伊豆半島も制覇したことだし、今回は富士山へ向かうことにする。CBR400R を買ってすぐに山中湖へ行ったことはあるが、今日は河口湖以降の富士五湖と、富士山五合目までの各登り口制覇が目的。
8時半出発。西湘バイパス国府津インターから箱根新道へ。通いなれた道。新道の七曲りで事故と遭遇。コーナーの頂点あたりにバイクが突っ込んでおり、すぐ後ろにはミニパト。こんなところで取り調べするはずはないし、ライダーさんらしき人が縁石上で肩を抑えているのでオーバースピードによる自爆かな。ツーリングに行くたび事故を見るねぇ。
気を引き締めて箱根新道クリア。御殿場方面へ向かうため芦ノ湖スカイラインへ。バイカーに好まれるこの道だが、自分はあまり好きではない。有料道路のわりに距離が短いことと、サーキット走行よろしく深いバンクで走るライダーが多いから。しかし今日はいい天気で目的地たる富士山もよく見えており、眺望を楽しむという意味ならいい道路なのかなと思った。
芦ノ湖スカイラインにて富士山をながめつつ、そのまま箱根スカイライン、長尾峠へ。きついカーブの多い山道という感じだが、交通量が少ないのがうれしい。こうして御殿場に到着。あとは国道138号線を北上するだけである。
すると道沿いに告知看板がいくつも立っている。どうやら山中湖畔にてサイクリングのイベントがあるらしい。そういえば来る途中も箱根ターンパイクを貸し切りで自転車によるアップヒルイベントがあったようだが、今日はサイクリング記念日か何か?Google Map で調べてみると、案の定山中湖畔は渋滞になっている。つい先日、山中湖へはヤビツ峠~道志経由で来たばかり。渋滞の中行く理由はないなとあっさり切り替えキャンセルすることにした。
富士五湖道路須走IC 到着。そのまま河口湖方面・・・へは行かず、最初の目的地須走口へゴー。この道は裾野を一気に直線で駆け上がり、そこから急カーブの連続で五合目まで到達するという男らしい道。登山口にはたいした建物もないから交通量も少なく、ひとりツーリングにはなかなかの道である。
大きなカーブをああでもない、こうでもないなんて思いつつ通過。ついに五合目須走口到着。以前来たときは雲海が広がっていたが、今日は雲が少ない。しかしいい天気で眺めも良好。次の目的登山口は富士スバルライン五合目なのだが、これまた Google Map によれば渋滞中。ワインディングの渋滞はストレスたまるだけで楽しくないからパス。富士五湖巡り(山中湖除く)を優先する。
さて写真。いつもなら一眼レフで写真撮るのだが、CBR400Rでツーリングに行くときは荷物を持ちたくないので持参していない。しかし前々回の伊豆半島ツーリングでスマホのカメラを使ったところ、割ときれいに撮れるしネット連動できるので使いやすいと、今回割と写真撮りまくったのだが、この調子でアップしていくと日記が書けなくなるな。なので以降写真は割愛。他の機会にまとめよう。
さて須走口から降りてローソンで腹ごしらえ。そのまま富士五湖道路に乗る。山中湖ICを通り過ぎ、河口湖を目指す。河口湖への降り口は「富士吉田」と「河口湖」があり、どちらもすぐ近いのだがどうなってるのだろう?と思いつつ進めば、どうやら「河口湖IC」は乗るだけで降りれない様子。手前の「富士吉田IC」にてバイパスを降りる。
降りた先の道はよくわからないのだが、風景からして進行方向左斜め前方あたりがあやしい。ほどなく「河口湖大橋」の案内標識が出てくるのでビンゴ。河口湖に到着した。山中湖に比べると入り組んだ湖畔のため広さはあまり実感できないが、広さはだいたい同じくらいの大きな湖。橋を渡ってすぐを左折。県道21号線に入り、湖北をなめるように進んで行く。道中美術館のそばで一休み。芝生がきれいでリフレッシュできた。
