本日の目標は北海道ツーリング最大の目標の内のひとつ「旭山動物園」
07:30 起床
グッスリーピング。よく寝た!
内陸部にあたる旭川に寄らなければ、小樽、江差、函館方面を経由して北海道一周も出来たはず。しかし「北海道一周」という甘い香りの美酒を拒んでも来るだけの理由がここにはある。生態飼育で高名な「旭山動物園」だ。毎度走りがメインのロングツーリング企画ながら、今回唯一の観光地。
今日は宿泊予定のキャンプ場までの移動距離は短め。半日かけて動物園を散策しても楽勝の、のんびりスケジュール。開園時刻にあわせ、9:30にホテルを出立。
10:00 旭山動物園
園内から近い「西門」に駐車。
今日はとてもいい天気。というかかなり暑い。
旭山動物園の見所は何かと調べるとすべてが見所のようで、
・ペンギン
・アザラシ
・カバ
あたりが人気らしい。とくにペンギンとアザラシは水槽のなかにチューブ状の見学路が作られている為、泳いでいる様を横から下から見ることができる。ホッキョクグマやカバも水槽部分がアクリルになっていて、水中の中も観察できる。キリンは足元だけでなく高い首のあたりにも見物場所があって、こうした展示方法=生態展示が人気の秘訣。
しかしカメラを持って動物園に来るのは良くない。どうしてもシャッターチャンスを気にして動物を観察することが疎かになってしまう。途中思い直したものの、手にカメラがあるとどうしても「せっかくだから」「記念に」「思い出に」「ブログのネタに」なんて思ってしまう。
いざ取ろうとすれば、構図だの被写体の動きだのにこだわり始め、動物を見に来たのか、写真を撮りに来たのかわからなくなる。まさに本末転倒だ。
何年か後、来園の記憶を振り返るだけであれば、インターネットに腐るほど写真はアップされているし、自分より上手に撮影されている。また来園の記念だけであればスマホでサクッと何枚か撮れば充分で、カメラなど気にせず、もっと記憶に焼き付けることの方がどれだけ有意義で大事か。
結局何十枚と写真を撮ったところで、ブログに使うのはほんの数枚。これは無駄というより、せっかくの体験や感動を無駄にしているのかもしれない。
これは動物園に限ったことではない。今回のツーリングも道中なにか記念になる写真を撮らねばなんて、被写体やそれっぽい風景を探しながら走ることがあった。風景写真を撮ることは悪いことじゃないけど、走り続けることで脳裏に焼き付く体験としての記憶ももっと大事にしなければならない。
大量に撮った動物の写真。これはあえてブログにアップせずにおこう。
展示された動物たち見ながら、旭山動物園の良さは生態展示ばかりではないと思った。親しみやすい手書き中心の説明、動物の死に対して向き合うメッセージ、人間の活動が生態系を脅かしていること、こうしたテーマを包み隠さず、正面から提示していることにある。親子で来園している人たちは、子供たちと何を語り合うのだろうか。そして子供たちは何を感じ取るのだろうか。
園内を一通り見終わって13:00。歩き回って結構疲れた。14:00前、一休みして出発。
14:55 十勝岳望岳台
15:20 十勝岳温泉郷
十勝岳スカイラインと道中の展望台。十勝岳と十勝平野が一望できて圧巻
15:45 上富良野
千望峠:上富良野を一望できる
パノラマロード江花:まっすぐの道…だけど、もうこういうのはね
麓郷展望台:「北の国から」のロケ地なのかな
ラベンダーで有名な富良野だったが、時節が合わなかったのか色とりどりの華やかな風景とはならなかった。
17:45 かなやま湖畔キャンプ場
本日の野営地。もう少し先の沙流川にしようと思っていたが、コロナウィルスの関係で一都三県からのキャンパーは制限しているとか。仕方ないのでこちらにした。傾斜地とのことであまりお勧めされていなかったが、まあ問題のないレベル。バイク乗り入れができないことが不満だったが、駐車場からすぐ近くで設営することにした。
いよいよ北海道ツーリングも最後のキャンプである。設営も手馴れてきて、グランドシート代わりのブルーシートで置き場を設定。なかなか立派と思いきや最後まで食事はカップ焼きそばと缶詰。この点については色々反省すべき所。
本日の走破距離165.0km。今回ツーリングで最短。
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