ついに初大型二輪CB1300SBが納車された。
今年は長い梅雨。毎日雨模様で日差しの射さない日々が続いている。納車予定日も雨予報。納車日を延期してもらおうかと思っていたが、曇り空なれど朝から雨は上がった。昼になるにつれ日差しも出てきてツイテル!そのままホンダドリームへ向かった。
ドリームに到着し駐車場へ。店舗裏の整備場を眺めると、そこにはSPカラーをまとったCB1300SBが!ああ俺のバイクだ。当たり前だが新品ピカピカ。エンジンガードもしっかりついていた。
はやる気持ちを抑えつつ店内へ。書類関連の説明を受けつつも気はそぞろ。下取り車両の車検証ほかを提出していよいよ実車の説明となった。自分の車両なのでゆっくりと細部を確認。太いチェーンは頼もしく、シートとタンクはでかい。これが大型かあとあらためて感じる。
お気に入りのトリコロールは爽快なイメージだったけれど、実車は割と青が濃くて、重厚で落ち着いた感じがした。
各機能の説明を受けいよいよ乗車。車体を起こすのに慣れず重さを感じる。両足だとつま先立ち。ツンツンバレリーナ状態というほどではないので、停車時も両足立ちでいけそう。片足ならほぼべったりなので、安定して止まるならこちら。
ステップが邪魔をしてサイドスタンドを払うのがぎこちない。これも慣れなのかな。
一服して写メを一枚パシャリ。落ち着いたところで店を出た。
国道134号線に戻りすぐ給油。大きなタンクなので入れにくい。16リッターほど入った。フル満タンならもう少し入りそうだが、車体が重くなるのでこの程度でいいか。ブレーキのあたりが出ていないし、タイヤも皮むきが出来ていないのでスロットル操作は慎重に。あまり車体をバンクさせず、トラクションもかけないよう心掛けた。そのまま辻堂までのんびり走ってUターン。いったん自宅に戻る。
帰宅後不要な書類とカバンを降ろしナビを装着。ハンドルはスペースが足りないのでマウントキットが挟み込めず、リプレースバーをつけてこちらに取り付けた。新車の乗り心地は伊豆スカイラインで体感したいが、時間もあまりないので十国峠までにしておく。
タイヤの皮むきはまだ終わっていないので、慎重な走りを継続。途中コンビニへ立ち寄ってナビのルート設定。ここで初の取り回しを試してみるが・・・重たい。めちゃくちゃ重い。しかもかなり大回りになってしまう。
今後駐車する時はよく考えて止めないといかんな。
国道1号線から箱根新道を通って十国峠を目指す。基本3速でのんびり走れる。トルクが太いのであまりエンジンをひっぱることなく乗れるのが楽。これが大型の乗り心地なんだろうか。スロットルをひねれば十分な加速が得られるが、まだまだ買ったばかりの慣らし中なので控えめにする。というか、CBRの時に比べるとスピードを出そうという欲求にかられない。
芦ノ湖インター手前あたりから霧が発生。これは箱根峠も真っ白かも。とてもじゃないが十国峠までは行けそうにないので箱根新道を下りて大観山方面へ。当然こちらも五里霧中だがなんとか箱根ターンパイクまでたどり着き、のんびり下山することにした。
帰宅してからの初乗り感想。
・装備、エンジン
このバイクの売りはオーリンズのサスとブレンボのブレーキだが、正直素人にはよく分からなかった。もっとしっかり乗り込めば違いも分かるのだろうが、なにせ比較対象がCBR400Rだから足回り以外の違いがありすぎて。
エンジンの発熱は予想以上。脛から足元に熱風が吹き付け、夏の渋滞にはまったらきついだろうな。アシストスリッパークラッチは楽ちん。バックトルクの低減についてはのんびりドライブなのでわからないが、クラッチの軽さはとてもいい。大型なのにこれまでのバイクと変わらない操作感だ。おかげで半クラが使いやすく、しばらくすると発進がスムーズに行えるようになった。
話題の音の良いマフラーは「そう?」って感じ。吹かさないと良さがわからないのか。細くコンパクトになったのは好み。ギアポジション表示は思った以上に便利だった。回転数と速度に慣れていないこともあるし、3速で走ることが多かったが、表示がなかったら把握できてなかっただろう。中型バイクと違い各ギアの速度範囲が広く、これは排気量による乗り味の違いの大きい点だろう。
細々とした部分へ手を掛けて作っている印象で、さすが国産、高価なバイク。まさに「威風堂々」の旗艦バイク。SP専用のトリコロールカラー。タンクに貼られたホンダエンブレム。伝統のアナログ二眼メーター等々。高級感があって美しい。
・乗り心地
乗車姿勢は予想通り楽々だが、若干の前傾姿勢で乗った方がしっくりくる感じで、ハンドルがもう少し手前に来てくれればと思った。シートは大きくてクッションも良く、乗車姿勢と相まってロングツーリングには心強い。
乗車時の足つきも車体の安定感があるからか問題なく、普通に走っている分には車体を倒すことはなさそうだ。しかし車体の重さは予想以上で取り回し時はちょっと怖さがある。エンジンガードをつけたとはいえ倒したくない。
総論として、全域にわたって豊かなトルクがあり、回転数も4千回転あたりまでまわせば十分。この辺がゆとりのある走りにつながるのか、エンジンをぶん回してガツガツ走ろうという気にならないのがいいと思った。大人の走りを心掛けたい。
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