2019年7月29日月曜日

ホンダ モーターサイクル スクール

 大型二輪の購入にあたって、取り回しや乗り心地などを試すために「ホンダ モーターサイクル スクール」(HMS)を予約していた。その後、スクールへの参加を前にしてCB1300を購入してしまったが、自分のバイクでは立ちごけが怖いのでスラロームを始めとする低速走行は練習しにくい。いい機会なので倒しても大丈夫な教習車で存分に練習しようと思う。

 今年の梅雨は長く、また雨や曇り空の日がずっと続いていた。それも今週末には開け、予約していた28日(日)とその前日(土)は晴れという予報。CB1300の慣らしもかねて、ツーリングプランを利用して走り回ろうと計画していたら、なんと台風発生。週末に本州直撃というコース。
 天気予報とにらめっこすると、なんとか日曜日のスクールは午後からは大丈夫そう。土曜日はだめっぽい。紀伊半島から上陸後、内陸部を通過するようなので、予定していた秩父方面は無理か。
 仕方ないので土曜日の慣らしツーリングは諦めたが、終わってみればまったく雨は降らず。天気予報では雨だったが、前線はかなり上の方を陣取り、台風も夜中少し雨を降らせた程度。「当日の予報すらできないのか、くそ天気予報」と毒づいてしまう。

 HMSの会場は交通教育センターレインボー埼玉というホンダが運営している教習所。川越の先と遠いが、圏央道を使えば1時間30分程度。台風一過で真夏の暑さの中、CB1300初のロングツーリングとなった。
 カーナビも順調。暑さやデーター使用料を気にせずつけっぱなしで使えるというのは専用ナビの利点だろう。ただし帰りに少しにわか雨がぱらつき、防水対策に関しては少し不安が残った。
 なお昔買ったトランスミッターを使って音声案内を受信してみたが、交差点の度に何度も案内をしてくるのが煩わしい。同時に音楽を再生したが、当然曲が途切れてしまいストレスフル。結局音声案内は使わないことにした。

 圏央道川島ICで降りる。だだっぴろい田んぼだらけの平地に降り立つ。開場のレインボー埼玉の隣にはホンダの飛行場などもあるくらい何にもない場所であった。事務所前にバイクを止めて受け付け。割と参加者は多く、本日初級コースは25名の受講だった。


 最初はオリエンテーリング。教習内容や施設の説明、受講者の自己紹介など。リターンライダーや免許取得してすぐの参加者多し。年齢は自分と同じか少し上のあたり。女性ライダーもちらほら見えた。
 乗車前に点検と乗車姿勢についての講義。教習所で習うような内容だが、初バイクの人には役立つのだろう。その後完熟走行をして教習に入った。

 教習車はCB1100。本当はCB1300が希望だったが、初級コースでは選べなかった。ノーマルかと思ったら、カフェ仕様のRS。17インチタイヤの方が扱いやすいからか。先日ドリームで跨った時より足つきはよく感じ、低重心で取り回しも楽ちん。低速トルクが豊かなのでパイロンターンがとてもやりやすかった。取り回しの良さもあり、乗り易さはこちらのが上かも。

 何しろ暑い一日で、バイクで走っている時は風もあるのでいいけれど、止まっている間は苦痛。少しでも走る機会を増やそうと、空いている列を探しながら走行した。
 他の受講生を見ればおっかなびっくりで走っている人も割と多く、特に大型をぶん回して乗りこなしている人はあまりいない様子。まあ初級コースだからな。遅い人の後ろについた時はできるだけ車間をあけてスタートするようにしたが、それでも追いついてしまうことがあった。煽り運転にならぬよう心掛けたが、ちょっと失礼だったかな。

 慣れてくるにつれ低速ターンが決まるようになり、ブレーキのポイントや荷重の掛け方、姿勢を再確認できたのは収穫。受講料は1万5千円と高いが、自分のバイクで同じような練習するのは怖いので、転倒を恐れずに練習する機会を持てると思えばありかな。
 特に自分は無謀で勝手な走りをしてしまいがち。今回のようにプロに教わることで、技術面だけでなく、マナーや意識の向上にも役立つように感じられ、機会を見つけて年に二回くらい継続的に参加するのもいいだろう。
 次は少し上のコースに参加してCB1300でUターンの練習などをしてみたい。ジムカーナのような低速小旋回まではいいけど、日常的な取り回しは格好良く出来るようになりたいものだ。他にもCB650やCB400をはじめとする中型バイクも取り揃っており、試乗するつもりでいろんな車種を選択するのも楽しそう。

ポイント
・加速時は前傾姿勢、減速時は状態を起こす
・パイロンから離れて進入、減速してから近寄って巻き込むように旋回
・荷重移動を留意する
・リアブレーキでスピード調節。ブレーキングしながら旋回しても良い

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