2026年5月8日金曜日

2026GW 舞鶴・丹後・京都 ①

  今年のGWは以前から行きたかった舞鶴方面ツーリングにした。東北、北陸、常磐などが候補に挙がったが、思いがけず安い宿が予約できたのが決め手となった。
 例年いまひとつの天気となるゴールデンウィーク。ひと月近く前の予約だったので少し心配。最悪車で行こうかと思っていたが、全行程晴れとはいかないまでもバイクで出掛けられる程度の予報となったので一安心。
 とは言え出発前日は大雨。スケジュール二日目と三日目はパッとしない空模様だった。


一日目

 自宅発5:00。少し遅い出発となり、渋滞が心配される。電動ポンプで空気を入れたらなんと充電切れというお粗末。さらにヘルメットのBluetoothレシーバーを充電忘れで使えないという始末。仕方ないので前半戦はモバイルバッテリーで充電しながら走行というさみしさ。

 新東名を順調に進んできたものの、浜松JCT~新城で事故発生。遠州森町PAにて情報収集すれば近い場所で3つ事故が起きている。よそ見でもして渋滞に突っ込んだという落ちか。この付近は上下線ともよく事故が起きているイメージ。二車線区間なので解消に時間が掛かる。
 5km程度だったのですり抜けで回避して岡崎SAにて給油。さらに伊勢湾岸道でも渋滞発生。考えてみれば大都市名古屋を通過するので交通集中するもやむなしか。10km以上つらなりすり抜けもかったるい。やっと抜けたかと思ったら新名神でも渋滞。土山から草津、京都までずっと混んでいる様子。正直ゴールデンウィークをなめてた。

 のんびりお昼過ぎまでに京都へ着けばいいやなんて考えていたが、動かない車に付き合うのはつらいし、すり抜けも神経が磨り減るのできつい。京都までは鈴鹿山脈を越えればすぐだと考え、菰野ICで下車。鈴鹿スカイライン~R422にて京都へ出ることにする。
 急遽下道ツーリングとなったが、渋滞をすり抜けるのに比べれば全然楽しい。そこそこ距離があったので休憩込み3時間ほど掛かって京都宇治に到着。最初の目的地宇治上神社を参拝。すぐそばには10円硬貨でおなじみの平等院があるのね。知らんかった。

 えらい混雑を搔い潜って神社の駐車場へ。この神社の本殿は1060年頃のものとされ、現存最古の神社建築ということ。菟道稚郎子というあまり知らない方を祀っており、応神天皇の子で仁徳天皇の弟という。
 境内はかなりこじんまりとして、本殿もその歴史を感じれるほどような雰囲気もなく、知らなければ全く気付かない。知識がないというのは悲しいこと。

 その後はいつもは高速で走り抜けるだけの大山崎を下道で抜け、府道6号~R372~R173~R9というマップル推奨快速ルートを流す。高槻までは都心部ともあって交通量も多かったが、府道へ入ってすぐに山道コースとなり、あとはそのまま福知山へ。予定していたラーメン屋「ふくちあん」本店にて夕飯となった。

 本日の走行距離は545.5km。高速降りてから200km以上走ったのかな。


二日目

 当初の予定では福知山から久美浜を経由して丹後半島を時計回りに周って舞鶴へ行く予定だったが、午後から生憎の雨予報。三日目に行くつもりだった舞鶴港散策と予定を入れ替えることにした。

 R175にて舞鶴へ。道中「ドライブインダルマ」に立ち寄る。レトロ自販機の並ぶお店とのことで楽しみにしていたが、店内はかなり狭くて自販機の種類もそれほどでもなく、少し期待外れだった。あまりお腹が空いていなかったのでハンバーガー(300円)を購入。安心の自販機バーガークオリティだった。

 次いで道の駅「舞鶴港とれとれセンター」をぐるりと一回り。生ガキや干物などがその場で調理されて食べられる。海鮮ものが好きじゃない自分にとっては特に魅力を感じない施設だった。

