CB1300SB購入後、初のツーリングに出掛けた。
長い梅雨もそろそろ終わり。本日は曇天なれど雨は降らない予報。晴天となれば海水浴客でごった返す伊豆路。この夏最初で最後のつもりで向かう。伊豆スカイライン、西伊豆スカイラインは身近なワインディングであり、バイクの乗り味を確認するのに重宝しており、CB1300がどんなバイクを知るにはもってこい。
西湘バイパスから箱根新道へ。そのまま伊豆スカイラインに入る。いつもであれば十国峠で小休止なのだが、CB1300は乗りやすく休憩が欲しいと思わなかった。亀石へよることもなく一気に走り抜け冷川ICへ。修善寺までノンストップ。前傾姿勢を要求されるCBR400Rに比べて負担が少ないことが実感できた。
バイクとタイヤの慣らしもあるので最初は大人しく走っていたが、だんだん慣れてきて荷重を掛けながらのターンを行う。アクセルワークは慎重に行ったが、良い意味でルーズなスロットルは、捻ったとたんに猛加速なんてこともなく、神経質にならずに走れるのは楽ちん。逆に言えば大型ってこんなもの?という気もする。CB1300が大型リッターバイクなれど初心者にも乗りやすいというのはこういった点か。
修善寺から戸田峠方面へ。西伊豆スカイラインを走る。西天城高原には止まらず、そのまま136号へと山を下った。
速度に対して低めの回転数で走れるのが大型二輪の趣きなのか。登り坂でも4速で加速していく。エンジン音は割と大き目ながらマフラーは静か。途中キィキィ鳴っていたブレーキもアタリが出てきたのか、きっちり効くようになった。ホールドするとガツンと効くタイプではなく、ぎゅぅっと絞って止めていく感じで車速を調整しやすい。
ライディングスタイルはCBRとは対照的。低速ギアでエンジン音を響かせつつ、高回転を維持しながらハングオフを決めつつコーナーに突っ込むというのがCBR。あくせくせず落ち着いてリーンウィズを意識しながらコーナーを回るのがCBという感じ。コーナーリングの態勢や荷重の掛け具合を気にしなくとも曲がってくれて、これがレビューによく言われる「思った通りのラインを走ってくれるCB1300」なのか。
きつめのヘアピンカーブでスリップすることなく曲がり切れるのも安定感があって怖さを感じない。CBRの頃はリアが滑ったりして一瞬ヒヤッとすることがあったものだ。ノーマルのサスがどんなものかわからないので比較できないが、オーリンズのサスペンションも効いているのかな?
シート形状も体全体を動かし腰も落としやすいつくりになっていたCBRに比べると、CBはどっかりとシートに腰を落ち着かせてステップ荷重を意識する感じ。
コーナーリングの良し悪しは甲乙つけがたい。CBR400Rはバイクを乗りこなしている、コーナーを攻めているという気分で楽しめ、余裕のあるライディングはCB1300に軍配が上がるが、結局扱い切れるパワーの中型とモアパワーの大型という車格の違い、スポーツバイクとネイキッドバイクという車体構成の違いでもあり、これがバイクの奥深さ楽しさのなのだろう。
初乗りで感じた車体の重さ、取り回しについては慣れてきた感じ。車体を倒しそうになる場面もなく、また駐車場でもそれほど苦労なく扱うことが出来た。もっとも駐車時気を使ったこともあるが。サイドスタンドを出すのも慣れて、出しにくさは感じなかった。
逆に不満を感じたのがハンドル位置。もう少し手前にあれば状態を起こして楽なライディングポジションを取れるのだが、若干の前傾姿勢を強いられる。かと言って前傾姿勢をとるにしてはアップ気味のハンドルなので、結果的に手首が返りやすい感じ。ちょっと中途半端かなと思う。またワイドなハンドルも保持する位置が決まらず、疲れを助長させている感じがした。CBRのセパハンに慣れてしまったせいもあるけど、SBは乗りやすいと思っていただけに若干期待外れ。アドベンチャーバイクのような乗車姿勢にはならず。
シートは座りやすくクッションも効いているが、やはり連続走行は2時間程度で限界。お尻が痛くなってきてしまう。
136号線から県道を通って沼津へ。最後は新東名高速に乗って100キロオーバーの高速走行を試す。ハーフカウルの効果はCBRと同程度。ロングスクリーンが欲しかったが無くてもいいかという感じ。100キロ巡行で6速2500回転と超余裕。当然追い抜きも楽々。まだ慣らし走行は終わっていないので時速120キロ程度までしか出さなかったがツアラー性能は十分だった。ロングツーリングが楽しみ。
本日の走行距離は約250キロ。ワインディングメインで高速走行も取り混ぜた結果、燃費計による燃費はリッター辺り18キロ。中型パラツインのCBR400Rのリッター30キロには遠く及ばず、これについては車格なりで致し方ない。
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