2017年12月27日水曜日

GANTZ:O

 奥浩哉の著作を読んだこともあり、CG映画「GANTZ:O」に興味がわいた。原作漫画は当然読んでおり話の筋はわかっているので、ササっと評判を見てみると高評価ばかり。なら見てみようかとなった。
 今作は長編漫画である「GANTZ」の中から大阪編に舞台を絞り、また原作を知らない人でもわかるように背景を少し手直ししてある。ただし些細な改変なので原作ファンとしても許容できるレベル。もっとも原作を読んでない人が見て理解できるかは不明。

 元々「GANTZ」は背景作画に CG を取り入れていたことで有名。正確なパースや精細な描画が特徴であり、今回の CG 映画とも相性が良かったようだ。また特徴的な武器などがよりリアルに描写され、普通の銃のように撃って終わりではないギミックも上手く動画化されていた。原作ファンからすればまさに漫画の世界がそのまま動画になった感がある。
 キャラクターも原作の味を上手に取り込んでおり、元々盛り上がる大阪編ということもあり感情移入しやすい。レイカと杏の胸が揺れすぎなのはご愛敬か。漫画で衝撃的に描かれた大阪チームメンバーの死亡シーンもきっちり再現している。人体欠損表現もしっかり行うことで悲惨な戦闘場面はより悲壮なものとなり、特に杏の最後は悲しくなる。

 玄野は冒頭シーンのみで加藤は新設定の独立したストーリーと思いきや、ラストで原作とうまく融合させることにも成功。筋肉ライダーもワンカットながら登場させるなどファンサービスも巧み。確かに高評価ばかりならぶのも無理はないなと思う作品だった。


 そういえば先日、Amazonのオリジナルタブレット「Fire HD 8」を購入した。セールが行われていて4,000円引きだったため。スマホがあるので必要ないかなと思い、欲しいながらも購入してこなかったタブレット端末だが、セール後価格が8,000円であれば失敗してもいいかなと思えた。Nintendo Switch にブラウザ機能があれば便利なのにと思っていたが、これでしばらく不要になった。
 当たり前だが使用感はスマホとほぼ同様。Andoroid ベースながらオリジナル OS で動作しているというのがやや引っ掛かるが、正直スマホアプリはほとんど使用していないので支障ないはず。それよりもスマホより広い画面で当然文字も大きいし入力もしやすいしで便利。テレビを見ている時やゲームの攻略を見たい時などにサッと別画面でネット閲覧できるのは便利だ。WiiU は本来こうあるべきだったのにね。
 若干本体が重くて一回り大きすぎたかなという感はあるが便利便利。

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