 道の駅を後にして、西舞鶴から東舞鶴への中間地点にある「五老スカイタワー」へ。小高い丘を登り切った山頂にあって舞鶴湾を一望できる。ガードマンが複数名体制となっていたが朝も早いこともあってかガラガラだった。
 入り組んだ海岸と小さな島々が点在する舞鶴湾の起伏にとんだ地形を見ることが出来て良い。このあと目指す海上自衛隊の護衛艦などもチラリと見えて期待を煽られる。
 なおタワー内にある狭い売店コーナーには男性スタッフが立っていて、プレッシャーのためグッズをのんびり見ることも出来なかった。ここは一考の余地があるのでは。

 さて本日の本命、舞鶴赤れんがパークへ。五老タワーや道中でもチラチラ見えていた護衛艦を間近で見るのだ。
 港内クルージング船は午前中のチケット完売との貼り紙。午後は天気が心配だなと思いつつ前売りを買おうと売り場に行くと、すぐの便にあまりが一枚だけあるという。本当かよ!と思いつつラッキーであった。

 船上ではGWではしゃぐ親族一同の団体客と一緒になり、しかも関西ノリでまことうるさい。気分最悪だったがクルージングが始まってしまえば気になることもなく、全通甲板を採用したヘリ空母「ひゅうが」を始めとして、イージス艦「あたご」や小型イージス「ふゆつき」、ステルス艦「やはぎ」を見れて最高。勢いで写真をバシャバシャ撮ってしまったが、半分以上ボツだなぁ。
 下船後1kmほど歩いて係留所へ。クルーズ船よりさらに間近で見物。しかも「ひゅうが」は艦内へ乗船できるというサプライズ。軍艦かっこよす。
 帰りがけ勢いで「あたご」の帽子まで買ってしまった。

 本日の目的である「舞鶴港で軍艦を堪能」が終了。帰り道で赤れんがパーク内を散策するも、ようするに売店の集合帯なのであまり魅力なし。お昼時ということもあり、家族連れの観光客でごった返していたのでなおさら。
 さて午後からどうするかと考えるも舞鶴市内は特に行きたい所もない。せっかくなので海軍カレーを食べようかと思ったが駐車場が狭かったので却下。映画館で時間を潰そうと思ったが、興味をそそられる作品が見たばかりの「スーパーマリオ」くらいでこれも却下。漫画喫茶でもと思ったが何と一軒もない。
 予定が決まらずグダグダするが、それもこれも午後から雨が降るいう予報で遠くまで出掛けるられないのが原因。しかし予報と違って雨が降ってくるでもなく、天気レーダーを調べても夕方まで降りそうにない。思い切って周辺をぐるっとプチツーリングに決定する。

 舞鶴クレインブリッジを渡って林道へ。一番見晴らしの良さそうな空山展望台を目指す。道中は落石と倒木だらけ。あまり車の往来が無い感じ。到着した展望台から見る若狭湾と半島の島々は、どんより曇り空が水平線とほどよく交わり、神々しい風景であった。
 そのまま県道を降りてくるルートもあったが、まだ天気が持ちそうだったので海沿いをぐるっと一周。海開きにはまだ時期が早いこともあってか、海水浴場はゴミだらけ。牧場を通り過ぎて再びクレインブリッジに戻り、丁度良い頃合いとなったので終了となった。
 宿に着いて気付いたら雨が降ってきておりそこそこの降り。変則スケジュールながら上手い具合に雨を避けれて良かった。

 本日の走行距離は119.5km。ほぼ舞鶴港観光に終始した一日であった。

2026年4月28日火曜日

ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー

  任天堂による映画「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」を観て来た。前作に引き続きイルミネーション社による製作でマリオの世界がCGアニメで繰り広げられる。
 今作の舞台は「スーパーマリオギャラクシー」を下敷きとしているが、ロゼッタ姫の活躍はほぼなく、星々を探索するゲーム内容はあくまでエッセンス程度。いろんな世界を冒険する理由付けとしての役割となっている。
 前作同様、評論家からの評価は低いようだが、子供向けのエンターテイメント作品と割り切った作りになっていて楽しい。片意地張らずにポップコーンを片手に鑑賞するのが丁度いいのではないか。


