2022年9月20日火曜日

猫森集会2022 Cプログラム

 毎年秋に開催される谷山浩子のコンサート「猫森集会」に行ってきた。

 あまり詳しくないが、猫森集会はゲストを招いて行うコンサートで、お芝居仕立てだったり物語調の演出がされたりするらしい。何日かに渡って行われるコンサートの一日がオールリクエスト回となっているので、その回を目当てに足を運んだことがあった。

 今年はA,B,Cの三型式。そのうちA,BはコンサートでCはトークショーとのこと。トークショー?コンサートなのにトークショーとはこれいかに。しかもA,Bのチケットが7,700円なのに対してCだけ安くなっていて5,500円・・・。しかもゲストが斎藤ネコって・・・まさかの手抜き?なんて逆に興味が湧いて、このCプログラムのチケットを購入した。

 当日は台風14号が猛威を振るう中開催。谷山浩子のコンサート日って雨が多く感じる。幸いなことに九州上陸後スピードが落ち、また日本海側へと進路を向けたことにより関東地方はあまり影響はなかった。

 「猫森集会」は毎年新宿スペースゼロで開催される。ステージを取り囲むように客席が設置されるのが特徴だが、感染症対策でいつもながらのコンサートホール型式。思っていたよりいい席があてがわれ、前から10列目の13番という席はまさにど真ん中の席だった。

 コンサートの内容は思っていた以上に「トークショー」。連日のコンサートは年齢的にのどが辛いということで、今回の内容となったそうだ。実際、最初の曲「やまわろ」は声が出てなかった。
 トークも最初の内は手探り状態だったが、石井AQと斎藤ネコという内輪の面々とのやり取りなので、一曲目が終わる頃には段々ペースが上がって来て、なかなか面白い雑談となった。
 本当に雑談だった。50周年記念イヤーにわざわざお客さん呼んで話すようなことかねぇと言いたいくらいの雑談であった。
 でも楽しそうだったので何より・・・なのか?

 (演奏曲)
 0.愛はかげろう
 1.やまわろ
 2.瞬間
 3.風になれ~緑のために~
 4.トマトの森
 5.カズオくんと不思議なオルゴール

2022年9月17日土曜日

蓼科スカイライン~R299

 蓼科スカイラインから国道299号線を走ってきた。どちらも行こうと思いつつ行けなかった道。
 蓼科スカイラインは八ヶ岳にて分断される諏訪と上田方面をつなぐ道の一つ。他に国道152、県道40、メルヘン街道などがある。
 国道299号は上記メルヘン街道を含み佐久方面へ出た後、埼玉県秩父へと続く道。以前訪問した神流町恐竜センターを通るルート。狭小湾曲のいわゆる酷道で、土砂崩れの為ここ数年通行止めとなっていた。

06:00 出発
 二輪定率割引きを利用して諏訪ICまで出る。小田厚BP~圏央道~中央道。
 しかし調べてみれば二輪定率割引きは分かりにくい施策。土日限定ということだが、であれば休日割引と重なるし、一回の利用で100kmを越える利用のみ対象というのも意味不明。
 境川PAで休憩を挟みつつ諏訪へ。これだけで結構な道のり。諏訪は遠し。

09:10 霧ケ峰
 諏訪ICから国道152号を上がって蓼科に出ようと思ったが、やっぱりというかせっかくなので霧ケ峰に立ち寄り、ビーナスラインを堪能。
 GRスープラを見掛ける。押し出しが強い。

10:00 蓼科スカイライン
 女神湖そばのガソリンスタンドにて給油。白樺高原国際スキー場付近から蓼科スカイラインへ。
 それまで走って来たビーナスラインや並走するメルヘン街道に比べ道幅は狭いし林道チック。途中登山口がある辺りでは駐車場へ入り切れなかった車が路上駐車の列を作っていた。思っていたより大したことないなと思ったが、大河原峠からの景色は素晴らしかった。写真を撮ったが、この風景は実際の目で見ないと感動できない。


