本来は「福井県立恐竜博物館」の感想を述べたら終わりだったのだが、帰り行が半端なく辛かったので別途書いておく。
恐竜博物館へ出かける前、ホテルで今日の天気を調べた。台風の影響がさらに強まり、太平洋沿岸に雨雲前線が。所々強く降っているようで雨に打たれることは覚悟しなければならなかった。
さらにお盆休みの終わりということもあり、電車などのUターンラッシュは今日がピークとのこと。当然高速道路も混雑するだろう。
タイムライン
11:30 恐竜博物館出発
中部横断自動車道があるので北陸自動車道まではわかりやすい。天気も今のところ問題なさそう。福井北ICから高速に乗って、さらば福井。
12:30 南条SA
一般道では危ないのでつけないのだが、高速では暇すぎるのでウォークマンで音楽を聴いている。手近なSAでと思い南条SAに立ち寄る。いざセットしようとしたら電源が入りっぱなしだった。残りのバッテリーは僅か。なんかついてないなぁと思わせる出だし。
13:00 刀根PA
南条を出てすぐにイヤホンが外れてしまい、せっかくの音楽が聞き取りにくくなる。仕方ないので山間部を抜けた刀根PAに立ち寄りイヤホンをセットし直す。このPAはとても狭く飲み物の自販機があるだけ。
13:50 養老SA
ここまでの道中、一宮JCT付近が渋滞と出ていた。行きの際も合流渋滞が2キロほどあったが、今度はUターン客も合わさって混雑が激しくなっているのだろう。渋滞長は8キロで通過に30~45分となっている。
バイクだからすり抜けできるとはいえ危ないのは事実だし、かと言ってそのまま渋滞にはまるのも知恵がないしと思い渋滞手前最後の養老SAにて思案。結論は高速を降りて小牧ICまで下道を進むことに。
大垣ICから岐阜を抜けようかと思ったが、もう少し進んだ安八ICで降りる。長良川を渡ったあたりで雨。割と強めに降られる。羽島から木曽川を渡って一宮へ。全身ずぶ濡れ。慣れぬ下道。スマホナビを頼りに進んでいくが予想以上に時間が掛かり失敗したかなと後悔する。
大雨に打たれながらコンビニで雨宿りしようかと悩んだが道を急ぐことにしてやっと小牧ICへ到着。途中東海北陸自動車道や名古屋高速などの乗り口案内を見かけたが、ナビは案内してくれない。訳が分からない。
15:30 守山PA
小牧あたりで雨がやむ。守山PAで濡れたヘルメットを綺麗にしてこの先の雨に備える。浜松周辺はかなり降っているようだ。さらに渋滞情報も気になる。毎度恒例の大和トンネルを先頭とした渋滞が中井へと伸びてきている。御殿場JCTにも渋滞が発生している。
16:20 岡崎SA
給油。もう一つ先の新浜松まで走るつもりだったが残り燃料のことを考えると早めに入れておいた方が精神的に楽だろう。休憩はとらず給油だけしてすぐに出発。
17:45 静岡SA
静岡県西部はずっと雨。せっかく乾いた衣服も再びびっしょりになり、下着までびしょびしょ。さらに御殿場の渋滞がひどいことになっている。情報が欲しくて渋滞手前の静岡SAへ。御殿場JCTでの合流と車線減少からくる渋滞に加え、追突事故が発生して大きくなるといういつものパターン。渋滞長は8キロで通過に30~45分と一宮と同様。
調べると渋滞のお尻は新東名に伸びていて東名高速は合流地点までは問題なさそう。
・このまま新東名を進み渋滞に突っ込む
・新東名を進み清水JCTで東名に乗り換える
まあこれは後者確定。渋滞に付き合う必要はまったくない。問題はそのあと。
・沼津でおりて箱根越え(箱根新道は混んでいるのでターンパイクを使う)
・裾野でおりて246を進み、御殿場ICでふたたび東名
・裾野でおりて246で自宅まで
・渋滞覚悟で御殿場ICまで行って、御殿場ICでおりて246へ
これは悩んだ。夜の道。疲れた体と悪天候。リスクが多すぎる。少し腹ごしらえをしながら考える。ずぶ濡れになった体も乾き始め、お腹がいっぱいになったこともあってか箱根越えに決めた。246経由は遠回りだし、それならば箱根さえ超えれば家まですぐの沼津でおりるルートのがいい。
19:20 由比PA
静岡SAを出るとすぐ雨が降ってくる。メットのシールドは拭き直して撥水材、曇り止めをしたのだが手入れの仕方が悪かったのか、タオルが汚れてきたためか、これまでの性能を発揮しなくなってしまう。前が全然見えない。暗くなってきたことも要因だ。
仕方ないので最終手段シールドを開けることに。しかし高速走行では雨が顔に当たって痛く、開けたままの走行ができないほど。かといってシールドを下すと前が見えない。案内標識も視認できず、これ以上の走行は危険なくらい。
事故や死の危険さえ考えてしまうアクシデント。少しの痛みは堪え、シールドを開けたまま走行する。なんとか清水JCTの標識をとらえて東名に乗り換える。スピードは70キロ程度しか出せない。東名高速は走行量が少ないのがせめてものなぐさめ。
踊り込むように由比PAに入った。
メットのシールドを洗浄し直し、撥水材、曇り止めを塗布するが、湿ったタオルで仕上げるのが問題なのか白濁してしまう。ぱっと見きれいに見えてもすぐに同じような状況になりそうだった。ここは一か八かでケミカルをつけないことにした。
シールドを綺麗に洗い直し、PAで買ったばかりのタオルで綺麗に吹き上げて終わりとする。そのままタオルで口を覆って直接息が当たらないようにして曇り対策とし、表面の雨についてはあきらめるしかない。最終手段のシールド開放時はタオルで口の周りを覆っているので痛みもないだろう。
メットをかぶった瞬間に曇りが発生したのでヤバイかと思ったが、走行を始めると曇りもとれ、なんとか行けそう。無理なスピードを出さず、80~90キロ程度で第一走行車線を走れば安全か。
このゴタゴタがあって箱根越えルートは諦めた。とてもじゃないが前が見えにくい状態で夜の箱根道を進むことはできない。新東名に比べれば渋滞は短いはずと言い聞かせてそのまま進むことにした。
21:30 自宅到着
御殿場JCTからの渋滞は通過に30分となっていた。足柄SAあたりまでは渋滞解消されることもないであろう。しかし勝手はしっているのが幸い。また低速走行になることでシールドの不安もだいぶ減った。雨も止んでくれたのでシールドを開けて走行することもできた。
普通であれば一時間程度の道のりが、結局二時間ほど掛かって自宅到着。何しろ事故がなくてよかった。最後の最後にアクシデントだらけで疲れた。
二日間の総行程1108キロ。
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