 映画マリオではピーチ姫は元気に活躍する主人公の一人となっているため、代わりとしての役割を担わされたのがロゼッタ姫。幼いころに離れ離れとなった姉妹という設定も加えられた。
 映画冒頭では襲い来るクッパJr.に対して果敢に挑むあたりはロゼッタ姫の見せ場だが、捕らえられて以降はほとんど登場することもなく、ゲームマリオにおけるピーチ姫のような存在で印象は薄い。マリオギャラクシーが舞台となるとなれば、主要登場人物の一人になると思っていたファンには残念だろう。

 ロゼッタ姫を救出すべく、マリオたちが冒険を始めるのだが、今作はピーチ姫とマリオたちが別行動をすることもあって、話があっちこっちへとフラフラする。様々なアクションシーンを見せたいというサービス精神だが、「姫を救出する」という単純なストーリーを無理矢理色付けした結果にも見えた。ここが評論家には否定的に映るのだろうが、マリオファンにとってはあまり気にならず、多様なステージを駆け巡るマリオワールドを再現しているようでむしろ楽しい。
 ファン向けといえばゲストキャラも豊富。大活躍のヨッシーを筆頭に、カエルのようなボス「マムー」を始めとするマリオUSA登場の面々。ミツバチの女王。さらに他ゲームジャンルからピクミン、フォックス・マクラウドが参戦と任天堂ワールド全開。つまらない評論は抜きにしてゲームを楽しむ感覚で観るべきファンムービーの傑作となった。

2026年3月23日月曜日

プロジェクト・ヘイル・メアリー

  Youtubeか何かで見たおすすめSF小説で紹介されていた「プロジェクト・ヘイル・メアリー」。しかし小説を読むのは億劫でもある。その後映画化されるという話を聞き、これ幸いと上映を楽しみにしていた。
 あらすじとしては、太陽光が減少していくことで地球が寒冷化。数十年で食糧危機が起こり人類は争いから滅亡してしまうと予測された。これを回避するため何光年の彼方へ一か八かの旅に出る(ヘイル・メアリー=アメフト用語)というお話し。
 理論だった展開に、オデッセイやインターステラーのような正統派SFと思って観ていたら、まさかの異性人とのファーストコンタクト物へ。登場するエイリアンのアンチヒューマノイド的な造形、無機生物という設定が良かった。

 謎の物体との遭遇から異星人との邂逅までは良かった。しかし割とあっさりコミュニケーションが取れるようになり、PCを介して普通に会話できてしまうのはちょっと…。
 元々原作は上下巻の長編小説で、詳しく掘り下げられて語られているとのこと。映画という尺の都合上だいぶ端折った展開となったのは仕方ないか。

 クライマックスのタウメーバ回収におけるすったもんだは、結局は成功するんでしょという気持ちになってしまい、ハラハラ感があまりなかった。緊迫感を煽るような見せ方や大袈裟ななBGMにイマイチ乗り切れず。理詰めのSFなんだから過剰なドラマチック展開はいらなかったのでは。
 とは言えロッキーとの別れといったお涙頂戴に感動してしまったのはチョロい。
 すったもんだからの永遠の別れ。これにて終幕と思いきやアクシデント発生からの自己犠牲的精神でロッキーの元へ戻るというラストは冗長に感じてしまった。安易に地球は救われましたという終わりにしたくなかったか。

 エンターテイメント的な演出を入れ込んだ結果、本来の正統派SFから離れてしまうのが残念に感じた。ただし異文化交流、バディムービーというジャンルで肩の力を抜いて楽しむくらいが丁度良さそう。

2026年3月1日日曜日

日本平~奥大井湖~秋葉神社

  天皇誕生日を介した二月の連休。日中関係の悪化でオーバーツーリズムが一段落したことが原因か、調べてみると静岡県の島田・浜松にあるルートインを安く予約できた。ここ周辺を巡ることに決定。天気が悪いようなら車で出掛けるつもりだったが、スケジュールが近づくにつれ晴れ予報となった。新年ツーリング以来久しぶりでバイクにて出発。

