映画「バイオハザード」を観て来た。
元々プレイステーションで発売されたゲームを元とする映画で、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のシリーズ、CG映画のシリーズ、数年前に公開されたリブート作に続く何度目かのリブート作品。
過去作やゲーム原作とは一新された物語で、ラクーンシティやゾンビが現れるという世界設定、ときおり現れるタイプライターや既視感を誘う演出だけで、オリジナルのホラー映画としても成立しうる作品となっている。
ゴア演出やショックシーンも多数あれど、コメディタッチで進む展開。上映時間90分強と最近の映画としては短め。主人公視点のみで進んで行くこともあって観やすい。ただし最期の主人公がゾンビ化する展開はちょっとダレてしまった。
今作は予告で流れた山小屋の扉からあらぬ方向に手足だけが現れるというビジュアルに心を掴まれた。過去観たことのないショックシーンだった。
本編でも、避難した主人公が遠くを見ると、はるか先から一直線に老婆が走ってくるという恐怖シーンなど、センスのあるホラー表現が光る。
製作のザック・クレッガーは最近注目の監督。前作「WEPONS(ウェポンズ)」も評判が良かったのでAmazon Primeで視聴したが、こちらもホラーコメディとして面白かった。元々コメディアン出身ということもあり、こうしたコメディタッチの乗りが作風にあうのだろう。センスの良いホラーシーンなどはサム・ライミに続く逸材感がある。
なおオリジナル色が強めで、ゲーム原作に出てくるクリスやレオンなどが登場しないことによる賛否があるそうだが、全く的外れな論評である。「ラクーンシティ」という名前の街を舞台にしたゾンビ映画は全てバイオハザードなのか!・・・YES!以外のナニモンでもないでしょ。
(あらすじ)
配達人のブライアンはラクーンシティ総合病院への緊急配送を頼まれる。報酬につられ雪道を急ぐ彼は道中老婦人を轢いてしまう。警官とのひと悶着がありつつ助けをもとめて山中の一軒家を訪ねるが、感染した犬と老人からの襲撃が待ち受けていた。
ブライアンは小屋を逃げ出したものの、車で封鎖されたトンネル内で出会った少女から腕を噛まれてしまう。
執拗に彼を追いかける元老婆と老人。下水道などを使って病院まで逃げ込むも、噛まれた腕からは感染が広がっているようだった。死を悟り彼女への別れのメッセージを録音していたとき、病院内で生き残っていた科学者から最上階まで来れば治療薬を精製できると言われる。
ブライアンはゾンビの襲撃を逃れ最上階まで到達。治療薬が精製されたものの、ついに感染症状が出てしまう。異形の体へと変化し始め体の自由が効かなくなるブライアン。結局投薬が間に合うことはなかった。
