイクに乗ったなー感あり。



2026年10月15日木曜日

バイオハザード

  映画「バイオハザード」を観て来た。
 元々プレイステーションで発売されたゲームを元とする映画で、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のシリーズ、CG映画のシリーズ、数年前に公開されたリブート作に続く何度目かのリブート作品。
 過去作やゲーム原作とは一新された物語で、ラクーンシティやゾンビが現れるという世界設定、ときおり現れるタイプライターや既視感を誘う演出だけで、オリジナルのホラー映画としても成立しうる作品となっている。
 ゴア演出やショックシーンも多数あれど、コメディタッチで進む展開。上映時間90分強と最近の映画としては短め。主人公視点のみで進んで行くこともあって観やすい。ただし最期の主人公がゾンビ化する展開はちょっとダレてしまった。

 今作は予告で流れた山小屋の扉からあらぬ方向に手足だけが現れるというビジュアルに心を掴まれた。過去観たことのないショックシーンだった。
 本編でも、避難した主人公が遠くを見ると、はるか先から一直線に老婆が走ってくるという恐怖シーンなど、センスのあるホラー表現が光る。 

 製作のザック・クレッガーは最近注目の監督。前作「WEPONS(ウェポンズ)」も評判が良かったのでAmazon Primeで視聴したが、こちらもホラーコメディとして面白かった。元々コメディアン出身ということもあり、こうしたコメディタッチの乗りが作風にあうのだろう。センスの良いホラーシーンなどはサム・ライミに続く逸材感がある。

 なおオリジナル色が強めで、ゲーム原作に出てくるクリスやレオンなどが登場しないことによる賛否があるそうだが、全く的外れな論評である。「ラクーンシティ」という名前の街を舞台にしたゾンビ映画は全てバイオハザードなのか!・・・YES!以外のナニモンでもないでしょ。

(あらすじ)
 配達人のブライアンはラクーンシティ総合病院への緊急配送を頼まれる。報酬につられ雪道を急ぐ彼は道中老婦人を轢いてしまう。警官とのひと悶着がありつつ助けをもとめて山中の一軒家を訪ねるが、感染した犬と老人からの襲撃が待ち受けていた。
 ブライアンは小屋を逃げ出したものの、車で封鎖されたトンネル内で出会った少女から腕を噛まれてしまう。
 執拗に彼を追いかける元老婆と老人。下水道などを使って病院まで逃げ込むも、噛まれた腕からは感染が広がっているようだった。死を悟り彼女への別れのメッセージを録音していたとき、病院内で生き残っていた科学者から最上階まで来れば治療薬を精製できると言われる。
 ブライアンはゾンビの襲撃を逃れ最上階まで到達。治療薬が精製されたものの、ついに感染症状が出てしまう。異形の体へと変化し始め体の自由が効かなくなるブライアン。結局投薬が間に合うことはなかった。