2025年1月5日日曜日

2025 新春「紀伊」②

 三日目

 さあ新春初試しエンジンスタート大会開始。JAFにも入ったしスタンドの位置も確認した。最悪の場合にどうするかは考えたので後は神様にお祈りしてエンジン始動。

 掛かった!!

 さすが大吉パワー。ありがとうございます。

 ホテルを出てすぐ神倉神社が見えた。また必ずお参りに行きますと祈って新宮を立つ。熊野三山の最後「熊野那智大社」へ。那智の滝へは何度も訪問しているが、那智大社をスルーしてきた。これは自分の不信心によるものなのだが、自分の中では滝こそが祀るべき対象と感じていた為。
 駐車場を後にし参道を行くと石階段がそびえ立っていた。こちらも500段近い階段があるそうだ。途中何度かの休憩ポイントがあり、神倉神社ほどの勾配ではないのが救いか。熊野三山は元々本宮と速玉の二社で、那智は修験場だったのが理解できる。ゼーゼー言いながら拝殿を目指した。

 熊野那智大社も速玉大社と同様、建築物が朱塗りとなっている。拝殿はさらにこじんまりとしているが、護摩祈祷や大樟胎内くぐりなどがあって密教の雰囲気がある。隣には青岸渡寺や再建された三重塔が立ち並び、彼方には那智の滝が流れ落ちる遠大な景色。見映えはここが一番ではなかろうか。

 熊野三山巡りを終え、本日はこれまで紀伊半島ツーリングをしながら回収できなかった観光スポット巡り。

・「橋杭岩」
 大抵潮岬へ立ち寄るので、ここにも止まるという選択が出来なかった。国道沿いにバイクから眺めることが出来るということもある。良く見ればなるほど確かに奇怪な光景で他に類を見ない。ゴジラの背中と称するのもよくわかる。

・「三段壁」
 まあ良くある断崖絶壁で東尋坊のようなものか。白浜温泉へ来た観光客の立ち寄りポイントといった感じ。空港が近いからか中国人観光客多し。怪しい洞窟見学エレベーターにお土産屋のコンボ。どこにでもある風景を名勝化する手口。

・「白崎」
 毎度行こうと思いつつ、国道から少し離れる為時間が取れなかった。真っ白な石灰岩が特異な印象を醸し出す。が、何でここだけ白いの?と不思議になるがその答えが掲示されていなかった。公園内にある道の駅に行けば資料があったのかも。

 道中定番の「岩代駅」に立ち寄り山浩子のテングサの歌を聴く。しかし初めて訪問した時の感動はもはやなく、ルーティンで立ち寄っているだけな感じ。次は来ないかも。駅入り口の交差点には信号すらない、何もない無人駅だからな。

 今朝エンジンが一発始動したことで気が大きくなり、和歌山2りんかんへは立ち寄らずホテルへ向かうことにした。白崎からホテルまでの道のりは思ったより遠く、宿泊地の紀の川へ到着するころにはあたりは真っ暗になってしまった。

 本日の走行距離269.4km。意外と距離走れてないのは沿岸部のクネクネ細道が多かったからか。


四日目

 今日は訪問予定が白紙。奈良、京都あたりを走ることになるが、渋滞の具合によりどこまで行けるか想定できなかったため。昨晩一応ピックアップはしておき、神武天皇ゆかりの橿原神宮と橿原陵、法隆寺。また大神神社、石上神宮あたりを再訪してもいいかもなんて思っていた。
 昨晩の宿はルートインだったのでのんびり朝食バイキングを楽しむ。出発は9:00と遅くなったが、何々急ぐ旅でもない。エンジンは一発始動とならず少しばかり焦る。何度か時間をおいてセルを回した所なんとか始動。怖い怖い。

 紀の川沿いに東へ走っていけば、高野山、九度山といった案内標識を見掛ける。割と近いのねという感じ。テントを積んで予定なしのキャンプツーリングもありだな、なんて妄想するが、実際やれば行き先がグダグダになってあまり面白くないんだろうな。
 国道169号にて北上開始。明日香に辿り着く。いよいよ古代の杜奈良盆地だ。思っていたより狭い道を抜けて橿原神宮を目指すが大渋滞。警察まで出て規制を掛けている。自分が知らなかっただけで橿原神宮はメジャーだった?今度奈良出身者に聞いてみよう。あっさり行くのをあきらめて渋滞から逃げ出す。
 次は法隆寺を目指すがのんびり走った結果、いつの間にかお昼になってしまった。調べると法隆寺周辺も人出が多いようだ。訪問予定の奈良・京都の集客力は所詮地方霊場である熊野三山とは比較にならないようだ。ましてや三が日の初詣期間だしな。

 ぱっと切り替えてここで新春ツーリング終了。帰宅することに決めた。本日の宿は快活俱楽部の個室なのでキャンセル料はとられないし、今朝エンジンが始動しなかったのが頭に残る。宿泊代を一日ケチることができるし、無理せず帰るがベター。京都はまた来よう。

 名阪国道にて三重へ。亀山周辺で渋滞しているのでこれを避けて旧R25を進みJCTから新名神へ。みえ川越の先で再び渋滞発生。ちょうど給油タイミングだったのでR23に降りる。しばらく国道を進んで渋滞をやり過ごして伊勢湾岸に乗り直す。

 あとはしばらく渋滞無し…のはずだったが、新東名岡崎から大渋滞発生。なんか情報を誤認していたみたい。だから東名への入口が混んでいたのか。さらに雨雲発生で全身ずぶ濡れ。防寒着を着込んでいるので雨が進入してこないことが救い。とてもじゃないが渋滞に付き合う気にはなれず、すり抜けしながら先を急ぐが、結局新城まで断続渋滞は収まらなかった。
 ここから御殿場までは快適。三車線を120キロでかっ飛ばす。長泉沼津ICにて新東名を降り、箱根峠から旧道で小田原へ。何だかんだ結構時間が掛かり、自宅帰着は20:00となった。
 急な予定変更だったが休みが一日多くなるので良し。

 本日の走行距離522.2km。四日間合計1,384km。

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