2/21

 出発。のんびりかつ節約もかねて下道にて行く。今回は先日購入したD3300+35mmレンズの使用感を味わいたい。
 国道一号線を箱根~沼津~清水と進んで日本平パークウェイへ。清水港周辺は大混雑。連休初日ということもあってか人の出が多いのかと思ったが、どうやら清水エスパルスの試合がある様子。それっぽい服装の人がぞろぞろ歩いているのを見掛けた。調べるとホームグラウンドが日本平にあるようだ。
 やっとたどり着いた日本平。夢テラスにて富士山の写真を数枚撮影。次いでこれまで行こうと思いつつ後回しにしていた久能山東照宮へ。東照宮にはロープウェイで行くことになり、往復料金と境内の拝観料、資料館の入場料の三点セット料金が2300円。割と高いな。
 境内はかつて武田氏が築いた久能城を改良。ロープウェイの到着駅は二の丸部分に当たり、立派な石垣がそびえ立っている。拝殿までの道のりも戦国のお城特有である高い階段となっており、上り下りに一苦労。ひぃひぃ言いながら登った先の拝殿は「東照宮と言えば」といった感じの煌びやかな色彩で彩られていた。
 丁度観光できた団体さんと一緒になってしまい、また関西系の口うるさいジジババだったので雰囲気は悪い。神社の静謐さは全くなくただの観光地。まあ自分も観光客だから偉そうなことも言えない。
 資料館では秘蔵の刀剣が展示されていた。鎌倉時代の名刀がありがたがれてる。調べると強靭さ、切れ味とも実用性が頂点に達した黄金期だったそうだ。

 大行列となったロープウェイに再び乗って戻る。ロープウェイは5分間隔臨時運用が行われていたので、それほど待たされることもなかった。日本平を下りて麓にある動物園に行くつもりだったが、なんとこちらも大混雑で駐車場は満車。入場規制がされていた。連休恐るべし。少し寝不足気味でもあったので、今日は早目に宿へ向かうことにした。

 久能山の階段昇り降りが効いたのか、夜は太ももが何度もつってしまい悶絶。日頃の運動不足と体重増加が恨まれる。
 本日の走行距離は148.7km。


2/22

 本日は秋葉神社を巡るツーリングを計画。しかしグーグルマップによれば、予定していた国道362号が通行止めとなっている。ホームページを検索すると片側交互通行で通れるなんて情報もあるし、通行止めになっている割には交互通行待ちの車列のような赤い渋滞表示もある。幸い迂回路があるようなので行けるだけ行ってみることに。

 宿を出て国道473号へ。道中には静岡空港や大井川を国道・新幹線・東名高速が渡る橋を一望できる丘などもあり、バイクを停めて写真撮影をする。今回の旅の目的でもあるし。
 金谷駅を越えて走っていると、以前井川ダムに行った際通ったことのあるルートだと気づく。かすかに見覚えの有るような他の場所だったか、みたいなおぼろげな記憶が蘇る。懸念していた国道362号の通行止め地点に到着。やはり片側交互通行ではなく通行止めとなっている模様。そのまま北上すれば迂回路の案内も発見した。少し調べると奥大井湖上駅展望所という写真映えするスポットが近い。せっかくなので寄り道する。

 ここ数日雨が降っておらず、各地で渇水の情報が上がっている。大井川は上流にいくつもダムがあるためでもあるがここまで走ってきた感じ奥大井湖も水が無いかもなんて不安になったが、川幅が狭くなったことからか水量も増えて来た感じ。さらに長島ダムにて水が堰き止められているので見栄えのする風景が期待できそうだ。
 展望所の駐車場にバイクを停め案内を見ると、何と展望所までは120+70段の階段を上がらねばならぬとのこと。昨晩の太もも痙攣が脳裏をよぎる。ここまで来て引き返すわけにもいかず階段を上る。上る。上る。死ぬ。
 途中何度も休みながらやっとのことで展望所へ。こんな辺鄙な所なれど割と観光客も多い。確かにわざわざ足を運んでもいいと思える映えスポットであった。大井川が折れ曲がる渓谷を分断するように架けられた橋と小さな駅。川面の青緑色と赤い橋のコントラストが綺麗。苦労して来たからこその風景なのかも。

 本来であれば湖上駅にも行くべきなのだろうが、いま上がってきたよりさらに急な128段の階段があるとのこと。降りたが最後、とてもじゃないが上がって来れる自信がない。すぱっと諦めることにした。どうせ現地に行っても高所恐怖症が発生するだろうしな。
 なお駐車場から出た帰り道。もしやと思って調べれば、駐車場へわざわざ降りずともそばのトンネル脇から展望所へ行けたみたい。階段をわざわざ昇り降りする必要はなかった!