このまま21号線を進んで行けば西湖に到着である。山中湖や河口湖に比べ半分くらいの大きさ。町から少し離れているためか開けていない感じ。ここも21号線をひた走って通過。いったん国道139号線へ出てから青木ヶ原樹海を横断し、精進湖に到着。富士五湖の中では一番小さな湖で、西湖と同様あまり開発がされていない・・・と思ったが、湖面にはブイがいくつも浮かんでおり、また釣り師のボートが何隻も連なっている。昔学生時代に何度かキャンプに来た記憶があるが、当時に比べれば観光化されたなあと感慨深い。当時キャンプを張った湖畔には車が何台も止まっていて、あの静かな秘境めいた趣はまったくなかった。
正直富士五湖の中では学生時代の思い出もあったりするので、精進湖が大目標だっただけに、様変わりした姿にちょっとがっくりきてしまった。傷心を隠しつつ最後の本栖湖へ。山中湖、河口湖に次ぐ広さの本栖湖。水深は120mと五湖の中ではもっとも深い。他の湖と比べて形が四角に近いので湖面全体を見晴らすことが出来、それが逆に湖の静かさや神秘さを醸し出している。これで霧が出ていればネッシーでも出てきそう。深い水深も想像に拍車をかける。ちなみに山中湖や河口湖は広さこそあれ水深は15m弱。本栖湖に比べれば水たまりみたいなもん。
ここまでの湖は湖北をながして終わりだったが、本栖湖は一周して元の道に戻ることができるので、ぐるっと一回り。神秘的だと思っていた本栖湖だったが、湖北あたりはキャンパーやウインドサーフィンやらの車が道路を占拠。片側一車線通行を余儀なくさせられている。当然湖面にもウインドサーフィンが群れをなし、あの幻想的な景色は一体どこへ。所詮富士五湖だよなー。都心から高速使えば二時間掛からないだろうしなんて、ちょっと興ざめしてしまった。
富士五湖の写真が一枚もないのもあれなので、本栖湖の写真だけ一枚あげとく。
さてここまで来て時刻は12時30分。本来の予定ではこのまま139号線をひた走り、富士山の周りを一周しようと思っていたのだが、Google Mapを見ると富士スバルラインの渋滞が解消されている。せっかくなので登ってみようと思い立ち、139号線を逆方面つまり河口湖方面へと引き返すことにした。若干雲も多くなってきたので、雲行きが悪くなるようであればスバルライン登頂後帰宅ルート、まだまだ行けそうだったら再び戻ろうという算段。
途中スバルラインの入り口を間違えて迷うも、すぐに引き返して正しい道に戻る。船津登山道入口って所で曲がってしまった模様。ここまで大した渋滞もなく進んできたが、料金所手前で渋滞発生。なんだろう、と思っていたらどうやらハーレー軍団による料金所渋滞だった。観光バスも何台かいるし、天気もだいぶ雲が多くなってきている。富士スバルラインは有料道路だし、お金払って渋滞の中進むのは嫌だなぁ、引き返そうかなぁと悩んでいる間に料金所に着いてしまった。通行料金往復で1,640円。なんだこの暴利!二度と来ないからと自分に言い聞かせて進めば道はガタガタ。観光バスは軽く抜いたものの、30台近くが千鳥で走行するハーレー軍団は抜けない・・・。しかも音はうるさいしカーブは遅いしで散々。抜けないハーレーにイライラするもその内、両手とオマタ広げてライディングする格好はカマキリみたいで笑えてきた。雨こそ降らなかったが四合目あたりから霧まで発生する始末。到着した五合目は風景なんて何も見えなかった。観光客はかなりいたが中国人ばかり。ああここは観光地のなかでも最悪の部類の掃き溜めだなと認識。大型バスでも通れる緩いカーブで五合目まで一丁上がり。有料道路のくせにロードレーサーまで通すし、それでいて料金はめちゃくちゃ高いしで、たぶんわかっている人は絶対来ない場所だろうね。
大した距離でもないのにえらく時間がかかり、五合目到着は14時をまわる。お腹が減ったが観光客相手の馬鹿高い飯を食べる気にもならず、また天気も悪くなりそうなのでここまでにして富士五湖道路へ戻り帰ることに。
須走ICを降りてそのまま138号線は、東名御殿場ICを目指す車で渋滞中。県道151号線を抜けて国道246に出る道を選択した。これが思いの外いい道で、交通量も少なく、今度こっちに来るときはこの道を使おうと確信した。富士山南回りルートいわゆる富士山スカイラインはお預けになってしまったしね。
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