 峠から見えたパラボラアンテナのようなもの。これはJAXAの施設であった。
 ダムなどにありがちだが、このJAXA基地から麓までは広い道が整備されていて、お陰で走りやすいと感謝すべきなのか、税金の無駄遣いなのか悩む。

 11:00 佐久
 蓼科スカイラインを走り切り佐久へ。国道141号を南下して国道299に入る。
 思っていた以上に整備されていたのでどこが酷道?と思ったが、それは古谷ダムまで。以降は一車線に毛が生えた程度の狭小路となる。
 もっとも前線舗装されているのでバイクで走る分には狭小も問題なく、時折走ってくる対向車に気をつける程度の話しで30分程度で十石峠展望台に辿り着いた。
 なかなか立派な展望台だが、床が腐っていて立入禁止。峠からの風景を楽しむことは出来ず。神流町方面へと降りていく。

12:30 神流町恐竜センター
 道しるべとなる恐竜センターに到着。以前訪問した時と展示内容に変わりが無さそうだったので中には入らず。
 このまま国道299を南下し秩父へ出るルートと神流川沿いに国道462を進んで関越道に出るルートの二択。今回は関越道方面へ。

  恐竜センターから関越道本庄児玉ICは想定以上に距離があって疲れた。高坂SAで休憩をとることにした。今日は天気が良かったからか人出が多くSAは賑わっていた。いつもなら見向きもしない売店の牛串に惹かれて購入。予想通り不味かった。二度と食べるまい。

15:45 帰宅
 関越道~圏央道~東名~大井松田ICで帰宅。小田厚BPを使用するつもりが間違えて東名に乗ってしまった。まあ大した違いじゃないけれど。

 本日の走行距離は517.8km。高速道路での移動も多かったけど、日帰りツーリングにしては結構走ったな。


2022年9月3日土曜日

NOPE

 映画「NOPE」を鑑賞した。
 ここ数回観に行った映画で予告編を見かけたが、クライマックスシーンだけ集めた予告詐欺に感じて鑑賞予定はなかった。
 しかしYoutubeにて「衝撃の映画」的紹介サムネを見掛け、「もしや面白いのかな?」と興味を持たされた。と言うのも、監督ジョーダン・ピールの代表作「ゲット・アウト」は、驚きの展開が評判の作品。
 なので今作「NOPE」にも驚愕の展開がありえるかもと思い直した次第。


 予告を見る限り、雲の中に潜むUFOが人々を襲うという映画。目を合わせると襲われるので、俯いて逃げるというシーンが印象的だった。
 冒頭の台詞やらチンパンジーの殺戮(?)シーンなど意味不明。本編と関係あるの?なんて思いつつ映画が始まり、しばらくはUFOとは関係のない主人公兄妹のエピソードが語られる。

 馬の脱走エピソードからのUFO登場。それもほんの一瞬だけ影がよぎる程度というのが思わせぶりでいい演出。何で登場したのかなど、意味不明な感じも良い。
 そこからはUFOと普通の人々との邂逅を描いて、シャマラン監督の「サイン」を思い出させる。宇宙人がやって来たと思ったら、子供のいたずらだったというシーンは笑える。

 中盤以降はテンポ良く進み、最後のUFO撃破も筋が通っていてスカッとする。命からがら助かって、UFOの撮影も成功したけど、独占スクープとはならなかった・・・というほろ苦さ。しかし兄妹愛を再確認するという結末も丁度よい。

 チンパンジーの殺戮事件、出てくる意味があったのか不明なベテラン監督など、必要だったのか?と思わせるエピソードもあったが、総じて面白い映画だった。
 特に主人公の演技が良くて、前述の子供がいたずらする場面、UFOが真上に来て一人車内で恐怖する場面などが秀逸。暗闇に白目だけギョロリと動くので、表情がより強調される感じで声が出るほど笑えた。