 映えスポットから引き返して国道362号の迂回路へ。設定されている町道は幅員1.5車線程度の狭い林道となっている。見通しもない薄暗い林の中を進んでいくが同じような四国の山道を走った時のような怖さを感じないのは何故だろうか。本来4kmほどの道のりをクネクネと6kmほど走らされたが、要所要所で道案内版が立っていたので迷うこともなく抜けることが出来た。
 通り抜けた先の通行止め案内で記念撮影などして秋葉神社に向かって再スタート。少し走ったあたりで再び通行止め案内が出てくる。こちらは時限式となっており、日中は片側交互通行となっているみたい。どうやらホームページで案内されていた片側交互通行とはこちらの規制についてだったのかも。連休中ということもあって片交規制もされておらず、よくわからぬまま通り過ぎてしまった。
 秋葉神社の前に「日本一の大天狗面」といういかにも怪しげな観光スポットがあったので、どうしようか悩みつつもバイカーの聖地というコメントをみつけて行くことに。確かにでかい!日本一という名もあながち誇張ではなさそうな大きさの天狗面がそびえていた。先客バイカーも何台かいて記念撮影していた。自分も列に並んで撮ってしまった。

 こうして見ても、ちょっと現実離れした大きさだな。

 秋葉神社は「火防の神」を祀っていて秋葉権現とされていた所、明治政府による廃仏毀釈によって火の神である「火之迦具土大神」を祭神としている。私的観点からすると看板の掛け替えかよと言いたくなるが神仏習合した日本の歴史において純粋な神とは仏とは?となると難しい部分もあるので良し。
 秋葉山の山頂に神社があるということからいわゆる修験道の聖地であり、その結果天狗の伝説が残っている=日本一の大天狗面となるようだ。おそらく修験者が全国行脚した際に各地で拠点を作ったことから多くの秋葉神社が存在するそうで、ここ浜松の秋葉神社を総本山とし「秋葉山本宮秋葉神社」と呼ぶ。

 ここまでGoogle Mapを頼りに来たが下社の案内しか出なかった。上社は山頂にあるということから山登りしないとたどり着けない小さな宮で、下社をお参りすれば良いと思い込んでいたが、案内を見るにつけどうやら上社へも車で行けるようだ。
 実際下社の境内に挙がってみれば拝殿は質素な作りで、写真で紹介された立派な建物とちょっと違う。予定になかったがそのまま上社をお参りすることになった。

 天竜川の支流にあたる気田川沿いに進み天龍スーパー林道へ。2月という時節柄途中までしか開通していないようだが、秋葉山山頂までは行ける様子。狭いなれど全面舗装された道を登っていく。途中前輪を側溝へ脱輪させてしまった初心者アクアがスタック。全身黒ずくめのゴシック女性ドライバーが外に佇んでいた。神社巡りだろうか。
 30分ほど走って上社到着。大鳥居と大駐車場でここが本命だと分かる立派なつくり。ふたたび長い階段を登らされる。熊野那智大社同様、地元の大雄山同様、修験道のお寺(神社)はこうした作りが基本なのか。今夜も筋肉痛だ、太もも痙攣だとの声が脳裏をよぎりながらやっと本殿境内へ到着。
 神門には「正一位秋葉神社」の表札。朱雀、玄武、青龍、白虎の木彫りが配してあるのだが、裏面にある朱雀と青龍に気付かず…。くぐった先の手水舎の辺りには「天狗の皿投げ」などという吉兆占いが行われている。結構俗物的な作り。その先の階段を上がった所にこれまた何とも言えぬ金塗の鳥居が立っており「幸福の鳥居」というそうだ。山奥の古刹と思わせておいて割と庶民的な神社なのね。
 奥には写真で良く見た拝殿となっており、やっとたどり着いた感ひとしお。渋い緑青色となった屋根と要所に金箔が張られてアクセントになっており凛とした佇まい。垣間見る山々の雄大な景色が素晴らしく、この下界と隔絶された景色を心に秘めて精神修養に励んだのだろうなと思わせた。


 通行止め情報やマップ情報での勘違いなど、ここまで来るのに苦労した。なかなか辿り着けない神社は神様が来ることを拒んでいるからなんて話もあるけれど、最終的にたどり着いてお参り出来たということは参拝することを許されたのだろう。

 秋葉神社を後にして浜松市街へ。予定していたルートインはバイクの駐車が出来ないタワー型駐車場だったが、そばに無料のバイク駐輪場があったので良かった。駐車場情報はもう少し詳細なものが欲しい。
 本日の走行距離213.4km。


2/23

 昨晩はChatGPT推奨の太もも痙攣を回避するストレッチをしたところ発生せず。ぐっすりスリープすることが出来た。AI優秀。
 帰路のルートは静岡県内はバイパスが発達しており、信号も少なく5時間弱で帰れる。そこでのんびり下道節約コースとも思ったが、翌日の仕事が少しハードなこともあり、差し支えがあっても嫌なので高速を使ってサクッと帰ることにした。
 浜松を出発する前に床屋でもと、帰路にあったイオンモール浜松市野のQbHouseに立ち寄った所、営業前から10人ほどの行列。こりゃだめだと諦めインターへ。出発が早かったこともあり休日恒例の事故渋滞にもあわず、無事小田原へ帰還。

 本日の走行距離は195.6km。三日間総走行距離が557.7km。
 日本平はもう行くことはないかな。久能山も行ったし静岡市内の渋滞地帯を通っていくほどの価値がなくなったね。逆に大井川あたりはまた行きたいな。高速で掛川辺りまで行って、井川ダム経由で帰ってくるというのは日帰りツーリングコースとして良さ気。高速代が少しかかるので、東の千葉暴走、西の浜松・大井川といった感じかな。

 

2026年2月1日日曜日

HELP 復讐島

  サム・ライミ監督の新作「HELP 復讐島」を観て来た。年末年始に映画を見た際、予告で知った作品。敬愛なるサム・ライミ監督作品ということと、上司からのパワハラに苦しむOLが無人島で立場逆転というストーリーが面白そうで期待していた。
 公開初日にちょうど時間が取れたので映画館へ。会員デーということで鑑賞料金の安いコロナシネマワールドは字幕版だけの上映だったため、吹き替え版のあるTOHOシネマズにて鑑賞することにした。
 予約の際、埋まっている席は自分の他に二席だけ。実際には自分ひとりの貸し切り状態。洋画人気のなさが窺い知れる。

 主演女優はお気に入りでもある「恋とニュースの作り方」でヒロインを務めたレイチェル・マクアダムス。サム・ライミ作品では常連のようで「ドクター・ストレンジ」シリーズにも出演しているよう。
 序盤早々で近くを船が通りかかるも助けを求めず、”行ってはいけない”場所を示唆して都合の悪い何かがあるのだろうなと思わせるなど、無人島からの脱出ストーリーではないことが示される。
 生と死を賭けた猪狩りで血を浴びながら歓声を上げるシーンや中盤の嘔吐、ラストの決闘などで監督お得意のスプラッタ表現がさく裂。ダイナミックな構図とカメラパンなども特徴的でサム・ライミワールドを楽しめる。

 最初は嚙み合わなかった関係が嵐で挫折と肉体関係を機に修復され、信頼関係を醸成して島からの脱出、というありきたりな展開になるかと思わるが、懲りずにヒロインを出し抜こうとする社長。当然のように脱出失敗するも、メンヘラ的雰囲気を持つヒロインにお仕置きを受けるという図式はスティーブン・キングの傑作ホラー「ミザリー」を思い出させた。

 過去に旦那を見殺しにし社長を助けに来た婚約者を罠にかけるという悪行を重ねた女主人公が、最後は当然の報いを受けると思いきや、まさかのどんでん返しで幕を閉じる。エンディングにおけるヒロインのカメラ目線が意味深。自らの罪に自覚的なメンヘラで、観客に向かって事実を語れば「お仕置き」するよ!と言っているように見えた。